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mixiアプリで始めるOpenSocial入門(2)
――はじめてのmixiアプリを体験してみよう

OpenSocial 基本のキ(2)

ダウンロード sample.zip (305.0 B)

 複数のSNSサイトで共通に使える開発プラットフォームを提供する「OpenSocial」。シリーズ初回では、OpenSocialの概要を紹介しました。今回はmixiアプリの概要と、はじめてのmixiアプリ作成までの流れを説明します。

はじめに

 シリーズ初回では、OpenSocialの概要を紹介しました。OpenSocialはSNS上で動作するアプリケーションに必要な仕様を、SNSに依存しないかたちで定義したものでした。OpenSocialに対応するSNS(コンテナ)は数多くありますが、本連載では今年8月に正式公開された、mixiのOpenSocial対応サービスであるmixiアプリを対象とします。今回はmixiアプリの概要と、はじめてのmixiアプリ作成までの流れを説明します。

mixiアプリとは

 GoogleがOpenSocialを発表したのは2007年11月1日でしたが、早くもその翌日である11月2日には、日本最大の会員数を持つSNSであるmixiがOpenSocialへの賛同を表明しました。

 その後mixiはOpenSocialに準拠したサービスである「mixiアプリ」を開発者向けに「オープンβ」として公開し、2009年8月24日より一般ユーザー向けにも正式公開しました。現時点でmixiアプリが対応しているOpenSocialのバージョンはv0.8.1です。

はじめてのOpenSocialアプリケーションを作ってみよう

 それでは、OpenSocialの最初のサンプルとして、早速mixi上で動作するアプリケーションを作ってみましょう。やや複雑な手順となりますので、順を追って説明します。

mixiアプリ作成のための準備

 現在のところ、mixiアプリを作成するには、以下の条件が必要です。

  1. mixiアカウントを所持していること
  2. (個人の場合は)デベロッパー登録
    (法人の場合は)パートナーアカウント登録
  3. ガジェットXMLを公開するためのWebサーバを所持していること

 1.のmixiアカウントは既に所持しているものとして、2.以降の条件について説明します。

デベロッパー登録・パートナーアカウント登録

 個人の方はmixiにログインしたうえで、「Developer登録」ページよりデベロッパー登録を行ってください(mixiへのログインが必要、以下同様)。

デベロッパー登録画面
デベロッパー登録画面

 なお、デベロッパー登録の際には、本人確認のためと思われますが、携帯メールアドレスの登録が必要です。迷惑メール対策を行っている場合は、mixi.jpドメインからのメールを受け取れるように設定してください。

デベロッパー登録画面。携帯メールアドレスの入力が必要
デベロッパー登録画面。携帯メールアドレスの入力が必要

 法人の方はパートナーアカウント登録が必要です。「パートナーアカウント登録(法人の方)」ページに記されている手順に従って登録を行ってください。

 上記ページからダウンロードできるパートナーアカウント申込書に記入し、法人戸籍謄本と合わせて郵送での申し込みとなります。なお、法人用のパートナーアカウントでは、最大20個までのテストアカウントが提供されるようです。

 

ガジェットXMLを公開するためのWebサーバ

 mixiアプリは前回説明したとおり、mixiのサーバではなく、外部のWebサーバに配置されたガジェットXMLを読み込んで動作する仕組みとなっています。そのため、mixiアプリ作成のためにはWebサーバでXMLを公開する必要があります。Webサーバには特別な機能は必要なく、ガジェットXMLを公開するだけですので、レンタルサーバや、Google App Engineなどの環境を使うこともできます。なお、WebサーバにはガジェットXMLだけでなく、CSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルなどを配置して、ガジェットXMLから読み込むようにすることもできます。

 以上でmixiアプリ作成のための準備は完了です。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 土井 毅(ドイ ツヨシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/4379 2009/10/01 14:00

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