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SEIKIN:第1回「オリンピック選手を目指した過去、YouTuberになったのは?」

毎年10月19日は“イクメンの日”。10(トウサン)19(イクジ)の語呂合わせにちなんで、日本記念日協会に認定されています。そして毎年10月半ば頃に開催される「イクメン オブ ザ イヤー」では、その年に育児を楽しみ、頑張ったパパたちが部門別に表彰されます。「イクメン オブ ザ イヤー 2019 イクメン動画クリエイター部門」は、2018年7月に第1子が誕生したばかりの、動画クリエイターのSEIKINさんが受賞しました。

今や子どもたちのなりたい職NO.1のYouTuber。ママスタセレクトでは、そのひとり、SEIKINさんへインタビューを行いました。現在、動画クリエイターとして活躍しているSEIKINさんですが、実は子どもの頃からずっとスキーのオリンピック選手を目指してきました。そんなSEIKINさんの子ども時代から大人気クリエイターとして活躍するまでのお話を伺いました。

スキーでオリンピックに行くことを目指していました

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――幼稚園、小学校、中学校などのときはどんな子どもでしたか?
SEIKIN:実家が新潟で、通っていた小学校が全校生徒100人ほどしかいない学校だったんですよ。田舎だったから、サワガニや虫を捕まえたり、冬は雪合戦をしたりして遊んでいました。小学校の頃から、学校全体で吹奏楽や陸上、スキーに力をいれていたので、当時は音楽もスポーツも全力投球でしたね。

――スキーのインターハイで全国4位になったそうですね。
SEIKIN:中学校の時は全国7位、高校のインターハイで4位でした。当時はスキーでオリンピックに出たいと本気で思っていたんですよ。弟のHIKAKINもスキーを一緒にやっていて、同じくスキーでいい成績を出していました。

――オリンピックを目指すほどだったのに、なぜスキーをやめたのでしょうか?
SEIKIN:スキーで結果を出せていたので、当時はスキーの成績でそのまま大学まで行ったんですが、大学生活を送ってみて大学が自分には合っていないと思い始めてきたんです。早々に大学を辞めて、バイト生活。そこから闇の時期でした。1番悩んだ時期で、4年くらいフリーターをしながら悩んでいました。でもこのままバイト生活ではまずいなと思って、会社に就職したんです。

子どもの頃やりたくてもできなかったことを、大人になってやってみたいと思った

――会社員のお仕事から、どうしてYouTuberになったんですか?
SEIKIN:
元々は弟であるHIKAKINが動画を撮ってYouTubeにアップしていたんです。HIKAKINが楽しそうにしていたから、自分も大好きな歌をアップしようと思ったのがキッカケです。最初の1年ちょっとは、夜仕事が終わってから朝まで動画を作り、休みの日も全部動画づくり。撮影機材もないから、HIKAKINからもらったビデオカメラを使って動画の撮影をしてたんです。
当時は「ブラック缶コーヒー!」なんて、ただ勢いよく言うだけの動画をアップしていたり……今考えるとやばいんですけど、当時は夢中でしたね。

そんななか少しずつ動画の再生回数が増えて、会社員の給料を超えるようになってきたんです。そのタイミングで思い切って、仕事を辞めて独立することにしました。

――会社には何と伝えたんですか?
SEIKIN:「YouTuberになるから、仕事をやめます!」って(笑)。会社員の仕事でもそれなりに結果を出していたし、役職も上がっていたんですけど、やっぱり動画制作に全力投球したくて、会社員を辞めてYouTuberとしての活動を始めました。上司も残念がっていましたが、応援してくれましたね!

――子どもたちを中心に大人気ですよね! 何が子どもたちの心をつかんだのでしょうか。
SEIKIN:僕も別に子どもを意識して作っていたわけではないんですよ。ただ子どものときにやってみたかったけどできなかったことを大人になってやってみた、と最初はそんな感じです。

たとえば、自動販売機のアイスを全種類買ったり、チョコレート100個買ったり(笑)。子どもの頃はできなかったけど、大人になった今ならできる! 子どもたちがやりたいことを、大人である僕がやっているから、子どもの心に響いたのかもしれませんね。

子どもたちがなりたい職業NO.1。YouTuberになるためにやることは?

――今、子どもたちの間でYouTuberはなりたい職業NO.1です。SEIKINさんみたいになりたいと思っている子は、何から始めたらいいですか?
SEIKIN:なりたい職業NO.1は本当に嬉しいですね。僕も父親なので、子どもの未来に貢献できたことは感慨深いです。
でも同時に子どもたちに伝えておきたいのは、「一度顔出しをするとその動画はもう二度と消せない」ということ。できればお父さんお母さんと相談して一緒にやってみるのが良いかもしれませんね。

そのうえで、「どんな動画を撮ったらいいかわからない」というのであれば、好きなクリエイターの動画をマネして作るといいと思います。

――SEIKINさんが動画を作るうえで気をつけていることはありますか?
SEIKIN:ありますね!
・難しい言葉、汚い言葉は使わない。
・小さな子からお年寄りまで楽しめるものを作る。
・毎回自分だけのオリジナルのキメのポーズをやる。
どれもシンプルなことですが、基礎となることなので、大事ですね。僕の場合「See you next time」と、毎回決まった挨拶をしています。その一言をどうまとめるかによって、視聴者がクリエイターのことを覚えやすくなるので結構重要です。

「子どもたちに夢を与える仕事」を作りたかった

――YouTuberをやっていて、1番嬉しいときと感じるときは?
SEIKIN:作った動画がウケたときですね! 動画も、簡単に撮れるものもあればすごく時間がかかって撮るものもあります。時間をかけて撮った動画がウケたら1番の喜びです。今、1年に1本だけ「HIKAKIN&SEIKIN」でミュージックビデオを出していて、現在3枚目です(2019年10月現在)。本当にいい歌を、時間をかけて作りたいから、音楽は1年に1曲だけ作ることにしています。その1本ができあがるまでに何回も作品をボツにして、やっとできた懇親の作品なんです。その音楽を公開するときも嬉しいですね。

――職業を作るって、子どもたちに夢を与えていますよね。
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SEIKIN:僕は「子どもたちに夢を与える」ということを1番やりたいと思っています。動画や音楽に子どもたちの夢をのせて、人の心を動かすようなものを作りたい。「今までだったらムリだと思われたことでもやればできるし、それ以上に「そんなことまでやっちゃうんだ!」というところまでやっていきたいです。

――今、目標としているところはありますか?
SEIKIN:明確なゴールを定めているわけではないんですよ。どっちかといったら、目の前にあることを全力でやると結果が出て、思いもよらぬ方向に行くというのが、今までの流れです。これからも今やるべきことをひたすらやっていきますよ。

ママたちが子どもの頃には存在しなかったYouTuberという職業ですが、いまや「子どものなりたい職業」にも選ばれています。自ら道を切り開き、子どもたちが憧れるトップを走り続けてきたSEIKINさんの姿勢は、親として子どもたちにも伝えたいことでしょう。次回は、SEIKINさんの奥様についてお話を伺います。実はほとんどケンカをしたことがないそうですよ。お楽しみに!

取材、文・長瀬由利子 編集・北川麻耶

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