白糠町の魅力を知ってもらおうと、ふるさと納税の寄付者を対象としたモニターツアー「大人も子どもも楽しめる社会科見学@白糠町」を2024年11月2日から3日にかけて、1泊2日の行程で開催しました。40件の応募から選ばれた4組15名の家族に農業や酪農体験を通じて、町の産業に触れていただきました。 寄付者と白糠町をつなぐ「体験型ツアー」の新たな挑戦白糠町では、2023年のふるさと納税の寄付件数が100万件を突破し、寄付額では全国4位となる167億7,842万円を記録しました。豊かな
食べ慣れているはずの食材が、産地や製法の違いによって「こんなにおいしいの?」「こんなに味が違うの?」と感動した経験はありませんか? 食材の宝庫である白糠町には、そんな驚きが詰まった食材が数多く存在しており、その中でも特に高い評価を得ているのが「シラリカいくら」です。希少価値の高い「シラリカいくら」とは、一体どんなものなのでしょうか。 広洋水産株式会社 営業部・部長の工藤啓介さんにお話しを伺うとともに、2024年10月10日(木)~10月14日(月)の5日間、東京・下北
白糠町では、秋の味覚である秋サケの定置網漁が9月からスタートし、10月に最盛期を迎えます。しかし、近年サケの水揚げが減少する一方で、ブリの水揚げが増加しています。地元にはブリを食べる文化が根付いておらず、これまでは低価格で取引されていました。そんな中、白糠町のふるさと納税データ分析や、返礼品の開発に取り組む株式会社イミューは、町や漁協と官民一体で、白糠漁港で水揚げされた7kg以上のブリを「極寒ぶり™︎」としてブランド化。昨年には町内に加工工場を設立し、ブリしゃぶや漬け、ブリ
アイヌと和人の歴史を描いた壮大な歴史スペクタクル映画『シサㇺ』が、ついに2024年9月13日(金)より全国公開されました。この映画の多くは白糠町で撮影されており、出演者の方々も町に長く滞在したことで、お気に入りのお店やスポットができたようです。今回白糠町公式noteでは、出演者の方々にアンケートを実施し、ハードな撮影を支えた白糠町のグルメや思い出の場所などをお聞きしました。よく通ったお店からちょっぴり意外なスポットまで、お店の方から聞いたエピソードも交えて、映画を観たあとにも
海と山が広がる豊かな自然に囲まれた白糠町は、食材の豊富さが魅力の町。そんな町に、農業への夢を抱いて移住してきた若者がいます。彼の名は田中詠悟さん。全く縁のなかったこの地で、無農薬・有機栽培にこだわりながら、大豆を中心とした農作物を育てています。田中さんがどのようにしてこの町を選び、夢を叶えていったのか、その裏にあるストーリーを伺いました。 音楽好きが農業の道へ 田中農園ができるまで田中:2022年の4月に札幌市から白糠町へ移住し、農業を始めました。この畑は元々牧草地で、広さ
釧路空港から車で約40分。国道392号線沿いの牧場が点在する自然豊かな中茶路地区に、町が誇るチーズ工房「白糠酪恵舎(しらぬか らくけいしゃ)」があります。ここで働く人々は、“食べた人を幸せにしたい”という想いを込めて、日々本気でチーズと向き合っています。そんな「酪恵舎」のチーズとは、一体どんなものなのでしょうか?代表取締役である井ノ口和良(いのくちかずよし)さんに、「酪恵舎」の創立からチーズに対する思い、そして今後の展望についてお話を伺いました。 北海道庁職員からチーズ職人
2024年9月13日に公開される映画『シサㇺ』は、アイヌと和人の歴史を壮大に描いた歴史スペクタクルです。この映画の多くは白糠町で撮影され、町民の皆さんがさまざまな形で関わっています。公開を前に、映画を陰から支えた白糠町の人々にお話を伺いました。町全体が一丸となって作り上げた映画『シサㇺ』の制作秘話や、現場の雰囲気、アイヌ文化にまつわる興味深いエピソードなどをたっぷりとお届けします。 今観るべき映画『シサㇺ』のストーリー江⼾時代前期。北海道の南⻄部に位置する松前藩は、アイヌと
草花の小さな芽吹きを感じながらも、まだまだ肌寒い日が続く白糠町の春。この町では、これからやって来る季節を一気に飛び越えて、すでに新しい年を迎える準備が始まっています。その準備とは、「数の子」の製造。私たち日本人にとって馴染み深く、おせちに欠かせない食材でありながら、どのように作られるかはあまり知らない数の子。白糠町の水産加工を支える「東和食品」の魚卵製造部・松井大貴(まついひろき)さんに、知られざる「数の子」ができるまでについて、たっぷりと話を伺いました。 完成は3か月後
北海道グルメの魅力といえば、新鮮な海の幸もその一つ。白糠町にも、自慢の海産物が数多くあり、その中には貝好きを唸らせる至極の一品があります。それは、「株式会社 藤山水産加工」のつぶ貝。むき身の状態で1袋にギュッと詰め込まれた「白糠煮つぶ とれたてくん」は、そのまま食べるのはもちろん、お料理にも使いやすく、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。そのおいしさの理由や、よりおいしく食べるための調理法、そして実はあまり知られていないつぶ貝が製品になるまでの過程を、「藤山水産加工」
笑顔かがやく太陽のまち・北海道白糠町(しらぬかちょう)は、人口約7,100人という小さなまちですが、令和4年度におけるふるさと納税受入額において全国第4位、受入件数においては全国第3位、過去4年間での累計寄付者数は200万人にも達しました。ご寄付いただいたふるさと納税の使い道をご報告し、応援いただいた皆様へ感謝を伝えるために動画「白糠町の1年の取り組み」を作成いたしました。2024年3月25日(月)より、白糠町公式note(https://shiranuka-town.not
閉店してしまうのか、それとも存続できるのか…。町民を中心に、誰もが存続を願った白糠町の名店「レストランはまなす」。2代目オーナーシェフ・谷口修さんが、後継者探しという難題と向き合い約1年間奮闘した結果、とうとう待望の後継者が決定しました。北海道・札幌市からやって来た長谷川英倖さんと相業(シャンイエ)さんご夫妻です。 北海道白糠町公式noteでは、「はまなす」閉店の危機を前編でお伝えしました。後編である今回は、いよいよ未来へと走り出した新「はまなす」について、谷口さんと長谷
JR白糠駅から徒歩3分の場所に位置するレストラン「はまなす」。チーズや鹿肉など白糠産の食材を使った創作料理が人気のお店です。親子2代、約60年もの長い間この地で愛され続けてきた名店に、昨年大きな決断が迫っていました。それは「閉店」か「存続」か…。 2代目のオーナーシェフ・谷口修さんは、自身が70歳を迎えるにあたり、お店を閉めようと考えていました。しかし、それを知った町民からはたくさんの惜しむ声が寄せられ、谷口さんは「存続」を目指した“後継者探し”を始めました。 ゼロの
北海道白糠町には“どこを探してもここにしかない”そんな声が届く逸品があります。その一つが大森水産の「本ししゃも」。伝統製法を守り、手作業で丁寧に加工される「本ししゃも」は、濃厚な旨みが特長。一口食べれば、今まで口にしてきたものとの違いをはっきりと感じます。 創業から60年を超え、長年地元でも愛され続けてきたこの味に、今新たな風が吹いています。「廃業」という危機を乗り越え、株式会社イミューへと事業承継を決めた大森水産の社長、大森照子さんにお話を聞きました。 創業60年の歴
白糠町が誇る豊富な水産物。その中でも秋サケに次いで二番目の漁獲量があるのがタコです。2022年の取扱金額は、なんと3億円*1を超えています。 白糠町でタコの加工工場を営む、有限会社マルツボの大坪洋一さんにお話を伺いました。 *1. 参照:令和4年(2022年)の白糠漁港の漁獲量 昭和41年から、この地でタコを取り扱ってきた創業は昭和41年。この白糠の地で、代々タコを扱ってきました。“会社を継ぐのではなく、一から始めれば”という話になり、私が新たに設立したのが有限会社マル
白糠町にはたくさんの野生のえぞ鹿が生息しています。本州に生息するニホンジカよりも体が大きく、最大で体長約190cm、体重は150kgほどにもなります。 一時は絶滅寸前まで激減したえぞ鹿ですが、環境の変化や保護政策で急増。農産物への被害や、事故が増えるようになりました。そのため1990年代にはハンターによる捕獲など管理が始まり、同時に食肉利用としての取り組みも始まりました。 鹿肉は、フランスを中心としたヨーロッパでは古くから有名な高級食材です。日本でもジビエ料理人気の高
白糠の海は、太平洋の暖流と寒流が交わる絶好の漁場を有しており、1年を通して様々な海産物が水揚げされます。特に、秋はサケで知られる白糠の定置網漁ですが、近年、サケ漁に異変が起きています。ここ10年の間に、サケの漁獲量が伸び悩み、ブリが急増しているのです。 しかし、北海道産のブリは馴染みが薄く、消費が限られるため、価格は富山県産のブランド魚と比べ10分の1程度の価格で取引されることも。 こうした状況を打開するべく、ブリの付加価値を高めて消費拡大に繋げようとする取り組みが始まって