この単語、聞いたことありますか……?
初めてこの単語を聞いた関東育ちの筆者は
「鉄板でただ焼かれた肉」と普通に思いました。が……
全然、違いました。
福岡・博多に伝わるソウルフードの「鉄板焼肉」は
「そんなん絶対美味いだろ、それ」
という要素が全部入りのすごい代物でした。
実はみんなのごはんでも過去に本場福岡の「鉄板焼肉」のお店に取材に行ってたりするのですが、
都内で食べられる店があると聞いたのでさっそく「鉄板焼肉」を体験してみることにしました。どんな肉なんだよー!
「鉄板焼肉」を東京で食べられる店は「経堂」にある
小田急線経堂駅から農大通りを歩いて3、4分。路地を1本入ると…
やたらといい店構えの「鉄板焼肉 大当り」
ここにそのソウルフードがあるのだ。
ちなみにこちら、「博多華丸」さんも「あの味が食べれる!」と来ているお店。
東京でびっくり亭が食べれる!
— 博多華丸 (@okazakihanawo) 2018年1月24日
経堂の大当り屋さん
あの味あのニンニクあの赤いやつ
福岡から上京してきた方々はぜひ〜〜 pic.twitter.com/jw81mOaEgC
もう期待しかない…
お店の看板にも「専門店」「博多名物」の文字。
よし、入店だ!!!!!!!!!
メニューはシンプル。
焼肉は1人前、1人半前、ダブル、トリプルとある。量で料金が変わる。あとはちょっとしたつまみが数品。ランチ時間だと焼肉を頼むとごはんとみそ汁が無料でつく(大めし以上は有料)。
お酒は結構充実かつリーズナブル。
とりあえず、大好きなサッポロラガーの中瓶をオーダー。
がっつりのどに流し込んで、鉄板焼肉に備える。
ビールに合わせて「酢もつ」をオーダー。すぐにきた。柚子胡椒と合いそうでしかない。
ほら、歯ごたえとプリプリ感。伝わるかなあ…。さっぱり味だけどモツの旨味があって完全に理想の酢もつ。鉄板焼肉前の準備運動に最適。
はああ、なんぼでも食べられるな
もう店内の匂いで悶絶し始めた…早くきてくれ「鉄板焼肉」
鉄板焼肉1人前に小ライスを頼んだ私はもう、うずうずが止まらない。
なぜか。
鉄板焼肉が来る前からすごい匂い。にんにくの香りが店中にたちこめてるから!!
「あーもうめちゃめちゃいい匂いする、胃袋がぐねぐねしだした」
もう少し、もう少しと念じながら、周りを見回すと一人客の方が非常に多い。みんな黙々と食べてる。
全員幸せそうだ。もう、早く私にも肉をよこせ!!!!!!!
机の上にはなにやら、謎の棒が置いてある。これは鉄板焼肉に使うのか。全くわからん
辛みそもある。うまそう。もうこれをなめまわしたいほどに腹は減ってきた。思考がぐるぐるしている。
もう空腹が限界だ…
棒と辛みその説明がよく見たら書いてあった。
実際に肉が来ないとちょっとどうしていいかわからない…
あああああああ、早くーーーーー!鉄板焼肉ーーーーーーー!
注文から約10分。私の「鉄板焼肉」がついにきた!!!!!
ぐはあああああああ!きたーーーーー!これかーーーーー!!!!あきらかに美味しそう!キャベツと肉がにんにくと共にドーンときた。すごいボリュームだ。
ランチならこのセットで880円。白飯が足りないのでは…と不安になるほど、「鉄板焼肉1人前」の存在感に言葉を失う。
ああ、もう早く、早く食べたい!!!!
そういや、「木の棒はどうすれば?」と聞くと…
「なぜに?」
店員さん「斜めにして、うまい油を片側に寄せるんですよ」
筆者「ううううう、うまそう…」
店員さん「油がたまったら、辛みそを入れて混ぜて。辛いのが好きなら2杯くらい」
筆者「は、はい。これくらいかな」
店員さん「はい、じゃあ混ぜて」
ぬああああああああ、なんか絶対にうまい「油」ができたぞ!!!!!!
店員さん「これに肉やキャベツを絡めて食べてくださいね!」
や、やっと…………………………
実食だあああああああああああああ!
(X JAPAN TOSHIの「紅だああああああああああああ!」の勢い)
あちい!そして、うめええええ!肉の旨味!!!!!油と辛みそのマリアージュ!!!!
米が止まらん!
混ぜてのせる!!!
一瞬でなくなるっっっ
止まらん!白飯にDIVE TO BLUE!!!!!!!
この永久運動つづけたら、あっという間にこの有様
それに肉だけじゃない
この鉄板焼肉、具材はキャベツと肉だけってのがかなりいい!
ここに玉ねぎとか他の野菜は不要!キャベツの旨さをこんなに引き出す料理ある?
ああああ、たまらん。
そうこうしてたら、所要時間約5分、肉がついになくなった…そして………………
締めがもう最高
そう、余ったお米を、肉の旨味がつまりまくった罪の油に投入
むひゃー
だめ、もうダメ人間になる…
う、うまい…私も油になりたい…
「鉄板焼肉」…ちゃんと理解したぞ!!!!!!
これでわかったと思うけど、みなさんこれからは
「鉄板焼肉」と聞いたらコレね!これ!
これ、たまに無性に「うお~~~~~~~~!食いて~~~~~~!」ってなる味です。中毒性、かなりあり。
女性ひとり客もけっこう居て、年代性別問わず、通いたくなる味。
「懐かしい~~」の人も「食ったことない~~」の人も全員異次元の罪の味に溺れてくれ!
紹介したお店
著者プロフィール
著者 ひにしあい
本業はWebマーケの非常勤ライター。好きな本は路線図、好きな音楽はヴィジュアル系。特技はカラオケ芸。日本酒とワインとビールと美味しいご飯が全ての活力源。
個人サイト:http://hinishi.com
Twitter ID:日西愛(ひにしあい) (@sunwest1) | Twitter