WO2006075677A1

WO2006075677A1 - 通信ネットワーク制御システム

Info

Publication number: WO2006075677A1
Application number: PCT/JP2006/300324
Authority: WO
Inventors: Shohei Yamada; Tetsuro Moriwaki; Keiichi Hibi
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-01-17
Filing date: 2006-01-13
Publication date: 2006-07-20
Also published as: JPWO2006075677A1; EP1848163A1

Description

明細書

通信ネットワーク制御システム

技術分野

[0001] 本発明は、移動通信サービスを提供する通信ネットワークにおける端末切り替え技術に関し、より詳細には、ユーザが、利用している端末を通信中に異なる端末に切り替えた際にも、途切れることなく通信を継続できるシームレスな端末切り替え技術に関する。

背景技術

[0002] 近年、インターネットに代表されるネットワークサービスや、携帯電話の急速な普及拡大により、更に高度な通信サービスの実現が期待されている。携帯電話では、ュ一ザが端末を持ちながら移動しても通信が継続される、いわゆるハンドオーバ機能、モビリティ管理機能が提供されているが、この機能を更に発展、高度化させて、通信中に端末を変更しても通信が継続できる機能の実現などが望まれて、る。

[0003] 通信ネットワークが拡大、発展して、様々な端末がネットワークに接続可能になると、ユーザは通信ネットワークに接続可能な多種の通信端末を所有するようになる。これらの通信端末としては、携帯電話のような可搬型の端末だけでなぐ例えばテレビ受像機のような家庭内に設置される据え置き型の家電機器などの情報機器 (以下、情報機器と称する)も通信端末として用いられるようになると考えられる。

[0004] 一方、通信ネットワーク側では、インターネットの発展によって構築された IP (Interne t Protocol)通信技術を活用した共通 IPバックボーンを設けることによって、無線、有線などのアクセス手段や、ネットワークのオペレータ、サービスのプロバイダの違いを意識せずに各種の通信端末で共通のサービスを享受することが容易となる。

[0005] このようになると、ユーザは、例えば、移動通信端末、 PDA,パーソナルコンビユータなどの情報機器などの自己が所有する通信端末を、ユーザの現在状況や好みなどに応じて自由に使い分けることができるようになると、同じサービスであっても、その時点で自分が保有、選択する端末によって当該サービスを利用したいとの要求が生じる。さらに、通信中に、端末を別の端末に切り替えたい場面も想定さる。その際には、通信を一旦切断して、別の端末力改めて接続するのではなぐ通信の状態を維持したままで途切れることなくシームレスに別の端末へ切り替えたいというユーザの要求を実現する必要がある。

[0006] 具体的には、自宅のパーソナルコンピュータにより映像コンテンツをストリーミング配信で視聴していたが、外出時には、受信端末を移動通信端末や PDAに切り替えて、外出先へ携帯する端末で同一コンテンツを引き続き視聴する例がある。また、外出中にテレビ電話で相手と通信している途中で帰宅したため、自宅のテレビに切り替えて相手とのテレビ電話の通信を «続する例なども考えられる。

[0007] 上述したようなシームレスな端末切り替えを実現するにあたり、マルチキャスト型の配信を受信している場合は、送信側端末力同一コンテンツのデータが複数 (不特定多数)の通信端末に向けて同時に配信されているため、切り替え先の端末でも当該データを受信するように当該受信端末をその送信側端末へ接続すれば良ぐ比較的容易に端末切り替えが実現できる。

[0008] し力しながら、ある特定の端末だけに配信されるュニキャスト型配信、あるいは 1対 1 の通信の場合には、送信側端末に対して、一旦通信の中断を指示して、切り替え先の端末をその送信側端末に接続してから、受信側の端末を切り替えたことを通知した上で、通信を再開するという手順が必要となる。

[0009] このような従来の通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を図 7 に示す。図 7の例では、ユーザは、通信に利用していた通信端末（# 1) 203を通信端末（# 2) 205に切り替える場合を示す。まず、ユーザは、データを受信中の通信端末（# 1) 203から配信側のサーバ装置 201に対して、矢印 221で示すように制御情報を送信して、配信の中断を指示する。次に、通信ネットワーク内の制御装置 213に対して、サーバ装置 201との通信接続の切断を要求する矢印 224aに示す制御情報を送出して、通信を切断する。

[0010] 次に、ユーザは、切り替え先である通信端末（ # 2) 205から通信ネットワークの制御装置 213に対して、矢印 225に示すように前述のサーバ装置 201への接続要求を送出すると、制御装置 213は通信ネットワーク内に通信端末（# 2) 205とサーバ装置 2 01との通信経路を設定して、当該装置間での接続を設定する。続いて通信端末（# 2) 213からサーバ装置 201に対して、矢印 224bに示す配信の再開を指示する制御情報を送出すると、サーバ装置 201は、上記配信を中断された時点力ものデータを送出することによって、ユーザは通信端末（# 2) 205を用いて、続きのデータを受信することができ、すなわち端末切り替えが実行できる。

[0011] ここで、切り替え先の通信端末（# 2) 205がサーバ装置 201と接続するためのサーバ装置 201のアドレス情報は、電話番号や URLなどの形式により、ユーザが通信端末（# 2) 205を操作して入力するなどの手段によって指定される。この例では、通信ネットワークの制御装置 213は、通信端末（ # 1) 203または通信端末（ # 2) 205とサーバ装置 201との間の接続および切断のみを行い、端末を切り替えるための制御機能を有しておらず、通信端末およびサーバ装置における通信の中断、再開機能によつて端末の切り替えが実現される。

[0012] 端末切り替えのもう一つの方法の従来例を、図 8に示す。受信側の通信端末（# 1) 303は、端末の切り替えにあたって、矢印 321に示すように配信側サーバ装置 301 に対して配信の中断を指示する制御情報を送出する。サーバ装置 301との通信が保留された後にユーザが転送操作を行なうと、通信端末（# 1) 303は、矢印 332に示すように通信ネットワークの制御装置 313に対して、サーバ装置 301との間の接続を通信端末（ # 2) 305へ転送することを要求する制御情報を送出する。

[0013] その制御情報を受信した制御装置 313は、矢印 333に示すように通信端末（# 2) 305に対してサーバ装置 301との接続を指示する制御情報を送出することによって通信端末（ # 2) 305へ発呼して、矢印 334に示すように通信端末（ # 2) 305が当該発呼に対して応答すると、通信端末（ # 2) 305とサーバ装置 301との間に通信経路を設定することによって接続を確立する。

[0014] その後、矢印 335に示すように、転送元の通信端末（# 1) 303と制御装置 313との間での制御情報の送受によって、通信端末（# 1) 303とサーバ装置 301との接続が切断されると共に、通信端末（# 2) 305は上記サーバ装置 301に対して、矢印 324 に示す保留中の通信の再開を要求する制御情報を送出することによって、通信端末

( # 2) 305が続きのデータを受信する。この例においては、通信ネットワーク内の制御装置 313は、呼を別の端末へ転送するための制御機能は有しているものの、当該制御装置 313は、通信端末 Zサーバ装置間でのデータ送受信の中断、再開を制御する機能は備えておらず、通信の連続性、即ちシームレスな切り替えを保証するものではない (非特許文献 1)。

[0015] また、従来の通信ネットワーク構成として、 3GPPで規格が定められている第三世代移動体通信の構成例を図 2に示す。 IMS (IP Multimedida CN Subsystem)は、 IPマルチメディアサービスをパケット交換システムで提供することを目的としており、そのためにネットワーク 101内にセッション制御機能を配置する。セッション制御プロトコルとしては SIP (Session Initiation Protocol)が採用されている。 CSCF105 は呼状態制御機能であり、 SIPの登録サーバとして HSS103 (Home Subscriber

Server)とやり取りし、ユーザ登録処理を行なうとともに、セッション情報を転送し、呼接続制御を行う。また、サービスを提供するために、アプリケーションサーバとやり取りを行うインターフェイスも持つ。また、 HSS103は、ユーザの加入者情報や、ロケーシヨン情報を管理する。 MRF107 (Media Resource Function)は、メディアストリームのリソース制御を行い、マルチメディア会議などでのメディア合成や、メディアストリームの変換などを行う。また、 MGCF (MediaGateway Control Function) と MGW(MediaGateway)とにより、 PSTN (Public Switched Telephone Ne twork)と接続する際のメディア変換を行う。しかし、通信相手先 117とネットワーク 10 1、パケット網 111を介して無線アクセス 115を行う端末 123Z 125に対して変更後もサービスを提供し続けるとヽぅ仕組みはなヽ (非特許文献 2参照)。

非特許文献 1：藪崎他「モパイルネットワーク All— IP化特集」、 NTT DoCoMo テクニカルジャーナル Vol. 10 No. 4 2003年 1月、 p. 6— 34。

非特許文献 2 : 3GPP TS22. 228 V5. 6. 0。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0016] し力しながら、上述したいずれの従来例においても、端末切り替え時には、通信端末とサーバ装置との間、すなわち、エンド'エンド間での通信の保留と再開とによって連続性が確保されているものであり、途切れのないシームレスな切り替えを保証する技術ではない。つまり、上述したいずれの従来例も、サーバ装置に通信、即ちデータ伝送を保留する機能を設けておき、保留にした後に別の通信端末からデータ伝送の再開を要求することによって、見かけ上、端末切り替えを実現しているだけである。サーバ装置に蓄積されたコンテンツを通信端末へ一方向に配信するような場合や、テレビ電話のような 1対 1の双方向型のリアルタイム通信を行なう場合などには、ある程度の機能を実現できる。

[0017] し力しながら、上位の通信アプリケーションが伝送データに応じた状態を持つ場合、例えば、通信型のゲームの続きを別の端末で実行したり、通信しながら同一文書を編集する共同作業を行ったりする場合には、上記通信アプリケーションの状態を切り替え先の端末へ通知することが困難であるという問題点があった。

[0018] すなわち、テレビ電話やコンテンツ配信のようなサービスであっても、多数のメディァを同時に利用するアプリケーションゃ、各種のコンテンッ Z情報を連携して利用するアプリケーションなど、エンド'エンドのアプリケーション間で複数の通信（コネクション）を設定している場合には、別の端末への切り替えの処理、手順が煩雑になるという問題点があった。

[0019] カロえて、以下のような問題点がある。

[0020] 1)端末の切り替えに併せて、端末能力に応じた最適な通信形態 (ビットレート、解像度など）でコンテンツを受信するために、ネットワークのサービス品質 (ビットレート、遅延、その他）を適切に制御するような通信ネットワーク制御と連携したサービスの提供が困難である。

[0021] 2)また、上記のサービス品質の適切な切替をネットワーク制御側で行うの力、通信相手側で行うの力判断を行なったり、ユーザの好みに合わせてサービス品質の切替を決定することが困難である。

[0022] 3)また、周辺にどのような端末が存在し、どの端末に切り替えるべきか制御するようなサービスの提供が困難であるという問題があった。

[0023] 本発明は、ユーザは従来型の有線 '無線のネットワークやサービスの違い、通信端末の種別の違、等を意識する必要がな、、シームレスでュビキタスなサービス環境を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 [0024] 本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、データパケット転送の経路制御を行って前記通信端末と通信相手先との物理的、論理的な伝送経路を設定し管理するモビリティ管理手段と、前記伝送経路上で前記通信端末と通信相手先とのセッシヨンを制御するセッション制御手段と、セッションを前記通信端末力切替先通信端末へ切替えることを指示するセッション切替要求信号を前記セッション制御手段に対し送信するサービス移動制御手段と、を有する通信ネットワークシステムにお、て、ネットワーク状態とユーザの居場所情報とユーザの趣味趣向とを含むユーザプロファィルと、デバイスの種類や各デバイスのネットワーク接続状態を含むデバイスプロファィルと、をネットワークの各機能要素やユーザやユーザ端末やユーザの周辺デバイスから収集し、ユーザ関連情報を提供するユーザ関連情報収集提供手段と、を備えている。

[0025] 前記サービス移動制御手段は、前記通信端末から端末切替要求信号を受信する力または前記ユーザ関連情報に基づいて端末切替を行うか判断することにより、セッシヨン切替要求信号を生成し、前記セッション制御手段は、セッション切替要求信号を受信して、セッションを中断する機能と、前記モビリティ管理手段に対して前記切替先通信端末との伝送経路を設定するよう指示する機能と、前記切替先通信端末との間でセッションを確立する機能と、前記セッション確立後、前記通信相手先との間でセッションを再開する機能と、を発揮する。これにより通信端末間の通信を中断させることなく、当該通信を行っている少なくとも一つの通信端末を、前記通信を行っていな!、他の通信端末へ切替えて前記通信を継続させる制御を行うことができ、通信ネットワークにおいて、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド'エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能が発揮されるので、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現することが可能となる。

[0026] また、ユーザの環境に適応して、端末切替を行うか否かの判断が可能となり、ユーザの居場所やネットワークの状態に応じて、ネットワーク側でサービスの制御を提供することが可能となる。また、サービスに関するユーザ関連情報やサービスの提供を維持しながら端末を切り替える指示を行う手段と端末間でのセッションを張る手段を分離することにより、より効率的なネットワーク制御が可能となる。さらに既存の 3GPP のシステムでのセッション制御を行う CSCFに対し、サービス移動制御手段を追加することにより実現が可能となる。

[0027] また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、前記サービス移動制御手段は、前記ユーザ関連情報から前記通信端末と前記切替先端末のデバイスプロファィルと、前記通信相手先からメディア切替能力情報を取得し、メディアの変換をメディァ制御手段にて行うか、前記通信相手先にセッションを変更するように指示するか判断するメディア変換先判定機能と、どのようなメディア変換を行うかを判断するメディァ変換処理判定機能を有し、前記サービス移動制御手段は前記メディア変換先判定と前記メディア変換処理判定に基づき、セッションの変更指示メディア変換指示情報を生成すること特徴として、る。

[0028] これにより、通信相手先のメディア切替能力と、通信端末と切替先通信端末の端末能力を考慮して、ネットワーク側でメディアの変換を行うべき力、通信相手先で行うベきか、よりサービスの状態が保たれるように自動的に判断することが可能となる。

[0029] また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、前記ユーザ関連情報収集提供手段は、ユーザのメディア変換先とメディア変換処理に対する判定基準をユーザプリファレンスとして管理し、前記サービス移動制御手段は、ユーザプリファレンスに基づ!/、てメディア変換指示情報を生成することを特徴としてヽる。

[0030] これにより、ユーザが予め自分の好みを設定して、どのサービス提供者にメディア変換をしてもらヽた、のか、どのようなメディア変換処理をしてほ U、のかを設定することができ、ユーザに対してもサービス提供者に対しても拡張性、柔軟性のあるサービスを提供できる。

[0031] また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、前記通信端末は、前記切替先通信端末との通信を行う手段を有し、前記切替先通信端末から前記切替先通信端末の状態やアドレスを示す端末プレゼンス情報と前記切替先通信端末の種別、属性、処理および利用可能なビットレート、メディア種別、およびコーデック種別を含む端末能力情報を取得し、前記端末切替要求信号は、前記切替先通信端末の端末プレゼンス情報と端末能力情報を含み、サービス移動制御手段は、前記端末切替要求信号に基づいて前記セッション切替要求信号を生成するとともに端末プレゼンス情報と端末能力情報とをデバイスプロファイルに登録することを特徴としている。

[0032] これにより、通信ネットワーク側で切替先通信端末の情報を持っていない場合でも、セッションの制御が可能となり、新たなデバイス登録も同時に行うことができる。

[0033] また、本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、前記通信端末は、前記切替先通信端末として動作し、端末切替要求信号にて端末の切替ではなく接続経路の変更のみを要求する指示を送信する力または前記ユーザ関連情報に基づいて経路切替を行うか判断することにより、前記サービス移動制御手段は、前記通信端末内のセッションの切替を行うように指示するセッション切替信号を生成し、セッション制御部に送信することを特徴として、る。

[0034] これにより、通信端末にて、異なるアクセス方法や異なるオペレータのネットワークに接続を切り替える際に、サービスを維持したまま切替が可能となる。

発明の効果

[0035] 本発明によれば、ユーザは、自己の状況の変化に応じて、切替要求時の簡単なボタン操作などだけで、使用する通信端末の切り替えを、従来に比べて大幅に操作の手間と時間的なロスを軽減して実現することができ、より高度なサービスを享受することができる。また、配信側のサーバ装置においても特別に新規の機能を実装しなくても配信サービスが続けられるという利点がある。さらに、受信側の通信端末間の能力が異なっても、データ形式が個々の通信端末に応じて最適化されて伝送されるので、通信端末側にもサーバ装置側にも負荷を与えることがないという利点がある。こうしたサービス提供基盤の共通化により、ユーザは従来型の有線'無線のネットワークやサービスの違い、通信端末の種別の違い等を意識することがなくなり、シームレスでュビキタスなサービス環境を享受可能となる。

図面の簡単な説明

[0036] [図 1]本発明の第 1の実施の形態による通信ネットワークの制御システムの概略構成例を示す図である。

[図 2]従来の通信ネットワークの制御システムの構成例の概略図である。 [図 3]ユーザ関連情報収集提供部のデータベース構成例を示す図である。

[図 4]本実施の形態による通信ネットワークの制御システムにおける端末切替の実行手順を示す図である。

[図 5]本発明の第 2の実施の形態によるアクセス方法の切替に関する通信ネットヮークの制御システムの概略図である。

[図 6]本実施の形態のアクセス方法の切替に係る通信ネットワークの制御システムにおける経路切替の実現手順を示す図である。

[図 7]通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を示す図である。

[図 8]通信ネットワークの制御システムにおける端末切り替えの例を示す図である。符号の説明

[0037] A…通信ネットワークの制御システム、 3…モピリティ管理部、 5…セッション制御部、 1 1· -IPトランスポート網、 21· ··サービス移動制御部、 31· ··ユーザ関連情報収集提供部、 33…ネットワーク状態、 35…ユーザプロファイル、 37…デバイスプロファイル。発明を実施するための最良の形態

[0038] 本発明に係る通信ネットワークの制御システムは、通信ネットワーク内の制御装置に、データの伝送経路を設定、管理する機能に加えて、エンド'エンドでのセッション、即ち伝送されたデータを利用するアプリケーション間での論理的な伝送路の管理、制御機能と前記セッションの転送機能を発揮する。これらの機能によって、セッションおよびアプリケーションの状態管理まで含めた通信端末のスムーズかつシームレスな切り替えを実現する。

[0039] また、本発明に係る通信端末は、端末切り替えを実行するためにセッション、アプリケーシヨンの状態を通知する機能、および、前記通知された状態に基づいてセッション、アプリケーションを当該状態に設定して、再開する機能を発揮する。これらの機能によって、セッションの状態を的確に保持したままでのスムーズかつシームレスな端末切り替えを実現する。

[0040] 更に、移動通信ネットワークなどで提供されている通信端末の位置やアドレス情報の変更に追従して伝送経路を適切に切り替えていくハンドオーバ、モビリティ管理機能を活用し、上記セッション制御機能と連携させることによって、通信端末を切り替える際の伝送経路の設定機能を、従来技術力の最小限の変更で実現する。そして、柔軟性、拡張性が高!、セッション制御機能を実現する。

[0041] 次世代の移動通信ネットワークにおいては、すべてのデータが IPパケットの形で伝送、交換されるオール IPベースのプラットフォームを構築して利用することが想定されている。また、データ伝送の機能と、呼設定、ルーティング管理などの制御機能とを明確に分離した、 V、わゆる呼制御分離型のアーキテクチャとすることが検討されてヽる。このようなアーキテクチャでは、下位層であるトランスポート層がデータ、即ち、 IP パケットを高速かつ効率的に伝送する機能に専念し、経路 (ルーティング)制御やトラフィック制御などの機能は接続制御層に分担させて、その接続制御層からトランスポート層に対して IPパケットのルーティング、リソース割り当て等を指示する構成とすることによって、システム全体としての高速化、高効率ィ匕を図っている。また、オール IP ベースのプラットフォームでは、呼制御などの制御信号、シグナリングも IPパケットの形で伝送されることが想定されて、る。

[0042] さらに、オール IPベースの上記アーキテクチャでは、ネットワークの高度化、高付カロ価値化を図り、様々な通信サービスを柔軟かつ自由に提供できるようにするためのサ一ビスサポート機能を設けることが検討されている。これは、以前の音声電話を中心としたネットワークでは、エンド'エンドでの物理的、論理的な伝送経路 (パス）を設定する呼制御機能が主体であつたのに対し、次世代のネットワークでは、エンド'エンドの通信アプリケーション間の論理的な接続であるセッション制御の機能をネットワーク内に設けることを意味して、る。

[0043] ここで、呼あるいは呼接続とは、エンド'エンドの端末間で相手へデータを伝送するための物理的、論理的なパス（が設定されていること）を示し、セッションとは、端末の通信アプリケーションが通信相手の端末上のアプリケーションからのデータを受信して処理できる（処理している）状態にあることを示す。つまり、相手端末との間でデータの送受信はできる力どのアプリケーションを用いるかが決定していないか準備ができて！/、な!/、状態は、呼接続されて!、るがセッションが接続されて!、な!/、状態であり、反対に、アプリケーションはデータの送受信の準備ができている力データ伝送パスが失われた (例えば、携帯電話機が圏外へ移動するなど)状態は、セッションは接続されて、るが呼接続されて、な、状態と、うこととなる。

[0044] ここまでは、主として呼接続について説明してきた。従来の音声電話では、呼接続とセッションとは特に区別されな、が、マルチメディア通信やデータ通信などの場合には、呼接続の設定後にエンド'エンドで確立された伝送経路上で通信端末のアプリケーシヨン間でのセッションが設定される。次世代の移動通信ネットワークでは、ネットワーク内にセッション制御機能を含めることが検討されている。これは、通信の多様化、高度化により様々な通信の形態、モード、メディアなどに応じた接続制御、通信制御などの機能をネットワーク力も提供する必要が生じてきたためである。例えば、音声のみの通話かテレビ電話かの区別や、テレビ電話における解像度やビットレートなどの品質、端末能力を指定して相手に発呼するようなケースでは、これらの要求に合致した端末を指定するためのアドレス解決、適切な品質の伝送路の設定 (呼制御、経路制御）など、エンド ·エンドのネゴシエーションでは不充分な機能をネットワークの能力によって実現する必要がある。

[0045] そこで、セッション制御を行うセッション制御部を設け、セッション、即ち、エンド'ェンドのアプリケーション間の通信状態、モードなどを管理、制御すると共に、そのセッシヨン制御機能力モビリティ管理部の呼制御機能や経路制御機能に対して、適切な帯域、品質での伝送パスを設定するように指示、制御を行なうように構成する。この時、通信端末のアプリケーション力もの接続要求 (セッション設定要求）は、前記セッシヨン制御機能へ送られて、処理されることとなる。

[0046] 図 1に本発明の第 1の実施の形態による通信ネットワークの制御システムの一構成例を示す。図 1に示すように、本実施の形態による通信ネットワークの制御システム A は、 IPパケットを転送する IPトランスポート網 11と、 IPトランスポート網 11を制御し、上述したように通信端末の物理的な位置の管理、呼制御、ハンドオーバ制御 (経路制御）を行なうモビリティ管理部 3およびセッションの確立'管理するセッション制御部 5と、セッションを維持させながら通信端末を切り替えるなどのユーザの高度な要求への対応を担当するサービス移動制御部 21を含んでいる。

[0047] モビリティ管理部 3は、図 2〖こおける IMSの HSS103〖こ相当し、特に IPトランスポート網の制御に特ィ匕した機能要素である。セッション制御部 5は、図 2における IMSの C SCF105に相当し、サービス移動制御部 21は、図 2における IMSに対して新たな機能要素である。但し、サービス移動制御部 21は図 2における CSCF105の機能拡張によって実現されたと解釈することも可能である。サービス移動制御部 21は、サービスを継続しながら端末切替を行うために、端末から端末切替の指示がセッション制御部に要求され、端末切替要求をセッション制御部力受け、セッション制御部にセッシヨン切替要求信号を送信したり、ユーザの状態をユーザ関連情報収集提供部 31とやり取りして、ユーザの状態に応じて自動的にセッション切替要求信号を送信したりすることができる。

[0048] ユーザ関連情報収集提供部 31は、ネットワーク状態 33と、ユーザに関するユーザプロファイル 35と、デバイスに関するデバイスプロファイル 37と、を管理し、様々なネットワークの機能要素力情報収集を行い、各サービスやネットワークの機能要素に対して情報を提供する。これは、図 2に示す IMS101の HSS103をさらに拡張した機能であり、モビリティ管理部 3と統合して、図 2に示す HSS103の機能を拡張することによって実現されてもよい。ユーザプロファイル 35は、加入者情報 35— 1、ユーザのプリファレンス管理機能 35— 2、ユーザの居場所管理機能 35— 3、からなる。ユーザの居場所に関する情報は、モビリティ管理部 3からのアクセスポイントの情報や移動速度情報やその周辺の RFIDや通信端末に搭載した GPSなどの情報により取得することがでさる。

[0049] ユーザの趣味趣向は、ユーザの居場所や移動速度や使用デバイスの種類に対応した無線アクセスの種類やサービスの種類やローミングの方法やメディア変換の実行先やメディア変換の方法を、ユーザが予め設定するか、ネットワーク側で上記のような利用の履歴を管理し、履歴力判断してユーザの趣味趣向を推定して設定するなどの方法で管理される。

[0050] デバイスプロファイル 37は、端末の形状、データ変換方式、動画対応、画面サイズなどを含む端末能力情報 37— 1と、端末の現在状況 (居場所)を含む端末プレゼンス情報 37— 2とを有している。デバイスプロファイル 37は、ユーザが予め登録するか、端末をネットワークに接続した際に、端末から情報を送信し、ネットワーク側で自動的に管理することにより取得される。また、切替先通信端末が登録されていない場合は、近距離通信を利用して、切替先通信端末の端末能力情報を取得し、端末切替要求信号に含めて通信端末力送信され、デバイスプロファイル 37に登録されるようにすることちでさる。

[0051] デバイスプロファイル 37とユーザプロファイル 35とは、ユーザの居場所情報、デバイス所有者情報に応じて関連付けられる。従って、ユーザの所有デバイスではない公共のデバイスや共有デバイスとユーザとが関連付けられる場合もある。

[0052] 端末能力管理機能 37— 1が管理する端末能力に関する端末能力情報は、端末の種別、属性、処理、 IPアドレスおよび利用可能なビットレート、メディア種別およびコ一デック種別、画面サイズ、 CPU能力、接続可能ネットワークなどを示す情報である。端末プレゼンス管理機能 37— 2が管理する端末プレゼンス情報は、現在実行中のアプリケーションの種類や状態、現在の端末の居場所情報などを示す。ネットワーク状態 33は、モビリティ管理部 3からの無線アクセスの種類に関する情報、セッション制御部 5からの QoSの情報やセッションの状態情報やメディア変換部のメディア変換の状態情報や通信端末で実行中のアプリケーションの状態情報によって取得され、通信端末のネットワーク状態だけではなぐデバイスプロファイルに登録されている端末が現在接続中のネットワークの状態 (伝送レートや無線方式や QoSなど)も管理する。尚、上記のうちで、必須構成は、ネットワーク状態 33、加入者情報 35— 1、端末能力機能 37- 1である。

[0053] 図 3は、ネットワーク状態、ユーザプロファイル、デバイスプロファイルのデータべ一スの例を示す図であり、データベースは例えば XML (extensible Markup Langu age)などの言語を利用して抽象的な記述により管理され、データベースの情報はサ一ビス移動制御部 21 (図 1、以下図番号を略して説明する。 )に提供される。

[0054] 図 3に示すように、例えば、ネットワーク状態 41と、ユーザプロファイル 43と、デバイスプロファイル 45と、が関連付けされている。ネットワーク状態 41は、端末（1) 41— 1 と、端末 (2) 41— 2と、端末 (3) 41— 3と、から構成され、例えば、端末（1) 41— 1に関しては、アクセス方法として W— CDMA、 QoSクラスとしてマルチメディア力セッシヨン状態として音声通信、ファイル交換力ビットレートとして 10Mbpsが、ロケーシヨンとして基地局 1が、経路情報 A— B— C…が、記載されている。ユーザプロフアイル 43においては、例えば、端末（1) 41— 1の所有者であるユーザ（1) 43— 1に関する情報であって、加入者情報とプリファレンスと、居場所情報等とが記載されている。この場合には、端末（2) 41— 2の所有者もユーザ 1であることを示している。デバイスプロファイル 45は、端末（1) 41— 1の端末能力情報である、移動通信端末、画面サィズ、 CPUクロック数、コーデック、アクセス方法、 IPアドレスなどが記載されている。端末プレゼンス情報としては、経度 ·緯度情報、場所情報、移動速度、通信状態、起動中アプリケーションの有無と種類などが記載されて、る。端末 (2) 41— 2の情報も、端末能力情報として、例えば固定端末である旨が、端末プレゼンス情報として通信可能であるか否かなどの情報が記載されている。そして、これらの情報 41 ·43 ·45は、所有者、通信状況、位置などに基づいて関連付けされている。

[0055] あるユーザの情報をサービス移動制御部 21から要求されると、ユーザの所有する端末、ユーザの居場所の近傍にある端末などが関連づけられ、関連付けが行なわれた情報群としてサービス移動制御部 21に提供される。

[0056] また、メディア制御部 7は、 IMS101の MRF、 MGCF/MGW107,を拡張したものに相当する。セッション制御部 5からのメディア変換要求に応じてコンテンツのビットレートやコーデックゃ画像サイズやメディアフォーマットなどのメディア変換を制御、実行する。端末切替後にメディアを変換する場合には、セッションが再開された後に、メディアを変換できる単位までバッファリングして、メディア変換を行う。この際、再ェンコードすることになるため、電子透かし等の認証機能をコンテンツに付加しても良い。

[0057] これらの通信ネットワーク制御システムの機能要素は、説明を簡単にするために、各図においては単一のモジュールとして示している力実際には、ローミングの場合や、通信相手が同一ネットワーク外の場合を考慮し、上記のような機能要素は各ネットワーク先、ローミング先にあり、 1つのモジュールで実現しているわけではない。実施例における説明では、そのようなやり取りをまとめて一つの処理としてみなすことにより簡略化している。

[0058] また、通信端末は、図示しな!ヽ画像表示装置および入力装置などから構成されるユーザインタフェースと、赤外線、ブルートゥース (登録商標）、あるいは将来実現が有望視されている UWBなどの無線通信方式または USB方式などの有線通信などを用いた近距離通信部とを備えており、端末切替要求機能、端末 ID通知機能、セッシヨン状態再現機能、セッション管理機能、セッション状態送出機能、発呼要求'応答機能、および位置登録機能を発揮する。通信相手先は、アプリケーションサーバ装置でも良いし、通信端末でもよい。

[0059] 次に、図 4を参照しつつ端末切替の手順について説明する。適宜図 1を参照する。

まず、通信端末 23は端末切替要求信号を生成するが、その際にどの端末に切り替えるか指定する必要がある。近距離無線を利用して切替先端末 25と通信して切替先通信端末 25の端末情報を取得し、端末切替要求信号を作成する方法 (C300)、通信端末 25が切替可能な端末リストをユーザ関連情報収集提供部 31から取得している状態で、ユーザが切替先通信端末 25を選択して、端末切替要求信号の作成指示を出す方法を用いることができる（C301)。端末切替要求信号には、通信端末 23のセッション状態や、アプリケーションの状態などが含まれていてもよい。もしくは、サービス移動制御部 21がユーザ関連情報収集提供部 31と定期的に情報のやり取りを行い、ユーザ環境が、端末切替を実行すべき状態になった力否かを判断するようにしても良い（C301，）。

[0060] 端末切替を実行すべき状態の例としては、ネットワーク状態情報により、通信端末（

# 1) 23のネットワークの状態よりも、切替先通信端末（# 2) 25のネットワークの状態のほうが安定して、る場合又は切替先通信端末（ # 2) 25のネットワークの方が高速な場合に切替を行なう可能性が高い。或いは、ユーザプリファレンス情報とユーザ居場所情報と端末プレゼンス情報とを利用して、現在のユーザの居場所には、ユーザの利用できる端末が 2台あり、ユーザがこの場所で優先して使用する（ユーザプリファレンス情報から判断)のは切替先端末（ # 2) 25であると判断される場合に、切替を行なうようにすることちでさる。

[0061] サービス移動制御部 21は、ユーザ関連情報収集提供部 31に対し、ユーザプロファィル 35、デバイスプロファイル 37、ネットワーク状態 33に関する情報を要求し取得する。上記 C301の端末切替要求信号に切替先の通信端末の端末情報が含まれている場合は、デバイスプロファイル 37に端末情報を登録する作業も行う（C302)。サービス移動制御部 21は、次に、ユーザ関連情報収集提供部 31、端末切替要求信号から取得したユーザプロファイル 35、デバイスプロファイル 37、ネットワーク状態 33により、メディア変換の必要性を判断する。

[0062] ユーザの趣味指向や通信端末 23と切替先通信端末 25の能力の差などからメディァ変換の必要があると判断されると、通信相手先 17でメディア変換が可能力否かを問い合わせるようにセッション制御部 5に要求する（C303)。但し、上記ユーザプロフアイル 35、デバイスプロファイル 37、ネットワーク状態 31の取得時に、通信相手先のメディア変換能力を取得している場合は、この手続きを省くことができる。

[0063] セッション制御部 5は、メディア変換能力を通信相手先 17に問、合わせ、メディア変換能力情報を取得し、メディア変換能力情報をサービス移動制御部 21に通知する（C304, C305, C306)。

[0064] サービス移動制御部 21は、メディア変換能力情報を受け取ると、これまで取得した情報からメディア変換先の選定、メディア変換処理の内容の選定、セッション状態の変更の必要性を判断し、それらを含んだセッション切替要求信号をセッション制御部 5に対して送信し (C307)、セッション制御部 5は、モビリティ管理部 3に対して経路設定を指示する（C308)。経路設定が終了するとモビリティ管理部 3から応答 (ACK) が返る（C309)。この経路設定時には、切替先通信端末 25がアクティブでない場合は発呼処理を行う。この時点で通信相手先 17と通信端末 23、通信相手先 17と切替先通信端末 25の 2つの経路が設定されていることになり、マルチキャストなどの同時に 2つの経路の設定が可能な場合は、そのままでいいが、 2つの経路の設定が可能でない場合には、どちらかを保留するなどの処理が必要となる。

[0065] 次に、セッション制御部 5は、通信端末 23に対し、セッションの切替を行う準備が整つたことを示すセッション切替準備信号を送信し、通信端末 23はセッションの切替を了承する力否かを返答する（C310、 C311)。ネットワーク側から自動的に端末切替を行う際には、これが通信端末 23に対して端末切替を行なってもよいかどうかを確認するメッセージとなる。セッション制御部 5は、通信相手先 17にセッションの中断を要求し、通信相手先 17から ACKがかえつてくると、切替先通信端末 25とのセッションの確立を行い、この間に切替先通信端末 25はアプリケーションの起動を行う（C312 〜C315)。 [0066] セッション制御部 5は、セッション切替要求信号に含まれていたメディア変換指示に従い、メディア制御部 7又は通信相手先 17に対しメディア変換を指示する（C316, C 317, C316' , C317' )。続いて、セッションを再開し、通信端末とのセッションを切断する（C318, C319, C320)。この際、モビリティ管理部 3による伝送経路の切断も行われる。最後に、サービス移動制御部 21に対しセッション制御部 5からセッション切替が終了したことを示す信号が送信される（C321)。これにより、通信相手先 17と切り替え先端末 25との通信を開始することができる。

[0067] 次に、本発明の第 2の実施の形態による通信ネットワークの制御システムの一構成例を示す。図 6に示すように、本実施の形態による通信ネットワークの制御システム B は、基本的には図 1に示す構成と同様である力通信端末 22が 1つであり、アクセス方法（1) 22— 1とアクセス方法（2) 22— 2とを切り替えるものである。尚、図 6に示すユーザ関連情報収集提供部 31のうちの必須構成は、ネットワーク状態 33、加入者情報 35— 1、ユーザ居場所管理機能 35— 3、端末能力管理機能 37— 1である。

[0068] 図 5は、同一端末におけるアクセス方法の切替の手順を示す図である。これまでは、図 1及び図 4を参照して、通信端末 (#1) 23と切替先通信端末（# 2) 25との間で切替を行なう手順について説明した力図 5ではアクセス方法 1とアクセス方法 2との間で経路およびセッションを切り替える手順について示す。通信端末 22は、例えば W- CDMAの移動体通信手段に基づくアクセス方法 1と、無線 LANなどのホットスポットで高速の通信を行なうための無線通信手段に基づくアクセス方法 2との 2つのアクセス方法を具備しているものとする。異なるアクセス方法をアクセス方法 1 (22— 1)とァクセス方法 2 (22- 2)として示して!/、る。

[0069] 通信端末 22がどのようなアクセス方法を具備しているかは、ユーザ関連情報収集提供部 31の端末能力管理機能 37— 1において管理されている。ユーザ関連情報収集提供部 31におけるネットワーク状態 33は、アクセス方法 1 (22— 1)の経路、ァクセス方法 2 (22— 2)の経路、それぞれのネットワークの状態を管理し、 QoSや伝送レートゃ無線アクセス方式の種類などをサービス移動制御部 21に提供する。

[0070] アクセス方法 1 (22—1)とアクセス方法 2 (22— 2)とでは、マルチメディアサブシステムやモビリティ管理などの管理 ·制御の運営システムが異なる可能性がある。ユーザ関連情報収集提供部 31は、ネットワークオペレータとは別のサードパーティの企業が運営し、ネットワークオペレータ力情報を収集することにより、サービス移動制御部 21に対し情報を提供する役割を担ってもよい。また、一つのネットワークオペレータがユーザ関連情報収集提供部 31、サービス移動制御部 21、異なるアクセス方法ともすベて管理を行ってもよい。そのため、ユーザ関連情報収集提供部 31と各ネットヮークノードとの間のインターフェイスは標準化されていることが望ましい。ユーザプロフアイルのユーザ居場所管理機能 35— 3は、利用できるアクセス方法がユーザの居場所によって設定されている場合に使用される。例えば、ホットスポットの場所とユーザの位置を関連させて、ユーザがホットスポットのサービス範囲内にいることを示す情報を管理する。また、端末プレゼンス管理情報により、端末の位置を特定し、ホットスポットのサービス範囲内に端末があること管理してもよい。

[0071] 図 4における手順の説明においては、端末切替について説明を行ったが、図 6を参照しつつ同一端末における経路変更について説明する。基本的なフローは、同じものを利用可能である。但し、上記端末切替要求信号は経路切替要求信号に変更される。上記端末切替要求信号には、切替先通信端末の能力が含まれていたが、同一端末内での切替の場合はこの情報は必要とされない。経路切替要求信号は、切替先のアクセス方法や、切替先の電波状況、切替先のルーティングアドレス、切替先のドメイン名、切替先のビットレートなどを含んで、る (C401)。

[0072] また、図 4で説明したようにネットワーク側から自動的に経路変更を行うことも可能であり、その場合には、ユーザ関連情報収集提供部 31とサービス移動制御部 21とによつて切替の判断を行う（C401 ' )。切替の判断は、主としてネットワーク状態と端末プレゼンス管理機能とから提供される情報で行なわれ、例えば、通信端末が 2つのァクセス方法を利用でき、現在使用中のアクセス方法よりも、もう一方のアクセス方法のほうが高いビットレートで通信できることを検知した際に切替を命令する。ビットレートや QoSに応じてメディア変換が必要な場合には、メディア変換の手続きを行う。但し、同一端末であるため、図 4の場合のように、端末の種別や属性の相違による変換の必要はない。またセッションの中断処理については、メディア変換が行われないときには省略も可能であり、アプリケーションの起動処理も必要ない。例えば、セッションに関する情報をまったく変更する必要がない場合には、モビリティ管理部に対して経路変更を指示するだけでアクセス方法の切替が行われる場合もある。その指示は、サ一ビス移動制御部で作成され、具体的な指示を含んだセッション切替要求信号が送信される。これにより、同じ端末においてアクセス方法をスムーズに変更することができる。

[0073] 本発明の実施の形態によれば、ユーザは、自己の状況の変化に応じて、切替要求時の簡単なボタン操作などだけで、使用する通信端末の切り替えを簡単にすることができ、従来より大幅に操作の手間と時間的なロスを軽減することができ、より高度なサ一ビスを享受することができる。

[0074] また、配信側のサーバ装置においても、特別に新規の機能を実装せずに配信サービスが続けられるという利点がある。加えて、受信側の通信端末間の能力が異なっても、データ形式が個々の通信端末に応じて最適化されて伝送されるため、通信端末側にもサーバ装置側にも大きな負荷を与えることがないという利点がある。こうしたサ一ビス提供基盤の共通化により、ユーザは従来型の有線 '無線のネットワークゃサービスの違い、通信端末の種別の違い等を意識することがなくなり、シームレスでュビキタスなサービス環境を享受が可能となる。

産業上の利用可能性

[0075] 本発明は端末自体又は端末の通信方式の切り替えに利用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 第 1の通信端末と該第 1の通信端末と通信を行っている第 2の通信端末との間の通信を中断させることなぐ前記第 2の通信端末を該第 2の通信端末とは異なる第 3の通信端末に切替えて第 1の通信端末と第 3の通信端末との通信を継続させる制御を行う通信ネットワーク制御システムであって、

通信端末間における物理的、論理的な伝送経路を設定し管理するモビリティ管理手段と、

前記伝送経路上において通信端末間のセッションを制御するセッション制御手段とセッションの切り替えを前記セッション制御手段に対して指示するサービス移動制御手段と、

セッションの切り替え時に用いられるユーザ関連情報であって、ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集し前記サービス移動制御手段に対して提供するユーザ関連情報収集提供手段と

を備える通信ネットワーク制御システム。

[2] 前記サービス移動制御手段は、前記第 2の通信端末から端末切替要求信号を受信する力または前記ユーザ関連情報に基づいて端末切替を行うか判断することにより、セッション切替要求信号を生成し、

前記セッション制御手段は、前記セッション切替要求信号を受信して、セッションを中断する機能と、前記モビリティ管理手段に対して前記第 3の通信端末との伝送経路を設定するよう指示する機能と、前記第 3の通信端末との間でセッションを確立する機能と、前記セッション確立後、前記通信相手先との間でセッションを再開する機能と、を有することを特徴とする請求項 1に記載の通信ネットワーク制御システム。

[3] 前記ユーザプロファイルは、ユーザの加入者情報とユーザの居場所情報とユーザの趣味趣向の少なくともいずれかを含み、前記デバイスプロファイルは、デバイスの種類や各デバイスの状態情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項 1 又は 2に記載の通信ネットワーク制御システム。

[4] 前記サービス移動制御手段は、前記ユーザ関連情報収集提供手段からの情報又は前記第 2の通信端末からの端末切替要求に基づ、て、セッション切替要求を前記セッション制御手段に指示することを特徴とする請求項 1又は 2に記載の通信ネットヮーク制御システム。

[5] 前記ユーザ関連情報収集提供手段は、前記サービス移動制御手段からユーザに関する情報提供要求があった際に所有者情報と位置情報とに基づいて関連する情報を提供することを特徴とする請求項 1又は 2に記載の通信ネットワーク制御システム

[6] ネットワーク主導の通信端末切替処理は、ユーザ関連情報収集提供手段から提供される前記第 2の通信端末と前記第 3の通信端末とのネットワーク状態と端末能力情報とに基づいて起動されることを特徴とする請求項 5に記載の通信ネットワーク制御システム。

[7] さらにネットワーク上にメディア変換手段を有し、

前記サービス移動制御手段がメディアに関して指示する情報を生成し、セッション切替要求とともに前記セッション制御手段に送ることを特徴とする請求項 1又は 2に記載の通信ネットワーク制御システム。

[8] 前記メディアの変換処理を行うか否かを、前記第 2の通信端末と前記第 3の通信端末との端末能力とネットワーク状態とに基づいて判断することを特徴とする請求項 7に記載の通信ネットワーク制御システム。

[9] 前記メディアの変換先と、前記メディアの変換処理の方法に関する指示を、ユーザプリファレンスに基づいて判断することを特徴とする請求項 7に記載の通信ネットヮーク制御システム。

[10] 前記メディアの変換先は、通信相手のメディア変換能力とネットワーク上のメディア変換手段の変換能力に基づ!ヽて判断されることを特徴とする請求項 7に記載の通信ネットワーク制御システム。

[11] 前記サービス移動制御手段は、メディア変換能力を取得する要求を前記第 1の通信端末に接続されるネットワークに要求するよう指示する情報を生成することを特徴とする請求項 10に記載の通信ネットワーク制御システム。

[12] 前記第 2の通信端末は切替先の通信端末を指定し、端末切替要求とともにネットヮークに送ることを特徴とする請求項 1又は 2に記載の通信ネットワーク制御システム。

[13] 近距離通信により前記第 3の通信端末との間で予め情報のやり取りを行なって取得した前記第 3の通信端末の端末能力又は端末プレゼンス情報のうちの少なくともいずれか一方を前記端末切替要求に含めることを特徴とする請求項 12に記載の通信ネットワーク制御システム。

[14] メディア変換先、メディア変換処理方法の指示情報を端末切替要求とともに行うことを特徴とする請求項 12に記載の通信ネットワーク制御システム。

[15] 第 1の通信端末と該第 1の通信端末と通信を行っている第 2の通信端末であって、複数のアクセス方法を有する第 2の通信端末との間の通信を中断させることなぐ当該通信を行って、る少なくとも一つのアクセス方法を、前記通信を行って、な、他のアクセス方法へ切替えて前記通信を継続させる制御を行う通信ネットワーク制御システムであって、

前記伝送経路上において通信端末間のセッションを制御するセッション制御手段とセッションの切替えを前記セッション制御手段に対して指示するサービス移動制御手段と、

ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集し提供するユーザ関連情報収集提供手段と、を有し、

前記サービス移動制御手段は、該ユーザ関連情報収集提供手段からの情報、または、通信端末からのアクセス方法切替要求信号に基づいて、セッション切替要求信号を生成し、前記セッション制御手段に命令することを特徴とする通信ネットワーク制御システム。

[16] 前記ユーザ関連情報収集提供手段は、前記サービス移動制御手段力ユーザに関する情報の要求があった際に、所有者情報と位置情報とに基づいて関連する情報を前記サービス移動制御手段へ提供することを特徴とする請求項 15に記載の通信ネットワーク制御システム。

[17] ネットワーク主導によるアクセス方法の切替処理の起動を、前記通信端末のプレゼンス情報とネットワーク状態との少なくとも、ずれか一方に基づ、て判断することを特徴とする請求項 15に記載の通信ネットワーク制御システム。

[18] ネットワーク主導のアクセス方法の切替は、ユーザの居場所情報とユーザプリファレンスとに基づいて行われることを特徴とする請求項 17に記載の通信ネットワーク制御システム。

[19] さらに、メディア変換手段をネットワーク内に有しており、該メディア変換手段において、前記サービス移動制御手段がメディア変換先とメディア変換処理方法にっヽて指示する情報を生成することを特徴とする請求項 15に記載の通信ネットワーク制御システム。

[20] 前記メディア変換処理方法は、現在のアクセス方法と切替先のアクセス方法とのネットワーク状態に基づいて判断されることを特徴とする請求項 19に記載の通信ネットワーク制御システム。

[21] 前記メディア変換先、前記メディア変換処理方法に関する指示を、前記ユーザプリファレンスに基づいて行うことを特徴とする請求項 20に記載の通信ネットワーク制御システム。

[22] 前記メディア変換先は、通信相手のメディア変換能力とネットワークのメディア変換手段の変換能力との少なくともいずれか一方に基づいて判断されることを特徴とする請求項 21に記載の通信ネットワーク制御システム。

[23] 前記サービス移動制御手段は、メディア変換能力取得する要求を通信相手のネットワークに要求するよう指示することを特徴とする請求項 22に記載の通信ネットワーク制御システム。

[24] 前記第 2の通信端末が切替先のアクセス方法を指定し、アクセス方法切替要求信号に含めてネットワークへ送信することを特徴とする請求項 15に記載の通信ネットヮーク制御システム。

[25] 前記メディア変換先、前記メディア変換処理方法の指示情報のうちの少なくともいずれか一方を、アクセス方法切替要求に含めることを特徴とする請求項 24に記載の通信ネットワーク制御システム。

[26] 第 1の通信端末と該第 1の通信端末と通信を行っている第 2の通信端末との間において物理的、論理的な伝送経路を設定された状態において、セッションの切り替え時に用いられるユーザ関連情報であって、ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集するステップと、

前記伝送経路上において通信端末間におけるセッションの切替えが指示された場合に、該セッションの切替え指示に応じて、収集された前記ユーザ関連情報に基づいて前記第 1の通信端末と前記第 2の通信端末との間の通信を中断させることなぐ前記第 2の通信端末を該第 2の通信端末とは異なる第 3の通信端末に切替えて第 1 の通信端末と第 3の通信端末間において通信を継続させるためのセッションの切り替えを行うステップと

を備える通信ネットワーク制御方法。

[27] ユーザに関する情報の要求があった際に、所有者情報と位置情報とに基づいて関連する情報を提供するステップを有することを特徴とする請求項 26に記載の通信ネットワーク制御方法。

[28] ネットワーク主導の端末切替の起動を、前記第 2の通信端末と前記第 3の通信端末との間のネットワーク状態と端末能力情報とのうちの少なくともいずれか一方に基づいて行なうことを特徴とする請求項 26に記載の通信ネットワーク制御方法。

[29] メディア変換先とメディア変換処理方法にっ、て指示する情報を生成するステップと、該情報に基づいてセッション切替に関するセッションの指示を行うことを特徴とする請求項 26に記載の通信ネットワーク制御方法。

[30] 前記メディア変換先を、通信相手のメディア変換能力とネットワークのメディア変換手段との変換能力とに基づいて判断することを特徴とする請求項 29に記載の通信ネットワーク制御方法。

[31] メディア変換能力を取得するための要求を通信相手のネットワークに要求するように指示する情報を生成するステップを有することを特徴とする請求項 30に記載の通信ネットワーク制御方法。

[32] 第 1の通信端末と該第 1の通信端末と通信を行っており複数のアクセス方法を有する第 2の通信端末との間において物理的、論理的な伝送経路を設定された状態において、セッションの切り替え時に用いられるユーザ関連情報であって、ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集するステップと、前記伝送経路上において通信端末間のおけるセッションの切替えが指示された場合に、該セッションの切替え指示に応じて、収集された前記ユーザ関連情報に基づいて前記第 1の通信端末と前記第 2の通信端末との間の通信を中断させることなぐ前記第 2の通信端末におけるアクセス方法を切替えて通信を継続させるためのセッシヨンの切り替えを行うステップと

を備える通信ネットワーク制御方法。

[33] ユーザに関する情報の要求があった際に、前記通信端末の所有者情報と位置情報とに基づいて関連する情報を提供するステップを有することを特徴とする請求項 3 2に記載の通信ネットワーク制御方法。

[34] ネットワーク主導によるアクセス方法の切替処理の起動を、前記通信端末のプレゼンス情報とネットワーク状態との少なくとも、ずれか一方に基づ、て判断することを特徴とする請求項 32に記載の通信ネットワーク制御システム。

[35] メディア変換先とメディア変換処理方法にっ、て指示する情報を生成するステップと、

該情報に基づいてセッション切替に関するセッションの指示を行うことを特徴とする請求項 32に記載の通信ネットワーク制御方法。

[36] 前記メディア変換先を、通信相手のメディア変換能力とネットワークのメディア変換手段との変換能力とに基づいて判断することを特徴とする請求項 35に記載の通信ネットワーク制御方法。

[37] メディア変換能力を取得するための要求を通信相手のネットワークに要求するように指示する情報を生成するステップを有することを特徴とする請求項 36に記載の通信ネットワーク制御方法。

[38] 通信端末間における物理的、論理的な伝送経路を設定し管理するモビリティ管理手段と、前記伝送経路上にお!、て通信端末間のセッションを制御するセッション制御手段と、セッションの切替えを前記セッション制御手段に対して指示するサービス移動制御手段と、セッションの切り替え時に用いられるユーザ関連情報であって、ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集し前記サービス移動制御手段に対して提供するユーザ関連情報収集提供手段とを備える通信ネットワーク制御システムにお、て用いられる通信端末であって、

前記サービス移動制御手段への端末切り替え要求を行い、前記通信端末は、切替先の通信端末を指定し、端末切替要求に含めてネットワークへ送信することを特徴とする通信端末。

[39] 前記通信端末は、近距離通信により切替先の通信端末との間で予め情報のやり取りを行なって、切替先の端末能力や端末プレゼンス情報を端末切替要求に含めることを特徴とする請求項 38に記載の通信端末。

[40] メディア変換先、メディア変換処理方法の指示情報を前記端末切替要求に含めることを特徴とする請求項 38に記載の通信端末。

[41] 通信端末間における物理的、論理的な伝送経路を設定し管理するモビリティ管理手段と、前記伝送経路上にお!、て通信端末間のセッションを制御するセッション制御手段と、セッションの切替えを前記セッション制御手段に対して指示するサービス移動制御手段と、セッションの切り替え時に用いられるユーザ関連情報であって、ネットワーク状態と、ユーザに関するユーザプロファイルと、デバイスに関するデバイスプロファイルと、のうちの少なくともいずれかを含むユーザ関連情報を収集し前記サービス移動制御手段に対して提供するユーザ関連情報収集提供手段とを備える通信ネットワーク制御システムにおいて、第 1の通信端末と該第 1の通信端末と通信を行つている第 2の通信端末であって複数のアクセス方法を有する第 2の通信端末との間の通信を中断させることなぐ当該通信を行っている少なくとも一つのアクセス方法を、前記通信を行って、な、他のアクセス方法へ切替えて前記通信を継続させる制御を行う第 2の通信端末であって、前記第 2の通信端末が切替先のアクセス方法を指定し、アクセス方法切替要求信号に含めてネットワークへ送信することを特徴とする第 2 の通信端末。

メディア変換先、前記メディア変換処理方法の指示情報のうちの少なくともいずれか一方を、アクセス方法切替要求に含めることを特徴とする請求項 41に記載の第 2 の通信端末。