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JPWO2012143973A1 - 無線通信システムならびに無線通信装置 - Google Patents

無線通信システムならびに無線通信装置 Download PDF

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JPWO2012143973A1
JPWO2012143973A1 JP2013510738A JP2013510738A JPWO2012143973A1 JP WO2012143973 A1 JPWO2012143973 A1 JP WO2012143973A1 JP 2013510738 A JP2013510738 A JP 2013510738A JP 2013510738 A JP2013510738 A JP 2013510738A JP WO2012143973 A1 JPWO2012143973 A1 JP WO2012143973A1
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Abstract

分散アンテナシステムにおける効率的なパイロット信号の送信方法を提供する。少なくとも無線周波数信号の送受信を行う複数の無線部と、ベースバンド部とから構成された基地局と、前記基地局と通信する端末とを有し、前記基地局は、前記複数の無線部からパイロット信号を送信し、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信する前記無線部の種類を、前記端末からフィードバックされる情報に基づいて変化させる。

Description

本発明は、無線通信システム、基地局システム、および端末に関する。
基地局と端末の間に形成される空間伝搬路の特性は、基地局と端末の間で互いに既知の信号を用いて推定する。以下、本明細書では、上記の既知の信号をパイロット信号と称する。周波数分割デュプレックス(FDD)を用いるシステムでは、基地局から端末へ信号を送信する場合の空間伝搬路の特性は、基地局が送信したパイロット信号により端末側で推定される。端末が空間伝搬路特性に関する情報を基地局へフィードバックすることによって、基地局は端末へ信号を送る場合の空間伝搬路の特性に関する情報を得ることができる。
また、端末から基地局へ信号を送信する場合の空間伝搬路の特性は、端末が送信したパイロット信号を基地局が受信することによって推定する。
特許文献1では、分散アンテナシステムにおけるパイロット信号とデータ信号の送信方法が開示されている。特許文献1では、複数の遠隔アンテナ装置の中で、アンテナインデックスが割り当てられていない遠隔アンテナ装置のパイロット信号の送信に用いるリソースに、他の遠隔アンテナの通信データを割り当てることが開示されている。
また、特許文献2には、無線通信の高速化及び/又は高品質化を図るため、複数のアンテナを用いた多入力多出力(Multiple Input Multiple Output:MIMO)技術や、送信局と複数の受信局が同時に接続できるマルチユーザMIMO(MU−MIMO)技術が開示されている。
特開2010−68496公報 特開2007−214993公報
MIMOまたはMU−MIMOの性能を高めるには、基地局が端末との間に形成される空間チャネルの情報が必要と考えられている。
基地局と端末の間の通信速度の、通信エリア内におけるばらつきを小さくするためには、基地局のアンテナを分散配置すること、さらに端末との間に良好な空間伝搬路を形成しているアンテナと通信を行うことが有効である。
各アンテナと端末との間の空間伝搬路の推定には、上述のパイロット信号を用いるが、基地局は1つのアンテナからのパイロット信号と、他のアンテナからのパイロット信号を識別できるようにパイロット信号を送らなければならない。そのため、分散配置されたアンテナの数が増えると、パイロット信号の送信に多くの無線リソースを用いることになり、オーバーヘッドが大きくなる。このため特許文献1では、1つの端末が通信しないアンテナが送信するパイロット信号に用いる無線リソースを使って、データ信号を送信することが開示されている。しかし、特許文献1に開示されている技術を用いる場合は、複数のユーザが存在する場合は、周波数または時間の分割による通信となる。
しかし、分散アンテナシステムは、1つの端末と通信するよりも、同時に複数の端末と通信する構成とした方が、無線リソースを有効活用できる確率が高い。
そのため、分散アンテナシステムにおいて、分散アンテナから送信されるパイロット信号の無線リソースを、パイロット信号の送信に用いたうえで、パイロット信号送信のオーバーヘッドを低減すること、かつ、複数端末との通信も考慮した分散アンテナシステムにおけるパイロット信号の送信方法の提供が課題となる。
上述した課題の少なくとも一の課題を解決するための本発明の一態様として、
無線通信システムであって、少なくとも無線周波数信号の送受信を行う複数の無線部と、送信信号作成と受信信号処理、並びに基地局動作のための制御を行うベースバンド部とから構成された基地局と、前記基地局と通信する端末とを有し、前記基地局は、前記複数の無線部からパイロット信号を送信し、前記無線部から送信される前記パイロット信号の配置される無線リソースの配置、もしくはパイロット信号のパタンの少なくともいずれかを、前記端末からフィードバックされる情報に基づいて変更すること、とする。
別の態様では、分散配置された基地局の無線送受信部と、端末との間の空間伝搬路に応じて、基地局から送信されるパイロット信号配置を決定する、という態様である。
別の態様によれば、分散配置した無線部を、いくつかのグループに分割し、そのグループ内でそれぞれパイロット信号の配置、もしくはパタンを変更する態様である。
本発明の一態様によれば、パイロット信号の送信で使用する無線リソースを有効活用することが可能となる。
無線通信システムの構成図 実施例1における基地局動作のフローチャート 実施例2における基地局動作のフローチャート 端末のランク数とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル 4つの無線部のパイロット信号が識別可能なパイロット信号の配置図 2つの無線部のパイロット信号が識別可能なパイロット信号の配置図 実施例3における基地局動作のフローチャート 否定応答の頻度とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル 実施例3における基地局と端末間の動作シーケンス 実施例4における複数端末がある場合の無線通信システムの構成図 実施例4における基地局動作のフローチャート トータルスループットの変化とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル 実施例5における複数端末がある場合の無線通信システムの構成図 実施例5における基地局動作のフローチャート1 各端末のスループットのなかの最小値の変化とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル 実施例5における基地局動作のフローチャート2 無線部を2グループに分割した無線通信システムの構成図 本発明に基づき動作している基地局と端末が通信を開始する場合のシーケンス 端末構成図 管理装置によるマニュアル制御も可能な基地局構成図 パイロット信号配置とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル 実施例1の基地局構成図 実施例2の基地局構成図 実施例3の基地局構成図 実施例4の基地局構成図
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施例1における無線通信システムの構成図の一例、図22は本発明の実施例1における基地局の構成図の一例、図2は本発明の実施例1における基地局動作のフローチャートの一例である。
図1に示すように、基地局は、アンテナ(111)と無線変復調部1〜7(1121〜1127)から構成される無線部1〜7(121〜127)と、前記7つの無線部が送信する信号の作成と受信する信号の処理、並びに基地局の動作を制御するベースバンド部(110)を有する。各無線部1〜7は、少なくとも1つのアンテナ(111)を有し、端末128と無線信号の送受信を行う。
実施例1では4つのアンテナ(118)を有する端末(128)が、基地局と通信をする。実施例1では、基地局から端末へ信号を送信する場合について説明する。
図5は、信号を割り当てる、リソースの概念図を示す。図5は、横軸を時間方向、縦軸を周波数方向として示している。実施例1では、端末は最大4レイヤの信号の受信が可能であるため、基地局は、端末が識別すべき無線部の初期値を4として設定する。そのため、4つのパイロット信号を分離して受信できるように、図5の(a)〜(d)に示すパイロット信号を用いる。例えば、図5の(a)では、ハッチングを示したリソース(155)を使ってパイロット信号を送信する。また、他の無線部がパイロット信号を出すリソース(159)では、信号を出さないようにする。それ以外のリソース(160)を使って、データ信号や制御信号などを送信する。同様に、図5(b)では156、(c)では157、(d)では158として示したリソースを使って、パイロット信号を送信する。
実施例1では、7個の無線部があり、各無線部により送信されるパイロット信号は、上記の(a)〜(d)のいずれかとなるため、同じリソースでパイロット信号を出す無線部が3組存在する。そのためこれらの無線部から送信されるパイロット信号は、互いへの干渉が小さくなる配置とすることが望ましい。実施例1では、無線部1(121)は図5(a)の配置、無線部2(122)は図5(b)の配置、無線部3(123)は図5(c)の配置、無線部4(124)は図5(d)の配置、無線部5(125)は図5(a)の配置、無線部6(126)は図5(b)の配置、無線部7(127)は図5(c)の配置のパイロット信号を送信するようにした。
本実施例における基地局の構成を、図22を用いて説明する。基地局(400)は、アンテナと無線変復調部(1404)からなる無線部(404)と、ベースバンド部(403)とを有する。またバックホールネットワークインタフェース(402)を介して、バックホールネットワーク(401)に接続されており、各端末宛または端末からのデータをバックホールネットワークとの間でやり取りする。無線部とベースバンド部を接続する配線(120)は、光ファイバでも、銅を用いた配線などでもよい。
無線部が有するアンテナは、アンテナを特定するための個別の番号であるアンテナ識別子が対応づけられている。アンテナ識別子により端末がどのアンテナと接続しているかを把握できる仕組みとなっている。
ベースバンド部(403)は送信信号の作成と受信信号の処理を行う信号処理部(407)と基地局動作のための制御を行う制御部(405)とから構成されている。
信号処理部407はデマッピング部421を備える。端末から受信した信号は、各無線部、CP除去部418,FFT部419、受信処理部420を介して、デマッピング部421に入力される。デマッピング部に入力される信号は、図5に示す周波数・時間リソースにマッピングされた信号である。デマッピング部は、入力された信号を、端末からフィードバックされたフィードバック情報を含む制御信号とデータ信号とに分離して、それぞれを出力する。
制御部(405)は、基地局の各無線部から送信されるパイロット信号を制御するパイロット信号制御部(425)を含んで構成されている。
パイロット信号の変更に要するフィードバック情報、例えば、各端末のランクに関する情報や、否定応答に関する情報はパイロット信号制御部(425)に入力される。
パイロット信号制御部(425)は、フィードバック情報収集部801と、パイロット信号変更判断部802と、パイロット信号決定部803と、を有する。フィードバック情報収集部801は、基地局からの信号を受信した端末からフィードバックされる情報を、少なくとも一の無線部を介して収集する。パイロット信号変更判断部802は、収集した情報の経時変化をモニタし、従来からの変化の有無をチェックし、従来から変化があった場合、パイロット信号の変更を判断する。パイロット信号決定部803は、パイロット信号変更判断部(802)の結果を受けて、パイロット信号の変更の有無を決定する。
マッピング制御部(431)は、送信信号のマッピング(411)を制御し、変調部(410)から出力されたデータ信号、同期信号(415)、制御信号(416)、パイロット信号(417)を、図5のような周波数・時間リソースエレメントにマッピングする。マッピング制御部431は、マッピング制御情報490をマッピング411に、デマッピング制御情報495をデマッピング部421に通知する。
それ以外の基地局動作は、一般に用いられる基地局動作と同等であるため、各部の動作については、簡単に説明する。
バックホールネットワーク(401)からバックホールネットワークインタフェース(402)を介して、基地局(400)がデータを受信すると、基地局400は、受信したデータを送信バッファ(408)に格納する。次に、誤り制御部(409)は、そのデータを誤り検出符号と、誤り訂正符号とで符号化し、変調部(410)が、符号化されたデータを変調する。マッピング部411は、変調部(410)から出力されたデータ信号と、同期信号(415)、制御信号(416)、パイロット信号(417)を、マッピング制御部(431)からのマッピング制御情報490に従い、時間周波数エレメント(時間と周波数を軸とした無線リソースエレメント)にマッピングする。
その後、送信処理部(412)は、干渉制御や送信ウエイトの乗算を行い、IFFT部(413)は、時間領域の信号に変換し、CP付加部(414)でCP(cyclic prefix)を付加して、無線変復調部(1404)に、送信信号を入力する。無線変復調部1404では、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換してから、無線周波数信号に変換し、アンテナから信号を出力する。
また、端末から送信された信号は、同様にアンテナで受信され、無線変復調部(1404)でベースバンド周波数に変換され、アナログ信号からデジタル信号に変換されたあと、ベースバンド部(403)に入力される。CP除去部(418)でCPを除去され、FFT部(419)で周波数領域の信号に変換される。そして、受信処理部(420)では、変換された周波数領域の信号に対して、受信ウエイトの乗算などの処理が行われる。デマッピング部(421)は、入力された信号を、データ信号と制御信号とに分離して出力する。制御信号は、制御部(405)に入力され、データ信号は、復調・復号部(422)に入力され、復調・復号部422で復調・復号される。復調・復号された信号に対して、誤り制御部(423)で誤り訂正と誤り検出が行われ、受信バッファ(424)に入力される。信号処理部(407)と制御部(405)間のやり取りなどは、バス(406)を介して行われる。
図22では送信バッファから送信処理までを1系例としてあらわしているが、分散されたアンテナの一部を使って端末にMIMO通信することや、複数端末への同時MIMO通信を行うために、複数系統の信号処理を並列に行うような構成としても良い。また、図22は、基地局の構成の一例を示すものであり、本発明の要旨を変更しないで実現できる構成であれば、その他の構成であっても良い。
次に図2を用いて、基地局のパイロット信号の設定処理を示す動作フローチャートを説明する。基地局はまず初期値として決定したパイロット信号に基づいて、各無線部404から信号を送信し、端末と通信を開始する(101)。基地局からの信号を受信した端末からフィードバックされる情報を、基地局は、図22のフィードバック情報収集部(801)において適時収集する(102)。収集した情報の経時変化をモニタし、図22のパイロット信号変更判断部(802)において、過去に収集されたフィードバック情報と比較し、従来からの変化の有無をチェックする(103)。
従来から変化があった場合、図22のパイロット信号変更判断部(802)においてパイロット信号の変更を判断し、パイロット信号の変更によりシステム性能が改善すると判断されれば(104)、図22のパイロット信号決定部(803)からの信号によりパイロット信号の変更を実施し(105)、新しいパイロット信号を端末に通知する(107)。
また、パイロット信号を変更してもシステム性能が改善されない場合は、パイロット信号の変更は行わない(106)。
本実施例に示すように、端末からフィードバックされた情報に基づき、パイロット信号を動的に変化させる制御を行うことで、無線リソースを有効活用し、システム性能を向上させることができる。
パイロット信号は、図5で用いたパイロット信号の配置だけではなく、パイロット信号のパタンを変えること、またそれらを組み合わせて変えることによっても、どの無線部からのパイロット信号かを識別できるようにすることができる。例えば、パイロット信号のパタンに、ウォルシュ符号をもちいることによって、パイロット信号を識別できるようにすることができる。
従って、本発明の実施例では、図5に示すように、パイロット信号の配置を変化させることを例として説明したが、パタンの変更によっても同様の効果が得られることは明白である。
そのため図22に示す実施例においては、パイロット信号決定部(803)からパイロットの配置とパタンの2種類の情報が出力できる構成となっている。パイロットの配置に関する情報はマッピング制御部431に伝えられる。パタンに関する情報は、バス406経由でパイロット信号(417)に伝える構成となっている。
図5に示すようにパイロット信号の配置を変更し、パタンに関してはあらかじめ決められた値を用いる場合は、パイロット信号決定部(803)から出力される信号がパイロットの配置に関する情報となるように構成しても良い。
以下、他の実施例を用いて、本実施形態の詳細説明を行う。
図23、図3、図4、図21を用いて本発明の実施例2を説明する。実施例2では、基地局は、端末からフィードバックされるフィードバック情報として、端末のランク数の情報を収集する(132)。基地局は、ランク数の減少の有無をチェックし(133)、ランク数が減少した場合は、パイロット信号配置を変更し(134)、端末に新しいパイロット信号配置番号を通知(135)する。ランク数の減少がなければ、パイロット信号配置の変更は行わない(136)。実施例2の構成において、実施例1と異なる箇所について説明する。実施例2で説明を省略している点については、他の実施例と同様である。
図4は、時間(142)、端末のランク数(143)とパイロット信号配置番号(144)の関係を示すテーブル(141)である。テーブル141は、ランク数の情報を収集するメモリ(811)に保持される。パイロット信号配置番号144とは、パイロット信号の配置に対して、配置パタンを特定するための識別子である番号と対応づけたものである。つまり、テーブル141は、端末からフィードバックされるランク数とパイロット信号の配置とが対応付けられて格納されている。
図21はパイロット信号配置とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル(701)である。テーブル701では、パイロット信号配置番号702と配置番号に対応するパイロット信号配置のパターンが一以上対応づけられている。パイロット信号配置番号1に対応付けられるパイロット信号配置(703)は、パタン(A)が対応付けられる。図21に示すように、パタン(A)では、ハッチングを施したリソース(1701)にパイロット信号が配置され、その他のリソース(1702)には、パイロット信号以外の信号、例えばデータ信号などが配置される。
パイロット信号配置番号2に対応付けられるパイロット信号配置は、パタン(B)とパタン(C)である。パタン(B)とパタン(C)では、パイロット信号が異なるリソースに配置されている。また、パタン(B)では、パタン(C)においてパイロット信号が配置されるリソース(1703)には信号が配置されない。同様にパタン(C)では、パタン(B)においてパイロット信号が配置されるリソースには信号が配置されない。このような信号配置とすることで、端末がパイロット信号を識別できるようにしている。
パイロット信号配置番号3に対応づけられるパイロット信号配置は、パタン(D)、(E)、(F)となる。パイロット信号配置番号4に対応づけられるパイロット信号配置は、パタン(G)、(H)、(I)、(J)となる。これらのパタンにおけるパイロット信号の配置方法は、パイロット信号配置番号2に対応付けられるパタンと同様である。また、パタン(A)と同様に、パタン(B)から(J)においても、ハッチングされていないリソースには、パイロット信号以外の信号、例えばデータ信号などが配置される。
図21のような配置パタンの情報を基地局と端末であらかじめ共有しておけば、パイロット信号の配置そのものを通知せずに、パイロット信号配置番号を通知することにより、パイロット信号の配置を、端末側が把握することができる。基地局は、ブロードキャスト信号を用いて、各無線部が用いるパイロット信号配置のパタンに対応するパイロット信号配置番号を通知してもよい。
実施例2の基地局の構成を図23に示す。
実施例2では、パイロット信号制御部(425)が有するメモリ(811)に端末からフィードバックされた端末のランク数の情報を保持する。本実施例で用いるランク数とは、MIMO通信において同時に送信できるレイヤの数とする。
パイロット信号配置変更判断部(427)は、端末からフィードバックされた情報に含まれるランク数と、すでにメモリ811に保持されている過去にフィードバックされたランク数とを比較し、ランク数の減少の有無をチェックし、その情報をパイロット信号配置決定部(428)に伝達する。つまり、パイロット信号配置変更判断部427は、テーブル141を参照することによりランク数の時間変化をモニタする。
パイロット信号配置決定部(428)は、パイロット信号配置変更判断部(427)からの情報が、「ランク数の減少あり」であればパイロット信号配置を変更すると決定し、「ランク数の減少なし」であれば、パイロット信号配置を変更しないことを決定する。つまり、ランク数に応じて、パイロット信号配置決定部428は、パイロット信号配置の変更の要否を決定する。実施例2でのパイロット信号制御部425は、あらかじめ、メモリ(430)にパイロット信号配置番号テーブルを保持しておき、パイロット信号配置番号決定部(428)は、決定したパイロット信号配置番号をマッピング制御部(431)に伝達する。
実施例2における基地局の動作を図3に示す。上述のとおり、実施例2では基地局は、端末からフィードバックされる端末のランク数を、図23のランク数の情報を収集するメモリ(811)に収集する(132)。図23のパイロット信号配置変更判断部(427)は、メモリ811に保持されるランク数の情報を参照し、ランク数の変化をチェック(133)する。基地局は、133でのチェック結果、ランク数が減少した場合は、図23のパイロット信号配置決定部(428)においてパイロット信号配置を変更し(134)、端末に変更後のパイロット信号配置番号を通知(135)する。ランク数の減少がなければ、パイロット信号配置決定部は、パイロット信号配置の変更は行わなず(136)、基地局は、ランク数の変化のチェックの処理に戻る。
図1に示す無線通信システムの場合、端末(128)は、4つのアンテナを有するため、最大で4レイヤの信号を送受信するように構成することが可能であるが、標準化された仕様に基づき通信する場合は、基地局から端末へ、または、端末から基地局に送信できるレイヤ数は、仕様によって決定される。
実施例2においては、図4に示すように、時間t(0)におけるパイロット信号配置番号(144)を4とし、時間t(0)からt(m−1)までの間は、端末からフィードバックされるランク数(143)が4であるためパイロット信号配置番号(144)を4として通信し、時間がt(m)のときにフィードバックされた情報によりランク数が2になったことを知り、それに基づいて、パイロット信号配置番号が2のパイロット信号配置に変更して、それ以降の通信を継続する。 このように動作させることで、パイロット信号に使う無線リソースを1/2に低減でき、パイロット信号の送信に使わなくなった無線リソースをデータ信号のリソースとして用いることができるため、無線リソースの有効活用をはかることができる。
なお、基地局と通信している端末が1台の場合は、その端末の示すランク数が、端末と基地局の間に形成できるパスの数(すなわち基地局が送信ダイバシティを行わない場合は、端末とパスを形成できるアンテナ数)になるため、ランク数を越えた分の無線部のアンテナとは通信できていないことになる。ランクが減少する主な原因は、伝搬路の変動などにより、これまで通信できていた基地局の無線部と端末が通信できなくなったことを意味している。基地局はどの無線部と通信できているかをフィードバックされた情報より知ることができるため、その無線部からのパイロット信号が識別できるように、パイロット信号の配置を変更すれば良い。
次に図24、図6、図7、図8、図9を用いて実施例3を説明する。実施例3では、基地局は、端末からフィードバックされた情報に含まれる否定応答に基づきパイロット信号配置の変更を判断する。
図24は、実施例3の基地局の構成を示す。他の実施例と異なる点は、パイロット信号制御部(425)のなかのメモリ(812)は否定応答に関する情報を記憶する。その他の構成は図22に示した実施例2の構成と同様である。
図8は、実施例3において基地局のメモリ(812)に格納される端末からフィードバックされた否定応答に関する情報と、パイロット信号配置番号の関係を示すテーブル(191)を示す。テーブル(191)には、否定応答の頻度は閾値より大きいか(193)、また変調方式/符号化率変更後の否定応答の頻度は閾値より大きいか(194)、の判定と、その時のパイロット信号配置番号(195)が時間(192)とともに記録される。
実施例3で、端末からの否定応答が増える原因は主として2通りある。1つ目は無線部と端末の間の伝搬環境の悪化である。例えば、図1に示す端末(128)が、無線部1(121)、無線部4(124)からの信号が受信できる伝搬環境にあり、基地局は、無線部1(121)からは図6(a)に示すパイロット信号配置(161)を用いて、また無線部4(124)からは図6(b)に示すパイロット信号配置(162)を用いて、端末と通信をしていた場合に、無線部1(121)と端末(128)の間の伝搬環境が悪化し、従来用いていた変調方式と符号化率ではエラーが生じる場合である。この場合は、変調多値数もしくは符号化率、もしくはその両方を、従来よりも下げて通信することにより、正しく復調できるようになる。
2つ目は、従来は、端末に対してパイロット信号が届かなかった、同じ無線リソースを用いてパイロット信号を送っている別の無線部からの信号が、伝搬環境の変化により、端末に届くようになる場合である。例えば、前述のように図1において当初は無線部1(121)、並びに無線部4(124)の信号しか受信できずにいた端末(128)が、伝搬環境の変化により、例えば、無線部1(121)と同じ無線リソースを用いてパイロット信号を送っている無線部5(125)からの信号も、伝搬環境の変化により受信できるようになった場合である。このとき、端末(128)は、無線部5(125)のパイロット信号が重畳しているパイロット信号を、無線部1(121)からのみ届いたパイロット信号として伝搬路推定を行い、その結果を基地局にフィードバックする。そのため、端末からフィードバックされた情報が、実際の伝搬路と異なるため、端末は基地局から送信された信号を正しく復調することができない。この場合は、パイロット信号配置を変更して、端末が無線部1、無線部4、無線部5からのパイロット信号を正しく受信できるようにする必要がある。
図9は、実施例3における端末と基地局のシーケンス図である。図9は、否定応答の割合が閾値よりも大きいと判定され、かつ、変調多値数と符号化率を下げた場合でも、否定応答の割合が閾値よりも大きかった場合のシーケンスである。図9を用いて、本実施例による基地局と端末の動作シーケンスを説明する。基地局(712)は、端末(711)に対してデータ信号(713)を送信する。端末は受信信号に対して、誤り訂正・誤り検出(714)を実施し、基地局に確認応答/否定応答情報をフィードバック(715)する。
基地局は、否定応答割合>閾値と判定(716)し、これまでの通信で用いていた変調多値数・符号化率よりも、変調多値数・符号化率を下げて(717)データ信号を送信する(718)。端末は受信信号に対して、誤り訂正・誤り検出(719)を実施し、確認応答/否定応答情報を基地局にフィードバックする(720)。基地局は、否定応答割合>閾値と判定(721)し、パイロット信号の衝突が発生していると判断し(722)、パイロット信号配置変更を決定する(723)。基地局は、変更後のパイロット信号配置番号を端末に通知し(724)、端末は通知されたパイロット信号配置番号での通信準備を行い(725)、確認応答をフィードバックする(726)。基地局は、その信号を受けて、データ信号を送信する(727)。
次に、図7は、図9で説明したシーケンスに関係する基地局動作の詳細を説明するフローチャートである。基地局は、初期値に対応したパイロット信号配置で通信を開始(181)し、端末からの否定応答情報を収集する(182)。その結果をメモリ内のテーブルに格納する。基地局は、否定応答が閾値より大きいかを、あらかじめ保持している閾値を用いて判断し(183)、閾値以下であれば、パイロット信号配置の変更なし(189)で通信を継続する。一方、閾値より大きければ、基地局は、変調多値数と符号化率を従来よりも下げて送信する(184)。
端末がCQI(channel quality indicator)をフィードバックする無線システムの場合は、そのCQIから適当と判断される変調多値数と符号化率を使っても否定応答の割合が閾値よりも大きい場合は、基地局は、それよりも変調多値数と符号化率を下げて信号を送信する。
基地局は、その状態で、送信を行い、同様に端末からの否定応答情報を収集する(185)。変調多値数と符号化率を下げたあとでも否定応答が閾値より大きければ(186)、基地局は、ランク数を1つ増加させたパイロット信号配置に変更し(187)、端末に新しいパイロット信号配置番号を通知する(188)。否定応答が閾値以下であれば、基地局は、パイロット信号配置は変更しない(189)。
上述の実施例3に示すように、端末からの否定応答の割合が閾値を越えた場合に、その原因を明らかにし、変調方式や符号化率を変更する、もしくは、パイロット信号配置を変更することで、端末の否定応答の割合を減少し、スループットを向上させることができる。なお、本実施例では、パイロット信号の衝突が起きていると判断した場合に、パイロット信号の再配置を行い、衝突を回避する方法を示した。一方、例えば、システムが端末に対してスループットを保証しており、パイロットが衝突している無線部からの送信を中止しても、保証しているスループットを満足できる場合は、パイロット信号の配置を変更せずに、パイロット信号の衝突が起きている無線部からの信号の送信を中止することも可能である。その結果として、パイロット信号の衝突が起きていた端末に向けて無線部が使用していたリソースを他の端末向けに活用することができ、トータルスループットを向上させることができれば、基地局は信号送信方法を上記のよう制御しても良い。
前述の実施例において、パイロット信号配置の初期値は、複数無線部を設置した段階で、それらの無線部と通信可能なエリアにおける、平均的なランク数と考えられる値、もしくは、無線部と同数を初期値としても良い。また、標準化されているシステムを用いる場合は、その標準で規定されている最大のレイヤ数としても良い。
パイロット信号配置番号を増加させる場合は、パイロット信号の衝突を定量的に把握することが困難であるため、1ずつ上げることが好ましいが、ランク数が下がったことに対するパイロット信号配置の変更を行う場合は、1ずつ下げなくても良い。例えば、パイロット信号配置番号の初期値を4として通信を開始し、空間伝搬路の変化によりすべての端末から、ランク数が2である、という情報がフィードバックされた場合は、ランク数4に適したパイロット信号配置から、ランク数2に適したパイロット信号配置に変更しても良い。
次に図10、図11、図12を用いて、本発明の実施例4を説明する。実施例4では、図10に示すように無線部1(221)〜無線部m(229)の複数の無線部とベースバンド部(250)とから構成された基地局と、複数の端末1〜端末n(241−243)が通信を行っている。
実施例4では、基地局は、実施例2と同様に、それぞれの端末からフィードバックされたランク数をモニタする。しかし、実施例4では、複数の端末が基地局と通信するため、1つの端末と無線部との間の空間伝搬路の変化だけではなく、複数の端末と無線部との間の空間伝搬路を考慮して、パイロット信号配置を決定する。実施例4の基地局の構成を図25に示す。実施例4の構成は実施例2の構成と同じであるが、パイロット信号制御部(425)のなかのメモリ(813)、パイロット信号配置変更判断部(427)、パイロット信号配置決定部(428)の動作が異なる。
実施例4では、メモリ(813)は、基地局と通信している端末の中で、ランク数が減少した端末の割合の情報を記憶し、パイロット信号配置変更判断部(814)は、メモリ813を参照し、その割合が、あらかじめ決められた閾値を越えた場合に、パイロット信号配置を変更すべきかを判断する。以下ではパイロット信号配置変更判断部427が、トータルのスループットの変化を基準に、パイロット信号配置を変更すべきかを判断する例について説明する。
例えば、初期値のパイロット信号配置番号を3として通信を開始し、空間伝搬路の変動によりランク数が2に減少した端末が発生した場合、ランク数2の端末にとっては、ランク数2に対応するパイロット信号配置にすることで、基地局は、端末と通信できない無線部のパイロット信号の送信に用いるリソースをデータ信号の送信に使用できるためスループットが向上する。一方、ランク数3で通信できる端末に対しては、ランク数2に対応するパイロット信号配置とすることでパイロット信号の衝突が発生するため、そのような端末に対しては、スループットが低下する。このように複数の端末が基地局と通信している場合は、個々の端末の変動だけではなく、複数端末の変動を考慮したパイロット信号配置の変更が必要となる。そのため実施例4では、パイロット信号配置変更の基準として、複数端末のトータルのスループットが、パイロット信号配置を変更することによって増加する場合、パイロット信号配置決定部(428)でパイロット信号の配置の変更を決定し、パイロット信号配置を変更する。
図12は、基地局のメモリ(813)が保持するトータルスループットの変化とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル(271)である。このテーブル(271)は、パイロット信号配置変更判断部(427)での判断結果もあわせて保持している。図12のテーブル271は、端末のランク数ごとに時間に応じたランク数の変化が記録されるエントリ273と、時間ごとのランク数が減少した端末の割合と閾値との関係274のエントリ、パイロット信号配置変更によるトータルスループットの変化275、パイロット信号配置番号276の時間ごとの配置番号が保持される。
基地局は、端末毎のランク数(273)の時間変化(272)を記録し、当該基地局が収容する端末数に対して、ランク数が減少する端末数の割合が閾値よりも大きいかを判断する(274)。時間t(k)においては、ランク数減少端末の割合が閾値よりも大きいと判断されたため、パイロット信号配置変更によるトータルスループットの変化を計算し、その結果、パイロット信号配置変更によりトータルスループットが減少すると判断されたため、パイロット信号配置番号(276)は従来通りとする。また、時間t(m)においては、パイロット信号配置変更によるトータルスループットが増加すると判断されたため、パイロット信号配置番号(276)を変更する。
図11は、実施例4における基地局の動作フローチャートを示す。実施例4では、実施例2と同様に、それぞれの端末からフィードバックされたランク数をモニタし、以下のように動作する。
基地局は、初期値に対応したパイロット信号配置で通信を開始し(261)、端末からフィードバックされる各端末のランク数の情報の収集(262)を行う。基地局は、収集されたフィードバック情報を用いて、通信している複数端末の中で、ランク数が減少した端末数の割合があらかじめ設定された閾値よりも大きいか判断する(263)。閾値よりも大きくなければ、基地局は、パイロット信号配置の変更は行わない(268)。また、閾値より大きい場合、基地局は、パイロット信号配置を変更する前、並びに、ランク数の減少に合わせてパイロット信号配置を変更した後の、端末全体のトータルスループットを算出する(264)。その結果として、パイロット信号配置の変更によりトータルスループットが増加するか否かを判定する(265)。判定した結果、トータルスループットが増加する場合は、基地局はパイロット信号配置を変更し(266)、端末に新しいパイロット信号配置番号を通知する(267)。また、トータルスループットが増加しない場合は、基地局は、パイロット信号配置は変更しない(268)。
パイロット信号配置を変更するかどうかは、実施例4では、トータルスループットの変化によって判断するが、パイロット信号配置の変更判断のトリガーは、ランク数の減少した端末の割合が閾値より大きいかによって決定する。閾値は任意の値を用いてよいが、閾値を小さく設定すると、パイロット信号配置の変更の判断を頻繁に行うようになるため、閾値の値は、過去において、実際にパイロット信号配置を変更することを行った時の割合や、基地局の処理能力などに基づき決定することが望ましい。
本実施例の変形として、すべての端末のランク数が下がったときにパイロット信号配置を変更する、としても良い。また、端末からフィードバックされるランク数の中で最大のランク数が下がったときに、パイロット信号配置を変更する、としても良い。
次に図13、図14、図15、図16を用いて、実施例5を説明する。
図13は、本発明の実施例5の無線通信システムの構成図を示している。実施例5では、端末2(332)、端末3(333)はそれぞれ2本のアンテナ(322,323)を有している。端末2、端末3が、無線部2(312)、無線部3(313)、無線部4(314)、無線部5(315)からの信号を受信することができる場合は、これらの4か所の無線部が2つの端末に向けて、信号の同時送信を行う、すなわちマルチユーザMIMO通信を行うこともできる。
実施例5では、これまで述べた他の実施例と同様であるが、パイロット信号配置の変更の判断基準を各端末のスループットのなかの最小値の変化とする。
図15は、本実施例における、時間経過に伴う各端末のスループットの最小値の変化とパイロット信号配置番号の関係を示すテーブル(361)である。基地局は図15に示すテーブル(361)をパイロット信号制御部内のメモリに保持している。テーブル(361)には、端末毎のランク数(363)、ランク数減少端末の割合と閾値との比較結果(364)、またパイロット信号配置を変更した場合の、各端末のスループットのなかの最小値の変化(365)と、ある時間362におけるパイロット信号配置番号(366)を含む。
ランク数減少端末の割合と閾値との比較結果364は、収集された複数の端末のランク数をもとに、ランク数の減少した端末数の、基地局が収集した端末の合計数に対する割合が、あらかじめ基地局が保持している閾値より大きいかを示す。
例えば、時間t(k)または、t(m−1)では、ランク数減少端末の割合が閾値よりも大きくなるが、ランク数の減少に合わせてパイロット信号配置を変更しても、各端末のスループットのなかの最小値は変化しない、もしくは減少するため、パイロット信号配置は時間t(0)の時と同じである。しかし、時間t(m)では、各端末のスループットのなかの最小値が増加するため、パイロット信号配置を変更する。
図14に実施例5における基地局動作のフローチャートを示す。実施例4と実施例5の違いは、パイロット信号配置の変更の基準の違いである。実施例4では複数端末のトータルスループットの変化であったが、実施例5では、各端末のスループットのなかの最小値の変化を判断基準とする。すなわち、本実施例では、基地局は、ランク数が減少した端末数の割合が閾値より大きいか否かを判別する(353)。判別結果、閾値より大きくなければパイロット信号配置を変更しない(358)。閾値より大きければ、パイロット信号配置変更前、並びに変更後の各端末のスループットを計算し(354)、各端末のスループットのなかの最小値が増加される場合に(355)、パイロット信号配置を変更し(356)、端末に新しいパイロット信号配置番号を通知する(357)。各端末のスループットのなかの最小値が増加しなければ、パイロット信号配置は変更しない(358)。
実施例5は、各端末のトータルスループットの向上ではなく、端末のスループットの最小値を保証することを優先する無線システムを構築する場合に、好適な方法である。
これまでに述べた実施例5では、各端末のスループットのなかの最小値が増加しない場合は、パイロット信号配置の変更を行わない(358)としているが、図16に示すように、スループットの最小値が増加しない場合でも、トータルスループットが増加する場合は(361)、パイロット信号配置を変更する(362)ようにしても良い。
また、本実施例の他の変形例として、パイロット信号配置の変更の判断基準として、各ユーザに対して保証しているスループットが得られる端末の数の多少で決めるなど、他の判断基準を用いても良い。
次に図17を用いて実施例6を説明する。実施例6の無線基地局では、図17に示すように、複数の無線部(381、382)とベースバンド部385とを備える。複数の無線部は、複数のグループにグループ分けされ、図17では、グループAに無線部381が属し、グループBに無線部382が属している。そしてベースバンド部には、グループA、Bそれぞれに対応する、グループA用ベースバンド部386、グループB用ベースバンド部387がある。グループA用ベースバンド部386は、グループAに対してパイロット信号配置を制御する。グループB用ベースバンド部387は、グループBに対してパイロット信号配置を制御する。
複数の無線部を2つ以上のグループに分けて、それぞれのグループ内で、個別にパイロット信号配置を制御することで、1つのグループとしてパイロット信号配置を制御した場合より、グループ毎に適した制御ができ、その結果としてより良い無線通信を実現できる場合に、本実施例に示す構成とすることが適している。
例えば、ランク数4に対応するパイロット信号配置を初期値とした方が、ランク数2に対応するパイロット信号配置を初期値として通信を開始した場合に比べて、その後のパイロット信号配置を変更する確率が低くなる無線部をグループAとし、一方、ランク数2に対応するパイロット信号配置を初期値とした方が、ランク数4に対応するパイロット信号配置を初期値として通信を開始した場合に比べて、その後のパイロット信号配置を変更する確率が低くなる無線部をグループBとする。このようにグループ分けすることで、グループAはランク数4に対応するパイロット信号配置を初期値として、一方、グループBはランク数2に対応するパイロット信号配置を初期値として通信を開始することができる。その結果、どちらのグループもそれぞれのグループに適したパイロット信号配置を用いて、通信を開始することができる。
また、例えば、繁華街のように多くのユーザが集まる地域と一般的な住宅街のように繁華街ほどにはユーザが存在しない地域を1つの基地局がカバーする場合にも、無線部を2つのグループに分けても良い。繁華街では、住宅街よりも無線部を配置する密度を高くした場合、どの無線部も等しい電力で信号を送信するようなセル設計を行えば、端末がパイロット信号を受信できる無線部の数の平均は繁華街と住宅街では異なり、従って端末からフィードバックされるランク数の時間平均も繁華街と住宅街では異なる。このように、無線部をその通信環境に応じてグループ分けすることにより、パイロット信号配置に対して、より細かく制御することができる。
その他の実施例として、端末の最大ランク数の数によって、無線部をグループ分けしても良い。またランク数の最大値が等しい場合でも、パイロット信号配置の変更が起こる頻度で、さらにグループを分けても良い。例えば、通信エリアの伝搬環境がほぼ安定しており、パイロット信号配置の変更頻度が少ない場合と、通信エリアの伝搬環境の変化が大きく、パイロット信号配置の変更を頻繁に行った方が、無線通信システムの性能が良くなるエリアでは、別のグループとして制御することが望ましい。その結果、それぞれのエリアに適した頻度でパイロット信号配置を変更でき、変更の判断に要するシステムへの負荷を適正量にできる効果がある。
また、図17に示すように、実施例6では基地局のベースバンド部(385)において、グループA用ベースバンド部(386)、グループB用ベースバンド部(387)を個別に設け、グループ毎にパイロット信号の配置方法を制御している。各グループのパイロット信号配置の制御は、これまでに述べた実施例1〜5と同様に行えば良い。また、パイロット信号配置の変更の判断基準をグループA、グループBで同じにしても良く、また異なる判断基準としても良い。また、実施例6では2つのグループに分けているが、さらに多くのグループに分けても良い。グループ分けは、双方の無線部の数が等しくなるように分けても良く、また無線部の数が異なるように分けても良い。
図18を用いて実施例7を説明する。図18は、端末(391)が、上述の実施例に基づき動作している基地局(392)と通信を開始する場合のシーケンスを示している。
実施例7による基地局は、端末との通信に要する同期情報やパイロット信号配置の情報などの制御情報(393)を、一定間隔でブロードキャストする。端末は電源が投入(394)された後、同期信号を検索し(395)、次に制御情報から基地局との通信を開始するために必要な制御情報を得る(396)。
端末(391)は、通信開始の問合せ信号をブロードキャストし(397)、基地局から通信開始の許可と、最初に通信開始の問合せ信号を受信した無線部に関する制御信号を受信する(398)。基地局392は、この制御信号を用いて、端末(391)が通信を開始する無線部が用いているパイロット信号配置番号を通知する。端末は、通知されたパイロット信号配置番号をもとに、パイロット信号を検知する準備をし、基地局との通信を開始する(399)。それ以降は、これまで説明した実施例のように、基地局にランク数や否定応答などの情報を適時フィードバックしながら、通信を継続する。
次に、図19を用いて本実施形態の端末の構成を説明する。
端末503の構成は、信号処理部507と制御部505とアプリケーション501と、アプリケーション501と信号処理部507及び制御部505とのインターフェース502とを有し、それぞれバスにて接続されている。さらに、端末は、無線変復調部とアンテナを有する無線部504を含む。信号処理部507は、送信バッファ508、誤り制御部509、変調部510、マッピング部511、送信処理部512、IFFT部513、CP付加部514、受信バッファ524、誤り制御部523、復調・復号部522、デマッピング部521、受信処理部520、FFT部519、CP除去部とを有する。
データ信号の送受信は、図22並びに図23を用いて説明した基地局の信号処理部407の動作とほぼ同じであるため、基地局と異なるところについて説明する。
図25に示す基地局は、パイロット信号の配置を動的に変化させ、その配置をパイロット信号配置番号として端末に通知する。
信号処理部507の中の受信処理部520からの出力をパイロット信号配置番号読み出し部526に伝達し、パイロット信号配置番号読み出し部526は、受信処理部520からの出力から、パイロット信号配置番号を読み出す。パイロット信号配置番号読み出し部(526)で読みだした番号をもとに、メモリ(530)内に格納しているパイロット信号配置番号とパイロット信号の配置の関係を示すテーブルを用いて、パイロット信号読み出し部(528)によって、端末と通信している無線部が送信しているパイロット信号を読み出す。
読みだしたパイロット信号の情報をもとに、ランク数判定部(529)により、端末が受信した信号のランク数を判定し、その情報を制御情報生成部(531)に伝える。生成された制御情報(515)は、端末のパイロット信号(517)や変調されたデータ信号とともに時間周波数エレメント(時間と周波数を軸とした無線リソースエレメント)にマッピングされ、送信信号処理されたあと、アンテナから出力される。
図19に示す構成は、ランク数の情報に基づき、パイロット信号配置の変更を決定する無線通信システムに用いる端末の構成を示しているが、否定応答の情報に基づき、パイロット信号配置の変更を決定するシステムい用いる端末の場合も、同様の構成とすれば良い。
これまで述べた実施例におけるパイロット信号配置の変更に関する一連の動作を、基地局のベースバンド部に格納されたプログラムにより自動的に実行するようにしても良い。また、図20に示すように、マニュアル制御と自動制御を適宜切り替えて操作するようにしても良い。図20においては、マニュアル制御と自動制御の説明を主としているため、これまでの実施例において、例えば図22を用いて説明した、IFFT部、FFT部、CP付加部、CP除去部、無線部は図から省略しているが、実施例9で説明しない処理については、他の実施例と同様である。
図20を用いて、上記制御の詳細を説明する。管理装置(601)はユーザインタフェース(602)、メモリ(603)、プロセッサ(604)、バックホールネットワークインタフェース(606)を構成要素としている。プロセッサの中には、パイロット信号配置制御部(605)が設けられており、管理者はマニュアルで、パイロット信号の配置を制御することができる。
本実施例においては、所望のパイロット信号の配置にするためにマッピング部(411)でパイロット信号をマッピングするときに、マッピング制御情報(612)を用いる。マッピング制御情報として、パイロット信号配置自動制御部(613)により作成された自動制御による情報(609)を用いるか、もしくは、管理装置(601)のパイロット信号配置制御部(605)により、管理者が手動により作成したマニュアル制御情報(607)のどちらを用いるかは、スイッチ(610)とスイッチコントロール信号(608)により切り替えることができる。このスイッチコントロール信号も管理装置(601)によって制御されている。スイッチ610は、スイッチコントロール信号608に従って、自動制御による情報609とマニュアル制御情報607どちらの情報を用いるか選択し、選択した情報を、信号処理部407に伝達する。
このような構成とすることで、パイロット信号配置の自動制御、またはマニュアル制御のどちらも行うことができる。
また、実施例6のグループ毎のパイロット変更の判断基準の設定を、管理装置601から基地局に通知してもよい。また、各グループのパイロットの配置変更の判断を、管理装置601が行い、各グループ用ベースバンド部に通知してもよい。基地局のグループ用ベースバンド部のいずれかの制御部405が、複数のグループごとのパイロットの配置変更を決定してもよい。
以上図面を用いて本発明の実施例を説明したが、これらの図に示された構成やフローチャートなどは、あくまで一例であり、これ以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、本発明を適宜変更しても本発明の効果を得られることは明らかである。例えば、パイロット信号の配置を変更したり、各実施例で述べたパイロット信号の配置変更に対する判断基準を適宜組み合わせたものを判断基準としても良いことは明白である。
111:アンテナ
121−127:無線部
128:端末
110:ベースバンド部
211−219:アンテナ
221−229:無線部、
231−233:アンテナ
241−243:端末
250: ベースバンド部
383:グループA
384:グループB
385:ベースバンド部
386:グループA用ベースバンド部
387:グループB用ベースバンド部
400:基地局
403:ベースバンド部
404:無線部
405:制御部
425:パイロット信号制御部
802:パイロット信号判断部
803:パイロット信号決定部
427:パイロット信号配置判断部
428:パイロット信号配置決定部
526:パイロット信号配置番号読み出し部
528:パイロット信号読み出し部
529:ランク数判定部
531:制御情報生成部
601:管理装置
605:パイロット信号配置制御部
607:マニュアル制御情報
608:スイッチコントロール信号
610:スイッチ
612:マッピング制御情報
613:パイロット信号配置自動制御部
801:フィードバック情報収集部

Claims (21)

  1. 無線通信システムであって、
    端末と、
    前記端末と無線信号の送受信を行う複数の無線部と、
    前記端末からフィードバックされる情報に基づいて、前記無線部を介して前記端末に送信されるパイロット信号を決定するベースバンド部と、を有する基地局とを、備える、ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、前記送信されるパイロット信号に割り当てる無線リソースの配置を決定する、ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1記載の無線通信システムであって、前記ベースバンド部は、前記送信されるパイロット信号のパタンを決定する、ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、前記パイロット信号のパタンに、ウォルシュ符号をもちいることを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、所定のタイミングでフィードバック情報を収集し、異なるタイミングで収集したフィードバック情報に基づいて送信されるパイロット信号を決定する、ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項5記載の無線通信システムであって、
    前記端末からフィードバックされる情報は、前記端末が受信可能なランク数を示す情報であること、を特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記端末からフィードバックされる情報は、否定応答であること、を特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項6記載の無線通信システムであって、
    前記ランク数が減少した場合は、少なくとも一の前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信する前記無線部を減少させること、
    を特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項6記載の無線通信システムであって、
    異なる無線リソースを用いて前記パイロット信号を送信する前記無線部を増加させることにより否定応答が減少する場合は、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信する前記無線部を増加させること、
    を特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、複数の前記無線部ごとに、送信すべきパイロット信号を決定する、ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項5記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、複数の前記端末から収集されるフィードバック情報に基づいて送信すべきパイロット信号を、前記無線部ごとに決定すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  12. 請求項11記載の無線通信システムであって、
    前記複数端末からフィードバックされる情報は、ランク数を示す情報であり、
    前記ベースバンド部は、前記ランク数の減少を示す端末の割合が閾値を超えた場合、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信させる前記無線部を変更すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  13. 請求項11記載の無線通信システムであって、
    前記複数端末からフィードバックされる情報は否定応答であり、
    前記ベースバンド部は、否定応答をフィードバックする端末の割合が閾値を超えた場合、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信させる前記無線部を変更すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  14. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、複数の前記端末に対するトータルスループットが向上する場合に、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信させる前記無線部を変更すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  15. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記ベースバンド部は、複数の前記端末への最低スループットが上がる場合、前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信させる前記無線部を変更すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  16. 請求項1に記載の無線通信システムであって
    前記ベースバンド部は、決定されるパイロット信号に関する情報を少なくとも一の端末に通知し、通知後に前記パイロット信号を送信すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  17. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記基地局は、同じ前記複数の無線部から、前記複数端末へ同時にデータ信号の送信を行うマルチユーザMIMO通信をすること、
    を特徴とする無線通信システム。
  18. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記複数の無線部それぞれは、2つ以上のグループのいずれかに対応づけられ、
    前記グループに対応づけられる前記無線部と通信する端末からフィードバックされる情報に基づいて、前記グループごとに前記パイロット信号を異なる無線リソースを用いて送信させる前記無線部を変更すること、
    を特徴とする無線通信システム。
  19. 請求項18に記載の無線通信システムであって、
    前記無線部と通信する前記端末のランク数に基づいて前記無線部のグループ分けを行うこと、を特徴とする無線通信システム。
  20. 基地局が備える複数の無線送受信部から端末に送信されるパイロット信号の配置方法であって、
    所定のタイミングで複数の前記端末から前記基地局へのフィードバック情報を収集し、
    前記収集されたフィードバック情報を蓄積し
    異なる前記タイミングで収集されるフィードバック情報を比較し、
    比較結果に基づいて複数の無線部で送信されるパイロット信号を決定する、ことを特徴とするパイロット信号の配置方法。
  21. 無線基地局と無線通信を行う無線端末であって、
    パイロット信号配置と番号とを対応付けたテーブルと、
    前記基地局から情報が通知された場合、前記テーブルを参照し、前記パイロット信号配置を特定し、前記特定されたパイロット信号配置に基づいて、前記基地局からのパイロット信号を受信する制御部と、
    を有する、ことを特徴とする無線端末。
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