昔から広告宣伝に長けていた

同店は1962年(昭和37年)に誕生した。前身は「三千里食堂」で、食品事業を営んでいた。

「この土地を持っていたオーナーは、ここに合う商売をいろいろと考え、結果として食品事業から薬局事業に変えました。当時、再販売制度というものがあって、定価販売が主流。そこで定価よりも安い値段で薬や化粧品を売って、それが当たったんです」(斉藤均氏、以下同)

三千里薬品を世に知らしめたのが、新聞に挟んだ折込チラシ。

「当時は折込広告チラシが絶大な影響力を持っていました。新聞販売店に頼んで、たくさんばら撒いてもらいましたね」