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人工知能(AI)が驚異的な進化を遂げる今、ビジネスパーソンは何をどう学び、どのようにスキルを磨けばいいのか。明確な答えのない問いを探究するため、NIKKEIリスキリングが様々な有識者にインタビューする新企画「AI時代のリスキリング」。今回は、前週に続きAIコンサルタントとして活躍する倉嶌洋輔さんに、AI時代を生き延びるための「4つの戦略」を聞いた。

AIの得意・不得意を見極めよ

――前回の「なぜAIは自転車なのか 達人から学ぶ、人の能力を劇的に上げるツールの活用法」の中で、AIの得意なこと、苦手なことを踏まえて戦略を立てる必要があるという話がありましたが、AIの得意・不得意とは何でしょう。

得意な領域は主に3つあります。1つ目は「正確かつ大量に記憶する」領域。代表的なものがAmazonGoのようなレジなしスーパーです。あれはAIが、入場したのは誰かやバッグに何を何個入れたか、決済方法は何かという大量の情報を正確に記憶できるために成り立つ仕組みです。2つ目は「瞬時にたくさんの判断をする」領域。品質担保の検品AIなどですね。3つ目は大量のデータから共通点や差異を見つけ出す領域。画像から微小ながんを発見できるAIなどがすでに活躍しています。

もし自分の得意なことや今の仕事内容がこうしたAIの得意領域と重なる場合は、代替されるリスクが高いので、早急に対策を打つ必要があります。

反対にAIが不得意なのは、将来性を考慮したり倫理観を伴う判断をしたりすることです。仕事が早い部下Aさんと遅い部下Bさんがいた場合、「管理職AI」が単純に効率だけで判断してしまったら、Aさんにばかり仕事を振ってAさんは疲弊し離職リスクを高め、Bさんは成長しないということも十分あり得ます。

また、文脈から言葉の意図を解釈するのも苦手です。Chat(チャット)GPTなど生成AIの登場で以前より文脈の精度は向上しましたが、かなり丁寧に前提の説明をしなければ的外れな解答をすることも多々あるので、まだ苦手と言えるでしょう。さらに、AIの精度は学習データに左右されるので、開発時に学習データが少ない領域や、情報の鮮度が物を言う領域では精度は低くなります。

裏を返せば、相手の感情を読み取るEQ(心の知能指数)の高い人や、文脈を正確に押さえられる人、常に最先端の情報を捉え続けている人は、AIにない強みを持っていると言えます。

Yes・Noに答えて戦略見つける

――ではそうしたAIの特性を踏まえた生存戦略とは。

下のチャートを見てください。質問にYes・Noで答えると、一人ひとりにお勧めの戦略がわかるように作ってみました。

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