WO2009107512A1

WO2009107512A1 - 照明装置、表示装置及びテレビ受信装置

Info

Publication number: WO2009107512A1
Application number: PCT/JP2009/052663
Authority: WO
Inventors: 匡史横田
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2008-02-27
Filing date: 2009-02-17
Publication date: 2009-09-03
Also published as: RU2461770C2; CN101952649A; BRPI0908530A2; US20110025928A1; RU2010135576A

Abstract

シャーシ１４と、シャーシ１４内に収容される冷陰極管１７と、シャーシ１４に対して冷陰極管１７を挟んだ位置に配される拡散板１５ａと、シャーシ１４に取り付けられる本体部２７と、本体部２７に設けられ、冷陰極管１７を把持可能なランプ把持部２８とを有するランプクリップ１８とを備え、シャーシ１４には、本体部２７が入る凹部４６が形成されている。

Description

照明装置、表示装置及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置及びテレビ受信装置に関する。

　例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側（表示面とは反対側）に設置されるようになっており、金属製や樹脂製で液晶パネル側の面が開口したシャーシと、シャーシ内に敷設される反射シートと、ランプとしてシャーシ内に収容される多数本の蛍光管（例えば冷陰極管）と、シャーシの開口部に配されて冷陰極管が発する光を効率的に液晶パネル側へ放出させるための多数枚の光学部材（拡散シート等）と、細長い管状をなす冷陰極管の中間部分を支持するためのランプクリップとを備える。

　上記したような構成の液晶表示装置の一例として下記特許文献１に記載されたものが知られている。このものは、シャーシ及び反射シートの底部に孔を形成し、そこにランプクリップに形成した取付部を挿入・係止させることで、ランプクリップをシャーシに保持させるとともに、反射シートの底部が面方向に移動するのを防ぐようにしている。
特開２００６－１４６１２６公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところで、液晶表示装置を薄型化するには、各構成部材を薄型化したり各構成部材間の間隔を縮める必要が生じる。このとき、光学部材（開口部）とランプとの間の間隔を縮めると、いわゆるランプイメージが視認され易くなって輝度ムラが発生するおそれがある。その一方、光学部材とランプとの間の間隔を所定の大きさに保つには、例えばランプクリップの本体部の肉厚を薄くすることが考えられるものの、そうすると今度は本体部の強度が不足するおそれがあった。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、輝度ムラを防ぐとともに、本体部の強度を十分得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の照明装置は、ランプと、前記ランプを収容し、光が出射する開口部を有するシャーシと、前記シャーシに取り付けられる本体部と、前記本体部に設けられ、前記ランプを把持可能なランプ把持部とを有するランプ保持具とを備え、前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る凹部または孔部が形成されている。

　このようにすると、シャーシに形成された凹部または孔部に、ランプ保持具の本体部の少なくとも一部が入るので、それに対応してランプ把持部によって把持されるランプと開口部との間の間隔を大きく確保することが可能となる。これにより、輝度ムラが生じ難くなる。その一方で、本体部における凹部または孔部に入る部分について十分な肉厚及び強度を得ることが可能となる。

　本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記ランプ把持部は、前記本体部に連結されるアーム部を有している構成とする。このようにすれば、ランプ把持部をなすアーム部が本体部に直接連結されているので、アーム部により把持されるランプと開口部との間の間隔をより大きくすることができる。

（２）前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面の一部が、前記本体部の表面の一部により構成されている。このようにすれば、ランプと開口部との間の間隔をさらに大きくすることができる。

（３）前記本体部の表面のうち前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面の一部を構成する部分には、凹所が形成される構成とする。このようにすれば、ランプと開口部との間の間隔を一層大きくすることができる。

（４）前記本体部のうち、少なくとも前記ランプ把持部が設けられた部分が、前記凹部または前記孔部に入るようにしてなる構成とする。アーム部が本体部に対して直接連結されていると、本体部のうちランプ把持部が設けられた部分の強度にランプの保持力が比例するような傾向となるが、このようにすれば、本体部のうちランプ把持部が設けられた部分について強度が向上するので、ランプの保持力が向上する。

（５）前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面には、前記ランプを支持する支持突部が設けられる構成とする。このようにすれば、ランプ把持部にランプを把持させると、ランプが支持突部によって支持されるとともに、ランプとランプ把持部におけるランプとの対向面との間に隙間が生じる。ランプから発せられた光は、この隙間を通して外部へと効率よく照射され、もって輝度ムラの防止により好適となる。

（６）前記支持突部は、前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面のうち前記開口部からの距離が最も大きくなる部分に設けられる構成とする。このようにすれば、ランプから発せられる光のうち開口部側とは反対側へ発せられる光の取り出し効率が向上する。これにより、輝度ムラの防止に一層好適となる。

（７）前記ランプ把持部は、前記本体部から立ち上がる一対のアーム部を備えており、前記支持突部は、前記ランプ把持部のうち、前記一対のアーム部と、前記一対のアーム部間に挟まれた部分とにそれぞれ設けられるとともに、前記ランプを三点支持可能とされる構成とする。このようにすれば、ランプを三点支持する各支持突部間にそれぞれ隙間が生じるから、光の取り出し効率を一層向上させることができる。

（８）前記凹部は、前記本体部の全体が入る大きさに形成される構成とする。このようにすれば、本体部の全体について十分な肉厚を得ることができるから、本体部の強度向上により有効となる。

（９）前記本体部には、前記ランプ把持部が複数並んで設けられる構成とする。このようにすれば、複数のランプを把持するものに好適となる。

（１０）前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられており、前記本体部は、その表面が前記反射面と面一状に、または前記反射面よりも前記開口部側へ突出するよう形成される構成とする。このようにすれば、仮に本体部の表面が反射面よりも開口部から遠ざかる方向へ引っ込むものと比べると、本体部が暗部として視認され難くなり、輝度ムラ防止に有効となる。

（１１）前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられており、前記本体部は、その表面が前記反射面よりも前記開口部から遠ざかる方向へ引っ込むよう形成されると構成する。このようにすれば、ランプと開口部との間の間隔をさらに大きくすることができる。

（１２）前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられるとともに、前記本体部の表面と前記反射面との間に段差が生じているものにおいて、前記本体部の表面のうち少なくとも外周側部分は、外周端側に行くに連れて前記反射面との間の段差が次第に減少するよう形成される構成とする。このようにすれば、本体部の表面と反射面との間に生じた段差に起因して生じ得る輝度ムラを軽減することができる。

（１３）前記本体部は、その表面が前記反射面と面一状に形成される構成とする。このようにすれば、本体部の表面と反射面との間に段差が生じることが避けられるから、輝度ムラ防止により有効となる。

（１４）前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る凹部が形成される構成とする。このようにすれば、仮にシャーシに孔部を形成したものと比べて、シャーシの強度を高く保つことができる。

（１５）前記シャーシのうち前記凹部には、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられる構成とする。このようにすれば、本体部のうち凹部に入る部分によって取付孔を塞ぐことができるから、取付孔が暗部として視認されたり、取付孔から光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

（１６）前記取付部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記取付孔に挿入された状態から前記本体部に沿う向きにスライドされることで、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能とされる構成とする。このようにすれば、ランプ保持具をシャーシに対してスライドさせることで取り付けるタイプのものに好適となる。

（１７）前記本体部には、前記シャーシに対するスライド方向に沿って突出するとともに、前記凹部を閉塞可能な凹部閉塞部が設けられる構成とする。このようにすれば、シャーシに対してランプ保持具をスライドさせることで取り付けるものにおいて、凹部のうち本体部によって閉塞されない部分については凹部閉塞部によって閉塞することができる。これにより、凹部が開口部側に露出することがないから、凹部が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。

（１８）前記取付部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記各突部は、前記各取付孔に挿入されると前記本体部との間で前記各取付孔の周縁部を挟持可能とされる構成とする。このようにすれば、ランプ保持具をシャーシに対して押し込むことで取り付けるタイプのものに好適となる。

（１９）前記凹部は、前記本体部とほぼ同じ大きさに形成される構成とする。このようにすれば、凹部を本体部によって閉塞することができる。これにより、凹部が開口部側に露出することがないから、凹部が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。

（２０）前記シャーシにおける前記開口部側の面は、前記凹部とその周辺部分とで前記開口部との間の距離が変化するのに対し、前記シャーシにおける前記開口部とは反対側の面は、前記凹部とその周辺部分とで前記開口部との間の距離が一定とされる構成とする。このようにすれば、仮にシャーシの凹部における開口部とは反対側の面が、周辺部分のそれよりも開口部から遠ざかる向きに突出する場合と比べると、全体の薄型化を図ることができる。

（２１）前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る孔部が形成される構成とする。このようにすれば、仮にシャーシに開口部から遠ざかる向きに突出する形態の凹部を形成した場合と比べて、全体の薄型化を図ることができる。

（２２）前記ランプ保持具は、前記シャーシに対して前記開口部側から取り付けられるようになっている構成とする。このようにすれば、シャーシに対する取り付け作業性に優れる。

（２３）前記開口部には、透光性を有する光学部材が配されており、前記本体部には、前記ランプ把持部よりも前記光学部材側へ突出し、前記光学部材を支持可能な支持部が設けられている構成とする。このようにすれば、支持部によって光学部材を支持することができる。しかも、ランプ保持具をシャーシに取り付ける際に、作業者は支持部を掴んで作業を行うことができ、作業性に優れる。

（２４）前記本体部における前記孔部に入る部分は、前記シャーシにおける前記開口部側とは反対側の面よりも突出するよう形成される構成とする。このようにすれば、本体部の肉厚を大きくすることができ、本体部の強度を高めることができる。

（２５）前記本体部には、前記孔部の周面よりも外側へ張り出すとともに前記孔部を閉塞可能な孔部閉塞部が設けられる構成とする。このようにすれば、孔部が開口部側から取り付けられる本体部の孔部閉塞部によって閉塞される。従って、孔部が開口部側に露出することがなく、孔部が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。その上、孔部から光漏れするのを防ぐことができる。また、孔部から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

（２６）前記シャーシには、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられており、前記本体部には、前記シャーシに沿って突出するとともに、前記取付孔を閉塞可能な取付孔閉塞部が設けられる構成とする。このようにすれば、取付孔閉塞部によって取付孔を閉塞することができるから、取付孔が暗部として視認されたり、取付孔から光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

（２７）前記ランプ保持具は、前記シャーシに対して前記開口部側とは反対側から取り付けられるようになっている構成とする。このようにすれば、ランプ保持具の取り付け形態の多様化を図ることができる。

（２８）前記本体部には、前記孔部の周面よりも外側へ張り出すとともに前記孔部を閉塞可能な孔部閉塞部が設けられる構成とする。このようにすれば、孔部が開口部側とは反対側から取り付けられる本体部の孔部閉塞部によって閉塞される。これにより、孔部から光漏れするのを防ぐことができる。また、孔部から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

（２９）前記シャーシには、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられており、前記本体部には、前記シャーシに沿って突出するとともに、前記取付孔を閉塞可能な取付孔閉塞部が設けられる構成とする。このようにすれば、取付孔閉塞部によって取付孔を閉塞することができるから、取付孔から光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

（３０）前記開口部には、透光性を有する光学部材が配されている構成とする。このようにすれば、ランプから発せられた光が開口部に配した光学部材を透過して出射されるから、輝度ムラ防止に好適となる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、この照明装置の表側に配される表示パネルとを備える。

　このような表示装置によると、表示パネルに光を照射する照明装置に輝度ムラが生じ難くなっているから、表示品質の優れた表示を実現することが可能となる。

　前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのデスクトップ画面等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

（発明の効果）
　本発明によれば、輝度ムラを防ぐとともに、本体部の強度を十分得ることができる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図液晶表示装置を短辺方向に沿って切断した状態を表す断面図液晶表示装置を長辺方向に沿って切断した状態を表す断面図シャーシに各ランプクリップを取り付けた状態を示す平面図液晶表示装置におけるランプクリップの取付状態を示す断面図シャーシにランプクリップを取り付けた状態を示す平面図本発明の実施形態２に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態３に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態４に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態５に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態６に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態７に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態８に係るランプクリップの取付状態を示す断面図シャーシにランプクリップを取り付けた状態を示す平面図本発明の実施形態９に係るランプクリップの取付状態を示す断面図本発明の実施形態１０に係るランプクリップの取付状態を示す断面図シャーシにランプクリップを取り付けた状態を示す底面図本発明の他の実施形態（２）に係るランプクリップの断面図本発明の他の実施形態（３）に係るランプクリップの断面図本発明の他の実施形態（４）に係るランプクリップの断面図本発明の他の実施形態（５）に係るランプクリップの断面図

符号の説明

　１０…液晶表示装置（表示装置）、１１…液晶パネル（表示パネル）、１２…バックライト装置（照明装置）、１４…シャーシ、１４ｂ…開口部、１５ａ…拡散板（光学部材）、１５ｂ…光学シート（光学部材）、１７…冷陰極管（ランプ）、１８…ランプクリップ（ランプ保持具）、２７…本体部、２８…ランプ把持部、２９…支持ピン（支持部）、３０，３１…取付部、３０ａ，３１ａ…基部、３０ｂ，３１ｂ…突部、３２，３３…取付孔、３６…アーム部、３８…凹所、３９～４１…支持突部、４６…凹部、４７…凹部閉塞部、４８…補助凹部閉塞部（凹部閉塞部）、５３…孔部、５４…延出部（凹部閉塞部、孔部閉塞部）、Ｇ…隙間

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１から図７によって説明する。

　本実施形態に係るテレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示装置１０と、当該液晶表示装置１０を挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ，Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳとを備えて構成される。液晶表示装置（表示装置）１０は、全体として横長の方形を成し、縦置き状態で収容されている。この液晶表示装置１０は、図２に示すように、表示パネルである液晶パネル１１と、外部光源であるバックライト装置（照明装置）１２とを備え、これらが枠状のベゼル１３などにより一体的に保持されるようになっている。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。

　次に、液晶表示装置１０を構成する液晶パネル１１及びバックライト装置１２について説明する（図２ないし図４参照）。

　液晶パネル（表示パネル）１１は、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板の外側には偏光板１１ａ，１１ｂが配されている（図３及び図４参照）。

　バックライト装置１２は、図２に示すように、光出射面側（液晶パネル１１側）に開口した略箱型をなすシャーシ１４と、シャーシ１４の開口部１４ｂを覆うようにして配される拡散板１５ａと、拡散板１５ａと液晶パネル１１との間に配される複数の光学シート１５ｂと、シャーシ１４の長辺に沿って配され拡散板１５ａの長辺縁部をシャーシ１４との間で挟んで保持するフレーム１６とを備える。さらに、シャーシ１４内には、冷陰極管（光源）１７と、冷陰極管１７をシャーシ１４に取り付けるためのランプクリップ１８と、冷陰極管１７の各端部において電気的接続の中継を担う中継コネクタ１９と、冷陰極管１７群の端部及び中継コネクタ１９群を一括して覆うホルダ２０とを備える。なお、当該バックライト装置１２においては、冷陰極管１７よりも拡散板１５ａ側が光出射側となっている。なお、図２～図４においてはランプクリップ１８の図示を省略している。

　シャーシ１４は、金属製とされ、矩形状の底板と、その各辺から立ち上がり略Ｕ字状に折り返された折返し外縁部２１（短辺方向の折返し外縁部２１ａ及び長辺方向の折返し外縁部２１ｂ）とからなる浅い略箱型に板金成形されている。シャーシ１４の底板には、その長辺方向の両端部に、中継コネクタ１９を取り付けるための取付孔２２が複数穿設されている。さらに、シャーシ１４の折返し外縁部２１ｂの上面には、図３に示すように、固定孔１４ｃが穿設されており、例えばネジ等によりベゼル１３、フレーム１６、及びシャーシ１４等を一体化することが可能とされている。

　シャーシ１４の底板の内面側（冷陰極管１７や拡散板１５ａと対向する面側、表面側）には反射シート２３が配設されている。反射シート２３は、合成樹脂製とされ、その表面が反射性に優れた白色とされており、シャーシ１４の底板面の内側に沿ってそのほぼ全域を覆うように敷かれている。この反射シート２３が、シャーシ１４において冷陰極管１７から発せられた光を拡散板１５ａ側へ反射させる反射面を構成している。当該反射シート２３の長辺縁部は、図３に示すように、シャーシ１４の折返し外縁部２１ｂを覆うように立ち上がり、シャーシ１４と拡散板１５ａとに挟まれた状態とされている。この反射シート２３により、冷陰極管１７から出射された光を拡散板１５ａ側に反射させることが可能となっている。

　冷陰極管１７は、細長い管状をなしており、その長さ方向（軸方向）をシャーシ１４の長辺方向と一致させた状態で、かつ多数本が互いに平行に並んだ状態でシャーシ１４内に収容されている（図２参照）。なお、冷陰極管１７は、シャーシ１４の底板（反射シート２３）から僅かに浮いた状態とされており、その各端部が中継コネクタ１９に嵌め込まれ、これら中継コネクタ１９を被覆するようにホルダ２０が取り付けられている。

　ホルダ２０は、白色を呈する合成樹脂製とされ、冷陰極管１７の端部を覆い、シャーシ１４の短辺方向に沿って延びる細長い略箱型をなしている。当該ホルダ２０は、図４に示すように、その表面側に拡散板１５ａないし液晶パネル１１を段違いに載置可能な階段状面を有するとともに、シャーシ１４の短辺方向の折返し外縁部２１ａと一部重畳した状態で配されており、折返し外縁部２１ａとともに当該バックライト装置１２の側壁を形成している。ホルダ２０のうちシャーシ１４の折返し外縁部２１ａと対向する面からは挿入ピン２４が突出しており、当該挿入ピン２４がシャーシ１４の折返し外縁部２１ａの上面に形成された挿入孔２５に挿入されることで、当該ホルダ２０はシャーシ１４に取り付けられるものとされている。

　ホルダ２０の階段状面はシャーシ１４の底板面と平行な３面からなり、最も低い位置にある第１面２０ａには拡散板１５ａの短辺縁部が載置されている。さらに、第１面２０ａからは、シャーシ１４の底板面に向けて傾斜する傾斜カバー２６が延出している。ホルダ２０の階段状面の第２面２０ｂには、液晶パネル１１の短辺縁部が載置されている。ホルダ２０の階段状面のうち最も高い位置にある第３面２０ｃは、シャーシ１４の折返し外縁部２１ａと重畳する位置に配され、ベゼル１３と接触するものとされている。

　拡散板１５ａは、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒子が分散配合されてなり、管状光源たる冷陰極管１７から出射される線状の光を拡散する機能を有する。拡散板１５ａの短辺縁部は上記したようにホルダ２０の第１面２０ａ上に載置されており、上下方向の拘束力を受けないものとされている。一方、拡散板１５ａの長辺縁部は、図３に示すように、シャーシ１４（反射シート２３）とフレーム１６とに挟まれることで固定されている。

　拡散板１５ａ上に配される光学シート１５ｂは、拡散板１５ａ側から順に、拡散シート、レンズシート、反射型偏光板が積層されたものであり、冷陰極管１７から出射され、拡散板１５ａを通過した光を面状の光とする機能を有する。当該光学シート１５ｂの上面側には液晶パネル１１が設置され、当該光学シート１５ｂは拡散板１５ａと液晶パネル１１とにより挟持されている。

　ここで、ランプクリップ１８について詳細に説明する。ランプクリップ１８は、合成樹脂製（例えばポリカーボネート製）で、表面が光の反射性に優れた白色とされており、図６に示すように、シャーシ１４及び反射シート２３の底板に沿った略板状をなし平面視略矩形の本体部２７（取付板、ベース部）を備える。ランプクリップ１８は、シャーシ１４に対して、本体部２７の長さ方向（長辺方向）がＹ軸方向に沿い、シャーシ１４の短辺方向とほぼ平行な姿勢、すなわち冷陰極管１７の軸方向（長さ方向、Ｘ軸方向）と直交する方向とほぼ平行な姿勢（向き、状態）で取り付けられる。なお、以下では、Ｚ軸方向について図６に示す上側を表側とし、逆の下側を裏側として説明する。

　本体部２７における表側の面（拡散板１５ａ及び冷陰極管１７との対向面、シャーシ１４側とは反対側の面）には、冷陰極管１７を所定高さ位置に支持するためのランプ把持部２８と、拡散板１５ａを冷陰極管１７よりも高い位置に支持するための支持ピン２９とがそれぞれ設けられている。ランプ把持部２８は、本体部２７の長さ方向について離間した位置に複数（本実施形態では４つ）並んで設置されており、それぞれが異なる冷陰極管１７を把持する。各ランプ把持部２８間のピッチは、ほぼ同一とされ、シャーシ１４内に並ぶ各冷陰極管１７間のピッチと一致している。各ランプ把持部２８は、本体部２７における中心、詳しくは本体部２７における長辺方向（長さ方向、Ｙ軸方向）の中央位置で且つ短辺方向（幅方向、Ｘ軸方向）の中央位置に関して点対称となる位置に配されている。各ランプ把持部２８は、本体部２７の中心から所定の距離ずつ空けた位置にずれて配されている。支持ピン２９は、本体部２７における上記した中心から偏った（ずれた）位置、つまり偏心した位置に配置されている。支持ピン２９は、本体部２７における最も端寄りのランプ把持部２８と、そのランプ把持部２８と隣り合うランプ把持部２８とのほぼ中間位置に配置されている。一方、本体部２７における裏側の面（シャーシ１４及び反射シート２３との対向面、拡散板１５ａ及び冷陰極管１７側とは反対側の面）には、ランプクリップ１８をシャーシ１４に対して取付状態に保持するための取付部３０，３１が２つ設けられている。両取付部３０，３１は、本体部２７における長辺方向に離間した位置に配されている。なお、各取付部３０，３１を区別するため、図６に示す左側から順に第１取付部３０、第２取付部３１とする。

　このランプクリップ１８は、図５に示すように、シャーシ１４及び反射シート２３の底板の内面において複数分散した位置に設置されており、その配置について以下に説明する。各ランプクリップ１８は、シャーシ１４及び反射シート２３における長辺方向（Ｘ軸方向）について互いに離間した複数の位置に並んで設置されており、これにより、冷陰極管１７を軸方向に離間した複数の位置で把持できるようになっている。さらには、各ランプクリップ１８は、シャーシ１４及び反射シート２３の底板において短辺方向（Ｙ軸方向）の両端側よりも中央側の方が設置数が多くなっている。具体的には、シャーシ１４及び反射シート２３における短辺方向の中央側には、３つずつのランプクリップ１８が同長辺方向に離間して設置されるのに対し、それら６つのランプクリップ１８から同短辺方向の両端寄りには、２つずつのランプクリップ１８が同長辺方向に離間して設置されている。これにより、シャーシ１４及び反射シート２３における短辺方向の中央側の方が両端側よりも、ランプ把持部２８の数、つまり冷陰極管１７に対する支持箇所が多くなるとともに、支持ピン２９の数、つまり拡散板１５ａに対する支持箇所が多くなっている。

　なお、シャーシ１４及び反射シート２３における長辺方向に２つずつ並んだ各ランプクリップ１８（同短辺方向の中央側に対して両端側に配される各ランプクリップ１８）は、同短辺方向について隣り合うランプクリップ１８に対して同長辺方向にずれた位置に配されている。従って、仮に各ランプクリップ１８が同短辺方向に沿って一列に並ぶものと比べると、反射シート２３の底板の面内で各ランプクリップ１８が分散配置されるので、人間の目の特性から、ランプクリップ１８の影が視認されずらい。つまり、ランプクリップ１８が同じ個数であったとしても、線状や集まって配置されると、人間の目の特性から視認されやすいが、本実施形態のようにランプクリップ１８を分散して配することで、反射シート２３とランプクリップ１８とで光の反射率が異なる場合でもバックライト装置１２に輝度ムラが生じ難くなっている。

　また、シャーシ１４及び反射シート２３の底板の内面には、各ランプクリップ１８の各取付予定位置に取付部３０，３１を挿入させるための取付孔３２，３３及び挿通孔３４，３５が２つずつ、それぞれ厚み方向に貫通して形成されている。なお、各取付孔３２，２３及び各挿通孔３４，３５をそれぞれ区別するため、図６に示す左側から順にそれぞれ第１取付孔３２及び第１挿通孔３４、第２取付孔３３及び第２挿通孔３５とする。また、各取付部３０，３１、各取付孔３２，３３及び各挿通孔３４，３５に関しては後に詳しく説明する。

　冷陰極管１７に対する支持構造を構成するランプ把持部２８について詳細に説明する。ランプ把持部２８は、図６に示すように、冷陰極管１７のうち電極が設置された両端部間の中間部分、つまり発光部分を、反射シート２３から僅かに浮いた高さ位置に裏側から支持することができる。ランプ把持部２８は、全体として表側へ開口した有端環状をなし、互いに対向する一対のアーム部３６を備える。両アーム部３６の先端部間には、Ｚ軸方向（シャーシ１４及び反射シート２３の底板の厚さ方向）に沿って着脱される冷陰極管１７の通過を許容する開口部３７が確保されている。両アーム部３６は、本体部２７における表側の面において長さ方向（Ｙ軸方向）について離間した位置からそれぞれ立ち上がる片持ち状をなしており、略円弧状に湾曲した形状となっている。両アーム部３６の内周面は、取り付けられる冷陰極管１７の外周面に沿った円弧状に形成されている。両アーム部３６は、ランプ把持部２８におけるＹ軸方向の中央位置を通る、Ｚ軸方向に沿った対称軸を中心とした対称形状となっている。両アーム部３６は、本体部２７からの立ち上がり基端部を支点として幅方向に沿って弾性変形可能とされる。またアーム部３６は、その幅寸法が本体部２７の幅寸法よりも小さくなっている。

　上記したようにランプ把持部２８を構成する一対のアーム部３６は、本体部２７における表側の面において長さ方向に互いに離間した位置に配されているので、ランプ把持部２８の内周面（冷陰極管１７との対向面）のうち両アーム部３６間に位置する底面は、本体部２７における表側の面の一部によって構成されていることになる。そして、この底面には、本体部２７の表側の面のうち各ランプ把持部２８の外側部分２７ａよりも低くなる、つまり拡散板１５ａからの距離が大きくなる凹所３８が形成されている。従って、本体部２７は、各ランプ把持部２８に対応した部分（凹所３８の形成箇所）が部分的に薄肉に形成されていると言える。凹所３８（底面）は、取り付けられる冷陰極管１７の外周面に沿った円弧状に形成されており、同様の円弧状をなす両アーム部３６の内周面へと連続的に繋げられている。また、凹所３８は、本体部２７における幅方向の全範囲にわたって形成されている。

　そして、凹所３８には、ランプ把持部２８によって把持される冷陰極管１７を裏側から支持可能な第１支持突部３９が設けられている。第１支持突部３９は、凹所３８における中央位置、つまり拡散板１５ａからの距離が最も大きくなる部分（シャーシ１４からの距離が最も小さくなる部分）に配されている。第１支持突部３９の配設位置は、両アーム部３６間の中間位置であり且つ冷陰極管１７の中心Ｃに対する直下位置とされる。第１支持突部３９は、断面形状が略半円形とされ、その突出先端部が冷陰極管１７の外周面に対して点接触されるようになっている。これにより、冷陰極管１７をランプ把持部２８の底面から第１支持突部３９の突出寸法分だけ持ち上げた位置（離間した位置）に支持することができるので、冷陰極管１７の外周面とランプ把持部２８の底面との間に隙間Ｇが保有されるようになっている。凹所３８からの第１支持突部３９の突出寸法は、凹所３８の凹み寸法よりも小さくなっており、従って冷陰極管１７の外周面における最下端位置（拡散板１５ａからの距離が最も大きくなる位置）は、本体部２７の表側の面のうち各ランプ把持部２８の外側部分２７ａよりも低く（拡散板１５ａからの距離が大きく）なっている。

　さらには、両アーム部３６の内周面における先端部には、冷陰極管１７を支持する第２支持突部４０及び第３支持突部４１がそれぞれ設けられており、それら両支持突部４０，４１間に上記した開口部３７が確保されている。この開口部３７における間口は、冷陰極管１７の外径寸法よりも少し狭くなる設定とされる。従って、開口部３７を通して冷陰極管１７を着脱する際には、両アーム部３６は冷陰極管１７によって押されることで弾性的に拡開変形されるようになっている。両支持突部４０，４１は、各アーム部３６の先端部の内面から内向きに（冷陰極管１７における中心軸線側に向かって）張り出す形態とされるとともに、冷陰極管１７を表側（光出射側）から覆うような位置、つまり冷陰極管１７に対してその抜け方向側に位置している。第２支持突部４０及び第３支持突部４１の内周面は、概ね円弧状をなす曲面によって構成され、その内端部（最も冷陰極管１７側に張り出した部分）が冷陰極管１７の外周面に対して点接触されるようになっている。これにより、冷陰極管１７を両アーム部３６の内周面から第２支持突部４０及び第３支持突部４１の突出寸法分だけ離間した位置に支持することができ、冷陰極管１７の外周面と両アーム部３６の内周面との間に隙間Ｇが保有される。

　取付状態では、冷陰極管１７は、各支持突部３９～４１によって三点支持されるようになっており、各支持突部３９～４１間には、冷陰極管１７の外周面とランプ把持部２８の内周面との間に周方向に延びる形態の一対の隙間Ｇが空けられることになる。この隙間Ｇは、全域にわたってほぼ一定の大きさとなっている。そして、冷陰極管１７を点灯させたとき、これらの隙間Ｇを通して光をランプ把持部２８の外部へと効率的に取り出すことができる。従って、仮に冷陰極管１７の外周面に対してランプ把持部の内周面を面接触させた場合と比べると、光の取り出し効率を向上させることができる。なお、冷陰極管１７に対する各支持突部３９～４１の支持点同士を結ぶと、二等辺三角形が描画されることになる。また第１支持突部３９の支持点と冷陰極管１７の中心Ｃとを結んだ線と、第２支持突部４０の支持点と同中心Ｃとを結んだ線と、第３支持突部４１の支持点と同中心Ｃとを結んだ線（図示せず）とがなす角度は、それぞれ鈍角となっている。

　両アーム部３６の先端部における外面には、冷陰極管１７の取り付け動作をガイドするためのガイド部４２がそれぞれ設けられている。両ガイド部４２は、アーム部３６から斜め外向きに立ち上がった先細り状に形成されている。両ガイド部４２は、突出基端から突出先端にかけて互いに離間するような勾配を有しており、冷陰極管１７と対向する内面も同様の勾配の傾斜面となっている。従って、両ガイド部４２における対向面である内面間の間隔は、同図下側、つまり冷陰極管１７の取付方向側に行くに連れて次第に狭く、逆に冷陰極管１７の取り外し方向側に行くに連れて次第に広くなっている。これにより、両ガイド部４２の内面によって冷陰極管１７の取り付け動作を円滑に案内することができるようになっている。また、ガイド部４２の内面は、そのまま第２支持突部４０及び第３支持突部４１の内面へとなだらかに繋げられている。

　次に、拡散板１５ａに対する支持構造を構成する支持ピン２９について詳細に説明する。支持ピン２９は、図６に示すように、拡散板１５ａのうちホルダ２０などによって支持された外周縁部よりも画面中央側部分を裏側から支持することで、拡散板１５ａが冷陰極管１７側へ撓んだり反ったりするのを規制することができる。支持ピン２９は、水平方向に沿って切断した断面形状が円形とされ（図５）、根元側から先端側に行くに連れて次第に径寸法が小さくなる、先細り状に形成されている。つまり、支持ピン２９は、略円錐状に形成されている。支持ピン２９のうち拡散板１５ａに当接し得る先端部には、Ｒ面が形成され、丸められている。本体部２７からの支持ピン２９の突出高さは、ランプ把持部２８よりも高く設定されており、支持ピン２９は、ランプクリップ１８において最も高い位置に突出する部位となっている。従って、ランプクリップ１８をシャーシ１４に対して着脱する作業を行う際には、作業者は支持ピン２９を掴んで作業を行うことが可能となっており、支持ピン２９は着脱時の操作部としても機能し得る。

　次に、ランプクリップ１８のシャーシ１４に対する保持構造を構成する取付部３０，３１についてシャーシ１４及び反射シート２３の取付孔３２，３３及び挿通孔３４，３５と共に詳細に説明する。まず、保持構造について簡単に説明すると、取付部３０，３１は、図６に示すように、本体部２７の裏面（板面）に沿ったフック状をなしており、その取付部３０，３１をシャーシ１４及び反射シート２３の取付孔３２，３３及び挿通孔３４，３５に挿入してシャーシ１４の裏側に突出させ、その状態でランプクリップ１８を本体部２７の長さ方向（Ｙ軸方向、反射シート２３及びシャーシ１４の底板の板面方向）に沿ってスライドさせることで、取付部３０，３１と本体部２７との間でシャーシ１４及び反射シート２３を挟持できるようになっている。

　第１取付部３０及び第２取付部３１は、共通構造を有しており、その共通構造について説明する。第１取付部３０と第２取付部３１は、本体部２７の裏面から突出する基部３０ａ，３１ａと、基部３０ａ，３１ａの先端からほぼ直角に屈曲されて本体部２７の長辺方向に沿って突出（延出）する片持ち状の突部３０ｂ，３１ｂとをそれぞれ備え、正面から見て略Ｌ字型をなしている。第１取付部３０と第２取付部３１の幅寸法及び長さ寸法は、それぞれ本体部２７の短辺寸法及び長辺寸法よりも小さくなるよう設定されている。

　次に、第１取付部３０及び第２取付部３１の相違構造について説明する。第１取付部３０については、突部３０ｂの先端にシャーシ１４への取り付け動作をガイド可能なガイド部４３が設けられている。ガイド部４３は、先端側に行くに連れて本体部２７から離れるような勾配をもって形成されている。一方、第２取付部３１については、突部３１ｂの先端から本体部２７側へ突出する係止突部４４がそれぞれ設けられている。係止突部４４のうち本体部２７との対向面には、テーパ面が形成されている。係止突部４４のうち基部３１ａとの対向面は、基部３１ａの外面とほぼ平行で直立していて、シャーシ１４に対するランプクリップ１８のスライド方向（Ｙ軸方向）と直交する方向（Ｚ軸方向）に沿ってほぼ真っ直ぐな面となっており、ここがシャーシ１４に対する係止面となっている。

　続いて、シャーシ１４に形成された第１取付孔３２と第２取付孔３３について説明する。第１取付孔３２と第２取付孔３３は、対応する第１取付部３０と第２取付部３１の挿入を許容する大きさに形成されている。詳しくは、第１取付孔３２と第２取付孔３３は、第１取付部３０及び第２取付部３１に合わせて平面に見て矩形状に形成されるとともに、その長さ寸法及び幅寸法は本体部２７よりも小さくなっている。従って、ランプクリップ１８を取り付けた状態では、第１取付孔３２と第２取付孔３３が本体部２７によって閉塞されるようになっている。そして、シャーシ１４には、第２取付孔３３に隣接する位置に係止突部４４が係止可能な係止孔４５が形成されている。係止孔４５は、第２取付孔３３に対してそれぞれ図６に示す右側、つまり突部３１ｂの突出方向（取り付けに伴うスライド方向）にずれた位置に配されている。なお、係止孔４５についても第１取付孔３２と第２取付孔３３と同様に本体部２７よりも平面に見た大きさが小さく形成され、取付状態では本体部２７によって閉塞される。

　次に、反射シート２３に形成された第１挿通孔３４と第２挿通孔について説明する。第１挿通孔３４は、第１取付孔３２よりもさらに大きくなる設定とされる。一方、第２挿通孔３５は、第２取付孔３３及び係止孔４５を一括して取り囲むことができる大きさに形成されている。第１取付孔３２と第１挿通孔３４との大きさの差と、第２取付孔３３及び係止孔５２と第２挿通孔３５との大きさの差は、反射シート２３をシャーシ１４に組み付ける際に両者間に生じ得る位置ずれ量の想定最大値と同じかそれよりも大きく設定されている。これにより、各挿通孔３４，３５の内側に各取付孔３２，３３及び係止孔４５が確実に配され、反射シート２３によって各取付孔３２，３３または係止孔４５が覆われる事態が回避されるようになっている。なお、各挿通孔３４，３５は、本体部２７よりも平面に見た大きさ小さく形成され、取付状態では本体部２７によって閉塞される。

　さて、シャーシ１４及び反射シート２３における各ランプクリップ１８の取付予定位置には、各ランプクリップ１８における本体部２７を入れることができる凹部４６が形成されている。凹部４６は、シャーシ１４及び反射シート２３の底板を部分的に裏側、つまり拡散板１５ａから遠ざかる向き（拡散板１５ａ側とは反対側）へ突出させる（凹ませる）ことで形成されている。凹部４６は、シャーシ１４に絞り加工を施すことで形成されている。凹部４６は、シャーシ１４及び反射シート２３の底板に対してほぼ直角に突出する突出周壁部４６ａと、シャーシ１４及び反射シート２３の底板とほぼ平行な底部４６ｂとから構成される。この凹部４６内には、ランプクリップ１８の本体部２７に対する収容空間が保有されている。なお、シャーシ１４における各取付孔３２，３３及び係止孔４５と、反射シート２３における各挿通孔３４，３５は、共に凹部４６を構成する底部４６ｂに形成されているので、凹部４６内に入る本体部２７によって確実に閉塞される。

　凹部４６は、本体部２７に合わせて平面に見て矩形状に形成されている。凹部４６は、平面に見た大きさが本体部２７よりも大きくなっており、本体部２７の全体を受け入れることが可能とされる。詳しくは、凹部４６の短辺寸法は、本体部２７の短辺寸法とほぼ同じとされているものの、凹部４６の長辺寸法は、本体部２７の長辺寸法よりも大きくなっており、その差はシャーシ１４に対してランプクリップ１８を着脱する際のスライド量（Ｙ軸方向の移動距離）とほぼ等しくなっている。従って、ランプクリップ１８を取り付けた状態では、本体部２７のうち取り付けに伴うスライド方向の前端部（図６に示す右側端部）が、同前側に対向する凹部４６の突出周壁部４６ａに対して当接または近接した位置に配されるのに対し、本体部２７のうち取り付けに伴うスライド方向の後端部（図６に示す左側端部）が、同後側に対向する凹部４６の突出周壁部４６ａとの間にスライド量に相当する間隔を空けた位置に配される。

　上記したように、本体部２７における取り付けに伴うスライド方向の後端部と凹部４６の内周面との間には、スライド量に相当する間隔が空けられることになるため、何ら手当を施さない限り凹部４６が拡散板１５ａ側へ開口する（露出する）ことになる。仮に凹部４６が拡散板１５ａ側に開口すると、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａ（シャーシ１４の反射面）との間で段差が生じ、凹部４６の開口部分が暗部として視認されるおそれがある。そういった問題に対応すべく、本実施形態では、本体部２７に凹部４６を閉塞する凹部閉塞部４７が設けられている。凹部閉塞部４７は、本体部２７における取り付けに伴うスライド方向の後端部から、同スライド方向の後方へ向けて突出して設けられており、その突出寸法はスライド量よりも大きくなっている。従って、取付状態では、凹部閉塞部４７が凹部４６における突出周壁部４６ａの内周面よりも外側に配されるとともに凹部４６のうちスライド量に相当する間隔が空けられた部分が閉塞されることになる。

　また、本体部２７における取り付けに伴うスライド方向の前端部からは、補助凹部閉塞部４８が同スライド方向の前方へ突出して設けられている。この補助凹部閉塞部４８は、ランプクリップ１８の寸法公差などの影響により、取付状態において本体部２７における上記前端部と凹部４６における突出周壁部４６ａの内周面との間に隙間が生じた場合でも、その隙間を閉塞することができる。これにより、凹部４６が暗部として視認されるのを確実に防ぐことができる。なお、凹部閉塞部４７及び補助凹部閉塞部４８における表側の面は、本体部２７の表側の面のうち各ランプ把持部２８の外側部分２７ａとほぼ面一状をなしており、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａよりも拡散板１５ａ側に突出している。また、凹部閉塞部４７及び補助凹部閉塞部４８における裏側の面は、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａに当接している。

　凹部４６の深さ寸法（凹み寸法）は、本体部２７の厚み寸法（高さ寸法）よりも小さくなっている。従って、本体部２７は、全厚さ領域のうち裏側部分のみが凹部４６内に入り、表側部分が凹部４６から表側へ突出している。本体部２７の表側の面のうち各ランプ把持部２８の外側部分２７ａは、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａよりも高い位置、つまり拡散板１５ａ側に突出する位置（拡散板１５ａとの間の距離が小さい位置）に配されている。一方、凹部４６の深さ寸法と本体部２７の厚み寸法との差は、本体部２７のうち各ランプ把持部２８に対応して形成された凹所３８の深さ寸法とほぼ同じか、それよりもやや大きくなっている。従って、凹所３８に設置された第１支持突部３９は、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａとほぼ同じ高さ位置（拡散板１５ａとの間の距離がほぼ同じになる位置）か、それよりも高い位置に配されている。さらに言及すると、第１支持突部３９によって支持される冷陰極管１７は、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａよりも少し高い位置に配されていることになる。

　上記したようにシャーシ１４には、ランプクリップ１８の本体部２７が入る凹部４６が形成されているので、凹部４６の深さ寸法分だけ、シャーシ１４内の空間が拡大することになる。そして、この拡大した空間を利用することで、冷陰極管１７と拡散板１５ａとの間の距離や本体部２７の厚さ寸法（肉厚）について、拡大空間が存在しないものと比べて相対的に大きくすることができる。冷陰極管１７と拡散板１５ａとの間の距離を大きくすることで、線状光源である冷陰極管１７を点灯させたとき、ランプイメージが視認され難くなってバックライト装置１２の輝度ムラの解消に効果的となる。一方、本体部２７の肉厚を増すことで、本体部２７の強度維持に効果的となり、もって冷陰極管１７と拡散板１５ａとの間の距離を稼ぐべく、本体部２７におけるランプ把持部２８に対応した部分に凹所３８を設けたり、さらには冷陰極管１７とランプ把持部２８との間に光の取り出し効率を向上させるための隙間Ｇを空けるべく第１支持突部３９を設けることが可能となるのである。以上により、バックライト装置１２や液晶表示装置１０の薄型化を図る上で好適となる。

　本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。液晶パネル１１及びバックライト装置１２をそれぞれ別途に製造し、それらをベゼル１３などを用いて互いに組み付けることで、図３及び図４に示す液晶表示装置１０が製造される。続いて、バックライト装置１２の組み付け作業、特にランプクリップ１８をシャーシ１４に取り付ける作業について詳しく説明する。

　シャーシ１４の内側に反射シート２３を敷設すると、両者の凹部４６が整合するとともに、各挿通孔３４，３５内に対応する各取付孔３２，３３及び係止孔４５が臨むよう位置合わせされるので、続いて各ランプクリップ１８をシャーシ１４に取り付ける作業を行う。シャーシ１４及び反射シート２３における凹部４６に本体部２７を位置合わせするとともに、各取付部３０，３１を各取付孔３２，３３に整合させた状態でランプクリップ１８を押し込む。すると、本体部２７が凹部４６内に入り込むとともに、各取付部３０，３１が各取付孔３２，３３内に挿入される。このとき、本体部２７のうち取り付けに伴うスライド方向の後端部が、同後側に対向する凹部４６における突出周壁部４６ａに当接または近接して配されるとともに、本体部２７のうち取り付けに伴うスライド方向の前端部と、同前側に対向する凹部４６における突出周壁部４６ａとの間にスライド量に相当する間隔が空けられる。そして、本体部２７が凹部４６の底部４６ｂに当接または近接した位置に配されるとともに、各突部３０ｂ，３１ｂがシャーシ１４の裏側に突出した状態から、ランプクリップ１８を各突部３０ｂ，３１ｂの突出方向（図６に示す右側）に向けてスライドさせる。すると、各突部３０ｂ，３１ｂが各取付孔３２，３３の周縁部のうち取り付けに伴うスライド方向の前部の裏側に配される。

　この過程で第２取付部３１の突部３１ｂについては、係止突部４４がシャーシ１４の裏面に乗り上げることでそれぞれ一旦弾性変形される。そして、ランプクリップ１８が正規位置までスライドされると、第２取付部３１の突部３１ｂが復元するとともに係止突部４４が係止孔４５内に進入し、その係止面が係止孔４５の周面に係止される。これにより、ランプクリップ１８が取り外し方向に不用意に移動するのが規制される。この状態では、各取付部３０，３１の突部３０ｂ，３１ｂと本体部２７との間で各取付孔３２，３３の周縁部が挟持されるとともに、各取付孔３２，３３が本体部２７によって閉塞される。これにより、冷陰極管１７を点灯させつつ液晶パネル１１に画像を表示させたときに各取付孔３２，３３が暗部として視認されたり、各取付孔３２，３３を通して裏側へ光漏れが生じたり、各取付孔３２，３３から外部の塵埃がシャーシ１４内に侵入したりするのを防ぐことができる。

　この取付状態では、本体部２７における取り付けに伴うスライド方向の前端部が、同前側に対向する凹部４６における突出周壁部４６ａに当接または近接して配されるのに対し、本体部２７のうち取り付けに伴うスライド方向の後端部と、同後側に対向する凹部４６における突出周壁部４６ａとの間にスライド量に相当する間隔が空けられる。その一方で、凹部閉塞部４７及び補助凹部閉塞部４８が凹部４６における突出周壁部４６ａの内周面よりも外側に張り出すとともに、反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａに当接しているので、本体部２７が凹部４６内に入っていることも相まって凹部４６が全域にわたって閉塞されている。これにより、冷陰極管１７を点灯させつつ液晶パネル１１に画像を表示させたときに凹部４６が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もってバックライト装置１２の輝度ムラ防止を図ることができる。

　上記のようにしてランプクリップ１８を取り付けた後、各ランプ把持部２８に対して各冷陰極管１７を取り付け、それからホルダ２０を取り付ける。その後、拡散板１５ａ及び各光学シート１５ｂを積層設置したら、その表側からさらに液晶パネル１１を載置した後、ベゼル１３を組み付けることで、液晶表示装置１０が組み付けられる。

　ところで、本実施形態では、シャーシ１４及び反射シート２３に本体部２７が入る凹部４６を形成した構成を採用しているが、仮に反射シートのみに凹部や孔部を形成し、そこに本体部を入れるようにしたものと比べると、次の効果を得ることができる。すなわち、反射シート２３は、近年では薄型化が進行しており、その厚さ寸法が極めて小さくなっているのに対し、シャーシ１４は、強度確保のために所定の厚さを維持しており、このためシャーシ１４と反射シート２３との厚さ寸法の差は益々大きくなる傾向となっている。従って、反射シートのみに凹部や孔部を形成し、そこに本体部を入れるようにしても、僅かな深さしか稼ぐことができないのである。これに比べて本実施形態では、シャーシ１４を裏側へ突出させることで凹部４６を形成しているから、シャーシ１４や反射シート２３の厚さ寸法とは無関係に十分な深さを稼ぐことができる。これにより、シャーシ１４内の空間を十分に拡大することができるので、その拡大した空間を利用して、冷陰極管１７と拡散板１５ａとの間の距離や本体部２７の厚さ寸法（肉厚）について、十分な大きさ確保することができるのである。もって、バックライト装置１２の輝度ムラ防止機能を向上させることができるとともに、本体部２７の強度を向上させることができて、液晶表示装置１０やバックライト装置１２の薄型化に好適となる。

　以上説明したように本実施形態によれば、冷陰極管１７と、光が出射する開口部１４ｂ（拡散板１５ａ、光出射面）を有するシャーシ１４と、シャーシ１４に取り付けられる本体部２７と、本体部２７に設けられ、冷陰極管１７を把持可能なランプ把持部２８とを有するランプクリップ１８とを備え、シャーシ１４には、本体部２７が入る凹部４６が形成されている。このようにすれば、シャーシ１４に形成された凹部４６に、ランプクリップ１８の本体部２７の少なくとも一部が入るので、それに対応してランプ把持部２８によって把持される冷陰極管１７と開口部１４ｂとの間の間隔を大きく確保することが可能となる。これにより、輝度ムラが生じ難くなる。その一方で、本体部２７における凹部４６に入る部分について十分な肉厚及び強度を得ることが可能となる。また、凹部４６に本体部２７が入るようになっているから、仮にシャーシに孔部を形成したものと比べて、シャーシ１４の強度を高く保つことができる。

　また、ランプ把持部２８は、本体部２７に連結されるアーム部３６を有している。このようにすれば、ランプ把持部２８をなすアーム部３６が本体部２７に直接連結されているので、アーム部２７により把持される冷陰極管１７と開口部１４ｂとの間の間隔をより大きくすることができる。

　また、ランプ把持部２８における冷陰極管１７との対向面の一部が、本体部２７の表面の一部により構成されている。このようにすれば、冷陰極管１７と開口部１４ｂとの間の間隔をさらに大きくすることができる。

　また、本体部２７の表面のうちランプ把持部２８における冷陰極管１７との対向面の一部を構成する部分には、凹所３８が形成されている。このようにすれば、冷陰極管１７と開口部１４ｂとの間の間隔を一層大きくすることができる。

　また、本体部２７のうち、少なくともランプ把持部２８が設けられた部分が、凹部４６に入るよう構成されている。アーム部３６が本体部２７に対して直接連結されていると、本体部２７のうちランプ把持部２８が設けられた部分の強度に冷陰極管１７の保持力が比例するような傾向となるが、このようにすれば、本体部２７のうちランプ把持部２８が設けられた部分について強度が向上するので、冷陰極管１７の保持力が向上する。

　また、ランプ把持部２８における冷陰極管１７との対向面には、冷陰極管１７を支持する支持突部３９～４１が設けられている。このようにすれば、ランプ把持部２８に冷陰極管１７を把持させると、冷陰極管１７が支持突部３９～４１によって支持されるとともに、冷陰極管１７とランプ把持部２８における冷陰極管１７との対向面との間に隙間Ｇが生じる。冷陰極管１７から発せられた光は、この隙間Ｇを通して外部へと効率よく照射され、もって輝度ムラの防止により好適となる。

　また、第１支持突部３９は、ランプ把持部２８における冷陰極管１７との対向面のうち開口部１４ｂからの距離が最も大きくなる部分に設けられている。このようにすれば、冷陰極管１７から発せられる光のうち開口部１４ｂ側とは反対側へ発せられる光の取り出し効率が向上する。これにより、輝度ムラの防止に一層好適となる。

　また、ランプ把持部２８は、本体部２７から立ち上がる一対のアーム部３６を備えており、支持突部３９～４１は、ランプ把持部２８のうち、一対のアーム部３６と、一対のアーム部３６間に挟まれた部分とにそれぞれ設けられるとともに、冷陰極管１７を三点支持可能とされる。このようにすれば、冷陰極管１７を三点支持する各支持突部３９～４１間にそれぞれ隙間Ｇが生じるから、光の取り出し効率を一層向上させることができる。

　また、凹部４６は、本体部２７の全体が入る大きさに形成されている。このようにすれば、本体部２７の全体について十分な肉厚を得ることができるから、本体部２７の強度向上により有効となる。

　また、本体部２７には、ランプ把持部２８が複数並んで設けられている。このようにすれば、複数の冷陰極管１７を把持するものに好適となる。

　また、シャーシ１４の表面には、開口部１４ｂ側へ光を反射させる反射面を有する反射シート２３が設けられており、本体部２７は、その表面が反射シート２３の表面のうち凹部４６の外側部分２３ａと面一状に形成されている。このようにすれば、仮に本体部の表面が反射面よりも開口部から遠ざかる方向へ引っ込むものと比べると、本体部２７が暗部として視認され難くなり、輝度ムラ防止に有効となる。

　また、シャーシ１４のうち凹部４６には、取付孔３２，３３が設けられているのに対し、本体部２７には、取付孔３２，３３内に挿入されるとともに、本体部２７との間で取付孔３２，３３の周縁部を挟持可能な取付部３０，３１が設けられている。このようにすれば、本体部２７のうち凹部４６に入る部分によって取付孔３２，３３を塞ぐことができるから、取付孔３２，３３が暗部として視認されたり、取付孔３２，３３から光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔３２，３３から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

　また、取付部３０，３１は、本体部２７からシャーシ１４側へ突出する基部３０ａ，３１ａと、基部３０ａ，３１ａから本体部２７に沿う向きに突出する突部３０ｂ，３１ｂとから構成され、突部３０ｂ，３１ｂは、取付孔３２，３３に挿入された状態から本体部２７に沿う向きにスライドされることで、本体部２７との間で取付孔３２，３３の周縁部を挟持可能とされている。このようにすれば、ランプクリップ１８をシャーシ１４に対してスライドさせることで取り付けるタイプのものに好適となる。

　また、本体部２７には、シャーシ１４に対するスライド方向に沿って突出するとともに、凹部４６を閉塞可能な凹部閉塞部４７，４８が設けられている。このようにすれば、シャーシ１４に対してランプクリップ１８をスライドさせることで取り付けるものにおいて、凹部４６のうち本体部２７によって閉塞されない部分については凹部閉塞部４７，４８によって閉塞することができる。これにより、凹部４６が開口部１４ｂ側に露出することがないから、凹部４６が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。

　また、シャーシ１４の開口部１４ｂには、透光性を有する拡散板１５ａや光学シート１５ｂが配されている。このようにすれば、冷陰極管１７から発せられた光が開口部１４ｂに配した拡散板１５ａや光学シート１５ｂを透過して出射されるから、輝度ムラ防止に好適となる。
　なお、本実施形態で用いた冷陰極管１７は管径が４．０ｍｍ、冷陰極管１７と反射シート２３との間の距離が０．８ｍｍ、隣り合う冷陰極管１７間の距離が１６．４ｍｍ、冷陰極管１７と拡散板１５ａとの距離が２．７ｍｍとされている。このようにバックライト装置１２では各構成部材間で薄型化が図られており、特に冷陰極管１７と拡散板１５ａとの距離、冷陰極管１７と反射シート２３との距離を小さくしている。そして、このようなバックライト装置１２の薄型化により、液晶表示装置１０の厚さ（つまり液晶パネル１１の表面からバックライト装置１２の裏面に至る厚さ）が１６ｍｍ、テレビ受信装置ＴＶの厚さ（つまり表側キャビネットＣａの表面から裏側キャビネットＣｂの裏面に至る厚さ）が３４ｍｍとされ、薄型のテレビ受信装置が実現されている。

　＜実施形態２＞
　本発明の実施形態２を図８によって説明する。この実施形態２では、取付部３０‐Ａ，３１‐Ａ及び取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａの構造及び凹部４６‐Ａの形状を変更したものを示す。なお、この実施形態２では、上記した実施形態１と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ａを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　取付部３０‐Ａ，３１‐Ａは、図８に示すように、本体部２７‐Ａの裏面から突出する基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａと、基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａの先端から本体部２７‐Ａ側に折り返されて基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａと対向する一対の突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａとから構成されている。突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａ‐Ｆは、片持ち状をなすとともに基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａ側に接近するよう弾性変形可能とされ、その先端部に段付き状の係止面が形成されている。シャーシ１４‐Ａの取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａは、両突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａにおける係止面間の間隔とほぼ同じ径寸法とされる。

　一方、凹部４６‐Ａは、平面に見た大きさが本体部２７‐Ａとほぼ同じ大きさとなっている。詳しくは、凹部４６‐Ａの短辺寸法及び長辺寸法は、本体部２７‐Ａのそれと同じか僅かに大きくなるよう設定されている。これにより、本体部２７‐Ａが凹部４６‐Ａ内に殆ど隙間なく入るようになっており、取付状態では互いの対向周面同士が当接されるようになっている。また、本体部２７‐Ａの外周端部には、凹部４６‐Ａにおける突出周壁部４６ａ‐Ａの内周面よりも外側に張り出す凹部閉塞部４９が全周にわたって設けられている。凹部閉塞部４９は、本体部２７‐Ａを取り囲む枠状をなしており、反射シート２３‐Ａの表面のうち凹部４６‐Ａの外側部分２３ａ‐Ａに当接する。この凹部閉塞部４９により、ランプクリップ１８‐Ａの寸法公差などの影響により、取付状態において本体部２７‐Ａの外周面と凹部４６‐Ａにおける突出周壁部４６ａ‐Ａの内周面との間に隙間が生じた場合でも、その隙間を閉塞することができる。それ以外にも、例えば取り付け時に本体部２７‐Ａと凹部４６‐Ａとの間で生じる摩擦抵抗の低減を図るべく、凹部４６‐Ａの大きさを本体部２７‐Ａよりも大きくして本体部２７‐Ａが凹部４６‐Ａに遊嵌されるようにするのに伴って、凹部４６‐Ａと本体部２７‐Ａとの間に隙間が生じた場合でも、上記した凹部閉塞部４９によって隙間を塞ぐことができる。また、この凹部閉塞部４９の表側の面は、本体部２７‐Ａの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ａの外側部分２７ａ‐Ａとほぼ面一状をなしている。

　ランプクリップ１８‐Ａをシャーシ１４‐Ａに対して表側からＺ軸方向に沿って押し込むと、凹部４６‐Ａ内に本体部２７‐Ａが入り込むとともに、各取付部３０‐Ａ，３１‐Ａが各取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａ内に挿入されて、突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａが一旦弾性変形される。そして、ランプクリップ１８‐Ａが正規深さまで押し込まれると、取付部３０‐Ａ，３１‐Ａがシャーシ１４‐Ａの裏側に突出するとともに突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａ‐Ｆが復元して係止面がシャーシ１４‐Ａにおける取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａの周縁部に裏側から係止される。これにより、ランプクリップ１８‐Ａがシャーシ１４‐Ａに対して取付状態に保持される。この状態では、凹部４６‐Ａは、本体部２７‐Ａ及び凹部閉塞部４９によって全域が閉塞されるとともに拡散板１５ａ‐Ａ側に露出することがないので、冷陰極管１７‐Ａを点灯させて液晶パネル１１‐Ａに画像を表示したときに凹部４６‐Ａが暗部として視認されるのを防ぐことができる。さらには、各取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａが本体部２７‐Ａによって閉塞される。

　以上説明したように本実施形態によれば、取付部３０‐Ａ，３１‐Ａは、本体部２７からシャーシ１４‐Ａ側へ突出する基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａと、基部３０ａ‐Ａ，３１ａ‐Ａから本体部２７‐Ａに沿う向きに突出する突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａとから構成され、各突部３０ｂ‐Ａ，３１ｂ‐Ａは、各取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａに挿入されると本体部２７‐Ａとの間で各取付孔３２‐Ａ，３３‐Ａの周縁部を挟持可能とされている。このようにすれば、ランプクリップ１８‐Ａをシャーシ１４‐Ａに対して押し込むことで取り付けるタイプのものに好適となる。

　また、凹部４６‐Ａは、本体部２７‐Ａとほぼ同じ大きさに形成されている。このようにすれば、凹部４６‐Ａを本体部２７‐Ａによって閉塞することができる。これにより、凹部４６‐Ａが拡散板１５ａ‐Ａ（開口部）側に露出することがないから、凹部４６‐Ａが暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。

　＜実施形態３＞
　本発明の実施形態３を図９によって説明する。この実施形態３では、上記した実施形態２とは凹部閉塞部４９‐Ｂの形状を変更したものを示す。なお、この実施形態３では、上記した実施形態２と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｂを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　凹部閉塞部４９‐Ｂは、図９に示すように、本体部２７‐Ｂを取り囲む枠状をなしており、本体部２７‐Ｂにおける外周側部分を構成している。そして、凹部閉塞部４９‐Ｂの表側の面には、テーパ状をなす傾斜面５０が形成されている。傾斜面５０は、凹部閉塞部４９‐Ｂにおける外周端側に行くに連れて次第に低くなる勾配（下り勾配）を有している。言い換えると、凹部閉塞部４９‐Ｂは、外周端側に向かって先細り状をなしており、傾斜面５０は、外周端側に向かって裾広がり状をなしている。ここで、本体部２７‐Ｂの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ｂの外側部分２７ａ‐Ｂと、反射シート２３‐Ｂの表面のうち凹部４６‐Ｂの外側部分２３ａ‐Ｂとの間には、段差が生じているものの、上記したように本体部２７‐Ｂにおける外周側部分を構成する凹部閉塞部４９‐Ｂは、外周端側に行くに連れてその段差が次第に減少するよう形成されているから、段差に起因して本体部２７‐Ｂ及び凹部閉塞部４９‐Ｂが暗部として視認されるのを抑制することができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、シャーシ１４‐Ｂの表面には、拡散板１５ａ‐Ｂ（開口部）側へ光を反射させる反射面を有する反射シート２３‐Ｂが設けられるとともに、本体部２７‐Ｂの表面のうちランプ把持部２８‐Ｂの外側部分２７ａ‐Ｂと、反射シート２３‐Ｂの表面のうち凹部４６‐Ｂの外側部分２３ａ‐Ｂとの間に段差が生じているものにおいて、本体部２７‐Ｂの表面のうち少なくとも外周側部分は、外周端側に行くに連れて反射シート２３‐Ｂの表面のうち凹部４６‐Ｂの外側部分２３ａ‐Ｂとの間の段差が次第に減少するよう形成されている。このようにすれば、段差に起因して生じ得る輝度ムラを軽減することができる。

　＜実施形態４＞
　本発明の実施形態４を図１０によって説明する。この実施形態４では、上記した実施形態２とは凹部閉塞部４９‐Ｂを省略し、凹部４６‐Ｃの深さ寸法を変更したものを示す。なお、この実施形態４では、上記した実施形態２と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｃを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　凹部４６‐Ｃは、図１０に示すように、その深さ寸法が本体部２７‐Ｃの厚さ寸法とほぼ同じ大きさに設定されている。従って、凹部４６‐Ｃ内に本体部２７‐Ｃを入れると、本体部２７‐Ｃが全厚さ範囲（全高さ範囲）にわたって凹部４６‐Ｃ内に入り込むとともに、本体部２７‐Ｃの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ｃの外側部分２７ａ‐Ｃ（本体部２７‐Ｃの表面）と、反射シート２３‐Ｃの表面のうち凹部４６‐Ｃの外側部分２３ａ‐Ｃ（反射面）とがほぼ面一状をなし、両者間に段差が生じるのが避けられるようになっている。これにより、本体部２７‐Ｃが暗部として視認されるのを確実に防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に一層好適となる。

　以上説明したように本実施形態によれば、本体部２７‐Ｃは、表面のうち各ランプ把持部２８‐Ｃの外側部分２７ａ‐Ｃが、反射シート２３‐Ｃの表面のうち凹部４６‐Ｃの外側部分２３ａ‐Ｃと面一状に形成されている。このようにすれば、本体部２７‐Ｃの表面のうち各ランプ把持部２８‐Ｃの外側部分２７ａ‐Ｃと、反射シート２３‐Ｃの表面のうち凹部４６‐Ｃの外側部分２３ａ‐Ｃとの間に段差が生じることが避けられるから、輝度ムラ防止により有効となる。

　＜実施形態５＞
　本発明の実施形態５を図１１によって説明する。この実施形態５では、上記した実施形態４とは本体部２７‐Ｄの表側の面の形状を変更したものを示す。なお、この実施形態５では、上記した実施形態４と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｄを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本体部２７‐Ｄの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ｄの外側部分２７ａ‐Ｄは、図１１に示すように、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄよりも低くなる、つまり拡散板１５ａ‐Ｄから遠ざかる方向へ引っ込む位置（拡散板１５ａ‐Ｄからの距離が大きくなる位置）に配されており、両者間には段差が生じている。これに対し、本体部２７‐Ｄにおける外周側部分には、上記段差を軽減するための曲面５１が形成されている。曲面５１は、本体部２７‐Ｄにおける外周端側に行くに連れて次第に高くなる勾配（上り勾配）を有している。言い換えると、本体部２７‐Ｄにおける外周側部分は、外周端側に向かって先太り状に形成されている。これにより、本体部２７‐Ｄのうち外周端部については、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄとほぼ同じ高さ位置に配されている。

　このように、本体部２７‐Ｄの外周側部分は、外周端側に行くに連れて、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄとの間の段差が次第に減少するよう形成されているから、段差に起因して本体部２７‐Ｄが暗部として視認されるのを抑制することができる。しかも、本体部２７‐Ｄの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ｄの外側部分２７ａ‐Ｄを、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄよりも低くすることで、冷陰極管１７‐Ｄと拡散板１５ａ‐Ｄとの間の距離をさらに大きくすることができるから、輝度ムラ防止に好適となる。

　以上説明したように本実施形態によれば、シャーシ１４‐Ｄの表面には、拡散板１５ａ‐Ｄ（開口部）側へ光を反射させる反射面を有する反射シート２３‐Ｄが設けられており、本体部２７‐Ｄは、その表面のうち各ランプ把持部２８‐Ｄの外側部分２７ａ‐Ｄが、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄよりも拡散板１５ａ‐Ｄ（開口部）から遠ざかる方向へ引っ込むよう形成されている。このようにすれば、冷陰極管１７‐Ｄと拡散板１５ａ‐Ｄ（開口部）との間の間隔をさらに大きくすることができる。

　また、本体部２７‐Ｄの表面のうち各ランプ把持部２８‐Ｄの外側部分２７ａ‐Ｄと、反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄとの間に段差が生じているものにおいて、本体部２７‐Ｄの表面のうち少なくとも外周側部分は、外周端側に行くに連れて反射シート２３‐Ｄの表面のうち凹部４６‐Ｄの外側部分２３ａ‐Ｄとの間の段差が次第に減少するよう形成されている。このようにすれば、段差に起因して生じ得る輝度ムラを軽減することができる。

　＜実施形態６＞
　本発明の実施形態６を図１２によって説明する。この実施形態６では、上記した実施形態２とは取付部３０‐Ｅ，３１‐Ｅ、取付孔３２‐Ｅ，３３‐Ｅ及び挿通孔３４‐Ｅ，３５‐Ｅの配置を変更したものを示す。なお、この実施形態６では、上記した実施形態２と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｅを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　取付孔３２‐Ｅ，３３‐Ｅは、図１２に示すように、シャーシ１４‐Ｅのうち凹部４６‐Ｅよりも外側部分に形成されており、挿通孔３４‐Ｅ，３５‐Ｅについても同様に反射シート２３‐Ｅのうち凹部４６‐Ｅよりも外側部分に形成されている。これに対し、ランプクリップ１８‐Ｅの本体部２７‐Ｅにおける長辺方向に両端部からは、長辺方向に沿って延出する延出部５２が一対設けられている。そして、両延出部５２には、それぞれ上記した取付孔３２‐Ｅ，３３‐Ｅ内に挿入可能な取付部３０‐Ｅ，３１‐Ｅが設けられている。延出部５２は、取付孔３２‐Ｅ，３３‐Ｅを閉塞できるような大きさに形成されている。

　＜実施形態７＞
　本発明の実施形態７を図１３によって説明する。この実施形態７では、実施形態１とは凹部４６‐Ｆの形態を変更したものを示す。なお、この実施形態７では、上記した実施形態１と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｆを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　凹部４６‐Ｆは、図１３に示すように、シャーシ１４‐Ｆにおける表側の面（拡散板１５ａ‐Ｆ側の面）のみを凹ませることで形成されており、シャーシ１４‐Ｆにおける裏側の面（拡散板１５ａ‐Ｆとは反対側の面）には凹凸が生じることがない。従って、シャーシ１４‐Ｆにおける表側の面は、凹部４６‐Ｆとその周辺部分（外側部分２３ａ‐Ｆ）とで拡散板１５ａ‐Ｆとの間の距離が変化していると言える。これに対して、シャーシ１４‐Ｆにおける裏側の面は、凹部４６‐Ｆとその周辺部分とで拡散板１５ａ‐Ｆとの間の距離が一定（不変）となっており、凹部４６‐Ｆに対応した部分が裏側へ突出することがない。従って、実施形態１と比べると、凹部４６‐Ｆが裏側へ突出しない分だけ、液晶表示装置１０‐Ｆ及びバックライト装置１２‐Ｆの薄型化を図ることができる。なお、凹部４６‐Ｆは、シャーシ１４‐Ｆの表側の面を切削するなどして形成することができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、シャーシ１４‐Ｆにおける拡散板１５ａ‐Ｆ（開口部）側の面は、凹部４６‐Ｆとその周辺部分とで拡散板１５ａ‐Ｆ（開口部）との間の距離が変化するのに対し、シャーシ１４‐Ｆにおける拡散板１５ａ‐Ｆ（開口部）とは反対側の面は、凹部４６‐Ｆとその周辺部分とで拡散板１５ａ‐Ｆ（開口部）との間の距離が一定とされている。このようにすれば、仮にシャーシの凹部における拡散板とは反対側の面が、周辺部分のそれよりも拡散板から遠ざかる向きに突出する場合と比べると、全体の薄型化を図ることができる。

　＜実施形態８＞
　本発明の実施形態８を図１４または図１５によって説明する。この実施形態８では、シャーシ１４‐Ｇに本体部２７‐Ｇが入る孔部５３を形成したものを示す。なお、この実施形態８では、上記した実施形態１と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｇを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　シャーシ１４‐Ｇ及び反射シート２３‐Ｇにおける各ランプクリップ１８‐Ｇの取付予定位置には、図１４に示すように、各ランプクリップ１８‐Ｇにおける本体部２７‐Ｇを入れることができる孔部５３が形成されている。孔部５３は、シャーシ１４‐Ｇ及び反射シート２３‐Ｇの底板を厚さ方向に貫通する形態とされている。この孔部５３内には、ランプクリップ１８‐Ｇの本体部２７‐Ｇに対する収容空間が保有されている。

　孔部５３は、図１５に示すように、本体部２７‐Ｇに合わせて平面に見て矩形状に形成されている。孔部５３は、平面に見た大きさが本体部２７‐Ｇよりも大きくなっており、本体部２７‐Ｇの全体を受け入れることが可能とされる。詳しくは、孔部５３の短辺寸法及び長辺寸法は、本体部２７‐Ｇの短辺寸法及び長辺寸法よりも少し大きくなっている。

　本体部２７‐Ｇのおける外周端部からは、孔部５３の内周面よりも外側へ張り出す延出部５４が全周にわたって設けられている。従って、延出部５４によって孔部５３を閉塞できるようになっている。延出部５４は、本体部２７‐Ｇを取り囲む枠状をなしている。延出部５４は、本体部２７‐Ｇにおける厚さ方向について表側部分に設けられている。従って、延出部５４における表側の面は、本体部２７‐Ｇの表側の面のうち各ランプ把持部２８‐Ｇの外側部分２７ａ‐Ｇと面一状をなすのに対し、延出部５４における裏側の面は、本体部２７‐Ｇの裏側の面２７ｂとの間に段差を有している。この延出部５４における裏側の面は、取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇが設けられている。なおこの取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇの構造は、実施形態２～６に示したものと同様であるから重複する説明は省略する。これらの取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇに対応して、シャーシ１４‐Ｇのうち孔部５３の外側部分には、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇが設けられている。延出部５４は、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇを閉塞可能な大きさとされる。なお、反射シート２３‐Ｇにおける孔部５３の外側部分には、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇに対応して挿通孔３４‐Ｇ，３５‐Ｇが形成されている。

　ランプクリップ１８‐Ｇをシャーシ１４‐Ｇに取り付ける際には、作業者は本体部２７‐Ｇから表側へ突出する支持ピン２９‐Ｇを把持し、本体部２７‐Ｇを孔部５３に位置合わせしつつランプクリップ１８‐Ｇをシャーシ１４‐Ｇの表側からＺ軸方向に沿って押し込むようにする。すると、取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇが対応する取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇ内に挿入されるとともに正規深さに達すると突部３０ｂ‐Ｇ，３１ｂ‐Ｇが取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇの周縁部に裏側から係止することで、ランプクリップ１８‐Ｇがシャーシ１４‐Ｇに対して取付状態に保持される。この取付状態では、孔部５３内に本体部２７‐Ｇが入り込んでいるものの、本体部２７‐Ｇの外周面と孔部５３の周面との間には僅かながらも隙間が生じている。ところが、本体部２７‐Ｇの外周端部から張り出す延出部５４が孔部５３の周面よりも外側に達するとともに、反射シート２３‐Ｇの表面のうち孔部５３の外側部分２３ａ‐Ｇに当接しているから、孔部５３が延出部５４によって表側から全域にわたって閉塞される。また、本体部２７‐Ｇにおける裏側の面は、シャーシ１４‐Ｇにおける裏側の面と面一状をなしている。

　一方、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇについては、延出部５４のうち取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇが設けられた部分によって表側から全域にわたって閉塞される。これにより、冷陰極管１７‐Ｇを点灯させつつ液晶パネル１１‐Ｇに画像を表示させたときに孔部５３及び取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇが暗部として視認されたり、孔部５３及び取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇを通して裏側へ光漏れが生じたり、孔部５３及び取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇから外部の塵埃がシャーシ１４‐Ｇ内に侵入したりするのを防ぐことができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、シャーシ１４‐Ｇには、本体部２７‐Ｇにおける少なくとも一部が入る孔部５３が形成されている。このようにすれば、実施形態１のようにシャーシ１４に拡散板１５ａ（開口部）から遠ざかる向きに突出する形態の凹部４６を形成した場合と比べて、全体の薄型化を図ることができる。

　また、ランプクリップ１８‐Ｇは、シャーシ１４‐Ｇに対して拡散板１５ａ‐Ｇ（開口部）側から取り付けられるようになっている。このようにすれば、シャーシ１４‐Ｇに対する取り付け作業性に優れる。

　また、シャーシ１４‐Ｇの開口部には、透光性を有する拡散板１５ａ‐Ｇが配されており、本体部２７‐Ｇには、ランプ把持部２８‐Ｇよりも拡散板１５ａ‐Ｇ側へ突出し、拡散板１５ａ‐Ｇを支持可能な支持ピン２９‐Ｇが設けられている。このようにすれば、支持ピン２９‐Ｇによって拡散板１５ａ‐Ｇを支持することができる。しかも、ランプクリップ１８‐Ｇをシャーシ１４‐Ｇに取り付ける際に、作業者は支持ピン２９‐Ｇを掴んで作業を行うことができ、作業性に優れる。

　また、本体部２７‐Ｇには、孔部５３の周面よりも外側へ張り出すとともに孔部５３を閉塞可能な延出部５４が設けられている。このようにすれば、孔部５３が拡散板１５ａ‐Ｇ（開口部）側から取り付けられる本体部２７‐Ｇの延出部５４によって閉塞される。従って、孔部５３が拡散板１５ａ‐Ｇ（開口部）側に露出することがなく、孔部５３が暗部として視認されるのを防ぐことができ、もって輝度ムラ防止に好適となる。その上、孔部５３から光漏れするのを防ぐことができる。また、孔部５３から塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

　また、シャーシ１４‐Ｇには、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇが設けられているのに対し、本体部２７‐Ｇには、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇ内に挿入されるとともに、本体部２７‐Ｇとの間で取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇの周縁部を挟持可能な取付部３０‐Ｇ，３１‐Ｇが設けられており、本体部２７‐Ｇには、シャーシ１４‐Ｇに沿って突出するとともに、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇを閉塞可能な延出部５４が設けられている。このようにすれば、延出部５４によって取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇを閉塞することができるから、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇが暗部として視認されたり、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇから光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔３２‐Ｇ，３３‐Ｇから塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

　＜実施形態９＞
　本発明の実施形態９を図１６によって説明する。この実施形態９では、上記した実施形態８とは本体部２７‐Ｈの厚さ寸法を変更したものを示す。なお、この実施形態９では、上記した実施形態８と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｈを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本体部２７‐Ｈは、図１６に示すように、ランプクリップ１８‐Ｈがシャーシ１４‐Ｈに取り付けられた状態において、その裏側の面２７ｂがシャーシ１４‐Ｈにおける裏側の面１４ｂよりも裏側へ突出するような厚さ寸法を有している。これにより、実施形態８との比較において、本体部２７‐Ｈの肉厚を大きくすることができ、本体部２７‐Ｈの強度を一層向上させることができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、本体部２７‐Ｈにおける孔部５３‐Ｈに入る部分は、シャーシ１４‐Ｈにおける拡散板１５ａ‐Ｈ（開口部）側とは反対側の面よりも突出するよう形成されている。このようにすれば、本体部２７‐Ｈの肉厚を大きくすることができ、本体部２７‐Ｈの強度を高めることができる。

　＜実施形態１０＞
　本発明の実施形態１０を図１７または図１８によって説明する。この実施形態１０では、上記した実施形態８とはシャーシ１４‐Ｉに対するランプクリップ１８‐Ｉの取り付け方向を変更したものを示す。なお、この実施形態１０では、上記した実施形態８と同じ名称の部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Ｉを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　このランプクリップ１８‐Ｉは、図１７及び図１８に示すように、シャーシ１４‐Ｉに対して裏側から取り付けられるようになっている。ランプクリップ１８‐Ｉにおける延出部５４‐Ｉは、本体部２７‐Ｉの外周端部のうち厚さ方向について裏側部分に設けられている。従って、延出部５４‐Ｉにおける裏側の面は、本体部２７‐Ｉの裏側の面と面一状をなすのに対し、延出部５４‐Ｉにおける表側の面は、本体部２７‐Ｉのうち各ランプ把持部２８‐Ｉの外側部分２７ａ‐Ｉとの間に段差を有している。この延出部５４‐Ｉにおける表側の面には、取付部３０‐Ｉ，３１‐Ｉが設けられており、シャーシ１４‐Ｉのうち孔部５３‐Ｉの外側部分に設けられた取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉに挿入可能とされる。

　ランプクリップ１８‐Ｉをシャーシ１４‐Ｉに取り付ける際には、本体部２７‐Ｉを孔部５３‐Ｉに位置合わせしつつランプクリップ１８‐Ｉをシャーシ１４‐Ｉの裏側からＺ軸方向に沿って押し込むようにする。すると、取付部３０‐Ｉ，３１‐Ｉが対応する取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉ内に挿入されるとともに正規深さに達すると突部３０ｂ‐Ｉ，３１ｂ‐Ｉが取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉの周縁部に表側から係止することで、ランプクリップ１８‐Ｉがシャーシ１４‐Ｉに対して取付状態に保持される。この取付状態では、孔部５３‐Ｉ内に本体部２７‐Ｉが入り込んでいるものの、本体部２７‐Ｉの外周面と孔部５３‐Ｉの周面との間には僅かながらも隙間が生じている。ところが、本体部２７‐Ｉの外周端部から張り出す延出部５４‐Ｉが孔部５３‐Ｉの周面よりも外側に達するとともに、シャーシ１４‐Ｉの裏側の面１４ｂ‐Ｉに当接しているから、孔部５３‐Ｉが延出部５４‐Ｉによって裏側から全域にわたって閉塞される。この取付状態では、本体部２７‐Ｉのうち各ランプ把持部２８‐Ｉの外側部分２７ａ‐Ｉと、反射シート２３‐Ｉの表面のうち孔部５３‐Ｉの外側部分２３ａ‐Ｉとが面一状をなす。また、この取付状態では、裏側から延出部５４‐Ｉ、シャーシ１４‐Ｉ、反射シート２３‐Ｉの順に並ぶことになる。

　一方、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉについては、延出部５４‐Ｉのうち取付部３０‐Ｉ，３１‐Ｉが設けられた部分によって裏側から全域にわたって閉塞される。これにより、冷陰極管１７‐Ｉを点灯させつつ液晶パネル１１‐Ｉに画像を表示させたときに孔部５３‐Ｉ及び取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉが暗部として視認されたり、孔部５３‐Ｉ及び取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉを通して裏側へ光漏れが生じたり、孔部５３‐Ｉ及び取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉから外部の塵埃がシャーシ１４‐Ｉ内に侵入したりするのを防ぐことができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、ランプクリップ１８‐Ｉは、シャーシ１４‐Ｉに対して拡散板１５ａ‐Ｉ（開口部）側とは反対側から取り付けられるようになっている。このようにすれば、ランプクリップ１８‐Ｉの取り付け形態の多様化を図ることができる。

　また、本体部２７‐Ｉには、孔部５３‐Ｉの周面よりも外側へ張り出すとともに孔部５３‐Ｉを閉塞可能な延出部５４‐Ｉが設けられている。このようにすれば、孔部５３‐Ｉが拡散板１５ａ‐Ｉ（開口部）側とは反対側から取り付けられる本体部２７‐Ｉの延出部５４‐Ｉによって閉塞される。これにより、孔部５３‐Ｉから光漏れするのを防ぐことができる。また、孔部５３‐Ｉから塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

　また、シャーシ１４‐Ｉには、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉが設けられているのに対し、本体部２７‐Ｉには、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉ内に挿入されるとともに、本体部２７‐Ｉとの間で取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉの周縁部を挟持可能な取付部３０‐Ｉ，３１‐Ｉが設けられており、本体部２７‐Ｉには、シャーシ１４‐Ｉに沿って突出するとともに、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉを閉塞可能な延出部５４‐Ｉが設けられている。このようにすれば、延出部５４‐Ｉによって取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉを閉塞することができるから、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉから光漏れが生じるのを防ぐことができる。また、取付孔３２‐Ｉ，３３‐Ｉから塵埃が侵入するのを防ぐことができる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

　（１）上記した各実施形態以外にも、ランプ把持部の形状については変更可能であり、その具体例について以下の（２）～（５）に示す。

　（２）上記した各実施形態では、ランプ把持部の底面に第１支持突部を設けたものを示したが、図１９に示すように、第１支持突部を省略したものも本発明に含まれる。この場合、ランプ把持部２８‐Ｊの底面が冷陰極管１７‐Ｊの外周面に対して所定範囲にわたって面接触する。

　（３）上記した各実施形態では、ランプ把持部の底面に凹所を設けた場合を示したが、図２０に示すように、凹所を省略したものも本発明に含まれる。この場合、本体部２７‐Ｋにおける表側の面のうちランプ把持部２８‐Ｋの外側部分２７ａ‐Ｋがランプ把持部２８‐Ｋの底面と面一状とされるようにしてもよい。なお、上記した（２）と組み合わせて、図２０に示すものから第１支持突部３９‐Ｋを省略したものも本発明に含まれる。

　（４）上記した各実施形態では、ランプ把持部を構成するアーム部が本体部に直接連結されたものを示したが、図２１に示すように、ランプ把持部２８‐Ｌが一対のアーム部３６‐Ｌと、両アーム部３６‐Ｌ同士を連結する連結部５５とから構成され、このうち連結部５５が本体部２７‐Ｌにおける表側の面に連結されるようにしたものも本発明に含まれる。また、上記した（２）と組み合わせて第１支持突部を省略してもよい。
　（５）上記した（４）のさらなる変形例として、図２２に示すように、連結部５５‐Ｍと本体部２７‐Ｍにおける表側の面とが立上げ部５６によって繋がれる形態としたものも本発明に含まれる。

　（６）上記した各実施形態では、本体部のうち平面に見た全領域が凹部または孔部内に入るものを示したが、本体部のうち平面に見た一部のみが入るような凹部または孔部を形成したものも本発明に含まれる。その場合、本体部のうちランプ把持部を有する部分のみを凹部または孔部に入れるようにしたものや、本体部のうちランプ把持部を有さない部分のみを凹部または孔部に入れるようにしたものや、本体部のうちランプ把持部を有する部分と有さない部分とを凹部または孔部に入れるようにしたものも本発明に含まれる。

　（７）上記した各実施形態では、本体部が一定の厚みを持つ板状に形成されたものを示したが、部分的に厚みが異なる形態の本体部を用いたものにも本発明は適用可能である。その場合、本体部が薄肉部と厚肉部とを有し、そのうち厚肉部のみを凹部または孔部に入れるようにしてもよい。

　（８）上記した各実施形態以外にも、ランプクリップにおける本体部の形状などについては適宜に変更することができる。具体的には、本体部を平面視正方形としたり、また円形や楕円形や平面視四角形以外の多角形としたものも本発明に含まれる。

　（９）上記した各実施形態以外にも、取付部及び取付孔の数については適宜に変更可能であり、取付部及び取付孔を１つのみまたは３つ以上設けるようにしたものも本発明に含まれる。また、取付部及び取付孔の形状についても適宜に変更可能である。

　（１０）上記した各実施形態以外にも、ランプクリップにおける支持ピンの数・形状・配置などを適宜に変更することができる。具体的には、支持ピンを複数本配置するようにしてもよい。また支持ピンを角錐状に形成してもよい。また本体部における幅方向について偏心した位置に支持ピンを設置してもよい。

　（１１）上記した各実施形態では、シャーシ内に別部品の反射シートを敷設したものを示したが、例えばシャーシの内面に光の反射性に優れた白色の塗料を塗布することで、シャーシに反射面を形成したものも本発明に含まれる。さらには、シャーシ自体を白色を呈する樹脂材料によって形成し、その表面に反射面を設けるようにしたものも本発明に含まれる。要するに、反射面がシャーシとは別体である必要はない。

　（１２）上記した各実施形態では、光源として冷陰極管を使用した場合を示したが、例えば熱陰極管など他の種類の光源を用いたものも本発明に含まれる。

　（１３）上記した各実施形態では、シャーシを金属製の板金よりなるものとしたが、樹脂成形よりなるものとしても良い。

　（１４）上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えば薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。

　（１５）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

　（１６）上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。

Claims

　ランプと、
　前記ランプを収容し、光が出射する開口部を有するシャーシと、
　前記シャーシに取り付けられる本体部と、前記本体部に設けられ、前記ランプを把持可能なランプ把持部とを有するランプ保持具とを備え、
　前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る凹部または孔部が形成されている照明装置。
　前記ランプ把持部は、前記本体部に連結されるアーム部を有している請求の範囲第１項記載の照明装置。
　前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面の一部が、前記本体部の表面の一部により構成されている請求の範囲第２項記載の照明装置。
　前記本体部の表面のうち前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面の一部を構成する部分には、凹所が形成されている請求の範囲第３項記載の照明装置。
　前記本体部のうち、少なくとも前記ランプ把持部が設けられた部分が、前記凹部または前記孔部に入るようにしてなる請求の範囲第２項から請求の範囲第４項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面には、前記ランプを支持する支持突部が設けられている請求の範囲第１項から請求の範囲第５項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記支持突部は、前記ランプ把持部における前記ランプとの対向面のうち前記開口部からの距離が最も大きくなる部分に設けられている請求の範囲第６項記載の照明装置。
　前記ランプ把持部は、前記本体部から立ち上がる一対のアーム部を備えており、
　前記支持突部は、前記ランプ把持部のうち、前記一対のアーム部と、前記一対のアーム部間に挟まれた部分とにそれぞれ設けられるとともに、前記ランプを三点支持可能とされる請求の範囲第７項記載の照明装置。
　前記凹部は、前記本体部の全体が入る大きさに形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第８項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記本体部には、前記ランプ把持部が複数並んで設けられている請求の範囲第９項記載の照明装置。
　前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられており、
　前記本体部は、その表面が前記反射面と面一状に、または前記反射面よりも前記開口部側へ突出するよう形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第１０項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられており、
　前記本体部は、その表面が前記反射面よりも前記開口部から遠ざかる方向へ引っ込むよう形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第１０項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシの表面には、前記開口部側へ光を反射させる反射面が設けられるとともに、前記本体部の表面と前記反射面との間に段差が生じているものにおいて、
　前記本体部の表面のうち少なくとも外周側部分は、外周端側に行くに連れて前記反射面との間の段差が次第に減少するよう形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第１２項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記本体部は、その表面が前記反射面と面一状に形成されている請求の範囲第１１項記載の照明装置。
　前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る凹部が形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第１４項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシのうち前記凹部には、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられている請求の範囲第１５項記載の照明装置。
　前記取付部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記取付孔に挿入された状態から前記本体部に沿う向きにスライドされることで、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能とされている請求の範囲第１６項記載の照明装置。
　前記本体部には、前記シャーシに対するスライド方向に沿って突出するとともに、前記凹部を閉塞可能な凹部閉塞部が設けられている請求の範囲第１７項記載の照明装置。
　前記取付部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記各突部は、前記各取付孔に挿入されると前記本体部との間で前記各取付孔の周縁部を挟持可能とされている請求の範囲第１６項記載の照明装置。
　前記凹部は、前記本体部とほぼ同じ大きさに形成されている請求の範囲第１９項記載の照明装置。
　前記シャーシにおける前記開口部側の面は、前記凹部とその周辺部分とで前記開口部との間の距離が変化するのに対し、前記シャーシにおける前記開口部とは反対側の面は、前記凹部とその周辺部分とで前記開口部との間の距離が一定とされている請求の範囲第１５項から請求の範囲第２０項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシには、前記本体部における少なくとも一部が入る孔部が形成されている請求の範囲第１項から請求の範囲第１４項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記ランプ保持具は、前記シャーシに対して前記開口部側から取り付けられるようになっている請求の範囲第２２項記載の照明装置。
　前記開口部には、透光性を有する光学部材が配されており、前記本体部には、前記ランプ把持部よりも前記光学部材側へ突出し、前記光学部材を支持可能な支持部が設けられている請求の範囲第２３項記載の照明装置。
　前記本体部における前記孔部に入る部分は、前記シャーシにおける前記開口部側とは反対側の面よりも突出するよう形成されている請求の範囲第２３項または請求の範囲第２４項記載の照明装置。
　前記本体部には、前記孔部の周面よりも外側へ張り出すとともに前記孔部を閉塞可能な孔部閉塞部が設けられている請求の範囲第２３項から請求の範囲第２５項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシには、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられており、
　前記本体部には、前記シャーシに沿って突出するとともに、前記取付孔を閉塞可能な取付孔閉塞部が設けられている請求の範囲第２３項から請求の範囲第２６項のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記ランプ保持具は、前記シャーシに対して前記開口部側とは反対側から取り付けられるようになっている請求の範囲第２２項記載の照明装置。
　前記本体部には、前記孔部の周面よりも外側へ張り出すとともに前記孔部を閉塞可能な孔部閉塞部が設けられている請求の範囲第２８項記載の照明装置。
　前記シャーシには、取付孔が設けられているのに対し、前記本体部には、前記取付孔内に挿入されるとともに、前記本体部との間で前記取付孔の周縁部を挟持可能な取付部が設けられており、
　前記本体部には、前記シャーシに沿って突出するとともに、前記取付孔を閉塞可能な取付孔閉塞部が設けられている請求の範囲第２８項または請求の範囲第２９項記載の照明装置。
　前記開口部には、透光性を有する光学部材が配されている請求の範囲第１項から請求の範囲第３０項のいずれか１項に記載の照明装置。
　請求の範囲第１項から請求の範囲第３１項のいずれか１項に記載の照明装置と、この照明装置の表側に配される表示パネルとからなる表示装置。
　前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求の範囲第３２項記載の表示装置。
　請求の範囲第３２項または請求の範囲第３３項に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。