ついに冬が本気を出してきた感がある。今となっては11月末まで暑かったのが嘘のよう。一気に冬モードへと切り替わってしまった。
そうなってくると特に朝晩は防寒必須。インナーからヌクヌクしたいものだが、ファッションセンターしまむらで「約3倍あたたかいインナー」なる商品が売られていて気になった。しかも、最上級の暖かさとあるではないか……!
・比較対象は同じしまむらのインナー
思わず手に取ったのはプライベートブランド・ファイバーヒートの「デオリッチインナー」、そしてそのスーパープレミアムというものである。
子どもでも強さが分かるような横文字だなと思ったことはさておいて、ここではシンプルに分かりやすく「3倍インナー」と表記したい。
そしてその3倍というのは、どうやら通常版と比べたもののようだ。では一体どのあたりに違いがあるのか。実際に買って比較してみると……
コレ、ほとんど一緒っぽいな……
いや……
裏起毛だ!!!!
目に見える違いはこれだけで、物理的に直球で3倍の暖かさということっぽい。
なお、値段は通常版が869円、「3倍インナー」は1639円と約2倍の価格差。まぁすべてを判断するのは着てみてからだろう。
・着てみた
まずは通常版から。素材はレーヨン主体で軽い着心地で肌にしっとり吸い付くような感じだ。
見た目、それから着心地といい、よくあるタイプといえばそう。ただ、気温が一桁になってくるとこの薄さは少々心許ない。
どちらかといえば春・秋タイプのインナーといおうか。これからさらに寒くなる時期だと室内で使うことになるだろう。
続いて「3倍インナー」。こちらは素材にポリエステル、レーヨンなどが使われていて、見た目から通常版より生地が厚めでしっかりしている。
袖を通してみると通常版と同じく吸い付くような感覚がするも、裏起毛でフワッとしていて暖かい。動いてもしっかり暖かさをキープ……っていうか、ぶっちゃけコレは「かなりやりおる」という感想を抱いた自分がいた。
・正直な感想
というのも、ユニクロの極暖シリーズは当然として、ワークマンの新作あったかインナー、それからトップバリュで売ってる「1着4378円のインナー」などこれまで試してきたのだが、それらと比較しても好印象だったのだ。
初手というか肌とのファーストコンタクトが個人的にストライク。表面のスベスベ感といい、それから先に書いたように裏のフワッとした生地といい文句なしだった。
好みは人それぞれではあるも、1639円という値段はいずれにしても安く感じる。ちなみに他と何がどう違うのか気になったことで、アレコレ調べていたら……
品質表示のところに「毛が3%」含まれていた。あまりないタイプのように思えるため、これが影響しているのかもしれない。
「約3倍あたたかい」というのは実際に着てみたら確かにそう。極寒の雪国とかじゃなければ十分に戦えるだろう。
・メンズならニオイ対策あり
そうだそうだ、この新作はメンズなら男のニオイ対策が施されていて、レディースは暖かさに潤い機能をプラスされているらしい。
経験上、しまむらの店舗では触って確かめられる「お試しインナー」が置かれている。そこで自分の好みに合うか確かめてみるのもいいだろう。寒さ対策の参考になれば幸いだ。
参考リンク:PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼通常版の素材