始まりは2022年の2月
2022年の2月、重い腰を上げて、投資信託eMAXIS Slim 米国株S&P500を始めてみた。
今年の2月で丸2年になる。
今日の楽天証券口座にあるNISAとiDeCoをチェックすると、含み益がNISAは25%、iDeCoに至っては、29%と暴騰している。
やばいほど増えてる!
投資のことなどほぼ学んだことのない主婦が、書籍やYouTubeを見ながら見よう見まねでやってきた結果にしては、上出来。
投資の含み益は、瞬間風速だと思ってるから、明日には半分に減っているかもしれない。でも今から始めようと思っている私のような怖がりな人間がどのように投資したり、取り組んでいったかを参考にしてもらえるように書いてみることにする。もちろん、「投資は、自己責任。」私は、万人には勧めません。
楽天口座で始めてみる
恐る恐る、証券口座に積立設定をやった日のことを、今でも覚えている。冬なのに冷や汗をかいてた。
参考にした書籍は、大西真人「自由に生きるための地味な投資で2000万円」
投資額は、積立NISA33,333円と特定口座に16,667円の50,000円をeMAXIS Slim 米国株式S&P500をクレジットカード払いにした。
当時は、楽天カードでクレカ決済だと月に500ポイントがもらえるということなので、そうした。
ついでに50代なんでiDeCoもやってみようと、専業主婦の掛け金の上限23,000円を楽天・全米株式インデックスも毎月積み立てスタートした。
iDeCoと積み立てNISAと合わせて月73,000円。とりあえず、見切り発車でスタート。
積立金がしんどかったら、辞めてもいいかと気軽な気分でやってみた。
いきなり下がる
投資をスタートしたら、いきなり下がる。
戦争が始まり、投資したお金が、すぐに減り出した。
おいおい!と思った。増えるんじゃないのかよーー😭
いきなりのマイナスだ(泣)
ちょっと悲しくはなったけど、投資とは、こんなもんかと腹を括った。
投資初心者が一番やってはいけないのが積み立てを辞めてしまう事だということを投資系のYoutubeで見ながら、お勉強に励む。
なんとか自分のペースを掴みながら、コツコツと積み立てを続けてみた。
X(ツイッター)では、株の調子が悪いと、「退場しました」「資産がなくなりました」と阿鼻叫喚の世界が繰り広げられるが、気にしないように、副業に精を出した。
副業をしてると、お金のことを忘れていられるから、案外よかった。
当時からやっていた副業はハンドメイド。手を動かしてると、インデックス投資なんかどうでもよくなってきた。
嵐の2022年
それでもパウエルさんが利上げするたびに株価は乱高下した2022年。
投資って花や植物を育てるのに似ているような気がした。
月々少しずつ肥料(積立投資)を与えながら大きく育てるのを待つ。
時には嵐が来たり、台風が来たりで育った芽(含み益)が吹き飛ばされたり。
こんな時は、口座を見ない!!
時には、嵐(パウエルさんの一言)で根こそぎ持っていかれたり(原価割れ)
投資をしたのを忘れるのだ!
それでも、手放さずに大事に育てる。(保有)
そう考えたら、インデックス投資って主婦に向いているなと思う。
子育てやガーデニングみたいに気長にやっていくしかない。バイ&ホールドを実践。
インデックス投資を人に勧められるかと言われたら、家族以外は勧めないし、投資の話はしない事にしている。
20代の娘二人に勧めてみたら、長女だけが月5000円から始めてみた。一年続けてみて、大丈夫そうと感じて一万円に投資額を上げてみたそうである。若いうちからちょっとづつするのが一番いいと思う。
50代は、インデックス投資した方がいいのかと言われたら、わからない。
人によっては、一円でも減るのは嫌だと感じる人がいるように、S&P500の乱高下の激しさは、人を選ぶと感じる。
「リスクをどこまで取れるのか」
半分になっても、黙って待てるぐらいの気持ちがあればインデックス投資をずっと続けていけるのかなと思いながら2022年が過ぎていった。
この時大きな励みにしてたYoutubeが「高校生でも分かる米国株」
米国株の勢いがない時に「米国株を長く持て」と明快に答えてくれる花子さんに励まされた。
2022年よりも米国株が暴落したコロナショックの時から花子さんには注目していたが、投資方針が一貫してブレてないところに大変感銘を受けた。
「ガチほしろ!今を耐えろ!」と叫んでたのは、花子さんぐらいでメディアは、煽りまくっていたのをよく覚えている。
また同じようなことは、これからもずっと起こると思うから、この本を買って、備えているのだ。
2023年明けの大底からの回復
暮れからパッとしなかった投資信託の株価が正月明けも、ぐっと冷え込んだ。
幸い、円安がクッションになったせいで、減ってるなあと感じても数万円規模で、この頃になると、だいぶ慣れて、気にならなくなってきた。
2月くらいから、少しずつ回復基調になり、株価の大きな落ち込みが減ってきたなと思うと、どんどん上がってきた。
5月ぐらいになると、朝起きたら、数万円ほど増えてることがあって、それだけで感動した。
投資って面白いなと、やっと感じたのもこの頃。
性別、年齢、学歴関係なく、自分が投資して自分の資本を市場に晒すというリスクをとった結果が平等に利益に跳ね返ってくる。
仕事だと、できる人できない人の差を感じるし、仕事を始めるのだってなかなか難しい私のような社会不適当者でも、インデックス投資はウェルカムな世界だと思う。結果は、平等に与えられるから。
100円を投資ても1億円投資しても同じ利益率が返ってくる。この当たり前のことがわかってきた。
もちろん、逆を言えば同じ損益率で損することもある。結果は、平等。
秋から、アンケートモニターの副業も始めて、副業収入も投資するようになった。
合わせて91,500円を毎月インデックス投資に入金していった。
91,500って半端な投資額だけど、夫婦間の贈与税対策ですってば
そうなんです。91,500円を一年間投資すると1,098,000円ということで110万を超える金額は、贈与税に引っ掛かってくるので、110万に抑えて設定してみた。
専業主婦だと、色々考えておかないといけないみたいでめんどくさい。
「投資は、自分のお金でやれ!」と言われそうだが、夫からは、「俺が家のことを全く気にしないで、全力で仕事に取り組んでいられるのは、青葉(私)のお蔭だと思っているから、自由に使え」ということなので、生活費の残りは、自由に投資に回させてもらうことにする。
働いている友人の女性からは、「呆れたわ。夫のお金でNISAなんて!」と言われて落ち込んだりしたのだがうちはうち、外は外でやっていこうと思っている。
間違えたら、やり直しが効くし、試してみながらトライアンドエラーの精神で何事も突っ走ってみようと思う。
現在の資産合計
今の保有資産、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1,858,069円 評価損益+458,569円
iDeCo 楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)720,218円 評価損益+175,085
合計保有資産額 2,578,287円 評価損益額 633,654円
約2年でこれぐらい増えた。
もちろん、生活防衛資金は、別に置いているので、これは、リスク資産の総額。
メガバンクに現金預金をしてたら、194万ほどなんだ。金利が0.001ぐらいしかつかないからね。
たった2年で60万近く増えるってインデックス投資ヤバいと思う。
いつでも半分のリスク込みだけど、長期であればあるほど負けなくなるらしい。リスクは、永遠にゼロではないが、無職の私に60万くれる人は、居ないと確信してる。
インデックス投資をもっと早くからやっていれば良かったと思う。
インデックス投資をしながら自由に生きていきたい
お金を貯めることは、人生の選択肢を増やすこと。
2017年ぐらいにFIREについての記事を読んで、見つけた言葉。
私も場所にとらわれずに、時間にとらわれずに、夫婦で静かに暮らしていきたい。
贅沢をしたいわけではなく、生活費の一部を投資の運用で賄い。足らない部分は、自分が好きなことや短時間だけ働いてゆっくり暮らしたい。
固定費を抑えるために郊外のトカイナカに移住したのも、そのためである。
夫が退職後は、二人して好きなことをしながら暮らしていければと思ってる。
好きな仕事があれば続けたらいいし、嫌な仕事や上司がいたら辞めちゃっていいと夫に言えるようになりたい。
私が二十歳の時に日経株価が3万8千円だった。
世の中は、バブルに沸き、これから先の未来はずっと明るいような気がしてたが、あれから30年、ほんとに変わってしまった。
会社員として誰かに頼っている限り、いつでも奈落の底に落とされるような気がする。インデックス投資よりも不平等で理不尽なのが会社だと思うのだ。
何もしなければ、何も考えなければ、ずっと働かなくてはいけない世の中になってるのが日本なんじゃないかなと思う。
社会保険料の高さに、ほんとびびる。私は、驚くが、飼い慣らされている会社員の夫は、ピンとこないようだ。これから普通の会社員でいれば、どんどん税金が増えまくっていくだろう。
会社で働くと言うことは、いつまでも誰かの言うことを聞き、誰かの利益に寄与することだなあとFIREの記事を読んでいて気付いた。
インデックス投資を50代になってやっても遅いかもと、何度思っただろう。でもたった2年でもやった甲斐があると言うのが実感である。
人生の主導権を確保するための一つの道具が私にとっては、貯金であり、インデックス投資なんだと思う。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
にほんブログ村