暮らしのバランス
生前、父が大事に育てていたお花の写真が残っていた。
当時の私は電車通勤、病院、実家、自宅の行き来が精一杯で、
きれいに咲いたお花を結局枯らしてしまった。
仕事に追われ、疲れ果てると片付けを後回しにしてしまう娘とは違い、とても綺麗好きで、マメで、整理整頓を心がけ、きちんと暮らしていた父。
今は気をつけています、それなりに。
モノを増やさないように心がけているし、今欲しいものも特にないし、仕事が始まる前に、少し片付けをしてさっぱりしたいと思う。
この写真は、なんだか少し戒めのような・・・
年末にゴソッと片付けをして、沢山モノを捨てたけど、きっとまだまだ手放してもいいものがあるだろうな。特に洋服とか。
仕事が私服とはいえ、1着買ったら1着手放すようにしていても、運動用の服がいつの間にか増えているような。
身の丈にあった暮らし。
部屋の中が整えば、心の中も整うような。そんな気がします。
繋がりと人生の出会い
毎年11月に入ると「みかん切り」のお声かけがある。
お手伝いも、気づけば5年ぐらいになるのかな・・・
いつも1、2回しか行けないが、昨年も連絡があり、車を1時間ほど走らせお手伝いに行ってきた。
大体いつものメンバーさん。期間限定の顔合わせでもお互い薄ら記憶に残っているおかげで、今年も元気なお顔を拝むことができた。
なにより、皆さん元気。おそらくお手伝いチームの中ではそこそこな年齢の私が1番若いのに、私よりも元気だと感じる。
お手伝いに行くまでは、袋に何個か入ったミカンをスーパーで買っていた。
買う度に”これだけで、この値段!”と心の中で思っていたが、お手伝いをするようになり納得できた。
ミカンを切り、肩からかけたカゴに入れ、カゴがいっぱいになったら、更に大きなカゴに入れる。この作業を何度も何度も繰り返す。
そう。かなり手間暇がかかっている。その後、更に仕分け等の作業がある。こんなに手をかけられていたのだと、お手伝いを経験して知った。
まだまだ世の中には知らないことが沢山あると思う。それを知る機会でもない限り、素通りしていってしまうけど、機会さえあれば、色んなことに触れてみたい。
お声かけしてくれるのは、学生の頃お世話になったバイト先の人。
社会人となり暫く疎遠だったが、こんな風に繋がる日がくるとは思いもしなかった。面白い巡り合わせ。
今年は何が待っているのか、楽しみである。