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ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2010-12-30

MySQL 5.5新機能徹底解説

今年も残すところあとわずかとなった。2010年もIT業界にとっては変化の多い一年だったが、皆さんにとっては良い年だっただろうか?既に何度かMySQL 5.5の新機能については取り上げたが、ついに正式版がリリースされたということでここで改めて新機能を解説し、今年最後のエントリを締めくくろうと思う。

MySQL 5.5にはこれでもかっ!というぐらい新機能が追加されている。しかもいずれもナイスなものばかりだ。一般的には、ソフトウェアに新機能が追加されると重くなったり安定性が低下する事例が後を絶たないのだが、MySQL 5.5に関してはそのようなことは全くないので安心して利用して頂きたい!

2010-12-24

入魂レビュー:保坂のぶとの現場レポート 八ッ場ダムはなぜ止まらないのか

今日はコンピュータとは無縁の話なので、興味が無い読者の方はスルーして頂きたい。

社民党前衆議院議員である保坂のぶと氏が、先月入魂の「八ツ場ダムはなぜ止まらないのか」というドキュメンタリーDVDを制作・出版された。このDVDはアマゾンで現在購入することが出来る。値段は2100円、時間は40分ほどだ。ここのところあまりトップニュースに上ることがない八ツ場ダム関連事業であるが、国民がこれをこのまま放置していては絶対にいけない!!ということを痛烈に実感させてくれるDVDであった。このDVD一枚だけで、八ツ場ダム関連事業の胡散臭さ、そして行政が如何に信頼に足らない存在なのかということが理解できる。

このDVDは必見過ぎるので是非皆さんにも購入して頂きたいのだが、八ツ場ダムの現状を皆さんに知ってもらいたく、DVDの概要を紹介しつつ作品をレビューしようと思う。その前に、まずはこのDVDを制作された保坂のぶと氏に感謝の気持ちを表したい。ありがとう!!

2010-12-21

なぜデジタルコンテンツが売れないか?ビジネスモデルがダメか

ドワンゴ会長の川上氏であると噂されている(?)kawango氏が、ブログで次のようなエントリを綴っている。

なぜデジタルコンテンツが売れないか?DRMがダメか - はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

興味深いエントリなので皆さんにも読んでみていただきたいが、時間のない人のために要約すると話の骨子はこうだ。「日本で今コンテンツビジネスの売上高は凄いが、それはガラケーでDRMがうまく機能しているからだ。スマフォが台頭するとコンテンツビジネスがダメージを受けるので、DRMの代わりになるクラウド型のコンテンツサービスを構築せねば!」

正直意味が分からない。そのようなコンテンツサービスがあったところで誰が利用するのか謎である。DRMつきの楽曲ファイルよりもさらに不便なのだから。

今日は、kawango氏に目を覚ましてもらいたい一心で、何故そのサービスがいけないかということについて論じてみよう。

2010-12-14

書評: <反>知的独占 〜眼から鱗の2010年の必読書〜

この書籍は、筆者が「今年最も読んで良かった!」と思う一冊である。当然ながら皆さんにもぜひ読んでいただきたいので、本ブログでも紹介させていただくことにする。本書は「知財が如何に社会にとって害悪であるか」ということを解説した書籍であり、「知財でひと儲けしよう」という人には向かない。本来社会があるべき姿、つまり「知財がなければ世の中はもっとよくなる」ということについて知りたい人は、ぜひこの本を手に取るべきである。

2010-12-10

自分で育む快適英語生活!

英語のドキュメントを日々閲覧するギークにとって、英和・和英辞書は手放せない。より快適に英語の文章を読んだり翻訳したりするため、Webページ内で文章を選択するとポップアップして辞書へのリンクを表示してくれるChrome拡張を作成した。ポップアップには選択した文章を「英辞郎 on the WEB」で検索するためのリンクと、Google Translateによる訳が表示されるようになっている。

2010-12-07

公園で青少年健全育成条例について考えた。

俺には幼い息子が一人居る。最近、休日はちょくちょく栃木県壬生町にある「とちぎわんぱく公園」に出かけて一日中息子と過ごすことが多い。わんぱく公園ではヤギが飼育されており、柵ごしに子供たちがそのへんに生えてる葉っぱなどをあげられるようになっている。そこでちょっとした発見があったのでブログにしたためておこうと思う。

2010-12-05

日本人として今回の著作権法改正に反対する理由

朝日新聞によると、日本版DMCAとも言える法案が文化庁から提案されようとしている
--- 引用 ---
DVDやブルーレイなどに収録されている市販の映画やテレビドラマなどの映像ソフトをコピー(複製)する行為は、家庭内であっても違法になりそうだ。暗号化技術を使って保護されているソフトが対象で、保護を破るプログラムの製造や配布も禁止される。ネット上にあふれる「海賊版」を抑制するのが狙い。文化庁が3日、方針を固めた。
これは、映画会社に一時的な利益をもたらすかも知れないが、社会にとって如何に弊害をもたらす行為かということを、文化庁はまるで分かっていない。ソフトウェア産業が萎縮するだけでなく、利用者にとっても、そして本来利益を享受できるはずだった利権者側にとっても最終的には不利益となるであろう法案である。一体誰が得をするというのだろうか?

今日は、如何にこの法案が間違っているかということについて論じようと思う。

2010-12-02

"オープンソース"の名を冠したプロプライエタリな人向けのセミナーに参加した件

先月中旬の話になるが、マイコミジャーナルで紹介されていた「事例に学ぶ オープンソース知財セミナー2010」というセミナーに参加してきた。(主催はオージス総研)サブタイトルは「オープンソースに潜む法的リスクとその対策のヒント」という謳い文句であり、オープンソース独特の法的リスクの話が聞けるかも知れないと思い申し込んだ。だが、結果は見事に裏切られた!

ひとことで言うと、今回のセミナーはオープンソースのセミナーではなかった!というのが拙者の正直な感想である。あまりにも酷い内容だったと言って差し支えない。酷かったのは各々のプレゼンの質などではなく、その欺瞞に満ちたメッセージである。そのようなメッセージを放置すると、オープンソースに対する誤った知識が広まる恐れがあるので、本エントリにて批判させて頂こうと思う。