はじめまして。何かの映り込みから失礼します。
株式会社バーグハンバーグバーグのかんちと申します。
いきなりですが「正月太りしてダイエットどうしよう~!」と言っている皆さんはここでサヨウナラ……
何故ならこの記事では、これからとんでもなく旨いものを紹介するからです。
さて、突然ですが、皆さんはご飯を炊く時に何を使っていますか?
よく土鍋で米を炊くと、炊飯器で炊くよりも美味しいと聞きますよね。
たしかに土鍋で炊くのも美味しいのですが、個人的には土鍋よりもさらに美味しいと思う炊き方があるのです。
それが圧力鍋!
…僕は圧力鍋で炊いたご飯の味を知ったその日から、ご飯をおかずにご飯を食い続けて2ヶ月で体重が7kg増えました。それだけ圧力鍋で炊いたご飯が旨いんです。
炊き方の比較をすると、ご飯の旨さの違いはこれくらい↓
圧力鍋>>>>>>>>>>>>>>>土鍋>>ガス炊飯器>>>>>>電気炊飯器
圧倒的旨さ!! しかも火を使う時間もわずかでほとんど放置するだけなので、時間も光熱費も節約できていいこと尽くめなんです!(旨すぎて太るけど)
…というわけで、今回はそんな圧力鍋でのご飯の炊き方を紹介するわけですが、使用するのはこちらの小型の圧力鍋。
我が家でもほぼ毎日使っている圧力鍋で、Amazonだと3千円台~で手に入ります。安い!
今回のは2.5リットルの一番小さいタイプですが、これ1つで4合までの炊飯ができるので、一人暮らしはモチロン、三人家族くらいまでだったらピッタリだと思います。
それでは、早速この圧力鍋で基本の白米を炊いてみましょう!
圧力鍋での白米の炊き方
<材料>
- 米…1カップ
- 水…1カップ
やり方はたったの3ステップ!
- 米を研いで水を入れる
- 鍋を火にかけ弱火で5分加圧
- 火を止めて10分放置
たったのこれだけです。
とはいえ、火力調整のタイミングが重要なので、もう少し詳しく解説します。
1. 米を研いで水を入れる
普段通りお米を研ぎます。
圧力鍋で炊く場合は吸水時間無しでもOK!柔らかめのご飯が好きな方は30分ほど吸水させると更にモッチモチの食感になります。
2. 鍋を火にかけ弱火で5分加圧
鍋に米と水を入れて蓋をし、圧を調整する重りを「高圧」にセットします。
圧力鍋を強火で火にかけて3分ほど待つと圧力鍋のピンが上がり…
そのまま待っていると……
シュポッ!っとピンが上がります。
そしてそこからさらに加熱し続けると、
「プシューーーーーー!」と音を立てながら蒸気が噴き出してきますので、このタイミングで弱火にして5分タイマーセットします。
3. 火を止めて10分放置
5分経ったらすぐに火を止めます。
***ここで注意***
火を止める際、誤って蒸気に触れると大変なことになりますのでご注意ください。
*********
ピンが下がるまで(約10分)放置したら完成です!
ご覧ください。「何これ、鍋に真珠入れてたっけ~~~~!!?」と間違うほど、炊きあがったご飯はツヤッツヤ!
さっそく頂くと……
うっまぁ……。
モッチモチなお米の旨味と甘みが口いっぱいに広がって、おかずが無くても1合は平らげられそうです。
この炊飯器で炊いたご飯はまとまり易いので、おにぎりにもピッタリ!
チャーハンなどパラパラご飯の料理には向きませんが、手巻き寿司や丼ものとの相性も抜群なのでおすすめです。
……さて、そんな圧力鍋には「素材を短時間で柔らかくできる」という素晴らしい性質がありますが、その性質を利用して「鮭とば」などの乾物とお米を圧力鍋で炊けば、素材が柔らかくなってホロホロ&ダシが染みて最高の炊き込みご飯ができてしまうんじゃないでしょうか? そうに決まっていませんか?
というわけで、ここからは色々なおつまみで炊き込みご飯を作ってみたいと思います!
鮭とば
まずは日本酒との相性が抜群の鮭とば。
これをお米と炊けばいいダシが出そうですし、ホロホロにほぐれたシャケの身も美味しそうですよね……想像しただけでもヨダレが出そうです。
材料はこんな感じ。
<材料>
- 米…1カップ
- 水…1カップ
- 鮭とば…適量
- めんつゆ…大さじ2
- 酒…大さじ1
こちらが材料を入れた様子。基本的に全てをブチ込んで加熱するだけなので、圧倒的な『手軽』がここにはあります。
***ここで注意***
加熱中、圧力鍋から美味しそうなにおいがしますが、決して顔を近付けないでください。
こうなるからです。
*********
……そして、完成したのがこちら!
鮭とば炊き込みご飯
見てくださいこれ…絶対美味しいじゃないですか。これだけ食べても2合は行けますし、お茶漬けにしても最高です。
でも、究極の旨さを求めるんだったら……
イクラをバーーーーン!!!!!!!
はい! 宮城県名物「はらこ飯」の完成です!
嗚呼……鮭とイクラによる魚介の親子丼がここに……いただきます!!
ガッッ!!!!
ふふっ
100点満点中、1,000阿僧祇点でした。
口の中には極楽浄土のような圧倒的幸福感が広がり、魂が抜けるかと思うほど美味しかったです。
貝柱&貝ヒモ
続いては貝のおつまみの定番、貝柱と貝ヒモでご飯を炊きます。
貝柱は値段が高くて使うのに一瞬とまどいましたが、材料費はぐるなびさんが出してくれるのでエイヤッ!と買いました。
価格以上の味が出ればいいんでしょ? 頼む! 頼むぞ貝柱あぁぁぁ!!
<材料>
- 貝柱…適量
- 貝ヒモ…適量
- 生姜…1かけ細切り
- だしの素…小さじ1
- 油揚げ…1/2枚 細切り
- 小口ネギ…適量
- めんつゆ…大さじ2
- 酒…大さじ1
***ここで注意***
圧力鍋から出る蒸気って美味しいのかな?と思っても、蒸気は食べないようにしましょう。
美味しくないですし、死ぬほどむせるからです。
*********
さあ、そんなこんなで完成したのがこちら!
貝の出汁炊きごはん
生姜を加えたことによって貝の臭みが取れ、貝ヒモの甘みがお米に染みこんでとても優しい味に仕上がりました。非常に上品で高級なお味。
あぁ~…これはほぼ高級料亭のごはんだわ……お茶碗1杯1,500円はする味。
高級料亭行ったことないけど、多分そうでしょう。貝柱の元は完全に取りましたね。
あと、僕の後ろで仕事に追われてる部長の山口さん、いつもお疲れ様です。
スルメ
噛めば噛むほど味の出るスルメですが、スルメをご飯と一緒に炊き込んだら、イカ飯風のご飯が簡単に作れるんじゃないか……そう思って作ってみました。
カチカチのイカが圧力鍋の効果でふっくら柔らかくなるはずです。
<材料>
- スルメ…1枚
- めんつゆ…大さじ2
- 酒…大さじ1
- 干ししいたけ…適量
- 人参…1/4本 細切り
ちなみにこの撮影は会社でやっているのですが、加圧中に噴き出る暴力的なイカ臭にオフィス全体がざわつき始めました。
仕事をしている社員からは苦情の声が聞こえてきましたが、
瞬き一つせずに集中して、ピンが下がるタイミングを待っていた僕には全く気になりませんでした。
そして、社員からの罵声を浴びながら完成したのがこちら!
スルメ炊き込みご飯
デーン!と横たわったスルメがとてつもないオーラを出しています。
肝心の味はというと、イカのにおいが強く味はイカ飯には到底及ばないものの、まぁ食べられなくはない…というのが正直な感想でした。
とはいえ、とても可能性のある味だったので、さらに改良できる方はご連絡をお待ちしております。
ビーフジャーキー
最後は、ビールとの相性抜群のビーフジャーキーにも挑戦してみました。
お肉が柔らかくなり、凝縮された肉の旨味がジュワジュワと染み出るに違いありません。
米とジャーキーというまさに「和」と「洋」の究極融合体が完成することでしょう!
<材料>
- 米…1カップ
- 水…1カップ
- ビーフジャーキー…適量
- コンソメ…1個
- ローリエ…1個
- ブラックペッパー…お好みで
ビーフジャーキー入り洋風炊き込みご飯
メチャクチャ美味しい!! ビーフジャーキーの旨味がご飯に染み込んで、ご飯だけでもパクパクいけます。
お肉は思ったよりも柔らかくなりませんでしたが、むしろその方がおかずになってご飯が進みます。
バターとにんにくのスライスを加えたらもっとジャンキーで美味しくなりそうです!
この味をみんなにも広めたいと思ってオフィスのみんなに声をかけましたが、完全に無視されたので皆さんは会社で米を炊くのは控えましょう。
まとめ
圧力鍋でご飯を炊くことの素晴らしさが皆さんに伝わったでしょうか。
ちなみに、その他にも圧力鍋には便利な使い方がありまして、
例えば……
モッチモチの中華まんが蒸かせたり、
ほっくほくで甘い蒸かし芋を作れたり、
ゆで卵を茹でれば…
パッカーンと剥けたりするのです。
……いや、すごくないですか? 後世に残したい文明の利器ベスト1ですよね。
この記事を見て「圧力鍋使ってみようかな」という方が一人でも増えれば幸いです。
願わくば、全人類がお腹いっぱいになって世界が平和にならんことを……
そして、会社で自由に米が炊けんことを心から願っています。
株式会社バーグハンバーグバーグ所属。体を鍛えた後にそれを上回る量の食事を摂取するのが趣味 Twitter:@zmukkuri