昨日は、疲労困憊で家にたどり着いたので、ブログを書く余裕もなく爆睡しました。
荒島岳、登頂してきました!!
← 今日は久しぶりにパソコンから更新しています。やっぱり、キーボードで文章書くと楽ですねぇ
荒島岳というのは、福井県の大野市にある標高1,523mの山です。
標高も決して高いほうではないし、富士山や黒部五郎岳みたいに著名というわけではない山なのですが
非常に登りやすく、かつ登り甲斐もある(距離が長くてコースが整備されている、迷いにくい、眺望が良いなど)山だと思います。
YAMAPのモデルコースでは3種類用意されていますが、一番短いルートでも6時間45分とありますので
かなり体力が必要です。
難易度は高くない(キレットは無し、鎖場も一か所だけ)ので初心者でも登れますが
山頂にもルート上にもトイレや水場がなく、とにかく体力だけは無いとしんどいコースだと思います。
あ、登山口に綺麗な無料トイレはありますし、近くに大きな道の駅もありますので、多少でも山の経験のある人なら十分に登りやすい山だとは思います。
でも、スマホ片手にスニーカーで登ろうと思うと地獄を見ますので、その点はご注意いただければと思います。
ま、私のブログを読んでる人の中に、そんな愉快な山ガールはいないでしょうけどねw
私は今回、「中出(なかんで)ルート」というモデルコースで登ってきました。
このルートは、一番距離は長いけれど傾斜が緩く、初心者向けという触れ込みでしたが
コースタイムが標準で8時間弱あります。
初心者で、8時間歩ける人っていうのもなかなかいないような気がするのですが…YAMAP、結構スパルタなんですよね^^;
私は結局、10時間半の行動時間でした。
いやぁ、登りはほぼオンタイムだったんですけど、下りで足を痛めちゃったんですよね…もともと、右足にマヒがあるので下りは苦手だったのもある。
まぁ、麻痺のせいだけにはできませんけどね。フツーに体力無いだけかもだけど。
朝、出発するときにクマ鈴を忘れていることに気が付いて
そのまま登山を中止するかどうかで委員長と揉めちゃって、少し開始時間が遅くなってしまいました。
それで、ちょっと気持ちに余裕がなかったので、登山途中の写真もほとんど撮らなかったのですが
キノコの写真だけは撮りましたw
ねー!デッカいよね!!
すごくない??
実は、この写真は登りのときに撮ったものなのですが
下りのときに確認したら(今回はピストンコースだったので同じルートで下りました)、ナニモノかにボッキリと折られていました(´;ω;`)ウゥゥ
なので、この写真は、巨大キノコ氏の最後の雄姿となります。さようなら、キノコさん…
誰よ、こんな可愛いキノコさんを折ったやつ٩( ''ω'' )و
猿とかだったら、ゆるさん!(タヌキなら許す)←タヌキに甘い人
中出コースの場合は、中出登山口⇒小荒島岳⇒シャクナゲ平⇒ももちが壁⇒荒島岳山頂というルーティングになります。
小荒島岳、最高のお天気で登れました!
背景に見えている山が、荒島岳の山頂になります。
今からアレに登るのか…とうつろな目で写真を撮りました。
小荒島岳に登るまでに3時間以上かかってましたからね・・・ここまでで、結構キてました。
荒島岳、「傾斜が緩い」とか全然うそやん・・・ずーーーーっと登り通しで辛かったよ^^;
これが、シャクナゲ平を過ぎて少し行ったあたり。
「山頂まで500m」の看板がある地点です。
500m、って聞くと「あとちょっとじゃん!」って一瞬騙されますが
結局1時間近くかかりましたよwくっそーww
写真のなか、ほそーい登山道が見えますかね??
一度下ってから、アレを延々と登るのです。割とマヂで心折られる風景ですwww
ひゅー!
雲海、マヂで感動した!!!
きつかったけど、ほんっと眺望は最高でした。
あぁ、写真見てたらまた登りたくなってきましたよ~(でも来年な!今年はもういいわ)
先ほども少し書きましたが
登りは、ほぼオンタイムで登ることができました。
なので、下りは行きよりもペースを上げられるかと思っていたのですが
行きは良い良い、帰りは恐い
初心者丸出しの登山は、帰りのほうが難航するのでした・・・そうだった。すっかり忘れてたけど私、そういえば超ド初心者だった・・・
荒島岳の山頂付近には、「ももちが壁」という有名な急坂があるのですけれど
私はここで、階段下に後ろ向きに転倒し、頭から階段を2段転げ落ちるという危険な転倒をしてしまいました。
ちょっと、疲れていたのだと思います。
なんでもない所で何度も尻もちをつくようになっていて、自分でもちょっと危ないなとは思っていたのですが
急な段差(1段で50cm以上あるような)の階段を後ろ向きに降りようとしたとき
麻痺してる右足が段差の手前に引っかかってしまい、そのまま引き抜くことができなくて
後ろ向きに階段を飛び降りるような勢いで、盛大に倒れちゃったのですよね。
で、周りには何もつかめるものがなかったので、そのまま背中から2段ほど階段をスライド。
それでも全然勢いが止まらなくて、そのままさらに下の段まで転げ落ちそうになってたんですけど、必死で手足をばたつかせたら、右足が木の枝に引っかかって
それでなんとか身体が停まりました。
倒れた瞬間、「ドーン!」とものすごい音を立てちゃったので、周囲の登山客の人も「事故か!?」「滑落!!?」とちょっと騒然としてました(ご心配かけちゃって申し訳なかった…)
私は、あまりの衝撃にすぐには声を出せなかったのですが
スライドしながら下の段に立っていた委員長と目が合い、「あ、委員長が真顔だ」と思ったことだけは覚えています^^;
逆に委員長は、轟音に驚いて振り返ったら、上のほうから嫁が真顔でスライドしてきたので(私は空を向いて背中からスライドし、委員長はそんな嫁と見つめあってしまった)、無表情で滑ってくる嫁を見て「何だ、何が起こってるんだ?なんだこいつ」と思ってしまったみたいです(笑)
「あまりのことに、一瞬固まった」と後で言ってました。
私は、彼に心配をかけたことに謝りつつも、この転倒で破れてしまったサポートタイツ(15年くらい前にお小遣いをはたいて買った虎の子。高いんだよ…)にショックを隠せなくて
「タイツが・・・タイツが・・・」と呟きながらずっと下山してました。
お気に入りだったんよ、私のCWX・・・。フルマラソンはずっとこの子と一緒に走ったんだよ…(号泣)
という次第で、タイツは破けたし右足首はひねりました(木の枝にひっかかったからね)けど、大きな怪我はなく転倒を乗り切りました。
頭を怪我しなくて本当によかった。
あのままがけ下に落ちてたら、冗談抜きで命の危険がありました。
あぁ、よかった。ヘルメット、買うべきかしらねぇ
その転倒がきっかけになって、下りのペースがグッと落ちまして
結局、行きと同じか、むしろ遅いくらいのペースしか出せなくなりました。
右足首がパンパンに腫れて痛かった~。ロキソニンも切れちゃったので歯を食いしばって下山しました。
ぎりぎり日没前に下山できたので、本当に良かったです。
一応、ヘッドライトは準備していましたが、クマの出没が心配される地域だったので、明るいうちに下山したかったのですよね。
もともとそういう計画は立てていましたが、思ったよりも時間がかかってしまったので
日没ギリギリの下山になってしまいました。
なんとか下山して自宅に帰る途中、山道で子熊が二匹、目の前を横断しましたから
本当に「クマ出没注意」の看板は伊達じゃねぇと思いましたよ(。-`ω-)アブネー
そんな感じで、若干のトラブルはありましたが、無事に登り切ることができました。
いや~、荒島岳は長い(笑)
長いけど、本当に登りやすくて眺望の良い山です。
いい山でした。
来年は、長男と3人で登りたいな~
以上、初の荒島岳チャレンジでした。
明日は、登山の前日に遊びに行った福井の町の様子を書きたいと思います!
ではみなさま、来週もがんばりまっしょい♪