カテゴリ:Oの人生論
この間の日曜日に最終回を迎えた、 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』を楽しみに観ていた。 1974年に閉山した端島(軍艦島)を舞台にしたドラマ。 現代(2018年)の東京と行ったり来たりする。 閉山前に端島で生きた若者が、 年老いた2018年の自分と向き合うシーンがある。 「私の人生、どがんでした?」と若者が聞く。 たとえば、 20代のぼくが、 今のぼくに、 「ぼくの人生、どうだった?」と聞かれたとしたら。 25歳くらい。 最初に勤めた会社を辞めて、 先の見えない海に小さな舟を漕ぎ出したころ。 あるいは、 28歳のころ、 東京へ出て、 やったこともない文章を書く仕事を始めたころ。 70歳近くなってどうなっているか考えたこともなかった。 しかし、 まわりの人と同じような安定した生き方ができない自分に、 将来はどうなるのかという不安はずっとあったと思う。 「今のお前には想像もできない人生だよ。 そして、今のお前の想像よりも、はるかに面白い人生だったよ」 そう答えるだろうな。 今、死ぬ前の自分に聞いてみたい。 「ぼくの人生、どうでした?」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年12月25日 06時41分20秒
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