年俸調停前の出場登録3年目未満の選手を対象にMLBから支払われるボーナス分配金の内訳が決まり、最高額はロイヤルズのボビー・ウィット内野手(24)で307万7595ドル(約4億6200万円)だった。14日(日本時間15日)、AP通信が伝えた。…
年俸調停前の出場登録3年目未満の選手を対象にMLBから支払われるボーナス分配金の内訳が決まり、最高額はロイヤルズのボビー・ウィット内野手(24)で307万7595ドル(約4億6200万円)だった。14日(日本時間15日)、AP通信が伝えた。
2位は新人王に輝いたパイレーツのポール・スキーンズ投手(22)で215万2057ドル(約3億2300万円)、3位は今季37本塁打を放ったオリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手(23)で200万7178ドル(約3億100万円)。100万ドルを超えたのは計8選手だった。
MLBでは年俸調停権を取得するまで年俸がほぼ上がらないため、低年俸で活躍した選手を救済するために22年の新労使協定でこの制度が設けられた。各チームが167万ドル(約2億5100万円)を出し合い、総額5000万ドル(約75億円)が個人賞の投票結果やWARを基に100人に分配される。
ウィットは今季161試合で打率3割3分2厘、32本塁打、109打点、OPS.977を記録し首位打者と最多安打のタイトルを獲得。オールスターに初選出され、シーズン後にはシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞を受賞。MVP投票ではヤンキースのジャッジに次ぐ2位だった。今年2月に11年総額2億8880万ドル(約433億円)の超大型契約を結んでいるが、年俸調停権取得前のためこの制度の対象となる。