WO2018173806A1

WO2018173806A1 - 通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法

Info

Publication number: WO2018173806A1
Application number: PCT/JP2018/009243
Authority: WO
Inventors: 大江藤
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2017-03-23
Filing date: 2018-03-09
Publication date: 2018-09-27

Abstract

本発明にかかる第１の通信装置（２０＿１）は、第１の通信装置（２０＿１）の第１の設定情報と第２の通信装置（２０＿２）の第２の設定情報とを、他の装置から受信する受信部（２１＿１）と、第１の設定情報に基づいて第１の通信装置（２０＿１）の設定を行う設定部（２２＿１）と、第２の設定情報を第２の通信装置（２０＿２）へ送信する送信部（２３＿１）と、を備えるものである。これにより、管理装置に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる通信装置を提供することができる。

Description

通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法

　本発明は、通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法に関し、特に、ネットワーク情報等の設定を行う通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法に関する。

　通信装置を配置してネットワークを構成する際、ＩＰアドレス等のネットワークの設定やデータを送信するパスの設定等の各種の設定を通信装置に対して行う必要がある。この設定に関し、個別の通信装置に管理端末を接続する等して手動により設定する手法が知られている。しかし、当該手法は、工数が多くユーザにとって負担になる。

　特許文献１には、無線通信装置において、他の無線通信装置から当該他の無線通信装置に関するＩＰアドレス等の設定情報を受信し、他の無線通信装置に関する設定情報を用いて、自装置に関する設定情報を自動的に生成する技術が開示されている。しかし、特許文献１に開示の技術は、各無線通信装置の設定情報の設定及び管理を管理装置において集中的に行うシステムに用いることはできない。

　特許文献２には、管理サーバにおいて、ネットワークトポロジ上の各ノードについてのネットワーク情報を管理し、ノードに対応する通信装置が交換される等により変更された際に、そのノードのネットワーク情報を更新する技術が開示されている。

国際公開第２０１５／１４１１８６号国際公開第２０１６／０４７００３号

　一方、管理サーバ等の管理装置から通信装置へ設定情報を送信する際に、特に通信装置が無線通信装置である場合に、通信路の状態により通信が途切れることがある。このため、通信装置において設定情報を入手できるのは、自装置と管理装置との間の通信経路の状態がすべて良好であるときに限られる。

　しかし、特許文献２では、通信が途切れることについては想定されていない。このため、特許文献２に開示の技術では、管理サーバと対象の通信装置との間の通信経路において通信が途切れた場合に、通信装置への設定が完了するまでに時間がかかるという問題があった。

　本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、管理装置に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法を提供することを目的とする。

　本発明の第１の態様にかかる第１の通信装置は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信する受信手段と、前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、を備えるものである。

　本発明の第２の態様にかかる管理装置は、第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、を備えるものである。

　本発明の第３の態様にかかる通信システムは、管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備え、前記管理装置は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、前記第１の通信装置は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信する受信手段と、前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、前記第２の通信装置は、前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信する受信手段と、前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行う設定手段と、を備えるものである。

　本発明の第４の態様にかかる第１の通信装置における方法は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信し、前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信するものである。

　本発明の第５の態様にかかる管理装置における方法は、第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信するものである。

　本発明の第６の態様にかかる管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備える通信システムにおける方法は、前記管理装置は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信し、前記第１の通信装置は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信し、前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信し、前記第２の通信装置は、前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信し、前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行うものである。

　本発明により、管理装置に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる通信装置、管理装置、通信システム、及びその方法を提供することができる。

本発明の実施の形態１にかかる通信システムの構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態１にかかる管理装置の構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態１にかかる第１の通信装置の構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態１にかかる管理装置の処理例を示すフローチャートである。本発明の実施の形態１にかかる第１の通信装置の処理例を示すフローチャートである。本発明の実施の形態１にかかる第２の通信装置の処理例を示すフローチャートである。本発明の実施の形態２にかかる通信システムの構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置へ送信されるフレームを例示する図である。本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置から第２の通信装置へ送信されるフレームの一例を示す図である。本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置から第３の通信装置へ送信されるフレームの一例を示す図である。本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置から第２の通信装置へ送信されるフレームの他の例を示す図である。本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置から第３の通信装置へ送信されるフレームの他の例を示す図である。本発明の実施の形態３にかかる第１の通信装置の構成例を示すブロック図である。本発明の実施の形態３にかかる第１の通信装置の処理例を示すフローチャートである。本発明の実施の形態３にかかる通信システムにおける処理の流れの例を示すシーケンス図である。

　以下では、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。

　実施の形態１
　まず、図１のブロック図を用いて、本発明の実施の形態１にかかる通信システム１００の構成例について説明する。本実施の形態１にかかる通信システム１００は、管理装置１０と、第１の通信装置２０＿１と、第２の通信装置２０＿２と、を備えている。なお、第１の通信装置２０＿１及び第２の通信装置２０＿２を総称して通信装置２０と称する。

　なお、図１の例では、通信システム１００が備える通信装置２０の数は２つであるがこれに限らない。通信装置２０の数は、２つ以上であればいくつでもよい。また、図１の例では、第１の通信装置２０＿１は、管理装置１０に隣接して配置されているが、これに限らない。通信装置２０の数が３つ以上である場合に、第１の通信装置２０＿１は、第１の通信装置２０＿１及び第２の通信装置２０＿２ではない他の通信装置を介して管理装置１０に接続可能な通信装置であってもよい。すなわち、第１の通信装置２０＿１は、管理装置１０に直接接続されない通信装置であってもよい。

　管理装置１０は、通信装置２０の情報の管理を行う装置である。管理装置１０は、例えばＮＭＳ（Network Management System）であるが、これに限らない。

　通信装置２０は、例えば、対向する通信装置との間でＰ２Ｐ（Point to Point）にて無線通信を行う無線通信装置であるが、これに限らない。第１の通信装置２０＿１と第２の通信装置２０＿２とは、隣接して配置されている。なお、第２の通信装置２０＿２は、第１の通信装置２０＿１を介して管理装置１０に接続可能な通信装置である。すなわち、第２の通信装置２０＿２は、管理装置１０に直接接続されない通信装置である。

　続いて、図２のブロック図を用いて、本実施の形態１にかかる管理装置１０の構成例について説明する。管理装置１０は、記憶部１１と、送信部１２と、を備えている。

　記憶部１１は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを記憶している。ここで、第１の設定情報とは、第１の通信装置２０＿１がネットワークを介して通信を行うためのネットワーク設定情報である。また、第２の設定情報とは、第２の通信装置２０＿２がネットワークを介して通信を行うためのネットワーク設定情報である。なお、第１の設定情報及び第２の設定情報は、例えば、ユーザにより記憶部１１へ格納される。

　送信部１２は、第１の設定情報及び第２の設定情報を記憶部１１から読み出す。また、送信部１２は、読み出した第１の設定情報及び第２の設定情報を、例えばレイヤ２通信により第１の通信装置２０＿１へ送信する。以下、第１の設定情報及び第２の設定情報等の設定情報の送信を、レイヤ２通信により行うことについて説明するが、設定情報の送信は、レイヤ２通信により行うことに限らない。なお、設定情報の送信は、ＩＥＥＥ８０２．１ａｂに規定されているＬＬＤＰ（Link Layer Discovery Protocol）に準拠して行われてもよい。このＬＬＤＰは、レイヤ２の制御プロトコルである。

　続いて、図３のブロック図を用いて、本実施の形態１にかかる第１の通信装置２０＿１の構成例について説明する。通信装置２０＿１は、受信部２１＿１と、設定部２２＿１と、送信部２３＿１と、を備えている。

　受信部２１＿１は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを、レイヤ２通信により管理装置１０から受信する。なお、第１の通信装置２０＿１が、他の通信装置を介して管理装置１０に接続可能な通信装置である場合には、受信部２１＿１は、第１の設定情報及び第２の設定情報を当該他の通信装置から受信する。なお、管理装置１０及び当該他の通信装置を総称して他の装置と称する。

　また、受信部２１＿１は、受信された第１の設定情報及び第２の設定情報を設定部２２＿１へ出力する。

　設定部２２＿１は、第１の設定情報及び第２の設定情報を受信部２１＿１から受け取る。また、設定部２２＿１は、受け取った第１の設定情報に基づいて第１の通信装置２０＿１の設定を行う。なお、設定部２２＿１による当該設定が行われることにより、第１の通信装置２０＿１は、自装置のどのポートを介して第２の通信装置２０＿２が接続されるのかを識別することができる。このため、第１の通信装置２０＿１は、第２の設定情報を第２の通信装置２０＿２へ送信することができるようになる。

　また、設定部２２＿１は、第２の設定情報を送信部２３＿１へ出力する。なお、設定部２２＿１は、第２の設定情報とともに第１の設定情報を送信部２３＿１へ出力してもよい。

　送信部２３＿１は、第２の設定情報を設定部２２＿１から受け取る。また、送信部２３＿１は、受け取った第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０＿２へ送信する。なお、送信部２３＿１は、第２の設定情報とともに第１の設定情報を設定部２２＿１から受け取った場合には、第１の設定情報及び第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０＿２へ送信する。

　続いて、本実施の形態にかかる第２の通信装置２０＿２の構成例について説明する。第２の通信装置２０＿２は、受信部２１＿２と、設定部２２＿２と、送信部２３＿２と、を備えている。すなわち、第２の通信装置２０＿２は、第１の通信装置２０＿１と同様の構成であり、図示を省略する。なお、第２の通信装置２０＿２は、設定情報の送信が必要ない配置である場合には、送信部２３＿２を備えない構成としてもよい。すなわち、図１の例のように、第２の通信装置２０＿２を介して管理装置１０に接続可能な他の通信装置が存在しない配置である場合には、第２の通信装置２０＿２は、送信部２３＿２を備えない構成としてもよい。

　図１の例の第２の通信装置２０＿２について説明する。受信部２１＿２は、第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報をレイヤ２通信により第１の通信装置２０＿１から受信する。また、受信部２１＿２は、受信された第２の設定情報を設定部２２＿２へ出力する。

　設定部２２＿２は、第２の設定情報を受信部２１＿２から受け取る。また、設定部２２＿２は、受け取った第２の設定情報に基づいて第２の通信装置２０＿２の設定を行う。

　続いて、図４のフローチャートを用いて、本実施の形態１にかかる管理装置１０の処理例について説明する。

　管理装置１０の送信部１２は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを、レイヤ２通信により第１の通信装置２０＿１へ送信する（ステップＳ１０１）。

　続いて、図５のフローチャートを用いて、本実施の形態１にかかる第１の通信装置２０＿１の処理例について説明する。

　まず、第１の通信装置２０＿１の受信部２１＿１は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを、レイヤ２通信により管理装置１０から受信する（ステップＳ２０１）。

　次に、第１の通信装置２０＿１の設定部２２＿１は、第１の設定情報に基づいて第１の通信装置２０＿１の設定を行う（ステップＳ２０２）。

　次に、第１の通信装置２０＿１の送信部２３＿１は、第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０＿２へ送信する（ステップＳ２０３）。

　続いて、図６のフローチャートを用いて、本実施の形態１にかかる第２の通信装置２０＿２の処理例について説明する。

　まず、第２の通信装置２０＿２の受信部２１＿２は、第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報をレイヤ２通信により第１の通信装置２０＿１から受信する（ステップＳ３０１）。

　次に、第２の通信装置２０＿２の設定部２２＿２は、第２の設定情報に基づいて第２の通信装置２０＿２の設定を行う（ステップＳ３０２）。

　以上のように、本発明の実施の形態１にかかる管理装置１０は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを記憶する記憶部１１を備える構成としている。また、管理装置１０は、第１の設定情報及び第２の設定情報を、レイヤ２通信により第１の通信装置２０＿１へ送信する送信部１２を備える構成としている。これにより、本実施の形態１にかかる管理装置１０は、管理装置１０に直接接続されない第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報を、第１の通信装置２０＿１へ送信することができる。このため、管理装置１０が設定情報を第１の通信装置２０＿１へ送信した後に管理装置１０と第１の通信装置２０＿１との間の通信が途切れた場合であっても、第１の通信装置２０＿１は、第２の設定情報を第２の通信装置２０＿２へ送信することができる。すなわち、本実施の形態１にかかる管理装置１０は、管理装置１０に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる。

　また、本発明の実施の形態１にかかる第１の通信装置２０＿１は、第１の通信装置２０＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０＿２の第２の設定情報とを、レイヤ２通信により他の装置から受信する受信部２１＿１を備える構成としている。また、第１の通信装置２０＿１は、第１の設定情報に基づいて第１の通信装置２０＿１の設定を行う設定部２２＿１を備える構成としている。さらに、第１の通信装置２０＿１は、第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０＿２へ送信する送信部２３＿１を備える構成としている。これにより、本実施の形態１にかかる第１の通信装置２０＿１は、管理装置１０と第１の通信装置２０＿１との間の通信が途切れた場合であっても、第２の設定情報を第２の通信装置２０＿２へ送信することができる。すなわち、本実施の形態１にかかる第１の通信装置２０＿１は、管理装置１０に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる。

　なお、第１の通信装置２０＿１の送信部２３＿１は、第２の設定情報とともに第１の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０＿２へ送信するようにしてもよい。これにより、第１の通信装置２０＿１は、管理装置１０と第１の通信装置２０＿１との間の通信が途切れた場合であっても、第１の設定情報を第２の通信装置２０＿２から受信することができる。このため、第１の通信装置２０＿１が、再起動される等により第１の設定情報が消去されてしまい、且つ管理装置１０と第１の通信装置２０＿１との間の通信が途切れた場合であっても、第１の設定情報を第２の通信装置２０＿２から受信することができる。すなわち、第１の通信装置２０＿１は、自装置の再設定を効率的に行うことができる。

　また、本発明の実施の形態１にかかる通信システム１００は、管理装置１０と、第１の通信装置２０＿１と、第２の通信装置２０＿２と、を備える構成としている。これにより、本実施の形態１にかかる通信システム１００では、管理装置１０に直接接続されない装置への設定を効率的に行うことができる。

　実施の形態２
　続いて、図７のブロック図を用いて、本発明の実施の形態２にかかる通信システム１００Ａの構成例について説明する。本実施の形態２は、実施の形態１の具体例についての実施の形態である。本実施の形態２にかかる通信システム１００Ａは、管理装置１０Ａと、第１の通信装置２０Ａ＿１と、第２の通信装置２０Ａ＿２と、第３の通信装置２０Ａ＿３と、第４の通信装置２０Ａ＿４と、を備えている。

　図７の例では、第４の通信装置２０Ａ＿４は、管理装置１０Ａに隣接して配置されている。また、図７の例では、第１の通信装置２０Ａ＿１は、第４の通信装置２０Ａ＿４、第２の通信装置２０Ａ＿２、及び第３の通信装置２０Ａ＿３のそれぞれに対して隣接して配置されている。なお、第１の通信装置２０Ａ＿１、第２の通信装置２０Ａ＿２、第３の通信装置２０Ａ＿３、及び第４の通信装置２０Ａ＿４を総称して通信装置２０Ａと称する。

　管理装置１０Ａは、記憶部１１Ａと、送信部１２Ａと、を備えている。なお、管理装置１０Ａは、実施の形態１の管理装置１０と同様の構成であり、図示を省略する。

　第４の通信装置２０Ａ＿４は、第１の通信装置２０Ａ＿１との通信を、ポート（Ｐｏｒｔ）４－１に接続されたアンテナにより行うように構成されている。

　第１の通信装置２０Ａ＿１は、第２の通信装置２０Ａ＿２との通信を、ポート１－１に接続されたアンテナにより行うように構成されている。また、第１の通信装置２０Ａ＿１は、第３の通信装置２０Ａ＿３との通信を、ポート１－２に接続されたアンテナにより行うように構成されている。

　また、通信装置２０Ａは、受信部２１Ａと、設定部２２Ａと、送信部２３Ａと、を備えている。なお、通信装置２０Ａは、実施の形態１の通信装置２０と同様の構成であり、図示を省略する。

　続いて、図８を用いて、本実施の形態２にかかる第１の通信装置２０Ａ＿１へ送信されるフレームの例について説明する。図８は、第４の通信装置２０Ａ＿４から第１の通信装置２０Ａ＿１へ送信されるＬＬＤＰフレームのＬＬＤＰＤＵ（LLDP Data Unit）の例を示している。

　図８のＬＬＤＰＤＵは、ＣｈａｓｓｉｓＩＤと、ＰｏｒｔＩＤと、ＴＴＬ（Time To Live）と、Ｏｐｔｉｏｎａｌと、Ｅｎｄ－ｏｆ－ＬＬＤＰＤＵと、を含んでいる。ＣｈａｓｓｉｓＩＤは、ＬＬＤＰフレームの送信元の装置識別情報である。ＰｏｒｔＩＤは、送信元のポート識別情報である。なお、送信元のポート識別情報とは、送信元装置がＬＬＤＰフレームを送信したポートを示す識別情報である。ＴＴＬは、ＬＬＤＰフレームにより送信される情報の存続期間である。Ｅｎｄ－ｏｆ－ＬＬＤＰＤＵは、ＬＬＤＰＤＵの終端を意味する。

　図８の例では、ＬＬＤＰＤＵは、送信元の装置識別情報として第４の通信装置２０Ａ＿４のＩＤを含んでいる。また、ＬＬＤＰＤＵは、送信元のポート識別情報として、４－１を含んでいる。

　図８の例では、Ｏｐｔｉｏｎａｌは、３行の情報を含んでいる。３行の情報の各行は、ＮｅｉｇｈｂｏｒＣｈａｓｓｉｓＩＤと、ＮｅｉｇｈｂｏｒＰｏｒｔＩＤと、ＣｈａｓｓｉｓＩＤと、ネットワーク設定と、を含んでいる。なお、３行の情報における各行の情報は、それぞれ通信装置の設定の際に用いられる情報である。このため、各行の情報のことを設定用情報とも呼ぶ。すなわち、図８の例では、Ｏｐｔｉｏｎａｌは、３つの設定用情報を含んでいる。

　ＮｅｉｇｈｂｏｒＣｈａｓｓｉｓＩＤは、隣接装置識別情報である。ＮｅｉｇｈｂｏｒＰｏｒｔＩＤは、隣接ポート識別情報である。Ｏｐｔｉｏｎａｌに含まれるＣｈａｓｓｉｓＩＤは、その行のＮｅｉｇｈｂｏｒＣｈａｓｓｉｓＩＤ及びＮｅｉｇｈｂｏｒＰｏｒｔＩＤの内容が自身の条件に一致する装置の装置識別情報である。ネットワーク設定は、その行の条件に一致する装置の設定情報である。

　図８の例では、Ｏｐｔｉｏｎａｌの１行目に、隣接装置識別情報として、第４の通信装置２０Ａ＿４のＩＤが含まれている。また、Ｏｐｔｉｏｎａｌの１行目に、隣接ポート識別情報として、４－１が含まれている。また、Ｏｐｔｉｏｎａｌの１行目に、装置識別情報として、第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤが含まれている。さらに、Ｏｐｔｉｏｎａｌの１行目に、ネットワーク設定として、第１の設定情報が含まれている。

　同様に、Ｏｐｔｉｏｎａｌの２行目には、第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤ、１－１、第２の通信装置２０Ａ＿２のＩＤ、第２の設定情報が含まれている。また、Ｏｐｔｉｏｎａｌの３行目には、第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤ、１－２、第３の通信装置２０Ａ＿３のＩＤ、第３の設定情報が含まれている。

　ここで、第１の通信装置２０Ａ＿１における第１の設定情報の設定手法について説明する。第１の通信装置２０Ａ＿１の受信部２１Ａ＿１は、図８のＬＬＤＰＤＵを受信する。

　また、第１の通信装置２０Ａ＿１の設定部２２Ａ＿１は、送信元の装置識別情報及び送信元のポート識別情報と、隣接装置識別情報及び隣接ポート識別情報と、を比較する。そして、設定部２２Ａ＿１は、比較の結果、送信元の装置識別情報及び送信元のポート識別情報に一致した隣接装置識別情報及び隣接ポート識別情報を含む設定用情報に含まれる設定情報を、第１の設定情報として第１の通信装置２０Ａ＿１に設定する。

　図８の例では、送信元の装置識別情報は第４の通信装置２０Ａ＿４のＩＤであり、送信元のポート識別情報は４－１である。また、Ｏｐｔｉｏｎａｌの一番上の行の隣接装置識別情報は第４の通信装置２０Ａ＿４のＩＤであり、隣接ポート識別情報は４－１である。このため、送信元の装置識別情報及び送信元のポート識別情報は、Ｏｐｔｉｏｎａｌの一番上の行の隣接装置識別情報及び隣接ポート識別情報に一致する。このため、設定部２２Ａ＿１は、Ｏｐｔｉｏｎａｌの一番上の行に含まれる設定情報を第１の設定情報として第１の通信装置２０Ａ＿１に設定する。

　なお、図８の例では、１つのＬＬＤＰフレームのＯｐｔｉｏｎａｌに３つの設定用情報を含ませている。Ｏｐｔｉｏｎａｌに含ませる設定用情報の数が所定数より多い場合には、Ｏｐｔｉｏｎａｌの部分を分割してもよい。この場合、Ｏｐｔｉｏｎａｌに所定数以下の設定用情報を含む複数のＬＬＤＰフレームが構成される。なお、この複数のＬＬＤＰフレームにおいて、Ｏｐｔｉｏｎａｌ以外の部分には同じ情報が含まれる。

　続いて、図９及び図１０を用いて、第１の通信装置２０Ａ＿１から送信されるフレームの一例について説明する。図９及び図１０は、送信元の装置が自装置に設定した設定情報を送信しない例である。

　図９は、第１の通信装置２０Ａ＿１から第２の通信装置２０Ａ＿２へ送信されるＬＬＤＰフレームのＬＬＤＰＤＵの一例である。図９のＬＬＤＰＤＵは、送信元の装置識別情報として第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤを含んでいる。また、図９のＬＬＤＰＤＵは、送信元のポート識別情報として、１－１を含んでいる。また、図９のＬＬＤＰＤＵは、隣接装置識別情報として第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤを含んでいる。また、図９のＬＬＤＰＤＵは、装置識別情報として、第２の通信装置２０Ａ＿２のＩＤを含んでいる。さらに、図９のＬＬＤＰＤＵは、ネットワーク設定として第２の設定情報を含んでいる。

　図１０は、第１の通信装置２０Ａ＿１から第３の通信装置２０Ａ＿３へ送信されるＬＬＤＰフレームのＬＬＤＰＤＵの一例である。図１０のＬＬＤＰＤＵは、送信元の装置識別情報として第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤを含んでいる。また、図１０のＬＬＤＰＤＵは、送信元のポート識別情報として、１－２を含んでいる。また、図１０のＬＬＤＰＤＵは、隣接装置識別情報として第１の通信装置２０Ａ＿１のＩＤを含んでいる。また、図１０のＬＬＤＰＤＵは、装置識別情報として、第３の通信装置２０Ａ＿３のＩＤを含んでいる。さらに、図１０のＬＬＤＰＤＵは、ネットワーク設定として第３の設定情報を含んでいる。

　図１１及び図１２は、第１の通信装置２０Ａ＿１から送信されるフレームの他の例である。図１１及び図１２は、送信元の装置が自装置に設定した設定情報も併せて送信するフレームの例である。すなわち、図１１は、図８のＯｐｔｉｏｎａｌの一番上の行を図９のフレームに加えたフレームである。また、図１２は、図８のＯｐｔｉｏｎａｌの一番上の行を図１０のフレームに加えたフレームである。

　以上のように、本発明の実施の形態２にかかる第１の通信装置２０Ａ＿１では、受信部２１Ａ＿１により、第１の設定情報及び第２の設定情報を、レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて受信する構成としている。また、第１の通信装置２０Ａ＿１では、送信部２３Ａ＿１により、第２の設定情報を、レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて送信する構成としている。これにより、本実施の形態２にかかる第１の通信装置２０Ａ＿１では、既存のレイヤ２の制御プロトコルのフレームを用いて、設定情報の送受信を行うことができる。

　また、実施の形態２にかかる第１の通信装置２０Ａ＿１では、受信部２１Ａ＿１により、送信元の装置識別情報と、送信元のポート識別情報と、複数の設定用情報と、をレイヤ２通信により他の装置から受信する構成としている。また、第１の通信装置２０Ａ＿１では、設定部２２Ａ＿１により、送信元の装置識別情報及び送信元のポート識別情報と、隣接装置識別情報及び隣接ポート識別情報と、を比較する構成としている。また、第１の通信装置２０Ａ＿１では、設定部２２Ａ＿１により、比較の結果、送信元の装置識別情報及び送信元のポート識別情報に一致した隣接装置識別情報及び隣接ポート識別情報を含む設定用情報に含まれる設定情報を、第１の設定情報として第１の通信装置２０Ａ＿１に設定する構成としている。これにより、本実施の形態２にかかる第１の通信装置２０Ａ＿１では、装置識別情報及びポート識別情報に基づいて、複数の設定用情報から自装置の設定情報を選択し、自装置に設定することができる。

　実施の形態３
　続いて、本発明の実施の形態３にかかる通信システム１００Ｂの構成例について説明する。本実施の形態３にかかる通信システム１００Ｂは、管理装置１０Ｂと、第１の通信装置２０Ｂ＿１と、第２の通信装置２０Ｂ＿２と、を備えている。なお、本実施の形態３にかかる通信システム１００Ｂの構成は、実施の形態１にかかる通信システム１００の構成と同様であり、図示を省略する。なお、本実施の形態３では、通信装置２０Ｂの数が２つの場合について説明するが、通信装置２０Ｂの数は２つに限らない。通信システム１００Ｂが備える通信装置２０Ｂの数は、２つ以上であればいくつでもよい。

　続いて、本実施の形態３にかかる管理装置１０Ｂの構成例について説明する。管理装置１０Ｂは、記憶部１１Ｂと、送信部１２Ｂと、を備えている。なお、本実施の形態３にかかる管理装置１０Ｂの構成は、実施の形態１にかかる管理装置１０の構成と同様であり、図示を省略する。

　記憶部１１Ｂは、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１の設定情報と、第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２の設定情報と、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１のパス設定情報と、第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２のパス設定情報と、を記憶している。ここで、パス設定情報とは、どの装置からどの装置までのパスを形成するのかが識別可能な情報である。なお、第１の設定情報、第２の設定情報、第１のパス設定情報、及び第２のパス設定情報は、例えば、ユーザにより記憶部１１Ｂへ格納される。

　送信部１２Ｂは、第１の通信装置２０Ｂ＿１とのレイヤ２通信が可能になると、第１の設定情報及び第２の設定情報を記憶部１１Ｂから読み出す。また、送信部１２Ｂは、読み出した第１の設定情報及び第２の設定情報を、レイヤ２通信により第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する。

　また、送信部１２Ｂは、第１の通信装置２０Ｂ＿１とのレイヤ３通信が可能になると、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を記憶部１１Ｂから読み出す。そして、送信部１２Ｂは、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を、レイヤ３通信により第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する。なお、送信部１２Ｂは、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を、それぞれ異なるパケットにより第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信してもよいし、１つのパケットにより第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信してもよい。

　続いて、図１３のブロック図を用いて、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１の構成例について説明する。第１の通信装置２０Ｂ＿１は、受信部２１Ｂ＿１と、設定部２２Ｂ＿１と、送信部２３Ｂ＿１と、記憶部２４Ｂ＿１と、を備えている。なお、第１の通信装置２０Ｂ＿１における第１の設定情報及び第２の設定情報の受信、設定、及び送信については、第１の実施の形態の第１の通信装置２０＿１における処理と同様であり、説明を省略する。

　受信部２１Ｂ＿１は、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１のパス設定情報と第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２のパス設定情報とを、レイヤ３通信により管理装置１０Ｂから受信する。また、受信部２１Ｂ＿１は、受信された第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を設定部２２Ｂ＿１へ出力する。

　設定部２２Ｂ＿１は、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を受信部２１Ｂ＿１から受け取る。また、設定部２２Ｂ＿１は、受け取った第１のパス設定情報に基づいて第１の通信装置２０Ｂ＿１のパス設定を行う。

　また、設定部２２Ｂ＿１は、第２のパス設定情報を送信部２３Ｂ＿１へ出力する。なお、設定部２２Ｂ＿１は、第２のパス設定情報とともに第１のパス設定情報を送信部２３Ｂ＿１へ出力してもよい。

　送信部２３Ｂ＿１は、第２のパス設定情報を設定部２２Ｂ＿１から受け取る。また、送信部２３Ｂ＿１は、受け取った第２のパス設定情報をレイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する。

　また、送信部２３Ｂ＿１は、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能でない場合には、第２のパス設定情報を記憶部２４Ｂ＿１へ格納する。そして、送信部２３Ｂ＿１は、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能になると、第２のパス設定情報を記憶部２４Ｂ＿１から読み出し、レイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する。なお、送信部２３Ｂ＿１は、レイヤ３通信が可能か否かの判断を、例えば、ネットワーク設定の完了を第２の通信装置２０Ｂ＿２から通知されたか否かにより行う。

　なお、送信部２３Ｂ＿１は、第２のパス設定情報とともに第１のパス設定情報を設定部２２Ｂ＿１から受け取った場合には、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報をレイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する。

　第２の通信装置２０Ｂ＿２の構成例については、第１の通信装置２０Ｂ＿１と同様であり、図示及び説明を省略する。

　続いて、図１４のフローチャートを用いて、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１における処理例について説明する。

　まず、第１の通信装置２０Ｂ＿１の受信部２１Ｂ＿１は、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１の設定情報と第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２の設定情報とを、レイヤ２通信により管理装置１０Ｂから受信する（ステップＳ４０１）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１の設定部２２Ｂ＿１は、第１の設定情報に基づいて第１の通信装置２０Ｂ＿１の設定を行う（ステップＳ４０２）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１の受信部２１Ｂ＿１は、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１のパス設定情報と第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２のパス設定情報とを、レイヤ３通信により管理装置１０Ｂから受信する（ステップＳ４０３）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１の設定部２２Ｂ＿１は、第１のパス設定情報に基づいて第１の通信装置２０Ｂ＿１のパス設定を行う（ステップＳ４０４）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ２通信が可能か否かを判断する（ステップＳ４０５）。

　レイヤ２通信が可能でない場合（ステップＳ４０５にてＮＯ）、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、例えば所定期間待機した後に、再度、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ２通信が可能か否かを判断する（ステップＳ４０５）。

　他方、レイヤ２通信が可能である場合（ステップＳ４０５にてＹＥＳ）、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する（ステップＳ４０６）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能か否かを判断する（ステップＳ４０７）。

　レイヤ３通信が可能でない場合（ステップＳ４０７にてＮＯ）、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、第２のパス設定情報を記憶部２４Ｂ＿１へ格納する（ステップＳ４０８）。そして、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、例えば所定期間待機した後に、再度、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能か否かを判断する（ステップＳ４０７）。

　他方、レイヤ３通信が可能である場合（ステップＳ４０７にてＹＥＳ）、第１の通信装置２０Ｂ＿１の送信部２３Ｂ＿１は、第２のパス設定情報をレイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する（ステップＳ４０９）。

　続いて、図１５のシーケンス図を用いて、本実施の形態３にかかる通信システム１００Ｂにおける処理の流れの例について説明する。なお、図１５では、管理装置１０Ｂが、第１のパス設定情報及び第２のパス設定情報を、それぞれ異なるパケットにより第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する例について示している。

　まず、管理装置１０Ｂにおいて、第１の通信装置２０Ｂ＿１及び第２の通信装置２０Ｂ＿２のネットワーク設定が完了し、第１の通信装置２０Ｂ＿１及び第２の通信装置２０Ｂ＿２のパス設定が完了する（ステップＳ５０１）。なお、管理装置１０Ｂにおける第１の通信装置２０Ｂ＿１及び第２の通信装置２０Ｂ＿２のネットワーク設定及びパス設定は、ユーザにより設定されることによって行われる。そして、管理装置１０Ｂと第１の通信装置２０Ｂ＿１との間にてレイヤ２通信が可能となる（ステップＳ５０２）。

　次に、管理装置１０Ｂは、第１の設定情報及び第２の設定情報を、レイヤ２通信により第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する（ステップＳ５０３）。第１の通信装置２０Ｂ＿１は、第１の設定情報に基づいて、第１の通信装置２０Ｂ＿１のネットワーク設定を行う（ステップＳ５０４）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１は、ネットワーク設定の完了を管理装置１０Ｂへ通知する（ステップＳ５０５）。そして、管理装置１０Ｂと第１の通信装置２０Ｂ＿１との間にてレイヤ３通信が可能となる（ステップＳ５０６）。

　次に、管理装置１０Ｂは、第１のパス設定情報を、レイヤ３通信により第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する（ステップＳ５０７）。また、管理装置１０Ｂは、第２のパス設定情報を、レイヤ３通信により第１の通信装置２０Ｂ＿１へ送信する（ステップＳ５０８）。第１の通信装置２０Ｂ＿１は、第１のパス設定情報に基づいて、第１の通信装置２０Ｂ＿１のパス設定を行う（ステップＳ５０９）。

　第１の通信装置２０Ｂ＿１と第２の通信装置２０Ｂ＿２との間にてレイヤ２通信が可能になると（ステップＳ５１０）、第１の通信装置２０Ｂ＿１は、第２の設定情報をレイヤ２通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する（ステップＳ５１１）。第２の通信装置２０Ｂ＿２は、第２の設定情報に基づいて、第２の通信装置２０Ｂ＿２のネットワーク設定を行う（ステップＳ５１２）。

　次に、第２の通信装置２０Ｂ＿２は、ネットワーク設定の完了を第１の通信装置２０Ｂ＿１へ通知する（ステップＳ５１３）。そして、第１の通信装置２０Ｂ＿１と第２の通信装置２０Ｂ＿２との間にてレイヤ３通信が可能となる（ステップＳ５１４）。

　次に、第１の通信装置２０Ｂ＿１は、第２のパス設定情報を、レイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する（ステップＳ５１５）。第２の通信装置２０Ｂ＿２は、第２のパス設定情報に基づいて、第２の通信装置２０Ｂ＿２のパス設定を行う（ステップＳ５１６）。

　以上のように、本発明の実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１では、受信部２１Ｂ＿１により、第１の通信装置２０Ｂ＿１の第１のパス設定情報と第２の通信装置２０Ｂ＿２の第２のパス設定情報とを、レイヤ３通信により他の装置から受信する構成としている。また、第１の通信装置２０Ｂ＿１では、設定部２２Ｂ＿１により、第１のパス設定情報に基づいて第１の通信装置２０Ｂ＿１のパス設定を行う構成としている。さらに、第１の通信装置２０Ｂ＿１では、送信部２３Ｂ＿１により、第２のパス設定情報をレイヤ３通信により第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信する構成としている。これにより、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１では、管理装置１０Ｂと第１の通信装置２０Ｂ＿１との間の通信が途切れた場合であっても、第２のパス設定情報を第２の通信装置２０Ｂ＿２へ送信することができる。すなわち、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１は、管理装置１０Ｂに直接接続されない装置へのパス設定を効率的に行うことができる。

　また、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１は、第２の通信装置２０Ｂ＿１とのレイヤ３通信が可能でない場合に、第２のパス設定情報を記憶する記憶部２４Ｂ＿１をさらに備える構成としている。これにより、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１では、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能でない場合に、第２のパス設定情報を記憶部２４Ｂ＿１へ格納することができる。すなわち、本実施の形態３にかかる第１の通信装置２０Ｂ＿１では、第２の通信装置２０Ｂ＿２とのレイヤ３通信が可能となるまでの期間、第２のパス設定情報を保持することができる。

　なお、上述した実施の形態１～３では、レイヤ２の制御プロトコルとしてＬＬＤＰを用いる例について説明したが、これに限らない。上述したＯｐｔｉｏｎａｌの設定が可能なプロトコルであればＬＬＤＰ以外のプロトコルでもよい。

　なお、上述した実施の形態１～３で述べた管理装置及び通信装置により行われる処理は、管理装置及び通信装置が備えるＡＳＩＣ（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）、ＤＳＰ（ＤｉｇｉｔａｌＳｉｇｎａｌＰｒｏｃｅｓｓｏｒ）、ＭＰＵ（ＭｉｃｒｏＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）若しくはＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）又はこれらの組み合わせを含むコンピュータ・システムを用いて実現することができる。具体的には、ブロック図、フローチャート、又はシーケンス図を用いて説明した管理装置及び通信装置における各機能部の処理に関する命令群を含むプログラムをコンピュータ・システムに実行させればよい。

　上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体（non-transitory computer readable medium）を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体（tangible storage medium）を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体（例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ）、光磁気記録媒体（例えば光磁気ディスク）、ＣＤ－ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＣＤ－Ｒ、ＣＤ－Ｒ／Ｗ、半導体メモリ（例えば、マスクＲＯＭ、ＰＲＯＭ（Programmable ROM）、ＥＰＲＯＭ（Erasable PROM）、フラッシュＲＯＭ、ＲＡＭ（Random Access Memory））を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体（transitory computer readable medium）によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。

　以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。

（付記１）
　第１の通信装置であって、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信する受信手段と、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、
　を備える第１の通信装置。

（付記２）
　前記受信手段は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて受信し、
　前記送信手段は、前記第２の設定情報を、前記レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて送信する、
　付記１に記載の第１の通信装置。

（付記３）
　前記受信手段は、送信元の装置識別情報と、送信元のポート識別情報と、複数の設定用情報と、をレイヤ２通信により前記他の装置から受信し、
　前記設定用情報は、隣接装置識別情報と、隣接ポート識別情報と、設定情報と、を含み、
　前記設定手段は、
　前記送信元の装置識別情報及び前記送信元のポート識別情報と、前記隣接装置識別情報及び前記隣接ポート識別情報と、を比較し、
　比較の結果、前記送信元の装置識別情報及び前記送信元のポート識別情報に一致した前記隣接装置識別情報及び前記隣接ポート識別情報を含む設定用情報に含まれる設定情報を、前記第１の設定情報として前記第１の通信装置に設定する、
　付記１又は２に記載の第１の通信装置。

（付記４）
　前記送信手段は、前記第２の設定情報とともに前記第１の設定情報をレイヤ２通信により前記第２の通信装置へ送信する、付記１乃至３のいずれか１項に記載の第１の通信装置。

（付記５）
　前記受信手段は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報とともに第３の通信装置の第３の設定情報を、レイヤ２通信により前記他の装置から受信し、
　前記送信手段は、前記第２の設定情報をレイヤ２通信により前記第２の通信装置へ送信し、前記第３の設定情報をレイヤ２通信により前記第３の通信装置へ送信する、
　付記１乃至３のいずれか１項に記載の第１の通信装置。

（付記６）
　前記受信手段は、前記第１の通信装置の第１のパス設定情報と前記第２の通信装置の第２のパス設定情報とを、レイヤ３通信により前記他の装置から受信し、
　前記設定手段は、前記第１のパス設定情報に基づいて前記第１の通信装置のパス設定を行い、
　前記送信手段は、前記第２のパス設定情報をレイヤ３通信により前記第２の通信装置へ送信する、
　付記１乃至５のいずれか１項に記載の第１の通信装置。

（付記７）
　前記第２の通信装置とのレイヤ３通信が可能でない場合に、前記第２のパス設定情報を記憶する記憶手段をさらに備える、
　付記６に記載の第１の通信装置。

（付記８）
　第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、
　を備える管理装置。

（付記９）
　管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備え、
　前記管理装置は、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、
　前記第１の通信装置は、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信する受信手段と、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、
　前記第２の通信装置は、前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信する受信手段と、
　前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行う設定手段と、を備える、
　通信システム。

（付記１０）
　第１の通信装置における方法であって、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信し、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する、
　方法。

（付記１１）
　管理装置における方法であって、
　第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信する、
　方法。

（付記１２）
　管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備える通信システムにおける方法であって、
　前記管理装置は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信し、
　前記第１の通信装置は、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信し、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信し、
　前記第２の通信装置は、
　前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信し、
　前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行う、
　方法。

　この出願は、２０１７年３月２３日に出願された日本出願特願２０１７－０５７８７５を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

１０、１０Ａ、１０Ｂ　　管理装置
１１、１１Ａ、１１Ｂ　　記憶部
１２、１２Ａ、１２Ｂ　　送信部
２０＿１、２０Ａ＿１、２０Ｂ＿１　　第１の通信装置
２０＿２、２０Ａ＿２、２０Ｂ＿２　　第２の通信装置
２０Ａ＿３　　第３の通信装置
２０Ａ＿４　　第４の通信装置
２１＿１、２１Ａ＿１、２１Ｂ＿１　　受信部
２２＿１、２２Ａ＿１、２２Ｂ＿１　　設定部
２３＿１、２３Ａ＿１、２３Ｂ＿１　　送信部
２４Ｂ＿１　　記憶部
２１＿２、２１Ａ＿２、２１Ｂ＿２　　受信部
２２＿２、２２Ａ＿２、２２Ｂ＿２　　設定部
１００、１００Ａ、１００Ｂ　　通信システム

Claims

　第１の通信装置であって、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信する受信手段と、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、
　を備える第１の通信装置。
　前記受信手段は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて受信し、
　前記送信手段は、前記第２の設定情報を、前記レイヤ２の制御プロトコルのフレームのＯｐｔｉｏｎａｌにて送信する、
　請求項１に記載の第１の通信装置。
　前記受信手段は、送信元の装置識別情報と、送信元のポート識別情報と、複数の設定用情報と、をレイヤ２通信により前記他の装置から受信し、
　前記設定用情報は、隣接装置識別情報と、隣接ポート識別情報と、設定情報と、を含み、
　前記設定手段は、
　前記送信元の装置識別情報及び前記送信元のポート識別情報と、前記隣接装置識別情報及び前記隣接ポート識別情報と、を比較し、
　比較の結果、前記送信元の装置識別情報及び前記送信元のポート識別情報に一致した前記隣接装置識別情報及び前記隣接ポート識別情報を含む設定用情報に含まれる設定情報を、前記第１の設定情報として前記第１の通信装置に設定する、
　請求項１又は２に記載の第１の通信装置。
　前記送信手段は、前記第２の設定情報とともに前記第１の設定情報をレイヤ２通信により前記第２の通信装置へ送信する、請求項１乃至３のいずれか１項に記載の第１の通信装置。
　前記受信手段は、前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報とともに第３の通信装置の第３の設定情報を、レイヤ２通信により前記他の装置から受信し、
　前記送信手段は、前記第２の設定情報をレイヤ２通信により前記第２の通信装置へ送信し、前記第３の設定情報をレイヤ２通信により前記第３の通信装置へ送信する、
　請求項１乃至３のいずれか１項に記載の第１の通信装置。
　前記受信手段は、前記第１の通信装置の第１のパス設定情報と前記第２の通信装置の第２のパス設定情報とを、レイヤ３通信により前記他の装置から受信し、
　前記設定手段は、前記第１のパス設定情報に基づいて前記第１の通信装置のパス設定を行い、
　前記送信手段は、前記第２のパス設定情報をレイヤ３通信により前記第２の通信装置へ送信する、
　請求項１乃至５のいずれか１項に記載の第１の通信装置。
　前記第２の通信装置とのレイヤ３通信が可能でない場合に、前記第２のパス設定情報を記憶する記憶手段をさらに備える、
　請求項６に記載の第１の通信装置。
　第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、
　を備える管理装置。
　管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備え、
　前記管理装置は、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを記憶する記憶手段と、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記第１の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、
　前記第１の通信装置は、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信する受信手段と、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行う設定手段と、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する送信手段と、を備え、
　前記第２の通信装置は、前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信する受信手段と、
　前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行う設定手段と、を備える、
　通信システム。
　第１の通信装置における方法であって、
　前記第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、他の装置から受信し、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信する、
　方法。
　管理装置における方法であって、
　第１の通信装置の第１の設定情報と第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信する、
　方法。
　管理装置と、第１の通信装置と、第２の通信装置と、を備える通信システムにおける方法であって、
　前記管理装置は、前記第１の通信装置の第１の設定情報と前記第２の通信装置の第２の設定情報とを、前記第１の通信装置へ送信し、
　前記第１の通信装置は、
　前記第１の設定情報及び前記第２の設定情報を、前記管理装置から受信し、
　前記第１の設定情報に基づいて前記第１の通信装置の設定を行い、
　前記第２の設定情報を前記第２の通信装置へ送信し、
　前記第２の通信装置は、
　前記第２の設定情報を前記第１の通信装置から受信し、
　前記第２の設定情報に基づいて前記第２の通信装置の設定を行う、
　方法。