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それどこ

もっと早く出会いたかったと激しく後悔した育児本

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推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています

はじめまして! 「むすメモ!」というブログを書いている、つかさちずるです。

娘は3歳になり授乳も夜泣きもなくなり、イヤイヤも落ち着いてきた感じがする今日このごろです。そんな中たまたま、ある育児書を読む機会がありました。「新米ママじゃないし読んでも今さら感あるだろうな……」と思っていたら「そうだったの!? 早く教えてほしかったー!」と驚きの連続だったので紹介します。

森戸やすみさんの『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK 間違った助言や迷信に悩まされないために』という本です。

【楽天市場】 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOKの検索結果
Jasmine Cafe(森戸やすみさんのブログ)



なぜこの本がオススメなのか!?

育児書って「出産後に時間あったら読むわ~」とか「何かあったときにネットで調べればいいじゃん」って思いませんか? 私は思いました。

「別に本を読まなくてもネットでより新しい情報が得られるじゃん」って思っていましたが、ネットには情報がありすぎました……。しかも極端なのが……。

産後は、寝不足や不安感からか、判断力が落ちているからなのか、情報が怪しいか怪しくないか分からなくなってしまいます(今ならまず出典を調べるようなことも、新生児期はワラにもすがる思いで信じてました)。私はネットを見るよりも、信頼できそうな本を読むことをオススメします。

間違いだらけだった自分の母乳の知識

産後、私が一番悩んだのは「授乳」についてでした。

出産前は「子どもを産んだらすぐに母乳が出るようになる」と思っていたので、「母乳でも粉ミルクでもいいけど、どっちかと言うと母乳かな~」と軽い気持ちでいました。

けれども母乳推奨の産院だったこと、粉ミルクは調乳や消毒が大変に思っていたこともあり、だんだんと母乳でいくことにしたのですが……。母乳ならでは、な悩みが……。

産後の入院中に、助産師さんから「油っこいものばっかりだとおっぱい詰まるよ~。お薬にも気をつけてね」と驚きのひと言を言われました。そこで退院後は、肉はゆでるようにし、ケーキやチョコは恐る恐るひと口だけ食べていました。風邪をひいたときだけは、漢方薬を飲むようにもしていました。

そんな生活の中、この本の食事に関するページをみて目玉が飛び出ました!!「乳腺炎の原因で明らかになっているのは、おっぱいに母乳がたまることだけ」「ケーキやお菓子は適量OK」なのだそう。ひっくり返りそうになりました。

理由としては「バターや生クリームなどの摂取が原因で乳腺炎になることは医学的に証明されていません」とのことなのだそうです。

授乳中に飲んでもいい薬と飲んではいけない薬一覧もあって、授乳中ってこんなに自由だったんだ……私は自分から苦しい思いしてたのか……と、切なくなりつつ、もっと早く知っておけば!と思いました。


勘違いしてた予防接種のこと


予防接種についても、いろいろと勘違いしていたことがわかりました。

予防接種には、定期と任意があるのですが、この分類って重要度でされていると思っていました……お恥ずかしい。実は「定期か任意かの分類は医学的根拠ではない」のだそうです。「定期接種は公費で行われ、任意接種は国からの公費が出ないだけで世界的にみれば接種すべきワクチン」だそう。定期だけではなく任意のワクチンも重要なので受けた方が良いということをこの本を読んではじめて知りました。

また近年増えてきた同時接種。同時接種するたびに副反応のリスクが高くなるのかな?と不安に思ってましたが、同時に何種類も打っても効果や副反応に差はないそうで、「同時接種がおすすめですよ」という言葉に声が出ちゃうほど驚きました。

日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方(日本小児学会資料、PDFファイル)

娘の予防接種が始まってから種類と回数の多さに驚いたのですが、出産前にかかりつけ医を見つけたり、スケジュールを把握しておけば焦らなかったな~と思います。(本には同時接種のスケジュール表がありました)


離乳食、「1歳まであげない方がアレルギーが出ない」?

離乳食について母子手帳には「生後5〜6ヶ月ごろに開始」と書かれていました。生後4ヶ月ごろ、ネットで調べたのですが「離乳食を与えるのが早すぎるとアレルギーが出る」「1歳になるまであげない方がいい」などの情報が出てきて混乱しました。アレルギーが出たらつらいし、離乳食開始は遅らせた方がいいのかな、とそのときは考えました。

でも、娘は5ヶ月ごろには、私と旦那の食事を食べたそうなそぶりをしていました。母子手帳の通りこのころから離乳食を始めました。

開始してからもアレルギーを気にして、ママ友さんに進捗を聞いたりしていたのですが、離乳食が終わった今は気にしすぎだったなと思います。

本には「離乳食の開始を遅らせるのはむしろ赤ちゃんの体によくない」とありました。「生後5~6ヶ月になるとカルシウム、鉄、ビタミンなどの栄養成分が必要量を満たさなくなってきます」「口に入ったものを舌で押し出す『押し出し反射』が消失するのも5ヶ月ごろ」などの話が、根拠や研究結果とあわせて載っていたので、もっと早く知っておきたかった……と思いました。


小さな不安を解消してくれる

娘の乳児期は、気になることが毎日のように増えていきました。緊急じゃなかったり、わざわざ病院へ行くほどでもないけど、日常の「どうしたらいいんだろう?」を気軽に聞ける人がいませんでした。

タイミングが合えば検診などで保健師さんに聞くこともできましたし、成長とともに気にならなくなることが多かったのですが、それでも、この本を事前に読んでおけば、余計な不安を考えずにスッと解決しただろうなと思います。

「向きグセで頭の形がいびつに! 大丈夫かな……」「母乳だけでいいのかな?」「フォローアップミルクあげた方がいいかな?」「泣いてばっかりだけど大丈夫かな?」「離乳食は遅らせた方がいいって聞いたけど………」「しゃっくり多くない?」などなど、私が不安になったり、当てもなくネットで答えをさがしていたことの正解やヒントが、この本には書いてありました。ウソなの? ホントなの? で迷わなくても良いんです!


出産前も出産後も2人目を考えるときも

この本は、出産を控えた方やお子さんが0歳の方に是非とも読んでほしいのですが、お子さんが3歳ぐらいで「そろそろ2人目……でもちょっと……」と悩んでいる私のような方にもオススメしたいです。

「授乳中はもっと自由で良かったんだ」「もう少し粉ミルクや家族を頼ろう」と思うと肩の荷が軽くなったし、あんなに無理しないでもよかったんだとこの本を読んで思えたからです。


医学用語が並ぶ専門書のような堅苦しい感じではなく、ちょっとした不安があったときに聞ける人ができたような、優しい語りかけで安心できる、分かりやすい本です。コラムの4コマも面白いので、肩の力をぬいて読んでほしいと思います。いっそ配りたい! 

隣に寄り添って応援してくれる、信頼できる本に出会うことが子育てには大切だとしみじみ思いました。

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著者:つかさちずる (id:tukatukasa)

 つかさちずる (id:tukatukasa)

3歳娘のことやなどを4コマにしております。お絵描きと工作とお寿司が好きです!

ブログ:むすメモ! Twitter:@chizuuu2