大谷のような強打者との対戦は投手にとって最高にエキサイティングな場面なのだろう(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平は今季、打撃タイトル2冠に輝くなど、改めてそのバッティングスキルの高さを示した。史上初となる指名打者専念でのM…
大谷のような強打者との対戦は投手にとって最高にエキサイティングな場面なのだろう(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平は今季、打撃タイトル2冠に輝くなど、改めてそのバッティングスキルの高さを示した。史上初となる指名打者専念でのMVPにも輝くなど、まさに歴史を覆すほどの打棒をみせつけたシーズンだった。
【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン
大谷の打撃については、その凄さを称える相手投手からの声も米国内で報じられている。スポーツメディア『Sports Illustrated』が、パドレスのマイケル・キングのコメントを紹介しており、対戦経験をもとにした、打ち取ることの難しさなどが語られている。
今季、ソウルでの開幕カードから10月のプレーオフまで、5度のドジャース戦に登板しているキングは、大谷について、「コースの四角などゾーン全体を制御できなければならない。特定のゾーンに集中してもダメなんだ。たとえそのゾーンに複数の球を投げても、彼はしっかり対応してくる」などとバッティングを分析。
他にも、「彼についてのスカウティングレポートでは、内角を攻めるべきだと言われていた。初球に内角高めのフォーシームを投げたんだ。完璧に狙ったコースだったけど、彼はそれを時速110マイルでライト線へ弾き返したよ」として、事前のデータが通用しない投球もあったと振り返った。
また、大谷との対戦への印象として、「いい挑戦だ。最高の選手と対戦できるのは嬉しいし、最高の選手を圧倒できればいいと思っている」と見解を述べている他、以下の様にポジティブな言葉を並べている。
「ああいう選手と対戦できるのは、祝福であり同時に呪いでもある。なぜなら、間違いなくやられてしまうし、昨年は僕も打ち込まれたからだ。でも、本当に楽しいいたちごっこのようなもので、投手として最も好きな部分だ」
同メディアも、キングのコメントを紹介する上で、「過去4シーズンで3度もMVPを受賞したショウヘイ・オオタニが、マウンドで打者として立ち向かうのが難しい存在であることは、驚くようなことではない。しかし、彼と対戦した経験を持つ選手の話を聞くと、オオタニに立ち向かうことの難しさが理解でき、より明確となる」などと綴っている。
今季キャリアハイとなる13勝を挙げた右腕も、「日本人スター」との対戦にはさまざまな想いを巡らせているようだ。そして2025年、ドジャース在籍2シーズン目での大谷のバッティングには、世界中のファンも期待で胸を膨らませている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「どうしたんだ!」ソトの“残念”なユニ姿にファン辛らつ「くまのプーさんのような形をしている」変貌したお腹に総ツッコミ
【関連記事】「オオタニが1番で、君が2番だ」ド軍ロバーツ監督がソトとの交渉の場で明かしていた“電撃構想” 米ESPNが内幕を報道
【関連記事】T・ヘルナンデスは“ドジャース愛”を貫くのか 「依然として再契約を優先」「ヤンキースの優先順位は低い」米記者報道