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SEIKIN:第2回 「23歳で出会った奥さんとの二人三脚があったからYouTuberをがんばれた」

毎年10月19日は“イクメンの日”。10(トウサン)19(イクジ)の語呂合わせにちなんで、日本記念日協会に認定されています。そして毎年10月半ば頃に開催される「イクメン オブ ザ イヤー」では、その年に育児を楽しみ、頑張ったパパたちが部門別に表彰されます。「イクメン オブ ザ イヤー 2019 イクメン動画クリエイター部門」は、2018年7月に第1子が誕生したばかりの、動画クリエイターのSEIKINさんが受賞しました。

大人気動画クリエイターとして活躍するSEIKINさん。前回は大人気クリエイターになるまでのお話を伺いましたが、今回はSEIKINさんのYouTube活動に「なくてはならない存在」と語る、奥様のことについてお伺いしました。

2人の出会いは「中学生の頃」……ではなかった!なれそめの真実とは

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――奥様とは中学生の頃からの幼なじみという話を聞きました。本当ですか?
SEIKIN:よくネットで「中学校からの付き合い」と書かれていますが、実際は違うんですよ! ネット上で様々な情報が飛び交っていてどこかで訂正したかったので、今日言えてよかった(笑)。

――奥様とはどこで出会われたんですか?
SEIKIN:東京です。僕が23歳で、会社員をやっていた頃です。当時、彼女は北海道に住んでいて、毎月すべての休みで、わざわざ北海道から東京へ会いに来てくれていたんですよ。本来であれば遊びに行きたいところですが、ずっとYouTubeにアップする動画の企画や撮影、編集を手伝ってくれていたんです。

――遠距離だと会うのも大変だと思います。付き合っているときに、別れようと思ったことはなかったんですか?
SEIKIN:まったくなかったですね。お互いに必要な存在だったから。パートナーとして彼女には動画編集や撮影、企画なども手伝ってもらっていたから、僕にとってはなくてはならない存在でした。今も一緒に動画を作っていて、僕1人ではYouTuberの仕事は成り立たないと思います。

食えない時期を支えてくれた奥さんには感謝しかない

――奥様と結婚しようと思った理由を教えてください。
SEIKIN: お金のないときに、ずっと僕を支えてくれたこと。あとはYouTube1本に絞って仕事をしていたんですけど、会社員の頃より稼げるようになったから。

「僕が彼女をYouTubeの仕事だけで食べさせていく」という思いで、奥さんに「仕事辞めなよ」といって、東京に呼びました。その頃から結婚はするつもりでした。

――何歳くらいのときですか?
SEIKIN:僕が26歳の頃です。もうその頃から結婚するなら彼女しかいないなと思っていたから東京で同棲しようと思ったんです。籍を入れたのは同棲してから1年後です。彼女の両親からしたら、不安定な職業の僕と一緒になることに心配も大きかったと思います。でも、彼女の両親は祝福してくれました。

YouTubeのコンテンツ作りは奥さんとの共同作業

――奥様と二人三脚で動画を作っていらっしゃるんですね。
SEIKIN:自分1人でやるとどうしても男性寄りの内容になっちゃうんです。しかし彼女がいることで、女性目線で動画を作れるようになりました。彼女のおかげで僕の動画をみてくれる人は男女比半々なんですよ。

――元々奥様は編集や動画撮影の知識はあったんですか?
SEIKIN:ないですね。はじめは僕が教えてそこから毎日撮影と編集をしていたので、徐々にできるようになったという感じです。今でもすごい専門知識があるかといったらそんなことはないと思います。ただ当時からYouTubeは編集技術が求められるだけでなく、内容、視聴者との距離感が大事で……要するに企画が大事だったんです。

――奥様が入ることでどんな動画コンテンツができたのでしょうか。
SEIKIN:彼女のおかげで、料理動画ができました。僕1人だったら料理のジャンルはやっていなかったと思います。野菜など必要な材料を全部カットしておいてくれて、あとは僕が作るだけという状態にしておいてくれるんです。

夫婦円満の秘訣は、感謝の気持ちを言葉にして相手に伝えること

――SEIKINさんが考える夫婦円満の秘訣は、「自分より相手の気持ちを先に考えること」だと伺いました。具体的なエピソードがあったら教えてください。
SEIKIN:なんだろう……。日々の思いやりが大事かなと思います。いつも心掛けていることは、感謝の気持ちを言葉に出して伝えることですかね。「ありがとう。おはよう。おやすみ」などをきちんと声に出していうこと。当たり前だと思っても、意外とできていない人は多いと思いますよ。

――ずっと一緒にいると、ケンカすることもあるかと思いますが、どうですか?
SEIKIN:意外とないんですよね。仕事も一緒なので、普通の夫婦よりも一緒にいる時間は長いと思いますが、ほどよくそれぞれの時間を取れていたのがよかったのかもしれません。奥さんはアクセサリー作りなどの自分の趣味を、僕は好きな音楽を作ったりしています。

性格的にもお互いマイペースだからぶつからないのかもしれません。もしも意見がぶつかることがあったら、どっちかが折れる。「今回はそっちでいこうか」というようにね。

――どんなことでぶつかるんですか?
SEIKIN:YouTubeのネタですね。毎日動画を作っているので、価値観の違いでぶつかることもありますけど女性目線も大切なので、奥さんの意見を優先することも結構あります。
奥さんは僕のプロデューサーですね(笑)。

お互いの時間を尊重しているから「できるほうがやる」でもケンカにならない

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――家事分担はどうされていますか?
SEIKIN:料理は奥さんのほうが上手なのでお願いしていますが、僕はゴミ捨ても行くし、毎晩子どもをお風呂に入れています。家事についてはどちらか手の空いている方がやるという感じです。

――役割分担が明確じゃなくても、揉めないのですか?
SEIKIN:やりたいことがあるときは「僕、これから編集やるからちょっと子どもみてて」といって子どもをお願いして、終わったら今度は僕が子どもの面倒をみます。その間、奥さんは趣味のアクセサリー作りをするんです。自分だけ好きなことをして、奥さんは家事や子どもの世話ばかりで自分の時間が取れないとなったら、ストレスになります。きちんと奥さんの時間も大切にすることで、お互いストレスのない時間の使い方ができるんだと思います。

奥さんとして、仕事のパートナーとして、なくてはならない存在

――SEIKINさんにとって奥様とはどんな存在ですか?
SEIKIN:日々、感謝しています。「ありがとう」を伝えたいです。子どもの面倒をみてくれること、貴重な空き時間でYouTubeの編集をしてくれることなど、感謝の気持ちでいっぱいです。家族としても仕事の面でも、僕にとって、なくてはならない存在です。

SEIKINさんがYouTuberとしてブレイクする前から、ずっと一緒に企画から撮影、編集までを手伝っていたという奥様。SEIKINさんが奥様に絶大な信頼を寄せていることがインタビューから伝わってきました。次回は、現在1歳過ぎになるお子さんのこと、子育てにまつわるアレコレをお伺いします。SEIKINさんのパパぶりは必見です! お楽しみに。

取材、文・長瀬由利子 編集・北川麻耶

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