左沢線(あてらざわせん)は、山形県山形市の北山形駅から山形県西村山郡大江町の左沢駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。「フルーツライン」の愛称が付けられている。市販の時刻表などでは、愛称は「フルーツライン左沢線」と記載されている。 運行系統としては、奥羽本線の山形駅 - 北山形駅間も含む。奥羽本線に乗り入れる同区間では、軌間の異なる山形新幹線/山形線(軌間1,435mm)とは別の独立した単線を有する(運行系統上の仙山線と共用)。 1987年(昭和62年)3月までの国鉄時代は、線路名称上も山形駅を起点とし、山形駅 - 北山形駅間は奥羽本線にも属する重複区間であった。これは、現在分岐駅となっている北山形駅に、当初奥羽本線側に停車場設備がなく、1927年に停車場設備が設けられたために生じたものである。国鉄分割民営化時の「基本計画」において、各地の重複区間を解消する方針から、当線の起点も北山形駅に改められた。