次の客はQ里だった。
B美「悩みは?」
Q里「私もM樹もS志が好きなんです。M樹は美人で派手だけどワガママだから、私のほうがふさわしいと思います。でもM樹、S志の前では猫をかぶるのが上手いんです。優柔不断なS志に私を選んでもらうには?」
B美は宣言した。
B美「今から3つの質問をいたします。その答えで未来を占い、3つのアドバイスを授けましょう」
Q里「お願いします」
B美「S志さんは花が好きですか?」
Q里「はい」
B美「M樹さんは負けず嫌いですか?」
Q里「はい」
B美「あなたとM樹さんにドジなところはありますか?」
Q里「はい」
B美は頷いた。
B美「それではアドバイスを授けましょう。次のデートは三人でハイキングに行きなさい。次のデートまで、毎晩、腕立て伏せをしなさい。チャンスが来ても、空気を読んで、そのチャンスをM樹さんに譲りなさい」
Q里はめんくらった。
Q里「え? どういうことですか?」
B美「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、です」
Q里は教室を出ながらつぶやいた。
Q里「何? この占い?」
※締切 12/26 20:00以降
grankoyamaです。
お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんが、前回はたくさんのポイントを戴きありがとうございました。
今回は、、、ダメです。いろいろ考えたのですが納得のいく正解に辿りつけません。でも頑張って考えました。
少しでもかすってたらよいのですが、あんまりそんな気がしません。読むだけ読んでいただければ幸いです。
谷間に咲く花
私とQ里が、その花を見つけたのはちょうど同時だったと思う。
整備された登山道のすぐ横は急勾配の斜面になっており、一度足を踏み外すとどこまで転げ落ちるか
わからない。しかし、どうにか歩いて降りられるぐらいのところに咲いた一輪の白蝶草。
季節はずれに咲いたその花弁が、どうしても目に付いた。いみじくもこれからの私の運命を変えてくれるような気がした。
Q里にだけは取られたくない。思い切って私はその花に向かって一歩を踏み出す。
Q里「M樹!何処に行くの?」
S志「危ないよ!!」
もう一歩でその花に手が届く、、、と思ったとたんに私は足を滑らした。
(このままでは、崖下まで落ちてしまう)
その瞬間、Q里が私の手を掴み、危うく私の体は落下直前で踏みとどまった。
しかし、Q里が手を離せばそのまま落ちてしまうという危険な状況には変わりない。
S志「M樹!大丈夫か?掴まれ」
S志がすかさず駆け寄り手を差し伸べてくれる。が私にまでは届かない。
S志がQ里の手を取り引き上げようとする。
その直後、Q里までもが足を滑らし二人分の体重をS志が支えるような格好になった。
S志「くうぅ。だめだ。このままじゃ二人とも、、、」
もうだめだと諦めかけたとき、Q里が渾身の力で私の体を引き上げた。
Q里「S志!M樹を、M樹を先に引き上げて。私は一人でならもう少し踏ん張れると思うから」
逡巡するS志。しかしこのまま無為に時間を浪費しても、二人とも助け上げられる保証はない。
やむなくS志はQ里の手を一旦離し、私を全力で引き上げる。
S志「ぐおおおおおっっ」
S志のおかげでなんとか私は、安全な場所までたどり着くことができた。
ふと下を見るとQ里の姿は見えなくなっていた。
S志「Q里っっっ!!」
地面を叩いて悔しがるS志の姿を見て、S志が本当に愛していたのはQ里だったということ、
私の想いはかなわぬ恋なのだろうと知った。
その後私たちは一言の言葉も発することなく二人で呆然と時を過ごした。
fin
Q里「ちょっと、勝手に終わらないでよね」
S志「Q里!どうやってここに?」
Q里「這い上がってきたのよ。日ごろの鍛錬の成果ね。M樹、あなたが欲しかったのはこれでしょう?」
Q里が私に一輪の花を手渡す。
その花の花言葉は『負けず嫌い』。でも私にはもうふさわしくない。
『清楚・繊細な心を傷つけない』といった別の言葉はQ里にこそふさわしい。
私は花をQ里につき返すと二人に向け「お幸せに」と捨て台詞を吐いた。
とまどったような表情で顔を見合わすS志とQ里。
それから景色の良い場所に移動して3人で仲良くお弁当を食べましたとさ。
花が好きって部分や猫かぶるに対する回答も見つかりませんでしたし、負けず嫌い、ドジも腕立てもこじつけで、、、
季節感も、、、早く答えが知りたいです。熊とか出てきますか?
ハイキングでS志に花を取ってあげる!という場面で、足場が崩れてしまうような場面がある、という占いですかね(あるいはドジなので落っこちそうになると踏んだか)。
腕を鍛える事で、ぶら下がって助かる事ができる、または落ちそうになったM樹を助ける事ができる。
yossiy7様、
[1] ハイキングでS志に花を取ってあげる
[2] 足場が崩れてしまうような場面がある、という占いですかね(あるいはドジなので落っこちそうになる)
[3] 腕を鍛える事で、ぶら下がって助かる事ができる
まで、とりあえずOKです。もう少し先が欲しいところでしたが、外してはおりません。
grankoyamaです。
お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんが、前回はたくさんのポイントを戴きありがとうございました。
今回は、、、ダメです。いろいろ考えたのですが納得のいく正解に辿りつけません。でも頑張って考えました。
少しでもかすってたらよいのですが、あんまりそんな気がしません。読むだけ読んでいただければ幸いです。
谷間に咲く花
私とQ里が、その花を見つけたのはちょうど同時だったと思う。
整備された登山道のすぐ横は急勾配の斜面になっており、一度足を踏み外すとどこまで転げ落ちるか
わからない。しかし、どうにか歩いて降りられるぐらいのところに咲いた一輪の白蝶草。
季節はずれに咲いたその花弁が、どうしても目に付いた。いみじくもこれからの私の運命を変えてくれるような気がした。
Q里にだけは取られたくない。思い切って私はその花に向かって一歩を踏み出す。
Q里「M樹!何処に行くの?」
S志「危ないよ!!」
もう一歩でその花に手が届く、、、と思ったとたんに私は足を滑らした。
(このままでは、崖下まで落ちてしまう)
その瞬間、Q里が私の手を掴み、危うく私の体は落下直前で踏みとどまった。
しかし、Q里が手を離せばそのまま落ちてしまうという危険な状況には変わりない。
S志「M樹!大丈夫か?掴まれ」
S志がすかさず駆け寄り手を差し伸べてくれる。が私にまでは届かない。
S志がQ里の手を取り引き上げようとする。
その直後、Q里までもが足を滑らし二人分の体重をS志が支えるような格好になった。
S志「くうぅ。だめだ。このままじゃ二人とも、、、」
もうだめだと諦めかけたとき、Q里が渾身の力で私の体を引き上げた。
Q里「S志!M樹を、M樹を先に引き上げて。私は一人でならもう少し踏ん張れると思うから」
逡巡するS志。しかしこのまま無為に時間を浪費しても、二人とも助け上げられる保証はない。
やむなくS志はQ里の手を一旦離し、私を全力で引き上げる。
S志「ぐおおおおおっっ」
S志のおかげでなんとか私は、安全な場所までたどり着くことができた。
ふと下を見るとQ里の姿は見えなくなっていた。
S志「Q里っっっ!!」
地面を叩いて悔しがるS志の姿を見て、S志が本当に愛していたのはQ里だったということ、
私の想いはかなわぬ恋なのだろうと知った。
その後私たちは一言の言葉も発することなく二人で呆然と時を過ごした。
fin
Q里「ちょっと、勝手に終わらないでよね」
S志「Q里!どうやってここに?」
Q里「這い上がってきたのよ。日ごろの鍛錬の成果ね。M樹、あなたが欲しかったのはこれでしょう?」
Q里が私に一輪の花を手渡す。
その花の花言葉は『負けず嫌い』。でも私にはもうふさわしくない。
『清楚・繊細な心を傷つけない』といった別の言葉はQ里にこそふさわしい。
私は花をQ里につき返すと二人に向け「お幸せに」と捨て台詞を吐いた。
とまどったような表情で顔を見合わすS志とQ里。
それから景色の良い場所に移動して3人で仲良くお弁当を食べましたとさ。
花が好きって部分や猫かぶるに対する回答も見つかりませんでしたし、負けず嫌い、ドジも腕立てもこじつけで、、、
季節感も、、、早く答えが知りたいです。熊とか出てきますか?
grankoyama様、ありがとうございます。2人で崖からぶら下がり、S志が選択を迫られるという、
いちばん重要なところを答えていただいたので、これでOKです。すばらしいです。さすがです。
いるかは、grankoyama様に進呈させていただきます。
grankoyama様、ありがとうございます。2人で崖からぶら下がり、S志が選択を迫られるという、
いちばん重要なところを答えていただいたので、これでOKです。すばらしいです。さすがです。
いるかは、grankoyama様に進呈させていただきます。