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CES 2018レポート 第8回

サバイバルタフネスを追求したRANGEMANの新作「GPR-B1000」

G-SHOCK、世界初ソーラー&ワイヤレス充電のGPS搭載「RANGEMAN」登場

2018年01月10日 02時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

RANGEMAN(レンジマン)の新モデル、GPR-B1000

 カシオ計算機は1月10日、「RANGEMAN(レンジマン)」の新製品として世界初、ソーラーアシスト、GPSナビゲーション機能を搭載したスマートフォンと連携するコネクテッドウォッチ「GPR-B1000」を発表した。対応するスマートフォンは、Android 6.0 以降、iOS 10 以降。カラーは、黒(GPR-B1000-1)とカーキ(GPR-B1000-1B)の2色展開。

 日本での販売価格、発売日は現時点では未発表。アメリカでは800ドル(約9万円)、2018年4月発売予定。

黒のGPR-B1000-1

カーキのGPR-B1000-1B.

 RANGEMANはタフネスを追求したG-SHOCKのなかでも、極限状態での使用を想定した「Master of G(マスターオブG)」シリーズにラインアップ。「GPR-B1000」は、サバイバルタフネスをコンセプトに、方位・気圧/高度・温度計を計測するトリプルセンサーに加え、G-SHOCKとしては初めて「GPSナビゲーション機能」を搭載した。

ルート表示

目的の方向表示

バックトラックの表示

GPS衛星から位置情報を取得、現在位置や目的地の方向を表示

 GPR-B1000は、GPS衛星から位置情報を取得することで、ルート上の現在地や目的地の方向をリアルタイムに表示。またバックトラック機能により、出発地点に戻りたいときにメモリーした往路情報を利用して元の地点までのルートを、方向を表示することで案内する。

リコールモードでログデータを表示

アイコンを設定することで、任意のポイントに特徴を最大60ポイントまでメモリー可能

 さらに、通過したルートのログやポイントの情報(緯度/経度、高度や温度など)を、メモリーすることができる。

スマホ側では、通過したルートをアプリ上に2Dマップ(左)や3Dマップ(右)で表示する

Bluetooth経由でスマートフォンと連携

 独自アプリ「G-SHOCK Connected」により、スマホを介してタイムサーバーに接続することで、世界中で正確な時刻を受信。ワールドタイムの設定やアラーム/タイマーの設定もスマホのアプリ側で簡単に操作できる。

GPSナビゲーション作動中に、スマホで撮影した写真をタイムラインに時系列で表示可能

 スマホ側のG-SHOCK Connectedでは、GPSナビゲーション機能の出発地/目的地やルート設定、通過ルートの地図表示、通過ポイントを撮影した写真とともに時系列にタイムラインで表示する機能などを備える。

GPR-B1000のケース裏にG-SHOCK初のセラミック素材を採用したことで、ワイヤレス充電に対応。ケース本体を包み込む形状をしているので、外れにくいと予想される

過酷な環境下でも時を表示、ソーラーとワイヤレスのハイブリッド充電式

 GPS機能を「NORMAL(間欠受信)」で使用する場合、約5時間のワイヤレス充電で約33時間の使用が可能。屋外でGPS機能が使用できないバッテリーレベルになった場合、ソーラー充電で一定時間再駆動させることができるという。

 なお時刻はソーラー充電で表示する。そのため、GPS機能の使用状況に左右されることなく、光さえあれば時刻表示を継続する。

過酷な環境に耐えるタフネス構造

 G-SHOCK初のセラミック製の裏ぶたを採用。これによりワイヤレス充電に対応し、GPS電波を高感度で受信する。防塵、防泥のマットレジスト構造、耐衝撃構造を採用し、−20度までの耐低温仕様やカーボンファイバーインサートバンド、サファイアガラス製風防、20気圧防水など、過酷な状況での使用を想定したRANGEMANらしい仕様だ。サイズは60.3×57.7×厚さ20.2mm、質量は約142g。


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