バックがピンぼけの写真だけを撮っていても初心者は上達しない理由 追記あり
はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。
ブログはWordPressにて継続しているので、よければ是非訪れてください。
なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。
写真は好きだけど、下手の横好きな鈴木です。
こんな記事を読みました。
カメラ初心者におすすめの写真・撮影をもっと楽しむ方法10選 | 株式会社LIG
うんうん、ためになるな~と読んでいました。
が1点のみ納得出来ない事がありましたので書いてみます。
季節外れですが、上の写真を綺麗だとか上手いとか言ってもらえれば当然嬉しい限りなのですが、こういうピントを一部だけに合わせている写真は、確かにプロっぽく見えるんですよね。見えるだけですよ。
今回のLIGのエントリーは
カメラ初心者におすすめの写真・撮影をもっと楽しむ方法10選
なので、プロっぽく撮影できるコツで撮影を楽しむという事で理解出来るのですが、その中の5番
5. 単焦点レンズで写真をボカす
という事が書かれています。
確かにこれは初心者には正論で、プロっぽく撮影出来る事で撮影そのものが楽しくなるんですよね。
しかし、初心者の内でこれだけにはまってしまうのも危険すぎるかな?と思います。
2枚の写真を比べてみる
少し画角は異なりますが、同じひまわりを撮影したものです。
どちらの写真が好きですか?
正解は当然ありません。写真なんて見た人が綺麗かどうか、好きかどうかを決めれば良いだけのものです。
もちろん、プロカメラマンの場合は、そのテーマや目的に沿った撮影を行わないといけませんが。
上の同じひまわりの写真の絞りは、上の写真が f8 下の写真が f32 としています。
どちらの写真が好みか、人によって分かれると思いますが、個人的には下の写真の方が好きです。自分で撮影したものですが(^^;
ひまわりは夏の花なので、夏の力強さをイメージさせるために鮮明に撮影した方が良いと思い絞れるだけ絞った状態で撮影をしています。
また一番上の桜の写真は春という少し淡いイメージを出したかったので、わざと淡くピントを一部にしか合わせずに撮影しています。
自分の中で描いたイメージが共に鮮明に写っている写真です。
ちなみに上記の写真はすべて単焦点レンズで撮影しています。
このレンズです(カメラは、Canon EOS5D Mark2)。
Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2009/10/31
- メディア: 付属品
- クリック: 42回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
ただ、初心者の内は、同じ単焦点レンズでもズームレンズでも絞りをいろいろ変えて撮影する方がよほど楽しいと思いますし、練習にもなると思うんですよね。
絞りの加減なんて、経験で解ってくるものですし。
そして、絞りを変えて撮った写真を見比べていく事で本当に学んでいけます。
一時期、三脚を使って、絞りだけを変えて何枚も撮影を繰り返していた事があります。そうする事で、本当に絞りの感覚を学べました。
初心者のままでいるのか、それとも次のステップへ進むのか?
せっかく一眼デジカメを買ったのなら、上手くなりたいと思う人が多いと思います。
もちろん、写真は楽しんで撮るのが一番です。
でも、どうすれば良い写真が撮れるか考える事を楽しまないと次のステップ、脱初心者にはなれないと言えます。
この記事を読んで鵜呑みにして、単焦点レンズを購入して、バックがピンぼけの写真ばかり撮るようになったら、残念だな~と思い書いてみました。
個人ブログなら別に良いと思うのですが、企業が行っているサイトならいくらライターが書いたと言っても、もう少し親切に書いてあげるべきだと思うんですよね。
自分自身が写真の練習で行った事
自分自身が写真上達のために行った事を参考までに書いておきます。
もっとも、上達しとらん!というツッコミは無しでお願いしますm(__)m
1.機能が一番少ないコンパクトデジカメでいろんな撮影にチャレンジする
デジタル一眼は持っていましたが、敢えて一番機能の少ないコンデジで一眼並に撮る事を考え、1ヶ月間それだけで過ごしました。
使える機能が少ない中で上手く撮る工夫を考え実践し、検証する事で自分の中では上達したと思っています。
2.真似る
好きな写真家の写真を見て、徹底的に真似た時期があります。
絵画でもそうですが、師匠とすべき人の作品の模倣から入る時がありますよね。
それと同じで好きな写真家の真似を徹底的に行う事で、上達していけます。
これはLIGの記事の
8. 好きな写真家(師匠)を見つける
に通じるものだと思います。
3.とにかく撮影をしまくる
LIGの記事の
2. とにかく写真をたくさん撮る
とまったく同じです。本当に撮影した枚数でかなり上達していきます。
この3つを行う事でかなり上達したと自分では思っています。
以上です。
このエントリーを読んでくれた方の参考になれば幸いです。
ご清聴、ありがとうございましたm(__)m
追記
豆腐メンタルなので、あまりきつい事を書かれると結構こたえますので、酷い口調の場合ははてブコメントを非表示にする事にしています。
なお、今回は絞りの事を書いているのであってホワイトバランス等、色の事は書いていませんし、私は写真の色の事についての言及は今後も行いませんし、過去にも行っていません。
実際、私が撮影した写真の色についてはおかしいと思われる人が多いかと思いますが、実際に(恐らくは)おかしいので、ご注意下さい。
色合いがおかしい点については、嫁にもよくおかしいと言われているので把握しております。ただ、色合いがおかしいのも1つの個性と考えています。
参考エントリー
ウェブデザインの配色(カラー)について、これからコマースサイトを中心に考えるべき対策 - 鈴木です。
写真の教科書 はじめての人、上達したい人のための写真の手引き
- 作者: 岡嶋和幸
- 出版社/メーカー: MdN
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
一億人のデジカメ「構図」添削講座 ― 写真がめきめき上達する構図のルールと応用術 ―
- 作者: 河野鉄平
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
© 2015 suzukidesu, ALL RIGHTS RESERVED.
文章並びに画像等、すべての著作物の盗用&不正利用・転載を禁止します。特にまとめサイト(NAVER・RETRIP等)での使用を固く禁止します。また、無断で使用した場合は使用料を請求いたします。詳しくはこちらのエントリーをお読み下さい。