去る5月22日から2日間に渡って、知ってる人は大喜び、知らない人は屁のツッパリもいらない程の祭典、Make: Tokyo Meetng 05が開催された。
屁がツッパらない人に説明しておくと、オライリーという出版社が発行している『Make』という電子ホビー系工作雑誌の信者が集まる祭典だ。電子ホビー系工作雑誌と言っても「ト●技スペシャ●」と違って、実用性は皆無で(笑)ネタが半分技術が半分という、アメリカンジョークが炸裂した内容だ。ま~、言うなれば本の半分以上がASCII.jpの工作記事ってトコだ。ソレを書いている本人が言うのもナンだけどネ。Webで例えるなら、正統派PCサイトのImpres● Watc●と、自作PCを舐めきってるASCI●.jpぐらいの違いだ。
こんな『Make』を読んでいる読者は、頭の中も発酵しており、自らをMaker(メーカーではなく、メにアクセントの付いたメィカー)と呼び、創作意欲のおもむくままに自らバカ工作に腕を奮う。Make Meetingは、その汗と涙と多大な無駄を詰め込んだ自信作をお披露目して笑ってもらおうじゃないか!という祭典なのだ。
とはいえ、中には「それ論文で発表すべきだろ?」とか「どちらかというとトラ技」な、実用的かつ素晴らしすぎる発明品もあるため侮れない。
毎回規模が大きくなり、今回は東京工業大学の大岡山キャンパス(の一部)で開催された。真面目な東大じゃなく、人間臭いエンジニア学生が集う東工大ってとこがポイントだ。
ここでは、技術と知識を無駄に使った発明家メィカーたちのトンデモ発明品を紹介していこう! ドクター中松なんて屁のツッパリはいらんですよ!
ラジコンで操作するマウス!
クリックはクラッシュで!
「デイリーポータルZ」のラジコンで操作するマウス。操作性は、もう最悪です。クリックは前後についているスイッチを壁などに衝突させるのだが、そりゃ「クリック」じゃなくて「クラッシュ」だろ! ちなみに「ダブルクラッシュ」するには、かなりの経験値が必要。
麻雀のルールより牌の読み方の方が難しいぞ!
「工学研究部」からは、大逆転のどんでん返しが期待できる立体オセロと、ポータブル4人麻雀! とくに4人打ち麻雀は、7セグメントLEDを使っているので、手牌も捨て牌もなんだか分からない状態! しかもポータブルと言ってる割にポータブルじゃないところが、当社比的で素敵だ!
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