JPWO2013073140A1 - ドラム式洗濯機 - Google Patents
ドラム式洗濯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2013073140A1 JPWO2013073140A1 JP2013544115A JP2013544115A JPWO2013073140A1 JP WO2013073140 A1 JPWO2013073140 A1 JP WO2013073140A1 JP 2013544115 A JP2013544115 A JP 2013544115A JP 2013544115 A JP2013544115 A JP 2013544115A JP WO2013073140 A1 JPWO2013073140 A1 JP WO2013073140A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circulation pump
- water
- circulation
- motor
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F33/00—Control of operations performed in washing machines or washer-dryers
- D06F33/30—Control of washing machines characterised by the purpose or target of the control
- D06F33/32—Control of operational steps, e.g. optimisation or improvement of operational steps depending on the condition of the laundry
- D06F33/36—Control of operational steps, e.g. optimisation or improvement of operational steps depending on the condition of the laundry of washing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F34/00—Details of control systems for washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F34/14—Arrangements for detecting or measuring specific parameters
- D06F34/18—Condition of the laundry, e.g. nature or weight
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2103/00—Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2103/18—Washing liquid level
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2103/00—Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2103/44—Current or voltage
- D06F2103/48—Current or voltage of the motor driving the pump
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2105/00—Systems or parameters controlled or affected by the control systems of washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2105/06—Recirculation of washing liquids, e.g. by pumps or diverting valves
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F2105/00—Systems or parameters controlled or affected by the control systems of washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F2105/46—Drum speed; Actuation of motors, e.g. starting or interrupting
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F34/00—Details of control systems for washing machines, washer-dryers or laundry dryers
- D06F34/10—Power supply arrangements, e.g. stand-by circuits
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
- D06F39/08—Liquid supply or discharge arrangements
- D06F39/083—Liquid discharge or recirculation arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
本発明のドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラム(4)と、回転ドラム(4)を内包する水槽(3)と、水槽(3)内の洗濯水を水槽(3)に接続した循環経路(31)を介して循環ポンプ(20)により循環させる水循環系(16)と、回転ドラム(4)を駆動するモータ(6)と、循環ポンプ(20)の負荷を検知する負荷検知部(30)と、洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部(22)と、を備えている。そして、制御部(22)は、モータ(6)および循環ポンプ(20)の駆動時に、負荷検知部(30)によって循環ポンプ(20)の所定の負荷変動を検知した場合、モータ(6)の駆動を停止するとともに、循環ポンプ(20)の機能を停止する。これにより、循環ポンプ(20)に泡や空気が入ることを防止し、過剰な泡立ちや騒音の発生を抑制できる。
Description
本発明は、洗濯水を循環させる手段を備えたドラム式洗濯機に関する。
従来、洗浄力を向上させるために、水槽内の洗濯水を循環ポンプで循環させる循環機能を有するドラム式洗濯機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、上記ドラム式洗濯機は、水槽内の衣類に洗濯水を噴射する駆動源として循環ポンプを備えている。循環ポンプは、洗濯水が循環する循環経路内に配置され、水位検知部で所定の水位を維持しながら循環ポンプの運転を行っている。これにより、被処理物(洗濯物)と洗濯水との接触を増やして、被処理物を効率よく洗浄できるとしている。
しかしながら、回転ドラム内に投入された洗濯物の多くが吸水性の高い衣類の場合、衣類の吸水により回転ドラム内の洗濯水の水位が低下する。このとき、洗濯水の水位の低下が、循環ポンプの駆動による水位変動であると判断される場合がある。そのため、循環ポンプの運転が継続して続けられ、循環ポンプに泡や空気が入る。その結果、循環ポンプに泡や空気が入ることにより過剰な泡立ちや騒音が発生するという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラムと、回転ドラムを内包する水槽と、水槽内の洗濯水を水槽に接続した循環経路を介して循環ポンプにより循環させる水循環系と、回転ドラムまたは水槽内に給水する給水部と、回転ドラムを駆動するモータと、循環ポンプの負荷を検知する負荷検知部と、洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部と、を備えている。そして、制御部は、モータおよび循環ポンプの駆動時に、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、モータの駆動を停止するとともに、循環ポンプの機能を停止する構成を有する。
この構成により、回転ドラムの回転や循環ポンプの駆動動作により水位が低下した場合に、循環経路を介して泡や空気が循環ポンプ内に混入しても、循環ポンプの出力が低下したことを検知できる。
また、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、循環ポンプの停止およびモータの駆動を停止する。これにより、回転ドラムの回転や循環ポンプの駆動による水位変動への影響をなくして水位を回復させ、循環経路を介して循環ポンプ内への泡や空気の混入を抑えることができる。その結果、混入した泡や空気により発生する循環ポンプにおける過剰な泡立ちや騒音を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態において、洗濯水とは、洗いステップにおける洗濯水と、すすぎステップにおけるすすぎ水とを含む。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、少なくとも洗濯機本体2の内部に揺動自在に配設された水槽3と、水槽3内に回転自在に配設された回転ドラム4と、水槽3の背面の外側に取り付けられたモータ6と、給水系7と、排水系8と、乾燥系9と、水循環系16などから構成されている。回転ドラム4は、モータ6により回転駆動される。なお、本実施の形態のドラム式洗濯機は、少なくとも洗いステップ、すすぎステップと、脱水ステップと、乾燥ステップとを、モード設定や制御プログラムに従って自動制御により実行する機能を有する、いわゆるドラム式洗濯機を構成している。このとき、乾燥系9は省略してもよい。
また、給水系7は、電磁弁などで構成される給水弁(図示せず)の開閉によって実線矢印Aで示すように適時、水槽3内に給水する。このとき、給水を利用して洗剤収容部7aの洗剤を水槽3内に適時に投入されるように構成されている。
また、排水系8は、洗いステップ終了時やすすぎステップ終了時などの必要なときに一点鎖線矢印Bで示す経路に沿って排水弁19の開閉によって、洗濯水を排水する。このとき、洗濯水は、水槽3の下部に接続された排水管8aを介して、排水フィルタ8bを通過する経路に沿って、ドラム式洗濯機の機外に排水される。なお、排水フィルタ8bは、糸屑類を捕集するとともに、外部から取り外し可能に構成されている。
また、水循環系16は、必要に応じて、洗い準備ステップ、洗いステップ、すすぎステップなどにおいて、循環ポンプ20を駆動させて水槽3内の洗濯水を、以下に示す経路を介して水槽3に戻すことを繰り返して循環させる。このとき、水循環系16の経路は、水槽3の下部に接続された排水管8aから、排水フィルタ8b、循環経路31の循環ポンプ20への流入側経路31a、循環ポンプ20、循環経路31の循環ポンプ20からの吐出側経路31bから構成されている。これにより、水槽3に投入された洗剤の早期溶け込みや衣類の偏りを防止して、洗いステップやすすぎステップの機能の向上を図っている。
また、操作パネル21は洗濯機本体2の前面上部側に設けられ、運転コースなどのモードや各種機能の選択が操作パネル21の入力設定部の入力により行われる。このとき、制御部22は、操作パネル21の入力情報に基づいて、操作パネル21上の表示部で入力情報を表示して使用者に知らせる。また、操作パネル21の入力設定部の入力により運転開始が設定されると、制御部22は、水槽3内の水位を検知する水位検知部40などからのデータが入力され、ドラム式洗濯機の駆動を開始する。そして、制御部22は、排水弁19、給水弁などの動作を制御し、洗浄ステップ、脱水ステップ、乾燥ステップなどの運転により洗濯を実行する。
また、回転ドラム4は、水槽3とともに、開口する正面側(開閉扉5側)から底部となる背面側(モータ6側)に向けて回転軸方向を水平方向から、例えば傾斜角度θ=20±10度に、回転軸4aを下方に傾斜させて設置されている。このとき、回転ドラム4の回転軸4aは、水槽3の背面に設けられたモータ6の軸に直結されている。これにより、回転ドラム4の回転軸4aを水平方向に設置する場合と比べて、回転ドラム4を同じ高さに設置した場合でも、水槽3および回転ドラム4の開口が斜め上向きとなる。その結果、使用者が屈んだりするなどの無理な姿勢を取らずに洗濯物を容易に、回転ドラム4内に出し入れできる。また、本発明者の経験上、傾斜角度θを20±10度とすることにより、子供(幼児を除く)から大人までの身長差があっても、また車椅子利用者であっても、洗濯物の出し入れの作業が最も行いやすい状態が得られる。さらに、回転ドラム4の背面側に溜まる回転ドラム4内に給水された洗濯水が少ない場合でも、回転ドラム4を傾斜させることにより、深い貯水状態を実現できる利点もある。
また、水槽3は、給水を効率よく回転ドラム4内の洗濯物に作用させるために、回転ドラム4と同じ傾斜を持って、回転ドラム4の近くに沿うよう設けられている。
また、洗濯機本体2には開閉扉5が設けられ、水槽3の開口13を開閉扉5の口縁に装着したシール材14を介して密閉するとともに、また水槽3の開口13を開くように設けられている。
以下に、本実施の形態のドラム式洗濯機における洗濯動作時の回転ドラムの挙動および効果について説明する。
まず、回転ドラム4は、洗濯動作時において、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとで駆動される。ここで、正逆弧回転駆動モードとは、回転ドラム4を90度を超え180度未満で駆動する急正弧回転、急逆弧回転を交互に繰り返す駆動モードである。また、正逆連続回転駆動モードとは、回転ドラム4の回転によって持ち上げられた洗濯物が、自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度での回転ドラム4の連続回転を正逆交互に繰り返す駆動モードである。
そして、洗浄ステップ、または洗浄ステップおよびすすぎステップにおいて、回転ドラム4の正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとが、交互に実行される。これにより、洗濯物は、回転ドラム4の90度を超え180度未満の急速度での弧回転および急激な制動により、最大限90度を超えて180度未満まで持ち上げられる。また、洗濯物の持ち上げの最終段階の急激な制動により、洗濯物の慣性および自重で回転ドラム4の内面から剥がし、洗濯物の自重で持ち上げ側とは左右反対の側に洗濯物を確実に落すことができる。その結果、洗濯水を含んで十分に膨潤し、かつ緩み、滑りやすい状態にある洗濯物に対して、特に高い解し作用(ほぐし作用)を付与できる。
また、例えば落下などの機械的作用を洗濯物に及ぼして洗浄性能を高めることができる。
さらに、弧回転駆動の正方向の急正弧回転と逆方向の急逆弧回転とを交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードにより、正逆交互の急弧回転駆動によって洗濯物の持ち上げ位置や落下位置を、毎回の弧回転駆動において左右交互に入れ換えることができる。そのため、洗濯物が絡むことを、より効果的に防ぎながら解し作用をさらに高めることができる。また、例えば落下などの機械的作用を洗濯物に及ぼす回数を増やすことにより洗浄性能を高めることができる。
また、高い解し作用により、洗浄ステップ、すすぎステップの進行とともに発生する洗濯物同士の絡みを抑制できる。その結果、正逆弧回転モードにおける効果的な叩き洗いを持続的に実行して、洗浄効果およびすすぎ効果を高めることができる。
なお、正逆弧回転駆動モードのみでは、洗濯物の絡み、捩れ、皺よりなどが軽減できるが、洗濯物の上下方向の位置が入れ替わりにくく、回転ドラム4底部の洗濯物が動きにくいため、洗いむらが生じやすい。そこで、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードを併用することによって、洗濯物の上下方向の位置の入れ替わりを実現する。これにより、正逆連続回転駆動モードにおける洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減するとともに、正逆弧回転駆動モードにおける洗濯物に対する機械的作用の付与の不均衡を軽減できる。その結果、正逆弧回転駆動モードによる洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減しつつ、しっかりした手もみ洗いの挙動を実現できる。さらに、正逆連続回転駆動モードによる洗濯物を大きく連続に動かして、洗いむらを軽減しながら洗う、均一で強い汚れに対する効果的な洗い挙動を実現できる。
以下に、本実施の形態のドラム式洗濯機における、水循環系16について、図1を参照しながら、図2Aと図2Bを用いて説明する。
図2Aは、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の循環ポンプの断面図である。図2Bは、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の循環ポンプの側面図である。
まず、図1に示すように、循環ポンプ20は、洗濯機本体2の底部である台板2a上に固定して配設されている。
そして、図2Aと図2Bに示すように、循環ポンプ20は、樹脂製の取り付け座35に嵌め付けられたインペラ20aを収容した樹脂製のポンプケーシング20bと、循環モータ20cの金属製のモータケーシング20dとから構成されている。このとき、ポンプケーシング20bの開口側は、モータケーシング20dの前端にある軸受隔壁20d1に当接し一体化するように取り付け座35に嵌め付けられている。これにより、インペラ20aが循環モータ20cのモータ軸20eに直結される。そして、循環ポンプ20は、取り付け座35の取り付け片35aを介して、例えばボルトなどで洗濯機本体2の台板2aに固定されている。
また、循環ポンプ20の排水接続部20gに接続された循環経路31の吐出側経路31bは、図1に示すように、水槽3の開口13まわりの前端壁3hの最下部に設けた噴射口51に外面側から接続されている。そして、図1の矢印aで示すように、水槽3の前端壁3hの裏面と、前端壁3hに対応する回転ドラム4の前端壁4bの表面との間に吐出側経路31bからの洗濯水を噴射する。これにより、水槽3の前端壁3hの裏面と、回転ドラム4の前端壁4bの表面との間で形成する流路52を通じて回転ドラム4内に、循環ポンプ20により洗濯水を吐出する。一方、循環ポンプ20の流入接続部20fは、循環経路31の流入側経路31aに接続され、水槽3下部に設けられた排水管8aを介して、水槽3内の洗濯水が、循環ポンプ20の駆動により、循環ポンプ20内に注入される。
上記のように構成された水循環系16の循環ポンプ20は、以下で説明する制御部22により制御される。このとき、制御部22は、以下、図3を用いて説明する、循環モータ20cの負荷の変化を検知する負荷検知部である電流検出部30により、循環ポンプ20を制御する。
以下に、循環ポンプ20の循環モータ20cの制御方法について、図3と図4を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の負荷検知部を説明する回路図である。図4は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。
すなわち、図3に示すように、制御部22は、少なくとも洗浄ステップ中において、循環ポンプ20の循環モータ20cの負荷変動を、電流検出部30で循環モータ20cの駆動電流値や駆動電力量として測定する。このとき、電流検出部30として、近年、一般的に利用されている循環モータ20cのインバータ制御の制御方法を応用したものが用いられる。なお、以下では、循環モータ20cの負荷変動として、循環モータ20cの駆動電流値を例に説明する。
そして、図4を用いて以降で説明するように、電流検出部30で測定した循環モータ20cの負荷の値Wと、洗浄ステップの初期の循環モータ20cの負荷の値W0とを比較することにより、循環モータ20cの負荷変動を検知する。なお、循環モータ20cの初期の負荷の値W0としては、循環モータ20cの回転数が定常状態になったときの時間平均により求めた値を用いることが好ましい。しかし、これに限定されるものではなく、負荷変動を検知できるものであればよい。
まず、循環ポンプ20の循環モータ20cの負荷変動を検知する負荷検知部について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、循環モータ20cは、交流電源25、整流回路26、インバータ回路27、負荷検知部30からの信号に基づいてインバータ回路27を制御する制御部22を介して駆動される。整流回路26は、交流電源25からの交流電力を直流電力に変換する。ここで、整流回路26は、全波整流回路28と、直流倍電圧回路とから構成されている。直流倍電圧回路は、全波整流回路28の直流出力端子に直列に接続されたコンデンサ29a、29bと、コンデンサ29a、29bの接続点を交流電源の入力の一方の端子に接続することにより構成され、インバータ回路27への印加電圧を高くしている。インバータ回路27は、整流回路26で変換された直流電力を、3相交流電力に変換して循環モータ20cを駆動する。負荷検知部30である電流検出部は、インバータ回路27の負電圧側に接続され、インバータ回路27のU相、V相、W相の3相の各下アームに流れる電流を、例えば抵抗の両端の電圧を測定することにより検知する。これにより、インバータ回路27の出力電流、すなわち、循環モータ20cのU相、V相、W相に供給される相電流である駆動電流値を検出することができる。
そして、制御部22は、電流検出部30の出力信号に基づいて、インバータ回路27の駆動電流値を演算し、設定回転数に応じた所定周波数、所定電圧を印加して循環モータ20cの回転駆動を制御する。このとき、循環モータ20cの負荷に応じて、インバータ回路27の各相に出力される出力電圧に対する駆動電流位相、あるいは無効電流となるように循環モータ20cを制御することにより、循環モータ20cを設定同期速度(設定回転数)で回転駆動することができる。
つまり、上記電流検出部30を用いることにより、常に循環モータ20cの負荷状態を検知することが可能となる。
以下、回転ドラム4および循環ポンプ20を駆動させて、洗いステップを実行する際の動作について、図1を参照しながら図4を用いて説明する。
まず、使用者が回転ドラム4内に洗濯物を投入し、操作パネル21を操作して、運転を開始する。これにより、制御部22は、給水系7の電磁弁を開き、水槽3内に洗濯水となる水が給水される。
つぎに、水槽3の背面の下方側に設けられた水位検知部40により、所定の水位まで給水されたことを検知すると、制御部22は、電磁弁を閉じて給水を停止し、回転ドラム4の回転を開始する。このとき、回転ドラム4を回転させながら、循環ポンプ20を駆動する。これにより、洗濯物と洗濯水の接触時間が増え、洗浄性能を向上させることができる。
しかし、回転ドラム4の回転と、循環ポンプ20の駆動により、水槽3内の水位は低下する。また、回転ドラム4内の洗濯物が綿など吸水性の高い繊維が多い場合にも、水槽3内の水位が低下する。さらに、洗濯物の衣類の吸水により、洗濯水の水位が低下しすぎると、洗濯物のたたき洗浄性能が低下する。
ところが、水位検知部40による水槽3内の水位の検知では、回転ドラム4の回転と循環ポンプ20の駆動により水位が変動しているのか、または洗濯物の衣類などの吸水により水位が低下しているか判断することが困難である。そのため、水槽3内の水位を正確に検知できない状態で、循環経路31内に泡や空気が混入して循環ポンプ20内に入ると、循環ポンプ20の洗濯水を循環させる出力が低下する。さらに、泡や空気が循環ポンプ20内に混入すると、循環ポンプ20により過剰な泡立ちや騒音が発生する場合がある。
一方、水槽3内の水量が減少して水位が低下した状態で循環ポンプ20を駆動すると、循環ポンプ20は空気を混入しながら運転する、いわゆるエアがみ状態で駆動されることになる。
そして、循環ポンプ20がエアがみ状態で駆動されると、図4に示すように循環ポンプ20の負荷が軽くなるため、循環モータ20cの負荷も軽くなる。つまり、循環モータ20cの負荷の変動により、循環ポンプ20の状態を検知することができる。
そこで、本実施の形態では、水槽内の水位が大きく低下し、空気の混入が多くなった場合、循環モータ20cの負荷が変動することを利用して、循環ポンプ20のエアがみを検知する。
具体的には、図4に示すように、負荷検知部により検出される循環モータ20cの負荷に対して、所定の閾値Wdを設ける。そして、所定の閾値Wdより循環モータ20cの負荷が小さくなり、定常状態における循環モータ20cの負荷の値W0に対して、(W0−Wd)以上となる負荷変動Aが生じた場合に、循環ポンプ20がエアがみしていると判断する。
そして、循環ポンプ20のエアがみなどを、電流検出部30により循環モータ20cの負荷変動として検知すると、制御部22は循環ポンプ20の機能を停止するように循環モータ20cの回転数を制御する。具体的には、循環モータ20cの回転を停止、もしくは循環ポンプ20としての機能が得られない程度に回転数を低下させて駆動させる。そして、循環ポンプ20の機能を停止させて、水槽3内の水位の低下や、循環経路31内に泡や空気が混入して循環ポンプ20内に入ること未然に防止する。これにより、循環ポンプ20内に混入する泡や空気の破砕による過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制することができる。
つぎに、制御部22は、モータ6の駆動を停止して回転ドラム4の回転を停止させる。
つぎに、回転ドラム4の回転が停止中および循環ポンプ20の駆動を停止させて水位を安定させた状態で、水位検知部40により水槽3内の水位を検知する。そして、水位検知部40が、所定の水位以上であることを検知した場合、再度、回転ドラム4および循環ポンプ20の駆動を開始する。このとき、水槽3内の水位の低下が、回転ドラム4の回転や循環ポンプ20の駆動に起因する場合、回転ドラム4の回転の停止および循環ポンプ20の駆動停止中に、衣類や水槽3内の洗濯水が水位に反映され、水槽3内の水位は回復する。そのため、再度、循環ポンプ20を駆動しても、水位が回復しているので、循環経路31内に泡や空気の混入が抑制される。その結果、循環ポンプ20の出力の低下や過剰な泡立ち、破砕時に発生する騒音を抑えることが可能となる。
一方、水位検知部40が、所定の水位に満たないことを検知した場合、制御部22は、洗濯物の吸水により、水槽3内の水位が低下したと判断する。そこで、制御部22は、給水系7の電磁弁を開いて、再度、水槽3内に、所定の水位まで給水を行う。その後、制御部22は、モータ6を駆動して回転ドラム4を回転させ、さらに循環ポンプ20を駆動させる。その結果、循環ポンプ20による過剰な泡立ちや騒音を抑制するとともに、洗浄性能を低下させず洗いステップを実行できる。
以上で説明したように、本実施の形態によれば、循環ポンプ20の循環モータ20cの所定の負荷変動を電流検出部30で検知することにより、循環ポンプ20の運転中は、常に、循環モータ20cの負荷変動から循環ポンプ20への泡や空気の混入を検知することが可能となる。その結果、循環ポンプ20の駆動を停止して、循環ポンプ20内に混入した泡や空気の破砕による過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制することができる。
また、循環ポンプ20の駆動の停止により、衣類や水槽内に洗濯水が戻って、水槽3内の水位に反映されて、水位が回復する。そのため、再度、循環ポンプ20を起動した場合に、循環経路内に泡や空気の混入が抑制される。その結果、循環ポンプ20の出力の低下や過剰な泡立ち、空気の破砕時に発生する騒音を抑えることができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機について、図5を用いて説明する。
以下、本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。
そして、図5に示すように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、モータの駆動および循環ポンプの機能を停止し、所定の時間が経過後、水位検知部により水位を検知して制御する点で、実施の形態1とは異なる。他の構成および動作などは、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1の構成や動作を援用して説明する。これにより、誤検知を防止することができる。
すなわち、図5に示すように、まず、本実施の形態のドラム式洗濯機は、回転ドラム4および循環ポンプ20の駆動中に、負荷検知部30により循環モータ20cの負荷変動の値Wを駆動電流値で検出する。そして、所定の閾値Wdより循環モータ20cの負荷が小さくなり、定常状態における循環モータ20cの負荷の値W0に対して、(W0−Wd)以上となる負荷変動Aを負荷検知部30が検知すると、循環ポンプ20の機能の停止、すなわち循環ポンプ20の回転数の低下あるいは停止を実行する。
つぎに、制御部22は、モータ6の駆動を停止して回転ドラム4の回転を停止させる。
つぎに、負荷検知部30の誤検知を避けるため、循環ポンプ20の機能を停止して、所定の時間t1が経過した後、制御部22は水位検知部40により水槽3内の水位を検知する。このとき、検知した水位が所定の水位以下の場合、素材などにより衣類の吸水量が多いために水位が低下して、循環経路31内に泡や空気が混入したと判断する。その場合、制御部22は、給水系7の電磁弁を開いて、所定の水位までの給水、あるいは所定の時間の給水を行った後、再び、洗いステップを実行する。これにより、循環ポンプ20を停止してから所定の時間t1が経過してから洗濯水の水位を検知するので、水槽3内の水位を正確に検知することができる。その結果、素材などにより異なる衣類の吸水量に合わせて適正な量の給水を行うことができるので、安定した高い洗浄力で洗濯物を洗浄できる。
なお、上記各実施の形態では、洗いステップにおいて、循環モータの負荷変動により、循環ポンプを制御する例で説明したが、これに限られない。例えば、すすぎステップで実行してもよい。これにより、すすぎ性能を、さらに高めることができる。
また、上記各実施の形態では、負荷検知部により循環モータの駆動電流値による負荷変動を検知する例で説明したが、これに限られない。例えば、インバータ制御で駆動される循環ポンプを用いて電力量一定制御などの駆動方式で駆動する場合、循環モータの駆動電力量や回転数などの負荷変動を負荷検知部で検知して制御してもよい。これにより、同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態では、循環モータの3相の駆動電流値を負荷検知部で検出する例で説明したが、これに限られない。例えば、循環モータの3相のうちの1相か2相の駆動電流値を負荷検知部で検出する構成でもよい。これにより、負荷検知部の構成を簡略化できる。
また、上記各実施の形態では、循環モータの駆動電流値を、抵抗の両端の電圧で検知する例で説明したが、これに限られない。例えば、インバータ駆動の際に必要となる電流センサーで検知する構成としてもよい。これにより、安価でコンパクトな負荷検知部を実現できる。
以上で説明したように、本発明のドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラムと、回転ドラムを内包する水槽と、水槽内の洗濯水を水槽に接続した循環経路を介して循環ポンプにより循環させる水循環系と、回転ドラムまたは水槽内に給水する給水部と、回転ドラムを駆動するモータと、循環ポンプの負荷を検知する負荷検知部と、洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部と、を備える。そして、制御部は、モータおよび循環ポンプの駆動時に、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、モータの駆動を停止するとともに、循環ポンプの機能を停止する構成を有する。
この構成により、回転ドラムの回転、循環ポンプの駆動、洗濯物の吸水などの原因により水槽内の水位が低下して、循環経路内に泡や空気が混入し、循環ポンプ内に入ることを防止できる。その結果、混入した泡や空気により発生する循環ポンプにおける過剰な泡立ちや、空気の破砕時に発生する騒音を抑制することができる。また、水槽内の水位が低下した場合、回転ドラムの駆動および循環ポンプの機能の停止中に、衣類や水槽内の洗濯水が水位に反映されて回復する。そのため、再度、循環ポンプを起動しても、水位が回復しているので、循環経路内への泡や空気の混入が抑制される。これにより、エアかみなどに起因する循環ポンプの出力の低下を防止して、ドラム式洗濯機の洗浄力の低下を抑制できる。
また、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水の水位を検知する水位検知部を、さらに備え、制御部は、モータの駆動および循環ポンプの機能を停止した後、水位検知部により検知した水位が所定の水位以下の場合、給水部により給水を行った後に、循環ポンプを駆動する構成を有する。
この構成により、衣類の吸水量が多い場合に起因して水位が低下した場合でも、循環経路内に泡や空気が混入したことを負荷検知部と水位検知部により検知して、給水することができる。これにより、循環ポンプの出力が安定し、過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制できる。さらに、循環ポンプの出力の安定により、洗濯水を安定して循環させて洗濯物にかけることができる。その結果、洗浄性能やすすぎ性能を、さらに向上できるドラム式洗濯機を実現できる。
また、本発明のドラム式洗濯機の負荷検知部は、循環ポンプの循環モータの駆動電流値を検知する構成を有する。この構成により、特にインバータ駆動の循環ポンプを使用する場合、インバータ駆動の際に必要となる電流センサーで負荷検知部を構成できる。そのため、安価な負荷検知部を実現できる。
また、本発明のドラム式洗濯機の負荷検知部は、循環ポンプの循環モータの駆動電力量を検知する構成を有する。この構成により、特に、インバータ制御で駆動される循環ポンプを用いて電力量一定制御などの駆動方式で駆動できる。その結果、負荷検知部による負荷変動の検知が容易で精度を高めることができる。
本発明のドラム式洗濯機によれば、循環ポンプの出力の低下を抑えて、回転ドラム内に収容した洗濯物を高い洗浄性能で洗濯するドラム式洗濯機などの技術分野に有用である。
2 洗濯機本体
2a 台板
3 水槽
3h 前端壁
4 回転ドラム
4a 回転軸
4b 前端壁
5 開閉扉
6 モータ
7 給水系
7a 洗剤収容部
8 排水系
8a 排水管
8b 排水フィルタ
9 乾燥系
13 開口
14 シール材
16 水循環系
19 排水弁
20 循環ポンプ
20a インペラ
20b ポンプケーシング
20c 循環モータ
20d モータケーシング
20d1 軸受隔壁
20e モータ軸
20f 流入接続部
20g 排水接続部
21 操作パネル
22 制御部
25 交流電源
26 整流回路
27 インバータ回路
28 全波整流回路
29a コンデンサ
30 電流検出部(負荷検知部)
31 循環経路
31a 流入側経路
31b 吐出側経路
35 取り付け座
35a 取り付け片
40 水位検知部
51 噴射口
52 流路
2a 台板
3 水槽
3h 前端壁
4 回転ドラム
4a 回転軸
4b 前端壁
5 開閉扉
6 モータ
7 給水系
7a 洗剤収容部
8 排水系
8a 排水管
8b 排水フィルタ
9 乾燥系
13 開口
14 シール材
16 水循環系
19 排水弁
20 循環ポンプ
20a インペラ
20b ポンプケーシング
20c 循環モータ
20d モータケーシング
20d1 軸受隔壁
20e モータ軸
20f 流入接続部
20g 排水接続部
21 操作パネル
22 制御部
25 交流電源
26 整流回路
27 インバータ回路
28 全波整流回路
29a コンデンサ
30 電流検出部(負荷検知部)
31 循環経路
31a 流入側経路
31b 吐出側経路
35 取り付け座
35a 取り付け片
40 水位検知部
51 噴射口
52 流路
本発明は、洗濯水を循環させる手段を備えたドラム式洗濯機に関する。
従来、洗浄力を向上させるために、水槽内の洗濯水を循環ポンプで循環させる循環機能を有するドラム式洗濯機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、上記ドラム式洗濯機は、水槽内の衣類に洗濯水を噴射する駆動源として循環ポンプを備えている。循環ポンプは、洗濯水が循環する循環経路内に配置され、水位検知部で所定の水位を維持しながら循環ポンプの運転を行っている。これにより、被処理物(洗濯物)と洗濯水との接触を増やして、被処理物を効率よく洗浄できるとしている。
しかしながら、回転ドラム内に投入された洗濯物の多くが吸水性の高い衣類の場合、衣類の吸水により回転ドラム内の洗濯水の水位が低下する。このとき、洗濯水の水位の低下が、循環ポンプの駆動による水位変動であると判断される場合がある。そのため、循環ポンプの運転が継続して続けられ、循環ポンプに泡や空気が入る。その結果、循環ポンプに泡や空気が入ることにより過剰な泡立ちや騒音が発生するという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラムと、回転ドラムを内包する水槽と、水槽内の洗濯水を水槽に接続した循環経路を介して循環ポンプにより循環させる水循環系と、回転ドラムまたは水槽内に給水する給水部と、回転ドラムを駆動するモータと、循環ポンプの負荷を検知する負荷検知部と、洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部と、を備えている。そして、制御部は、モータおよび循環ポンプの駆動時に、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、モータの駆動を停止するとともに、循環ポンプの機能を停止する構成を有する。
この構成により、回転ドラムの回転や循環ポンプの駆動動作により水位が低下した場合に、循環経路を介して泡や空気が循環ポンプ内に混入しても、循環ポンプの出力が低下したことを検知できる。
また、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、循環ポンプの停止およびモータの駆動を停止する。これにより、回転ドラムの回転や循環ポンプの駆動による水位変動への影響をなくして水位を回復させ、循環経路を介して循環ポンプ内への泡や空気の混入を抑えることができる。その結果、混入した泡や空気により発生する循環ポンプにおける過剰な泡立ちや騒音を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態において、洗濯水とは、洗いステップにおける洗濯水と、すすぎステップにおけるすすぎ水とを含む。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、少なくとも洗濯機本体2の内部に揺動自在に配設された水槽3と、水槽3内に回転自在に配設された回転ドラム4と、水槽3の背面の外側に取り付けられたモータ6と、給水系7と、排水系8と、乾燥系9と、水循環系16などから構成されている。回転ドラム4は、モータ6により回転駆動される。なお、本実施の形態のドラム式洗濯機は、少なくとも洗いステップ、すすぎステップと、脱水ステップと、乾燥ステップとを、モード設定や制御プログラムに従って自動制御により実行する機能を有する、いわゆるドラム式洗濯機を構成している。このとき、乾燥系9は省略してもよい。
また、給水系7は、電磁弁などで構成される給水弁(図示せず)の開閉によって実線矢印Aで示すように適時、水槽3内に給水する。このとき、給水を利用して洗剤収容部7aの洗剤を水槽3内に適時に投入されるように構成されている。
また、排水系8は、洗いステップ終了時やすすぎステップ終了時などの必要なときに一点鎖線矢印Bで示す経路に沿って排水弁19の開閉によって、洗濯水を排水する。このとき、洗濯水は、水槽3の下部に接続された排水管8aを介して、排水フィルタ8bを通過する経路に沿って、ドラム式洗濯機の機外に排水される。なお、排水フィルタ8bは、糸屑類を捕集するとともに、外部から取り外し可能に構成されている。
また、水循環系16は、必要に応じて、洗い準備ステップ、洗いステップ、すすぎステップなどにおいて、循環ポンプ20を駆動させて水槽3内の洗濯水を、以下に示す経路を介して水槽3に戻すことを繰り返して循環させる。このとき、水循環系16の経路は、水槽3の下部に接続された排水管8aから、排水フィルタ8b、循環経路31の循環ポンプ20への流入側経路31a、循環ポンプ20、循環経路31の循環ポンプ20からの吐出側経路31bから構成されている。これにより、水槽3に投入された洗剤の早期溶け込みや衣類の偏りを防止して、洗いステップやすすぎステップの機能の向上を図っている。
また、操作パネル21は洗濯機本体2の前面上部側に設けられ、運転コースなどのモードや各種機能の選択が操作パネル21の入力設定部の入力により行われる。このとき、制御部22は、操作パネル21の入力情報に基づいて、操作パネル21上の表示部で入力情報を表示して使用者に知らせる。また、操作パネル21の入力設定部の入力により運転開始が設定されると、制御部22は、水槽3内の水位を検知する水位検知部40などからのデータが入力され、ドラム式洗濯機の駆動を開始する。そして、制御部22は、排水弁19、給水弁などの動作を制御し、洗浄ステップ、脱水ステップ、乾燥ステップなどの運転により洗濯を実行する。
また、回転ドラム4は、水槽3とともに、開口する正面側(開閉扉5側)から底部となる背面側(モータ6側)に向けて回転軸方向を水平方向から、例えば傾斜角度θ=20±10度に、回転軸4aを下方に傾斜させて設置されている。このとき、回転ドラム4の回転軸4aは、水槽3の背面に設けられたモータ6の軸に直結されている。これにより、回転ドラム4の回転軸4aを水平方向に設置する場合と比べて、回転ドラム4を同じ高さに設置した場合でも、水槽3および回転ドラム4の開口が斜め上向きとなる。その結果、使用者が屈んだりするなどの無理な姿勢を取らずに洗濯物を容易に、回転ドラム4内に出し入れできる。また、本発明者の経験上、傾斜角度θを20±10度とすることにより、子供(幼児を除く)から大人までの身長差があっても、また車椅子利用者であっても、洗濯物の出し入れの作業が最も行いやすい状態が得られる。さらに、回転ドラム4の背面側に溜まる回転ドラム4内に給水された洗濯水が少ない場合でも、回転ドラム4を傾斜させることにより、深い貯水状態を実現できる利点もある。
また、水槽3は、給水を効率よく回転ドラム4内の洗濯物に作用させるために、回転ドラム4と同じ傾斜を持って、回転ドラム4の近くに沿うよう設けられている。
また、洗濯機本体2には開閉扉5が設けられ、水槽3の開口13を開閉扉5の口縁に装着したシール材14を介して密閉するとともに、また水槽3の開口13を開くように設けられている。
以下に、本実施の形態のドラム式洗濯機における洗濯動作時の回転ドラムの挙動および効果について説明する。
まず、回転ドラム4は、洗濯動作時において、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとで駆動される。ここで、正逆弧回転駆動モードとは、回転ドラム4を90度を超え180度未満で駆動する急正弧回転、急逆弧回転を交互に繰り返す駆動モードである。また、正逆連続回転駆動モードとは、回転ドラム4の回転によって持ち上げられた洗濯物が、自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度での回転ドラム4の連続回転を正逆交互に繰り返す駆動モードである。
そして、洗浄ステップ、または洗浄ステップおよびすすぎステップにおいて、回転ドラム4の正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードとが、交互に実行される。これにより、洗濯物は、回転ドラム4の90度を超え180度未満の急速度での弧回転および急激な制動により、最大限90度を超えて180度未満まで持ち上げられる。また、洗濯物の持ち上げの最終段階の急激な制動により、洗濯物の慣性および自重で回転ドラム4の内面から剥がし、洗濯物の自重で持ち上げ側とは左右反対の側に洗濯物を確実に落すことができる。その結果、洗濯水を含んで十分に膨潤し、かつ緩み、滑りやすい状態にある洗濯物に対して、特に高い解し作用(ほぐし作用)を付与できる。
また、例えば落下などの機械的作用を洗濯物に及ぼして洗浄性能を高めることができる。
さらに、弧回転駆動の正方向の急正弧回転と逆方向の急逆弧回転とを交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードにより、正逆交互の急弧回転駆動によって洗濯物の持ち上げ位置や落下位置を、毎回の弧回転駆動において左右交互に入れ換えることができる。そのため、洗濯物が絡むことを、より効果的に防ぎながら解し作用をさらに高めることができる。また、例えば落下などの機械的作用を洗濯物に及ぼす回数を増やすことにより洗浄性能を高めることができる。
また、高い解し作用により、洗浄ステップ、すすぎステップの進行とともに発生する洗濯物同士の絡みを抑制できる。その結果、正逆弧回転モードにおける効果的な叩き洗いを持続的に実行して、洗浄効果およびすすぎ効果を高めることができる。
なお、正逆弧回転駆動モードのみでは、洗濯物の絡み、捩れ、皺よりなどが軽減できるが、洗濯物の上下方向の位置が入れ替わりにくく、回転ドラム4底部の洗濯物が動きにくいため、洗いむらが生じやすい。そこで、正逆弧回転駆動モードと正逆連続回転駆動モードを併用することによって、洗濯物の上下方向の位置の入れ替わりを実現する。これにより、正逆連続回転駆動モードにおける洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減するとともに、正逆弧回転駆動モードにおける洗濯物に対する機械的作用の付与の不均衡を軽減できる。その結果、正逆弧回転駆動モードによる洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減しつつ、しっかりした手もみ洗いの挙動を実現できる。さらに、正逆連続回転駆動モードによる洗濯物を大きく連続に動かして、洗いむらを軽減しながら洗う、均一で強い汚れに対する効果的な洗い挙動を実現できる。
以下に、本実施の形態のドラム式洗濯機における、水循環系16について、図1を参照しながら、図2Aと図2Bを用いて説明する。
図2Aは、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の循環ポンプの断面図である。図2Bは、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の循環ポンプの側面図である。
まず、図1に示すように、循環ポンプ20は、洗濯機本体2の底部である台板2a上に固定して配設されている。
そして、図2Aと図2Bに示すように、循環ポンプ20は、樹脂製の取り付け座35に嵌め付けられたインペラ20aを収容した樹脂製のポンプケーシング20bと、循環モータ20cの金属製のモータケーシング20dとから構成されている。このとき、ポンプケーシング20bの開口側は、モータケーシング20dの前端にある軸受隔壁20d1に当接し一体化するように取り付け座35に嵌め付けられている。これにより、インペラ20aが循環モータ20cのモータ軸20eに直結される。そして、循環ポンプ20は、取り付け座35の取り付け片35aを介して、例えばボルトなどで洗濯機本体2の台板2aに固定されている。
また、循環ポンプ20の排水接続部20gに接続された循環経路31の吐出側経路31bは、図1に示すように、水槽3の開口13まわりの前端壁3hの最下部に設けた噴射口51に外面側から接続されている。そして、図1の矢印aで示すように、水槽3の前端壁3hの裏面と、前端壁3hに対応する回転ドラム4の前端壁4bの表面との間に吐出側経路31bからの洗濯水を噴射する。これにより、水槽3の前端壁3hの裏面と、回転ドラム4の前端壁4bの表面との間で形成する流路52を通じて回転ドラム4内に、循環ポンプ20により洗濯水を吐出する。一方、循環ポンプ20の流入接続部20fは、循環経路31の流入側経路31aに接続され、水槽3下部に設けられた排水管8aを介して、水槽3内の洗濯水が、循環ポンプ20の駆動により、循環ポンプ20内に注入される。
上記のように構成された水循環系16の循環ポンプ20は、以下で説明する制御部22により制御される。このとき、制御部22は、以下、図3を用いて説明する、循環モータ20cの負荷の変化を検知する負荷検知部である電流検出部30により、循環ポンプ20を制御する。
以下に、循環ポンプ20の循環モータ20cの制御方法について、図3と図4を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の負荷検知部を説明する回路図である。図4は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。
すなわち、図3に示すように、制御部22は、少なくとも洗浄ステップ中において、循環ポンプ20の循環モータ20cの負荷変動を、電流検出部30で循環モータ20cの駆動電流値や駆動電力量として測定する。このとき、電流検出部30として、近年、一般的に利用されている循環モータ20cのインバータ制御の制御方法を応用したものが用いられる。なお、以下では、循環モータ20cの負荷変動として、循環モータ20cの駆動電流値を例に説明する。
そして、図4を用いて以降で説明するように、電流検出部30で測定した循環モータ20cの負荷の値Wと、洗浄ステップの初期の循環モータ20cの負荷の値W0とを比較することにより、循環モータ20cの負荷変動を検知する。なお、循環モータ20cの初期の負荷の値W0としては、循環モータ20cの回転数が定常状態になったときの時間平均により求めた値を用いることが好ましい。しかし、これに限定されるものではなく、負荷変動を検知できるものであればよい。
まず、循環ポンプ20の循環モータ20cの負荷変動を検知する負荷検知部について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、循環モータ20cは、交流電源25、整流回路26、インバータ回路27、負荷検知部30からの信号に基づいてインバータ回路27を制御する制御部22を介して駆動される。整流回路26は、交流電源25からの交流電力を直流電力に変換する。ここで、整流回路26は、全波整流回路28と、直流倍電圧回路とから構成されている。直流倍電圧回路は、全波整流回路28の直流出力端子に直列に接続されたコンデンサ29a、29bと、コンデンサ29a、29bの接続点を交流電源の入力の一方の端子に接続することにより構成され、インバータ回路27への印加電圧を高くしている。インバータ回路27は、整流回路26で変換された直流電力を、3相交流電力に変換して循環モータ20cを駆動する。負荷検知部30である電流検出部は、インバータ回路27の負電圧側に接続され、インバータ回路27のU相、V相、W相の3相の各下アームに流れる電流を、例えば抵抗の両端の電圧を測定することにより検知する。これにより、インバータ回路27の出力電流、すなわち、循環モータ20cのU相、V相、W相に供給される相電流である駆動電流値を検出することができる。
そして、制御部22は、電流検出部30の出力信号に基づいて、インバータ回路27の駆動電流値を演算し、設定回転数に応じた所定周波数、所定電圧を印加して循環モータ20cの回転駆動を制御する。このとき、循環モータ20cの負荷に応じて、インバータ回路27の各相に出力される出力電圧に対する駆動電流位相、あるいは無効電流となるように循環モータ20cを制御することにより、循環モータ20cを設定同期速度(設定回転数)で回転駆動することができる。
つまり、上記電流検出部30を用いることにより、常に循環モータ20cの負荷状態を検知することが可能となる。
以下、回転ドラム4および循環ポンプ20を駆動させて、洗いステップを実行する際の動作について、図1を参照しながら図4を用いて説明する。
まず、使用者が回転ドラム4内に洗濯物を投入し、操作パネル21を操作して、運転を開始する。これにより、制御部22は、給水系7の電磁弁を開き、水槽3内に洗濯水となる水が給水される。
つぎに、水槽3の背面の下方側に設けられた水位検知部40により、所定の水位まで給水されたことを検知すると、制御部22は、電磁弁を閉じて給水を停止し、回転ドラム4の回転を開始する。このとき、回転ドラム4を回転させながら、循環ポンプ20を駆動する。これにより、洗濯物と洗濯水の接触時間が増え、洗浄性能を向上させることができる。
しかし、回転ドラム4の回転と、循環ポンプ20の駆動により、水槽3内の水位は低下する。また、回転ドラム4内の洗濯物が綿など吸水性の高い繊維が多い場合にも、水槽3内の水位が低下する。さらに、洗濯物の衣類の吸水により、洗濯水の水位が低下しすぎると、洗濯物のたたき洗浄性能が低下する。
ところが、水位検知部40による水槽3内の水位の検知では、回転ドラム4の回転と循環ポンプ20の駆動により水位が変動しているのか、または洗濯物の衣類などの吸水により水位が低下しているか判断することが困難である。そのため、水槽3内の水位を正確に検知できない状態で、循環経路31内に泡や空気が混入して循環ポンプ20内に入ると、循環ポンプ20の洗濯水を循環させる出力が低下する。さらに、泡や空気が循環ポンプ20内に混入すると、循環ポンプ20により過剰な泡立ちや騒音が発生する場合がある。
一方、水槽3内の水量が減少して水位が低下した状態で循環ポンプ20を駆動すると、循環ポンプ20は空気を混入しながら運転する、いわゆるエアがみ状態で駆動されることになる。
そして、循環ポンプ20がエアがみ状態で駆動されると、図4に示すように循環ポンプ20の負荷が軽くなるため、循環モータ20cの負荷も軽くなる。つまり、循環モータ20cの負荷の変動により、循環ポンプ20の状態を検知することができる。
そこで、本実施の形態では、水槽内の水位が大きく低下し、空気の混入が多くなった場合、循環モータ20cの負荷が変動することを利用して、循環ポンプ20のエアがみを検知する。
具体的には、図4に示すように、負荷検知部により検出される循環モータ20cの負荷に対して、所定の閾値Wdを設ける。そして、所定の閾値Wdより循環モータ20cの負荷が小さくなり、定常状態における循環モータ20cの負荷の値W0に対して、(W0−Wd)以上となる負荷変動Aが生じた場合に、循環ポンプ20がエアがみしていると判断する。
そして、循環ポンプ20のエアがみなどを、電流検出部30により循環モータ20cの負荷変動として検知すると、制御部22は循環ポンプ20の機能を停止するように循環モータ20cの回転数を制御する。具体的には、循環モータ20cの回転を停止、もしくは循環ポンプ20としての機能が得られない程度に回転数を低下させて駆動させる。そして、循環ポンプ20の機能を停止させて、水槽3内の水位の低下や、循環経路31内に泡や空気が混入して循環ポンプ20内に入ること未然に防止する。これにより、循環ポンプ20内に混入する泡や空気の破砕による過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制することができる。
つぎに、制御部22は、モータ6の駆動を停止して回転ドラム4の回転を停止させる。
つぎに、回転ドラム4の回転が停止中および循環ポンプ20の駆動を停止させて水位を安定させた状態で、水位検知部40により水槽3内の水位を検知する。そして、水位検知部40が、所定の水位以上であることを検知した場合、再度、回転ドラム4および循環ポンプ20の駆動を開始する。このとき、水槽3内の水位の低下が、回転ドラム4の回転や循環ポンプ20の駆動に起因する場合、回転ドラム4の回転の停止および循環ポンプ20の駆動停止中に、衣類や水槽3内の洗濯水が水位に反映され、水槽3内の水位は回復する。そのため、再度、循環ポンプ20を駆動しても、水位が回復しているので、循環経路31内に泡や空気の混入が抑制される。その結果、循環ポンプ20の出力の低下や過剰な泡立ち、破砕時に発生する騒音を抑えることが可能となる。
一方、水位検知部40が、所定の水位に満たないことを検知した場合、制御部22は、洗濯物の吸水により、水槽3内の水位が低下したと判断する。そこで、制御部22は、給水系7の電磁弁を開いて、再度、水槽3内に、所定の水位まで給水を行う。その後、制御部22は、モータ6を駆動して回転ドラム4を回転させ、さらに循環ポンプ20を駆動させる。その結果、循環ポンプ20による過剰な泡立ちや騒音を抑制するとともに、洗浄性能を低下させず洗いステップを実行できる。
以上で説明したように、本実施の形態によれば、循環ポンプ20の循環モータ20cの所定の負荷変動を電流検出部30で検知することにより、循環ポンプ20の運転中は、常に、循環モータ20cの負荷変動から循環ポンプ20への泡や空気の混入を検知することが可能となる。その結果、循環ポンプ20の駆動を停止して、循環ポンプ20内に混入した泡や空気の破砕による過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制することができる。
また、循環ポンプ20の駆動の停止により、衣類や水槽内に洗濯水が戻って、水槽3内の水位に反映されて、水位が回復する。そのため、再度、循環ポンプ20を起動した場合に、循環経路内に泡や空気の混入が抑制される。その結果、循環ポンプ20の出力の低下や過剰な泡立ち、空気の破砕時に発生する騒音を抑えることができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機について、図5を用いて説明する。
以下、本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャートである。
そして、図5に示すように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、モータの駆動および循環ポンプの機能を停止し、所定の時間が経過後、水位検知部により水位を検知して制御する点で、実施の形態1とは異なる。他の構成および動作などは、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1の構成や動作を援用して説明する。これにより、誤検知を防止することができる。
すなわち、図5に示すように、まず、本実施の形態のドラム式洗濯機は、回転ドラム4および循環ポンプ20の駆動中に、負荷検知部30により循環モータ20cの負荷変動の値Wを駆動電流値で検出する。そして、所定の閾値Wdより循環モータ20cの負荷が小さくなり、定常状態における循環モータ20cの負荷の値W0に対して、(W0−Wd)以上となる負荷変動Aを負荷検知部30が検知すると、循環ポンプ20の機能の停止、すなわち循環ポンプ20の回転数の低下あるいは停止を実行する。
つぎに、制御部22は、モータ6の駆動を停止して回転ドラム4の回転を停止させる。
つぎに、負荷検知部30の誤検知を避けるため、循環ポンプ20の機能を停止して、所定の時間t1が経過した後、制御部22は水位検知部40により水槽3内の水位を検知する。このとき、検知した水位が所定の水位以下の場合、素材などにより衣類の吸水量が多いために水位が低下して、循環経路31内に泡や空気が混入したと判断する。その場合、制御部22は、給水系7の電磁弁を開いて、所定の水位までの給水、あるいは所定の時間の給水を行った後、再び、洗いステップを実行する。これにより、循環ポンプ20を停止してから所定の時間t1が経過してから洗濯水の水位を検知するので、水槽3内の水位を正確に検知することができる。その結果、素材などにより異なる衣類の吸水量に合わせて適正な量の給水を行うことができるので、安定した高い洗浄力で洗濯物を洗浄できる。
なお、上記各実施の形態では、洗いステップにおいて、循環モータの負荷変動により、循環ポンプを制御する例で説明したが、これに限られない。例えば、すすぎステップで実行してもよい。これにより、すすぎ性能を、さらに高めることができる。
また、上記各実施の形態では、負荷検知部により循環モータの駆動電流値による負荷変動を検知する例で説明したが、これに限られない。例えば、インバータ制御で駆動される循環ポンプを用いて電力量一定制御などの駆動方式で駆動する場合、循環モータの駆動電力量や回転数などの負荷変動を負荷検知部で検知して制御してもよい。これにより、同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態では、循環モータの3相の駆動電流値を負荷検知部で検出する例で説明したが、これに限られない。例えば、循環モータの3相のうちの1相か2相の駆動電流値を負荷検知部で検出する構成でもよい。これにより、負荷検知部の構成を簡略化できる。
また、上記各実施の形態では、循環モータの駆動電流値を、抵抗の両端の電圧で検知する例で説明したが、これに限られない。例えば、インバータ駆動の際に必要となる電流センサーで検知する構成としてもよい。これにより、安価でコンパクトな負荷検知部を実現できる。
以上で説明したように、本発明のドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラムと、回転ドラムを内包する水槽と、水槽内の洗濯水を水槽に接続した循環経路を介して循環ポンプにより循環させる水循環系と、回転ドラムまたは水槽内に給水する給水部と、回転ドラムを駆動するモータと、循環ポンプの負荷を検知する負荷検知部と、洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部と、を備える。そして、制御部は、モータおよび循環ポンプの駆動時に、負荷検知部が循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、モータの駆動を停止するとともに、循環ポンプの機能を停止する構成を有する。
この構成により、回転ドラムの回転、循環ポンプの駆動、洗濯物の吸水などの原因により水槽内の水位が低下して、循環経路内に泡や空気が混入し、循環ポンプ内に入ることを防止できる。その結果、混入した泡や空気により発生する循環ポンプにおける過剰な泡立ちや、空気の破砕時に発生する騒音を抑制することができる。また、水槽内の水位が低下した場合、回転ドラムの駆動および循環ポンプの機能の停止中に、衣類や水槽内の洗濯水が水位に反映されて回復する。そのため、再度、循環ポンプを起動しても、水位が回復しているので、循環経路内への泡や空気の混入が抑制される。これにより、エアかみなどに起因する循環ポンプの出力の低下を防止して、ドラム式洗濯機の洗浄力の低下を抑制できる。
また、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯水の水位を検知する水位検知部を、さらに備え、制御部は、モータの駆動および循環ポンプの機能を停止した後、水位検知部により検知した水位が所定の水位以下の場合、給水部により給水を行った後に、循環ポンプを駆動する構成を有する。
この構成により、衣類の吸水量が多い場合に起因して水位が低下した場合でも、循環経路内に泡や空気が混入したことを負荷検知部と水位検知部により検知して、給水することができる。これにより、循環ポンプの出力が安定し、過剰な泡立ちや、破砕時に発生する騒音を抑制できる。さらに、循環ポンプの出力の安定により、洗濯水を安定して循環させて洗濯物にかけることができる。その結果、洗浄性能やすすぎ性能を、さらに向上できるドラム式洗濯機を実現できる。
また、本発明のドラム式洗濯機の負荷検知部は、循環ポンプの循環モータの駆動電流値を検知する構成を有する。この構成により、特にインバータ駆動の循環ポンプを使用する場合、インバータ駆動の際に必要となる電流センサーで負荷検知部を構成できる。そのため、安価な負荷検知部を実現できる。
また、本発明のドラム式洗濯機の負荷検知部は、循環ポンプの循環モータの駆動電力量を検知する構成を有する。この構成により、特に、インバータ制御で駆動される循環ポンプを用いて電力量一定制御などの駆動方式で駆動できる。その結果、負荷検知部による負荷変動の検知が容易で精度を高めることができる。
本発明のドラム式洗濯機によれば、循環ポンプの出力の低下を抑えて、回転ドラム内に収容した洗濯物を高い洗浄性能で洗濯するドラム式洗濯機などの技術分野に有用である。
2 洗濯機本体
2a 台板
3 水槽
3h 前端壁
4 回転ドラム
4a 回転軸
4b 前端壁
5 開閉扉
6 モータ
7 給水系
7a 洗剤収容部
8 排水系
8a 排水管
8b 排水フィルタ
9 乾燥系
13 開口
14 シール材
16 水循環系
19 排水弁
20 循環ポンプ
20a インペラ
20b ポンプケーシング
20c 循環モータ
20d モータケーシング
20d1 軸受隔壁
20e モータ軸
20f 流入接続部
20g 排水接続部
21 操作パネル
22 制御部
25 交流電源
26 整流回路
27 インバータ回路
28 全波整流回路
29a コンデンサ
30 電流検出部(負荷検知部)
31 循環経路
31a 流入側経路
31b 吐出側経路
35 取り付け座
35a 取り付け片
40 水位検知部
51 噴射口
52 流路
2a 台板
3 水槽
3h 前端壁
4 回転ドラム
4a 回転軸
4b 前端壁
5 開閉扉
6 モータ
7 給水系
7a 洗剤収容部
8 排水系
8a 排水管
8b 排水フィルタ
9 乾燥系
13 開口
14 シール材
16 水循環系
19 排水弁
20 循環ポンプ
20a インペラ
20b ポンプケーシング
20c 循環モータ
20d モータケーシング
20d1 軸受隔壁
20e モータ軸
20f 流入接続部
20g 排水接続部
21 操作パネル
22 制御部
25 交流電源
26 整流回路
27 インバータ回路
28 全波整流回路
29a コンデンサ
30 電流検出部(負荷検知部)
31 循環経路
31a 流入側経路
31b 吐出側経路
35 取り付け座
35a 取り付け片
40 水位検知部
51 噴射口
52 流路
Claims (4)
- 有底円筒形に形成された回転ドラムと、
前記回転ドラムを内包する水槽と、
前記水槽内の洗濯水を前記水槽に接続した循環経路を介して循環ポンプにより循環させる水循環系と、
前記回転ドラムまたは前記水槽内に給水する給水部と、
前記回転ドラムを駆動するモータと、
前記循環ポンプの負荷を検知する負荷検知部と、
洗いステップ、すすぎステップの少なくとも1つを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記モータおよび前記循環ポンプの駆動時に、前記負荷検知部が前記循環ポンプの所定の負荷変動を検知した場合、前記モータの駆動を停止するとともに、前記循環ポンプの機能を停止するドラム式洗濯機。 - 前記洗濯水の水位を検知する水位検知部を、さらに備え、
前記制御部は、前記モータの駆動および前記循環ポンプの機能を停止し、所定の時間が経過した後、前記水位検知部により検知した前記水位が所定の水位以下の場合、
前記給水部により給水を行った後に、前記循環ポンプを駆動する請求項1に記載のドラム式洗濯機。 - 前記負荷検知部は、前記循環ポンプの循環モータの駆動電流値を検知する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
- 前記負荷検知部は、前記循環ポンプの循環モータの駆動電力量を検知する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013544115A JPWO2013073140A1 (ja) | 2011-11-14 | 2012-11-08 | ドラム式洗濯機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011248318 | 2011-11-14 | ||
JP2011248318 | 2011-11-14 | ||
JP2013544115A JPWO2013073140A1 (ja) | 2011-11-14 | 2012-11-08 | ドラム式洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2013073140A1 true JPWO2013073140A1 (ja) | 2015-04-02 |
Family
ID=48429238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013544115A Pending JPWO2013073140A1 (ja) | 2011-11-14 | 2012-11-08 | ドラム式洗濯機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2781640A4 (ja) |
JP (1) | JPWO2013073140A1 (ja) |
CN (1) | CN103930609B (ja) |
WO (1) | WO2013073140A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102196183B1 (ko) * | 2014-10-27 | 2020-12-29 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 및 그 제어방법 |
KR101756408B1 (ko) * | 2016-04-18 | 2017-07-11 | 엘지전자 주식회사 | 배수펌프 구동장치, 및 이를 구비한 세탁물 처리기기 |
DE102016212490A1 (de) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | BSH Hausgeräte GmbH | Wäschepflegegerät mit einer Steuerung |
DE102016212489A1 (de) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | BSH Hausgeräte GmbH | Wäschepflegegerät mit einer Steuerung |
US10541607B2 (en) | 2017-05-23 | 2020-01-21 | Whirlpool Corporation | Voltage doubling circuit for laundry treating appliance with high power variable frequency drive |
CN108035122B (zh) * | 2018-01-27 | 2019-11-26 | 深圳市景方盈科技有限公司 | 一种防泡沫溢出洗衣机 |
CN115418829A (zh) * | 2018-02-22 | 2022-12-02 | Lg电子株式会社 | 洗衣装置的控制方法 |
KR102146281B1 (ko) | 2018-04-19 | 2020-08-20 | 엘지전자 주식회사 | 배수펌프 구동장치, 및 이를 구비한 세탁물 처리기기 |
KR102539460B1 (ko) * | 2018-07-06 | 2023-06-01 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
KR102578681B1 (ko) * | 2018-07-06 | 2023-09-13 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
KR102603619B1 (ko) * | 2018-07-06 | 2023-11-16 | 엘지전자 주식회사 | 배수펌프 구동장치, 및 이를 구비한 세탁물 처리기기 |
EP3875668B1 (en) | 2018-12-18 | 2024-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Washing machine |
DE102023200170A1 (de) * | 2023-01-11 | 2024-07-11 | BSH Hausgeräte GmbH | Wäschepflegegerät mit einer Steuerung |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08309074A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-26 | Sharp Corp | 全自動洗濯機 |
JPH09239188A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Sharp Corp | ドラム式洗濯装置 |
JP2005087466A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2009261673A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2010253099A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2011041741A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2011206140A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯機 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1683630A (zh) * | 2004-04-12 | 2005-10-19 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 滚筒式洗衣机的控制方法 |
JP2007054088A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機のモータ駆動装置 |
DE102008021371B3 (de) * | 2008-04-29 | 2010-01-07 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Verfahren zum Steuern eines Füllvorgangs eines wasserführenden Haushaltsgeräts |
JP4877300B2 (ja) | 2008-07-09 | 2012-02-15 | パナソニック株式会社 | ドラム式洗濯機 |
JP4325734B1 (ja) * | 2008-09-29 | 2009-09-02 | パナソニック株式会社 | ドラム式洗濯機 |
JP2011250848A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Sharp Corp | 洗濯機 |
-
2012
- 2012-11-08 JP JP2013544115A patent/JPWO2013073140A1/ja active Pending
- 2012-11-08 WO PCT/JP2012/007178 patent/WO2013073140A1/ja active Application Filing
- 2012-11-08 CN CN201280055632.7A patent/CN103930609B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-11-08 EP EP12850049.3A patent/EP2781640A4/en not_active Withdrawn
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08309074A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-26 | Sharp Corp | 全自動洗濯機 |
JPH09239188A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-16 | Sharp Corp | ドラム式洗濯装置 |
JP2005087466A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2009261673A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2010253099A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2011041741A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2011206140A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2781640A4 (en) | 2015-02-25 |
WO2013073140A1 (ja) | 2013-05-23 |
CN103930609A (zh) | 2014-07-16 |
EP2781640A1 (en) | 2014-09-24 |
CN103930609B (zh) | 2016-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013073140A1 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP5919487B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
US8561438B2 (en) | Complex washing machine and controlling method for the same | |
KR102196182B1 (ko) | 세탁기 | |
US11001956B2 (en) | Washing machine and method for controlling the same | |
JP2014057769A (ja) | 洗濯機 | |
JP5326842B2 (ja) | 洗濯機 | |
KR102627102B1 (ko) | 의류처리장치 및 그의 제어방법 | |
KR20160034611A (ko) | 세탁 장치 및 이를 이용한 세탁 방법 | |
KR20110047007A (ko) | 세탁기의 제어 장치 및 그의 제어 방법 | |
KR20070075487A (ko) | 직립식 세탁기의 탈수방법 | |
JP2009142612A (ja) | 洗濯機 | |
JP2009189537A (ja) | 洗濯機 | |
KR101504683B1 (ko) | 세탁물 처리기기 | |
JP2012223442A (ja) | 洗濯機 | |
JP2014233515A (ja) | 洗濯機 | |
US11952706B2 (en) | Washing machine appliance and method for flood protection operation | |
RU2446238C2 (ru) | Комбинированная стиральная машина и способ управления ею | |
JP6074645B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP5753978B2 (ja) | ドラム式洗濯機 | |
JP2011056112A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
KR101099318B1 (ko) | 드럼세탁기 및 그 제어방법 | |
JP2009297122A (ja) | ドラム式洗濯機 | |
KR102320897B1 (ko) | 의류처리장치의 제어방법 | |
JP2016221006A (ja) | 洗濯機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150512 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151027 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160308 |