海びらきしたビーチを楽しむ観光客＝14日午前、糸満市の琉球ホテル＆リゾート名城ビーチ（喜瀨守昭撮影）
琉球新報社 【糸満】沖縄県糸満市の琉球ホテル＆リゾート名城ビーチで14日、一足早い海開きが行われた。同日は午前8時に砂浜で安全を祈願する神事の儀を行った後、同9時から遊泳が開始された。
この日の沖縄本島はやや蒸し暑く、那覇市の最低気温は5月中旬並みの22.1度。名城ビーチの浜辺には曇り空から太陽が顔をのぞかせるものの、湿気を含む涼しい風が吹いていた。中国から家族や友人と訪れたフー・ジン・イーさん（24）らは「東京や大阪にはないきれいな海を楽しみに訪れた」と、ドラゴンボートを楽しんだ。毎年、家族で沖縄を訪れる女児（12）と妹（8）は「冷たーい、けど楽しいー」とはしゃいでいた。母親の堺恵里奈さん（39）にだっこされていた生後4カ月の赤ちゃんは、冷たい海水につかっても落ち着いた様子で指をしゃぶっていた。
2022年7月にオープンした同ホテルでは毎年3月に海開きを実施している。今年は3月14日から23日まで「海・プール開きウィーク」として、宿泊者限定で施設内にある6種類のプールのほか、海では帆掛けサバニ乗船体験などを提供している。
（嘉陽拓也）
