「夫の誕生日祝いを兼ねてパキスタン流のイフタールをやるからおいでよ!」というパキスタン人の友人の招待を受けて、イスタンブールで初めてのイフタールに参加して来ました。
友人のマンションに到着すると、テーブルには、パキスタンのバーガー(シャミカバブバーガー)やラマダン期間中にだけ作るというフルーツサラダ(フルーツチャート)など様々なパキスタン料理が並んでいました!どれもとても美味しかったです。
招待客の1人のお手製で「パキスタン料理と中華の融合」と説明を受けた「チョウメン」。辛いソースをかけて食べる焼きそばで、非常に美味でした。
イスタンブール在住のパキスタンの方々が20人弱集まっての賑やかなイフタール。
面白いなと思ったのは、誰も時間通りに来なかったということです(笑)。私も1時間遅れて到着することになってしまったので、主催者の友人に謝罪のメッセージを送ると「まだ1人しか来てないから大丈夫!誰も時間通りには来ないよ!」との返信。結果、ほとんどの人たちが1時間以上遅れてのんびりやって来ました。
参加したパキスタン人の皆さんは日中は断食している上、終日ノンアルコールです。
ラマザン期間中にパキスタンで好んで飲まれる飲料「ルーアフザ」を紹介してもらいました。甘い濃厚シロップで、水で割って飲みます。好き嫌いが分かれそうな独特な味でした。ハマる人はハマりそう。
イスタンブールでは入手しづらいということでパキスタンから持って来たのだそうです。
イスタンブールに住んでいると、様々な文化や考え方を持った人たちと出会う機会があります。日本に長年住んでいた自分の常識や認識は世界中に無数にある価値観の中の一つに過ぎないということを日々教えられます。
そして誰が、どの考え方が、正解ということではなく、シンプルにそのどれもが存在するということ。それを理解すること。人には多様な考えを持つ権利があり、そこには背景があり、それらをリスペクト(尊重)するということ。
言葉にすると当たり前のようにも聞こえるのですが、様々な人種や文化が混ざり合うイスタンブールの地で実感していることです。
友人の住むマンションからのイスタンブール市街の夜景。初めてのイフタールはとっても贅沢な時間となりました。