WO2022038963A1

WO2022038963A1 - 食事提案支援装置、食事提案支援方法、食事提案支援端末、食事提案支援システム、プログラム、および記録媒体

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Publication number: WO2022038963A1
Application number: PCT/JP2021/027476
Authority: WO
Inventors: 嘉仁吉田
Original assignee: Ｎｅｃソリューションイノベータ株式会社
Priority date: 2020-08-17
Filing date: 2021-07-26
Publication date: 2022-02-24
Also published as: JP7473247B2; JPWO2022038963A1

Abstract

食事メニューを提案する提案者が、食事メニューを提案される被提案者の栄養情報に基づいて、食事メニューを提案できる食事提案支援システムを提供する。　本発明の食事提案支援装置は、記憶部（１５）と、取得部（１０）と、食事メニュー抽出部（１１）と、提案メニュー送信部（１２）と、推薦メニュー受信部（１３）と、出力部（１４）とを備え、記憶部（１５）は、提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、前記栄養情報は、被提案者の栄養摂取目標値を含み、取得部（１０）は、被提案者の栄養情報を取得し、食事メニュー抽出部（１１）は、前記選択された栄養情報が含む栄養摂取目標値から、被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、提案メニュー送信部（１２）は、前記提案メニュー情報を提案者に送信し、推薦メニュー受信部（１３）は、推薦メニュー情報を受信し、出力部（１４）は、提案メニュー情報と推薦メニュー情報とを、被提案者に出力する。

Description

食事提案支援装置、食事提案支援方法、食事提案支援端末、食事提案支援システム、プログラム、および記録媒体

　本発明は、食事提案支援装置、食事提案支援方法、食事提案支援端末、食事提案支援システム、プログラム、および記録媒体に関する。

　医療費は国家予算の４１％を占めており、２０３０年には５０％を超えると予想されている。そうした中、健康寿命を伸ばす取り組みや、病気を未然に防ぐためのヘルスケアに対する製品やサービスが提供されている。また、ＩＣＴ技術の発達に伴い、ＩＣＴ技術を用いた健康管理アプリケーションおよびシステムが、活用されている。

　ＩＣＴ技術を活用したヘルスケアサービスとして、特許文献１には、ユーザの過去の食事内容から推定されるユーザの食事傾向を判定し、ユーザが食事の入力を忘れた際にもユーザの食事傾向に応じて成分内容を確認可能な食事管理装置が開示されている。特許文献２には、食事管理の必要な要管理者が摂取する食事の画像から栄養成分解析および得られた栄養成分の蓄積を行い、さらに、要管理者に対して解析結果およびアドバイスを送信する食事管理支援システムが開示されている。また、特許文献３には、食事により摂取する食品の栄養成分情報を記録し、記録した食事の情報において、栄養成分を分析し、必要な栄養成分の過剰分および不足分を提示する方法が開示されている。

特許第５８４３３８２号公報特許第４９８９２４０号公報特許第４９８７０４２号公報

　しかしながら、特許文献１から３では、ユーザは、現在の栄養状態を把握できるものの、栄養状態の改善のためには、ユーザが、提示された現在の栄養状態に基づき、必要な栄養バランスを考慮した食事メニューを摂取する必要がある。このため、ユーザは、食事メニューを考えるという手間があるため、そもそも、必要な栄養バランスを考慮した食事を摂取しない、または必要な栄養バランスを考慮した食事を摂取し始めても、途中で断念するという問題がある。

　そこで、本発明は、食事メニューを提案する提案者が、食事メニューを提案される被提案者の栄養情報に基づいて、食事メニューを提案できる食事提案支援装置、食事提案支援方法、および食事提案支援端末の提供を目的とする。

　前記目的を達成するために、本発明の食事提案支援装置（以下、「支援装置」ともいう）は、記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。

　本発明の食事提案支援方法（以下、「支援方法」ともいう）は、取得工程と、食事メニュー抽出工程と、提案メニュー送信工程と、推薦メニュー受信工程と、出力工程とを備え、
前記取得工程は、
　食事メニューの提案者に選択され、前記食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を取得し、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記食事メニュー抽出工程は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信工程は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信工程は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力工程は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援方法。

　本発明の第１の食事提案支援端末（以下、「第１支援端末」、または「提案者の端末」ともいう）は、入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、前記推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　前記本発明の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。

　本発明の第２の食事提案支援端末（以下、「第２支援端末」、または「被提案者の端末」ともいう）は、通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　前記本発明の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報および前記提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。

　本発明のプログラムは、取得手順と、食事メニュー抽出手順と、提案メニュー送信手順と、推薦メニュー受信手順と、出力手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
前記取得手順は、
　食事メニューの提案者に選択され、前記食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を取得し、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記食事メニュー抽出手順は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信手順は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信手順は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力手順は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。

　本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録している、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。

　本発明の食事提案支援システムは、第１の端末と、第２の端末と、サーバとを含み、
前記第１の端末と、前記第２の端末と、前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記第１の端末は、
入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第２の端末は、
通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報および提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値とを含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。

　本発明によれば、前記提案者は、前記被提案者の栄養情報に基づいて、食事メニューを提案できる。

図１は、実施形態１の支援装置、支援端末、およびこれらを含む支援システムの一例の構成を示すブロック図である。図２は、実施形態１の支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図３（Ａ）および（Ｂ）は、実施形態１の支援端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図４は、実施形態１の支援方法およびプログラムの一例の構成を示すフローチャートである。図５は、実施形態１における第１支援端末の処理の一例の構成を示すフローチャートである。図６は、実施形態１における第２支援端末の処理の一例の構成を示すフローチャートである。図７は、実施形態２の支援装置の一例の構成を示すブロック図である。図８は、実施形態２の支援方法およびプログラムの一例の構成を示すフローチャートである。図９は、実施形態３の支援装置の一例の構成を示すブロック図である。図１０は、実施形態３の支援方法およびプログラムの一例の構成を示すフローチャートである。図１１は、実施形態３の第１支援端末の表示部に表示される画像の一例を示す模式図である。図１２は、実施形態４の支援装置の一例の構成を示すブロック図である。図１３は、実施形態４の支援方法およびプログラムの一例の構成を示すフローチャートである。図１４（Ａ）～（Ｃ）は、実施形態４の第１支援端末の表示部に表示される画像の一例を示す模式図である。図１５は、実施形態５の支援装置の一例の構成を示すブロック図である。図１６は、実施形態５の支援方法およびプログラムの一例の構成を示すフローチャートである。図１７は、実施形態５における第２支援端末の処理の一例の構成を示すフローチャートである。

　本発明の実施形態について、図１～１７を用いて説明する。なお、本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。なお、以下の図１～１７において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。

　本発明において、前記「提案者」は、本発明の支援装置を利用して被提案者に食事メニューを推薦する者を意味する。また、前記「被提案者」は、前記提案者に食事メニューを推薦される者を意味する。

［実施形態１］
　本実施形態は、本発明の支援装置および支援端末の一例を含む支援システムの例である。図１は、本実施形態の支援装置１、提案者の端末（以下、「第１支援端末」ともいう）２ａ、被提案者の端末（以下、「第２支援端末」ともいう）２ｂの一例を含む支援システム１００の一例の構成を示すブロック図である。図１に示すように、支援システム１００は、支援装置１と、提案者の端末２ａと、被提案者の端末２ｂとを含む。図示していないが、支援システム１００は、提案者の端末２ａおよび被提案者の端末２ｂとは異なる支援端末（ユーザ以外の支援端末）を含んでもよい。また、図１に示すように、支援装置１は、取得部１０、食事メニュー抽出部１１、提案メニュー送信部１２、推薦メニュー受信部１３、および出力部１４を備える。支援装置１は、記憶部１５を備えてもよい。この場合、記憶部１５は、後述の被提案者の栄養情報１５０を記憶する。第１支援端末２ａは、入力部２１ａ、通信部２２ａ、および表示部２３ａを備える。第２支援端末２ｂは、通信部２２ｂおよび表示部２３ｂを備える。図１に示すように、支援装置１は、例えば、通信回線網３を介して、第１支援端末２ａ、第２支援端末２ｂ、および外部データベース４０と接続可能である。本実施形態の支援装置１は、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本実施形態の支援装置１は、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ（ＰＣ）であってもよい。また、図示していないが、支援装置１は、通信回線網３を介して、システム管理者の外部端末とも接続可能であり、システム管理者は、外部端末から支援装置１の管理を実施してもよい。

　通信回線網３は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でもよいし、無線でもよい。通信回線網３は、例えば、インターネット回線、ＷＷＷ（World Wide Web）、電話回線、ＬＡＮ（Local Area Network）、ＷｉＦｉ(Wireless Fidelity）、ＬＰＷＡ（Low Power Wide Area）等があげられる。

　第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂは、例えば、ＰＣ；携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末；スマートウォッチ、スマートグラス、ウェアラブル端末等があげられる。第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂは、例えば、カメラ、スキャナ等の撮像手段、ＩＣ（integrated circuit）カードリーダ、マイク等の音声入力手段等を備えてもよい。

　図２に、支援装置１のハードウェア構成のブロック図を例示する。支援装置１は、例えば、ＣＰＵ（中央処理装置）１０１、メモリ１０２、バス１０３、記憶装置１０４、入力装置１０６、ディスプレイ１０７、通信デバイス１０８等を備える。支援装置１の各部は、それぞれのインタフェース（Ｉ／Ｆ）により、バス１０３を介して接続されている。

　ＣＰＵ１０１は、例えば、コントローラ（システムコントローラ、Ｉ／Ｏコントローラ等）等により、他の構成と連携動作し、支援装置１の全体の制御を担う。支援装置１において、ＣＰＵ１０１により、例えば、本発明のプログラム１０５やその他のプログラムが実行され、また、栄養情報１５０等の各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、ＣＰＵ１０１が、取得部１０、食事メニュー抽出部１１、提案メニュー送信部１２、推薦メニュー受信部１３、および出力部１４として機能する。支援装置１は、演算装置として、ＣＰＵを備えるが、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、ＡＰＵ（Accelerated Processing Unit）等の他の演算装置を備えてもよいし、ＣＰＵとこれらとの組合せを備えてもよい。なお、ＣＰＵ１０１は、例えば、後述する実施形態２～５における記憶部以外の各部として機能する。

　メモリ１０２は、例えば、メインメモリを含む。前記メインメモリは、主記憶装置ともいう。ＣＰＵ１０１が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置１０４（補助記憶装置）に記憶されている本発明のプログラム１０５等の種々の動作プログラムを、メモリ１０２が読み込む。そして、ＣＰＵ１０１は、メモリ１０２からデータを読み出し、解読し、前記プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）である。メモリ１０２は、例えば、さらに、ＲＯＭ（読み出し専用メモリ）を含む。

　バス１０３は、例えば、外部機器とも接続できる。前記外部機器は、例えば、外部記憶装置（外部データベース４０等）、プリンター等があげられる。支援装置１は、例えば、バス１０３に接続された通信デバイス１０８により、通信回線網３に接続でき、通信回線網３を介して、前記外部機器と接続することもできる。また、支援装置１は、通信デバイス１０８および通信回線網３を介して、支援端末２ａ、２ｂにも接続できる。

　記憶装置１０４は、例えば、前記メインメモリ（主記憶装置）に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置１０４には、本発明のプログラム１０５を含む動作プログラムおよび栄養情報１５０が格納されている。記憶装置１０４は、例えば、記憶媒体と、前記記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。前記記憶媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、ＨＤ（ハードディスク）、ＦＤ（フロッピー（登録商標）ディスク）、ＣＤ－ＲＯＭ、ＣＤ－Ｒ、ＣＤ－ＲＷ、ＭＯ、ＤＶＤ、フラッシュメモリー、メモリーカード等があげられ、前記ドライブは、特に制限されない。記憶装置１０４は、例えば、前記記憶媒体と前記ドライブとが一体化されたハードディスクドライブ（ＨＤＤ）であってもよい。支援装置１が、例えば、記憶部１５を含む場合、記憶装置１０４は、記憶部１５として機能する。

　支援装置１は、例えば、さらに、入力装置１０６、ディスプレイ１０７を備える。入力装置１０６は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス；キーボード；カメラ、スキャナ等の撮像手段；ＩＣカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ；マイク等の音声入力手段；等があげられる。ディスプレイ１０７は、例えば、ＬＥＤディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置があげられる。本実施形態１において、入力装置１０６とディスプレイ１０７とは、別個に構成されているが、入力装置１０６とディスプレイ１０７とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。

　支援装置１において、メモリ１０２および記憶装置１０４は、ユーザからのアクセス情報およびログ情報、ならびに、外部データベース（図示せず）から取得した情報を記憶することも可能である。

　図３に、第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂのハードウェア構成のブロック図を例示する。図３（Ａ）は、第１支援端末２ａのハードウェア構成の一例を示し、図３（Ｂ）は、第２支援端末２ｂのハードウェア構成の一例を示す。図３（Ａ）に示すように、第１支援端末２ａは、例えば、ＣＰＵ２０１、メモリ２０２、バス２０３、記憶装置２０４、入力装置（入力部）２１ａ、通信デバイス（通信部）２２ａ、ディスプレイ（表示部）２３ａ等を備える。図３（Ｂ）に示すように、第２支援端末２ｂは、例えば、ＣＰＵ２０１、メモリ２０２、バス２０３、記憶装置２０４、入力装置２０６、通信デバイス（通信部）２２ｂ、ディスプレイ（表示部）２３ｂ等を備える。第２支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの各部は、それぞれのインタフェース（Ｉ／Ｆ）により、バス２０３を介して接続されている。第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの各構成の説明は、支援装置１の各構成の説明を援用できる。

　つぎに、本実施形態の食事提案支援方法について、図４～図６のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の支援方法は、例えば、本実施形態の支援装置１、第１支援端末２ａ、および第２支援端末２ｂを備える支援システム１００を用いて実施できる。図４は、支援装置１の処理（Ｓ１～Ｓ５）の一例を示すフローチャートであり、図５は、第１支援端末２ａの処理（Ｓ１０１～Ｓ１０６）の一例を示すフローチャートであり、図６は、第２支援端末２ｂの処理（Ｓ２０１～Ｓ２０２）の一例を示すフローチャートである。

　支援装置１による処理に先立ち、予め、記憶部１５に、食事メニューの提案者と紐づけられた被提案者の栄養情報１５０を記憶する。前記被提案者の栄養情報１５０は、被提案者の栄養摂取目標値１５００を含む。なお、前記被提案者の栄養情報は、例えば、外部のデータベース４０に記憶されていてもよい。

　また、食事メニューと、その食事メニューが有する栄養成分が紐づけられて記憶されたデータベース（食事ＤＢ）を準備する。本実施形態において、食事ＤＢは、外部データベース４０を利用するが、本発明はこれに限定されず、支援装置１に食事ＤＢとしての機能を持たせてもよい。前記「食事メニュー」は、例えば、家庭で調理される一般的な食事メニュー（例えば、カレー、豚の生姜焼き、野菜サラダ等）でもよいし、総菜、弁当、レトルト食品、コンビニエンスストアで販売されている食品等の市販の食品でもよいし、レストラン、居酒屋、カフェ等の飲食店で提供されている食品でもよい。前記食事ＤＢは、公知または商用のデータベースを使用してもよいし、各食事メニューについて、その食事メニューが有する栄養成分を紐づけてサーバに記憶させることにより、構築してもよいし、これらを兼用してもよい。前記商用のデータベースは、例えば、株式会社イートスマートが提供する食事の栄養価データベース等が利用できる。データベース４０において、前記食事メニューは、例えば、食事のカテゴリごとに分類され、記憶されていてもよい。前記食事のカテゴリは、食事の分類に関する情報であり、例えば、飲料、食料等の食事の摂取形態に関する情報；主食、主菜、副菜、汁物等の食事のメニュー構成に関する情報；前菜、主菜、デザート等の食事の順序に関する情報；朝食、昼食、間食、夜食、平日、休日等の摂取時期に関する情報；牛乳、乳製品等の食事の原料に関する情報等があげられる。この場合、各食事メニューは、前記食事のカテゴリと紐づけられて記憶されている。また、１つの食事メニューに対し、１つのカテゴリが紐づけられていてもよいし、複数のカテゴリが紐づけられていてもよい。

　栄養摂取目標値１５００は、例えば、前記被提案者の目安となる栄養成分の摂取量を意味する。栄養摂取目標値１５００は、例えば、前記被提案者の属性、前記被提案者の栄養管理の目的等に基づき、適宜設定できる。具体例として、被提案者の栄養摂取目標値１５００は、例えば、前記被提案者に適した栄養摂取量の基準値（栄養摂取基準値）、前記栄養摂取基準値を前記被提案者が摂取した栄養情報に応じて補正した値、前記栄養摂取基準値を、前記被提案者の栄養管理の目的に応じて補正した値等があげられる。前記栄養摂取基準値は、例えば、後述する被提案者の属性情報に基づき、属性毎の栄養成分の摂取基準から対応する栄養成分の値を抽出し、抽出された栄養成分の値を、栄養成分毎に積算することにより算出した値として設定してもよい。前記栄養成分については、後述する。前記属性毎の栄養成分の摂取基準は、特に制限されず、例えば、公的機関が推奨している基準値があげられる。一例として、前記被提案者が日本人の場合、前記栄養成分の基準値は、厚生労働省が推薦している栄養成分の基準値があげられ、具体例として、日本人の食事摂取基準（２０２０年版）（厚生労働省）があげられる。前記被提案者が日本人以外の場合、前記栄養成分の摂取基準は、例えば、前記被提案者の出身国における食事摂取基準を参照できる。前記基準値は、例えば、下限値と上限値から規定される数値範囲でもよい。前記栄養成分の摂取基準値は、数値範囲が好ましい。この場合、前記栄養成分の摂取基準値は、栄養成分の摂取基準範囲ということもできる。前記栄養成分の摂取基準範囲は、例えば、算出された栄養成分の摂取基準値の±１５％の範囲、好ましくは、算出された栄養成分の摂取基準値の±１０％または±５％の範囲と設定できる。

　前記栄養成分は、例えば、エネルギー（カロリー）；糖質、脂質（飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、コレステロール等）、アルコール等の炭水化物；タンパク質；ナトリウム、カルシウム、カリウム、鉄等の無機塩；難溶性食物繊維、水溶性食物繊維等の食物繊維；レチノール、α－カロテン、β－カロテン、β－クリプトキサンチン等のビタミンＡ、ビタミンＢ群、ビタミンＣ、ビタミンＤ、α－トコフェロール、β－トコフェノール、γ－トコフェノール、σ－トコフェノール等のビタミンＥ、ビタミンＫ、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類；ポリフェノール等があげられる。

　つぎに、提案者が、第１支援端末２ａの入力部２１ａにより、食事メニューを提案する被提案者を選択する被提案者選択情報を入力する（Ｓ１０１、被提案者入力工程）。前記被提案者は、例えば、一人または複数人である。

　Ｓ１０１に先立ち、前記提案者は、例えば、提案者情報と、提案者と紐づけられた被提案者情報とを入力してもよい。前記提案者情報は、例えば、提案者の識別情報を含む。前記被提案者情報は、例えば、前記紐づけられた提案者の識別情報と、被提案者の識別情報と、被提案者の属性情報とを含む。前記識別情報は、提案者および被提案者を識別可能な情報であり、例えば、ＩＤ、氏名等があげられる。前記属性情報は、特に制限されず、例えば、性別、年齢、身長、体重、運動量、メッツ（運動強度の指数、ＭＥＴｓ（METabolic equivalents））、身体活動レベル等があげられる。入力された前記提案者情報および前記被提案者情報は、例えば、通信部２２ａにより支援装置１に送信される。そして、支援装置１は、前記提案者情報と前記被提案者情報とを紐づけて、記憶部１５に記憶する。

　入力された前記被提案者選択情報は、第１支援端末２ａの通信部２２ａにより、通信回線網３を介して支援装置１に送信される（Ｓ１０２、被提案者送信工程）。

　つぎに、支援装置１による処理を開始する。まず、支援装置１の取得部１０が、第１支援端末２ａから送信された前記被提案者情報を、通信回線網を介して取得する。そして、取得部１０は、記憶部１５から、前記提案者に選択された前記被提案者の栄養情報を取得する（Ｓ１）。

　つぎに、支援端末１の食事メニュー抽出部１１が、前記選択された被提案者の栄養情報における、被提案者の栄養摂取目標値１５００から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出する（Ｓ２、食事メニュー抽出工程）。栄養摂取目標値１５００は、前記被提案者の栄養摂取基準値を用いてもよいし、後述するように、目標値補正部により、前記被提案者の栄養摂取基準値を補正した値を用いてもよい。栄養摂取目標値１５００が、前記被提案者の栄養摂取基準値である場合、食事メニュー抽出部１１は、例えば、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす栄養成分を有する食事メニューを、前記被提案者に適した食事メニュー、すなわち、前記提案メニュー情報として抽出する。前記食事メニューは、例えば、食事の内容と、その栄養成分とが紐付けられた情報である。前記「栄養摂取基準値を満たす栄養成分を有する食事メニュー」は、例えば、前記被提案者の栄養摂取基準値の栄養成分の値に対する前記食事メニューが有する栄養成分の値の充足率が、８５％～１１５％、９０％～１１０％、９５％～１０５％となる食事メニューがあげられる。前記充足率は、例えば、前記被提案者の栄養摂取基準値の栄養成分の値を基準として、前記食事メニューが有する栄養成分の値の割合を求めることで算出できる。食事メニュー抽出部１１は、例えば、１種類の栄養成分の充足率から前記食事メニューを抽出してもよいし、複数種類の栄養成分の充足率から前記食事メニューを抽出してもよいし、全ての栄養成分の充足率から前記食事メニューを抽出してもよい。栄養摂取目標値１５００が、前記栄養成分の摂取基準範囲である場合、食事メニュー抽出部１１は、例えば、食事メニューが有する栄養成分の値が、前記被提案者の栄養成分の摂取基準範囲内に収まる食事メニューを、前記被提案者に適した食事メニュー、すなわち、前記提案メニュー情報として抽出する。

　Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１が抽出する食事メニューは、１つでもいいし、２つ以上の複数でもよい。後者の場合、食事メニュー抽出部１１は、例えば、複数の食事メニューが有する各栄養成分のそれぞれの合計値が、前記栄養摂取基準値を満たす栄養成分を有する食事メニューのセット（組合せ）を抽出してもよい。前記食事メニューは、例えば、食事の写真（食事メニューの画像）、食事メニューの名称、前記食事メニューを購入可能な店舗名等の情報が紐付けられてもよい。本実施形態において、前記食事メニューは、データベース４０に記憶されている情報を利用する。

　食事メニュー抽出部１１は、例えば、前記栄養摂取基準値を満たす食事メニューが複数抽出された場合、いずれか１つ、複数、または全ての食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出する。具体例として、食事メニュー抽出部１１が抽出する食事メニューの数、すなわち、前記提案メニュー情報が含む食事メニューの数は、例えば、４～２０個、約１０個（５～１５個）である。

　Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１は、例えば、被提案者の栄養摂取目標値１５００と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出してもよい。前記絞り込み情報は、例えば、前記食事メニューを指定された条件（指定条件）で絞り込むための情報である。この場合、Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１は、被提案者の栄養摂取目標値１５００から、前述のように、食事メニューを抽出し、得られた食事メニューについて、前記絞り込み情報の条件に合致する食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出してもよい。また、Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１は、前記絞り込み情報の条件に合致する食事メニューを抽出し、得られた食事メニューについて、被提案者の栄養摂取目標値１５００から、前述のように、食事メニューを抽出し、得られた食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出してもよい。前記指定条件は、例えば、前記被提案者の指定条件でもよいし、前記提案者の指定条件でもよいし、本発明の食事提案支援装置のシステム管理者の指定条件でもよい。

　Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１が、前記絞り込み情報を用いて食事メニューを抽出する場合、前記食事メニューには、例えば、前記指定条件に対応するタグ情報が紐づけられている。このため、食事メニュー抽出部１１は、前記絞り込み情報における指定条件と、各食事メニューに紐付けられたタグ情報とを突合し、一致する条件を有する食事メニューを抽出する。前記タグ情報は、例えば、後述の指定条件の具体例の条件があげられる。

　前記絞り込み情報における指定条件としては、例えば、健康管理条件、摂取時期条件、行事条件、製造条件、広告条件等があげられる。前記健康管理条件は、例えば、体重を管理したい、塩分を控えたい、カロリーを適正にしたい等の、前記被提案者の健康状態の目標または希望に応じて設定される条件である。前記健康管理条件の具体例としては、例えば、低塩分、低脂質、低糖質、低カロリー、および、高たんぱく質等の食事メニューが含む栄養成分の傾向の条件があげられる。前記健康管理条件は、例えば、前記被提案者または前記提案者に指定される条件である。前記健康管理条件は、例えば、前記被提案者により予め指定されることが好ましい。前記摂取時期条件は、例えば、前記被提案者が食事を摂取する時間、曜日、季節等の時期に関する条件である。前記摂取時期条件の具体例としては、例えば、朝食、夕食、夜食、間食等の前記被提案者が食事を摂取する時間；前記被提案者が食事を摂取する日の曜日；平日および祝日；春夏秋冬等の季節；夏日、真夏日、猛暑日、真冬日等の特定の気象；等の条件があげられる。前記摂取時期条件は、例えば、前記提案者により指定される条件である。前記行事条件は、例えば、地域文化、食文化、宗教文化等と関連する行事に関連する条件である。前記行事条件の具体例としては、例えば、土用の丑の日、初ガツオ等の食文化に関連する条件；クリスマス等の宗教文化に関連する条件；前記被提案者または提案者等の誕生日等の記念日に関連する条件；等があげられる。前記行事条件は、例えば、前記被提案者、前記提案者または前記システム管理者により指定される条件である。前記製造条件は、例えば、原材料、製造地、製造会社、製造方法等の食事メニューの製造に関する条件である。前記製造条件の具体例としては、例えば、ご当地食品、地方限定食品、および海外の食品等の地理的情報に基づく条件；食品の製造会社等；があげられる。前記広告条件は、例えば、食品等の広告と関連する条件である。前記広告条件は、例えば、新商品；製造者、販売者等のメーカー；等の条件があげられる。前記広告条件は、例えば、前記システム管理者により指定される条件である。

　食事メニュー抽出部１１は、例えば、前記食事を摂取する時間を考慮して食事メニューを抽出してもよい。この場合、例えば、予め前記食事を摂取する時間と、１日分の栄養摂取目標値に対する補正係数とを紐づけて記憶しておく。前記補正係数は、例えば、前記被提案者の１日分の栄養摂取目標値を任意の割合で分割するための係数であり、１日の食事回数で等分してもよいし、食事を摂取する時間ごとに任意の補正計数を設定してもよい。具体例として、例えば、前記時間ごとの任意に設定した補正計数は、１日分の栄養摂取目標値を１として、朝食を０．４、昼食を０．３、夕食を０．３に設定できる。例えば、前記被提案者の朝食について抽出する場合、食事メニュー抽出部１１は、前記被提案者の１日分の栄養摂取目標値に対し、朝食に紐づけられた補正係数０．４を乗算し、補正栄養摂取目標値を算出する。そして、食事メニュー抽出部１１は、前記補正栄養摂取目標値から、前記被提案者の朝食に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出する。なお、これらは例示であり、本発明はこれには制限されない。

　食事メニュー抽出部１１は、前記被提案者の１または複数回の食事について、食事メニューを抽出してもよい。前記複数回は、例えば、２食分～９食分のように食事の回数でもよいし、１日分、２日分、３日分等の日数でもよい。この場合、食事メニュー抽出部１１は、例えば、前記選択された被提案者の栄養成分における、複数回の食事分の被提案者の栄養摂取目標値から、前記複数回分の前記被提案者に適した食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出する。

　Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１は、例えば、食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出してもよい。前記カテゴリは、前述の説明を援用できる。

　そして、提案メニュー送信部１２が、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、抽出された前記提案メニュー情報を提案者の端末２ａ（第１支援端末２ａ）に送信する（Ｓ３、提案メニュー送信工程）。Ｓ２において、前記カテゴリごとに食事メニューが抽出されている場合、前記提案メニュー情報は、例えば、食事のカテゴリの情報と紐付けられている。

　つぎに、第１支援端末２ａは、通信部２２ａにより、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報を受信する（Ｓ１０３、提案メニュー情報受信工程）。

　第１支援端末２ａの表示部２３ａは、前記提案メニュー情報を表示する（Ｓ１０４、提案メニュー情報表示工程）。表示部２３ａは、例えば、前記提案メニュー情報として、前記食事メニューの名称、前記食事メニューの画像、前記食事メニューを購入可能な店舗名等を表示する。

　そして、前記提案者は、第１支援端末２ａの入力部２１ａにより、前記提案メニュー情報における食事メニューを選択することで、推薦メニュー情報を入力する（Ｓ１０５、推薦メニュー情報入力工程）。前記推薦メニュー情報は、例えば、表示された前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報である。前記提案者は、例えば、任意の食事メニューを、提案者による推薦メニューとして選択できる。なお、Ｓ２において、前記カテゴリごとに食事メニューが抽出されている場合、前記提案者は、例えば、前記食事のカテゴリごとに前記推薦メニュー情報を入力してもよい。この場合、前記推薦メニュー情報において、前記食事メニューは、例えば、前記食事のカテゴリの情報と紐付けられる。また、前記提案者は、例えば、前記絞り込み情報ごとに前記推薦メニュー情報を入力してもよい。この場合、前記推薦メニュー情報において、前記食事メニューは、例えば、前記絞り込み情報と紐付けられる。

　入力された推薦メニュー情報は、第１支援端末２ａの通信部２２ａにより、通信回線網３を介して、支援装置１に送信される（Ｓ１０６、推薦メニュー情報送信工程）。

　つぎに、支援装置１の推薦メニュー受信部１２は、第１支援端末２ａから送信された前記推薦メニュー情報を、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して受信する（Ｓ４、推薦メニュー情報受信工程）。そして、出力部１４は、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報を、被提案者の端末２ｂ（第２支援端末２ｂ）に出力する（Ｓ５、出力工程）。出力部１４による出力は、第２支援端末２ｂから、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報の送信のリクエストを支援装置１が受信した場合に実施してもよい。前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報において、前記食事メニューは、例えば、前記食事のカテゴリの情報、前記絞り込み情報等と紐付けられてもよい。

　第２支援端末２ｂは、通信部２２ｂにより、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報を受信する（Ｓ２０１、メニュー情報受信工程）。そして、第２支援端末２ｂの表示部２３ｂは、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報を表示する（Ｓ２０２、メニュー情報表示工程）。表示部２３ｂは、例えば、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報が含む食事メニューの画像を表示してもよいし、文字で表示してもよい。また、表示部２３ｂにおいて、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報は、区別可能なように表示されることが好ましい。具体的には、表示部２３ｂは、前記推薦メニュー情報の食事メニューが前記提案者からの推薦メニューであることが分かるように、推薦マークを表示することが好ましい。前記推薦マークは、例えば、ハート、星等の形状を示す画像情報；「おススメ！！」等の文字情報；等があげられる。前記推薦マークの表示位置は、特に制限されず、前記推薦メニュー情報が含む食事メニューの画像の任意の位置に表示でき、例えば、前記画像の左上等の画像の端部に表示できる。そして、前記被提案者は、第２支援端末２ｂの表示部２３ｂを確認することで、前記提案メニュー情報および前記推薦メニュー情報を確認することができる。

　本実施形態において、支援装置１が、取得部１０、食事メニュー抽出部１１、提案メニュー送信部１２、推薦メニュー受信部１３、および出力部１４の機能を発揮していたが、本発明はこれに限定されず、第１提案端末２ａまたは第２支援端末２ｂが、いずれか１つ以上の部材の機能を発揮してもよい。

　本実施形態の支援装置１によれば、前記提案者に対し、前記被提案者の栄養情報から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出できる。また、本実施形態の支援装置１によれば、前記提案メニュー情報から、前記提案者が推薦する推薦メニュー情報をあわせて前記被提案者に出力できる。このため、本実施形態の支援装置１によれば、前記提案者により、前記被提案者の栄養情報に基づいて、前記被提案者に適した食事メニューを提案できる。

［実施形態２］
　本実施形態は、実施形態１の支援装置の構成において、前記食事メニュー抽出部が、補正値設定部と、目標値補正部とを備える以外は、実施形態１の支援装置と同様であり、その説明を援用できる。

　図７は、本実施形態の支援装置１Ａの構成の一例を示すブロック図である。図７に示すように、支援装置１Ａは、実施形態１の支援装置１の構成に加えて、食事メニュー抽出部１１が、補正値設定部１１１と、目標値補正部１１２とを備える。また、記憶部１５が含む被提案者の栄養情報１５０が、前記被提案者が摂取した栄養成分の情報１５０１（以下、「摂取栄養情報」ともいう）を含んでもよい。支援装置１Ａのハードウェア構成は、図２の支援装置１のハードウェア構成において、ＣＰＵ１０１が、食事メニュー抽出部１１として、補正値設定部１１１および目標値補正部１１２を備える食事メニュー抽出部１１を有し、記憶装置１０４（記憶部１５）における栄養情報１５０が、栄養目標値１５００に加えて、摂取栄養情報１５０１を含む以外は同様である。

　摂取栄養情報１５０１は、例えば、前記被提案者が摂取した食品の栄養成分に関する情報である。前記栄養成分は、例えば、前述と同様である。摂取栄養情報１５０１は、例えば、後述する実施形態５に示す、摂取栄養推定部により推定した情報であってもよい。

　本実施形態の支援装置１Ａ、第１支援端末２ａ、および第２支援端末２ｂを含む支援システムにおける処理の一例を、図８のフローチャートに基づいて説明する。図８は、支援装置１Ａの処理（Ｓ１～Ｓ５、Ｓ１１およびＳ１２）の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態において、第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理は、前記実施形態１の第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理と同様であるため、省略する。

　まず、実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ１と同様にして、Ｓ１を実施する。この際、取得した被提案者の栄養情報１５０は、摂取栄養情報１５０１を含む。

　つぎに、補正値設定部１１１により、前記被提案者の栄養摂取目標値の補正値を設定する（Ｓ１１、補正値設定工程）。前記栄養摂取目標値の補正値は、例えば、被提案者の栄養摂取目標値１５００を、前記被提案者の栄養成分の摂取状況に応じて、前記被提案者に対してより適した値に補正するための補正値である。補正値設定部１１１は、摂取栄養情報１５０１と、栄養摂取目標値１５００とから、被提案者において、過剰または不足する栄養成分を推定する。具体的には、補正値設定部１１１は、摂取栄養情報１５０１の各栄養成分の値と、栄養摂取目標値（栄養摂取基準値）１５００における対応する栄養成分の基準値とを比較し、摂取栄養情報１５０１の各成分の値が、栄養摂取目標値１５００の各成分の値より少ないか、同じか（例えば、数値範囲に含まれるか）、または多いかを判定する。そして、補正値設定部１１１は、例えば、栄養摂取目標値１５００より少ない栄養成分について、不足する栄養成分と判定し、栄養摂取目標値１５００と同じ栄養成分については、過不足なしの栄養成分と判定し、栄養摂取目標値１５００より多い栄養成分について、過剰な栄養成分と判定する。そして、補正値設定部１１１は、前記過剰または不足する栄養成分に基づき、栄養摂取目標値１５００の補正値を設定する。前記栄養成分が複数の場合、補正値設定部１１１は、例えば、各栄養成分の補正値を設定する。前記補正値は、例えば、データ解析により算出された値でもよいし、予め設定された値でもよい。

　前記補正値が、データ解析により算出された値である場合、補正値設定部１１１は、所定期間において、前記被提案者の摂取栄養情報１５０１を累積し、累積した摂取栄養情報１５０１の平均値を算出する。そして、補正値設定部１１１は、前記平均値を基準として、被提案者の栄養摂取目標値１５００と、前記平均値との差分に基づき、補正値を設定する。前記所定の期間は、特に制限されず、例えば、１週間、１か月、３か月、６か月があげられる。補正値設定部１１１は、前記所定期間における前記被提案者の摂取栄養情報１５０１の経時変化分（例えば、所定期間ごとの摂取栄養情報１５０１の合計の差分）を基準にして補正値を設定してもよい。

　前記補正値が予め設定された補正値の場合、補正値設定部１１１は、例えば、過剰または不足する栄養成分と、前記補正値とが紐付けられた補正条件を含む補正情報を用いて、補正値を設定できる。この場合、補正値設定部１１１は、前記過剰または不足する栄養成分と、補正情報とから前記補正値を設定する。具体的には、補正値設定部１１１は、前記推定された過剰または不足する栄養成分を一方の条件として紐付けられた補正条件を抽出し、抽出された補正条件における補正値を、前記補正値として算出する。前記栄養成分が複数の栄養成分を含む場合、前記補正条件は、各栄養成分が補正値と紐付けられている。前記補正情報は、１つの補正条件を含んでもよいし、複数の補正条件を含んでもよい。

　前記補正条件において、前記補正値は、過剰な栄養成分の摂取量が低減し、不足する栄養成分の摂取量が増加し、過不足しない栄養成分の摂取量、すなわち、適切な量の栄養成分の摂取量が、実質的に変化しないように設定されることが望ましい。具体的には、前記補正条件において、過剰な栄養成分は、例えば、所定の基準値未満の補正値と紐付けられる。他方、前記補正条件において、不足する栄養成分は、例えば、所定の基準値を超える補正値と紐付けられる。さらに、前記補正条件において、過剰も不足もしない栄養成分は、例えば、所定の基準値と紐付けられる。前記所定の基準値は、任意の基準値とでき、具体例としては、１があげられる。前記補正値は、例えば、前記過剰または不足する栄養成分の程度、すなわち、過剰度または不足度に応じて、異なる値となるように設定してもよい。この場合、前記過剰な栄養成分の量（過剰度）が大きくなるほど、前記補正値は、過剰な栄養成分の摂取量が大きく低減するように設定する。また、前記不足する栄養成分の量（不足度）が小さくなるほど、前記補正値は、不足する栄養成分の摂取量が大きく増加するように設定する。

　前記補正情報が複数の補正条件を含む場合、補正値設定部１１１は、該当する補正条件を１つ抽出してもよいし、複数抽出してもよいが、被提案者の健康維持により適した栄養成分の補正を行えることから、後者が好ましい。補正値設定部１１１は、複数の補正条件を抽出した場合、各補正条件における補正値を用いて、前記補正値を設定する。具体的には、補正値設定部１１１は、複数の補正条件における補正値の平均値を前記補正値として算出してもよいし、複数の補正条件における補正値の最大値もしくは最小値を前記補正値としてもよい。また、補正値設定部１１１は、前記補正値を数値の大小で並べた際に、最大値から１～５位、または最小値から１～５位の補正値を、前記補正値として算出してもよい。

　補正値設定部１１１は、被提案者の健康維持により適した栄養成分の補正を行えることから、複数の補正条件における補正値の最大値もしくは最小値を前記補正値として算出することが好ましい。この場合、補正値設定部１１１は、まず抽出された各補正条件の補正値を比較、すなわち、補正値の大小を比較する。つぎに、補正値設定部１１１は、前記過剰または不足する栄養成分が過剰な栄養成分か、不足する栄養成分かを判定する。そして、補正値設定部１１１は、前記過剰または不足する栄養成分が過剰な栄養成分の場合、各補正条件の補正値における最小値を、前記補正値として算出する。他方、補正値設定部１１１は、前記過剰または不足する栄養成分が不足する栄養成分の場合、各補正条件の補正値における最大値を、前記補正値として算出する。

　具体例として、前記補正条件における補正値は、以下のように設定できる。前記補正値は、例えば、過剰と推定された栄養成分に対しては、１未満に設定でき、具体例として、０．０１、０．１、０．３、０．５、０．６、０．７、０．８、０．９、０．９５等があげられる。前記補正値は、過不足なしと推定された栄養成分に対しては、例えば、１に設定できる。前記補正値は、不足すると推定された栄養成分に対しては、１を超える値に設定でき、具体例として、例えば、１．２、１．２５、１．５、２、２．５、３、４、５、１０、１００等があげられる。また、前記補正値は、例えば、１つの過不足する栄養成分に基づき、複数の関連する栄養成分の補正値を設定してもよい。例えば、エネルギーの摂取量は、糖質（炭水化物）、脂質、タンパク質の摂取量と密接に関係する。このため、例えば、被提案者の栄養状況が、エネルギー過剰と推定された場合、前記栄養成分のうち、エネルギーだけでなく、前記関連する栄養成分として、さらに、例えば、炭水化物、脂質、タンパク質の補正値を１未満に設定してもよい。下記表１に、算出した被提案者の補正値の具体例を示す。下記表１の具体例においては、例えば、被提案者は、エネルギー過剰と推定されているため、エネルギーの過不足の観点から、エネルギーの補正値が０．８、炭水化物の補正値が０．６と算出されている。前記被提案者は、さらに、糖質過剰とも推定されているため、糖質の過不足の観点からは、炭水化物の補正値が０．７と算出されている。この場合、被提案者は、炭水化物が過剰であると判定されているため、炭水化物の補正値を、最小値である０．６に設定できる。

　つぎに、目標値補正部１１２は、栄養摂取目標値１５００と、前記補正値とから、被提案者の栄養摂取目標値１５００を補正する（Ｓ１２、目標値補正工程）。具体的には、栄養摂取目標値１５００の補正は、栄養摂取目標値１５００に対して、前記補正値を乗算する、または前記補正値と前記栄養摂取基準値とから算出される栄養成分を加算することで算出できる。栄養摂取目標値１５００が複数の栄養成分を含む場合、目標値補正部１１２は、栄養摂取目標値１５００の各栄養成分の値を補正してもよいし、いずれか１つまたは２つ以上の栄養成分の値を補正してもよい。栄養摂取目標値１５００が上限値と下限値とを有する数値範囲である場合、目標値補正部１１２は、前例えば、上限値および下限値の少なくとも一方を補正してもよいし、上限値と下限値との平均値を補正してもよい。後者の場合、目標値補正部１１２は、補正後の栄養摂取目標値に基づき、数値範囲を設定してもよい。前記数値範囲は、例えば、補正後の栄養摂取目標値の±１５％の範囲、好ましくは、補正後の栄養摂取目標値の±１０％または±５％の範囲と設定できる。

　そして、食事メニュー抽出部１１は、前記補正後の摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを前記提案メニュー情報として抽出する（Ｓ２、食事メニュー抽出工程）。その後、前記実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ３～Ｓ５と同様にして、Ｓ３～Ｓ５を実施し、支援装置１Ａの処理を終了する。

　Ｓ１１において、補正値設定部１１１は、例えば、上記の例には制限されず、例えば、被提案者の栄養管理目的条件と、目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定してもよいし、摂取栄養情報１５０１と、前記被提案者の栄養管理目的条件および前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定してもよい。この場合、記憶部１５は、例えば、前記目的別の補正情報を含む。前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報である。また、食事メニュー抽出部１１が、所定の期間における前記被提案者の複数回の食事について食事メニューを抽出する場合、前記目的別の補正情報として、各栄養管理目的条件には、前記被提案者が、前記抽出された複数回の食事メニューの全部を摂取した場合に、前記所定の期間における前記被提案者の栄養摂取目標値１５００を満たすような補正値が紐づけられていてもよいし、前記被提案者が、前記抽出された複数回の食事メニューの一部を摂取した場合に、前記所定の期間における前記被提案者の栄養摂取目標値１５００を満たすような補正値が紐づけられていてもよい。

　前記栄養管理目的条件は、例えば、前記被提案者の食事について、栄養管理を行う目的に関する情報である。前記栄養管理の目的は、例えば、ダイエット、糖質制限、体系維持、塩分、栄養バランス等があげられる。前記補正値は、前記栄養管理目的条件に応じて適宜設定できる。前記目的別の補正情報は、各栄養管理目的条件に、１種類の栄養成分の補正値が紐づけられていてもよいし、複数種類の栄養成分の補正値が紐づけられていてもよい。具体例として、前記栄養管理目的条件が、ダイエットの場合、前記目的別補正情報において、前記ダイエットに関する栄養管理目的条件には、例えば、栄養成分のうち、栄養摂取目標値１５００におけるカロリーの値を低減する補正値が紐付けられている。前記栄養管理目的条件が、糖質制限の場合、前記目的別補正情報において、前記糖質制限に関する栄養管理目的条件には、例えば、栄養成分のうち、栄養摂取目標値１５００におけるカロリーおよび炭水化物の値を低減する補正値が紐づけられている。前記栄養管理目的条件が、体系維持の場合、前記目的別補正情報において、前記体系維持に関する栄養管理目的条件には、例えば、栄養成分のうち、栄養摂取目標値１５００におけるカロリーの値を低減し、タンパク質の値が増加する補正値が紐づけられている。前記栄養管理目的条件が、塩分の場合、前記目的別補正情報において、前記塩分に関する栄養管理目的条件には、例えば、栄養成分のうち、栄養摂取目標値１５００における塩分の値が低減する補正値が紐づけられている。前記栄養管理目的条件が、栄養バランスの場合、前記目的別補正情報において、前記栄養バランスに関する栄養管理目的条件には、前記被提案者が、抽出された１日分の食事メニュー（例えば、３回分の食事メニュー）のうち、その一部（例えば、１回分または２回分）の食事メニューを摂取した場合に、前記被提案者の栄養摂取基準値におけるカロリー、炭水化物および／またはタンパク質の値を満たすように、栄養摂取目標値１５００におけるカロリー、炭水化物および／またはタンパク質の値が増加する補正値が紐づけられている。

　前記補正値が栄養管理目的条件と紐づけられている場合、まず、Ｓ１に先立ち、前記被提案者の端末または前記提案者の端末は、「食事では何に注意していますか？」「どのような食事メニューを提案してほしいですか？」等の被提案者の栄養管理に関する質問事項とあわせて、前記栄養管理目的条件を表示し、前記被提案者または前記提案者に、被提案者の栄養管理目的条件を選択させる。

　つぎに、Ｓ１において、取得部１０により、選択された被提案者の栄養管理目的条件を取得する。記憶部１５は、前記取得した栄養管理目的条件を含む前記目的別の補正情報を、前記被提案者の補正情報として記憶してもよい。

　そして、補正値設定部１１１により、前記取得した栄養管理目的条件に紐づけられた栄養摂取目標値の補正値を、前記被提案者の栄養摂取目標値の補正値として設定する（Ｓ１１、補正値設定工程）。また、記憶部１５が前記被提案者の補正情報を記憶している場合、補正値設定部１１１は、記憶部１５に記憶された、前記被提案者の補正情報を読み出し、記憶された被提案者の栄養管理目的条件に紐づけられた栄養摂取目標値の補正値を、被提案者の栄養摂取目標値の補正値として設定してもよい。

　つぎに、目標値補正部１１２により、Ｓ１２と同様にして、栄養摂取目標値を補正する。食事メニュー抽出部１１は、前記補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適したメニューを、前記提案メニュー情報として抽出する（Ｓ２、食事メニュー抽出工程）。なお、この場合、食事メニュー抽出部１１は、前記栄養管理目的条件に補正値が紐づけられている栄養成分にのみ着目して、前記補正値された栄養摂取目標値を満たす食事メニューを抽出してもよい。具体例として、前記栄養管理目的条件がダイエットの場合、前記食事メニューが有する栄養成分情報のうち、カロリーのみが被提案者の栄養摂取目標値１５００を満たす食事メニューを、前記被提案者に適した食事メニューとして抽出してもよい。

　本実施形態の支援装置１Ａによれば、前記被提案者の栄養摂取目標値を補正し、より被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出できる。

［実施形態３］
　本実施形態は、実施形態１の支援装置１の構成に加えて、栄養状態推定部を備える以外は、実施形態１の支援装置１と同様であり、その説明を援用できる。本実施形態の支援装置は、栄養状態推定部を備え、前記栄養状態推定部は、前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、前記提案メニュー送信部は、前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する。このため、本実施形態によれば、前記提案者は、例えば、前記推薦メニュー情報を入力する際に、前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を確認できる。このため、本実施形態によれば、前記提案者は、例えば、前記被提案者の栄養状態に応じて、より適切な推薦メニュー情報を選択することができる。

　図９は、本実施形態の支援装置１Ｂの一例の構成を示すブロック図である。図９に示すように、支援装置１Ｂは、実施形態１の支援装置１の構成に加えて、さらに、栄養状態推定部１６を備える。支援装置１Ｂのハードウェア構成は、図２の支援装置１のハードウェア構成において、ＣＰＵ１０１が、図１の支援装置１の構成に代えて、図９の支援装置１Ｂの構成を備え、記憶装置１０４（記憶部１５）における栄養情報１５０が、栄養目標値１５００に加えて、摂取栄養情報１５０１を含む以外は同様である。

　本実施形態の支援装置１Ｂ、第１支援端末２ａ、および第２支援端末２ｂを含む支援システムにおける処理の一例を、図１０のフローチャートに基づいて説明する。図１０は、支援装置１Ｂの処理（Ｓ１～Ｓ５、Ｓ２１）の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態において、第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理は、前記実施形態１の第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理と同様であるため、省略する。

　まず、実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ１およびＳ２と同様にして、Ｓ１およびＳ２を実施する。

　つぎに、支援装置１Ｂの栄養状態推定部１６は、前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定する（Ｓ２１、栄養状態推定工程）。具体的には、栄養状態推定部１６は、例えば、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較し、前記被提案者が前記食事メニューを摂取した場合に、過剰または不足する栄養成分を推定する。そして、栄養状態推定部１６は、前記過剰または不足すると推定された栄養成分の情報を、前記推定栄養状態として推定する。より具体的には、栄養状態推定部１６は、例えば、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較し、栄養摂取目標値１５００より少ないか、同じか（例えば、数値範囲に含まれるか）、または多いかを判定する。そして、栄養状態推定部１６は、栄養摂取目標値１５００よりも少ない栄養成分がある場合、前記栄養成分について、不足した状態であると推定し、栄養摂取目標値１５００と同じ栄養成分がある場合、前記栄養成分について、過不足なしの状態と推定し、栄養摂取目標値１５００よりも多い栄養成分がある場合、前記栄養成分について、過剰な状態であると推定する。また、Ｓ２において、食事メニュー抽出部１１により、前記提案メニュー情報として、複数の食事メニューが抽出されている場合、栄養状態推定部１６は、１つの食事メニューについて前記推定栄養状態を推定してもよいし、複数の食事メニューについて前記推定状態を推定してもよいし、抽出された全ての食事メニューについて前記推定栄養状態を推定してもよい。栄養状態推定部１６は、前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記摂取栄養情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定してもよい。この場合、栄養状態推定部１６は、前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記摂取栄養情報とから、各栄養成分の平均摂取量を算出し、前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報に代えて、前記各栄養成分の平均摂取量を用いて同様に実施できる。

　そして、支援装置１Ｂの提案メニュー送信部１２は、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報における食事メニューと、前記推定栄養状態とを紐づけて、第１支援端末２ａに送信する（Ｓ３、提案メニュー送信工程）。

　前記推定栄養状態は、例えば、文字、グラフ、画像、キャラクタ画像等により送信されてもよいし、これらの表示を指示する指示情報として送信されてもよい。提案メニュー送信部１２は、例えば、第１支援端末２ａに代えて、または加えて、別の端末に送信してもよい。前記別の端末は、例えば、被提案者の第２支援端末２ｂでもよいし、前記被提案者の健康状態を確認または利用する個人または団体の端末でもよく、具体例として、家族、保険会社、ＮＰＯ（Nonprofit Organization）法人、ボランティア団体、政府、企業、健康保険組合等の端末があげられる。

　つぎに、第１支援端末２ａの通信部２２ａにより、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報と、前記食事メニューと紐づけられた推定栄養状態とを受信する（Ｓ１０３、提案メニュー情報受信工程）。

　そして、第１支援端末２ａの表示部２３ａは、前記提案メニュー情報と、前記推定栄養状態とを表示する（Ｓ１０４、提案メニュー情報表示工程）。表示部２３ａは、例えば、栄養状態表示エリアを有してもよい。この場合、前記推定栄養状態は、例えば、前記栄養状態表示エリアに表示される。

　そして、前記提案者は、表示された提案メニューと、推定栄養状態とを確認し、第１支援端末２ａの入力部２１ａにより、表示された前記提案メニュー情報から、任意の食事メニューを、提案者による推薦メニューとして選択し、推薦メニュー情報を入力する（Ｓ１０５、推薦メニュー情報入力工程）。この際、表示部２３ａは、前記選択した食事メニューと紐づけられた前記推定栄養状態を表示する。このため、前記提案者は、前記被提案者が選択した食事メニューを摂取した際の推定栄養状態を確認して前記推薦メニュー情報を決定できる。

　Ｓ１０４およびＳ１０５について、図１１を用いて、より具体的に説明する。図１１は、第１支援端末２ａの表示部２３ａに表示される画像の一例を示す模式図である。図１１に示すように、第１支援端末２ａの表示部２３ａには、提案食事メニュー情報２３１、および、栄養状態表示エリア２３２に表示された推定栄養状態２３３が表示される。提案食事メニュー情報２３１は、前記食事メニューを購入可能な店舗名と、前記食事のカテゴリごとに表示された食事メニューの名称および画像が表示されている。前記提案者が、提案食事メニュー情報２３１として表示されている食事メニューの画像を選択し、前記推薦メニュー情報を入力すると、選択された食事メニューに紐づけられた推定栄養状態が、栄養状態表示エリア２３２に表示される。第１支援端末２ａは、前記提案者が選択した推薦メニューに対し、推薦マーク２３４を表示する。

　そして、入力された推薦メニュー情報は、第１支援端末２ａの通信部２２ａにより、通信回線網３を介して、支援装置１に送信される（Ｓ１０６、推薦メニュー情報送信工程）。

　そして、実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ４およびＳ５と同様にして、Ｓ４およびＳ５を実施し、支援装置１Ｂの処理を終了する。

　第２支援端末２ｂは、実施形態１のＳ２０１およびＳ２０２と同様にして、Ｓ２０１およびＳ２０２を実施し、第２支援端末２ｂによる処理を終了する。

　実施形態２の支援装置１Ｂは、例えば、栄養状態推定部１６に代えて、または加えて、仮推薦メニュー受信部と、仮栄養状態推定部と、仮栄養状態送信部とを備えてもよい。

　この場合、Ｓ１０３において、前記提案メニュー情報を受信すると、Ｓ１０４に先立ち、前記提案者は、第１支援端末２ａの入力部２１ａにより、仮推薦メニュー情報を入力する（仮推薦メニュー入力工程）。前記仮推薦メニュー情報は、例えば、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報である。前記仮推薦メニュー情報が入力されると、第１支援端末２ａの通信部２２ａにより、通信回線網３を介して前記仮推薦メニュー情報が支援装置１Ｂに送信される。

　前記仮推薦メニュー受信部は、Ｓ４に先立ち、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、前記仮推薦メニュー情報を受信する（仮推薦メニュー受信工程）。

　前記仮栄養状態推定部は、前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と被提案者の栄養摂取目標値１５００とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定する（仮栄養状態推定工程）。前記推定は、Ｓ１１工程において、提案メニュー情報に含まれる食事メニューの栄養成分の情報に代えて、前記仮推薦メニュー情報に含まれる食事メニューの情報を用いる以外は、同様にして推定できる。

　前記仮栄養状態送信部は、推定された前記仮の推定栄養状態を、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、提案者の端末２ａ（第１支援端末２ａ）に送信する。前記仮の推定栄養状態は、表示部２３ａの栄養状態表示エリア２３２に表示されてもよい。

　このように、支援装置１Ｂが前記仮推薦メニュー受信部と、前記仮栄養状態推定部と、前記仮栄養状態送信部とを備えることにより、前記提案者が選択した仮推薦メニューに応じて、リアルタイムに前記被提案者の栄養状態を推定できる。このため、前記提案者が、前記推薦メニュー情報を入力する際に、前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を確認できるため、前記被提案者の健康状態に応じて、より適切な推薦メニュー情報を選択することができる。

［実施形態４］
　本実施形態は、実施形態３の支援装置１Ｂが、キャラクタ画像作成部を備え、前記キャラクタ画像作成部により、前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成すること以外は、実施形態３の支援装置１Ｂと同様であり、その説明を援用できる。本実施形態は、前記推定栄養状態または仮の推定栄養状態をキャラクタ画像として、前記提案者に提示可能である。このため、本実施形態によれば、前記提案者は、前記被提案者が前記食事メニューを摂取した際の栄養状態の変化について、感覚的に理解することができる。

　図１２は、本実施形態の支援装置１Ｃの一例の構成を示すブロック図である。図１２に示すように、支援装置１Ｃは、さらに、キャラクタ画像作製部１７を含む。支援装置１Ｃのハードウェア構成は、図２の支援装置１のハードウェア構成において、ＣＰＵ１０１が、図１の支援装置１の構成に代えて、図１２の支援装置１Ｃの構成を備え、記憶装置１０４（記憶部１５）における栄養情報１５０が、栄養目標値１５００に加えて、摂取栄養情報１５０１を含む以外は同様である。

　本実施形態の支援装置１Ｃにおける処理の一例を、図１３のフローチャートおよび図１４の説明図に基づいて説明する。なお、本実施形態において、第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理は、前記実施形態１の第１支援端末２ａおよび第２支援端末２ｂの処理と同様であるため、記載を省略する。

　まず、実施形態３の支援装置１Ｂの処理におけるＳ１、Ｓ２、およびＳ２１と同様にして、Ｓ１、Ｓ２、およびＳ２１を実施する。

　つぎに、キャラクタ画像作成部１７は、前記被提案者の栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成する（Ｓ３１、キャラクタ画像作製工程）。前記キャラクタ画像は、アバターということもできる。前記キャラクタ画像は、ヒト型のキャラクタ画像でもよいし、非ヒト型のキャラクタ画像でもよいが、前記提案者および前記被提案者が、前記被提案者の栄養状態をより受け入れやすくできることから後者が好ましい。キャラクタ画像作成部１７は、例えば、図１４（Ａ）のキャラクタ画像４（４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ）に示すように、予め、前記推定栄養状態または前記仮推定栄養状態と、キャラクタ画像とを関連付けしておき、前記推定栄養状態と対応する栄養状態のキャラクタ画像を抽出することにより前記キャラクタ画像を作製してもよい。また、キャラクタ画像作成部１７は、例えば、提案者または被提案者が指定したキャラクタ画像について、前記推定栄養状態と対応する表情等を付与することにより、前記キャラクタ画像を作製してもよい。

　前記栄養状態が複数の場合、キャラクタ画像作成部１７は、それぞれに対応するキャラクタ画像を作製してもよい。前記複数の栄養状態は、例えば、「Ｗｅｌｌ」、「Ｓｌｉｍ」、「Ａｎｇｅｒ」、「Ｆａｔ」、「Ｓｔｒｏｎｇ（Ｍｕｓｃｕｌａｒ）」、「Ｂｅａｕｔｙ」、「Ｗｅａｋ」、および「Ｄｒｙ」等があげられる。

　前記「Ｗｅｌｌ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態が良好な状態であることを意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、過不足がない状態を意味する。

　前記「Ｓｌｉｍ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態が不足した状態であることを意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、エネルギー（カロリー）、糖質、脂質、およびタンパク質からなる群から選択されたいずれか一つの栄養成分が不足する状態を意味する。

　前記「Ｆａｔ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態が過剰である状態を意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、エネルギー（カロリー）、糖質、脂質、およびタンパク質からなる群から選択されたいずれか一つの栄養成分が過剰である状態を意味する。

　前記「Ａｎｇｅｒ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態において、塩分が過剰である状態を意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、塩分が過剰である状態を意味する。

　前記「Ｓｔｒｏｎｇ（Ｍｕｓｃｕｌａｒ）」は、例えば、前記被提案者の栄養状態において、タンパク質が過剰である状態を意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、タンパク質が過剰である状態を意味する。

　前記「Ｂｅａｕｔｙ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態において、ビタミンおよびミネラルが良好である状態を意味する。具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、ビタミンおよびミネラルに過不足がない状態であることを意味する。

　前記「Ｗｅａｋ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態において、ビタミンおよびミネラルが不足した状態を意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、ビタミンおよびミネラルが不足した状態を意味する。

　前記「Ｄｒｙ」は、例えば、前記被提案者の栄養状態において、食物繊維が不足した状態を意味し、具体的には、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、食物繊維が不足した状態を意味する。

　前記「過剰」は、例えば、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、前記摂取した栄養成分１５０１が、前記基準値よりも相対的に多い状態を意味し、具体的には、前記摂取した栄養成分１５０１が、前記基準値に対して、相対的に１２０％以上である状態を意味する。前記「不足」は、例えば、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、前記摂取した栄養成分１５０１が、前記基準値よりも相対的に少ない状態を意味し、具体的には、前記摂取した栄養成分１５０１が、前記基準値に対して、相対的に８０％以下である状態を意味する。前記「良好（過不足がない状態）」は、例えば、前記食事メニューの栄養成分の情報と、被提案者の栄養摂取目標値１５００とを比較した際に、前記摂取した栄養成分１５０１と、前記基準値とに過不足がない状態を意味し、具体的には、前記摂取した栄養成分１５０１が、前記基準値に対して、相対的に８０％を超え、１２０％未満である状態を意味する。

　つぎに、支援装置１Ｃの提案メニュー送信部１２は、通信デバイス１０８により、通信回線網３を介して、前記提案メニュー情報における食事メニューと、前記キャラクタ画像とを紐づけて、第１支援端末２ａに送信する（Ｓ３、提案メニュー送信工程）。送信されるキャラクタ画像は、例えば、キャラクタ画像の情報でもよいし、第１支援端末２ａに記憶されているキャラクタ画像の表示を指示する情報でもよい。また、提案メニュー送信部１２は、例えば、前記キャラクタ画像と、前記キャラクタ画像が意味する栄養状態を紐づけて第１支援端末２ａに送信してもよい。

　そして、送信されたキャラクタ画像は、第１支援端末２ａの通信部２２ａを介して、支援端末２ａに取得される。そして、前記キャラクタ画像は、支援端末２ａの表示部２３ａに表示される。第１支援端末２ａは、例えば、前記栄養状態表示エリアに、前記キャラクタ画像を常時表示してもよい。第１支援端末２ａは、取得したキャラクタ画像が表す前記被提案者の氏名等の識別情報を、対応する被提案者を表すキャラクタ画像の近辺に表示してもよい。また、第１支援端末２ａは、例えば、前記画像と共に、前記画像が意味する栄養状態を表示してもよい。

　実施形態４の支援装置１Ｃは、前記被提案者の栄養状態にあわせて、前記キャラクタ画像の表示方法を変更してもよい。これにより、実施形態４の支援装置１Ｃは、より効果的に、前記被提案者の推定栄養状態を表示できる。前記キャラクタ画像の表示を変更する場合、実施形態４の支援装置１Ｃは、例えば、前記被提案者の推定栄養状態から、前記推定栄養状態と関連付けられたキャラクタの動作（図１４（Ｂ））、キャラクタの表情（図１４（Ａ））、キャラクタ画像を表示する背景画像（図１４（Ｃ））、およびキャラクタ画像の表示位置（図１４（Ｃ））からなる群から選択された少なくとも一つを制御する制御情報を取得する制御情報取得部を備えてもよい。前記制御情報は、例えば、記憶装置１０４に格納されている。このため、前記制御情報取得部は、例えば、前記被提案者の推定栄養状態に基づき、前記推定栄養状態と対応する制御情報を記憶装置１０４から取得する。この場合、支援装置１Ｃにおいて、ＣＰＵ１０１が、前記制御情報取得部として機能する。そして、提案メニュー送信部１２により、前記制御情報が出力される。前記制御情報は、例えば、前記キャラクタ画像と同時に出力されてもよいし、別々に出力されてもよい。

　そして、出力されたキャラクタ画像および制御情報は、第１支援端末２ａの通信部２２ａを介して、第１支援端末２ａに取得される。そして、前記キャラクタ画像は、前記制御情報に基づき、制御された上で、第１支援端末２ａの表示部２３ａに表示される。

［実施形態５］
　本実施形態は、実施形態１の支援装置１の構成に加え、購入食品情報取得部と、摂取栄養推定部とを備え、被提案者の購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、前記推定した栄養成分を記憶すること以外は、実施形態１の支援装置１と同様であり、その説明を援用できる。本実施形態は、被提案者の購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、前記推定した栄養成分を記憶する。このため、本実施形態によれば、前記被提案者が最終的に摂取した食品に基づき、前記被提案者が摂取した栄養情報を更新できる。したがって、本実施形態によれば、前記被提案者により適した食事メニューを提案できる。

　図１５は、本実施形態の支援装置１Ｄの一例の構成を示すブロック図である。図１５に示すように、支援装置１Ｄは、実施形態２の支援装置１Ａの構成に加えて、さらに、購入食品情報取得部１８と、摂取栄養推定部１９とを備える。支援装置１Ｄのハードウェア構成は、図２の支援装置１のハードウェア構成において、ＣＰＵ１０１が、図１の支援装置１の構成に代えて、図１５の支援装置１Ｄの構成を備え、記憶装置１０４（記憶部１５）における栄養情報１５０が、栄養目標値１５００に加えて、摂取栄養情報１５０１を含む以外は同様である。

　本実施形態の支援装置１Ｄ、第１支援端末２ａ、および第２支援端末２ｂを含む支援システムにおける処理の一例を、図１６および図１７のフローチャートに基づいて説明する。図１６は、支援装置１Ｄの処理（Ｓ１～Ｓ５、Ｓ４１～４４）の一例を示すフローチャートであり、図１７は、第２支援端末２ｂの処理の一例を示すフローチャート（Ｓ２０１～Ｓ２０２、Ｓ２１１～Ｓ２１２）である。なお、本実施形態において、第１支援端末２ａの処理は、前記実施形態１の第１支援端末２ａの処理と同様であるため、記載を省略する。

　まず、実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ１～Ｓ３と同様にして、Ｓ１～Ｓ３を実施する。図示していないが、支援装置１Ｄが、実施形態３の支援装置１Ｂ同様に、栄養状態推定部１６を備える場合、Ｓ２とＳ３との間で、実施形態３の支援装置１Ｂの処理におけるＳ２１と同様にして、Ｓ２１を実施してもよい。

　つぎに、実施形態１の第１支援端末２ａにおけるＳ１０１～Ｓ１０６と同様にして、Ｓ１０１～Ｓ１０６を実施する。

　つぎに、実施形態１の支援装置１の処理におけるＳ４～Ｓ５と同様にして、Ｓ４～Ｓ５を実施する。

　つぎに、実施形態１の第２支援端末２ｂにおけるＳ２０１～Ｓ２０２と同様にして、Ｓ２０１～Ｓ２０２を実施する。

　つぎに、被提案者は、第２支援端末２ｂの入力装置２０６ｂにより、前記被提案者の購入食品情報を入力する（Ｓ２１１、購入食品情報入力工程）。前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した購入食品を推定可能な情報を含む。前記購入食品情報は、例えば、前記購入食品の商品名（製品名、名称）、製造番号、前記購入食品を撮像した画像、レシートの画像、電子レシート、ＰＯＳ（point of Sales）データ、栄養素表記の画像データ、購入時の日時、およびＧＰＳ（Global Positioning System）等の位置情報等を含む。前記購入食品情報が、前記ＧＰＳ情報を含む場合、例えば、前記ＧＰＳ情報で特定される位置情報を有する飲食店のメニューの情報を含んでもよい。

　入力された前記購入食品情報は、第２支援端末２ｂの通信部２２ｂにより、通信回線網３を介して、支援装置１Ｄに送信される（Ｓ２１２、購入食品情報送信工程）。なお、本実施形態は、これには制限されず、例えば、入力された前記購入食品情報は、システム外部のデータベース４０に送信され、前記外部のデータベース４０に記憶されてもよい。

　Ｓ２１１およびＳ２１２の具体例について説明する。まず、被提案者は、例えば、前記購入食品を購入した店のレシートを、第２支援端末２ｂのカメラで撮像（入力）する。そして、第２支援端末２ｂは、前記撮像したレシートの画像を、前記購入食品情報として、支援装置１Ｄに出力する。なお、実施形態５では、第２支援端末２ｂにより入力された情報について、支援装置１Ｄで処理を行なうが、本発明はこれには制限されず、例えば、支援装置１Ｄが実施する処理の一部または全部を第２支援端末２ｂで実施してもよい。具体例として、第２支援端末２ｂは、前記購入食品情報における食品の特定に関して、公知の画像認識手段により、レシートの画像に含まれる購入食品の商品名を分析し、前記商品名を前記購入食品情報として、支援装置１Ｄに出力してもよい。また、被提案者は、第２支援端末２ｂに前記購入食品情報として、前記購入食品の商品名等を直接入力し、前記商品名を支援装置１Ｄに出力してもよい。

　つぎに、支援装置１Ｄの購入食品情報取得部１８が、第２支援端末２ｂから出力された前記購入食品情報を、通信デバイス１０８を介して取得する（Ｓ４１、購入食品情報取得工程）。前記購入食品情報は、例えば、記憶装置１０４（記憶部１５）に格納されていてもよい。この場合、購入食品情報取得部１８は、前記購入食品情報を記憶装置１０４から取得する。また、購入食品情報取得部１８は、例えば、前記購入食品情報が記憶された外部データベース４０から前記購入食品情報を取得してもよいし、支援装置１Ｄの入力装置１０６により、支援装置１Ｄに直接入力された購入食品情報を取得してもよい。購入食品情報取得部１８は、例えば、取得した購入食品情報について、記憶装置１０４に記憶させてもよい。

　つぎに、摂取栄養推定部１９は、前記購入食品情報と前記食品摂取割合情報とから、前記被提案者が摂取した栄養成分１５０１を推定する（Ｓ４２、栄養成分推定工程）。具体的には、摂取栄養推定部１９は、例えば、各購入食品の栄養成分の情報を記憶した装置内または装置外データベースから購入食品に対応する栄養成分の情報を取得することにより、前記栄養成分情報を推定してもよいし、各購入食品を構成する材料について、日本食品標準成分表等の食品成分の基準を参照することにより、前記栄養成分情報を推定してもよい。前記データベースは、例えば、前述の食事ＤＢが使用できる。前記データベースは、例えば、外食チェーン店およびコンビニエンスストアの商品の栄養成分情報がデータベース化されたものが使用でき、例えば、株式会社イートスマートが提供する食事の栄養価データベース等が利用できる。なお、前記データベースは、例えば、自社開発してもよい。摂取栄養推定部１９は、例えば、前記購入食品情報が、異なる日の購入食品情報を含む場合、各日について、別々に栄養成分情報を推定することが好ましい。具体例として、前記購入食品情報が３日分の購入食品の情報を含む場合、摂取栄養推定部１９は、１日目の購入食品情報に基づき、１日目の栄養成分情報を推定し、２日目の購入食品情報に基づき、２日目の栄養成分情報を推定し、３日目の購入食品情報に基づき、３日目の栄養成分情報を推定する。

　そして、記憶部１５は、前記推定した、前記被提案者が摂取した栄養成分１５０１を記憶し（Ｓ４３、記憶工程）、支援装置１Ｄによる処理を終了する。

　本実施形態では、Ｓ２１１およびＳ２１２は、Ｓ２０１およびＳ２０２の後に実施したが、Ｓ２１１およびＳ２１２は、Ｓ２０１およびＳ２０２の前に実施してもよい。

　実施形態５の支援装置１Ｄは、さらに、摂取メニュー推定部と、摂取メニュー通知部を備えてもよい。

　前記摂取メニュー推定部は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定する（摂取メニュー推定工程）。前記摂取メニュー推定部は、例えば、前記購入食品情報に含まれる、購入食品の商品名を取得することで前記食事メニューを推定できる。

　前記摂取メニュー通知部は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する（摂取メニュー通知工程）。前記「被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである」は、前記摂取メニュー推定部が推定した食事メニューと、前記推薦メニューとが一致することを意味する。

　支援装置１Ｄが、前記摂取メニュー推定部および摂取メニュー通知部を備えることにより、前記提案者は、前記被提案者が前記推薦メニュー情報に含まれる食事メニューを摂取したことを確認できる。このため、前記提案者は、例えば、前記被提案者に提案した推薦メニューの感想を問いかけることができ、前記提案者と前記被提案者のコミュニケーションを促進できる。

［実施形態６］
　本実施形態のプログラムは、前述の食事提案支援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、取得手順と、食事メニュー抽出手順と、提案メニュー送信手順と、推薦メニュー受信手順と、出力手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

　前記取得手順は、食事メニューの提案者に選択され、前記食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を取得し、前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値とを含み、前記食事メニュー抽出手順は、前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、前記提案メニュー送信手順は、抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、前記推薦メニュー受信手順は、推薦メニュー情報を受信し、前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、前記出力手順は、前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。

　また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、取得手段と、食事メニュー抽出手段と、提案メニュー送信手段と、推薦メニュー受信手段と、出力手段として機能させるプログラムということもできる。

　本実施形態のプログラムは、前記本発明の食事提案支援装置および食事提案支援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体（non-transitory computer-readable storage medium）である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、ハードディスク（ＨＤ）、光ディスク、フロッピー（登録商標）ディスク（ＦＤ）等があげられる。

　以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。

　この出願は、２０２０年８月１７日に出願された日本出願特願２０２０－１３７２１０を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。

＜付記＞
　上記の実施形態および実施例の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
（付記１）
記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援装置。
（付記２）
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出部は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、付記１記載の食事提案支援装置。
（付記３）
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記１または２記載の食事提案支援装置。
（付記４）
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記記憶部は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記１から３のいずれかに記載の食事提案支援装置。
（付記５）
栄養状態推定部を備え、
前記栄養状態推定部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、付記１から４のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
（付記６）
前記食事メニュー抽出部は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、付記１から５のいずれかに記載の食事提案支援装置。
（付記７）
前記食事メニュー抽出部は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力部は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、付記１から６のいずれかに記載の食事提案支援装置。
（付記８）
仮推薦メニュー受信部と、仮栄養状態推定部と、仮栄養状態送信部とを備え、
前記仮推薦メニュー受信部は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定部は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信部は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、付記１から７のいずれかに記載の食事提案支援装置。
（付記９）
キャラクタ画像作成部を備え、
前記キャラクタ画像作成部は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、付記５または８に記載の食事提案支援装置。
（付記１０）
購入食品情報取得部と、摂取栄養推定部とを備え、
前記購入食品情報取得部は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定部は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、付記１から９のいずれかに記載の食事提案支援装置。
（付記１１）
さらに、摂取メニュー推定部と、摂取メニュー通知部とを備え、
　前記摂取メニュー推定部は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知部は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、付記１０記載の食事提案支援装置。
（付記１２）
記憶工程と、取得工程と、食事メニュー抽出工程と、提案メニュー送信工程と、推薦メニュー受信工程と、出力工程とを備え、
前記記憶工程は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得工程は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信工程は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信工程は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力工程は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援方法。
（付記１３）
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出工程は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、付記１２記載の食事提案支援方法。
（付記１４）
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出工程は、補正値設定工程と、目標値補正工程とを備え、
前記補正値設定工程は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正工程は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記１２または１３記載の食事提案支援方法。
（付記１５）
前記食事メニュー抽出工程は、補正値設定工程と、目標値補正工程とを備え、
前記記憶工程は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得工程は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定工程は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正工程は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記１２から１４のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記１６）
栄養状態推定工程を備え、
前記栄養状態推定工程は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信工程は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、付記１２から１５のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記１７）
前記食事メニュー抽出工程は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、付記１２から１６のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記１８）
前記食事メニュー抽出工程は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信工程は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信工程は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力工程は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、付記１２から１７のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記１９）
仮推薦メニュー受信工程と、仮栄養状態推定工程と、仮栄養状態送信工程とを備え、
前記仮推薦メニュー受信工程は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定工程は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信工程は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、付記１２から１８のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記２０）
キャラクタ画像作成工程を備え、
前記キャラクタ画像作成工程は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、付記１６または１９に記載の食事提案支援方法。
（付記２１）
購入食品情報取得工程と、摂取栄養推定工程とを備え、
前記購入食品情報取得工程は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定工程は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶工程は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、付記１２から２０のいずれかに記載の食事提案支援方法。
（付記２２）
さらに、摂取メニュー推定工程と、摂取メニュー通知工程とを備え、
　前記摂取メニュー推定工程は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知工程は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、付記２１記載の食事提案支援方法。
（付記２３）
コンピュータに、取得手順と、食事メニュー抽出手順と、提案メニュー送信手順と、推薦メニュー受信手順と、出力手順とを実行させるためのプログラム：
前記取得手順は、
　食事メニューの提案者に選択され、前記食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を取得し、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記食事メニュー抽出手順は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信手順は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信手順は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力手順は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。
（付記２４）
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出手順は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、付記２３記載のプログラム。
（付記２５）
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出手順は、補正値設定手順と、目標値補正手順とを備え、
前記補正値設定手順は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正手順は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出手順は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記２３または２４記載のプログラム。
（付記２６）
前記食事メニュー抽出手順は、補正値設定手順と、目標値補正手順とを備え、
前記記憶手順は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得手順は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定手順は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正手順は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出手順は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記２３から２５のいずれかに記載のプログラム。
（付記２７）
栄養状態推定手順を備え、
前記栄養状態推定手順は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信手順は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、付記２３から２６のいずれかに記載のプログラム。
（付記２８）
前記食事メニュー抽出手順は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、付記２３から２７のいずれかに記載のプログラム。
（付記２９）
前記食事メニュー抽出手順は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信手順は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信手順は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力手順は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、付記２３から２８のいずれかに記載のプログラム。
（付記３０）
仮推薦メニュー受信手順と、仮栄養状態推定手順と、仮栄養状態送信手順とを備え、
前記仮推薦メニュー受信手順は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定手順は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信手順は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、付記２３から２９のいずれかに記載のプログラム。
（付記３１）
キャラクタ画像作成手順を備え、
前記キャラクタ画像作成手順は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、付記２７または３０に記載のプログラム。
（付記３２）
購入食品情報取得手順と、摂取栄養推定手順とを備え、
前記購入食品情報取得手順は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定手順は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶手順は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、付記２３から３１のいずれかに記載のプログラム。
（付記３３）
さらに、摂取メニュー推定手順と、摂取メニュー通知手順とを備え、
　前記摂取メニュー推定手順は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知手順は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、付記３２記載のプログラム。
（付記３４）
付記２３から３３のいずれかに記載のプログラムを記録している、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
（付記３５）
入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、前記推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　付記１から１１のいずれかに記載の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。
（付記３６）
通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　付記１から１１のいずれかに記載の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報および前記提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。
（付記３７）
第１の端末と、第２の端末と、サーバとを含み、
前記第１の端末と、前記第２の端末と、前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記第１の端末は、
入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第２の端末は、
通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報および提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援システム。
（付記３８）
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出部は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、付記３７記載の食事提案支援システム。
（付記３９）
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記３７または３８記載の食事提案支援システム。
（付記４０）
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記記憶部は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、付記３７から３９のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４１）
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
栄養状態推定部を備え、
前記栄養状態推定部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、付記３７から４０のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４２）
前記食事メニュー抽出部は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、付記３７から４１のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４３）
前記食事メニュー抽出部は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力部は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、付記３７から４２のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４４）
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
仮推薦メニュー受信部と、仮栄養状態推定部と、仮栄養状態送信部とを備え、
前記仮推薦メニュー受信部は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定部は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信部は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、付記３７から４３のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４５）
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
キャラクタ画像作成部を備え、
前記キャラクタ画像作成部は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、付記４１または４４に記載の食事提案支援システム。
（付記４６）
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
購入食品情報取得部と、摂取栄養推定部とを備え、
前記購入食品情報取得部は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定部は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、付記３７から４５のいずれかに記載の食事提案支援システム。
（付記４７）
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
さらに、摂取メニュー推定部と、摂取メニュー通知部とを備え、
　前記摂取メニュー推定部は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知部は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、付記４６記載の食事提案支援システム。

　本発明は、被提案者の栄養情報から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出できる。また、前記提案メニュー情報から、前記提案者が推薦する推薦メニュー情報をあわせて前記被提案者に出力できる。このため、本実施形態によれば、前記提案者により、前記被提案者の栄養情報に基づいて、前記被提案者に適した食事メニューを提案できる。したがって、本発明は、食品分野、予防医学分野等において極めて有用である。

１　　　　　　　　　食事提案支援装置
１０　　　　　　　　取得部
１１　　　　　　　　食事メニュー抽出部
１１１　　　　　　　補正値設定部
１１２　　　　　　　目標値補正部
１２　　　　　　　　提案メニュー送信部
１３　　　　　　　　推薦メニュー受信部
１４　　　　　　　　出力部
１５　　　　　　　　記憶部
１５０　　　　　　　栄養情報
１５００　　　　　　栄養摂取目標値
１５０１　　　　　　摂取した栄養成分
１６　　　　　　　　栄養状態推定部
１７　　　　　　　　キャラクタ画像作成部
１８　　　　　　　　購入食品情報取得部
１９　　　　　　　　摂取栄養推定部
１０１、２０１　　　ＣＰＵ
１０２、２０２　　　メモリ
１０３、２０３　　　バス
１０４、２０４　　　記憶装置
１０５、２０５　　　プログラム
１０６　　　　　　　入力装置
１０７　　　　　　　ディスプレイ
１０８　　　　　　　通信デバイス
２ａ、２ｂ　　　　　支援端末
２１　　　　　　　　入力部
２２　　　　　　　　通信部
２３　　　　　　　　表示部
３　　　　　　　　　通信回線網

Claims

記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援装置。
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出部は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、請求項１記載の食事提案支援装置。
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項１または２記載の食事提案支援装置。
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記記憶部は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項１から３のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
栄養状態推定部を備え、
前記栄養状態推定部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、請求項１から４のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
前記食事メニュー抽出部は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、請求項１から５のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
前記食事メニュー抽出部は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力部は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、請求項１から６のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
仮推薦メニュー受信部と、仮栄養状態推定部と、仮栄養状態送信部とを備え、
前記仮推薦メニュー受信部は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定部は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信部は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、請求項１から７のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
キャラクタ画像作成部を備え、
前記キャラクタ画像作成部は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、請求項５または８に記載の食事提案支援装置。
購入食品情報取得部と、摂取栄養推定部とを備え、
前記購入食品情報取得部は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定部は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、請求項１から９のいずれか一項に記載の食事提案支援装置。
さらに、摂取メニュー推定部と、摂取メニュー通知部とを備え、
　前記摂取メニュー推定部は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知部は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、請求項１０記載の食事提案支援装置。
記憶工程と、取得工程と、食事メニュー抽出工程と、提案メニュー送信工程と、推薦メニュー受信工程と、出力工程とを備え、
前記記憶工程は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得工程は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信工程は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信工程は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力工程は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援方法。
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出工程は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、請求項１２記載の食事提案支援方法。
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出工程は、補正値設定工程と、目標値補正工程とを備え、
前記補正値設定工程は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正工程は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項１２または１３記載の食事提案支援方法。
前記食事メニュー抽出工程は、補正値設定工程と、目標値補正工程とを備え、
前記記憶工程は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得工程は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定工程は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正工程は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出工程は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項１２から１４のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
栄養状態推定工程を備え、
前記栄養状態推定工程は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信工程は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、請求項１２から１５のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
前記食事メニュー抽出工程は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、請求項１２から１６のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
前記食事メニュー抽出工程は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信工程は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信工程は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力工程は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、請求項１２から１７のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
仮推薦メニュー受信工程と、仮栄養状態推定工程と、仮栄養状態送信工程とを備え、
前記仮推薦メニュー受信工程は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定工程は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信工程は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、請求項１２から１８のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
キャラクタ画像作成工程を備え、
前記キャラクタ画像作成工程は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、請求項１６または１９に記載の食事提案支援方法。
購入食品情報取得工程と、摂取栄養推定工程とを備え、
前記購入食品情報取得工程は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定工程は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶工程は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、請求項１２から２０のいずれか一項に記載の食事提案支援方法。
さらに、摂取メニュー推定工程と、摂取メニュー通知工程とを備え、
　前記摂取メニュー推定工程は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知工程は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、請求項２１記載の食事提案支援方法。
コンピュータに、取得手順と、食事メニュー抽出手順と、提案メニュー送信手順と、推薦メニュー受信手順と、出力手順とを実行させるためのプログラム：
前記取得手順は、
　食事メニューの提案者に選択され、前記食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を取得し、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記食事メニュー抽出手順は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信手順は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信手順は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力手順は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する。
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出手順は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、請求項２３記載のプログラム。
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記食事メニュー抽出手順は、補正値設定手順と、目標値補正手順とを備え、
前記補正値設定手順は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正手順は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出手順は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項２３または２４記載のプログラム。
前記食事メニュー抽出手順は、補正値設定手順と、目標値補正手順とを備え、
前記記憶手順は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得手順は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定手順は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正手順は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出手順は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項２３から２５のいずれか一項に記載のプログラム。
栄養状態推定手順を備え、
前記栄養状態推定手順は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信手順は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、請求項２３から２６のいずれか一項に記載のプログラム。
前記食事メニュー抽出手順は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、請求項２３から２７のいずれか一項に記載のプログラム。
前記食事メニュー抽出手順は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信手順は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信手順は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力手順は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、請求項２３から２８のいずれか一項に記載のプログラム。
仮推薦メニュー受信手順と、仮栄養状態推定手順と、仮栄養状態送信手順とを備え、
前記仮推薦メニュー受信手順は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定手順は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信手順は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、請求項２３から２９のいずれか一項に記載のプログラム。
キャラクタ画像作成手順を備え、
前記キャラクタ画像作成手順は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、請求項２７または３０に記載のプログラム。
購入食品情報取得手順と、摂取栄養推定手順とを備え、
前記購入食品情報取得手順は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定手順は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶手順は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、請求項２３から３１のいずれか一項に記載のプログラム。
さらに、摂取メニュー推定手順と、摂取メニュー通知手順とを備え、
　前記摂取メニュー推定手順は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知手順は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、請求項３２記載のプログラム。
請求項２３から３３のいずれか一項に記載のプログラムを記録している、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、前記推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　請求項１から１１のいずれか一項に記載の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。
通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　請求項１から１１のいずれか一項に記載の食事提案支援装置と通信可能であり、
前記表示部は、
　前記抽出された食事メニューの情報および前記提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能である、食事提案支援端末。
第１の端末と、第２の端末と、サーバとを含み、
前記第１の端末と、前記第２の端末と、前記サーバとは、システム外の通信回線網を介して、接続可能であり、
前記第１の端末は、
入力部と、通信部と、表示部とを備え、
前記入力部は、
　被提案者選択情報と、推薦メニューとを入力可能であり、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第２の端末は、
通信部と、表示部とを備え、
前記通信部は、
　前記サーバと通信可能であり、
前記表示部は、
　抽出された食事メニューの情報および提案者に推薦された推薦食事メニューの情報を表示可能であり、
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
記憶部と、取得部と、食事メニュー抽出部と、提案メニュー送信部と、推薦メニュー受信部と、出力部とを備え、
前記記憶部は、
　食事メニューの提案者と紐付けられた被提案者の栄養情報を含み、
　前記被提案者の栄養情報は、前記被提案者の栄養摂取目標値を含み、
前記取得部は、
　前記提案者に選択された被提案者の栄養情報を取得し、
前記食事メニュー抽出部は、
　前記選択された被提案者の栄養情報における、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者に適した食事メニューを提案メニュー情報として抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　抽出された提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、
　推薦メニュー情報を受信し、
　前記推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が選択した食事メニューの情報であり、
前記出力部は、
　前記提案メニュー情報と前記推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、食事提案支援システム。
前記被提案者の栄養摂取目標値は、前記被提案者の栄養摂取基準値であり、
前記食事メニュー抽出部は、前記被提案者の栄養摂取目標値として、前記被提案者の栄養摂取基準値を満たす食事メニューを、提案メニュー情報として抽出する、請求項３７記載の食事提案支援システム。
前記被提案者の栄養情報は、被提案者が摂取した栄養成分の情報を含み、
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、過剰または不足する栄養成分を推定し、
　前記推定した過剰または不足する栄養成分から、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、前記栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項３７または３８記載の食事提案支援システム。
前記食事メニュー抽出部は、補正値設定部と、目標値補正部とを備え、
前記記憶部は、目的別の補正情報を含み、
　前記目的別の補正情報は、栄養管理目的条件と、栄養摂取目標値の補正値とが紐づけられた情報であり、
前記取得部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件を取得し、
前記補正値設定部は、
　前記被提案者の栄養管理目的条件と、前記目的別の補正情報とから、栄養摂取目標値の補正値を設定し、
前記目標値補正部は、
　前記栄養摂取目標値と前記補正値とから、栄養摂取目標値を補正し、
前記食事メニュー抽出部は、
　補正後の栄養摂取目標値から、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出する、請求項３７から３９のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
栄養状態推定部を備え、
前記栄養状態推定部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューの栄養成分の情報と、前記被提案者の栄養摂取目標値とから、前記被提案者が前記提案メニュー情報における食事メニューを摂取した場合の推定栄養状態を推定し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記提案メニュー情報における食事メニューと前記推定栄養状態とを紐づけて、前記提案者に送信する、請求項３７から４０のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記食事メニュー抽出部は、
　前記被提案者の栄養摂取目標値と、絞り込み情報とから、前記被提案者に適した食事メニューを、前記提案メニュー情報として抽出し、
　前記絞り込み情報は、前記食事メニューを指定された条件で絞り込むための情報である、請求項３７から４１のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記食事メニュー抽出部は、
　食事のカテゴリごとに前記食事メニューを抽出し、
前記提案メニュー送信部は、
　前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報を前記提案者に送信し、
前記推薦メニュー受信部は、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報を受信し、
前記出力部は、前記食事のカテゴリを含む提案メニュー情報と、前記食事のカテゴリを含む推薦メニュー情報とを、前記被提案者に出力する、請求項３７から４２のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
仮推薦メニュー受信部と、仮栄養状態推定部と、仮栄養状態送信部とを備え、
前記仮推薦メニュー受信部は、
　仮推薦メニュー情報を受信し、
　前記仮推薦メニュー情報は、前記提案メニュー情報において、前記提案者が仮に選択した食事メニューの情報であり、
前記仮栄養状態推定部は、
　前記仮推薦メニュー情報の食事メニューの栄養成分の情報と前記被提案者の栄養摂取目標値とから、被提案者が前記食事メニューを摂取した場合の仮の推定栄養状態を推定し、
前記仮栄養状態送信部は、
　前記仮の推定栄養状態を前記提案者に送信する、請求項３７から４３のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
キャラクタ画像作成部を備え、
前記キャラクタ画像作成部は、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態から、前記被提案者を表すキャラクタ画像を作成し、
　前記推定栄養状態または前記仮の推定栄養状態として、前記キャラクタ画像を用いる、請求項４１または４４に記載の食事提案支援システム。
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
購入食品情報取得部と、摂取栄養推定部とを備え、
前記購入食品情報取得部は、
　前記被提案者の購入食品情報を取得し、
　前記購入食品情報は、前記被提案者が購入した食品を推定可能な情報を含み、
前記摂取栄養推定部は、
　前記購入食品情報から、前記被提案者が摂取した栄養成分を推定し、
前記記憶部は、
　前記被提案者が摂取した栄養成分を記憶する、請求項３７から４５のいずれか一項に記載の食事提案支援システム。
前記第１の端末、前記第２の端末、および前記サーバの全体が、
さらに、摂取メニュー推定部と、摂取メニュー通知部とを備え、
　前記摂取メニュー推定部は、前記購入食品情報に基づき、前記被提案者が摂取した食事メニューを推定し、
　前記摂取メニュー通知部は、前記被提案者が摂取した食事メニューが、前記推薦メニューである場合、前記提案者に通知する、請求項４６記載の食事提案支援システム。