WO2001042016A1 - Imprimante a jet d'encre - Google Patents

Description

明 細 書 イ ンク ジエ ツ トプリ ンタ 技術分野

本発明は、 イ ンク ジェ ッ トプリ ンタに関し、 特に副走査方向に複 数のイ ンク噴射ノ ズル （以下、 単にノ ズルと称する。 ） を実質的に 等間隔に配置したへッ ドを有し、 小改行と大改行を行う イ ンク ジェ ッ トプリ ンタに関する。 背景技術

イ ンク ジヱ ッ トプリ ンタは、 ノ ズルから微少なイ ンク滴を噴射し て紙などの媒体に付着させ、 付着したイ ンク滴の ドッ 卜で画像を形 成する ものである。 モノ ク ロプリ ンタの場合には、 使用されるイ ン クは一色であるが、 カラ一プリ ンタの場合には、 シアン、 マゼンタ 、 イエロ及び黒等の 4色以上のィ ンクを噴射する 4種類以上のノ ズ ルが使用される。

図 1 は、 イ ンク ジェ ッ トプリ ンタの断面図である。 プリ ン ト開始 に応じて送り 出 しローラ 1 1 が回転し、 用紙カセ ッ ト 1 0 に収容さ れた媒体 （シー ト紙） がガイ ド 1 2 を沿って送り 出される。 送り出 されたシー ト紙は、 ローラ 1 3 の下を通ってへッ ド 2 0 の下に送ら れ、 更に紙送り ローラ 1 4 と 1 5 の間に挟まれる。 紙送り ローラ 1 4 と 1 5 を回転駆動する こ とにより、 シー ト紙を所望量だけ搬送す るこ とができる。 へッ ド 2 0 にはノ ズル 2 1 が設けられており、 図 示していないァクチユエ一夕を駆動することにより、 ノ ズル 2 1 か らイ ンクが噴射される。 へッ ド 2 0 はガイ ド 2 2 に沿って紙面移動 方向に垂直な方向に移動可能であり、 へッ ド 2 0 の移動を主走査、 その移動方向を主走査方向、 それに垂直な方向、 すなわちこ こでは シ一 ト紙の移動方向を副走査方向と呼ぶのが一般的である。 1 回の 主走査の間に、 プリ ン トする ドッ ト位置でィ ンクを噴射する こ とに より、 1 個のノ ズルに対応する 1 行分の ドッ 卜がプリ ン トできる。 1 回の主走査によるプリ ン トの後、 シー ト紙が 1 行分送られ、 再び 上記の 1 行分の ドッ 卜がプリ ン トが行われ、 次の行の ドッ トがプリ ン トされる。 以上の動作を繰り返すこ とにより シー ト紙全面にプリ ン トが行われる。 プリ ン トの終了したシー ト紙は、 ト レイ 1 6 に排 出される。 なお、 参照番号 3 で示す部分は、 ノ ズル 2 1 の先端が乾 燥して詰まるのを防止するための部材で、 非プリ ン ト時にはノ ズル 2 1 の先端をカバ一する。

ノ ズル力く 1 個で、 1 回の主走査の間に ドッ ト 1 行分のプリ ン トを 行うのでは、 1 枚のシー ト紙にプリ ン トを行うのに、 主走査を非常 に多く の回数行う必要があり、 プリ ン ト時間が長いという問題、 す なわちプリ ン ト速度が遅いという問題を生じる。 そこで、 副走査方 向に複数のノ ズルを配置して、 1 回の主走査で複数の ドッ ト行を同 時にプリ ン トするこ とにより、 プリ ン ト速度を向上させる こ とが行 われている。

図 2 は、 カラー · イ ンク ジヱ ッ ト · プリ ンタのへッ ドにおけるノ ズルの配列例を示す図である。 図 2 の （ 1 ) は、 各色のノ ズルを副 走査方向に 1 列に配列した例を示し、 黒イ ンク用へッ ド 3 1 K、 シ アンイ ンク用へッ ド 3 1 C . マゼン夕イ ンク用へッ ド 3 1 M及びィ エローイ ンク用へッ ド 3 1 Υが主走査方向にずれて配置されている 。 各へッ ドでは、 複数 （ m個） のノ ズル 3 2 — 1 〜 3 2 — m力く、 ド ッ ト ピッチの整数倍の間隔で配列されている。 同 じ ドッ トに各色の イ ンクを噴射するには、 主走査方向のずれと主走査速度で決定され る時間差分だけずれて、 各色用へッ ドからイ ンクが噴射される。 各ノ ズルにはピエゾ素子など構成されるイ ンクを噴射するための 機構を設ける必要があり、 ある程度の空間を必要とする。 そのため 、 ノ ズルを ドッ トに対応させて隣接して配列するこ とはできず、 ノ ズルを副走査方向に所定の間隔で配列する。 ノ ズルをこのよ う に配 列した場合のプリ ン ト動作については、 後述する。

図 2 の （ 2 ) は、 副走査方向に所定の間隔で配列されたノ ズル列 を複数配列する こ とにより、 副走査方向のノ ズルの配列間隔を実質 的に狭く した配列を示す。 図 2 の （ 1 ) と同様に、 黒、 シアン、 マ ゼンタ及びイェローの 4色のへッ ドが設けられており、 各へッ ドに は 2列のノ ズル列 3 4 — 1 と 3 4 — 2 が設けられている。 2列のノ ズル列は副走査方向にノ ズル間隔の 1 Z 2 ずら して配列されており 、 主走査方向から見る と 2列のノ ズル列は副走査方向に等間隔で配 列されている。 この間隔は、 1 列のノ ズル列のノ ズル間隔の 1 / 2 であり、 以下この実質的な間隔を副走査方向の配列間隔と呼ぶ。 同 じ ドッ ト列にイ ンクを噴射するには、 主走査方向のずれと主走査速 度で決定される時間差分だけずれて、 各列のノ ズルからィ ンクが噴 射される。 これにより、 各列のノ ズル間隔の 1 / 2 のピッチでノ ズ ルを配列した時と同じプリ ン トが行える。 ノ ズル列の列数を増加さ せればその分だけ実質的な配列間隔を狭く するこ とができ、 例えば 、 6 ドッ ト ピッチで配列されたノ ズル列を 6列設ければ、 1 回の主 走査で隣接した ドッ トを同時にプリ ン トできる。 しかし、 このよう なノ ズルが副走査方向に密な配列はへッ ドの大きさゃコス 卜の点か ら難しい。 本発明は、 ノ ズルが副走査方向に 1 ドッ ト以上の間隔を 空けて配置されたへッ ドを対象とする。 なお、 図 2 では、 カラ一 ' イ ンク ジヱ ッ ト ' プリ ンタのへッ ドを示したが、 本発明はモノ ク ロ • イ ンク ジヱ ッ ト · プリ ン夕とカラー · イ ンク ジヱ ッ ト · プリ ンタ の両方に適用可能である。 以下説明を簡単にするためにモノ ク ロ · イ ンク ジヱ ッ ト · プリ ンタを例と して説明するが、 本発明はこれに 限定される ものではない。

図 3 は、 m個のノズル 3 6 — 1 〜 3 6 — mが副走査方向に所定の 間隔 （ 4 ドッ ト ピッチ） で配置されたへッ ドで、 プリ ン トする時の 副走査方向のへッ ドとプリ ン ト媒体 （紙） との間の相対的な移動を 示す図である。 こ こでは、 帯状の縦線をプリ ン トする ものと して説 明する。 へッ ドが、 3 5 aで示す位置で主走査を行い、 m個のノ ズ ノレで m行の ドッ トをプリ ン トする。 これにより、 4 ドッ ト ピッチの 1 ドッ ト幅の m本の横線がプリ ン トされ、 横線の間には 3 ドッ ト分 の空白が存在する。 次に、 へッ ドが媒体に対して副走査方向に相対 的に移動して、 3 5 bで示す位置に移動する。 この移動を小改行と いう。 その位置で主走査を行い、 m ドッ 卜行をプリ ン 卜する。 この 時プリ ン ト される m ドッ ト行は、 前にプリ ン ト された m ドッ ト行の 下側に隣接しており、 2 ドッ ト幅の m本の横線になる。 この時、 横 線の間には 2 ドッ ト分の空白が存在する。 更に、 へッ ドが 3 5 じで 示す位置に小改行して主走査を行い、 m ドッ ト行をプリ ン 卜する。 これにより、 3 ドッ ト幅の m本の横線になり、 横線の間には 1 ドッ ト分の空白が存在する。 更に、 へッ ドが 3 5 dで示す位置に小改行 して主走査を行い、 m ドッ ト行をプリ ン 卜する。 これにより、 副走 査方向に 4 X m ドッ トの幅の長方形がプリ ン トされる。 次に、 へッ ドが 3 5 eで示す位置に移動する。 これを大改行という。 この大改 行の移動量は、 ドッ ト ピッチの （ 4 X m - 3 ) 倍である。 以下、 上 記と同様の動作を繰り返すこ とにより、 媒体全面に渡るプリ ン 卜が 行える。

図 3 に示すよう に、 上記のようなプリ ン ト動作を行つた場合、 最 初の 4 ドッ ト行は第 1 のノズルから噴射したイ ンクで、 次の 4 ドッ ト行は第 2 のノズルから噴射したィ ンクでという具合にプリ ン 卜さ れ、 4 x m ドッ ト行の最後の 4 ドッ ト行は第 mのノ ズルから噴射し たイ ンクでプリ ン トされ、 以下 4 X m ドッ ト行毎に同じよう に繰り 返される。

ノ ズルは微細な穴であり、 プレス加工などにより複数のノ ズルが 同時に形成される。 プレス加工の型は精密に作成され、 精密なプレ ス加工で作成されるが、 すべてのノ ズルを同 じょう に作成する こ と はできず、 ノ ズル位置のずれゃィ ンクの飛翔角度のずれが生じるの が避けられない。 ノズル位置のずれは、 そのまま媒体におけるイ ン クの付着位置のずれになる。 イ ンクの飛翔角度のずれは、 ノ ズルの 先端から媒体までの距離に角度ずれを乗じた量だけ付着位置のずれ を生じる。 従って、 この 2 つの要因による付着位置のずれの和が実 際のずれであり、 実際には飛翔角度のずれによる付着位置のずれが 大きい。

図 4 は、 3個のノ ズル 3 7 — 1 〜 3 7 — 3 力、ら噴射したイ ンクの 媒体への付着位置が、 図示のよう に 3 8 — 1 〜 3 8 — 3で示す位置 にずれた場合を示す。 こ こでは飛翔角度のずれは副走査方向にのみ ずれるよう に示したが、 実際にはあらゆる方向にずれる。 ノ ズル 3 7 — 1 と 3 7 — 3 から噴射したイ ンクは上側にずれ、 ノ ズル 3 7 - 2 から噴射したイ ンクは下側にずれる とする。 このようなへッ ドを 使用 して、 図 3 に示すよう に 4 ドッ ト行ずつを同じノズルでプリ ン トする と、 4 ドッ 卜行は同 じ方向に同 じ量だけずれるので、 ノ ズル 3 7 — 1 からのイ ンクでプリ ン トされる 4 ドッ ト行と、 ノ ズル 3 7 — 2 力、らのイ ンクでプリ ン トされる 4 ドッ ト行の間にはイ ンクが付 着しない白い （媒体が白の場合） 横線が生じ、 ノ ズル 3 7 — 2 から のイ ンクでプリ ン トされる 4 ドッ ト行と、 ノ ズル 3 7 — 3 力、らのィ ンクでプリ ン ト される 4 ドッ ト行の間は 2行の ドッ ト行が重なり、 濃い横線が生じる。 このよう に、 4 ドッ 卜行ピッチで濃淡の横線が 生じる こ とになる。 なお、 飛翔角度が主走査方向にずれた場合には

、 縦線に 4 ドッ ト ピッチでジッ 夕が生じる。

図 5 は、 イ ンク噴射ノ ズルの作成方法を説明する図である。 図 5 の （ 1 ) と （ 2 ) に示すよう に、 ノ ズルは、 ノ ズルの穴形状を有す る ピンを複数個所定の間隔で配列した型 4 2 で薄いノ ズル板 4 1 を プレスする こ とにより形成される。 実際のノ ズル間隔 （ノ ズルピッ チ） と同 じ間隔で多数のピンを有する型を作るのは難しいため、 例 えば、 実際のノ ズルピッチ dの 2倍の間隔 2 dで、 ノ ズル数 （ m ) の半分のピン数 （mZ 2 ) の型を形成する。 このような型でプレス する こ とにより、 図 5 の （ 3 ) に示すように、 間隔 2 dで mZ 2個 のノ ズル穴が形成される。 次に、 図 5 の （ 4 ) に示すよう に型と ノ ズル板 4 1 の相対位置をノ ズルピッチ dだけずら し、 図 5 の （ 5 ) に示すようにプレスする。 これにより、 図 5 の （ 6 ) のよう に、 間 隔 dで配列された m個のノ ズルが形成される。 ピンの間隔を 3 d以 上と して、 ピン数を更に低減し、 プレスの回数を増加させれば、 型 の製作はよ り容易である。

図 5 のような作成方法とは別に、 図 6 に示すよ うな作成方法も考 えられる。 図 6 の （ 1 ) と （ 2 ) に示すよう に、 例えば、 m / 2 個 のピンを間隔 dで配列した型を作り、 ノ ズル板 4 1 をプレスする こ とにより、 間隔 dで m / 2個のノ ズル穴が形成される。 次に、 図 6 の （ 4 ) に示すように型とノ ズル板 4 1 の相対位置を d X m/ 2 だ けずら し、 図 6 の （ 5 ) に示すよう にプレスする。 これにより、 図 6 の （ 6 ) のよ う に、 間隔 dで配列された m個のノ ズルが形成され る。 しかし、 この方法では、 2 回のプレス加工時に上側半分と下側 半分にそれぞれ力が加えられるため、 ノ ズル板 4 1 が図 6 の （ 7 ) と （ 9 ) に示すように、 ノズル板 4 1 の中央部で歪が生じる こ とが ある。 また、 狭い間隔でピンを作るのが難しいという問題があり、 1

ノ ズル板のノ ズル穴は一般的には図 5で説明した方法で形成される 上記のよう に、 ピンでノ ズル板をプレス してノ ズル穴を形成する 場合、 例えば、 ピンの方向が垂直からずれていると穴の方向がずれ 飛翔角度にずれを生じる。 図 5 で説明した作成方法でノ ズル穴を形 成する場合、 隣接する 2 つのノ ズルは同 じピンでプレス して形成さ れるため、 飛翔角度はほぼ同 じになる。 そのため、 図 4で説明 した 各ノ ズルの飛翔角度のずれにより発生する濃淡の横線は、 2倍の 8 ドッ ト ピッチで発生し、 より 目立つよう になる。 も し、 ピンの間隔 を 3 倍以上にすると、 濃淡の横線は 3倍以上の ドッ ト ピッチで発生 するので、 より一層目立つよう になる。 また、 飛翔角度が主走査方 向にずれて縦線にジッ タが発生する場合も、 ジ ッ 夕の間隔が長く な るので、 より 目立つよう になる。

以上のよう に、 複数のノ ズルを配列したヘッ ドを使用 して、 図 3 で説明 したような小改行と大改行を繰り返す方法でプリ ン トを行う 場合、 ノ ズルの飛翔角度のずれによる横方向の濃淡や縦線のジッ 夕 が発生し、 画質を低下させるという問題がある。 このような問題を 解決するため、 米国特許第 41 98642 号は 「イ ンター レース方式」 と 呼ばれる技術を開示している。 また、 特開平 1 1 - 28827号公報、 特開 平 1 1 - 34398号公報、 特開平 9 - 1 1509 号公報及び特開平 9 - 71009 号公 報などは、 「イ ンター レース方式」 を改良した技術を開示している

「イ ンタ一レース方式」 は、 N個のノ ズルを ドッ ト ピッチの k倍 の間隔で配置したヘッ ドを使用 してプリ ン トする場合に、 Nと kを 互いに粗の関係になる整数と し、 1 回の主走査が終了する毎に所定 量の改行を行う方式で、 全面を同一の改行量で印刷できる。 しかし 、 このイ ンタ一 レース方式でプリ ン トを行う には、 一般的にヘッ ド に配置されるすべてのノ ズルを同じように使用せずに駆動ノ ズル数 を制限したり、 または、 ノ ズルの駆動率をノ ズル毎に異ならせる必 要がある。 イ ンク ジェ ッ トプリ ンタにおいては、 ノ ズル毎にノ ズル の駆動率が異なるこ とで、 ノ ズルの状態が変化し、 ノ ズル部でイ ン クが外気に触れるこ とによるイ ンク粘度の変化や、 ノ ズル駆動率の 近いによる駆動能力のばらつきなどが発生し、 ノ ズル間のィ ンクの 飛翔特性のばらつきが大き く なると共に、 駆動ノズル数の制限のた め実質的にプリ ン ト速度が低下する という問題が発生する。

このため、 イ ンク ジヱ ッ 卜のへッ ドに搭載されているすべてのノ ズルを同 じ駆動率で印刷するには、 上記のような一定の改行量でプ リ ン トできるイ ンタ一 レース方式は使用できず、 小改行と大改行を 組み合わせた相対移動を行ってプリ ン トする必要がある。 しかし、 小改行と大改行を組み合わせた方式では、 上記のよう に、 ノ ズル間 の飛翔角度の差に起因する画質の低下がある。 発明の開示

本発明は、 このような問題を解決する もので、 小改行と大改行を 組み合わせた方式でプリ ン 卜 した場合でも高画質が得られるィ ンク ジエ ツ トプリ ンタの実現を目的とする。

上記目的を実現するため、 本発明のイ ンク ジエ ツ トプリ ンタは、 小改行の量をノ ズルの配列間隔の整数倍に 1 ドッ ト ピッチを加えた 量と し、 異なる飛翔角度のノ ズルで隣接した ドッ ト行をプリ ン トす るこ とにより、 濃淡の横線や縦線のジ ッ タが細かいピッチで発生す るよう に して、 目立たな く する。

すなわち、 本発明のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタは、 同一のイ ンクを 噴射する B個 （ Bは整数） のイ ンク噴射ノ ズルが、 副走査方向に実 質的に一定のノ ズル間隔で配置され、 副走査方向に垂直な主走査方 向に移動可能なへッ ドと、 記録媒体をイ ンクへッ ドを対して副走査 方向に相対移動させる副走査機構とを備えるイ ンク ジヱ ッ トプリ ン 夕であって、 ノ ズル間隔は、 ドッ ト ピッチ （ d ) の A倍 （ Aは整数 ) の間隔であり、 プリ ン ト動作は、 主走査方向の 1 回のプリ ン ト走 査 （主走査） と、 ノ ズル間隔の n倍 （ nは整数） に 1 ドッ ト ピッチ を加えた量 （ （ A X n + 1 ) x d ) だけ記録媒体をイ ンクへッ ドに 対して副走査方向に相対移動させる小改行を行った後、 主走査方向 の 1 回のプリ ン ト走査を行う動作を、 C x A— 1 回 （ Cは整数） 繰 り返す小改行プリ ン ト と、 その後、 （ B X A— ( A X n + 1 ) ( C x A - 1 ) ) x dの大改行を行う大改行とを繰り返す動作である こ とを特徵とする。

図 7 は、 本発明の原理を説明する図である。 図示のよう に、 m個 のノ ズル 5 1 — 1 〜 5 1 — mが、 4 ドッ ト ピッチで配列されている 。 各ノ ズルはそれぞれ飛翔角度が異なるとする。 まず、 もっ と も左 側のノ ズル 5 1 一 1 〜 5 1 一 mの位置で主走査方向の 1 回のプリ ン ト走査 （主走査） を行う。 この時、 画像の先端の ドッ ト行がノ ズル 5 1 一 4 によりプリ ン トされる位置になるよう にする。 次に、 5 ド ッ ト ピッチの小改行を行った後に、 1 回のプリ ン ト走査を行う。 こ の時のノ ズル 5 1 — 1 〜 5 1 — mの位置を、 左から 2番目の位置に 示す。 この小改行と 1 回のプリ ン ト走査の組を 3 回繰り返す。 これ により参照番号 5 2で示したノ ズル 5 1 — 4 〜 5 1 — 1 の組により 右側の 4 つの ドッ ト 5 5 — 4 〜 5 5 — 1 の行がプリ ン トされ、 同様 に参照番号 5 3 で示したノ ズルの組により右側の 4 つの ドッ ト 5 6 一 m〜 5 6 — m— 3 の行がプリ ン トされる。 このよう に、 隣接する 4 つの ドッ ト行の組は、 それぞれ異なるノ ズルによ りプリ ン トされ るので、 たとえノ ズルからのイ ンクの飛翔角度に差があっても、 1 ドッ ト行毎にずれが生じるので目立たな く なる。 小改行と 1 回のプリ ン ト走査の組小改行を 3回繰り返すと、 5 1 一 4力、ら 5 6 — m— 3 までの ドッ 卜行が密にプリ ン ト される。 参照 番号 5 4で示したノズルの組のう ち、 左側の 3個に対応する ドッ ト 行 5 7 — m、 5 7 — m— 1 、 5 7 — m— 2の ドッ ト行は、 上記の動 作でプリ ン ト される力く、 5 7 — 1 は空白である。 ノ ズル 5 1 — 1 を この空白の ドッ ト行をプリ ン トするよう に大改行する。 従って、 大 改行の移動量は、 （ 4 X m— 5 X 3 ) ドッ ト ピッチである。 以下、 同様の動作を繰り返すこ とにより、 全面に渡りプリ ン トが行われる こ こで、 上記の動作を一般化した式で表現する。 例えば、 ノ ズル の配列ピッチを ドッ ト ピッチ dの A倍、 ノ ズル数を Bとすると、 小 改行の移動量は （A + 1 ) dであり、 これを （A— 1 ) 回行うので 、 小改行による合計移動量は （A + 1 ) (A— l ) dである。 大改 行では、 最初の状態から先頭のノ ズルが最後のノ ズルの次の位置に く ればよい。 最初の状態で先頭のノ ズルが最後のノ ズルの次の位置 に移動するための移動量は B x A x dである。 上記のよう に、 小改 行による合計移動量は （A + 1 ) (A— 1 ) dであるから、 B X A からこれを減じれば、 大改行の移動量は （ B X A— ( A + 1 ) (A - 1 ) ) dである。

図 7の例では、 各ノ ズルはそれぞれ飛翔角度が異なるので、 小改 行は次のノズルの 1 ドッ ト先の位置に移動する量である。 図 5で説 明したよ うな作成方法でノズルを作成した場合、 隣接するノ ズルは 同じ飛翔角度になる。 n個の隣接するノ ズルが同じ飛翔角度の場合 には、 小改行では n個先のノ ズルの 1 ドッ ト先の位置に移動する必 要がある。 そのため、 小改行の移動量は （A X n + 1 ) dであり、 大改行の移動量は （ B X A— ( A X n + 1 ) (A— 1 ) ) dである 。 なお、 小改行で nの整数倍の先のノ ズルの 1 ドッ ト先の位置に移 動するようにしてもよい。

上記の説明では、 各 ドッ ト行は 1個のノ ズルによる 1 回のプリ ン ト走査 （主走査） でプリ ン トされると した。 一般に、 このような動 作をシングルパス記録モー ドと呼ぶ。 これに対して、 各 ドッ ト行を 複数のノ ズルによる複数回の主走査でプリ ン 卜する動作をマルチパ ス記録モー ドと呼ぶ。 なお、 これは 1 色のヘッ ドの場合で、 カラー プリ ンタの場合には、 各色について 1 ドッ ト行を 1 回の主走査でプ リ ン 卜する場合をシングルパス記録モー ドと呼び、 各色について 1 ドッ ト行を複数回の主走査でプリ ン トする場合をマルチパス記録モ ー ドと呼ぶ。

図 8 は、 本発明の原理をより一般化した時の小改行と大改行を説 明する図である。 図示のよう に、 B個のノ ズルが、 A ドッ ト ピッチ で配列されており、 隣接する n個のノ ズルが同 じ飛翔角度である と する。 更に、 1 ドッ ト行を C回の主走査でプリ ン トするマルチパス 記録モー ドである とする。 小改行の移動量は （A X n + 1 ) dであ り、 これを （ C X A— 1 ) 回行うので、 小改行の合計移動量は （A n + 1 ) X ( C X A— 1 ) dである。 従って、 大改行の移動量は 、 (B X A - (A x n + 1 ) ( C X A— l ) ) dである。

プリ ンタは、 シングルパス記録モー ドで動作する ものでも、 マル チパス記録モー ドで動作する ものでも、 そのいずれかを任意に選択 できる ものでもよい。

隣接するノ ズルが同時にイ ンクを噴射すると ク ロス トークの問題 が発生するので、 マルチパス記録モー ドの時には、 隣接するノ ズル を同時に駆動しないよ う に制御する こ とが望ま しい。

また、 マルチパス記録モー ドで主走査方向にも連続した複数の ド ッ トをプリ ン 卜する時には、 C回のう ちの各回でプリ ン 卜する ドッ ト位置をラ ンダムに決定するようにしてもよい。 これにより、 ノ ズ ルからのイ ンクの噴射方向のばらつきによる影響は更に目立たなく なる。 図面の簡単な説明

図 1 は、 イ ンク ジヱ ッ トプリ ンタの断面図である。

図 2の （ 1 ) と （ 2 ) は、 副走査方向に一定の間隔で配列された 複数のイ ンク噴射ノ ズルの配列例を示す図である。

図 3 は、 図 2 の （ 1 ) と （ 2 ) のような複数のイ ンク噴射ノズル を有するへッ ドでプリ ン 卜する場合の副走査方向におけるへッ ドと 媒体の相対移動動作を説明する図である。

図 4 は、 ノズル毎のイ ンクスポッ ト位置のずれの影響を説明する 図である。

図 5の （ 1 ) から （ 6 ) は、 複数のイ ンク噴射ノズルを作成する 方法を説明する図である。

図 6の （ 1 ) から （ 8 ) は、 複数のイ ンク噴射ノズルを作成する 別の方法を説明する図である。

図 7 は、 本発明の原理を説明する図である。

図 8 は、 より一般化した本発明の原理を説明する図である。

図 9 は、 本発明の第 1 実施例におけるノズル配列と副走査方向の へッ ドと媒体の相対移動を示す図である。

図 1 0 は、 第 1 実施例において帯状の縦線をプリ ン トする時の各 ドッ トをプリ ン 卜するノズルを示す図である。

図 1 1 の （ 1 ) から （ 6 ) は、 第 1 実施例において縦線をプリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序を示す図である。

図 1 2 は、 本発明の第 2実施例におけるノズル配列と副走査方向 のへッ ドと媒体の相対移動を示す図である。

図 1 3の （ 1 ) から （ 6 ) は、 第 2実施例において帯状の縦線を プリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序を示す図である。 図 1 4 の （ 1 ) から （ 6 ) は、 第 2実施例において帯状の縦線を プリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序を示す図である。 図 1 5 の （ 1 ) から （ 3 ) は、 第 2実施例において帯状の縦線を プリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序の変形例を示す図で ある。

図 1 6 の （ 1 ) と （ 2 ) は、 本発明の第 3実施例におけるノズル 配列を示す図である。

図 1 7 は、 第 3実施例における副走査方向のへッ ドと媒体の相対 移動を示す図である。

図 1 8 の （ 1 ) から （ 6 ) は、 第 3実施例において帯状の縦線を プリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序を示す図である。 図 1 9の （ 1 ) から （ 6 ) は、 第 3実施例の変形例において帯状 の縦線をプリ ン 卜する時の ドッ 卜のプリ ン 卜される順序を示す図で める。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施例を説明する。 説明を簡単にするために、 実 施例のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタはモノ ク ロプリ ンタであるとするが 、 カラ一プリ ンタであっても本発明を適用することが可能であり、 各色のへッ ド毎に以下に説明する動作を行えばよい。 実施例のイ ン ク ジヱ ッ トプリ ンタは、 図 1 に示すような断面を有し、 媒体のへッ ドに対する副走査方向の移動が従来例と異なるだけである。 従って 、 異なる部分のみを説明し、 他の部分についての説明は省略する。

図 9 は、 本発明の第 1 実施例のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタのへッ ド におけるノ ズルの配列と、 媒体のへッ ドに対する副走査方向の相対 移動を示す図である。 図示のように、 1 6個のノズル 6 1 — 1 〜 6 1 — 1 6 力く 6 ドッ ト ピッチ間隔で 1 列に配列されている。 これらの ノ ズルは、 図 5 の方法で作成され、 隣接する 2個が同じイ ンク飛翔 角度を有する。 このプリ ンタは、 シ ングルパス記録モー ドで動作し 、 1 ドッ ト行を 1 回の主走査でプリ ン トする。 従って、 前述の小改 行と大改行の移動量を算出する式における、 Aは 6 であり、 Bは 1 6 であり、 Cは 1 であり、 n は 2 である。 よって、 小改行の移動量 は （ 2 X 6 + 1 ) d、 すなわち 1 3 ドッ ト ピッチであり、 大改行の 移動量は （ 1 6 x 6 — 1 3 X 5 ) d、 すなわち 3 1 ドッ ト ピッチで ある。 図 9 において、 縦線をプリ ン トする時には、 縦線の先端がノ ズル 6 1 — 1 1 の位置から印字を開始する。 参照番号 6 2 は、 1 回 目の大改行が行われるまでの動作ではプリ ン ト しない部分を示し、 6 3 は 1 回目の大改行が行われるまでの動作ですベての ドッ ト行が プリ ン 卜される部分を示し、 6 4 は 1 回目の大改行が行われるまで の動作と 1 回目の大改行の後 2 回目の大改行が行われるまでの動作 とでプリ ン 卜 される部分を示す。

図 1 0 は、 第 1 実施例において帯状の縦線をプリ ン トする時に各 ドッ トをプリ ン トするノ ズルを示す図であり、 図 1 1 は各 ドッ 卜が プリ ン ト される順番を示す図である。 図示のよ うに、 隣接する ドッ ト行は、 2個以上離れたノ ズルによりプリ ン ト されるので、 かなら ず飛翔角度が異なる。 従って、 ノ ズルの飛翔角度が異なっても、 濃 淡の横線や縦線のジッ タは、 短いピッチで生じるので、 目立たない o

図 1 2 は、 本発明の第 2実施例のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタのへッ ドにおけるノ ズルの配列と、 媒体のへッ ドに対する副走査方向の相 対移動を示す図である。 図示のよう に、 3 2個のノ ズル 6 1 — 1〜 6 1 — 3 2 力く 6 ドッ ト ピッチ間隔で 1 列に配列されている。 これら のノ ズルは、 図 5 の方法で作成され、 隣接する 2個が同じイ ンク飛 翔角度を有する。 このプリ ンタは、 第 1 実施例で説明したのと同様 にシングルパス記録モー ドでも動作する力 、 1 ドッ ト行を 2 回の主 走査でプリ ン トするマルチパス記録モー ドでも動作する。 こ こでは 、 マルチパス記録モー ドについて説明する。 前述の小改行と大改行 の移動量を算出する式における、 Aは 6 であり、 Bは 3 2 であり、 Cは 2 であり、 nは 2 である。 よって、 小改行の移動量は （ 2 X 6 + 1 ) d、 すなわち 1 3 ドッ ト ピッチであり、 大改行の移動量は （

3 2 X 6 - 1 3 X 1 1 ) d、 すなわち 4 9 ドッ ト ピッチである。 図 1 3 と図 1 4 は、 第 2 実施例において帯状の縦線をプリ ン トす る時の各 ドッ 卜がプリ ン 卜される順番と各 ドッ 卜をプリ ン トするノ ズルを示す図である。 図示のよう に、 隣接する ドッ ト行は、 2個以 上離れたノ ズルによりプリ ン ト される。 また、 1 ドッ ト行の隣接す る ドッ トは、 2 つのノ ズルで交互にプリ ン トされるので、 ノ ズルの 飛翔角度が異なる こ とによるずれは、 一層目立たな く なる。

図 1 5 は、 第 2 実施例の変形例における帯状の縦線をプリ ン トす る時の各 ドッ 卜がプリ ン トされる順番を示す図である。 副走査方向 のへッ ドに対する媒体の相対移動は第 2実施例と同 じであり、 同 じ ドッ ト行は同 じ 2 つのノ ズルでプリ ン トされる。 しかし、 図 1 5 の

( 1 ) に示すよ う に、 例えば、 ノ ズル 6 1 — 2 5 と 6 1 — 2 6 は、 主走査時には交互に動作して異なる列の ドッ トをプリ ン トする。 以 下同様に、 隣接するノ ズルは同時には動作しないよ うにする と、 図 1 5 の （ 2 ) に示すよう に 6 ドッ 卜の列が格子状にプリ ン トされる 。 次に、 ノ ズル 6 1 — 1 3 がノ ズル 6 1 — 2 5 と同じ ドッ ト行を、 ノ ズル 6 1 - 1 4力くノ ズル 6 1 — 2 6 と同 じ ドッ ト行をプリ ン トす るが、 この時に残っている空白部の ドッ トをプリ ン トする。 従って 、 隣接するノ ズルが同時には動作しない。 以上のような動作を 6 回 繰り返すと図 1 5 の （ 3 ) に示すような形で各 ドッ 卜が図示のノ ズ ルでプリ ン トされる。 なお、 図 1 5の （ 3 ) では 2 ドッ ト列のみを 示したが、 後はこれの繰り返しである。

図 1 6 は、 本発明の第 3実施例のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタのへッ ドにおけるノズルの配列を示す図である。 図示のように、 1 6個の ノズノレ 7 1 — 1 、 7 1 — 4、 ···、 7 1 — 4 6 を 6 ドッ ト ピッチ （ 6 d ) で 1 列に配列した第 1 の組と、 1 6個のノズノレ 7 1 — 2、 7 1 一 5、 …、 7 1 — 4 7を 6 dで 1 列に配列した第 2 の組と、 1 6個 のノズル 7 1 — 3、 7 1 — 6、 ···、 7 1 — 4 8を 6 dで 1列に配列 した第 3の組とを設ける。 第 2の組は、 第 1 の組に対して、 主走査 方向に所定量ずれており、 副走査方向に 2 dずれている。 また、 第 3 の組は、 第 2 の組に対して、 主走査方向に所定量ずれており、 副 走査方向に 2 dずれている。 主走査時に各組を駆動するタイ ミ ング を主走査方向のずれに対応してずらすことにより、 図 1 6の （ 2 ) に示すように、 4 8個のノズル 7 2 — 1 〜 7 2 — 4 8 を 2 dの間隔 で配列したノズルと等価なプリ ン 卜が行える。 図 1 6 に示した第 3 実施例のヘッ ドでは、 隣接する 6個、 例えば、 ノズル 7 2 — 1 〜 7 2 — 6が同じイ ンク飛翔角度を有する。

図 1 7 は、 第 3実施例のマルチパス記録モー ドにおける、 媒体の へッ ドに対する副走査方向の相対移動を示す図である。 図示のよう に、 小改行の移動量は 1 3 dである。

図 1 8 は、 第 3実施例のマルチパス記録モー ドにおける、 帯状の 縦線をプリ ン 卜する時の各 ドッ 卜がプリ ン 卜される順番を示す図で ある。 図示のように、 隣接するノズルは同時には駆動されないよう に制御される。 第 3実施例では、 6 回の主走査で所定範囲内の ドッ 卜がすべてプリ ン 卜される。

図 1 9 は、 第 3実施例の変形例における、 帯状の縦線をプリ ン ト する時の各 ドッ 卜がプ リ ン トされる順番を示す図である。 マルチパ ス記録モー ドでは各 ドッ ト行の主走査方向の所定の範囲内を c回の 主走査に分けてプリ ン トする力く、 この変形例では C回のうちの各回 でプリ ン 卜する ドッ ト位置をラ ンダムに決定する。 まずプリ ン 卜す る主走査方向の幅を適当な複数の範囲に分割する。 乱数発生器で第

1 の乱数を発生させ、 各範囲内で、 1 Z C (こ こでは C = 3 ) の確 率で、 最初の主走査でプリ ン トする ドッ トを決定する。 同様に、 こ の範囲内の ドッ 卜から 1 回目の主走査でプリ ン ト した ドッ 卜を除き 、 第 2の乱数を発生させ、 その範囲内で 1 / ( C 一 1 ) の確率で、 2 回目の主走査でプリ ン 卜する ドッ トを決定する。 以下、 同様に決 定し、 C回の主走査でこの範囲内の ドッ 卜がすべてプリ ン トされる ように決定する。

第 3実施例の変形例では、 小改行と大改行を行う従来技術のィ ン ク ジヱ ッ トプリ ンタに比べて、 ノズルからのイ ンクの噴射方向のば らつきによる濃淡の線や縦線のジッ夕などは、 見えにく い短い周期 で発生する上、 ラ ンダムに分散するので、 より一層目立たなく なる

産業上の利用の可能性

本発明により、 小改行と大改行を行うイ ンク ジエ ツ トプリ ンタに おいて、 ノズルの飛翔角度のばらつきにより画像むらの発生ゃジッ 夕が見えにく く なり、 画質が向上する。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 同一のイ ンクを噴射する B個 （Bは整数） のイ ンク噴射ノ ズ ルが、 副走査方向に実質的に一定のノ ズル間隔で配置され、 前記副 走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッ ドと、

記録媒体を前記イ ンクへッ ドを対して前記副走査方向に相対移動 させる副走査機構とを備えるイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタであって、 前記ノ ズル間隔は、 ドッ ト ピッチ （ d ) の A倍 （ Aは整数） の間 隔であり、

プリ ン ト動作は、

前記主走査方向の 1 回のプリ ン ト走査と、

前記ノ ズル間隔の n倍 （ nは整数） に 1 ドッ ト ピッチを加えた量 ( ( A X n + 1 ) x d ) だけ前記記録媒体を前記ィ ンクへッ ドに対 して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後前記主走査 方向の 1 回のプリ ン ト走査を行う動作を、 C X A— 1 回 （ Cは整数 ) 繰り返す小改行プリ ン ト と、

その後、 （ B X A— (A X n + 1 ) ( C x A— l ) ) x dの大改 行を行う大改行とを繰り返す動作である こ とを特徴とするィ ンク ジ ェ ッ ト記録装置。

2. 請求項 1 に記載のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタであって、 前記 Cが 1 で、 1 回の主走査方向の走査でプリ ン ト可能な ドッ ト を、 1 回のプリ ン ト走査でプリ ン トする シングルパス記録モー ドと 前記 Cが 2以上で、 1 回の主走査方向の走査でプリ ン ト可能な ド ッ トを、 C回のプリ ン 卜走査でプリ ン 卜するマルチパス記録モ一 ド とを備えるイ ンク ジエ ツ トプリ ンタ。

3. 請求項 1 に記載のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタであって、 前記マルチパス記録モー ドでは、 隣接する前記イ ンク噴射ノ ズル を同時に駆動しないように制御されるイ ンク ジエ ツ トプリ ンタ。

4 . 請求項 1 に記載のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタであって、 前記マルチパス記録モー ドで前記主走査方向に複数の ドッ トを連 続してプリ ン 卜する時には、 前記 C回のう ちの各回でプリ ン トされ る ドッ ト位置はラ ンダムに決定されるイ ンク ジエ ツ トプリ ンタ。

5 . 請求項 1 に記載のイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタであって、 前記ィ ンク噴射ノ ズルは、 連続した m個が同一のィ ンク飛翔特性 を有し、

前記 nは、 前記 mの整数倍であるイ ンク ジヱ ッ トプリ ンタ。