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R55女性あるある

R55世代(50~60代)女性の、心身や環境の変化・長年の仕事での経験・主婦目線での生活など綴るブログ

「フロッピーディスク」トレンド入り。つっこみどころ満載の山口県のコロナ給付金ニュース

昨日Twitterで「フロッピーディスク」が堂々トレンド入りしていて「一体何?」と思ったら、"山口県阿武町が新型コロナ給付金を誤って、1世帯に4,630万円を振り込んでしまった。でもそれはもう返還できないと言われている"というニュースが原因でした。

Twitterで騒がれたのはそのニュースの中の『振り込み者名簿をフロッピーディスクで銀行に提出していた』という事実。今もまだフロッピーって生きてたのか!?という驚きの方が、ニュースの内容より勝ったみたいですね。

確かに「今なおFDが現役で使われているのか」という驚きは私も感じました。しかしもう、色々な意味でつっこみどころ満載のニュースですよね。
    
振り込まれた町民は「もう元には戻せない。逃げることはしない。罪は償う」と言ってると記事にはありますが、"罪は償う"ってどういう意味でしょう?

それに4,600万円もの大金、すぐに必要だった事情のある人にたまたま運よく振り込まれたってこと?(返せなくてもなおすぐに必要な大金って、TBS日曜劇場「マイファミリー」か!)

報道ではこの返還をつっぱねてるところに焦点をあてていますが、私はむしろ間違った側への不安みたいなものを覚えてしまいました。

そもそもフロッピーをデータ保存や授受に今も使っているということは、その本体であるPCは結構古い可能性があるのではないか?(外付けドライブだとしても)。それが絶対いけないというわけではありませんが、その場合、ちゃんとPC本体のOSは最新のものになっていてセキュリティ対策もできているのだろうか?なんてことをどうしても思ってしまいます。

PCやセキュリティ環境を最新のものにしているなら、FDなど昔ながらのやり方を固持する方がむしろ大変なはずで、であればすでに保守の切れたOSなどをそのままにネット接続なんかしてないだろうね?といった不安です。

様々な事情で買い替えられない場合もあると思いますが、個人ではなく公の市町村のデータを扱う仕事ですし・・・

また”名簿をFDで銀行に提出していた"ということは、リストを読み込むために銀行側もそういうPCを使っているということになるけど…そっちも大丈夫なの?

とか、そんなことも頭をよぎります。

そして、いくら振込依頼書に誤った金額を書き込まれていたとしても、1世帯に4,630万円給付ってあり得ない金額、金融機関が何の疑問ももたず確認もせずにそのまま振り込む?

振り込む係の人は、何のお金かなど関係なく、書かれていた額面を間違わずに振り込むことが一番大事なミッションなのだとしても、本当にそれでいいのでしょうか。でなくてもその上役の人は確認しなかったのでしょうか。

私は犯罪捜査とかのテレビドラマの見過ぎだから、なんか全部がキナ臭く感じてしまったりして、いかんいかん。

でも、そういった小さな穴からセキュリティ犯罪は潜り込んでくるのは本当だから、地方の市町村含め日本全体としてITの整備を再確認する必要があるかもしれません。

ちなみにこれは1年半前の、各地の地銀でFDの取り扱いを終了する動きが広がっているという記事です。