「オープン戦、楽天7-7阪神」(22日、金武町ベースボールスタジアム) 阪神はオープン戦初戦で追いついての引き分け。収穫は14安打7得点をマークした打線だ。 打線は三回、則本から大山が適時打を放ち先制に成功。続く前川はオープン戦1号3ラン…

 「オープン戦、楽天7-7阪神」(22日、金武町ベースボールスタジアム)

 阪神はオープン戦初戦で追いついての引き分け。収穫は14安打7得点をマークした打線だ。

 打線は三回、則本から大山が適時打を放ち先制に成功。続く前川はオープン戦1号3ランを放ち一挙4点を先制した。同点に追いつかれた五回には、先頭の佐藤輝が低い弾道で右中間席後方のネットに突き刺すオープン戦1号ソロで勝ち越しに成功。その後逆転を許したが、2点を追う七回、前川の左前打などで好機を演出。島田の適時打などで2点を返し、試合を振り出しに戻した。

 V奪回へ打線強化が一つのテーマになっている阪神。「きょうはいいスイングができたと思います」と語った佐藤輝は一発だけでなく、チャンスメークの右前打や第1打席に粘って四球を選ぶなど内容も充実。前川は15日の練習試合・楽天戦に続く一発で、左翼の定位置争いへ大きなアピールだ。

 指揮官は「収穫はしっかりみんなが準備をしてゲームに入ったこと。相手に差し込まれることなく攻撃をしかけられた」と評し、「選手の表情もいい」とチームの姿に目を細めた。

 今年初登板となった先発の村上は2回1安打無失点。来日後初実戦の2番手・ネルソンは1回無安打1失点(自責0)だった。リリーフで開幕1軍を争う岩貞は結果を残すことができず。同点に追いついた直後の七回から登板した門別は3回無失点。九回に2死三塁と一打サヨナラのピンチを招いたが、後続を断ち切った。