鎌倉時代の鎧武者は3Dスキャンしたデータをもとに作られているプラモデルなので、立体感を体感するにはいいプラモデルで、各々の面の前後関係や光の当たり方における色の変化を演出しやすかった。この辺の理屈を身体で覚えるというか、なんとなく塗れてしまうのはMax Fadtoryの人物プラモデルの良いところ。
なんとなく立体感をどういう風に誇張するとカッコよくなるのかは掴みつつあったので、それを確認するような時間だった。この辺のロジックはウォーハンマーの塗装で掴んだ。
ミニチュアの塗装は相変わらず楽しくて、すぐに終わるのと小さな塊が出来上がるのが好きなようだ。蛍光塗料を使うと途端にサードパーティ感が出るように感じているのはウォーハンマーでそういう色がないからだろう。なぜそうするのかをうまく言葉にできないが、小さなミニチュアは明暗差や色相差をはっきりつけたほうが魅力的に仕上がりやすい。というか、塗装前のグレーのプラスチックの状態や出力したばかりのグレーのレジンカラーが明暗をはっきりと目に映してくれるわけですが、それが失われないような色のバランスを組むと良い。
この、柵みたいなやつはネクロムンダというゲームでつかう遮蔽物。ドライブラシで風合いを入れながら色付けして、最後はフィルタリキッドで仕上げたんだけどマイルドな深みが出るのでかなり気に入った。テレインと呼ばれる情景モデルに入るのかな。これ。塗ってみると、ミニチュアとテレインはコツが微妙に違うっぽいことがわかったり。スケールモデルに近い感じがした。ただ、その塗装の引き出しを開けるのに時間がかかった。戦車も作りたいな。
ミニチュアとテレインの塗装のアプローチが違っていると結果的に遊ぶときに各々の対比が出て良いと思われる。
ウォーハンマーのオールドワールドの騎兵。こちらは曲線が綺麗なモデルなのでぬるっとした感じに塗ったらカッコよくなった。暗いところをしっかり残しながら、あんまり明るくしすぎないようにした。ただ、馬の目の周りとかポイントポイントは明るく。
重厚感が出ていいモデルだなーって思う。もっと作りたい。先月作ってたんだけども、台座に土を持ったり草を生やしたりしたのは今月でした。
今年は一年間、毎月塗装までこぎつけた模型を集めたけども結構面白かった。来年も続けたいと思う。あと、白背景は画用紙を使うのだけど、最近は今回の記事の写真のように革調フェルトを使っていて、取り回しも楽なのでこれからはこの背景になると思う。
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