3月26日、B1西地区首位の琉球ゴールデンキングスは、川崎市とどろきアリーナで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2…
3月26日、B1西地区首位の琉球ゴールデンキングスは、川崎市とどろきアリーナで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第27節・川崎ブレイブサンダース戦で、オーバータイムの末に116-111で勝利。B1リーグ戦でのチーム最多得点記録を更新し、4連勝を飾った。
天皇杯優勝から好調な琉球は、第1クォーターから22-13とリードを奪うと、第4クォーター残り5分でこの試合最大となる18点差をつけた。しかし、ホームの大声援を受ける川崎にジリジリと詰め寄られると、残り4秒でサッシャ・キリヤ・ジョーンズにセカンドチャンスポイントを押し込まれ同点に。それでも、オーバータイムでは、アレックス・カークの好守に、ジャック・クーリーのオフェンスリバウンド、岸本隆一の3ポイントなど随所に好プレーが飛び出し粘り勝ち。今シーズンの対川崎を2戦2勝で終えた。
個人スタッツでは、ヴィック・ローが28得点9リバウンドでけん引し、岸本が17得点4アシスト、カーク、クーリー、ケヴェ・アルマ、荒川颯も含む合計6選手が2桁得点をマークした。また、福岡第一高校からスラムダンク奨学生として渡米し、18日にプロ転向を電撃発表した崎濱秀斗も第2クォーターに初出場。ミドルジャンパーが外れ初得点とはならなかったが、プロバスケットボール選手としての第一歩を踏みだした。
試合後、岸本隆一は「試合の展開は様々でしたが、素晴らしい雰囲気の中で試合ができ、どのような結果になっても自分たちの力になると思いながらプレーしていました。攻撃では狙い通りのプレーもありましたが、守備の甘さと川崎のアグレッシブな攻撃が重なり、課題が残る試合となりました。ただ、様々な状況下でこれだけの試合ができたことは、チームにとって大きな経験になったと感じています」と、反省点を挙げつつ、前向きなコメントを残した。
これで琉球は天皇杯優勝後のアウェー4連戦を4連勝。2週間半ぶりのホームゲームとなる今週末の第28節では東地区2位・群馬クレインサンダーズを迎え、バイウィーク前の2月8日・サンロッカーズ渋谷戦以来となるホームゲームの勝利を目指す。
岸本は川崎戦でチームを後押しした声援に感謝し、「今週末は久しぶりのホームゲームです。天皇杯から自分たちが蓄えてきた力を表現し、見ている方々に何かを感じてもらえるような試合にしたいと思います」とファンにメッセージを送った。
【動画】延長までもつれた大激戦…川崎vs琉球の試合ハイライト