◇米国女子◇ファウンダーズカップ 初日(6日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)2025年シーズンのスタートホールとなる10番から、渋野日向子のショットは左に飛んだ。2連続ボギースタートで落としたスコアをなかなか取…

気合十分で臨んだシーズン初戦で出遅れた渋野日向子

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 初日(6日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)

2025年シーズンのスタートホールとなる10番から、渋野日向子のショットは左に飛んだ。2連続ボギースタートで落としたスコアをなかなか取り戻せず、「75」で4オーバー107位。「左のミスが多すぎた。ちょっと思ったより飛んでしまうとかも多かったんで、そこはタイミングの問題かな」と振り返った。

予選ラウンドは笹生優花と同組でプレー

クラブ契約フリーとなり、ひとまず納得の14本をそろえて臨む今季初戦。明らかに気合がみなぎり、アドレナリンも出た。「やっぱり試合になるとね、今までよりもスピードも出ていたし、身体のキレも良かったので、それになかなか合わせることができなかった」。折り返しの18番では1Wショットを警戒していた左のフェアウェイバンカーに打ち込むなど、制御に時間を要した。

ショットの調整に時間を要した

後半3番、4番ではアイアンのセカンドショットが左へ。4番は巧みな寄せでパーを拾ったが、奥ピンに対して厳しい左奥に外している。「飛びすぎ、悪い飛ばし方ではあったので。それは良くなかった」。1Wの飛距離面でプラスになるシーンはあっても、グリーンを狙う局面で縦距離を合わせられなければスコアメークは苦しくなる。パーオン率は66.67%(12/18)にとどまった。

上がり2ホールはタイミングの修正がハマった感覚もあったという。アイアンショットをピン右上4mに絡めた最終9番(パー3)もバーディにつながらなかったが、手に残るフィーリングは良かった。だからこそ、「(一新した)クラブのせいではないんで。自分のタイミングの問題。頑張りどころです」と強調する。

巻き返しを求められる2日目へ

淡々と取材対応を終えると、「くそー」と苦笑い。練習から感じていた手応えを結果につなげられない悔しさがあふれた。巻き返しが求められる2日目へ、日没が迫るドライビングレンジに急いだ。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)