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Re:11colors

毎週水曜日更新(2024年6月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

12月に作ったという理由で集められた模型たち

 

鎌倉時代の鎧武者は3Dスキャンしたデータをもとに作られているプラモデルなので、立体感を体感するにはいいプラモデルで、各々の面の前後関係や光の当たり方における色の変化を演出しやすかった。この辺の理屈を身体で覚えるというか、なんとなく塗れてしまうのはMax Fadtoryの人物プラモデルの良いところ。

 

なんとなく立体感をどういう風に誇張するとカッコよくなるのかは掴みつつあったので、それを確認するような時間だった。この辺のロジックはウォーハンマーの塗装で掴んだ。

 

 

ミニチュアの塗装は相変わらず楽しくて、すぐに終わるのと小さな塊が出来上がるのが好きなようだ。蛍光塗料を使うと途端にサードパーティ感が出るように感じているのはウォーハンマーでそういう色がないからだろう。なぜそうするのかをうまく言葉にできないが、小さなミニチュアは明暗差や色相差をはっきりつけたほうが魅力的に仕上がりやすい。というか、塗装前のグレーのプラスチックの状態や出力したばかりのグレーのレジンカラーが明暗をはっきりと目に映してくれるわけですが、それが失われないような色のバランスを組むと良い。

 

 

この、柵みたいなやつはネクロムンダというゲームでつかう遮蔽物。ドライブラシで風合いを入れながら色付けして、最後はフィルタリキッドで仕上げたんだけどマイルドな深みが出るのでかなり気に入った。テレインと呼ばれる情景モデルに入るのかな。これ。塗ってみると、ミニチュアとテレインはコツが微妙に違うっぽいことがわかったり。スケールモデルに近い感じがした。ただ、その塗装の引き出しを開けるのに時間がかかった。戦車も作りたいな。

ミニチュアとテレインの塗装のアプローチが違っていると結果的に遊ぶときに各々の対比が出て良いと思われる。

 

 

ウォーハンマーのオールドワールドの騎兵。こちらは曲線が綺麗なモデルなのでぬるっとした感じに塗ったらカッコよくなった。暗いところをしっかり残しながら、あんまり明るくしすぎないようにした。ただ、馬の目の周りとかポイントポイントは明るく。

重厚感が出ていいモデルだなーって思う。もっと作りたい。先月作ってたんだけども、台座に土を持ったり草を生やしたりしたのは今月でした。

 

今年は一年間、毎月塗装までこぎつけた模型を集めたけども結構面白かった。来年も続けたいと思う。あと、白背景は画用紙を使うのだけど、最近は今回の記事の写真のように革調フェルトを使っていて、取り回しも楽なのでこれからはこの背景になると思う。

 

今日の物販

 

 

 

フィジェットを触って思ったこと

 

ボールペンをノック部をカチカチする、カッターナイフのスライダーをキチキチする、ダイバーズウォッチのベゼルをコチコチ回す。そんなことをついつい行なっている人は、フィジェットを買うとハマりすぎるので、買わないほうがいいかもしれない。

 

Amazonで買ったフィジェットが届いた。これはスライダーと呼ばれるジャンルのもので前後にスライドして遊ぶ。フリスクのケースのような動きを両方向にできると思ってもらうとわかりやすい。スライダーの中でも駆動方法は機械式で、中にスプリングと金属製のボールが仕込まれていて、動かすとキチキチと音を立てる。

 

これは確かにずっと触ってしまう面白さがある。理由は冒頭に書いたような動作に近しい感覚を得られるからだ。カッターナイフのキチキチにかなり似た刺激があることがよくわかる。3000円しない程度のものを購入したが結構な満足度だ。

 

 

とはいうもののもっと高いものは、キチキチと動くクリック感が高いのでは?ということも容易に想像がつく。これはダイバーズウォッチのベゼルが価格や作りによって回し心地が全然違うのと近いと思う。ベゼル内部に仕込まれたコマの細かさに起因するものなのだけれども、おそらくこの機械式のスライダーも同様に性能の上下があるような気がする。並べて比べるものではないがベゼルの方がクリック感は噛み合わせがしっかりしているので重さが気持ちよく、スライダーの方がやや軽い。しかし、スライダーはやや親指で圧を加えながら動かすのと、そうしないのでは感覚が違うのでそのときの気分を反映できる魅力がある。

 

単機能のフィジェットの面白いところは「こういう動きが感覚的に気持ちいいよね」という要素を狙ってか狙わずか可動に落とし込んだところだ。機械式のスライダーはスマホの上下方向のスワイプに近い感覚かと思ったが実のところはカッターナイフだった。

 

購入方法はAmazonで買うのもいいけどアリエクスプレスで5000円程度でまとめ買いするのも楽しい気がして、まとめて注文した。