ニコニコの「神曲」、集めてみました──。
ニコニコ動画といえば、2007年1月に始まって以来、「思い出はおっくせんまん!」「レッツゴー!陰陽師」「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」など、ユーザーに数百万回再生されるような心に残るコンテンツ(ニコニコ風に言えば「神曲」)を生み出してきた。
そして9日、その有名タイトルを12曲集めたアルバム「CDで聞いてみて。 ~ニコニコ動画せれくちょん~」が発売された。さらに順次、すべての曲がカラオケでも歌えるようになるという(配信会社はUGA)。ニコニコファンにとっては、喜びもひとしおだろう。
今回、このCDに含まれる「思い出はおっくせんまん!」を歌うゴム氏と、CDにスーパーバイザーとして参加したドワンゴ・エージー・エンタテインメント取締役の齋藤光二氏に取材をした。ゴム氏といえば、4日に「ニコニコ大会議」のステージに現れて、観客を大いに沸かせたトップニコニコアーティストだ(関連記事)。話を聞けば、ゴム氏はとてつもない環境でボーカルを収録しているという。
過去の取材記事
4畳半に防音室を置くという「暴挙」
── 「おっくせんまん」は、「レモーン!!」など、声が裏返ったシャウトが印象的ですよね。あんな叫び声だと自宅録音は不可能だと思いますが、どこで録っていますか?
ゴム いや、それが自宅なんです。ウチには防音室があるんですよ。
── 「俺用」の防音室!
ゴム しかも自分で作りました。クローゼットを買ってきて、遮音性の高い石膏ボードと、スタイルフォームやグラスウールといった吸音材を付けています。一応、電気も引いて、合計5万円ですかね。
自宅はワンルームの4畳半なんですが、そこに防音室を置いているので、かなり生活空間が侵害されているというw
── 4畳半に防音室!? それはある意味、暴挙ですよ!
齋藤 同じニコ動の歌い手で、以前のCDに参加してもらった「Re: 」(れ)さんも4畳半に住んでいて「4畳半クオリティー」なんて言われていますが、彼は実家の自分の部屋が4畳半なんですよね。だから本当はゴムさんの方が「真の4畳半クオリティー」という。
ゴム Re:さんとは、いつか一緒に「4畳ハンズ」でコラボしたいねって話してますw