私は素人なんですが(なぜかまだ回答に未出の)牧野淳一郎先生の「スーパーコンピューティングの将来」
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/face.html
が(ちょっと長いかも知れませんが)専門家による一般向け(?)文章としてわかりやすいと思います。
スカラ型 vs ベクトル型については
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/note053.html#rdocse...
のあたりでしょうか。価格性能比の観点からはベクトル型に利点はなし、ただし過去のソフトウェア資産継承や(金に糸目をつけない)特殊な用途という観点からは利点もある、という趣旨だと思います。
ということで、本当は(その上でプログラムを書くみなさんの)人件費(さらに言えば教育費や開発環境の開発費)も含めてスパコンの「コスト」というものを考えるのが合理的なようです。
"ベンチマーク評価と実効性能"の所に比較がありますね。ソフトウェアの変更やコンパイラの対応でスカラー化できるものもあるようですが、スカラーで代替不可能なものはあるのでしょうか?
"ところが現在のスカラー型では、どうしてもベクトル型のアーキテクチャにかなわないところがある。それはプロセサ−メモリー間のデータ転送バンド幅だ。例えばベクトル型であるNEC製の「SX-6」の1プロセサあたりのバンド幅は32ギガバイト/秒である。対するスカラー型で世界最速と言われている米 IBMのマイクロプロセサ「Power4」の場合、1プロセサエレメント(注:1エレメント中に演算機を2台組み込んである)あたり6.9ギガバイト/秒だ。ベクトルとスカラーのバンド幅の差は約5倍。これが演算性能に大きく効いてくるのである。"
PDFの方は計算内容について記述されてないです。
画像ソフトでの感覚で言うと
スカラ型 ->フォトショップ
ベクトル型->イラストレーター
ベクトル型は行列演算とかそういうのに強く早いです。
それはスカラ型では代替不可能なのですか?
http://column.hamacho.net/article/76807629.html
スカラ型スーパーコンピュータ
汎用のマイクロプロセッサを大量に搭載したスーパーコンピュータ
プロセッサ単体での性能はベクトル型に劣るが、プロセッサの並列接続により、ベクトル型に匹敵する演算速度が可能になった
現在(2007年)は、スカラ型スーパーコンピュータがスーパーコンピュータの主流となっている
"ベクトル型CPUを用いたスパコンがベクトル型スーパーコンピュータ
大量のデータをルーチン処理するのに有利 (気象予測や流体計算等)
Cray Researchが開発し、数社が参入したが、その後、多くの企業が撤退
現状、NECがこの分野では有名"
この部分が欲しかったですね。スカラ型の性能については質問していないです。
ちょっと古いですが、
http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main94.htm
http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main109.htm
速度勝負がメインですね。計算内容についての優劣についての言及はありますか?
私は素人なんですが(なぜかまだ回答に未出の)牧野淳一郎先生の「スーパーコンピューティングの将来」
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/face.html
が(ちょっと長いかも知れませんが)専門家による一般向け(?)文章としてわかりやすいと思います。
スカラ型 vs ベクトル型については
http://jun.artcompsci.org/articles/future_sc/note053.html#rdocse...
のあたりでしょうか。価格性能比の観点からはベクトル型に利点はなし、ただし過去のソフトウェア資産継承や(金に糸目をつけない)特殊な用途という観点からは利点もある、という趣旨だと思います。
ということで、本当は(その上でプログラムを書くみなさんの)人件費(さらに言えば教育費や開発環境の開発費)も含めてスパコンの「コスト」というものを考えるのが合理的なようです。
ありがとうございます。
"つまり、「ベクトルかスカラか」という議論自体が既に 20年前の半導体技術に対する議論であり、現在はそんなことを今更議論している場合ではない、ということです。 "
だんだん見えてきた気がします。
ありがとうございます。
"つまり、「ベクトルかスカラか」という議論自体が既に 20年前の半導体技術に対する議論であり、現在はそんなことを今更議論している場合ではない、ということです。 "
だんだん見えてきた気がします。