[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPWO2017017784A1 - 環境制御装置および空調システム - Google Patents

環境制御装置および空調システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017017784A1
JPWO2017017784A1 JP2017530517A JP2017530517A JPWO2017017784A1 JP WO2017017784 A1 JPWO2017017784 A1 JP WO2017017784A1 JP 2017530517 A JP2017530517 A JP 2017530517A JP 2017530517 A JP2017530517 A JP 2017530517A JP WO2017017784 A1 JPWO2017017784 A1 JP WO2017017784A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
determination unit
control
control condition
determines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017530517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6279157B2 (ja
Inventor
信映 朴
信映 朴
城戸 恵美子
恵美子 城戸
古橋 拓也
拓也 古橋
中本 幸夫
幸夫 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017017784A1 publication Critical patent/JPWO2017017784A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6279157B2 publication Critical patent/JP6279157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/02Alarms for ensuring the safety of persons
    • G08B21/06Alarms for ensuring the safety of persons indicating a condition of sleep, e.g. anti-dozing alarms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M21/00Other devices or methods to cause a change in the state of consciousness; Devices for producing or ending sleep by mechanical, optical, or acoustical means, e.g. for hypnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M21/00Other devices or methods to cause a change in the state of consciousness; Devices for producing or ending sleep by mechanical, optical, or acoustical means, e.g. for hypnosis
    • A61M21/02Other devices or methods to cause a change in the state of consciousness; Devices for producing or ending sleep by mechanical, optical, or acoustical means, e.g. for hypnosis for inducing sleep or relaxation, e.g. by direct nerve stimulation, hypnosis, analgesia
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/89Arrangement or mounting of control or safety devices

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

ユーザの覚醒に関する要望を判定するニーズ判定部(1)と、ユーザの生体情報からユーザが覚醒しているか否か判定を行う覚醒状態判定部(3)と、ニーズ判定部(1)の判定結果と、覚醒状態判定部(3)の判定結果とから、室内環境の制御条件を決定する制御条件決定部(5)と、決定した制御条件で室内環境を調整する機器を制御する機器制御部(7)とを備える

Description

この発明は、ユーザに快適な室内環境を提供する技術に関するものである。
従来より、ユーザの生体情報を取得してユーザの覚醒状態を判断し、ユーザが眠気を感じていると判断した場合に、ユーザを覚醒させるための刺激を与える技術が開示されている。例えば、特許文献1には、運転者の覚醒度と運転者のストレス度からユーザ状態を判断し、判断したユーザ状態に基づいて空調機器を制御してユーザの手を冷却または加温する覚醒誘導装置が開示されている。また、特許文献2には、車両乗員の瞳孔寸法の時間的変化や、車両乗員の瞬きの回数などのユーザの生体情報から、車両乗員が正常な覚醒状態とは異なる非覚醒状態であることを検出した場合に、空調出力のパラメータをより低温且つより強風に設定変更して出力する車両用操作入力装置が開示されている。
さらに、特許文献3および特許文献4には、視線カメラによって検出された運転者の視線データを生体情報として取得する構成や、ユーザが日常的に身に付けるものに組み込んだウェアラブルな構成の生体センサによってユーザの体温、心拍数、血圧などの生体情報を取得する構成が開示され、取得した生体情報を用いて環境を制御するシステムが開示されている。また、特許文献5には、就寝者の生体情報を取得し、取得した生体情報の推移から就寝者の睡眠状態を判断し、判断した睡眠状態に基づいた空調機器の吹出し温度、風向および風量などを制御する室内環境制御システムが開示されている。
特開2013−12029号公報 特開2009−213779号公報 特開2012−91570号公報 特開2009−56075号公報 特開2013−213642号公報
しかしながら、上述した特許文献1から特許文献5に開示された技術では、ユーザが覚醒していないことを検出した場合に、ユーザを覚醒させることを優先して、眠気を取るために冷たい風を顔に送る、ユーザの手に当てる、あるいは強風を吹き出す制御を行うため、ユーザが不快に感じるという課題があった。また、ユーザの体調が優れない場合にも、ユーザの顔に冷たい風を送るなどの覚醒のための制御が優先され、ユーザの要望を反映した制御を行うことができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザの要望を反映させ、ユーザが不快に感じることなく覚醒状態を維持する制御を実現することを目的とする。
この発明に係る環境制御装置は、ユーザの覚醒に関する要望を判定するニーズ判定部と、ユーザの生体情報からユーザが覚醒しているか否か判定を行う覚醒状態判定部と、ニーズ判定部の判定結果と、覚醒状態判定部の判定結果とから、室内環境の制御条件を決定する制御条件決定部と、制御条件決定部が決定した制御条件で室内環境を調整する機器を制御する機器制御部とを備えるものである。
この発明によれば、ユーザの要望を反映させたユーザの覚醒状態を維持するための制御を行うことができる。これにより、ユーザは不快に感じることなく覚醒状態を維持することができる。
実施の形態1に係る環境制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る環境制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る環境制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る環境制御装置のユーザ状態蓄積部に蓄積されたユーザ状態の一例を示す図である。 実施の形態1に係る環境制御装置の制御条件蓄積部に蓄積された制御条件の一例を示す図である。 空調機器の送風の有無による眠気レベルの比較を示す図である。 空調機器の送風によりユーザが覚醒する確率を示した図である。 実施の形態2に係る環境制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る環境制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る環境制御装置10の構成を示すブロック図である。
環境制御装置10は、ニーズ判定部1、生体情報取得部2、覚醒状態判定部3、ユーザ状態蓄積部4、制御条件決定部5、制御条件蓄積部6および機器制御部7で構成されている。図1に示すように、環境制御装置10には、HEMSリモコン20、ウェアラブル機器30、各種センサ40、各種機器50が接続されている。
ニーズ判定部1は、ユーザのニーズを受け付け、受け付けたニーズからユーザが覚醒状態への誘導を希望しているか、仮眠状態への誘導を希望しているか判定を行う。ニーズ判定部1に対して、ユーザのニーズを入力するための機器として、図1に示したように、例えばHEMS(Home Energy Management System)リモコン20やウェアラブル機器30などが挙げられる。ユーザはHEMSリモコン20やウェアラブル機器30を介して、現在の自身の気分の主観評価を例えばVAS(Visual Analog Scale)を用いて入力する。
VASを用いた主観評価は、数値を用いて例えば以下のように表現される。
入力値「−1」:リラックスしたい
入力値「0」:ニュートラル
入力値「+1」:集中したい
ニーズ判定部1は、上述した主観評価の入力値に基づいて、ユーザは覚醒状態への誘導を希望しているか、あるいは仮眠状態への誘導を希望しているか判定を行う。
生体情報取得部2は、各種センサ40からユーザの生体情報を取得する。生体情報取得部2に接続される各種センサ40は、図1に示すように複数のセンサで構成可能である。なお、全てのセンサを備える必要はなく、以下に示すセンサのうち少なくとも1つ以上のセンサを備え、ユーザの生体情報を取得可能に構成すればよい。また、以下に示すセンサ以外のセンサを適用してもよい。
赤外線センサ40aは、ユーザの瞳孔径の大きさや、瞬目の速度および回数の変化量を計測する。眼電位センサ40bは、ユーザの眼電位を計測する。体動センサ40cは、ユーザの体の動きを計測する。圧力センサ40dは、ユーザの体が接する物体、例えばペンや椅子などに内蔵され、ユーザの接触を圧力により検知する。呼吸センサ40eは、ユーザの呼吸のタイミングや呼吸の深さを計測する。カメラ40fは、ユーザの表情や行動、ユーザの身体部位を撮像する。
覚醒状態判定部3は、生体情報取得部2が取得したユーザの生体情報とユーザ状態蓄積部4に蓄積されたユーザ状態を示す情報とを照合して、ユーザが覚醒状態であるか否か判定を行う。ユーザ状態蓄積部4は、ユーザの生体情報と、ユーザの覚醒状態または非覚醒状態を示す情報とを対応付けて記憶している。
制御条件決定部5は、ニーズ判定部1の判定結果および覚醒状態判定部3の判定結果に基づいて、対応する制御モードでの制御条件を決定する。制御モードは、覚醒モードおよび仮眠モードである。覚醒モードに移行した場合、制御条件決定部5は生体情報取得部2が取得した生体情報と、制御条件蓄積部6とを参照し、ユーザに覚醒のための刺激を与える機器50を選択し、選択した機器50の制御条件を決定する。一方、仮眠モードに移行した場合、制御条件決定部5は生体情報取得部2が取得した生体情報と、制御条件蓄積部6とを参照し、ユーザに睡眠を促すための機器50を選択し、選択した機器50の制御条件を決定する。制御条件蓄積部6は、制御モードごとに、制御する機器50と、各機器50の制御条件とを関連付けて蓄積する。各機器50の制御条件は、ユーザの性別や好みに基づいて分類して設定してもよい。
機器制御部7は、制御条件決定部5が選択した機器50を決定された制御条件で制御する。機器制御部7が制御する機器50は、例えば空調機器、音響機器、照明、表示装置などで構成される。機器制御部7の制御に基づいて、風、音、光、所定の画面などを出力し、ユーザに覚醒のための刺激を与える出力を行う、あるいはユーザに睡眠を促す出力を行う。
図2は、実施の形態1に係る環境制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
環境制御装置10のニーズ判定部1、生体情報取得部2、覚醒状態判定部3、制御条件決定部5および機器制御部7は、プロセッサ11がメモリ12に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。ユーザ状態蓄積部4および制御条件蓄積部6は、メモリ12を構成する。また、複数のプロセッサ11および複数のメモリ12が連携して上述した機能を実行するように構成してもよい。
次に、環境制御装置10の動作について図3から図6を参照しながら説明する。
図3は、実施の形態1に係る環境制御装置10の動作を示すフローチャートである。
なお、生体情報取得部2は、常時各種センサ40から入力される情報に基づいてユーザの生体情報を取得しているものとする。
ニーズ判定部1が、HEMSリモコン20あるいはウェアラブル機器30からユーザのニーズの入力を受け付けると(ステップST1)、ニーズ判定部1は入力されたニーズを参照し、ユーザが覚醒状態への誘導を希望しているか、仮眠状態への誘導を希望しているか、覚醒状態および仮眠状態への誘導を希望していないか判定を行う(ステップST2)。覚醒状態への誘導を希望している場合(ステップST2;覚醒)、覚醒モードへ移行する。一方、覚醒状態への誘導を希望していない場合(ステップST2;仮眠)、仮眠モードへ移行する。さらに、覚醒状態および仮眠状態への誘導を希望していない場合(ステップST2;ニュートラル)、ステップST1の処理に戻る。
まず、覚醒モードに移行した場合の動作について説明する。覚醒状態判定部3は、生体情報取得部2からユーザの生体情報を取得する(ステップST3)。覚醒状態判定部3は、ステップST3で取得した生体情報と、ユーザ状態蓄積部4に蓄積された情報とを比較し、ユーザが覚醒状態であるか否か判定を行う(ステップST4)。ユーザが覚醒状態である場合(ステップST4;YES)、ステップST1の処理に戻る。
一方、ユーザが覚醒状態でない場合(ステップST4;NO)、制御条件決定部5は既に各機器50が覚醒モードで制御されているか否か判定を行う(ステップST5)。既に各機器50が覚醒モードで制御されている場合(ステップST5;YES)、制御条件決定部5はユーザを覚醒させるための刺激レベルを上昇させる回数が設定回数に達しているか否か判定を行う(ステップST6)。設定回数に達している場合(ステップST6;YES)、後述するステップST13の処理に進む。一方、設定回数に達していない場合(ステップST6;NO)、制御条件決定部5は制御条件蓄積部6に蓄積された情報を参照して、ユーザを覚醒させるための刺激レベルをさらに上昇させた制御条件を決定する(ステップST7)。一方、これまで覚醒モードで稼働していない場合(ステップST5;NO)、制御条件決定部5は制御条件蓄積部6に蓄積された情報を参照してユーザを覚醒させるための制御条件を決定する(ステップST8)。
機器制御部7は、ステップST7またはステップST8で決定された制御条件で各機器50を制御する(ステップST9)。制御条件決定部5は、機器制御部7が各機器50に対して予め設定された時間あるいは設定された回数の制御を実行したか否か判定を行う(ステップST10)。予め設定された時間あるいは回数の制御が実行されていない場合(ステップST10;NO)、ステップST9の処理に戻る。一方、予め設定された時間あるいは設定された回数の制御が実行された場合(ステップST10;YES)、ステップST3の処理に戻る。
次に、仮眠モードに移行した場合の動作について説明する。覚醒状態判定部3は、生体情報取得部2からユーザの生体情報を取得する(ステップST11)。覚醒状態判定部3は、ステップST11で取得した生体情報と、ユーザ状態蓄積部4に蓄積された情報とを比較し、ユーザが眠い状態であるか否か判定を行う(ステップST12)。ユーザが眠い状態でない場合(ステップST12;NO)、ステップST1の処理に戻る。
一方、ユーザが眠い状態である場合(ステップST12;YES)、制御条件決定部5は制御条件蓄積部6に蓄積された情報を参照してユーザをリラックスさせるための制御条件を決定する(ステップST13)。機器制御部7は、ステップST13で決定された制御条件で各機器50を制御する(ステップST14)。制御条件決定部5は、機器制御部7が各機器50に対して予め設定された時間あるいは設定された回数の制御を実行したか否か判定を行う(ステップST15)。予め設定された時間あるいは設定された回数の制御が実行されていない場合(ステップST15;NO)、ステップST14の処理に戻る。一方、予め設定された時間あるいは設定された回数の制御が実行された場合(ステップST15;YES)、ステップST11の処理に戻る。
ここで、ユーザ状態蓄積部4および制御条件蓄積部6の蓄積例について説明する。
図4は、実施の形態1による環境制御装置10のユーザ状態蓄積部4に蓄積されたユーザ状態の一例を示す図である。
図4では、体動センサ40cから取得した生体情報にユーザ状態を関連付けた場合を示している。ある時間内に設定回数以上のユーザの体動を検知した場合には、ユーザが覚醒状態であるとする。また、ある時間内にユーザの体動が検知されたが設定回数未満であった場合に、ユーザが眠い状態であるとする。また、ある時間内にユーザの体動が検知されなかった場合にユーザは覚醒していない非覚醒状態であるとする。覚醒状態判定部3は、生体情報取得部2が取得した生体情報と、制御条件蓄積部6に蓄積された制御条件とから、ユーザの状態を判定する。
図5は、この発明の実施の形態1による環境制御装置10の制御条件蓄積部6に蓄積された制御条件の一例を示す図である。なお図5は、制御条件決定部5が覚醒モードにおいて参照する制御条件の一例を示している。
制御条件は、ユーザの性別やユーザの好みに合わせて送風する風の温度が設定されている。男性のユーザには、女性のユーザよりも冷たい風を送風する制御条件が設定されている。また、暑がりの男性ユーザには、寒がりの男性ユーザよりも頭部および足部に−1℃ずつ冷たい風を送風する制御条件が設定されている。具体的には、暑がりの男性ユーザには、頭部付近に室温から3℃下げた風(図5のHt)を送風し、足部に室温から1℃上げた風(図5のFt)を送風する制御条件が設定される。ユーザの性別や好み以外にも、ユーザの年齢、体格に応じた制御条件を設定して蓄積してもよい。なお、図5で示した制御条件は一例であり、当該制御条件で示した数値に限定されるものではない。
ユーザの性別や好み、年齢または年代、体格などは、生体情報取得部2がカメラ40fの撮像画像から判断する。生体情報取得部2は、ユーザ情報として制御条件決定部5に出力する。具体的には、生体情報取得部2がカメラ40fの撮像画像からユーザの身長、表面積、体温などを測定し、さらにユーザの着衣に関する情報を取得し、ユーザが男性であるか女性であるか、暑がりであるか寒がりであるかなどを判断する。また、ニーズ判定部1がユーザから年齢、体格および好みなどを含むユーザ情報の入力を受け付け、制御条件決定部5に出力してもよい。制御条件決定部5は、入力されたユーザ情報と制御条件蓄積部6に蓄積された図5で示した情報とを照合し、各機器50の制御条件を決定する。
図5の例では、ユーザを覚醒させるための風による刺激として、頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくする頭寒足熱の原理を適用している。一般的に、室温よりも冷たい風をユーザの頭部付近に送風し、室温よりも暖かい風をユーザの足部付近に送風すると、眠気を抑えることが知られている。図6は、空調機器の送風の有無による眠気レベルの比較を示す図である。図6(a)は、ユーザに送風を行っていない無風の場合における、ユーザの眠気レベルの遷移を示す図である。図6(b)は、ユーザの眠気を検知した場合に室温よりも冷たい風を頭部に送風した場合における、ユーザの眠気レベルの遷移を示している。図6の横軸は時間を示し、縦軸は眠気レベル(眠気を表すNEDO評価)を示している。
図6の縦軸で示した眠気レベルは、NEDO評価により以下のように定義されている(参考文献1参照)。
眠気レベル1:まったく眠くなさそう(視線の移動が速く頻繁である、瞬きは2秒に2回くらいの安定した周期)
眠気レベル2:やや眠そう(唇が開いている、視線移動の動きが遅い)
眠気レベル3:眠そう(瞬きはゆっくりと頻発、口の動きがある、座り直しあり、顔に手をやる)
眠気レベル4:かなり眠そう(意識的と思われる瞬きがある。頭を振る、肩の上下動等の無用な身体全体の動きがある、あくびは頻発し深呼吸もみられる、瞬きも視線の動きも遅い)
眠気レベル5:非常に眠そう(瞼を閉じる、頭が前に傾く、頭が後ろに倒れる)
・参考文献1
中野泰彦外2名、ドライバの覚醒度検知技術、FUJITSU.59,4,p.416-420(07,2008)
(http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol59-4/paper12.pdf)
図6(a)では、時間の経過と共に、眠気レベルが「1」から「4」または「5」に上昇している。一方、図6(b)では、7分経過時に1回目の送風による刺激Xを与え、9分30秒経過時に2回目の送風による刺激Yを与え、15分経過時に3回目の送風による刺激Zを与えている。図6(b)では、時間の経過に伴って眠気レベルが上昇しているが、16分を経過した時点においても眠気レベルが「3」以下に抑えられている。このことから、室温よりも冷たい風を頭部に送風するとユーザの眠気レベルを低く保てることが分かる。
次に、図3で示したフローチャートに沿って、上述したVASを用いた主観評価に応じた制御の具体例について説明する。以下では、ニーズ判定部1が入力された主観評価の値に基づいてユーザの気分が「ニュートラル」、「リラックスしたい」、「集中したい」のいずれかであると判定した場合を例に説明する。
<主観評価が「入力値「0」:ニュートラル」の場合>
図3のフローチャートのステップST2において、ニーズ判定部1はユーザが覚醒状態および仮眠状態への誘導を希望していないと判定し、ステップST1の処理に戻る。このように、主観評価がニュートラルの場合、制御条件決定部5は、覚醒のための制御および仮眠のための制御のいずれも行わず、待機する。
<主観評価が「入力値「−1」:リラックスしたい」の場合>
図3のフローチャートのステップST2において、ニーズ判定部1はユーザが覚醒状態への誘導を希望していないと判定する。覚醒状態判定部3は、ステップST11およびステップST12において、ユーザは眠い状態であると判定すると(ステップST12;YES)、ユーザの覚醒状態へのニーズが低いと判断し、すぐにユーザが仮眠できる環境の制御に移行する。ステップST13からステップST15において、制御条件決定部5および機器制御部7は、ユーザが仮眠できる環境の制御に移行し、ユーザをリラックスさせるための制御条件を決定し、各機器50の制御を行う。ユーザをリラックスさせる制御条件の一例を以下に示す。
空調機器:送風温度を部屋の室温よりやや暖かく設定する。やや暖かい風をユーザの足部を中心に送風し、ユーザの頭部付近には送風しない。
照明機器:通常の照明より暗くする。
音響機器:滝や小鳥などの自然音のように不規則に上下に振動する波を持つ白色雑音を流す。
<主観評価が「入力「1」:集中したい」の場合>
図3のフローチャートのステップST2において、ニーズ判定部1はユーザが覚醒状態への誘導を希望していると判定する。覚醒状態判定部3は、ステップST3およびステップST4において、ユーザは覚醒状態でないと判定すると(ステップST4;NO)、ユーザの覚醒状態へのニーズが高いと判断し、覚醒できる環境の制御に移行する。一方、ユーザは覚醒状態であると判定すると(ステップST4;YES)、制御条件決定部5はユーザが覚醒して集中していると判断する。その場合、制御条件決定部5は、覚醒のための刺激を与える制御を行わず、待機する。
以下に、ステップST5移行の処理の具体例を示す。
制御条件決定部5は、ステップST5およびステップST6において、機器50が既に覚醒モードで制御され、さらに刺激レベルを上昇させることができる場合に、ステップST7においてユーザを覚醒させるためにより強い刺激を与える制御条件を決定する。ユーザを覚醒させるためにより強い刺激を与える制御条件の一例を以下に示す。
空調機器:風速を0.7m/sから2.0m/sに上げる。
刺激を与える時間:5秒から15秒に延ばす。
上述のように、ユーザに覚醒のために与える刺激の強度を変化させることにより、ユーザを覚醒させることができる。なお、上述した風速や刺激を与える時間は一例であり、当該数値に限定されるものではない。
また、制御条件決定部5は、ステップST5およびステップST8において、機器50が覚醒モードで制御されていない場合に、ユーザを覚醒させるための刺激を与える制御条件を決定する。ユーザを覚醒させるための刺激を与える制御条件の一例を以下に示す。
空調機器:ユーザの頭部付近に室温よりも冷たい風を送風し、ユーザの足部に室温よりも暖かい風を送風する。
照明機器:通常の照明より明るくする。
音響機器:音は流さない。
機器制御部7は、ステップST9およびステップST10において、各種機器50を制御し、設定された時間あるいは設定された回数の制御を実行する。その後、覚醒状態判定部3は、再度ステップST3およびステップST4において、ユーザが覚醒状態であるか判定する。ユーザが覚醒状態でなく、さらにステップST5およびステップST6において刺激レベルを上昇させることができない場合に、ユーザの体調が優れないと判断し、ステップST13の処理に進む。即ち、仮眠モードへ移行してユーザを休息させる。
なお、所定時間あるいは所定回数刺激を与えてもユーザが覚醒せず、ユーザの体調が優れないと判断した場合に、仮眠モードに移行すると共に、ユーザの体調が優れない旨をHMESを介して家族など設定された人に通知する構成としてもよい。例えば、図1で示した環境制御装置10のブロック図において、機器制御部7に接続される通知部を追加して設ける。機器制御部7が設定時間あるいは設定回数ユーザに刺激を与えた後仮眠モードに移行する場合に、当該通知部が設定された人に通知する。
ここで、図3のフローチャートのステップST10の判定処理において、制御条件決定部5および機器制御部7がユーザを覚醒させるための制御を実行する時間あるいは回数を設定している。これは、ユーザに刺激を与え始めた最初の数秒あるいは数回は覚醒の効果がすぐに現れるが、刺激を与える時間または回数が増加すると覚醒の効果が低くなるためである。そのため、刺激を与える時間A秒、あるいは刺激を与える回数B回など、予め刺激を与える時間あるいは回数の条件を決定しておく。設定条件の刺激を与えた後もユーザが覚醒していないと判断された場合には、刺激レベルを上昇させるまたはユーザを仮眠させる。
図7は、空調機器の送風によりユーザが覚醒する確率を送風の回数ごとに示した図である。横軸は送風の回数を示し、縦軸は、ユーザの覚醒率を示している。また、図7は、覚醒モードで空調機器を制御した場合の結果を示している。
送風により刺激を与える回数が4回目まではユーザの覚醒率が50%を超える。一方、送風による刺激を与える回数が5回目以降になるとユーザの覚醒率が低下し、さらに8回目および9回目の送風ではユーザは覚醒しないという結果を示している。当該結果に基づき、機器制御部7がユーザに刺激を与える最大回数を、例えば5回と設定しておくことにより、速やかにユーザを休息させることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、ユーザのニーズを受け付けるニーズ判定部1と、各種センサから取得したユーザの生体情報に基づいてユーザが覚醒状態であるか判定を行う覚醒状態判定部3と、ニーズ判定部1の判定結果および覚醒状態判定部3の判定結果に基づいて、対応する制御モードに移行し、移行した制御モードでの制御条件を決定する制御条件決定部5と、制御条件決定部5が決定した制御条件で機器50を制御する機器制御部7を備えるように構成したので、ユーザのニーズおよびユーザの状態に合わせた覚醒のための制御を行うことができる。
また、この実施の形態1によれば、ニーズ判定部1がユーザの覚醒状態への誘導希望を判定し、覚醒状態判定部3がユーザが覚醒状態でないと判定した場合に、制御条件決定部5が覚醒のための制御条件を決定するように構成したので、ユーザが覚醒状態への誘導を希望している場合に、ユーザの頭部に室温よりも冷たい風を送風するなど覚醒のための制御を行うことができる。これにより、覚醒のための制御をユーザが不快に感じることを抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、機器制御部7が設定回数あるいは設定時間ユーザに覚醒のための刺激を与える制御を行ったが、ユーザが覚醒しない場合には、仮眠モードに移行させるように構成したので、覚醒することができないユーザの体調を考慮して、ユーザに仮眠を促すことができる。これにより、ユーザが仮眠を取った後、気持ち良く覚醒するように制御することができる。
また、この実施の形態1によれば、制御条件決定部5は、ユーザの性別や好みに合わせて制御条件を決定するように構成したので、例えば空調機器の送風制御において、ユーザの頭部に室温よりも冷たい風を送風し、ユーザの足部に室温よりも暖かい風を送風する制御を行うことができ、ユーザは不快を感じることなく覚醒することができる。
なお、上述した実施の形態1では、制御条件決定部5が空調機器の送風制御において、
ユーザの頭部に室温よりも冷たい風を送風し、ユーザの足部に室温よりも暖かい風を送風する例を示したが、空調機器の制御条件はこれに限定されるものではない。ユーザを覚醒させるための空調制御であれば種々適用可能である。また、上述した実施の形態1では、空調機器の送風制御を中心に説明を行ったが、空調機器以外の種々の機器50を用いてユーザを覚醒させるため、あるいはユーザをリラックスさせるための制御を行うものとする。
実施の形態2.
この実施の形態2では、ユーザが仮眠状態となった後に快適に覚醒させるための構成を示す。
図8は、この発明の実施の形態2に係る環境制御装置10aの構成を示すブロック図である。
実施の形態2の環境制御装置10aは、図1で示した環境制御装置10に仮眠状態判定部8を追加して設けている。なお、以下では、実施の形態1に係る環境制御装置10の構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
仮眠状態判定部8は、機器制御部7がユーザをリラックスさせるための制御条件に基づいて機器50の制御を開始すると、生体情報取得部2が取得した眼電位センサ40bの眼電位の測定値を参照し、ユーザがノンレム睡眠状態になり仮眠状態となったか判定を行う。その後、ノンレム睡眠状態からレム睡眠状態に移行したか否か判定を行う。レム睡眠状態に移行したと判定した場合には、ユーザの眠りが浅いと判断し、制御条件決定部5に対してユーザを覚醒させるための制御条件を決定するように指示する。
制御条件決定部5は、仮眠状態判定部8からの指示に基づき、覚醒のための制御条件を決定する。機器制御部7は、決定された制御条件に基づき各機器50の制御を行う。覚醒状態判定部3は、覚醒のための制御を行った後のユーザの生体情報に基づいて、ユーザが覚醒状態であるか否かの判定を行う。
図9は、この発明の実施の形態2に係る環境制御装置10aの動作を示すフローチャートである。なお、以下では実施の形態1に係る環境制御装置10と同一のステップには図3で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
ステップST14において機器制御部7が機器の制御を行うと、仮眠状態判定部8は生体情報取得部2から眼電位センサ40bの眼電位の測定値を取得する(ステップST21)。仮眠状態判定部8はステップST21で取得した眼電位センサ40bの眼電位の測定値に基づき、ユーザが仮眠状態となったか判定を行う(ステップST22)。ユーザが仮眠状態でない場合(ステップST22;NO)、ステップST22の判定処理を継続する。一方、ユーザが仮眠状態となった場合(ステップST22;YES)、仮眠状態判定部8はユーザがレム睡眠状態に移行したか判定を行う(ステップST23)。ユーザがレム睡眠状態でない場合(ステップST23;NO)、ステップST23の判定処理を継続する。一方、ユーザがレム睡眠状態に移行したと判定した場合(ステップST23;YES)、ステップST8の処理に進む。
以上のように、この実施の形態2によれば、ユーザがノンレム睡眠状態になり仮眠状態となった後に、レム睡眠状態に移行したか判定を行い、ユーザがノンレム睡眠状態からレム睡眠状態に移行した場合に制御条件決定部5に対してユーザに覚醒のための刺激を与える制御条件の決定を指示する仮眠状態判定部8を備えるように構成したので、ユーザに仮眠を促したのち、ユーザの眠りの状態に応じてユーザを快適に覚醒状態に移行させることができる。
なお、上述した実施の形態2では、ユーザの眼電位の測定値に基づいてユーザの眠りの状態を判定する構成を示したが、眼電位の測定値に限定されるものではない。ユーザの眠りの状態を計測可能なその他のセンサを適用し、当該センサの測定値に基づいてユーザの眠り状態を判定してもよい。
また、機器50に空調機器を適用して、実施の形態1および実施の形態2で示した環境制御装置10,10aと組み合わせることにより、空調システムが構築される。さらに、機器50に空調機器、音響機器、照明および表示装置など住空間を調整する機器を適用して、実施の形態1および実施の形態2で示した環境制御装置10,10aと組み合わせることにより、住空間制御システムが構築される。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る環境制御装置は、ユーザのニーズとユーザの状態に応じて室内環境を制御することができ、空調機器や空調システム、住空間制御システムなどに適用することができる。
1 ニーズ判定部、2 生体情報取得部、3 覚醒状態判定部、4ユーザ状態蓄積部、5 制御条件決定部、6 制御条件蓄積部、7 機器制御部、8 仮眠状態判定部、10,10a 環境制御装置、20 HEMSリモコン、30 ウェアラブル機器、40a 赤外線センサ、40b 眼電位センサ、40c 体動センサ、40d 圧力センサ40d、40e 呼吸センサ、40f カメラ、50 機器。
この発明に係る環境制御装置は、ユーザの覚醒に関する要望を判定するニーズ判定部と、ユーザの生体情報からユーザが覚醒しているか否か判定を行う覚醒状態判定部と、ニーズ判定部においてユーザが覚醒状態への移行を要望していると判定され、覚醒状態判定部においてユーザが覚醒していないと判定された場合に、ユーザを覚醒させるための室内環境の制御条件を決定する制御条件決定部と、制御条件決定部が決定した制御条件で室内環境を調整する機器を制御する機器制御部とを備え、機器制御部が、制御条件決定部が決定したユーザを覚醒させるための室内環境の制御条件で機器を設定回数または設定時間制御し、覚醒状態判定部がユーザが覚醒していないと判定した場合に、制御条件決定部は、ユーザを仮眠させるための室内環境の制御条件を決定するものである。

Claims (7)

  1. ユーザの覚醒に関する要望を判定するニーズ判定部と、
    前記ユーザの生体情報から前記ユーザが覚醒しているか否か判定を行う覚醒状態判定部と、
    前記ニーズ判定部の判定結果と、前記覚醒状態判定部の判定結果とから、室内環境の制御条件を決定する制御条件決定部と、
    前記制御条件決定部が決定した制御条件で前記室内環境を調整する機器を制御する機器制御部とを備えた環境制御装置。
  2. 前記制御条件決定部は、前記ニーズ判定部において前記ユーザが覚醒状態への移行を要望していると判定され、前記覚醒状態判定部において前記ユーザが覚醒していないと判定された場合に、前記ユーザを覚醒させるための室内環境の制御条件を決定することを特徴とする請求項1記載の環境制御装置。
  3. 前記制御条件決定部は、前記ニーズ判定部において前記ユーザが仮眠状態への移行を要望していると判定され、前記覚醒状態判定部において前記ユーザが眠い状態であると判定された場合に、前記ユーザを仮眠させるための室内環境の制御条件を決定することを特徴とする請求項1記載の環境制御装置。
  4. 前記機器制御部が、前記制御条件決定部が決定した前記ユーザを覚醒させるための室内環境の制御条件で前記機器を設定回数または設定時間制御し、
    前記覚醒状態判定部が前記ユーザが覚醒していないと判定した場合に、
    前記制御条件決定部は、前記ユーザを仮眠させるための室内環境の制御条件を決定することを特徴とする請求項2記載の環境制御装置。
  5. 前記制御条件決定部は、前記ユーザのユーザ情報に基づいて前記制御条件を決定することを特徴とする請求項1記載の環境制御装置。
  6. 仮眠する前記ユーザの睡眠状態を判定する仮眠状態判定部を備え、
    前記制御条件決定部は、前記仮眠状態判定部の判定結果を参照し、前記ユーザが浅い眠りの状態である場合に、前記ユーザを覚醒させるための室内環境の制御条件を決定することを特徴とする請求項3記載の環境制御装置。
  7. 室内の空気を調和する空調機器と、
    前記空調機器が配置された室内にいるユーザの覚醒に関する要望を判定するニーズ判定部と、前記ユーザの生体情報から前記ユーザが覚醒しているか否か判定を行う覚醒状態判定部と、前記ニーズ判定部の判定結果と、前記覚醒状態判定部の判定結果とから、室内環境の制御条件を決定する制御条件決定部と、前記制御条件決定部が決定した制御条件で前記空調機器を制御する環境制御装置とを備えた空調システム。
JP2017530517A 2015-07-28 2015-07-28 環境制御装置および空調システム Expired - Fee Related JP6279157B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/071366 WO2017017784A1 (ja) 2015-07-28 2015-07-28 環境制御装置および空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017017784A1 true JPWO2017017784A1 (ja) 2017-10-05
JP6279157B2 JP6279157B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=57884255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530517A Expired - Fee Related JP6279157B2 (ja) 2015-07-28 2015-07-28 環境制御装置および空調システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6279157B2 (ja)
WO (1) WO2017017784A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6399129B2 (ja) * 2017-03-08 2018-10-03 オムロン株式会社 乗客支援装置、方法及びプログラム
JP6933249B2 (ja) * 2017-03-30 2021-09-08 日本電気株式会社 エリア別環境管理システム及び方法とプログラム
CN107289586B (zh) * 2017-06-15 2020-06-05 广东美的制冷设备有限公司 空调系统、空调器和通过空调系统进行跌倒报警的方法
JP6946789B2 (ja) * 2017-07-06 2021-10-06 株式会社デンソー 覚醒維持装置
CN112888861A (zh) * 2018-11-02 2021-06-01 松下知识产权经营株式会社 环境控制系统及环境控制方法
EP3875867A4 (en) * 2018-11-02 2021-12-29 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Environmental control system and environmental control method
WO2020090641A1 (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、及び、環境制御方法
JP7127500B2 (ja) * 2018-11-14 2022-08-30 株式会社Jvcケンウッド 居眠防止制御装置、居眠防止システム、居眠防止制御方法およびプログラム
JP2020099375A (ja) * 2018-12-19 2020-07-02 株式会社デンソー 睡眠覚醒度推定装置
JP2020103537A (ja) 2018-12-27 2020-07-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム及び環境制御方法
JP7418983B2 (ja) * 2019-07-10 2024-01-22 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置
JP7406337B2 (ja) 2019-10-11 2023-12-27 パラマウントベッド株式会社 制御装置
JP7516876B2 (ja) 2020-06-02 2024-07-17 三菱電機株式会社 環境制御システム
WO2024161814A1 (ja) * 2023-01-31 2024-08-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 空調制御システム、空調制御方法及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274013A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Daikin Ind Ltd 空気調和システム
JP2010082377A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hiroshima Univ 睡眠制御装置
JP2011130823A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 覚醒システム
JP2015019857A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日産自動車株式会社 睡眠状態制御装置、睡眠状態制御方法
JP2015116258A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社東芝 制御方法、情報処理装置およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274013A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Daikin Ind Ltd 空気調和システム
JP2010082377A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hiroshima Univ 睡眠制御装置
JP2011130823A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 覚醒システム
JP2015019857A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日産自動車株式会社 睡眠状態制御装置、睡眠状態制御方法
JP2015116258A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社東芝 制御方法、情報処理装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6279157B2 (ja) 2018-02-14
WO2017017784A1 (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6279157B2 (ja) 環境制御装置および空調システム
US11744497B2 (en) Method for predicting arousal level and arousal level prediction apparatus
JP7046808B2 (ja) 生体情報に基づいて装備を制御する方法及び装置
US20240074741A1 (en) Activation of home appliance in response to homeowner sleep state
US20230173221A1 (en) Systems and methods for promoting a sleep stage of a user
US11412970B2 (en) Method for predicting arousal level and arousal level prediction apparatus
US20240366092A1 (en) System and method for determining a sleep onset, sleep arousal, and sleep awakening
JP6067065B2 (ja) 快眠環境制御システムおよび快眠環境制御方法
WO2016035073A1 (en) Monitoring a sleeping subject
KR20160108091A (ko) 수면 유도 장치 및 이를 포함하는 수면 관리 시스템
JP6213936B2 (ja) 睡眠環境制御システムおよびそれに用いられる睡眠環境制御プログラム
JP2022067295A (ja) 睡眠制御装置
JP7526931B2 (ja) 環境制御システム及び環境制御方法
US11097078B2 (en) Method and system for facilitating the transition between a conscious and unconscious state
JP2023148754A (ja) 機器制御システム、機器制御方法、及び、プログラム
JP2020103496A (ja) 環境制御システム及び環境制御方法
JP2020099375A (ja) 睡眠覚醒度推定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170412

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6279157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees