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現役塾講師漣が教える意外と知らない英語の知識シリーズ!

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【高校英文法】不定詞の基本と用法について

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皆さん、こんにちは。

漣です。

皆さん、元気ですか?最近、寒くなってきましたね。

 

今回は、タイトルにもある通り

 

「不定詞の基本と用法について」

 

について解説していきたいと思います。

皆さんのおかげでまた、ブログ村の「実用英語、使える英語部門」で1位

を獲得することができました。皆さんには、引き続き応援お願いできればと思います。それにこたえられるような役に立つ情報や英語の知識を引き続き頑張っていきたいと思います。('ω')ノ

フォローもよかったら宜しくね。

 

さて、話を戻して今日は、高校英文法(大学入試レベル)の不定詞について解説していくよ!

*もし、中学レベルから怪しいと思う方は、こちらの記事からどうぞ。

 

singekisoun.hatenablog.com

 

singekisoun.hatenablog.com

 

 

◆不定詞とは・・・

主語の人称や数が変わっても、準動詞(動詞ではあるが、文章中の主となる動詞ではないもの)となる部分は変化しないという意味で不定詞という言い方になっている。
また、不定詞という言葉の意味は、文法的な派生などを考えなければならないので、英文理解のためだけなら、ただの動詞の原形とだけ覚えたほうが良いでしょう。
この動詞の原形のことを原形不定詞と呼び、その前に to が付いたものをto不定詞と呼んでいるだけですが、一般的に中学では to を含めて不定詞と呼んで教えている場合が多いよ。

 

これは、何が言いたいのかというと・・・

不定詞には「to+動詞の原形」という超基本的なものだけではなくて、「原形不定詞」というtoを必要としないものが出てくるということなんだ。

 

§原形不定詞を使う英文について

 

助動詞などの直後では、主語に関係なく、いつも原形不定詞(動詞の原形)が使われます。

The athlete may become a legend.
その選手は伝説の人になるかも知れない。

legend 伝説

 

こんなように原形不定詞というのは、助動詞に時もあったけど、「動詞の原形」とも言うよ。

 

それと比較して・・・

普通の不定詞の場合は・・・

先程、中学レベルの記事でも確認してもらったように、3用法はあるもののto+動詞の原形の形をとるよ。

例えば・・・

基本的なものとして「~すること、~するために、~するための」などの意味で使われます。

これらの仲のどの意味になるかは、それぞれの英文の中で考えなければなりません。また、このままの訳にすると日本語的に不自然になることが多いので、臨機応変に訳づけをして下さい。

It is not easy to maintain employment.
雇用を維持することは(維持するのは)簡単ではない。

これは、名詞的用法だね!('ω')ノ
maintain 維持する

他にもこんな例題。これは、何用法かな?考えてみよう。
He had a mystery to unravel.
彼には解かねばならない謎があった。
unravel 解明する

 

 

§原形不定詞でも普通の不定詞でも使えるパターン

使用される動詞によっては、その後ろにくる不定詞として to を使う場合と、使わなくても良い場合とがあるよ。
この最も典型的なものの一つとして help があるんだ。

例えば・・・


Shall I help (to) repair the old-fashioned watch?
その旧式の時計の修理を手伝いましょうか。
old-fashioned 旧式の

とか
Jack helped his father (to) fix the fence.
ジャックは父がフェンスを修理するのを手伝った。

 

フォーマルな場合であっても省略されることが普通です。

 

Point!

→helpは原形不定詞でも普通の不定詞でも使うことができる。

その他、getなどもある。

 

英語が分からなくなっちゃうのは、

「英会話での表現とごっちゃになっちゃうから」

だと思うんだよね。(*´ω`*)

みんなはどう思う?

 

◆不定詞の用法について

§不定詞の名詞的用法

不定詞の名詞的用法は、その名の通り、to不定詞を名詞の働きとして使う用法のこと。

<意味>

「~すること」

*日本語らしくするために、適宜、「~するのが(は)」等に訳すこともある。

大事なことは、型にはまりすぎないことが大事。

英語は言語。柔軟に!

 

例えば・・・

§主語として使う

To criticize mistakes of others is easy.
人の失敗をを批判することは簡単だ。

これは、次のように、仮主語である it の構文に書き換えることができるよ。

It is easy to criticize mistakes of others.

また、mistakes of others は others' mistakes とすることも出来ますね。

他にも・・・

It is stupid of you to overlook the chance.
そのチャンスを逃すなんて君はばかだよ。

また、この英文は次のように書き換えることができます。

You are stupid to overlook the chance.

 

ここまでが中学生のレベルだった。

高校レベルでは、ここから新たに以下が追加されるよ!

 

§目的語として使う

→like や want などの動詞の直後に置かれます。

例えば・・・
want to go on TV once in a lifetime.
一生に一度はテレビに出てみたいです。
go on TV テレビに出る、テレビで放送する

他にも・・・
The baseball player makes it a rule to go to the shrine every day for good luck.
その野球選手は縁起をかついで、毎日その神社に行っています。
make it a rule to do ~ ~するようにしている

 

§補語として使う

be動詞などの後ろで、その補語として使われる。
例えば・・・
My childhood dream was to become a pilot.
私の子供の頃の夢はパイロットになることでした。


また、目的語の補語としても使われます。
My father encouraged me to study abroad.
父は私に留学することを強く勧めてくれた。
study abroad 留学する

 

 

§不定詞の形容詞的用法

不定詞形容詞的に使う場合は、基本的に

<意味>

「~するための」という意味になる。

*しかし、日本語らしくするために、適宜、「~するべき、~できる」等に訳すこともある。

Point!
あまり深く考える必要はありません。英文の意味が、それぞれうまく理解できれば、まず問題はないでしょう。不定詞を使う場合に、どのような形で英文を作ることができるかを取得することが大切。

 

§意味上の主語になる

修飾される語が不定詞の意味上の主語になるということ。
例えば・・・
I think he needs a family to give him comfort.
彼には安らぎを与えてくれる家族が必要だと思います。
つまり・・・
to give に修飾される family が、「家族が与える」という感じで、to give の意味上の主語になっているということです。

 

これによって、主語と思える「I」は省略されて存在が薄くなってるよね!

 

同じように・・・

 

§意味上の目的語になる

修飾される語が不定詞の意味上の目的語になるということ。
例えば・・・
She has a lot of housework to do every day.
彼女は毎日やるべき家事がたくさんあります。
つまり・・・
to do に修飾される housework が、「家事をする」という感じで、to do の意味上の目的語になっているということです。

 

§同格となるパターン

不定詞が修飾する名詞の内容を説明するということ。
例えば・・・
The best way to learn English is to study it repeatedly.
英語を習得する一番の方法は繰り返し学習することです。

つまり・・・
to learn が修飾する way を、「習得するという方法」という感じで、way (方法)の内容を説明しているということです。

 

§不定詞の副詞的用法

不定詞を副詞的に使う場合、

<意味>

「~するために」

*しかし、高校英語では、副詞的用法として、さらに違った意味での使い方があることにも留意してください。

 

§目的を表す

「~して」のような意味で、原因や理由を表す使い方がある。

例えば・・・

I was puzzled to see their reaction.
私は彼らの反応を見て戸惑った。
他にも・・・
不定詞の前の形容詞は glad や happy, sad などがよく使われます。
例えば・・・
We were glad to know his safe return.
我々は彼が無事に帰還したことを知ってうれしかった。

 

§条件を表す

「もし~するなら」のような意味で、条件を表す使い方もある。
例えば・・・
To speak frankly, he is not my ideal man.
率直に言うなら、彼は私の理想の男性ではありません。

To speak frankly = If I speak frankly

 

§判断の根拠を表す

「~するとは」のような意味で、判断の根拠を表す使い方ができる。
例えば・・・
Your father must be obstinate to turn down that good offer.
そんないい話を断るなんて君の父親は頑固にちがいない。
turn down 断る

 

§結果、程度を表す

「そして、~だが、」のような意味で、結果や程度などを表す使い方ができる。

例えば・・・

The little boy grew up to be a muscular wrestler. 
その小さな男の子は成長してたくましいレスラーになった。

これは、次のようにするとよく分かると思います。

The little boy grew up and became a muscular wrestler.

muscular 筋骨たくましい

 

つまり、to beは~になるという意味で「became」の原形不定詞として使えるよ(*´ω`*)


他にも・・・
His dog was so clever as to find the missing people.
彼の犬はかしこくもその行方不明者たちを見つけた。
missing people 行方不明者

 

ということで、今回の解説は終わり!

次回の投稿は、「独立不定詞」や「不定詞の表現」など特殊な形を紹介していくよ!そのためにもしっかり今回の内容は、ノートにメモとってまとめておいて理解しておこう!

<予告>

不定詞、動名詞終わったらテストするよ!

しっかり対策しておいて!