PacketiX VPN 3.0を年度内に公開
ソフトイーサは、TCP/IPネットワーク上にソフトウェアのみで高速・安全なVPNを構築できる仮想VPNソフト「PacketiX VPN」の最新バージョン、「PacketiX VPN 3.0」を近くリリースすることを明らかにした。
同社の代表取締役会長で、PacketiX VPNの開発者でもある登 大遊さんが、当編集部の取材に対応してくれた。
登さんは「日付はまだ確定していないが、遅くとも年度内には“PacketiX VPN 3.0”を正式リリースする。2008年内にはβ版を公開したい。」と明言した。
2005年12月に前バージョン「PacketiX VPN 2.0」が登場してからほぼ3年。待望のバージョンアップとなる。
「PacketiX VPN 2.0」は、正式リリース以来多くのユーザーを獲得。また、2007度の「情報化月間」で経済産業大臣表彰を受賞するなどして知名度は高く、ソフトウェアVPNのデファクトスタンダード的な存在となっている。
「先日の情報処理技術者試験にも、ソフト名は明記されていないものの、どうやらPacketiX VPNが問題として取り上げられたようですね」と登さん。
確かに、2008年10月19日に実施されたIPAの「平成20年度秋期情報処理技術者試験」における「テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験」の午後II部の出題にVPNがらみの出題があり、解決手段として提示されているソフトウェアVPNの記述は、その仕様からPacketiX VPNだと推測できるという。
そんな国民的ソフトウェアとなったPacketiX VPNの最新バージョンは何が進化し、便利になるのか。
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