WO2013061855A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

Abstract

バックライト装置２４は、底板２２ａを有するシャーシ２２と、側面に入光面２０ａを有する導光板２０と、入光面２０ａと対向して配されたＬＥＤ光源２８と、ＬＥＤ光源２８からの光を反射する反射シート２６であって、導光板２０の一方の板面と当接して配された当接部２６ａと、当接部２６ａの端縁からＬＥＤ光源２８側に延出して設けられた延出部２６ｂと、延出部２６ｂの端縁から折り曲げられ、ＬＥＤ光源２８を挟んで入光面２０ａと向かい合うように立ち上がる立ち上がり部２６ｃと、延出部２６ｂに設けられた貫通孔２６ｄと、を有する反射シート２６と、底板２２ａの板面に沿った板面を有し、底板２２ａと反射シート２６との間に配され、ＬＥＤ光源２８が貫通孔２６ｄから反射シート２６よりも導光板２０側に露出してなるＬＥＤ基板３０とを備えている。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　近年、テレビ受信装置をはじめとする画像表示装置の表示素子は、従来のブラウン管から液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどの薄型表示素子を適用した薄型表示装置に移行しつつあり、画像表示装置の薄型化を可能としている。液晶表示装置は、これに用いる液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このようなバックライト装置の一例として、導光板の側面に入光面が設けられ、導光板の側面側にＬＥＤ等の光源が配されたエッジライト型のバックライト装置が知られている。

　エッジライト型のバックライト装置では、導光板と筺体との間に光を反射する反射シートが敷設された構成が知られている。この反射シートによって、導光板から漏れた光を導光板内に再び戻すことができ、入光効率を向上させることができる。このようなバックライト装置では、光源が配された光源基板が光源と筺体の側板との間に配される。このような構成において、光源から出射された光のうち光源の導光板の入光面と対向する側とは反対側に向かった光は、光源基板の表面に到達して当該光源基板によって反射され、導光板の入光面側へ向かうこととなる。

　また、バックライト装置の狭額縁化を図るため、光源基板を光源と筺体の側板との間に配さずに反射シートと筺体の底板との間に配し、当該光源基板上に光源を立設する構成が知られている。このような構成とすることで、光源基板を導光板の入光面と筺体の側板との間に配する必要がなくなるので、光源と筺体の側板との間隔を狭めることができ、バックライト装置の狭額縁化を図ることができる。このように光源基板が反射シートと筺体の底板との間に配されたバックライト装置が、例えば特許文献１に開示されている。

特開２００９－２１７２０６号公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところで、上記のように光源基板が反射シートと筺体の底板との間に配されたバックライト装置では、光源と筺体の側板との間には光源基板が配されていないため、光源から出射された光のうち光源の導光板の入光面と対向する側とは反対側に向かった光を入光面側へ向かわせることが困難となる。このため、光源から出射された光の入光面に対する入光効率が低下する虞がある。

　本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本明細書で開示される技術は、狭額縁化を実現しながら、光源からの光の入光面に対する入光効率を向上させることができる照明装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本明細書で開示される技術は、板状部材と、側面に入光面を有し、一方の板面が前記板状部材の一方の面側に向けられて配された導光板と、前記板状部材の前記一方の面側に前記入光面と対向して配された光源と、前記光源からの光を反射する反射シートであって、前記導光板の前記一方の板面と当接して配された当接部と、該当接部の端縁から前記光源側に延出して設けられた延出部と、該延出部の端縁から折り曲げられ、前記光源を挟んで前記入光面と向かい合うように前記導光板の他方の板面側に立ち上がる立ち上がり部と、前記延出部に設けられた貫通孔と、を有する反射シートと、前記光源が取り付けられた光源基板であって、前記板状部材の板面に沿った板面を有し、前記板状部材と前記反射シートとの間に配され、前記光源が前記貫通孔から前記反射シートよりも前記導光板側に露出してなる光源基板と、を備える照明装置に関する。

　上記の照明装置によると、光源の導光板の入光面と対向する側とは反対側に向かった光を反射シートの立ち上がり部で反射させ、入光面側へ向かわせることができる。このため、照明装置の狭額縁化を実現しながら、光源からの光の入光面に対する入光効率を向上させることができる。

　前記立ち上がり部は、前記光源の前記入光面に向けられた側の面とは反対側の面の全面と対向するまで立ち上がっていてもよい。
　この構成によると、光源の導光板の入光面と対向する側とは反対側に向かった光を立ち上がり部によって効果的に反射させることができるので、光源からの光の入光効率を一層向上させることができる。

　前記立ち上がり部の前記折り曲げられた線分に沿ってミシン目が設けられていてもよい。
　この構成によると、照明装置の製造時において反射シートをミシン目に沿って折り曲げ易いものとすることができる。

　前記光源基板上に設けられ、前記貫通孔を貫通するとともに、前記光源を支持する支持部材をさらに備えていてもよい。
　この構成によると、 光源を支持するための具体的な構成を実現することができる。

　前記光源は板状をなし、一方の板面が前記光源基板上に実装されるとともに、その側面が出光面とされていてもよい。
　この構成によると、側面が出光面とされた光源を配するための具体的な構成を実現することができる。

　複数の前記光源を備え、前記反射シートは複数の前記貫通孔を有し、複数の前記光源の各々が複数の前記貫通孔の各々から前記反射シートよりも前記導光板側に露出していてもよい。
　この構成によると、一つの大きな貫通孔に複数の光源が挿通される構成の場合に比して反射シートの強度を向上させることができる。

　複数の前記光源は、その出光面と前記入光面との間の距離が前記各光源の間で等しくなるように配されていてもよい。
　この構成によると、各光源から入光面に入光する光の光量を等しいものとすることができるので、照明装置の光学設計を良好なものとすることができる。

　前記貫通孔は、前記延出部の前記立ち上がり部側の端部に設けられていてもよい。
　この構成によると、光源が立ち上がり部の近傍に配されることとなるので、照明装置の狭額縁化を好適に実現することができる。

　前記板状部材と、その端縁から立ち上がる側板と、を有するシャーシをさらに備え、前記立ち上がり部は、前記延出部に対して垂直となるように立ち上がっていてもよい。
　この構成によると、折り曲げられた反射シートの立ち上がり部をシャーシの側板と当接させることができ、立ち上がり部を撓み難いものとすることができる。

　本明細書で開示される技術は、上記の照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備える表示装置として表現することもできる。この場合、上記シャーシとの間で、上記光源、上記光源基板、上記表示パネル、及び上記導光板を収容するフレームをさらに備え、上記シャーシの上記底板は、上記導光板に対して上記表示パネル側と反対側に配されていてもよい。この構成によると、キャビネットを備えない表示装置を実現することができる。

　また、上記表示パネルを、液晶を用いた液晶パネルとする表示装置も、新規で有用である。また、上記の表示装置を備えるテレビ受信装置も、新規で有用である。

（発明の効果）
　本明細書で開示される技術によれば、狭額縁化を実現しながら、光源からの光の入光面への入光効率を向上させることができる。

実施形態１に係るテレビ受信装置ＴＶの分解斜視図を示す。 液晶表示装置１０の分解斜視図を示す。 液晶表示装置１０の断面図を示す。 液晶表示装置１０の要部断面図を示す。 ＬＥＤ光源２８近傍における反射シート２６の斜視図を示す。 実施形態２に係る液晶表示装置１１０の要部断面図を示す。 ＬＥＤ光源１２８近傍における反射シート１２６の斜視図を示す。 実施形態３に係るＬＥＤ光源２２８近傍における反射シート２２６の斜視図を示す。 実施形態４に係る液晶表示装置３１０の要部断面図を示す。

　＜実施形態１＞
　図面を参照して実施形態１を説明する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちＹ軸方向は、鉛直方向と一致し、Ｘ軸方向は、水平方向と一致している。また、特に断りがない限りは、上下の記載については鉛直方向を基準とする。

　図１は、実施形態１に係るテレビ受信装置ＴＶの分解斜視図を示している。テレビ受信装置ＴＶは、液晶表示装置１０と、当該表示装置Ｄを挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ、Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳと、を備えている。

　図２は、液晶表示装置１０の分解斜視図を示している。ここで、図２に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。図２に示すように、液晶表示装置１０は、全体として横長の方形を成し、表示パネルである液晶パネル１６と、外部光源であるバックライト装置２４とを備え、これらが枠状を成すベゼル１２などにより一体的に保持されるようになっている。

　続いて、液晶パネル１６について説明する。液晶パネル１６は、透明な（高い透光性を有する）一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶層（図示しない）が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。このうち、ソース配線、ゲート配線および対向電極などには、図示しない駆動回路基板から画像を表示するのに必要な画像データや各種制御信号が供給されるようになっている。なお、両ガラス基板の外側には偏光板（図示しない）が配されている。

　続いて、バックライト装置２４について説明する。図３は、液晶表示装置１０を鉛直方向（Ｙ軸方向）に沿って切断した断面の断面図を示している。図２及び図３に示すように、バックライト装置２４は、フレーム１４と、光学部材１８と、シャーシ２２とを備えている。フレーム１４は、枠状を成しており、導光板２０の表面（出光面２０ｂ）の端縁側に沿って配され、内縁に沿って液晶パネル１６を支持している。光学部材１８は、導光板２０の表側（出光面２０ｂ側）に載置されている。シャーシ２２は、表側（光出射側、液晶パネル１６側）に開口した略箱型を成している。

　シャーシ２２は、例えばアルミ系材料などの金属製とされ、平面視矩形状を成す底板２２ａと、底板２２ａの両長辺の各外縁から立ち上がる側板２２ｂ、２２ｃと、底板２２ａの両短辺の各外縁から立ち上がる側板とから構成されている。シャーシ２２内において後述する各ＬＥＤ光源２８，２８と対向する空間が、導光板２０用の収容空間となっている。なお、底板２２ａの裏側には、ＬＥＤユニット３２に電力を供給する電源回路基板（図示しない）等が取り付けられている。

　シャーシ２２内には、一対のＬＥＤ（Light Emitting Diode）基板３０，３０と、複数のＬＥＤ光源２８と、反射シート２６と、導光板２０とが収容されている。一対のＬＥＤ基板３０，３０は、それぞれシャーシ２２の長辺方向に延びており、図３に示す断面視において反射シート２６とシャーシ２２の底板２２ａとの間に配されている。また、各ＬＥＤ光源２８は各ＬＥＤ基板３０，３０の板面上にその出光面が導光板２０の入光面２０ａに向けられた状態で後述する支持部材２９を介して立設され、導光板２０の入光面２０ａ側に向かって光を出射する。導光板２０の長手方向側面（入光面）２０ａは各ＬＥＤ光源２８と対向する位置に配されており、当該ＬＥＤ光源２８から出射される光を液晶パネル１６側へ導く。そして、この導光板２０の表側に光学部材１８が載置されている。本実施形態に係るバックライト装置２４では、導光板２０および光学部材１８が液晶パネル１６の直下に配されていると共に光源であるＬＥＤユニット３２が導光板２０の側端部に配されてなる、いわゆるエッジライト方式（サイドライト方式）を採用している。なお、ＬＥＤ基板３０、ＬＥＤ光源２８及び反射シート２６の詳細な構成及び配置態様については、後で詳しく説明する。

　光学部材１８は、導光板２０側から順に、拡散シート１８ａ、レンズシート１８ｂ、反射型偏光板１８ｃが積層されたものである。拡散シート１８ａ、レンズシート１８ｂ、反射型偏光板１８ｃは、ＬＥＤユニット３２から出射され、導光板２０を通過した光を面状の光とする機能を有している。反射型偏光板１８ｄの上面側には液晶パネル１６が設置されており、光学部材１８は導光板２０と液晶パネル１６との間に配されている。

　各ＬＥＤ光源２８は、白色発光するものとされている。なお、ＬＥＤ光源２８は、青色発光素子に、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色と赤色の領域にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布すると共に、赤色発光素子を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、ＬＥＤ光源２８は、青色発光素子と、緑色発光素子と、赤色発光素子と、を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、紫外光発光素子と、蛍光体と、を組み合わせたものであってもよい。特に、紫外光発光素子に、青色と緑色と赤色にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。

　導光板２０は、矩形状の板状部材とされ、アクリル等の透光性の大きい（透明度の高い）樹脂により形成されており、反射シート２６と当接していると共に、シャーシ２２によって支持されている。導光板２０は、図２及び図３に示すように、各ＬＥＤ光源２８の間に、主板面である出光面２０ｂを拡散シート１８ａ側に向け、出光面２０ｂとは反対側の板面である反対板面２０ｃを反射シート２６側に向ける形で配されている。このような導光板２０が配設されることにより、ＬＥＤ光源２８から生じた光は、導光板２０の入光面２０ａから入射して拡散シート１８ａと対向する出光面２０ｂから出射することで、液晶パネル１６をその背面側から照射する。

　続いて本実施形態の要部であるＬＥＤ基板３０、ＬＥＤ光源２８及び反射シート２６の詳細な構成及び配置態様について説明する。図４は、液晶表示装置１０の要部断面図であって、図３においてＬＥＤ光源２８の近傍を拡大した断面図を示している。また、図５は、ＬＥＤ光源２８近傍における反射シート２６の斜視図を示している。ＬＥＤ基板３０は、樹脂製の矩形状を成すものとされ、図２に示すように、その両板面がそれぞれバックライト装置２４の表側及び裏側に向けられた状態でシャーシ２２の長辺方向に延びている。そして、ＬＥＤ基板３０は、図４に示すように、その裏側の板面がシャーシ２２の底板２２ａと当接するとともに、その一方の側面（バックライト装置２４の外側に向けられた側面）がシャーシ２２の側板２２ｂ（２２ｃ）と当接するように配されている。

　反射シート２６は、長方形状を成し、合成樹脂製とされると共にその表面が光反射性に優れた白色とされており、その表側に光の反射面を有している。ここで、反射シート２６は、図４に示すように、導光板２０の反対板面２０ｃと当接する当接部２６ａと、当接部２６ａの端部（入光面２０ａと重畳する部位）からシャーシ２２の側板２２ｂ（２２ｃ）側に向かって延出する延出部２６ｂと、延出部２６ｂの端部から表側に折り曲げられて立ち上がる立ち上がり部２６ｃと、を有している。このうち、当接部２６ａの端部側（入光面２０ａと重畳する部位の近傍）と延出部２６ｂは、ＬＥＤ基板３０の表側に載置された状態で配されている。即ち、反射シート２６は、その一部が導光板２０とＬＥＤ基板２８との間に挟持された状態とされている。

　延出部２６ｂの先端はシャーシの側板２２ｂ（２２ｃ）と当接しており、立ち上がり部２６ｃは、延出部２６ｂの先端から延出部２６ｂに対して垂直となるように折り曲げられて立ち上がっている。ここで、図２に示すように、延出部２６ｂと立ち上がり部２６ｃとの境界には、上記折り曲げられた線分に沿って予めミシン目２６ｅが設けられている。このため、バックライト装置２４の製造時においてシャーシ２２内に反射シート２６を収容する際に、延出部２６ｂと立ち上がり部２６ｃとの境界の折り曲げ部位を折り曲げ易い構成となっている。

　延出部２６ｂの先端部（立ち上がり部２６ｂ側の端部）には、図２及び図５に示すように、平面視矩形状をなす複数の貫通孔２６ｄがシャーシ２２の長辺方向に沿って一列に並んで設けられている。そして、各貫通孔２６ｄからは、ＬＥＤ光源２８が支持部材２９を介して反射シート２６の表側に露出している。支持部材２９は、ＬＥＤ基板３０上に立設されており、１つのＬＥＤ光源２８は２つの支持部材２９によって支持されている。各貫通孔２６ｄの間は、延出部２６ｂと立ち上がり部２６ｃとが連続した状態となっており、立ち上がり部２６ｃはＬＥＤ光源２８とシャーシ２２の側板２２ｂ（２２ｃ）との間に位置する構成とされている。換言すれば、立ち上がり部２６ｃは、各ＬＥＤ光源２８の出光面２８ａ（図５参照）とは反対側の面と向かい合うように配されている。また、各ＬＥＤ光源２８は、その出光面２８ａと導光板２０の入光面２０ａとの間の距離が各ＬＥＤ光源２８の間で等しくなるようにＬＥＤ基板３０上に取り付けられている。

　立ち上がり部２６ｃは、上述したように延出部２６ｂに対して垂直となるように折り曲げられており、図４に示すように、導光板２０の入光面２０ａと平行とされている。また、立ち上がり部２６ｃは、ＬＥＤ光源２８よりも表側へ立ち上がっている。従って、立ち上がり部２６ｃは、ＬＥＤ光源２８の入光面２０ａに向けられた側の面（出光面２８ａ）とは反対側の面の全面と対向している。

　さて、上述したように、反射シート２６の立ち上がり部２６ｃがＬＥＤ光源２８の入光面２０ａに向けられた側の面（出光面２８ａ）とは反対側の面と対向するように配されているので、ＬＥＤ光源２８から出射されてＬＥＤ光源２８の出光面２８ａとは反対側に向かった光を立ち上がり部２６によって反射させることができる。そして、立ち上がり部２６で反射された光は再び導光板２０の入光面２０ａへと向かうこととなるので、ＬＥＤ光源２８から出射された光の導光板２０の入光面２０ａに対する入光効率を向上させることができる。

　以上のように本実施形態に係るバックライト装置２４では、ＬＥＤ光源２８の導光板２０の入光面２０ａと対向する側とは反対側に向かった光を反射シート２６の立ち上がり部２６ｃで反射させ、入光面２０ａ側へ向かわせることができる。このため、バックライト装置２４の狭額縁化を実現しながら、ＬＥＤ光源２８からの光の入光面２０ａに対する入光効率を向上させることができる。

　また、反射シート２６の端部を折り曲げるのみで立ち上がり部２６ｃを設けることができ、延出部２６ｃに貫通孔２６ｄを設けるのみでＬＥＤ光源２８を反射シート２６の表側に露出させることができるので、入光効率を向上された狭額縁型のバックライト装置２４を簡単な構成で実現することができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、反射シート２６の立ち上がり部２６ｃが、ＬＥＤ光源２８の入光面２０ａに向けられた側の面（出光面２８ａ）とは反対側の面の全面と対向するまで立ち上がっている。このため、ＬＥＤ光源２８の導光板２０の入光面２０ａと対向する側とは反対側に向かった光を立ち上がり部２６ｃによって効果的に反射させることができ、ＬＥＤ光源２８からの光の入光効率を一層向上させることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、反射シート２６の立ち上がり部２６ｃの折り曲げられた線分に沿ってミシン目が設けられている。このため、バックライト装置２４の製造時において反射シート２６をミシン目に沿って折り曲げ易いものとすることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４は、複数のＬＥＤ光源２８を備えている。そして、反射シート２６は複数の貫通孔２６ｄを有し、複数のＬＥＤ光源２８の各々が複数の貫通孔２６ｄの各々から反射シート２６よりも導光板２０側に露出している。このため、一つの大きな貫通孔２６ｄに複数のＬＥＤ光源２８が挿通される構成の場合に比して反射シート２６の強度を向上させることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、複数のＬＥＤ光源２８が、その出光面２８ａと入光面２０ａとの間の距離が各ＬＥＤ光源２８の間で等しくなるように配されている。このため、各ＬＥＤ光源２８から入光面２０ａに入光する光の光量を等しいものとすることができ、バックライト装置２４の光学設計を良好なものとすることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、貫通孔２６ｄが、反射シート２６の延出部２６ｂの立ち上がり部２６ｃ側の端部に設けられている。これにより、ＬＥＤ光源２８が立ち上がり部２６ｃの近傍に配されることとなるので、バックライト装置２４の狭額縁化を好適に実現することができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４は、底板２２ａと、その端縁から立ち上がる側板２２ｂ、２２ｃと、を有するシャーシ２２をさらに備えている。そして、立ち上がり部２６ｃは、延出部２６ｂに対して垂直となるように立ち上がっている。これにより、折り曲げられた反射シート２６の立ち上がり部２６ｃをシャーシ２２の側板２２ｂ、２２ｃに沿って当接させることができるので、立ち上がり部２６ｃを撓み難いものとすることができる。

　＜実施形態２＞
　図面を参照して実施形態２を説明する。図６は、実施形態２に係る液晶表示装置１１０の要部断面図を示している。また、図７は、ＬＥＤ光源１２８近傍における反射シート１２６の斜視図を示している。実施形態２は、ＬＥＤ光源１２８の構成及び取付態様が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図６において図４の参照符号に数字１００を加えた部位は、及び図７において図５の参照符号に数字１００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態２に係る液晶表示装置１１０では、図６及び図７に示すように、直方体状のＬＥＤ光源１２８においてその一方の主面がＬＥＤ基板１３０上に直接取り付けられている。このため、反射シート１２６の延出部１２６ｂに設けられた貫通孔１２６ｄは、ＬＥＤ光源１２８を挿通可能な大きさとされている。そして、本実施形態におけるＬＥＤ光源１２８は、導光板１２０の入光面１２０ａと向かい合う一方の側面が出光面１２８ａとされている。このように側面発光型のＬＥＤ光源を取り付けた場合であっても、反射シート１２６の立ち上がり部１２６ｃをＬＥＤ光源１２８の出光面１２８ａとは反対側の面と向かい合うように配することができるので、バックライト装置１２４の狭額縁化を実現しながら、バックライト装置の入光効率を向上させることができる。

　＜実施形態３＞
　図面を参照して実施形態３を説明する。図８は、実施形態３に係るＬＥＤ光源２２８近傍における反射シート２２６の斜視図を示している。実施形態３は、反射シート２２６の延出部２２６ｂに設けられた貫通孔２２６ｄの形状が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図８において、図５の参照符号に数字２００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態３に係るバックライト装置では、図８に示すように、反射シート２２６の延出部２２６ｂに設けられた貫通孔２２６ｄが、その開口端が半円状とされた形状となっている。貫通孔２２６ｄがこのような形状とされている場合であっても、ＬＥＤ基板２３０上に立設されたＬＥＤ光源２２８を表側に露出させることができるとともに、反射シート２２６の立ち上がり部２２６ｃをＬＥＤ光源２２８の出光面２２８ａとは反対側の面と向かい合うように配することができるので、バックライト装置の狭額縁化を実現しながら、バックライト装置の入光効率を向上させることができる。

　＜実施形態４＞
　図面を参照して実施形態４を説明する。図９は、実施形態４に係る液晶表示装置３１０の要部断面図を示している。実施形態４は、液晶表示装置３１０が、キャビネットを備えない点で実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図９において、図４の参照符号に数字３００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態４に係る液晶表示装置３１０は、キャビネットを備えておらず、図９に示すように、フレーム３１４が外部に露出した状態となっている。そして、フレーム３１４がシャーシ３２２に取り付けられることで、導光板３２０やＬＥＤ光源３２８が収容される空間が形成された構成となっている。即ち、フレーム３１４とシャーシ３２２との間に、ＬＥＤ光源３２８、ＬＥＤ基板３３０、液晶パネル３１６、及び導光板３２０が収容されている。なお、フレーム３１４と液晶パネル３１６の間には、弾性部材３１５ａ、３１５ｂが介在しており、液晶パネル３１６の端縁がフレーム３１４と当接して損傷することが防止されている。このような構成の場合であっても、反射シート３２６の立ち上がり部３２６ｃをＬＥＤ光源３２８の出光面３２８ａとは反対側の面と向かい合うように配することができるので、バックライト装置３２４の狭額縁化を実現しながら、バックライト装置３２４の入光効率を向上させることができる。

　各実施形態の構成と本発明の構成との対応関係を記載しておく。（シャーシの）底板２２ａ、１２２ａ、３２２ａが「板状部材」の一例である。ＬＥＤ光源２８、１２８、２２８、３２８が「光源」の一例である。また、ＬＥＤ基板３０、１３０、２３０、３３０が「光源基板」の一例である。また、バックライト装置２４、１２４、３２４が「照明装置」の一例である。また、液晶表示装置１０、１１０、３１０が「表示装置」の一例である。

　上記の各実施形態の変形例を以下に列挙する。
（１）上記の各実施形態では、反射シートの延出部に貫通孔が一列に設けられた構成を例示しているが、貫通孔が設けられる位置、大きさや貫通孔の形状等は限定されない。ＬＥＤ光源が貫通孔を通して反射シートの表側に露出可能な態様で設けられていればよい。例えば、延出部に一つの大きな貫通孔が設けられ、当該一つの貫通孔から複数のＬＥＤ光源が反射シートの表側に露出した構成であってもよい。

（２）上記の各実施形態では、ＬＥＤ基板がシャーシの底板上に載置された構成を例示しているが、例えば、放熱板を備える場合、ＬＥＤ基板が放熱板の底面上に載置された構成であってもよい。

（３）上記の各実施形態以外にも、延出部に設けられた貫通孔の位置、大きさ、形状、数等については、適宜に変更可能である。

（４）上記の各実施形態以外にも、反射シートの構成については、適宜に変更可能である。

（５）上記の各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

（６）上記の各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。

　以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。

　また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

　ＴＶ：テレビ受信装置、Ｃａ、Ｃｂ：キャビネット、Ｔ：チューナー、Ｓ：スタンド、１０、１１０、３１０：液晶表示装置、１２、１１２、３１２：ベゼル、１４、１１４、３１４：フレーム、１６、１１６、３１６：液晶パネル、１８、１１８、２１８、３１８：光学部材、２０、１２０、３２０：導光板、２０ａ、１２０ａ、３２０ａ：入光面、２２、１２２、３２２：シャーシ、２４、１２４、３２４：バックライト装置、２６、１２６、２２６、３２６：反射シート、２６ａ、１２６ａ、２２６ａ、３２６ａ：当接部、２６ｂ、１２６ｂ、２２６ｂ、３２６ｂ：延出部、２６ｃ、１２６ｃ、２２６ｃ、３２６ｃ：立ち上がり部、２６ｄ、１２６ｄ、２２６ｄ、３２６ｄ：貫通孔、２８、１２８、２２８、３２８：ＬＥＤ光源、２９、２２９、３２９：支持部材、３０、１３０、２３０、３３０：ＬＥＤ基板

Claims (13)

1. 　板状部材と、
   　側面に入光面を有し、一方の板面が前記板状部材の一方の面側に向けられて配された導光板と、
   　前記板状部材の前記一方の面側に前記入光面と対向して配された光源と、
   　前記光源からの光を反射する反射シートであって、前記導光板の前記一方の板面と当接して配された当接部と、該当接部の端縁から前記光源側に延出して設けられた延出部と、該延出部の端縁から折り曲げられ、前記光源を挟んで前記入光面と向かい合うように前記導光板の他方の板面側に立ち上がる立ち上がり部と、前記延出部に設けられた貫通孔と、を有する反射シートと、
   　前記光源が取り付けられた光源基板であって、前記板状部材の板面に沿った板面を有し、前記板状部材と前記反射シートとの間に配され、前記光源が前記貫通孔から前記反射シートよりも前記導光板側に露出してなる光源基板と、
   　を備えることを特徴とする照明装置。
2. 　前記立ち上がり部は、前記光源の前記入光面に向けられた側の面とは反対側の面の全面と対向するまで立ち上がっていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
3. 　前記立ち上がり部の前記折り曲げられた線分に沿ってミシン目が設けられていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の照明装置。
4. 　前記光源基板上に設けられ、前記貫通孔を貫通するとともに、前記光源を支持する支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の照明装置。
5. 　前記光源は板状をなし、一方の板面が前記光源基板上に実装されるとともに、その側面が出光面とされていることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の照明装置。
6. 　複数の前記光源を備え、
   　前記反射シートは複数の前記貫通孔を有し、
   　複数の前記光源の各々が複数の前記貫通孔の各々から前記反射シートよりも前記導光板側に露出していることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
7. 　複数の前記光源は、その出光面と前記入光面との間の距離が前記各光源の間で等しくなるように配されていることを特徴とする請求項６に記載の照明装置。
8. 　前記貫通孔は、前記延出部の前記立ち上がり部側の端部に設けられていることを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の照明装置。
9. 　前記板状部材と、その端縁から立ち上がる側板と、を有するシャーシをさらに備え、
   　前記立ち上がり部は、前記延出部に対して垂直となるように立ち上がっていることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか１項に記載の照明装置。
10. 　請求項９に記載の照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルを備えることを特徴とする表示装置。
11. 　前記シャーシとの間で、前記光源、前記光源基板、前記表示パネル、及び前記導光板を収容するフレームをさらに備え、
    　前記シャーシの前記底板は、前記導光板に対して前記表示パネル側と反対側に配されていることを特徴とする請求項１０に記載の表示装置。
12. 　前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項１０又は請求項１１に記載の表示装置。
13. 　請求項１０から請求項１２のいずれか１項に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。

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