誰もが一度は履いてみたい"ハイプな一足" まとめVol.1について
根っからのスニーカー好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「ハイプ」という言葉。元々の辞書的な意味では「虚偽広告」「誇大な宣伝」を示すネガティブな単語だったが、いつの間にかそれが「流行の」「旬の」「カッコいい」というニュアンスに転じ、いまでは「市場価値の高いアイテム」を指すようになった。
本連載では、そんな不思議な流れを経て世間に定着しつつある「ハイプなアイテム」、とりわけ「ハイプなスニーカー」をフィーチャー。今回はこれまで紹介した名作たちを振り返ってみたい。
ラッパー/プロデューサーなど多方面で活躍するトラヴィス・スコット氏と、NIKEのコラボモデル。ベースとなっているのはお馴染みAJ1 Highだが、目を引くのはそのスウッシュの"向き"だ。インラインアイテムとは異なる角度を指し示すNIKEの象徴が、同氏とのコラボ作であることを強く主張している。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥197,000。
1837年創業のアメリカを代表する高級ジュエリーブランド「Tiffany & Co.」が手がけた、スペシャルなAF1がこちら。ひと目でそれとわかる、通称"ティファニー ブルー"を用いたスウッシュが極めて品質の高いブラックスウェードの上に鎮座する。また、ヒール部分のシルバープレートにも注目したい。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥233,333。
マイケル・ジョーダン氏のニックネームの一つである「Black Cat」をカラー名に冠したAJ4の、2020年復刻モデル。各種のパーツ類はもちろん、アッパーからシュータン、ソールに至るまでのすべて(靴底のジャンプマンロゴを除く)を漆黒で統一したこちらは、ゴリゴリにエッジの効いた"玄人好み"の一足だ。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥130,000。
AJ1 Lowをベースにラグジュアリーなコラボモデルを展開したのは、なんとあの「DIOR」。パッと見た感じは白・ライトグレーを用いた柔らかな印象のスニーカーだが、特筆すべきはやはりスウッシュ。NIKEの象徴にDIORお馴染みの柄を重ね合わせた、スペシャルなアイテムとなっている。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥900,000。
もはや「説明不要では?」というレベルにまで達している、ハイプスニーカーの代名詞的存在。AJ1のハイカットモデルに故ヴァージル・アブロー氏が立ち上げた「Off-White」でお馴染みの"タグ"が取り付けられ、さらに「NIKE」のアイコンであるスウッシュにも"あしらい"が施された一足。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥240,000。
"キング・オブ・ストリート"とも呼称される藤原ヒロシ氏率いるデザインプロジェクト「fragment design」と、前述のトラヴィス・スコット氏、さらに「Nike」のトリプルネーム。「真っ白×ややクリームがかった白×黒×鮮やかな青」の4色が絶妙な割合で調和した、そのバランス感に注目してほしい。
記事執筆時(2024年7月4日)のスニダンでの最安値は¥170,000。
「誰もが一度は履いてみたい"ハイプな一足"」連載一覧
▶Vol.1「Travis Scott × Nike Air Jordan 1 Retro High OG TS SP "Sail/Dark Mocha"」▶Vol.2「Tiffany & Co. × Nike Air Force 1 Low "1837"」
▶Vol.3「Nike Air Jordan 4 "Black Cat"」
▶Vol.4「Dior × Nike Air Jordan 1 Low OG "Wolf Grey/Black-Sail-White"」
▶Vol.5「Off-White × Nike Air Jordan 1 High UNC "White/Dark Powder Blue"」
▶Vol.6「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 Low OG SP "Military Blue"」