WO2004084057A1

WO2004084057A1 - 表示制御装置及びプログラム

Info

Publication number: WO2004084057A1
Application number: PCT/JP2004/003702
Authority: WO
Inventors: Yasuyuki Fujita
Original assignee: Brother Kogyo Kabushiki Kaisha
Priority date: 2003-03-18
Filing date: 2004-03-18
Publication date: 2004-09-30
Also published as: EP1605337A4; US7779365B2; JP2004280655A; CN100403233C; CN1759371A; US20060150117A1; EP1605337A1

Abstract

表示制御装置は、画面上に、第１の表示領域と、第２の表示領域とを表示させる表示制御装置であって、第１の表示領域の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第１の制御手段と、第１の制御手段による制御結果に基づいて、第２の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第２の制御手段とを備えている。

Description

明細書表示制御装置及ぴプログラム技術分野

本発明は、画面上に複数の表示領域を表示させる表示制御装置及びプログラムに関する。背景技術

P C (Personal Computer) 等のディスプレイ上に、ポタンやメニューをグラフィックス表示するユーザ一インタ一フェイス GU I (Graphical User Interface) 環境の一つとして、作業中のデータやメッセ一ジが表示されるウインドウを複数表示することのできるシステムが知られている。このようなシステムは、ウインドウを複数表示することによる視覚的な作用により P Cの操作性を向上させることができる。

日本の公開特許公報特開 2 00 0— 1 1 26 1 3号には、このようなシステムの一つが記載されている。本公報に記載されたシステムは、 1つのアプリケ一ションソフトを使用するために、 1つのウインドウをペインと呼ばれる複数の領域に分割して表示したり、独立したウィンドウを複数表示したりすることができる。発明の開示

しかしながら、 1つのウィンドウに複数のペインを表示する場合には、 1つのペインの形状が他のペインの形状を制限する関係にあるため、ペインの視認性が低下する場合がある。また、独立したウィンドウを複数表示する場合には、画面上の視認範囲に制限があり、ウィンドウが互いに重なって配置されたりするため、ウィンドゥの視認性が低下する場合がある。このようにアプリケーションソフトの視認性が低下するとアプリケーションソフトの操作性も低下することになる。従来、このような場合には、ユーザが手動による操作を行って、ペインやウィンドウの表示状態が最適になるように、ペインまたはウインドウの形状や画面上の配置位置等を調整するしかなかった。しかしこのような作業は煩雑であり、アブリケーションソフトの操作性が低下するという問題点が生じる。

そこで、本発明は、複数の表示領域を有するアプリケーションソフトの視認性、及び操作性を向上させる表示制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明の一つの側面による表示制御装置は、画面上に、第 1の表示領域と、第 2の表示領域とを表示させる表示制御装置であって、第 1の表示領域の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 1の制御手段と、第 1の制御手段による制御結果に基づいて、第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 2の制御手段とを備えている。

このような構成によれば、第 1の表示領域の状態に基づいて、第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかが自動調整されるため、アプリケ—ションソフトの視認性、及び操作性を向上させることができる。

本発明の別の側面によるプログラムは、画面上に、第 1の表示領域と、第 2の表示領域とを表示させるためのプログラムであって、第 1の表示領域の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 1の制御手段、及び、第 1の制御手段による制御結果に基づいて、第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 2の制御手段としてコンピュータを機能させる。

このような構成によれば、第 1の表示領域の状態に基づいて、第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかが自動調整されるため、アプリケ一ションソフトの視認性、及び操作性を向上させることができる。

本発明の別の側面によれば、画面上への表示を制御する表示制御装置であって、編集を行う為の編集領域の状態を制御する第 1の制御手段と、第 1の制御手段による編集領域の状態の変更に応じて、編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態を制御する第 2の制御手段とを備える表示制御装置が提供される。

このような構成によれば、編集領域の状態に基づいて、補助領域の状態が自動調整されるため、アプリケーションソフトの視認性、及び操作性を向上させることができる。

本発明の別の側面によれば、画面上への表示を制御する表示制御装置であって、編集を行なう為の編集領域に対する印刷領域の状態を制御する第 1の制御手段と、第 1の制御手段による編集領域の印刷領域に対する状態の変更に応じて、編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態が変わるよう制御する第 2の制御手段とを備える表示制御装置が提供される。

このような構成によれば、編集領域に対する印刷領域の状態に基づいて、補助領域の状態が自動調整されるため、アプリケーションソフトの視認性、及び操作性を向上させることができる。

本発明の別の側面によれば、画面上への表示を制御する為の方法であって、編集を行う為の編集領域の状態を検出し、編集領域の状態の検出結果に基づいて、編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態について変更が必要であるかどうかを判定し、この判定により補助領域の状態の変更が必要である場合には補助領域の状態を変更することから成る表示制御方法が提供される。このような構成によれば、編集領域の状態に基づいて、補助領域の状態を自動調整することができるため、アプリケーションソフトの視認性、及び操作性を向上させることができる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の一実施の形態に係る表示制御装置である P Cの構成を示したブロック図である。

第 2図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、表示状態制御機能をオフとした状態での操作画面の一例である。

第 3図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、印刷領域が横長になるように変更した場合の操作画面の一例である。

第 4図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、印刷領域が縦長になるように変更した場合の操作画面の一例である。

第 5図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、編集領域に対する文字入力の入力方向を縦方向に変更した時の操作画面の一例である。

第 6図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、補助領域にサンプル表示が配置されている場合に、編集領域に対する文字入力の入力方向を横方向に変更した時の操作画面の一例である。

第 7図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、補助領域にサンプル表示が配置されている場合に、編集領域に対する文字入力の入力方向を縦方向に変更した時の操作画面の一例である。

第 8図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、補助領域がペイン表示にされている場合に、編集領域の表示範囲を拡大した場合の操作画面の一例である。

第 9図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、補助領域がフロ —ティング表示にされている場合に、編集領域の配置位置を変更した時の操作画面の一例である。 ■

第 1 0図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、補助領域がフ口一ティング表示にされている場合に、編集領域の配置位置を変更した時の操作画面の一例である。

第 1 1図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、表示状態制御機能の内容を設定する設定画面を起動した操作画面の一例である。

第 1 2図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、印刷領域の配置方向の変更に基づく、ペイン形状の自動調整の処理手順を示すフローチャートである。

第 1 3図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、編集領域に対する文字入力の入力方向の変更に基づく、ペイン形状の自動調整の処理手順を示すフローチヤ一トである。

第 1 4図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、サンプル表示の自動調整の処理手順を示すフローチヤ一トである。

第 1 5図は、第 1図に示す P C上で起動するエディ夕において、フローテイングとペインの自動切替えの処理手順を示すフローチヤ一トである。

第 1 6図は、第 1図に示す P C上で起動するエディタにおいて、フローテイング位置の自動調整の処理手順を示すフローチヤ一卜である。発明を実施する為の最良の形態

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。

本実施の形態に係る表示制御装置の構成について第 1図を参照しつつ説明する。第 1図は、表示制御装置として機能させる P C (Personal Computer) 1の構成を示したブロック図である。 P C 1は、 CPU (Central Processing Unit) 2と、 ROM (Read Only Memory) 3と、 RAM (Random Access Memory) 4と、 HDD (Hard Disk Drive) 5と、 C D— R〇 Mドライブ 6と、インタ一フェース 7と、ディスプレイ 8と、操作部 9とを有しており、これらはシステムバス 1 0によって互いに結合されている。そして P C 1は、インターフエース 7を介して印刷装置 1 1と接続されている。

CPU2は、 P C 1を制御するための中央演算処理装置である。 CPU 2は、システムバス 1 0を介して、 P C 1内の全てのデバイスとの間で指示およぴデ一夕の送受信等を行う。また、 CPU2は、 OS (Operating System) やアプリケーシヨンソフトを HDD 5から読み出して実行する。

ROM 3は、読み出し専用記憶装置であり、 CPU 2が使用する主記憶空間の一部を構成する。 ROM3には、 P C 1の 0 Sを立ち上げるためのプログラム等が記憶されている。 RAM4は、 ROM3と同様に CPU2が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し · 書き込み可能な揮発性記憶装置である。

HDD 5は、読み出し ·書き込み可能な記憶装置及びその読取装置である。 H DD 5には、 OS 21、エディタ 22、プリンタドライバ 2 3等のソフトウェアが記憶されている。 OS 2 1は、 P C 1を動作させるオペレーティングシステムである。尚、 P C 1では、オペレーティングシステムとしてマイクロソフトウインドウズ（登録商標）を使用している。

エディタ 22は、 OS 2 1上で起動するアプリケーションソフトであり、印刷装置 1 1で印刷されるべき印刷内容の作成、編集、及び印刷を行う機能を有する。また、エディ夕 22は、ディスプレイ 2に表示されるウィンドウの表示状態を制御する表示状態制御機能を有している。プリンタドライバ 23は、エディタ 22 等のアプリケーションプログラムに、印刷装置 1 1を用いて印刷を行う為の機能を提供する。

CD— ROMドライブ 6は、記憶媒体である CD— ROMを読み出す装置である。 CD— ROMドライブ 6は、例えば、 OS 2 1、エディタ 22、プリンタドライバ 23等が記憶された CD— RQMを HDD 5にィンストールする場合に使用される。インターフェース 7は、 P C 1と印刷装置 1 1等の外部装置とを接続するためのインタ一フェース（例えば US B (Universal Serial Bus) ) である。ディスプレイ 8は、液晶ディスプレイ等の表示装置である。操作部 9は P C 1を操作するための装置、例えばキーボードや、マウス等である。ュ一ザは、キーポ一ドゃマウス等を操作することにより P C 1に対して指示を行う。

印刷装置 1 1は、一方向に沿った長さが可変な矩形状印刷媒体であるテープ状の印刷媒体に対して印刷を行う印刷装置である。尚、印刷装置 1 1は、通常の印刷用紙を印刷媒体とする印刷装置でもよいし、スタンプ用の I Dラベルを印刷媒体とする印刷装置でもよい。

次に P C 1上で起動するエディタ 22の操作画面について第 2図を参照しつつ説明する。第 2図は、後述する表示状態制御機能をオフとした状態での、エディタ 2 2の操作画面の一例である。

第 2図に示すように、ウィンドウ 3 1は、メニューバ一32と、編集領域 33 と、補助領域 41を有する。メニューバ一 32は、エディタ 22を操作するためのメニューが配置されている領域である。ユーザは、全ての機能をメニューバ一 32に配置されているメニューの中から選択して実行することができる。例えば、編集領域 3 3の表示内容の方向を変更する場合には、ユーザは、メニュ一バー 3 2の「表示（V) 」をマウスでクリックし、エディタ 2 2の表示関連の各機能が割り付けられたメニューを表示する。次に、ユーザは、表示されたメニューの中から編集領域 33の表示内容の方向を変更させる旨の表記部分を更にマウスでクリックする。エディ夕 22が有する他の機能も同様の方法により実行可能である。編集領域 33は、印刷装置 1 1により印刷されるべき印刷内容を作成、または編集するための領域である。編集領域 33は、編集領域 33の表示内容である印刷領域 34と、スクロールバー 5 1とを有している。印刷領域 34は、印刷媒体である印刷用紙の形状を摸して区画された領域である。印刷領域 3 4における編集内容は、そのまま印刷物の印刷内容に反映される。つまり、エディタ 2 2は、 WY S I W Y G (Wh a t You S ee I s Wh a t You Ge t ) を実現している。スクロ —ルバ一 5 1は、編集領域 3 2に表示されている内容を、スクロールさせるためのバ一である。

補助領域 4 1は、編集領域 3 3における印刷内容の作成または編集作業を補助するための領域であり、編集領域 4 1には機能アイコン 4 2 a ~ 4 2 cが配置されている。機能アイコン 4 2 a〜4 2 cは、編集領域 3 3において頻繁に使用される機能、例えば文字装飾機能、イメージ入力機能、イメージ変形機能等をアイコン化したものである。機能アイコン 4 2 a〜 4 2 cをマウスでクリック、または編集領域 3 3にドラックすることで、機能アイコン 4 2 a〜4 2 cに割当てられた機能が実行される。尚、機能アイコン 4 2 a ~ 4 2 cの内容やアイコンの数は、ユーザの設定により、自在に変更可能である。

また、補助領域 4 1 には、機能アイコン 4 2 a〜4 2 cだけでなく、編集領域 3 3における印刷内容の作成または編集作業を補助するために様々なデータを表示することができる。例えば、補助領域 4 1には、編集領域 3 3に入力する文例のサンプル等を表示することができる（第 6図参照）。補助領域 4 1は、ウィンドウ 3 1内に組み込まれて表示されるペイン表示と、ウィンドウ 3 1から独立したウィンドウとして表示されるフ口一ティング表示との 2つの表示方法により表示される。

エディタ 2 2においては、ユーザが操作することにより、編集領域 3 3、印刷領域 3 4及び補助領域 4 1の表示状態が自在に調整可能になっている。第 2図の例では、編集領域 3 3 と補助領域 4 1 とが、ウィンドウ 3 1を左右に分割するように縦長の状態で組み込まれ、且つ編集領域 3 3の印刷領域 3 4が横長になるように配置されている。このような配置の場合、補助領域 4 1が編集領域 3 3の横方向長さを制限し、編集領域 3 3の横方向の視認範囲が狭くなる。このため、横長な印刷領域 3 4の視認性及び操作性が低下することになる。そこで、エディタ 2 2においては、ユーザが表示状態制御機能を機能させるように設定することで、編集領域 3 2の視認性、及び操作性が低下しないように、補助領域 4 1が最適な形状、表示内容、及び配置位置に調整される。

C P U 2が H D D 5に記憶されているエディ夕 2 2のプログラムに従って命令を実行することにより、 p C 1はエディタ 2 2として機能する。エディ夕 2 2のプログラムに従って動作する C P U 2は、ユーザがマウスやキーポ一ドを操作することにより編集領域 3 3の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置を制御する第 1の制御手段として機能する。更に C P U 2は、第 1の制御手段による制御結果に基づいて補助領域 4 1の形状、表示内容、及ぴ配置位置を制御する第 2の制御手段としても機能する。つまり、第 ' 2の制御手段の作用により、 P C 1が表示状態制御機能を実現している。

次に、表示状態制御機能の詳細について説明する。表示状態制御機能は、ュ一ザの指示により変更された、編集領域 3 3の状態に基づいて、補助領域 4 1の形状、表示内容、及ぴ配置位置の少なくともいずれかを変更する機能である。表示状態制御機能は、（ 1 ) ペイン形状の自動調整、（2 ) サンプル表示の自動調整、 ( 3 ) フローティング表示とペイン表示との自動切換え、及び（4 ) フローティング位置の自動調整を含んでいるため、夫々について順に説明する。

まず、（ 1 ) ペイン形状の自動調整について第 3図〜第 5図を参照しつつ説明する。第 3図は、印刷領域 3 4の配置方向を、印刷領域 3 4が横長になるように変更した場合の操作画面の一例である。第 4図は、印刷領域 3 4の配置方向を、印刷領域 3 4が縦長になるように変更した場合の操作画面の一例である。第 5図は、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向を縦方向に変更した時の操作画面の一例である。尚、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向を横方向に変更した時の操作画面は第 3図と同様である。

ペイン形状の自動調整とは、ウィンドウ 3 1のペインとして組み込まれた補助領域 4 1の形状を、ユーザによる編集領域 3 3の状態の変更結果に基づいて変更することである。さらに、ュ一ザによる編集領域 3 3の状態の変更には、（a ) 印刷領域 3 4の配置方向の変更と、（b ) 編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更とが含まれる。

まず、（a ) 印刷領域 3 4の配置方向の変更結果に基づく、ペイン形状の自動調整について説明する。印刷領域 3 4の配置方向の変更とは、編集領域 3 3に配置される印刷領域 3 4の配置方向を変更することである。

具体的には、捕助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより、印刷領域 3 4の配置方向が、印刷領域 3 4が横長になるように変更されると、第 3図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1の形状が、ウィンドゥ 3 1を上下に分割するペイン表示に変更される。そして、補助領域 4 1には、機能アイコン 4 2 a〜4 2 cも横方向に並ぶように配置される。このように編集領域 3 3と補助領域 4 1とがウィンドウ 3 1内に上下に配置されることで、第 2 図と比較すると明らかなように、印刷領域 3 4の横方向の視認可能領域が広がることになる。

補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより、印刷領域 3 4 の配置方向が、印刷領域 3 4が縦長になるように変更されると、第 4図に示すように、表示状態制御機能により、捕助領域 4 1の形状が、ウィンドウ 3 1を左右に分割するペイン表示に変更される。また、補助領域 4 1には、機能アイコン 4 2 a ~ 4 2 cも縦方向に沿うように配置される。このように編集領域 3 3と補助領域 4 1 とがウィンドウ 3 1内に左右に配置されることで、第 3図と比較すると明らかなように印刷領域 3 4の縦方向の視認可能領域が広がることになる。その結果、編集領域 3 3の操作性、及び視認性を向上させることができる。

次に、（b ) 編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更結果に基づく、ペイン形状の自動調整について説明する。編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更とは、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向を縦方向または横方向に変更することである。

具体的には、補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が横方向に変更されると、第 3図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1の形状が、ウィンドウ 3 1を上下に分割するペイン表示に変更される。また、補助領域 4 1には、機能アイコン 4 2 a ~ 4 2 cが横方向に沿うように配置される。このように編集領域 3 3と補助領域 4 1 とがウィンドウ 3 1内に上下に配置されることで、第 2図と比較すると明らかなように編集領域 3 3の横方向の視認可能領域が広がることになる。補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が縦方向に変更されると、第 5図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1の形状が、ウィンドウ 3 1を左右に分割するペイン表示に変更される。また、補助頜域 4 1には、機能アイコン 4 2 a〜4 2 cが縦方向に沿うように配置される。このように編集領域 3 3と補助領域 4 1 とがウィンドウ 3 1内に左右に配置されることで、第 3図と比較すると明らかなように編集領域 3 3の縦方向の視認可能領域が広がることになる。その結果、編集領域 3 3に対して文字入力がしゃすくなる。

次に、（2 ) サンプル表示の自動調整について第 6図、第 7図を参照しつつ説 -明する。第 6図は、補助領域 4 1にサンプル表示 4 3が配置されている場合に、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向を横方向に変更した時の操作画面の一例である。第 7図は、補助領域 4 1にサンプル表示 4 3が配置されている場合に、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向を縦方向に変更した時の操作画面の一例である。

サンプル表示の自動調整とは、補助領域 4 1に配置されているサンプル表示 4 3の表示内容を、ユーザによる編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更結果に基づいて縦向きまたは横向きに変更することである。

ここでサンプル表示 4 3とは、編集領域 3 3に入力される内容のサンプルが表示される表示領域である。ユーザは、メニューバ一 3 2からサンプル表示機能を呼び出すことにより、補助領域 4 1にサンプル表示 4 3を表示することができる。さらにユーザは、サンプル'表示 4 3に表示されているサンプルの中から希望するサンプルを選択して編集領域 3 3に入力することができる。例えば、メニューバ —3 2から挨拶文のサンプル表示機能を呼び出した場合は、サンプル表示領域 4 3に、挨拶文のサンプルが複数表示される。

具体的には、補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が横方向に変更されると、第 6図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1のサンプル表示 4 3の表示内容が横向きになるように変更される。このようにサンプル表示 4 3の表示内容が編集領域 3 3の文字入力方向に合わせて横向きに変更されることで、編集領域 3 3 の文字入力方向とサンプル表示 4 3の表示内容の方向とが同じになる。補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が縦方向に変更されると、第 7図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1のサンプル表示 4 3の表示内容が縦向きになるように変更される。このようにサンプル表示 4 3の表示内容が編集領域 3 3の文字入力方向に合わせて縦向きに変更されることで、編集領域 3 3の文字入力方向とサンプル表示 4 3の表示内容の方向とが同じになる。その結果、編集領域 3 3に対して文字入力を行う際に、サンプル表示 4 3の内容を参照しやすくなる。次に、（3 ) フローティング表示とペイン表示との自動切換えについて第 8図を参照しつつ説明する。第 8図は、補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、編集領域 3 3の表示範囲を拡大した場合の操作画面の一例である。

フローティング表示とペイン表示との自動切換えとは、ユーザによる編集領域 3 3に対する表示範囲の変更結果に基づいて、捕助領域 4 1の形状を、補助領域 4 1がウィンドウ 3 1から独立したウインドウとして表示されるフローティング表示、または補助領域 4 1がウィンドウ 3 1にペインとして組み込まれるペイン表示に切換えることである。

具体的には、第 2図〜第 7図のように補助領域 4 1がペイン表示にされている状態で、ユーザにより編集領域 3 3の表示範囲が所定の範囲以上に拡大されると、表示状態制御機能により、第 8図に示すように、補助領域 4 1の形状がフローテイング表示になるように変更される。このように、補助領域 4 1の形状がフローティング表示に変更されると、補助領域 4 1の表示領域の範囲が、補助領域 4 1 に表示されている機能アイコン 4 2 a〜 4 2 cの数に応じて変更される。その結果、補助領域 4 1に表示される機能アイコン 4 2 a〜4 2 cの数が少ない場合には、編集領域 3 3の表示範囲がより広くなる。

さらに、ユーザが、フローティング表示された補助領域 4 1を移動させたり、表示範囲をさらに狭くさせたりすることで編集領域 3 3の表示範囲がより一層広くなる。したがって、編集領域 3 3の視認性及び操作性をさらに向上させることができる。

逆に、第 8図のように補助領域 4 1がフローティング表示されている状態で、ユーザによりウインドウ 3 1の外枠がドラックされることで、編集領域 3 3の表示範囲が所定の範囲以下に縮小されると、表示状態制御機能により、捕助領域 4 1の形状が、第 5図に示すようなペイン表示に変更される。その結果、エディ夕 2 2が使用する領域が小さくなる。

次に、（4 ) フローティング位置の自動調整について第 9図、第 1 0図を参照しつつ説明する。第 9図、第 1 0図は、補助領域 4 1がフローティング表示されている場合に、編集領域 3 4の配置位置を変更した場合における画面 5 3上の操作画面の一例である。

フローティング位置の自動調整とは、ユーザによる編集領域 3 3に対する配置位置の変更結果に基づいて、フローティング表示された補助領域 4 1の配置位置を、編集領域 3 3の視認範囲が最大になるような位置に変更することである。具体的には、補助領域 4 1がフローティング表示にされている状態で、ユーザにより、編集領域 3 3がウインドウ 3 1 と一体となって、画面 5 3の左上に移動されると、第 9図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1の配置位置が、ウィンドウ 3 1の反対側である右下になるように変更される。また、ュ —ザにより、編集領域 3 3がウィンドウ 3 1と一体となって、画面 5 3の右下に移動されると、第 1 0図に示すように、表示状態制御機能により、補助領域 4 1 の配置位置が、ウィンドウ 3 1の反対側である左上になるように変更される。このように補助領域 4 1の配置位置は、表示状態制御機能により、常に編集領域 3 3の視認領域が最大になるような位置に変更される。その結果、補助領域 4 1 と編集領域 3 3とが重なる範囲が小さくなり、編集領域 3 3の表示範囲が広くなる。したがって、編集領域 3 3を移動させても、編集領域 3 3の視認性及び操作性を維持することができる。

次に、表示状態制御機能に関する設定について第 1 1図を参照しつつ説明する。第 1 1図は、表示状態制御機能の内容を設定する設定ウインドウ 5 2を起動した操作画面の一例である。メニューバー 3 2に配置されているメニューから ¾示状態制御機能の設定機能を呼び出すことにより、第 1 1図に示すような、表示状態制御機能の設定ウィンドウ 5 2が表示される。設定ウィンドウ 5 2には、「ペイン形状の自動調整」、「サンプル表示の自動調整」、「フローティングとペインの自動切替え」、及び「フローティング位置の自動調整」のチェックボックスが配置されている。さらに、「ペイン形状の自動調整」のチェックボックスがチェックされると、その枠内に「用紙の向きに合わせる」、及び「文字入力の入力方向に合わせる」のラジオポタンが表示される。

「ペイン形状の自動調整」のチェックボックスにチェックをいれ、且つ「用紙の向きに合わせる」のラジオポタンを選択することで、表示状態制御機能が、前述した「（ 1 ) ( a ) 印刷領域 3 4の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整」を行うように設定される。また、「ペイン形状の自動調整」のチェックポックスにチェックをいれ、且つ「文字入力の入力方向に合わせる」のラジオボタンを選択することで、表示状態制御機能が、「前述した（ 1 ) ( b ) 編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整」を行うように設定される。

また、「サンプル表示の自動調整」のチェックボックスにチェックをいれることで、表示状態制御機能が、前述した「（2 ) サンプル表示の自動調整」を行うように設定される。また、「フローティングとペインの自動切替え」のチェックボックスにチェックをいれることで、表示状態制御機能が、前述した「（3 ) フ口一ティングとペインの自動切替え」を行うように設定される。また、「フローティング位置の自動調整」のチェックボックスにチェックをいれることで、表示状態制御機能が、前述した「（4 ) フローティング位置の自動調整」を行うよう f 設疋れ。

このように、ユーザは、設定ウィンドウ 5 2の設定内容を変更することにより、表示状態制御機能の制御内容を自在に変更することができる。これにより、補助領域 4 1の形状、表示内容、及び配置位置の変更を、ユーザの意思に沿ったものにすることができる。

次に、表示状態制御機能の各処理手順について第 1 2図〜第 1 6図を参照しつつ説明する。第 1 2図は、印刷領域 3 4の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整の処理手順を示すフローチヤ一トである。第 1 3図は、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整の処理手順を示すフローチャートである。第 1 4図は、サンプル表示の自動調整の処理手順を示すフローチャートである。第 1 5図は、フローティングとペインの自動切替えの処理手順を示すフローチヤ一トである。第 1 6図は、フローティング位置の自動調整の処理手順を示すフローチャートである。第 1 2図〜第 1 6図に示す処理は、エディタ 2 2が動作している間は、一定時間毎に呼び出される。なお、第 1 2図〜第 1 6図に示す処理は、 C P U 2による制御の下で実行される。

「（1) (a) 印刷領域 34の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整」の動作について説明する。第 12図に示すように、ステップ S 1 1 0 (以下 S 1 1 0と略す、他のステップも同様）に移行し、補助領域 41がペイン表示にされている状態で、ユーザにより、印刷領域 34の向きが変更されたか否か判断する。印刷領域 34の向きが変更されていない場合には（S 1 1 0 ： NO) 、第 12図の処理は終了する。

印刷領域 34の向きが変更された場合には（S 1 1 0 ： YE S) 、処理は S 1

20に移行し、設定ウィンドウ 52により、印刷領域 34の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定されているか否か判断する。印刷領域 34の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定されていない場合には（S 1 20 ： NO) 、第 1 2図の処理は終了する。

印刷領域 34の配置方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定されている場合には（S 120 ： YE S) 、処理は S 1 3 0に移行し、補助領域 41のペイン表示が、最適な形状で表示されているか否か判断する。具体的には、ュ一ザにより、印刷領域 34の配置方向が、印刷領域 34が横長になるように変更された場合には、補助領域 41が、ウィンドウ 3 1を上下に分割するペイン表示にされているとき、補助領域 41のペイン表示は最適な形状で表示されていると判断される。また、ユーザにより、印刷領域 34の配置方向が、印刷領域

34が縦長になるように変更された場合には、補助領域 41が、ウィンドウ 3 1 を左右に分割するペイン表示にされているときに、補助領域 41のペイン表示は最適な形状で表示されていると判断される。

補助領域 41のペイン表示が、最適な形状で表示されている場合には（S 1 3 0 ： YE S) 、第 1 2図の処理は終了する。補助領域 4 1のペイン表示が、最適な形状で表示されてない場合には（S 1 3 0 ： NO) 、処理は S 140に移行し、捕助領域 4 1のペイン表示が、前述した最適な形状になるように変更する。その後、第 12図の処理は終了する。

次に、「（1) (b) 編集領域 33に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整」の動作について説明する。第 1 3図に示すように、始めに S 2 1 0では、補助領域 41がペイン表示にされている状態で、ユーザにより、編集領域 33に対する文字入力の入力方向が変更されたか否か判断される。編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が変更されていない場合には（S 2 1 0 ： NO) 、第 1 3図の処理は終了する。編集領域 33に対する文字入力の入力方向が変更された場合には（S 2 1 0 ： YE S) 、処理は S 220に移行し、ュ —ザが設定ウインドウ 52を介して、編集領域 33に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定しているか否か判断する。編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定されていない場合には（S 220 ： NO) 、第 13図の処理は終了する。

編集領域 33に対する文字入力の入力方向の変更に基づくペイン形状の自動調整を行うように設定されている場合には（S 220 ： Y E S ) 、処理は S 23 0 に移行し、補助領域 4 1のペイン表示が、最適な形状で表示されているか否か判断される。具体的には、印刷領域 34に対する文字入力の入力方向がユーザにより横方向に変更された場合には、補助領域 41が、ウィンドウ 3 1を上下に分割するペイン表示にされているとき、補助領域 41のペイン表示は最適な形状で表示されていると判断される。また、印刷領域 34に対する文字入力の入力方向がユーザにより縦方向に変更された場合には、補助領域 4 1が、ウィンドウ 3 1を左右に分割するペイン表示にされているときに、補助領域 41のペイン表示は最適な形状で表示されていると判断される。

補助領域 41のペイン表示が、最適な形状で表示されている場合には（S 2 3 0 ： YE S) 、第 1 3図の処理は終了する。補助領域 4 1のペイン表示が、最適な形状で表示されてない場合には（S 23 0 ： NO) 、処理は S 240に移行し、補助領域 41のペイン表示は、前述した最適な形状になるように変更される。その後、第 1 3図の処理は終了する。

次に、「（2) サンプル表示の自動調整の動作」について説明する。第 14図に示すように、始めに S 3 1 0では、補助領域 41がペイン表示にされている状態で、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向がユーザにより変更されたか否かが判断される。編集領域 33に対する文字入力の入力方向が変更されていない場合には（S 3 1 0 ： NO) 、第 14図の処理は終了する。編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向が変更された場合には（S 3 1 0 : YE S) 、処理は S 3 20に移行し、ユーザが設定ウィンドウ 5 2を介して、サンプル表示の自動調整を行うように設定しているか否か判断する。サンプル表示の自動調整を行うように設定されていない場合には（S 32 0 ： NO) 、第 14図の処理は終了する。サンプル表示の自動調整を行うように設定されている場合には（S 320 ： Y ES) 、処理は S 330に移行し、ユーザにより変更された印刷領域 34に対する文字入力の入力方向とサンプル表示 43の表示内容の方向が同じか否か判断する。具体的には、ユーザにより変更された印刷領域 34に対する文字入力の入力方向が横方向の場合に、サンプル表示 43の表示内容の方向が横向きになっているか否か、または、ユーザにより変更された印刷領域 34に対する文字入力の入力方向が縦方向の場合に、サンプル表示 43の表示内容の方向が縦向きになっているか否かを判断する。印刷領域 34に対する文字入力の入力方向とサンプル表示 43の表示内容の方向が同じである場合には（S 33 0 ： YES) 、第 14図の処理は終了する。印刷領域 34に対する文字入力の入力方向とサンプル表示 4 3の表示内容の方向が同じでない場合には（S 33 0 ： NO) 、処理は S 340 に移行し、印刷領域 34に対する文字入力の入力方向とサンプル表示 43の表示内容の方向が同じなるように、サンプル表示 34の表示内容の方向が変更される。その後、第 14図の処理は終了する。

次に、「（3) フローティング表示とペイン表示との自動切換え」の動作について説明する。第 1 5図に示すように、始めに S 4 1 0において、編集領域 33 の表示範囲がユーザにより変更されたか否かが判断される。編集領域 33の表示範囲が変更されていない場合には（S 41 0 : N〇）、第 1 5図の処理は終了する。編集領域 33の表示範囲が変更された場合には（S 41 0 ： YES) 、処理は S 420に移行する。 S 420では、設定ウィンドウ 52を介してのユーザ操作により、フローティング表示とペイン表示との自動切換えを行うように設定されているか否かが判断される。フローティング表示とペイン表示との自動切換えを行うように設定されていない場合には（S 42 0 ： NO) 、第 1 5図の処理は終了する。

フローティング表示とペイン表示との自動切換えを行うように設定されている場合には（S 420 ： YE S) 、処理は S 430に移行し、ュ一ザにより変更された編集領域 3 3の表示範囲が、所定の閾値以上か否かを判断する。この閾値は、ュ一ザにより自由に変更可能なものであるが、変更不能な固定めものであってもよい。ユーザにより変更された編集領域 33の表示範囲が、所定の閾値以上の場合には（S 43 0 ： YE S) 、処理は S 440に移行し、補助領域 41がペイン表示にされているか否かが判断される。

補助領域 41がペイン表示にされていない場合には（S 440 ： NO) 、第 1 5図の処理は終了する。補助領域 41がペイン表示にされている場合には（S 4 40 ： YE S) 、処理は S 450に移行し、補助領域 4 1の形状をフローティング表示に変更する。その後、第 1 5図の処理は終了する。

S 430において、ユーザにより変更された編集領域 33の表示範囲が、所定の閾値未満の場合には（S 430 ： NO) 、処理は S 46 0に移行し、補助領域 41がフローティング表示にされているか否かが判断される。補助領域 4 1がフ口一ティング表示にされていない場合には（S 460 : NO) 、第 1 5図の処理は終了する。補助領域 4 1がフ口一ティング表示にされている場合には（S 46 0 ： YE S) 、処理は S 470に移行し、補助領域 41の形状はペイン表示に変更される。その後、第 1 5図の処理は終了する。

次に、「（4) フローティング位置の自動調整」の動作について説明する。第 1 6図に示すように、始めに S 5 1 0において、補助領域 41がフローティング表示にされている状態で、編集領域 33の配置位置がユーザにより変更されたか否かが判断される。編集領域 3 3の配置位置が変更されていない場合には（S 5 1 0 ： NO) 、第 1 6図の処理は終了する。編集領域 3 3の配置位置が変更された場合には（S 5 1 0 ： YE S) 、処理は S 52 0に移行する。 S 520では、設定ウインドウ 52を介してユーザにより、フローティング位置の自動調整を行うように設定されているか否かが判断される。フローティング位置の自動調整を行うように設定されていない場合には（S 520 ： NO) 、第 1 6図の処理は終了する。

フローティング位置の自動調整を行うように設定されている場合には（S 5 2 0 ： YE S) 、処理は S 53 0に移行し、フローティング表示にされている補助領域 4 1の配置位置が、編集領域 33の視認範囲が最大になるような位置か否かを判断する。補助領域 41の配置位置が、編集領域 33の視認範囲が最大になるような位置である場合には（S 530 ： YE S) 、第 1 6図の処理は終了する。補助領域 41の配置位置が、編集領域 33の視認範囲が最大になるような位置でない場合には（S 53 0 ： NO) 、処理は S 540に移行する。 S 540では、補助領域 4 1の配置位置は、編集領域 33の視認範囲が最大になるような位置に変更される。その後、第 1 6図の処理は終了する。

以上、説明したように、本実施形態によると編集領域 33の状態に基づいて、補助領域 4 1の形状、表示内容、及ぴ配置位置の少なくともいずれかが変更され、エディ夕 22の視認性、及び操作性が向上する。

以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、表示制御装置は、 OS上で起動するアプリケ一シヨンソフトの機能によって構成されているが、表示制御装置は装置内の制御プログラムによって実現される構成であっても良い。或いは、表示制御装置は、専用のハ一ドウエアによって実現される構成であっても良い。また、上述の実施形態では、編集領域 33に対する制御結果に基づいて、補助領域 4 1の形状、表示内容、及び配置位置が選択的に制御される。しかしながら、編集領域 3 3に対する制御結果に基づいて、補助領域 41の形状、表示内容、及ぴ配置位置のいずれか 1つまたは 2つのみ制御されても良い。或いは、編集領域 33に対する制御結果に基づいて、補助領域 41の形状、表示内容、及び配置位置の内の複数が同時に制御されても良い。

また、上述の実施形態では、編集領域 33に対する文字入力の入力方向に基づいて、サンプル表示 43の表示方向が変更されるが、編集領域 3 3に対する文字入力の入力方向に基づいて、補助領域 41のあらゆる表示内容の表示方向が変更される実施形態も可能である。

また、上述の実施形態では、表示状態制御機能の制御内容を自由に設定することが可能であるが、表示状態制御機能の制御内容の一部のみ設定可能である構成も実現できるし、或いは表示状態制御機能の制御内容は固定でありユーザ設定できない構成も実現可能である。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、第 2制御手段は、第 1 の制御手段により第 1の表示領域の形状または表示内容が横長にさせられれば、第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域の形状または表示内容が縦長にさせられれば、第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域の形状に基づいて、第 2の表示領域の形状が決定されるため、第 1の表示領域の操作性、及び視認性を向上することができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、第 2の制御手段は、第 1の制御手段により第 1の表示領域の形状または表示内容が横長にさせられれば、第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域の形状または表示内容が縦長にさせられれば、第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御しても良い。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、第 2の制御手段は、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、第 2 の表示領域の形状を縦長になるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向に基づいて、第 2の表示領域の形状が決定されるため、第 1の表示領域に対する文字入力がしゃすくなる。また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、第 2の制御手段は、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向に基づいて、第 2の表示領域の形状が決定されるため、第 1の表示領域に対する文字入力がしゃすくなる。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、第 2の制御手段は、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、第 2の表示領域に表示される表示内容を横向きになるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、第 2の表示領域に表示される表示内容を縦向きになるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向に基づいて、第 2の表示領域内の表示方向が決定されるため、第 1の表示領域に対して文字入力を行う際に、第 2の表示領域の表示内容を参照しゃすくすることができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、第 2の制御手段は、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、第 2の表示領域に表示される表示内容を横向きになるように制御し、第 1の制御手段により第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、第 2の表示領域に表示される表示内容を縦向きになるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向に基づいて、第 2の表示領域内の表示方向が決定されるため、第 1の表示領域に対して文字入力を行う際に、第 2の表示領域の表示内容を参照しやすくすることができる。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、第 2の制御手段は、第 2の表示領域が第 1の表示領域内に組み込まれている場合に、第 1の制御手段により第 1の表示領域が拡大表示させられれば、第 2の表示領域の形状を第 1の表示領域から独立した表示領域になるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域の大きさに基づいて、第 2の表示領域が第 1の表示領域内から分離されるため、第 1の表示領域の視認性及び操作性をさらに向上させることができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、第 2の制御手段は、第 2の表示領域が第 1の表示領域内に組み込まれている場合に、第 1の制御手段により第 1の表示領域が拡大表示させられれば、第 2の表示領域の形状を第 1の表示領域から独立した表示領域になるように制御しても良い。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、第 2の制御手段は、第 2の表示領域が第 1の表示領域から独立した表示領域である場合に、第 1の制御手段により第 1の表示領域が移動させられれば、第 2の表示領域の配置位置を第 1の表示領域が配置されていない領域に移動させるように制御しても良い。

このような構成によれば、第 2の表示領域が、第 1の表示領域から独立している場合に、第 1の表示領域が移動された位置に基づいて、第 2の表示領域の配置位置が決定されるため、第 1の表示領域の視認性及び操作性を維持することができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、第 2の制御手段は、第 2の表示領域が第 1の表示領域から独立した表示領域である場合に、第 1の制御手段により第 1の表示領域が移動させられれば、第 2の表示領域の配置位置を第 1の表示領域が配置されていない領域に移動させるように制御しても良い。このような構成によれば、第 2の表示領域が、第 1の表示領域から独立している場合に、第 1の表示領域が移動された位置に基づいて、第 2の表示領域の配置位置が決定されるため、第 1の表示領域の視認性及び操作性を維持することがでさる。本発明の一つの実施形態による表示制御装置は、第 2の制御手段による制御内容を設定する設定手段をさらに備えていても良い。

このような構成によれば、第 1の表示領域の状態に基づいて変更される、第 2 の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかの内容を設定することができるため、ユーザの意思に沿った制御を行うことができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムは、コンピュータを、第 2の制御手段による制御内容を設定する設定手段としてさらに機能させても良い。このような構成によれば、第 1の表示領域の状態に基づいて変更される、第 2 の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかの内容を設定することができるため、ユーザの意思に沿った制御を行うことができる。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置は、第 1の表示領域に、印刷装置により印刷される印刷内容を表示する編集領域を表示させ、第 2の表示領域に、 „ 編集領域において印刷内容を作成するための機能を呼び出す 1つ以上のアイコンを表示させても良い。

このような構成によれば、印刷装置に印刷される印刷内容を効率よく作成することができる。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムは、第 1の表示領域に、印刷装置により印刷される印刷内容を作成する作成領域を表示させ、第 2の表示領域に、作成領域において印刷内容を作成するための機能を呼び出す 1つ以上のアイコンを表示させても良い。

本発明の一つの実施形態による表示制御装置において、印刷装置は、一方向に沿つた長さが可変な矩形状印刷媒体に対して印刷を行う装置であっても良い。このような構成によれば、細長い印刷媒体に印刷される印刷内容を、画面の幅いつばいに表示することができるため、印刷内容の作成、編集する際の操作性が向上する。

また、本発明の一つの実施形態によるプログラムにおいて、印刷装置は、一方向に沿った長さが可変な矩形状印刷媒体に対して印刷を行う装置であっても良い。このような構成によれば、細長い印刷媒体に印刷される印刷内容を、画面の幅いっぱいに表示することができるため、印刷内容の作成、編集する際の操作性が向上する。

なお、以上で説明した本発明の実施形態によるプログラムは、 C D— R O Mなどのリム一バブル型記録媒体やハードディスク等の固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってィンタ一ネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 画面上に、第 1の表示領域と、第 2の表示領域とを表示させる表示制御装置であって、

前記第 1の表示領域の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 1の制御手段と、

前記第 1の制御手段による制御結果に基づいて、前記第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 2の制御手段とを備えていることを特徴とする表示制御装置。

2 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域の形状または表示内容が横長にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域の形状または表示内容が縦長にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

3 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

4 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、前記第 2の表示領域に表示される表示内容を横向きになるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、前記第 2の表示領域に表示される表示内容を縦向きになるように制御することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

5 . 前記第 2の制御手段は、前記第 2の表示領域が前記第 1の表示領域内に組み込まれている場合に、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域が拡大表示させられれば、前記第 2の表示領域の形状を前記第 1の表示領域から独立した表示領域になるように制御することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

6 . 前記第 2の制御手段は、前記第 2の表示領域が前記第 1の表示領域から独立した表示領域である場合に、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域が移動させられれば、前記第 2の表示領域の配置位置を前記第 1の表示領域が配置されていない領域に移動させるように制御することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

7 . 前記第 2の制御手段による制御内容を設定する設定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

8 . 前記第 1の表示領域に、印刷装置により印刷される印刷内容を表示する編集領域を表示させ、

前記第 2の表示領域に、前記編集領域において前記印刷内容を作成するための機能を呼び出す 1つ以上のアイコンを表示させることを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

9 . 前記印刷装置が、一方向に沿った長さが可変な矩形状印刷媒体に対して印刷を行う装置であることを特徴とする請求項 8に記載の表示制御装置。

1 0 . 画面上に、第 1の表示領域と、第 2の表示領域とを表示させるためのプログラムであって、

前記第 1の表示領域の形状、表示内容、文字入力の入力方向、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 1の制御手段、及び、

前記第 1の制御手段による制御結果に基づいて、前記第 2の表示領域の形状、表示内容、及び配置位置の少なくともいずれかを制御する第 2の制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。

1 1 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域の形状または表示内容が横長にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域の形状または表示内容が縦長にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御することを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 2 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を横長になるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、前記第 2の表示領域の形状を縦長になるように制御することを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 3 . 前記第 2の制御手段は、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が横方向にさせられれば、前記第 2の表示領域に表示される表示内容を横向きになるように制御し、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域に対する文字入力の入力方向が縦方向にさせられれば、前記第 2 の表示領域に表示される表示内容を縦向きになるように制御することを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 4 . 前記第 2の制御手段は、前記第 2の表示領域が前記第 1の表示領域内に組み込まれている場合に、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域が拡大表示させられれば、前記第 2の表示領域の形状を前記第 1の表示領域から独立した表示領域になるように制御することを特徴とする請求項 1 0に記載のプロダラム。

1 5 . 前記第 2の制御手段は、前記第 2の表示領域が前記第 1の表示領域から独立した表示領域である場合に、前記第 1の制御手段により前記第 1の表示領域が移動させられれば、前記第 2の表示領域の配置位置を前記第 1の表示領域が配置されていない領域に移動させるように制御することを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 6 . コンピュータを、

前記第 2の制御手段による制御内容を設定する設定手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 7 . 前記第 1の表示領域に、印刷装置により印刷される印刷内容を作成する作成領域を表示させ、

前記第 2の表示領域に、前記作成領域において前記印刷内容を作成するための機能を呼び出す 1つ以上のアイコンを表示させることを特徴とする請求項 1 0に記載のプログラム。

1 8 . 前記印刷装置が、一方向に沿った長さが可変な矩形状印刷媒体に対して印刷を行う装置であることを特徴とする請求項 1 7に記載のプログラム。

1 9 . 画面上への表示を制御する表示制御装置であって、

編集を行う為の編集領域の状態を制御する第 1の制御手段と、

前記第 1の制御手段による前記編集領域の状態の変更に応じて、前記編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態を制御する第 2の制御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。

2 0 . 画面上への表示を制御する表示制御装置であって、

編集を行なう為の編集領域に対する印刷領域の状態を制御する第 1の制御手段と、

前記第 1の制御手段による前記編集領域の前記印刷領域に対する状態の変更に応じて、前記編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態が変わるよう制御する第 2の制御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。

2 1 . 画面上への表示を制御する為の方法であって、

編集を行う為の編集領域の状態を検出し、

前記編集領域の状態の検出結果に基づいて、前記編集領域の編集作業を補助する為の情報を表示する補助領域の状態について変更が必要であるかどうかを判定し、

前記判定により前記補助領域の状態の変更が必要である場合には前記補助領域の状態を変更することから成る表示制御方法。