今年も 翔泳社主催のイベント、Developers Summit (通称デブサミ)に参加してきました。スケジュール調整に苦労はしましたが、結果として二日間フル参加できてたいへん満足のイベントでした。
以下、ブースの話、セミナーの話、運営の話、お酒の話にわけて、だらだらと書いてみます。
ブースお留守番係
日本MySQLユーザ会(MyNA)としてブースを出したので、概ね、お留守番係をしていました。今回のMyNAブースの目玉としては、ユーザ会代表の展示を行いました。代表とお話したりお話を聞いたり握手したりできます。(握手をした人はたぶん一人もいませんでしたが)
それぞれの来場者の方の立場でMySQLをどう認識しているか、どう使っているか。そんな空気を体感できて、貴重なお留守番でした:-)
同じブースや近所のブースの方との情報交換などを含め、デブサミでなければ触れることがなかった情報に際し、興奮の二日間でした。
セミナー聴講
ほとんどの時間を自ブースで過ごしたため、セミナー部屋に入ったのはごく僅かなのですが、以下の3つだけ、中を覗かせていただきました。
17-A-4 松信氏の「大規模Webサービスのためのデータベース技術の現在・未来」(http://togetter.com/li/102067)。
以前よりも身振り手振りが大きくなって、いっそうわかりやすく充実した講演でした。「こうするといいです」だけではなく、改善すべき点(問題点)は何だったのか、他の選択肢もある中でその方法を選ぶのはなぜかなどにも言及することで、説得力がありました。MySQLなのだけど、もはやMySQLではない、みたいな印象も(InnoDB への直アクセスなどの話題で)感じました。数年後にはそういう使い方が当たり前になっているのかなぁ。
18-D-5 の「SmartPhone − アプリ開発とその未来」は、15歳(最初私のツイートで14歳って書いちゃったかも)の @tehutehuapple さんの発表。ちょうどMyNAブースの真ん前が入り口だったのですが、開始前から折り返しが発生するほどの長蛇の列。あまりにすごかったので、いったいどんな話をしているのかと、少し覗かせていただきました。 とにかく落ち着いた話しぶりで、客を上手にあしらっているのが印象的でした。混雑していたので3分程度話を聞いて退室しましたが、それでも私の中に一種の深い興奮を植え付けてくれるのには十分でした。 すごかったので、Togetter のまとめにもちょっとだけ協力しちゃいました。>http://togetter.com/li/103310
17-E-7 のコミュニティLTには、日本MySQLユーザ会からは、代表のとみたまさひろさんが登場。ユーザ会の歴史やとみたさんの勲章やMyNA会などについて、おもしろおかしく紹介してくださいました。http://www.slideshare.net/tmtm/mysql-6956074
運営関係とか
デブサミには長く(おそらく8年目くらい?)参加させていただいているのですが、これまで以上に運営がスマートになったという印象を受けました。
ひとつが次のセミナーを待って並ぶ人の動線。昨年までは並ぶ人と出てきた人で通路がいっぱいになり、その時間はブースの前でお話なんてできない状態でしたが、今年は何が変わったのか、全然そういったことがありませんでした。きっと動線設計がしっかりできているのだと思います。ちょっと知りたいなぁ、そんなノウハウ。
もう一つが、セミナーの中に入った時のスタッフの方の行動。しばらく壁際に立っていると必ず「よろしければ席、ご案内しましょうか」と寄ってきてくださいました(各列の中のほうなどにポツポツと空き席がある状態だったので)。たいがいは少し聞いてすぐ退室してしまうので遠慮申し上げましたが、とても素敵な配慮だなと思いました。
あと、会場である目黒雅叙園は携帯電話の電波が入りにくいことで有名ですが、特にデブサミのようなIT系イベントでは iPhone がつながりにくいということは大打撃だったりします。今回、ソフトバンクに臨時アンテナを立ててもらったそうで、それまでの激闘の日々について岩切さんからミニセッションで伺いました。長年の課題だった電波問題を解決した岩切さんとスタッフの皆さん、そして臨時アンテナを設置してくださったソフトバンクに感謝です!
http://www.slideshare.net/iwakiri/devsumi2011open-jam0218
http://www.ustream.tv/recorded/12765732
パーティとか
初日夜に、アンオフィシャルパーティが開催され、100人近く(以上?)が集まりました。事前申し込みは SEShop のシステムを利用していたので「お届け希望日」を入れる欄があり指定したのに、すぐにメールで返事が来てしまいました(笑)。
5,000円という値段に対して食べ物が異様に少なく、私は最後のミニケーキを含めて3,4回くらいしか食べ物を口に運んでいなかった気がしますが、もともと「場代」だと思っているので、個人的にはOKです。その場でなされる会話、出会い、そういったものに対して、安すぎると思えるくらいに、充実したパーティでした。
今回はたまたま、私のそれぞれ別のクラスタな方が双方参加していて、ご紹介することができたり、私自身も他の新しい方とたくさんお話することができたりして、幸せでした。 デブサミという、これだけ大きいイベントがあるのにその後、個々別々の(いつものメンバーどうしで)ご飯を食べに行っちゃったりするのって、すごく勿体ないと思います。今回開催を受け持ってくださったデブラブのみなさんに、感謝です。
コート間違っちゃった人がいた事件等ありましたが、無事落ち着き、その後(たぶんデブラブのみなさんと)もつを食べに行きました。技術者としての仕事に対してそれぞれのポリシーがあるみなさんとの話に、またまた興奮しました。
飲み過ぎちゃって終電逃して(幸いにも電車が遅れていたので、家のかなり近くまでは電車で帰れました)、楽しい時間でした。混ぜていただいてありがとうございました。
ちなみに翌日夕方以降に、かなり調子が悪くなり、体調を崩したかと心配しましたが、夜になってビールを一杯飲んだら、元気になりました(笑)。
まとめ
とにかく楽しい二日間でした。目の前の仕事に追われて視野が狭くなるタイミングで、こういったイベントで「がっ」と目を開かせてもらえる。そんな場をいただけることに、心から感謝をいたします。
その他、今年も デブサミのツイートをゼンブ見る<デブサ見>(devsumeet) やその他サイトを公開させていただきましたが、これについてはエントリを改めたいと思います。