JPWO2021019716A5 - 光学装置、光源装置、集光方法及び内視鏡システム - Google Patents
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Description
本発明は、光学装置、光源装置、集光方法及び内視鏡システムに関する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、距離情報に含まれる誤差情報が低減されている光学装置、光源装置、集光方法及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る光学装置は、
光源部と、本体部と、を有し、
光源部は、
第1照射光を出射する第1光源と、
第2照射光を出射する第2光源と、
第1光源及び第2光源を制御する光源制御部と、
第1照射光と第2照射光が入射する集光部と、を有し、
本体部は、硬質で管状の挿入部、又は軟質で管状の挿入部を有し、
挿入部は、
屈折率が1よりも大きい透明な媒質で形成された導光部材と、
被検体からの戻り光が入射する光学系と、
第1測定光に基づいて、被検体の画像情報を出力する第1イメージャと、
第2測定光に基づいて、光学系から被検体までの距離情報を出力する第2イメージャと、を有し、
第2照射光では、光強度が時間的に変調され、
導光部材は、集光部側に位置する入射端面と、被検体側に位置する射出端面と、を有し、
集光部から射出された第3照射光は、挿入部から被検体に向けて射出され、
第1測定光には、第1照射光の波長帯域の一部と同じ波長帯域の光が含まれ、
第2測定光には、第2照射光の波長帯域と同じ波長帯域の光が含まれ、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
光源部と、本体部と、を有し、
光源部は、
第1照射光を出射する第1光源と、
第2照射光を出射する第2光源と、
第1光源及び第2光源を制御する光源制御部と、
第1照射光と第2照射光が入射する集光部と、を有し、
本体部は、硬質で管状の挿入部、又は軟質で管状の挿入部を有し、
挿入部は、
屈折率が1よりも大きい透明な媒質で形成された導光部材と、
被検体からの戻り光が入射する光学系と、
第1測定光に基づいて、被検体の画像情報を出力する第1イメージャと、
第2測定光に基づいて、光学系から被検体までの距離情報を出力する第2イメージャと、を有し、
第2照射光では、光強度が時間的に変調され、
導光部材は、集光部側に位置する入射端面と、被検体側に位置する射出端面と、を有し、
集光部から射出された第3照射光は、挿入部から被検体に向けて射出され、
第1測定光には、第1照射光の波長帯域の一部と同じ波長帯域の光が含まれ、
第2測定光には、第2照射光の波長帯域と同じ波長帯域の光が含まれ、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光学装置と、処理装置と、を有し、
処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、
支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光学装置と、処理装置と、を有し、
画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、
観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、
推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る光源装置は、
被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射する第1光源と、
光学系から被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射する第2光源と、
第1照射光と第2照射光が入射し、導光部材の入射端面に光を集光する集光部と、
第1光源及び第2光源を制御する光源制御部と、を有し、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光源装置と、処理装置と、を有し、
処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、
支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光源装置と、処理装置と、を有し、
画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、
観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、
推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る集光方法は、
導光部材の入射端面に光を集光する方法であって、
第1光源が、被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射し、
第2光源が、光学系から被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射し、
集光部が、入射した第1照射光と第2照射光を、導光部材の入射端面に光を集光し、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
上述の光学装置と、処理装置と、を有し、
処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、
支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光学装置と、処理装置と、を有し、
画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、
観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、
推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る光源装置は、
被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射する第1光源と、
光学系から被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射する第2光源と、
第1照射光と第2照射光が入射し、導光部材の入射端面に光を集光する集光部と、
第1光源及び第2光源を制御する光源制御部と、を有し、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光源装置と、処理装置と、を有し、
処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、
支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、
上述の光源装置と、処理装置と、を有し、
画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、
観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、
推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る集光方法は、
導光部材の入射端面に光を集光する方法であって、
第1光源が、被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射し、
第2光源が、光学系から被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射し、
集光部が、入射した第1照射光と第2照射光を、導光部材の入射端面に光を集光し、
第2照射光が入射する入射端面における第2照射光の入射角は、第1照射光が入射する入射端面における第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、距離情報に含まれる誤差情報が低減されている光学装置、光源装置、集光方法及び内視鏡システムを提供することができる。
照明光LILLには、様々な角度の光線が含まれている。反射光LREFのうち、ほとんどの反射光は光学系11の視野の外側に向かい、残りの反射光は光学系11に向かう。一方、散乱光は、あらゆる方向に向かう。散乱光L
DIFのうち、一部の散乱光は光学系11に向かう。
光学系11には、被検体15からの戻り光LRが入射する。戻り光LRは、光学系11に向かう反射光LREFと、光学系11に向かう散乱光L
DIFを含んでいる。戻り光LRは、光学フィルタ12で、透過光と反射光とに分かれる。透過光は第1測定光で、反射光は第2測定光である。
透過光と反射光は、共に、反射光LREFと散乱光L
DIFを含んでいる。よって、第1測定光と第2測定光は、共に、反射光LREFと散乱光L
DIFを含んでいる。
しかしながら、導光部材の数は、1つに限られない。光学装置は、複数の導光部材を有していても良い。また、入射端面の数は、1つに限られない。光学装置は複数の入射端面を有していても良い。射出端面の数は、1つに限られない。光学装置は、複数の射出端面を有していても良い。
(光源部:第1例)
光源部30は、同軸入射タイプの光源部である。図3(a)に示すように、光源部30は、第1光源31と、第2光源32と、レンズ33と、レンズ34と、ダイクロイックミラー35と、導光部材36と、を有する。導光部材36は、入射端面36aを有する。光源部30では、1つの導光部材が用いられている。
光源部30は、同軸入射タイプの光源部である。図3(a)に示すように、光源部30は、第1光源31と、第2光源32と、レンズ33と、レンズ34と、ダイクロイックミラー35と、導光部材36と、を有する。導光部材36は、入射端面36aを有する。光源部30では、1つの導光部材が用いられている。
第2照射光が被検体に照射されると、戻り光L R
、すなわち、反射光LREFと散乱光LDIFが生じる。散乱光LDIFは、被検体の内部で散乱された光である。
460nm以上、510nm以下の波長帯域の光では、オキシヘモグロビンでの吸収が小さい。オキシヘモグロビンでの吸収が小さいと、オキシヘモグロビンでの吸収による第2照射光のロスが少ない分、動脈、及び毛細血管を含む領域からの戻り光が大きくなる。
また、この波長帯域の光では、デオキシヘモグロビンでの吸収が小さい。デオキシヘモグロビンでの光の吸収が小さいと、デオキシヘモグロビンでの吸収による第2照射光のロスが少ない分、静脈、及び毛細血管を含む領域からの戻り光が大きくなる。
この光学装置では、第2照射光に、波長帯域が460nm以上、510nm以下の光が用いられる。上述のように、この波長帯域では、オキシヘモグロビンでの吸収とデオキシヘモグロビンでの吸収が小さい。よって、この光学装置では、オキシヘモグロビンでの吸収が小さい光と、デオキシヘモグロビンでの吸収が小さい光が、第2照射光に用いられている。その結果、被検体までの距離を、より良い精度で測定することができる。
被検体の表面から毛細血管までの間で生じる散乱光の光強度は小さい。第2イメージャに、SN比の高いイメージャを用いることで、被検体の表面から毛細血管までの間で生じる散乱光を、高いSN比で検出することができる。
後述の本実施形態の光学装置5のように、第2照射光以外の波長帯域の光は、バンドパスフィルタ等を利用すれば、第2測定光から除去可能である。しかしながら、第2照射光の波長帯域の光は、バンドパスフィルタ等を利用しても、第2測定光から除去できない。
第2光源部40は、第2光源を複数有する。具体的には、第2光源部40は、第2光源40a、第2光源40b、及び第2光源40cを有する。集光部41は、レンズを複数有する。具体的には、集光部41は、レンズ41a、レンズ41b、及びレンズ41cを有する。
第2光源40bから、第2照射光LTOFbが射出される。第2照射光LTOFbは、ピーク波長λTOFbを有する光である。図5(c)に示すように、ピーク波長λTOFbは、ピーク波長λ
TOFa よりも、紫外波長域UV側に位置している。第2照射光LTOFbは、例えば、緑色の光である。
第2照射光LTOFaは、レンズ41aに入射する。第2照射光LTOFaはレンズ41aで平行光束に変換された後、レンズ41aから射出される。第2照射光LTOFaは、ミラー42aに入射する。
第2照射光LTOFbは、レンズ41bに入射する。第2照射光LTOFbはレンズ41bで平行光束に変換された後、レンズ41bから射出される。第2照射光LTOFbは、ダイクロイックミラー42bに入射する。
第2照射光LTOFcは、レンズ41cに入射する。第2照射光LTOFcはレンズ41cで平行光束に変換された後、レンズ41cから射出される。第2照射光LTOFcは、ダイクロイックミラー42cに入射する。
この場合、第1照射光と第2照射光の合波はハーフミラーで行い、第1測定光と第2測定光の分波もハーフミラーで行い、第1光源の点灯と第2光源の点灯は、交互に行うことが望ましい。
図6に示すように、入射端面56aには、円錐形の光束が入射する。円錐形の光束は、レンズ54を円形の光束が通過することによって形成される。θ1とθ2は入射角であって、入射端面56aと光軸AXとの交点における円錐の母線と光軸のなす角である。
角度θ1と角度θ2は、共に入射角を表している。よって、入射端面56aにおける第2照射光LTOFの入射角は、入射端面56aにおける第1照射光LWの入射角よりも小さい。照射光の角度分布がガウス分布のように連続的に変化する分布である場合、角度θ1と角度θ2は、軸上の光強度に対して光強度が半値となる角度とする。
上述のように、発光面は、点光源の集合体と見なすことができる。光源部50では、発光面の各点から射出された第2照射光LTOFは、全て、概ね上で定義した入射角度θ2で入射端面56aに入射する。
光学フィルタ12には、残りの光に対する透過率が100%のダイクロイックミラーが用いられている。この場合、第1照射光R、第1照射光G1、及び第1照射光Bは、光学フィルタ12を透過するので、光学フィルタ12で反射されない。その結果、第1照射光R、第1照射光G1、及び第1照射光Bは、第2測定光として第2イメージャ14に入射しない。
第2イメージャ14上に、第1照射光による光学像が形成される。第1照射光は、誤差情報を生じる光である。第2イメージャ14上に誤差情報を生じる光による光学像が形成されるが、第2イメージャ14では光学像の取得は行われない。その結果、第2イメージャ14からは、距離情報も誤差情報も出力されない。
第2状態では、第1照射光は存在しないので、第2イメージャ14上に第1照射光による光学像が形成されない。すなわち、第2イメージャ14上には、誤差情報を生じる光による光学像が形成されない。この場合、第2イメージャ14で光学像の取得を行っても、第2イメージャ14から出力される距離情報に誤差情報が含まれない。よって、高い精度で距離の測定を行うことができる。
図16(c)に示すように、入射端面70aは、第1入射領域72と、第2入射領域73と、第2入射領域74と、を有する。第1入射領域72には、第1照射光LWが入射する。第2入射領域73と第2入射領域74には、第2照射光LTOFが入射する。
この光学装置では、後述の光学装置11のように、射出端面が複数あるときにも、予め決められた1つの射出端面に導光される。入射端面の第2領域に第2照射光を入射させると共に、第2照射光を1つの射出端面から射出させることで、細径化のみならず、距離の測定を精度よく行うことも可能になる。
また、入射端面と一対一に対応する射出端面を設けることができる。この場合、第2照射光LTOFだけを、確実に導光部材から射出させることができる。
光学装置として、光学装置80(図17)、又は、光学装置90(図18)を用いることができる。光学装置80、又は光学装置90では、第2照射光LTOFを伝搬する導光部材の長さを短くすることができる。
よって、軟性内視鏡に光学装置80が用いられる場合、入射端面83”aにおける第2照射光LTOFの入射角は、9.9°以下にすると良い。このようにすることで、パルス形状の変化を少なくすることができる。その結果、誤差情報を低減することができる。
内視鏡の操作部は、本体部3の一部に設置されている。操作部は、使用者が内視鏡の把持と、挿入部の操作のために使用される。操作部の内部、又は操作部の周囲には、第2光源部82を収容するスペースを確保することができる。よって、第2光源部82を本体部3の内部に配置することで、第2光源部82を入射端面83’a側に配置する場合に比べて、Lの値を小さくすることができる。
図19(c)に示すように、射出端面70bは、第1射出領域75と、第2射出領域76と、第2射出領域77と、を有する。第1射出領域75から、第1照射光LWが射出される。第2射出領域76と第2射出領域77から、第2照射光LTOFが射出される。
入射端面の数は1つに限られない。1つの射出端面と、複数の入射端面と、を有する導光部材を用いても良い。例えば、導光部材70の代わりに、導光部材83(図17参照)を用いることができる。
(光学装置10)
本実施形態の光学装置では、挿入部は、複数の射出端面を有し、複数の射出端面は、空間的に分離されおり、第1照射光が射出される射出端面と第2照射光が射出される射出端面は異なることが好ましい。
本実施形態の光学装置では、挿入部は、複数の射出端面を有し、複数の射出端面は、空間的に分離されおり、第1照射光が射出される射出端面と第2照射光が射出される射出端面は異なることが好ましい。
導光部材102を有する光学装置は、内視鏡に使用することができる。内視鏡では、影の無い画像、又は明るさムラのない画像を得るために、第1照射光L
W を複数の射出端面から照射することが多い。導光部材102では、2つの射出端面から第1照射光LWが射出される。そのため、影のない画像、又は明るさムラのない画像を得ることができる。
導光部材102では、第2照射光LTOFは射出端面102”bだけから射出される。図16(b)において、第2入射領域73に第2照射光LTOFを入射させることで、第2照射光LTOFの射出端面として、射出端面102”bを選択できる。
導光部材103では、射出端面103’bから第2照射光LTOFが射出され、射出端面103”bから第2照射光LTOF’が射出される。図16(c)において、第2入射領域73に第2照射光LTOFを入射させることで、第2照射光LTOFの射出端面として、射出端面103’bを選択できる。第2入射領域74に第2照射光LTOF’を入射させることで、第2照射光LTOF’の射出端面として、射出端面103”bを選択できる。
上述のように、複数の射出端面から第2照射光LTOFを射出させると、正しい距離を測定することができない。しかし、射出端面102’bからの第2照射光LTOFの比率が概ね10%以下であれば、距離の測定を精度良く行うことが可能である。
(光学装置12:第17例)
本実施形態の光学装置では、挿入部は、複数の射出端面を有し、2つ以上の射出端面から、第2照射光が射出され、第2照射光は、同時刻には1つの射出端面のみから射出されることが好ましい。
本実施形態の光学装置では、挿入部は、複数の射出端面を有し、2つ以上の射出端面から、第2照射光が射出され、第2照射光は、同時刻には1つの射出端面のみから射出されることが好ましい。
入射端面131aは、集光部7と対向している。入射端面92aは、第2集光部89と対向している。射出端面131bは、レンズ10と対向している。射出端面92bは、レンズ93と対向している。
入射端面131aには、第1照射光LWと第2照射光LTOFが入射する。よって、射出端面131bからは、第1照射光LWと第2照射光LTOFが射出される。入射端面92aには、第2照射光LTOFのみが入射する。よって、射出端面92bからは、第2照射光LTOFのみが射出される。
(光学装置13)
本実施形態の光学装置では、2つ以上の射出端面は、第1射出端面と、第2射出端面と、を有し、第1射出端面と第2射出端面では、第1射出端面からの第2照射光の射出と、第2射出端面からの第2照射光の射出と、が交互に行われることが好ましい。
本実施形態の光学装置では、2つ以上の射出端面は、第1射出端面と、第2射出端面と、を有し、第1射出端面と第2射出端面では、第1射出端面からの第2照射光の射出と、第2射出端面からの第2照射光の射出と、が交互に行われることが好ましい。
光学装置120(図23参照)では、射出端面121’bから、第1照射光LWと第2照射光LTOFが射出される。射出端面121”bから、第2照射光LTOFのみが射出される。射出端面121’bは、第1射出端面である。射出端面121”bは、第2射出端面である。よって、光学装置120では、第1射出端面と第2射出端面の両方から、第2照射光LTOFが射出可能である。
光学装置では、射出端面121’bからの第2照射光LTOFの射出と、射出端面121”bからの第2照射光LTOFの射出と、を交互に行うことができる。この場合、1つの第2照射光LTOFが被検体に照射される。そのため、精度良く距離を測定することができる。
光学装置130(図24参照)でも、第1射出端面と第2射出端面の両方から、第2照射光LTOFが射出可能である。よって、光学装置130でも、光学装置120と同じ作用効果が得られる。
(内視鏡システム1)
本実施形態の内視鏡システムは、上述の光学装置と、処理装置と、を有し、処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
本実施形態の内視鏡システムは、上述の光学装置と、処理装置と、を有し、処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、支援情報は、画像情報と距離情報に基づいて生成され、支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする。
病変部と思われる領域(以下、「病変候補領域」という)が、観察用画像に含まれていることがある。この場合、使用者は、支援用画像を用いて、病変候補領域をマーキングすることができる。このように、支援用画像は、通常画像の表示と、通常画像における病変候補領域を指定するために利用することができる。
また、支援用画像では、病変候補領域は、観察用画像と共に表示されている。そのため、支援用画像では、マーキングの範囲を容易に修正できる。
内視鏡システム140は、コントローラーを備えていても良い。コントローラーは、マーキングした領域又は位置の入力、修正情報の受け取り、支援用画像の表示、支援情報の表示、距離又はサイズの計算に用いられる。
(内視鏡システム2)
本実施形態の内視鏡システムでは、観察用画像の画素における傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定することが好ましい。
本実施形態の内視鏡システムでは、観察用画像の画素における傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定することが好ましい。
(内視鏡システム3)
本実施形態の内視鏡システムは、上述の光学装置と、処理装置と、を有し、画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴する。
本実施形態の内視鏡システムは、上述の光学装置と、処理装置と、を有し、画像情報に基づいて、被検体の観察用画像が生成され、観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、距離情報に基づいて補完及び推定し、推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴する。
また、距離の推定は、全画素について行う必要はない。例えば、事前に指定された位置に対応する距離を推定すれば良い。又は、指定されたエリアを代表する位置に対応する距離を推定すれば良い。位置の指定、又エリアの指定は、事前に、マニュアル、又はAIによって行うことができる。
以上のように、本発明に係る発明は、距離情報に含まれる誤差情報が低減されている光学装置、光源装置、集光方法及び内視鏡システムに適している。
Claims (30)
- 光源部と、本体部と、を有し、
前記光源部は、
第1照射光を出射する第1光源と、
第2照射光を出射する第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源を制御する光源制御部と、
前記第1照射光と前記第2照射光が入射する集光部と、を有し、
前記本体部は、硬質で管状の挿入部、又は軟質で管状の挿入部を有し、
前記挿入部は、
屈折率が1よりも大きい透明な媒質で形成された導光部材と、
被検体からの戻り光が入射する光学系と、
第1測定光に基づいて、前記被検体の画像情報を出力する第1イメージャと、
第2測定光に基づいて、前記光学系から前記被検体までの距離情報を出力する第2イメージャと、を有し、
前記第2照射光では、光強度が時間的に変調され、
前記導光部材は、前記集光部側に位置する入射端面と、前記被検体側に位置する射出端面と、を有し、
前記集光部から射出された第3照射光は、前記挿入部から前記被検体に向けて射出され、
前記第1測定光には、前記第1照射光の波長帯域の一部と同じ波長帯域の光が含まれ、
前記第2測定光には、前記第2照射光の波長帯域と同じ波長帯域の光が含まれ、
前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、前記第1照射光が入射する入射端面における前記第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする光学装置。 - 前記第2照射光は、赤外波長域よりも短波長側の波長帯域の光であることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 前記第2照射光は、460nm以上、510nm以下の波長帯域を含むことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 前記第2照射光は、460nm以上、510nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 前記第2照射光の波長帯域は、ヘモグロビンでの吸収の大きい波長帯域を含むことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 前記第2照射光は、紫外光であることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
- 前記第2照射光の入射角は、5.7°以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 前記第1光源の点灯と前記第2光源の点灯を交互に行うことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 前記挿入部は、1つの入射端面を有し、
前記1つの入射端面は、第1入射領域と、第2入射領域と、を有し、
前記第1入射領域に、前記第1照射光が入射し、前記第2入射領域に、前記第2照射光が入射することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。 - 前記挿入部は、複数の入射端面を有し、
前記複数の入射端面は、空間的に分離されおり、
前記第1照射光が入射する入射端面と前記第2照射光が入射する入射端面は異なることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。 - 前記第2光源は、前記本体部に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の光学装置。
- 前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、9.9°以下であることを特徴とする請求項11に記載の光学装置。
- 前記第2入射端面の面積は、前記第1入射端面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項11に記載の光学装置。
- 前記挿入部は、複数の射出端面を有し、
前記第2照射光は、予め決められた実質的に1つの射出端面だけから射出されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。 - 前記挿入部は、複数の射出端面を有し、
2つ以上の射出端面から、前記第2照射光が射出され、前記第2照射光は同時刻には1つの射出端面のみから射出されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。 - 前記2つ以上の射出端面は、第1射出端面と、第2射出端面と、を有し、
前記第1射出端面と前記第2射出端面では、前記第1射出端面からの前記第2照射光の射出と、前記第2射出端面からの前記第2照射光の射出と、が交互に行われることを特徴とする請求項15に記載の光学装置。 - 前記第1照射光でも、光強度が時間的に変調され、
前記第1照射光における変調と前記第2照射光における変調とが同じであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。 - 前記画像情報の取得と前記距離情報の取得が、交互に行われることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 請求項1に記載の光学装置と、処理装置と、を有し、
前記処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
前記支援情報は、前記画像情報と前記距離情報に基づいて生成され、
前記支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする内視鏡システム。 - 請求項1に記載の光学装置と、処理装置と、を有し、
前記画像情報に基づいて、前記被検体の観察用画像が生成され、
前記観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、前記距離情報に基づいて補完及び推定し、
前記推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする内視鏡システム。 - 病変候補領域の特定、病変部の特定、前記特定後の修正、病変部の抽出、又は病変部の診断を人工知能で行うことを特徴とする請求項19又は20に記載の内視鏡システム。
- 被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射する第1光源と、
光学系から前記被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射する第2光源と、
前記第1照射光と前記第2照射光が入射し、導光部材の入射端面に光を集光する集光部と、
前記第1光源及び前記第2光源を制御する光源制御部と、を有し、
前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、前記第1照射光が入射する入射端面における前記第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする光源装置。 - 前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、5.7°以下であることを特徴とする請求項22に記載の光源装置。
- 前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、9.9°以下であることを特徴とする請求項22に記載の光源装置。
- 前記第2入射端面の面積は、前記第1入射端面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項24に記載の光源装置。
- 前記第2照射光の波長帯域は、ヘモグロビンでの吸収の大きい波長帯域を含むことを特徴とする請求項22に記載の光源装置。
- 前記画像情報の取得と前記距離情報の取得が、交互に行われることを特徴とする請求項22に記載の光源装置。
- 請求項22に記載の光源装置と、処理装置と、を有し、
前記処理装置は、支援情報を生成する支援情報生成部を有し、
前記支援情報は、前記画像情報と前記距離情報に基づいて生成され、
前記支援情報には、病変候補領域の位置に関する情報と形状に関する情報と、それに基づいて距離情報により計算した必要な点間の長さが含まれていることを特徴とする内視鏡システム。 - 請求項22に記載の光源装置と、処理装置と、を有し、
前記画像情報に基づいて、前記被検体の観察用画像が生成され、
前記観察用画像の画素における距離、又は距離と傾きを、前記距離情報に基づいて補完及び推定し、
前記推定した結果から、長さ情報を取得することを特徴とする内視鏡システム。 - 導光部材の入射端面に光を集光する方法であって、
第1光源が、被検体の画像情報を取得するための第1照射光を出射し、
第2光源が、光学系から前記被検体までの距離情報を取得するための第2照射光を出射し、
集光部が、入射した前記第1照射光と前記第2照射光を、前記導光部材の入射端面に光を集光し、
前記第2照射光が入射する入射端面における前記第2照射光の入射角は、前記第1照射光が入射する入射端面における前記第1照射光の入射角よりも小さいことを特徴とする集光方法。
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