JPWO2016103567A1 - 通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法および通信端末制御プログラム - Google Patents
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Abstract
通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得できるコンテンツ配信方法を提供するために、本発明では以下のような手段を採る。本発明のコンテンツ配信方法は、コンテンツとコンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶し、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して外部信号に含まれる近隣通信端末の端末識別子を出力し、端末識別子に基づいて、コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかったコンテンツ所持者リストに対応するコンテンツを未所持コンテンツと判断して、未所持コンテンツを送信コンテンツとし、端末識別子を送信先端末識別子として出力し、判断結果に基づいて、送信コンテンツと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、送信コンテンツのコンテンツリストと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして近隣通信端末に送信する。
Description
本発明は、通信端末、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法および通信端末制御プログラムに関する。
災害時に、現在代表的な移動通信方式であるセルラ方式では、基地局の崩壊や機能不全が発生すると、大規模なネットワーク障害が発生してしまうことが重要な問題となってきた。そのため、新しい移動通信方式としてアドホックネットワークの重要性が認識されてきた。その中でも、DTN(Delay/Disruption Tolerant Networking)と呼ばれる、通信経路が断続的であっても通信を行える技術が、特に注目されている。
DTNは、端末同士が移動したり、通信が断続したりするような不安定な通信環境を想定した通信技術である。DTNでは、持続的な通信が見込めない通信環境において、すれ違った端末に対してコンテンツの複製を繰り返し、目的の端末までコンテンツを届けるエピデミックルーティング(Epidemic Routing(非特許文献1))が主流である。
エピデミックルーティングでは、サマリベクタ(Summary Vector、以降、SVという。)と呼ばれる所持コンテンツのリストを、自端末がすれ違った端末に対して送信することを特徴としている。エピデミックルーティングは、具体的には下記の手順で、目的の端末までコンテンツを届ける。
まず、自端末がすれ違った端末を検知したとき、SVをすれ違った端末に対して送信する。SVを受信した端末は、SVと自端末が所持するコンテンツを比較し、自端末が所持していないコンテンツ(以降、未所持コンテンツという。)のリストをSV送信元の端末に通知する。未所持コンテンツのリストを受信した端末は、未所持コンテンツのリストを参照して、相手端末が未所持のコンテンツを送信する。以上により、エピデミックルーティングでは、端末間で、所持コンテンツを共有することができる。このように、エピデミックルーティングの技術では、上述した処理を端末とすれ違う度にコンテンツを複製して、宛先の端末までコンテンツを届けるものである。
特許文献1には、DTNのデータ転送装置が開示されている。具体的には、特許文献1の技術では、直接通信が可能となったノード(以降、直接ノードという。)を示す情報と、直接ノードを介して間接的に通信可能となったノード(以降、間接ノードという。)へ至るルートを示す経路情報を記憶する。特許文献1の技術では、他のノードと遭遇したときに他のノードが有する経路情報を取得して、自ノードの経路データを更新する。特許文献1の技術では、他のノードを検知した際に、経路データの更新を行い、更新された経路データを用いて、他のノードへのデータの送信可否を制御するものである。
特許文献2には、アドホックネットワークを構成している通信装置の情報共有システムが開示されている。特許文献2の技術では、他の通信装置から受信したSVの受信履歴に基づいて、他の通信装置が現在保持する情報を推測する。特許文献2の技術では、推測された他の通信端末が保持する情報と自端末が保持する情報が一致するかどうかを判定して、一致しなければ、自端末の保持する情報を含んだSVを送信するものである。
A.Vahdat and D.Becker, "Epidemic routing for partially connected ad hoc networks", Duke Tech Report CS-2000-06, 2000.
エピデミックルーティングのSVを使ったコンテンツ取得手段として、Push型とPull型のコンテンツ取得方法について説明する。図31は、SVを使ったPush型のコンテンツ取得方法を例示したシーケンス図である。図32は、SVを使ったPull型のコンテンツ手法を例示したシーケンス図である。図31、32を参照して、それぞれのコンテンツ取得方法について説明する。
図31では、端末11は、端末12にHelloメッセージを送信する。Helloメッセージは、端末11が端末12に自端末(端末11)の存在を検知させる役割を備える。端末12は、端末12の所持する全コンテンツ(AllContent)を端末11に送信する。これにより、端末11は、端末12の所持する全コンテンツを取得する。最後に、端末11は、端末12に向けて、コンテンツの受信完了を通知するためのAcknowledgementメッセージ(以降、確認応答メッセージという。)を返信する。
図32では、端末11は、端末12にHelloメッセージを送信する。端末12は、端末12の所持する全コンテンツのリスト(AllContentList)を端末11に送信する。端末11は、全コンテンツのリストの中から所望のコンテンツのリスト(ContentRequest)を端末12に送信する。端末12は、受信されたコンテンツリストに記載されたコンテンツ(Content)を端末11に送信する。これにより、端末11は、端末12の所持するコンテンツを取得することができる。端末11は、端末12に向けて、コンテンツの受信完了を通知する確認応答メッセージを返信する。
このように、エピデミックルーティングのPush型とPull型のコンテンツ取得方法では、それぞれ、共に自端末とすれ違った端末から、その端末の所持するコンテンツを取得することができる。しかし、どちらの方法であっても、端末間での最初の情報のやりとりでは、全コンテンツもしくは全コンテンツのコンテンツリストが送信される。
そのため、エピデミックルーティングの技術には、次の二つの問題がある。一つ目は、複数回遭遇する端末に対して、遭遇の度に、全コンテンツもしくは全コンテンツリストを送信してしまうことである。その理由は、自端末が再度すれ違った相手端末にも、過去に送信したことがあるにも関わらずコンテンツまたはそのコンテンツを含むコンテンツリストを送信してしまうからである。
二つ目の問題は、自端末が過去に直接遭遇したことのない端末とすれ違った際、相手端末が不要なコンテンツもしくは不要なコンテンツのコンテンツリストを、すれ違った相手端末に送信してしまうことである。その理由は、自端末がすれ違った相手端末に対して、既に相手端末が所持するコンテンツまたは所持するコンテンツを含むコンテンツリストを送信してしまうからである。
図33は、通信ネットワークを例示した説明図である。図33では、以降の説明でも使用する二つのパターンを例に取り上げて、上記の二つの問題について説明する。
図33では、通信端末601から604の4台が存在する。図34は、このときの各通信端末が所持するコンテンツの状況を例示した説明図である。
通信レンジ61は、通信端末601と相互通信可能な距離を示す。通信レンジ62は、通信端末602と相互通信可能な距離を示す。ここで、通信端末603が移動するパターン1と、通信端末604が移動するパターン2の二つについて説明する。
パターン1では、通信端末603が移動して通信端末601に遭遇した後、一度通信レンジ61から離れ、再度通信レンジ61に入ることを繰返すものである。パターン2では、通信端末604が移動して通信端末601に遭遇した後、通信レンジ61から離れ、通信端末602に遭遇するものである。
前述したエピデミックルーティングの技術での一つ目の課題は、複数回遭遇する通信端末に対して、遭遇の度に、コンテンツもしくはコンテンツリストを送信してしまうことで、通信端末間での通信負荷を大きくしてしまうことである。
すなわち、通信端末603が移動するパターン1において、図31に示したPush型のコンテンツ取得方法を例に説明する。通信端末603が通信レンジ61に入った際、通信端末603のHelloメッセージを通信端末601が受信する。通信端末601が所持する全てのコンテンツC1とC2を端末603に送信する。通信端末603が一度通信レンジ61を離れて、再度通信レンジ61に入ると、通信端末601は、通信端末603から再度Helloメッセージを受信する。通信端末603のHelloメッセージを受信した通信端末601は、再度自端末が所持する全てのコンテンツC1とC2を通信端末603に送信する。これにより、通信端末間での通信負荷(コンテンツの送信回数)が増大してしまう。ここでは、Push型コンテンツ取得方法に関して取り上げた。しかし、図32のPull型コンテンツ取得方法においても、お互いの端末が、全コンテンツに関するコンテンツリストを、遭遇の度に送信し合う。そのため、通信端末間での通信負荷(コンテンツリストの送信回数)は、同様に増大してしまう。これが、エピデミックルーティングの一つ目の課題である。
エピデミックルーティング技術での二つ目の課題は、過去に直接遭遇したことのない端末とすれ違った際、不要なコンテンツもしくはそのコンテンツのコンテンツリストを、すれ違った通信相手の端末に対して送信してしまうことである。そのため、エピデミックルーティング技術では、通信端末間での通信負荷を大きくしてしまう。
すなわち、通信端末604が移動するパターン2において、図32のPull型のコンテンツ取得方法を例に説明する。通信端末604が通信レンジ61に入った際、通信端末601は、通信端末604からHelloメッセージを受信する。通信端末601は、所持する全てのコンテンツC1とC2のコンテンツリストを通信端末604に送信する。通信端末604は、自端末で所持しないコンテンツC1とC2のコンテンツリストをコンテンツリクエストとして通信端末601に送信する。通信端末601は、リクエストされてコンテンツC1とC2を通信端末604に送信する。
次に、通信端末604が通信レンジ61を離れて、通信レンジ62に入り、通信端末202からのHelloメッセージを受信する。通信端末602のHelloメッセージを受信した通信端末604は、既に通信端末602がコンテンツC2を所持しているにも関わらず、自端末が所持する全てのコンテンツのコンテンツリストを通信端末602に送信する。これにより、通信端末間での通信負荷(コンテンツリストのサイズ)が増大してしまう。ここでは、Pull型コンテンツ取得方法に関して取り上げた。しかし、図31のPush型のコンテンツ取得方法においても、通信端末604は、自端末の持つコンテンツC1とC2のコンテンツを送るので、通信端末間での通信負荷(コンテンツのサイズ)は同様に増大してしまう。これが、エピデミックルーティングの二つ目の課題である。
エピデミックルーティングの上述の二つの問題は、Push型、Pull型のどちらのコンテンツ取得方法においても共通である。すなわち、エピデミックルーティングの技術では、自端末とすれ違う通信端末との間での通信負荷を増大させてしまうという課題がある。
特許文献1の技術では、直接ノードまたは間接ノードに対応する経路データに基づいて、データの送信可否を制御するため、経路データに含まれない他のノードへのデータの送信を抑制する。そのため、特許文献1の技術では、経路データにデータの送付先ノードが含まれていれば、経路データに基づいて送付先ノードへ至る経路を有するノードにデータを送信することができ、不要ノードへのデータ送信が抑制される。しかし、特許文献1の技術では、経路データにデータの送付先ノードを含むノードに遭遇しない場合には、送付先へのデータを送信できない、もしくは遭遇したノードすべてに送付先ノードへのデータを送信してしまうという問題がある。すなわち、特許文献1の技術には、送付先ノードにデータを送信できないか、もしくは遭遇したノードすべてに相手ノードがデータを所持しているか否かに関わらずデータを送信してしまうので、ノード間の通信負荷を増大させてしまうという課題がある。
特許文献2の技術では、他の通信端末から受信したSVの受信履歴から他の通信端末の保持する情報を推測して、自端末の保持する情報と一致したとき、自端末のSVが送信される。しかし、特許文献2の技術では、自端末のSVには、他の通信端末が保持すると推定された情報のリストも含まれる。そのため、特許文献2の技術には、相手通信端末が保持する、あるいは保持すると推定される情報のリストが含まれたSVを送信してしまうので、通信端末間の通信負荷を増大させてしまうという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものである。本発明は、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得できる通信端末、コンテンツ通信システム、コンテンツ通信方法および通信端末制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、コンテンツとコンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBと、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して外部信号に含まれる近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、端末識別子に基づいて、コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかったコンテンツ所持者リストに対応するコンテンツを未所持コンテンツと判断して、未所持コンテンツを送信コンテンツとし、端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、判断結果に基づいて、送信コンテンツと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、送信コンテンツのコンテンツリストと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段を備えることを特徴とする。
本発明のコンテンツ配信方法は、コンテンツとコンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶し、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して外部信号に含まれる近隣通信端末の端末識別子を出力し、端末識別子に基づいて、コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかったコンテンツ所持者リストに対応するコンテンツを未所持コンテンツと判断して、未所持コンテンツを送信コンテンツとし、端末識別子を送信先端末識別子として出力し、判断結果に基づいて、送信コンテンツと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、送信コンテンツのコンテンツリストと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして近隣通信端末に送信することを特徴とする。
本発明の通信端末制御プログラムは、コンテンツとコンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBを備えた通信端末のコンピュータを、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して外部信号に含まれる近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、端末識別子に基づいて、コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかったコンテンツ所持者リストに対応するコンテンツを未所持コンテンツと判断して、未所持コンテンツを送信コンテンツとし、端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、判断結果に基づいて、送信コンテンツと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、送信コンテンツのコンテンツリストと送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段として動作させることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得できる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の通信端末の構成例を示したブロック図である。図1を参照して、本実施形態の通信端末100の構成について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の通信端末の構成例を示したブロック図である。図1を参照して、本実施形態の通信端末100の構成について説明する。
通信端末100は、近隣端末検知部101、コンテンツDB102、コンテンツ送信判断部103、コンテンツ所持者管理部104、コンテンツ情報送受信部105と通信部106を備える。DBは、データベース(Data Base)として記憶部を示す。
近隣端末検知部101は、他の通信端末からその通信端末の端末識別子を含む信号を受信し、近隣に通信可能な端末がいることを検知する。近隣端末検知部101は、近隣に通信可能な端末が検知されたとき、検知された通信端末の端末識別子をコンテンツ送信判断部103に出力する。なお、他の通信端末の端末識別子を含む信号の例としては、近隣の通信端末に自端末の生存を確認されるために送信されるHelloメッセージなどがある。Helloメッセージは、メッセージを発信する通信端末を識別できる情報を含むメッセージであるとする。Helloメッセージが無線ネットワークで送られるか、有線ネットワークで送られるかは問わないものとする。
コンテンツDB102のコンテンツ情報は、例えば図2のフォーマットで構成される。すなわち、コンテンツDB102のコンテンツ情報は、コンテンツ識別子と端末識別子を対応付けて、コンテンツ毎にそのコンテンツを所持するすべての通信端末の端末識別子が記憶される。
コンテンツ送信判断部103は、近隣端末検知部101により検知された通信端末の端末識別子を基に、コンテンツDB102内を検索する。コンテンツ送信判断部103は、検知された通信端末の端末識別子がコンテンツ所持者リストに含まれないコンテンツを抽出し、抽出されたコンテンツと検知された通信端末の端末識別子をコンテンツ情報送受信部105に出力する。
コンテンツ所持者管理部104は、コンテンツ情報送受信部105からのコンテンツの識別子と通信端末の端末識別子、通信部106からのコンテンツの識別子と通信端末の端末識別子を基に、次の判断と処理を行う。すなわち、コンテンツ所持者管理部104は、コンテンツ識別子が一致するコンテンツのコンテンツ所持者が増えたと判断する。コンテンツ所持者管理部104は、判断に基づいて、コンテンツDB102内でコンテンツ識別子が一致するコンテンツを検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストにコンテンツ所持者管理部104に入力された通信端末の端末識別子を追加する。
コンテンツ情報送受信部105は、二つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ送信判断部103からのコンテンツと端末識別子を基に、コンテンツ情報送受信部105は、コンテンツ所持者管理部104にコンテンツ識別子と端末識別子を出力することである。さらに、コンテンツ情報送受信部105は、端末識別子を宛先としてコンテンツを送信するためのコンテンツメッセージを作成し、作成されたメッセージを通信部106に出力することである。
二つ目の機能は、通信部106からのコンテンツメッセージを基に、コンテンツ情報送受信部105は、コンテンツ所持者管理部104にコンテンツメッセージ内のコンテンツと端末識別子を出力することである。さらに、コンテンツメッセージ内のコンテンツをコンテンツDB102に記憶させることである。コンテンツメッセージは、コンテンツ、送信先端末の宛先情報と送信元端末の情報とを含むメッセージである。
なお、コンテンツ情報送受信部105の一つ目の機能は、必須機能ではない。この機能は、コンテンツを他の端末に送信する際、確認応答メッセージを受信する前に予めコンテンツDBのコンテンツ所持者リストに送信先端末を追加する機能である。しかし、この機能は、確認応答メッセージの受信後に送信先端末をコンテンツ所持者リストに追加する場合は不要である。
通信部106は、三つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ情報送受信部105からコンテンツメッセージを受け取り、宛先の通信端末へ送信することである。
二つ目の機能は、他の通信端末から自端末の端末識別子を宛先とするコンテンツメッセージを受信し、コンテンツ情報送受信部105にコンテンツメッセージを出力することである。さらに、通信部106は、コンテンツの送信元端末の端末識別子を宛先として確認応答メッセージを送信することである。確認応答メッセージは、受信したコンテンツの識別子と自端末の端末識別子を含み、コンテンツの送信元端末の端末識別子を宛先とするメッセージである。
三つ目の機能は、他の通信端末から自端末の端末識別子を宛先とする確認応答メッセージを受信し、コンテンツ所持者管理部104に確認応答メッセージ内のコンテンツ識別子と確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子を出力することである。
図3から5は、本実施形態の通信端末100の動作例を示したフローチャートである。図3から5を参照して、通信端末100の動作について説明する。
図3は、自端末が近隣通信端末から端末識別子を含む信号を受信し、近隣通信端末を検知した時の動作例を示したフローチャートである。その際の動作としては、自端末は、近隣通信端末が自端末のコンテンツDB内のコンテンツ所持者リストに記載されていない場合にのみ、自端末のコンテンツをその近隣通信端末に対して送信する。このとき、このコンテンツの送信先端末の端末識別子を、自端末のコンテンツDB内の送信コンテンツに対応するコンテンツ所持者リストに追加してもよい。
図3において、通信端末100は、近隣端末検知部101を介して、他の通信端末から端末識別子を含む信号、例えばHelloメッセージを受信することで近隣通信端末を検知する(S101)。
近隣端末検知部101は、検知された端末識別子をコンテンツ送信判断部103に出力する。コンテンツ送信判断部103は、コンテンツDB102内から、近隣通信端末の端末識別子をコンテンツ所持者リストに含まないコンテンツ(未所持コンテンツ)を抽出する(S102)。
コンテンツ送信判断部103は、抽出された未所持コンテンツと近隣通信端末の端末識別子を、コンテンツ情報送受信部105に出力する。コンテンツ情報送受信部105は、近隣通信端末の端末識別子を宛先としてコンテンツを送信するためのコンテンツメッセージを作成し、作成されたコンテンツメッセージを通信部106に出力する。通信部106は、近接通信端末に対してコンテンツメッセージを送信する(S103)。
このとき、コンテンツ情報送受信部105は、送信されるコンテンツ識別子と宛先とされる端末識別子をコンテンツ所持者管理部104に出力する。コンテンツ所持者管理部104は、コンテンツ情報送受信部105より受け取ったコンテンツ識別子と一致するコンテンツをコンテンツDB102内から検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに宛先とされた端末識別子を追加する。ただし、この機能は、確認応答メッセージ受信後(コンテンツ送信が完了したことを確認した時)に、行ってもよいため、必須機能ではない。
図4は、自端末が近接通信端末からコンテンツを受信した時の動作例を示したフローチャートである。その際の動作は、受信されたコンテンツをコンテンツDBに格納し、コンテンツDB内の受信されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに自端末の端末識別子とコンテンツ送信元端末の端末識別子を追加することである。また、コンテンツを受信した通信端末は、送信元端末に対して、確認応答メッセージを送信してもよい。
図4において、通信部106は、コンテンツメッセージを受信して、受信されたコンテンツメッセージをコンテンツ情報送受信部105に出力する(S104)。コンテンツ情報送受信部105は、受信されたコンテンツメッセージに含まれる受信コンテンツをコンテンツDB102に記憶させる(S105)。
コンテンツ情報送受信部105は、コンテンツメッセージ内のコンテンツ識別子とコンテンツ送信元端末の端末識別子をコンテンツ所持者管理部104に出力する。コンテンツ所持者管理部104は、コンテンツDB102内から、コンテンツ識別子を検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに自端末の端末識別子とコンテンツ送信元端末の端末識別子を追加する(S106)。
通信部106は、コンテンツ送信元端末の端末識別子を宛先として、コンテンツの受信が完了したことを通知するため、コンテンツ識別子を含む確認応答メッセージを送信する(S107)。なお、ステップS105、S106、S107の実行順番は問わないものとする。
図5は、自端末が近接通信端末から確認応答メッセージを受信した時の動作例を示したフローチャートである。その際の動作は、確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子を、コンテンツDB内で確認応答メッセージが含むコンテンツ識別子と一致するコンテンツのコンテンツ所持者リストに追加することである。
図5において、通信部106は、他の通信端末から確認応答メッセージを受信する(S108)。通信部106は、確認応答メッセージに含まれる受信完了したコンテンツ識別子と、確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子をコンテンツ所持者管理部104に出力する。
コンテンツ所持者管理部104は、コンテンツDB102内から、受信完了したコンテンツ識別子に一致するコンテンツを検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子を追加する(S109)。
このように、本実施形態の通信端末100は、すれ違った通信端末100の未所持コンテンツのみを送信して、コンテンツを取得することができる。
ここでは、図33の通信ネットワークの通信端末601から604が、本実施形態の通信端末100であるものとして、本実施形態の通信端末100の通信ネットワークの全体動作について説明する。
通信端末603がパターン1で動く例について説明する。通信端末603が、通信端末601の通信レンジ61に入った時、通信端末603は通信端末601からコンテンツC1とC2を受信する。すなわち、通信端末601は、通信端末603からHelloメッセージを受信する。通信端末601は、通信端末603の端末識別子に基づいて、図6に示す通り、C1とC2のコンテンツ所持者リストからC1とC2が通信端末603の未所持コンテンツであると判断する。通信端末601は、判断結果に基づいて、C1とC2を通信端末603に送信する。その際、通信端末601は、通信端末603がC1とC2の受信完了を示す確認応答メッセージを受信して、C1とC2のコンテンツ所持者リストに通信端末603を追加する。この結果、通信端末601のコンテンツDBは、図6から図7に更新される。
次に、通信端末603は、通信レンジ61の外に出て、通信レンジ61に再度戻ってくる。このとき、通信端末601は、通信端末603のHelloメッセージを再度受信する。通信端末601のコンテンツDB内のC1とC2のコンテンツ所持者リストには、既に通信端末603の識別子が記載されているため(図7参照)、通信端末601は、通信端末603がどちらのコンテンツも所持していることを判断できる。そのため、通信端末601は、C1とC2のどちらのコンテンツも送信しない。これにより、本実施形態の通信端末は、相手通信端末が所持しているコンテンツの送信を停止することができ、通信端末間での通信負荷が軽減することができる。
図8は、本実施形態の通信端末603が通信端末601からコンテンツを取得する動作例のシーケンス図である。本実施形態は、図31のSVを用いたPush型のコンテンツ取得方法と比較して、上述したように、通信端末601は、既に通信相手の端末(通信端末603)が所持するコンテンツを送信しない。そのため、本実施形態は、不要なコンテンツ送信が抑制され、コンテンツ取得に要する通信端末間での通信負荷を軽減することができる。
このように、本実施形態は、自端末と度々遭遇する通信端末に対して、その通信端末が既に所持するコンテンツを送信しないことで、コンテンツ取得に要する通信負荷を軽減できる。なぜなら、本実施形態では、自端末がコンテンツを送信するときに、送信先端末の端末識別子を送信コンテンツのコンテンツ所持者リストとして記録し、再度そのコンテンツを送信する際には、既に過去に送信したコンテンツであるかどうかを判断できるためである。コンテンツ所持者リストには、自端末がコンテンツを送信する際に、コンテンツの送信先端末の端末識別子がそのコンテンツの所持者として記録される。コンテンツ所持者リストには、同様に自端末がコンテンツを受信した際に、コンテンツの送信元端末の端末識別子がコンテンツの所持者として記録される。したがって、本実施形態では、通信端末が未所持のコンテンツであるかどうかの判断結果に基づいて、未所持のコンテンツのみを送信することができる。
以上、本実施形態の通信端末は、通信相手の所持するコンテンツの送信を抑制して未所持コンテンツのみを送信するので、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得することができる。
なお、本実施形態の通信端末は、コンテンツ所持者管理部を備えるものとして説明したが、コンテンツ所持者管理部を備えなくてもよい。すなわち、通信端末は、すれ違った通信端末を検知して取得した相手通信端末の端末識別情報に基づいて、コンテンツ情報送受信部が自端末のコンテンツDBを検索して相手通信端末の未保持コンテンツを判断できればよい。コンテンツ情報送受信部は、判断結果に基づいて、相手通信端末の未所持コンテンツもしくは未所持コンテンツリストを相手通信端末に送信する。これによって、相手通信端末は、未所持コンテンツを取得することができる、もしくは未所持コンテンツリストに基づいて要求コンテンツリストを返信して、所望のコンテンツを取得することができる。このように、未所持と判断されたコンテンツもしくはそのコンテンツリストのみが相手通信端末に送信されるので、自端末と相手通信端末との通信負荷が軽減され、相手通信端末は、コンテンツを取得することができる。そのため、本実施形態の通信端末は、コンテンツ所持者管理部を備えなくてもよい。
また、図3から5と8に示したフローチャートとシーケンス図は、本発明に関わる通信端末100の動作例として例示したものであって、本発明の通信端末の動作はこのフローチャートとシーケンス図で示されたものに限定されない。また、図1のブロック図中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。以下の実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態の通信端末200の構成例を示したブロック図である。図9を参照して、本実施形態の通信端末200の構成について説明する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態の通信端末200の構成例を示したブロック図である。図9を参照して、本実施形態の通信端末200の構成について説明する。
通信端末200は、近隣端末検知部201、コンテンツDB202、コンテンツ送信判断部203、コンテンツ所持者管理部204、コンテンツ情報送受信部205、通信部206とコンテンツ所持者リスト送受信部207を備える。
近隣端末検知部201、コンテンツDB202とコンテンツ情報送受信部205は、図1で説明した第1の実施形態の通信端末100の近隣端末検知部101、コンテンツDB102とコンテンツ情報送受信部105とそれぞれ同じ機能を備える。そのため、ここでは、近隣端末検知部201、コンテンツDB202とコンテンツ情報送受信部205の説明を省略する。
コンテンツ送信判断部203は、第1の実施形態で説明したコンテンツ送信判断部103の機能に加えて、以下の機能を備える。コンテンツ送信判断部203は、近隣端末検知部201からの近隣通信端末の端末識別子を基に、コンテンツDB202内から、近隣通信端末の端末識別子の記載がないコンテンツ識別子とコンテンツ所持者リストを抽出する。コンテンツ送信判断部203は、抽出されたコンテンツ識別子とコンテンツ所持者リストと検知された近隣通信端末の端末識別子をコンテンツ所持者リスト送受信部207に出力する。
コンテンツ所持者管理部204は、第1の実施形態で説明したコンテンツ管理部104の機能に加えて、以下の機能を備える。コンテンツ所持者管理部204は、コンテンツ所持者リスト送受信部207からのコンテンツ識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを基に、コンテンツ識別子と一致するコンテンツをコンテンツDB202内から検索する。コンテンツ所持者管理部204は、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに、コンテンツ所持者リスト送受信部207より受け取ったコンテンツ所持者リストの内容である端末識別子を追加する。
通信部206は、第1の実施形態で説明した通信部106の機能に加え、以下の二つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ所持者リスト送受信部207からのコンテンツ所持者リストメッセージを基に、検知された近隣通信端末の端末識別子を宛先としたコンテンツ所持者リストメッセージを送信することである。
二つ目の機能は、他の通信端末より受信したコンテンツ所持者リストメッセージを基に、コンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ識別子とコンテンツ所持者リストをコンテンツ所持者リスト送受信部207に出力することである。
コンテンツ所持者リスト送受信部207は、二つの機能を備える。一つ目の機能は、通信部206からのコンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ所持者リストとコンテンツ識別子を、コンテンツ所持者管理部204に出力することである。
二つ目の機能は、コンテンツ送信判断部203からのコンテンツ識別子とコンテンツ所持者リストと検知された近隣通信端末の端末識別子を基に、コンテンツ所持者リストメッセージを作成して、通信部206に出力することである。コンテンツ所持者リストメッセージは、近隣通信端末の端末識別子を宛先としてコンテンツ識別子とコンテンツ所持者リストを送信するものである。
図10から13は、本実施形態の通信端末200の動作例を示したフローチャートである。図10から13を参照して、通信端末200の動作について説明する。
図10は、自端末が近隣通信端末から端末識別子を含む信号を受信し、近隣通信端末を検知した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作としては、自端末は、近隣通信端末が未所持のコンテンツとそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを、近隣通信端末に対して送信する。
図10において、近隣端末検知部201は、他の通信端末から端末識別子を含む信号、例えばHelloメッセージを受信することで近隣通信端末を検知する(S201)。
近隣端末検知部201は、受信された端末識別子をコンテンツ送信判断部203に出力する。コンテンツ送信判断部203は、コンテンツDB202内から、近隣通信端末の端末識別子を含まないコンテンツ(未所持コンテンツ)、そのコンテンツ識別子及びそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを抽出する(S202)。
コンテンツ送信判断部203は、抽出されたコンテンツと近隣通信端末の端末識別子を、コンテンツ情報送受信部205に出力する。コンテンツ情報送受信部205は、近隣通信端末の端末識別子を宛先として抽出されたコンテンツを送信するコンテンツメッセージを作成し、作成されたコンテンツメッセージを通信部206に出力する。通信部206は、コンテンツメッセージを近隣通信端末に送信する。
コンテンツ送信判断部203は、上述した抽出されたコンテンツ識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストと近隣通信端末の端末識別子を、コンテンツ所持者リスト送受信部207に出力する。コンテンツ所持者リスト送受信部207は、近隣通信端末の端末識別子を宛先として抽出されたコンテンツ所持者リストを送信するためのコンテンツ所持者リストメッセージを作成し、作成されたメッセージを通信部206に出力する。通信部206は、コンテンツ所持者リストメッセージを近隣通信端末に送信する(S203)。
図11は、自端末がコンテンツを受信した時の動作例を示したフローチャートである。その際の動作は、受信されたコンテンツをコンテンツDBに記憶させ、記憶されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに送信元端末の端末識別子と自端末の端末識別子を追加することである。さらに、コンテンツを受信した通信端末は、コンテンツ送信元端末に対して、確認応答のための確認応答メッセージを送信する。
図11のステップS204、S205、S206、S207は、図4で説明したステップS104、S105、S106、S107にそれぞれ対応し、動作が同一であるため、説明は省略する。なお、ステップS205、S206、S207の実行順番は問わないものとする。
図12は、自端末が上述のコンテンツを受信した通信端末から送信された確認応答メッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、コンテンツを受信した通信端末の端末識別子を、コンテンツDB内の送信コンテンツのコンテンツ所持者リストに追加することである。図12のステップS208、S209は、図5で説明したステップS108、S109とそれぞれ同じであるので、説明を省略する。
図13は、自端末がコンテンツ所持者リストメッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、自端末のコンテンツDB内からコンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ識別子と一致するコンテンツを検索する。そして、自端末は、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに、受信されたコンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ所持者リストの内容を追加することである。
図13において、通信部206は、他の通信端末からコンテンツ所持者リストメッセージを受信する(S210)。
通信部206は、コンテンツ所持者リストメッセージをコンテンツ所持者リスト送受信部207に出力する。コンテンツ所持者リスト送受信部207は、コンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを、コンテンツ所持者管理部204に出力する。コンテンツ所持者管理部204は、コンテンツDB202内から、コンテンツ所持者リスト送受信部207より受け取ったコンテンツ識別子が一致するコンテンツを検索する。コンテンツ所持者管理部204は、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに、コンテンツ所持者リスト送受信部207より受け取ったコンテンツ所持者リストの内容を追加する(S211)。
このように、本実施形態の通信端末200は、すれ違った通信端末200の未所持コンテンツのみを送信して、コンテンツを取得することができる。
図33に示した通信ネットワークにおいて、本実施形態の全体動作について説明する。ここでは、通信端末601から604が、本実施形態の通信端末200であるものとして、本実施形態の通信端末200の通信ネットワークとしての全体動作を説明する。
通信端末604がパターン2で動く例について説明する。通信端末604が、通信端末601の通信レンジ61に入った時、通信端末601が通信端末604のHelloメッセージを受信する。この時、通信端末601のコンテンツDBは、図6の状態である。通信端末601は、通信端末604がコンテンツC1とC2共に所持していないと判断できる。そのため、通信端末601は、コンテンツC1とC2、およびそれらコンテンツのコンテンツ所持者リスト(C1:通信端末601、602 C2:通信端末601)を通信端末604に送信する。通信端末604は、コンテンツとコンテンツのコンテンツ所持者リストを自端末のコンテンツDBに追加し、図14のようにコンテンツDBを更新する。その後、通信端末604は、通信端末602と遭遇し、通信端末602のHelloメッセージを受信する。通信端末604は、自端末のコンテンツDB内で通信端末602が記載されているコンテンツ(C1)を除くコンテンツ(未所持コンテンツであるC2)を、通信端末602に送信する。
これにより、本実施形態では、通信端末604は、通信端末602が既に所持済みのコンテンツ(C1)を送信しないので、通信端末間での通信負荷を抑制することができる。すなわち、通信端末604は、通信端末601と遭遇した際に、未遭遇の通信端末602のコンテンツの保持情報を取得しているので、通信端末602が既に保持しているコンテンツを送信しない。さらに、通信端末602は、所持しないコンテンツ(C2)を通信端末604から取得することができる。このように、本実施形態では、相手通信端末が所持しているコンテンツの送信を停止することができ、通信端末間での通信負荷を軽減することができる。
図15は、本実施形態の通信端末604が通信端末601からコンテンツを取得する動作例のシーケンス図である。本実施形態は、図8と比較して、コンテンツを送信する際に、そのコンテンツのコンテンツ所持者リストも一緒に送信する。これにより、本実施形態は、過去に自端末が直接遭遇したことがない通信端末が所持するコンテンツ情報を知ることが可能となる。そのため、本実施形態は、既に相手通信端末が所持するコンテンツを送らないので、通信端末間での通信負荷を軽減してコンテンツを取得することができる。
このように、本実施形態では、自端末が過去に遭遇したことのない通信端末とすれ違った際に、自端末が所持して相手通信端末も所持するコンテンツを送信しないので、コンテンツ取得に要する通信端末間での通信負荷を軽減することができる。なぜなら、本実施形態では、通信端末がコンテンツを送信する際に、自端末が所持している送信コンテンツのコンテンツ所持者リストも、送信コンテンツの送信先端末に通知するからである。そのため、本実施形態では、自端末がすれ違った通信端末と過去に遭遇したことが無くても、他の通信端末と情報共有したコンテンツ所持者リストを参照すれば予めコンテンツを所持しているかどうか判断することができる。そのため、本実施形態では、判断結果に基づいて未所持コンテンツのみを送信することができる。
以上、本実施形態の通信端末は、第1の実施形態と同様に、通信相手の所持するコンテンツの送信を抑制して未所持コンテンツのみを送信するので、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得することができる。さらに、本実施形態では、未所持コンテンツを送信する際に、未所持コンテンツのコンテンツ所持者リストを送信して通信端末間で共有するので、自端末が直接遭遇していない通信端末が所持するコンテンツ情報を判断することができる。そのため、本実施形態は、通信端末間での通信負荷を軽減したコンテンツの取得をさらに促進することができる。
なお、図10から13と15に示したフローチャートとシーケンス図は、本発明に関わる通信端末200の動作例として例示したものであって、本発明の通信端末の動作はこのフローチャートとシーケンス図で示されたものに限定されない。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。図16は、本発明の第3の実施形態の通信端末300の構成例を示したブロック図である。図16を参照して、本実施形態の通信端末300の構成について説明する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。図16は、本発明の第3の実施形態の通信端末300の構成例を示したブロック図である。図16を参照して、本実施形態の通信端末300の構成について説明する。
通信端末300は、近隣端末検知部301、コンテンツDB302、コンテンツ送信判断部303、コンテンツ所持者管理部304、コンテンツ情報送受信部305、通信部306、コンテンツリクエスト送受信部307を備える。
近隣端末検知部301とコンテンツDB302は、図1で説明した第1の実施形態の通信端末100の近隣端末検知部101とコンテンツDB102とそれぞれ同じ機能を備えるため、説明を省略する。
コンテンツ送信判断部303は、近隣端末検知部301が検知した通信端末の端末識別子を基に、コンテンツDB302内を検索する。コンテンツ送信判断部303は、検知された通信端末の端末識別子がコンテンツ所持者リストに含まれないコンテンツ(未所持コンテンツ)のコンテンツ識別子を含んだコンテンツリストを検索して抽出する。コンテンツ送信判断部303は、抽出されたコンテンツリストと検知された通信端末の端末識別子をコンテンツ情報送受信部305に出力する。
コンテンツ所持者管理部304は、コンテンツ情報送受信部305からのコンテンツリストと検知された通信端末の端末識別子、もしくは通信部306からのコンテンツ識別子と通信端末の端末識別子を基に、コンテンツDB302内を検索する。コンテンツ所持者管理部304は、コンテンツ識別子が一致するコンテンツのコンテンツ所持者を更新するため、コンテンツ識別子が一致するコンテンツを検索して、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに端末識別子を追加する。
コンテンツ情報送受信部305は、四つの機能を備える。一つ目の機能は、通信部306からの他の通信端末から受信されたコンテンツメッセージを基に、コンテンツメッセージ内のコンテンツをコンテンツDB302に記憶させることである。さらに、コンテンツ情報送受信部305は、コンテンツ送信元端末の端末識別子と自端末の端末識別子とコンテンツ識別子をコンテンツ所持者管理部304に出力する。
二つ目の機能は、コンテンツリクエスト送受信部307からのコンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツリストと送信元端末の端末識別子を基に、コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子と一致するコンテンツを検索することである。すなわち、コンテンツ情報送受信部305は、コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子と一致するコンテンツをコンテンツDB302内より検索する。コンテンツ情報送受信部305は、検索されたコンテンツをコンテンツリクエストメッセージの送信元端末識別子を宛先としたコンテンツメッセージを作成し、作成されたコンテンツメッセージを通信部306に出力することである。
三つ目の機能は、通信部306からのコンテンツリストメッセージを基に、コンテンツリストメッセージ内の送信元端末の端末識別子とコンテンツリストを、コンテンツリクエスト送受信部307に出力することである。
四つ目の機能は、コンテンツ送信判断部303からの端末識別子とコンテンツリストを基に、端末識別子を宛先としてコンテンツリストを送信するためのコンテンツリストメッセージを作成し、通信部306に出力することである。
通信部306は、以下八つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ情報送受信部305からのコンテンツメッセージを宛先通信端末に送信することである。
二つ目の機能は、コンテンツ情報送受信部305からのコンテンツリストメッセージを宛先通信端末に送信することである。
三つ目の機能は、コンテンツリクエスト送受信部307からのコンテンツリクエストメッセージを宛先通信端末に送信することである。
四つ目の機能は、他の端末からコンテンツメッセージを受信し、コンテンツ情報送受信部305にコンテンツメッセージを出力することである。
五つ目の機能は、他の端末からコンテンツリストメッセージを受信し、コンテンツ情報送受信部305にコンテンツリストメッセージを出力することである。
六つ目の機能は、他の端末からコンテンツリクエストメッセージを受信し、コンテンツリクエスト送受信部307にコンテンツリクエストメッセージを出力することである。
七つ目の機能は、他の端末からコンテンツメッセージを受信した際、コンテンツの送信元端末に対して、自端末の端末識別子と受信したコンテンツ識別子を含む確認応答メッセージを送信することである。
八つ目の機能は、他の端末から確認応答メッセージを受信した際、確認応答メッセージ内のコンテンツ識別子と確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子をコンテンツ所持者管理部304に出力することである。
コンテンツリクエスト送受信部307は、二つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ情報送受信部305からのコンテンツリストと端末識別子を基に、コンテンツリストのうち自端末が所望するコンテンツ識別子を選択することである。コンテンツリクエスト送受信部307は、端末識別子を宛先として、選択されたコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを送信するためのコンテンツクエストメッセージを作成する。そして、コンテンツリクエスト送受信部307は、作成されたコンテンツリクエストメッセージを通信部306に出力することである。
二つ目の機能は、通信部306からのコンテンツリクエストメッセージを基に、コンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツリストと送信元端末の端末識別子をコンテンツ情報送受信部305に出力する。
図17から21は、本実施形態の通信端末300の動作例を示したフローチャートである。図17から21を参照して、通信端末300の動作について説明する。
図17は、自端末が近隣通信端末から端末識別子を含む信号を受信し、近隣通信端末を検知した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作としては、自端末は、近隣通信端末が未所持のコンテンツリストを近隣通信端末に対して送信する。
図17において、近隣端末検知部301は、他の通信端末から端末識別子を含む信号、例えばHelloメッセージを受信することで近隣通信端末を検知する(S301)。
近隣端末検知部301は、受信された端末識別子をコンテンツ送信判断部303に出力する。コンテンツ送信判断部303が、コンテンツDB302内から、近隣通信端末の端末識別子を含まないコンテンツ(未所持コンテンツ)のコンテンツ識別子のコンテンツリストを抽出する(S302)。
コンテンツ送信判断部303は、抽出されたコンテンツリストと近隣通信端末の端末識別子を、コンテンツ情報送受信部305に出力する。コンテンツ情報送受信部305は、近隣通信端末を宛先としてコンテンツリストを送信するためのコンテンツリストメッセージを作成し、作成されたコンテンツリストメッセージを通信部306に出力する。通信部306は、宛先通信端末に対してコンテンツリストメッセージを送信する(S303)。
図18は、自端末がコンテンツリストメッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、受信したコンテンツリストメッセージのコンテンツリストから所望のコンテンツ識別子を選択して新しく要求コンテンツリストを作成し、コンテンツリストメッセージの送信元端末に対して要求コンテンツリストを送信する。
図18において、通信部306は、他の通信端末からコンテンツリストメッセージを受信する(S304)。
通信部306は、受信されたコンテンツリストメッセージを、コンテンツ情報送受信部305に出力する。コンテンツ情報送受信部305は、コンテンツリストメッセージ内のコンテンツリストと送信元端末の端末識別子をコンテンツリクエスト送受信部307に出力する。コンテンツリクエスト送受信部307は、受け取ったコンテンツリストの中から所望のコンテンツを選択する(S305)。
コンテンツリクエスト送受信部307は、選択されたコンテンツ識別子で新しく要求コンテンツリストを生成し、送信元端末の端末識別子を宛先としたコンテンツリクエストメッセージを作成する。作成されたコンテンツリクエストメッセージは、通信部306に出力される。通信部306は、コンテンツリクエストメッセージを宛先通信端末に送信する(S306)。
図19は、自端末がコンテンツリクエストメッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。
図19において、通信部306は、他の通信端末よりコンテンツリクエストメッセージを受信する(S307)。
通信部306は、受信されたコンテンツリクエストメッセージをコンテンツリクエスト送受信部307に出力する。コンテンツリクエスト送受信部307は、コンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツリストと、コンテンツリクエストメッセージの送信元端末の端末識別子をコンテンツ情報送受信部305に出力する。コンテンツ情報送受信部305は、受け取ったコンテンツリスト内のコンテンツ識別子に基づいてコンテンツDB302内を検索する。コンテンツ情報送受信部305は、コンテンツリクエストの送信元端末の端末識別子を宛先として、コンテンツ識別子が一致して検索されたコンテンツを送信するためのコンテンツメッセージを作成し、通信部306に出力する。通信部306は、宛先通信端末に対してコンテンツメッセージを送信する(S308)。
また、コンテンツメッセージを送信する際、コンテンツの送信先端末の端末識別子は、自端末のコンテンツDB内の送信コンテンツのコンテンツ所持者リストに追加されてもよい。その場合は、コンテンツ情報送受信部305は、送信コンテンツの識別子と、送信先端末の識別子を、コンテンツ所持者管理部304に出力する。
図20は、自端末がコンテンツを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作は、受信されたコンテンツをコンテンツDBに記憶させ、コンテンツDB内の受信されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに自端末の端末識別子とコンテンツの送信元端末の端末識別子を追加することである。また、コンテンツの送信元端末に対して、確認応答メッセージを送信することである。
図20において、通信部306は、他の通信端末からコンテンツメッセージを受信する(S309)。
通信部306は、受信されたコンテンツメッセージをコンテンツ情報送受信部305に出力する。コンテンツ情報送受信部305は、コンテンツメッセージ内のコンテンツを、コンテンツDB302内に記憶させる(S310)。
コンテンツ情報送受信部305は、受信されたコンテンツ識別子とコンテンツの送信元端末の端末識別子と自端末の端末識別子をコンテンツ所持者管理部304に出力する。コンテンツ所持者管理部304は、コンテンツDB302内から、受信されたコンテンツ識別子を検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに自端末の端末識別子とコンテンツの送信元端末の端末識別子を追加する(S311)。
通信部306は、コンテンツの送信元端末を宛先として確認応答メッセージを送信する(S312)。
なお、ステップS310、S311、S312の実行順番は問わないものとする。
図21は、自端末が確認応答メッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作は、コンテンツを受信した通信端末の端末識別子を、コンテンツDB内の送信コンテンツのコンテンツ所持者リストに追加することである。
図21において、通信部306は、他の通信端末から確認応答メッセージを受信する(S313)。
通信部306は、確認応答メッセージに含まれる受信完了したコンテンツ識別子と、確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子をコンテンツ所持者管理部304に出力する。コンテンツ所持者管理部304は、コンテンツDB302内から受信完了したコンテンツ識別子に一致するコンテンツを検索し、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに確認応答メッセージの送信元端末の端末識別子を追加する(S314)。
このように、本実施形態の通信端末300は、すれ違った通信端末300の未所持コンテンツのみのコンテンツリストを送信して、送信されたコンテンツリストから選択されたコンテンツのみを送信して共有することができる。
図33に示した通信ネットワークにおいて、本実施形態の全体動作について説明する。ここでは、通信端末601から604が、本実施形態の通信端末300であるものとして、本実施形態の通信端末300の通信ネットワークとしての全体動作を説明する。
通信端末603がパターン1で動く例について説明する。通信端末603が、通信端末601の通信レンジ61に入った時、通信端末601が通信端末603のHelloメッセージを受信すると、C1とC2のコンテンツリストが通信端末603に送られる。すなわち、通信端末601は、通信端末603からHelloメッセージを受信する。通信端末601は、通信端末603の端末識別子に基づいて、図6に示す通り、C1とC2のコンテンツ所持者リストからC1とC2が通信端末603の未所持コンテンツであると判断する。
通信端末601は、判断結果に基づいて、C1とC2のコンテンツリストを通信端末603に送信する。未所持コンテンツのコンテンツリストを受信して、通信端末603は、C1とC2を要求するものとする。通信端末603は、C1とC2のコンテンツ識別子をそれぞれ含むコンテンツリクエストを通信端末601に返信する。通信端末601は、コンテンツリクエストに記載されているコンテンツ(C1とC2)を通信端末603に送信する。通信端末603は、C1とC2を受信すると、自端末のコンテンツDBにC1とC2を記憶させ、C1とC2のコンテンツ所持者リストに通信端末601と通信端末603を追加する。
また、通信端末603は、確認応答メッセージを通信端末601に送信する。確認応答メッセージを受信した通信端末601は、自端末のコンテンツDB内のC1とC2のコンテンツ所持者リストに通信端末603を追加する。
通信端末603が、通信レンジ61の外に出て、通信レンジ61に再度戻ってくる。再度、通信端末601が通信端末603のHelloメッセージを受信したとしても、通信端末601のコンテンツDB内のC1とC2のコンテンツ所持者リストには通信端末603の端末識別子が記憶されている。そのため、通信端末601は、通信端末603がC1とC2のどちらのコンテンツも所持していると判断して、コンテンツリストを再送信しない。これにより、本実施形態の通信端末300は、無駄なコンテンツリストの送信を停止し、通信端末間での通信負荷を軽減することができる。
図22は、本実施形態の通信端末603が通信端末601からコンテンツを取得する動作例のシーケンス図である。本実施形態は、図32のPull型のコンテンツ取得と比較して、通信端末は、自端末が所持する全コンテンツのコンテンツリストを送信するのではなく、相手通信端末が所持しないと判断されたコンテンツのみのコンテンツリストを送信する。そのため、通信端末は、コンテンツリストによる通信負荷を軽減することができる。
このように、本実施形態は、自端末と度々遭遇する通信端末に対して、その通信端末が既に所持するコンテンツリストを送信しないことで、コンテンツ取得に要する通信負荷を軽減できる。なぜなら、本実施形態では、自端末がコンテンツを送信するときに、送信先端末の端末識別子を送信コンテンツのコンテンツ所持者リストとして記録し、再度そのコンテンツを送信する際には、既に過去に送信したコンテンツであるかどうかを判断できるためである。コンテンツ所持者リストには、自端末がコンテンツを送信する際に、コンテンツの送信先端末の端末識別子がそのコンテンツの所持者として記録される。コンテンツ所持者リストには、同様に自端末がコンテンツを受信した際に、コンテンツの送信元端末の端末識別子がコンテンツの所持者として記録される。したがって、本実施形態では、未所持の判断結果に基づいて未所持コンテンツリストのみを送信することができる。
以上、本実施形態の通信端末は、通信相手の所持するコンテンツのコンテンツリストの送信を抑制して通信相手から要求された未所持コンテンツのみを送信する。そのため、本実施形態の通信端末は、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得することができる。
なお、図17から22に示したフローチャートとシーケンス図は、本発明に関わる通信端末300の動作例として例示したものであって、本発明の通信端末の動作はこのフローチャートとシーケンス図で示されたものに限定されない。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について説明する。図23は、本発明の第4の実施形態の通信端末400の構成例を示したブロック図である。図23を参照して、本実施形態の通信端末400の構成について説明する。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について説明する。図23は、本発明の第4の実施形態の通信端末400の構成例を示したブロック図である。図23を参照して、本実施形態の通信端末400の構成について説明する。
通信端末400は、近隣端末検知部401、コンテンツDB402、コンテンツ送信判断部403、コンテンツ所持者管理部404、コンテンツ情報送受信部405と通信部406を備える。さらに、通信端末400は、コンテンツリクエスト送受信部407とコンテンツ所持者リスト送受信部408を備える。
近隣端末検知部401、コンテンツDB402とコンテンツ情報送受信部405は、図16で説明した通信端末300の近隣端末検知部301、コンテンツDB302とコンテンツ情報送受信部305とそれぞれ同じ機能を備えるため、説明を省略する。
コンテンツ所持者管理部404は、図16で説明した通信端末300のコンテンツ所持者管理部304の備える機能に加えて、以下の機能を備える。コンテンツ所持者管理部404は、コンテンツ所持者リスト送受信部408より受け取るコンテンツの識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを、コンテンツDB402内の対象コンテンツのコンテンツ所持者リストに追加する。
通信部406は、図16で説明した通信部306の備える機能に加えて、以下の二つの機能を備える。一つ目の機能は、コンテンツ所持者リストメッセージを他の通信端末より受信し、コンテンツ所持者リストメッセージをコンテンツ所持者リスト送受信部408に出力することである。
二つ目の機能は、コンテンツ所持者リスト送受信部408からのコンテンツ所持者リストメッセージを受け取り、宛先通信端末に対してコンテンツ所持者リストメッセージを送信することである。
コンテンツリクエスト送受信部407は、図16で説明したコンテンツリクエスト送受信部307の備える機能に加えて、以下の機能を備える。コンテンツリクエスト送受信部407は、通信部406より受け取るコンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツリストとコンテンツリクエストメッセージの送信元端末の端末識別子を、コンテンツ所持者リスト送受信部408に出力する機能を備える。
コンテンツ所持者リスト送受信部408は、以下二つの機能を備える。一つ目の機能は、通信部406からの他の通信端末より受信されたコンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを、コンテンツ所持者管理部404に出力することである。
二つ目の機能は、コンテンツリクエスト送受信部407からの端末識別子とコンテンツリストを基に、コンテンツリスト内のコンテンツ識別子と一致するコンテンツをコンテンツDB402内から検索することである。そして、コンテンツ所持者リスト送受信部408は、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストを取得し、端末識別子を宛先として取得したコンテンツ所持者と識別子を送信するためのコンテンツ所持者リストメッセージを作成することである。コンテンツ所持者リスト送受信部408は、作成されたコンテンツ所持者リストメッセージを通信部406に出力することである。
図24から29は、本実施形態の通信端末400の動作例を示したフローチャートである。図24から29を参照して、通信端末400の動作について説明する。
図24は、自端末が近隣通信端末から端末識別子を含む信号を受信し、近隣通信端末を検知した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作としては、自端末は、近隣通信端末が未所持のコンテンツリストを近隣通信端末に対して送信する。
図24のステップS401、S402、S403は、図17で説明したステップS301、S302、S303とそれぞれ対応しており、動作が同一であるため、説明は省略する。
図25は、自端末がコンテンツリストを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、受信されたコンテンツリストから所望のコンテンツ識別子を選択して、新しく要求コンテンツリストを作成し、受信されたコンテンツリストの送信元端末に対して作成された要求コンテンツリストを送信する。
図25のステップS404、S405、S406は、図18で説明したステップS304、S305、S306とそれぞれ対応しており、動作が同一であるため、説明は省略する。
図26は、自端末がコンテンツリクエストを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、受信されたコンテンツリクエスト内のコンテンツリストに含まれるコンテンツとそのコンテンツのコンテンツ所持者リストを、コンテンツリクエストの送信元端末を宛先として送信する。
図26において、通信部406は、他の通信端末よりコンテンツリクエストメッセージを受信する(S407)。
通信部406は、受信されたコンテンツリクエストメッセージをコンテンツリクエスト送受信部407に出力する。コンテンツリクエスト送受信部407は、コンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツリストと送信元端末の端末識別子を、コンテンツ情報送受信部405に出力する。コンテンツ情報送受信部405は、コンテンツリスト内のコンテンツをコンテンツDB402内から検索する。コンテンツ情報送受信部405は、受信されたコンツリクエストの送信元端末の端末識別子を宛先として、コンテンツ識別子が一致して検索されたコンテンツを送信するためのコンテンツメッセージを作成する。
コンテンツ情報送受信部405は、作成されたコンテンツメッセージを通信部406に出力する。通信部406は、コンテンツメッセージを宛先通信端末に送信する。同時に、コンテンツリクエスト送受信部407は、コンテンツリクエストメッセージ内のコンテンツ識別子とコンテンツリクエストメッセージの送信元端末の端末識別子を、コンテンツ所持者リスト送受信部408に出力する。
コンテンツ所持者リスト送受信部408は、出力されたコンテンツ識別子と一致するコンテンツをコンテンツDB402内で検索する。コンテンツ所持者リスト送受信部408は、コンテンツ識別子が一致して検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストを抽出する。コンテンツ所持者リスト送受信部408は、コンテンツリクエストの送信元端末の端末識別子を宛先として抽出されたコンテンツ所持者リストを送信するためのコンテンツ所持者リストメッセージを作成し、通信部406に出力する。通信部406は、コンテンツ所持者リストメッセージを宛先通信端末に送信する(S408)。
図27は、自端末がコンテンツを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、受信されたコンテンツをコンテンツDBに記憶させ、コンテンツDB内の受信されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに自端末の端末識別子とコンテンツの送信元端末の端末識別子を追加する。また、自端末は、コンテンツの送信元端末に対して、確認応答メッセージを送信する。
図27のステップS409、S410、S411、S412は、図20で説明したステップS309、S310、S311、S312にそれぞれ対応しており、動作が同一であるため、説明は省略する。
図28は、自端末が確認応答メッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、コンテンツを受信した通信端末の端末識別子を、コンテンツDB内の送信コンテンツのコンテンツ所持者リストに追加する。
図28のステップS413、S414は、図21で説明したステップS313、S314にそれぞれ対応しており、動作が同一であるため、説明は省略する。
図29は、自端末がコンテンツ所持者リストメッセージを受信した時の動作例を示すフローチャートである。その際の動作として、自端末は、コンテンツDB内の対象コンテンツのコンテンツ所持者リストに、受信されたコンテンツ所持者リストメッセージ内の各コンテンツにおけるコンテンツ所持者リストの内容を追加する。
図29において、通信部406は、他の通信端末からコンテンツのコンテンツ所持者リストメッセージを受信する(S415)。
通信部406は、コンテンツ所持者リストメッセージを、コンテンツ所持者リスト送受信部408に出力する。コンテンツ所持者リスト送受信部408は、コンテンツ所持者リストメッセージ内のコンテンツ識別子とそのコンテンツのコンテンツ所持者リストをコンテンツ所持者管理部404に出力する。コンテンツ所持者管理部404は、コンテンツDB402の中から、コンテンツ所持者リスト送受信部408より受け取ったコンテンツ識別子が一致するコンテンツを検索する。そして、コンテンツ所持者管理部404は、検索されたコンテンツのコンテンツ所持者リストに、コンテンツ所持者リスト送受信部408より受け取ったコンテンツ所持者リストの内容を追加する(S416)。
このように、本実施形態の通信端末400は、すれ違った通信端末400の未所持コンテンツのみのコンテンツリストを送信して、送信されたコンテンツリストから選択されたコンテンツのみを送信して共有することができる。
図33に示した通信ネットワークにおいて、本実施形態の全体動作について説明する。ここでは、通信端末601から604が、本実施形態の通信端末400であるものとして、本実施形態の通信端末400の通信ネットワークとしての全体動作を説明する。
通信端末604がパターン2で動く例について説明する。通信端末604が、通信端末601の通信レンジ61に入った時、通信端末601が通信端末604のHelloメッセージを受信すると、C1とC2のコンテンツリストが通信端末604に送られる。
すなわち、通信端末601は、通信端末604からHelloメッセージを受信する。通信端末601は、通信端末604の端末識別子に基づいて、図6に示す通り、C1とC2のコンテンツ所持者リストからC1とC2が通信端末604の未所持コンテンツであると判断する。通信端末601は、判断結果に基づいて、C1とC2のコンテンツリストを通信端末604に送信する。未所持コンテンツのコンテンツリストを受信して、通信端末604は、C1とC2を要求するものとする。通信端末604は、C1とC2を含むコンテンツリストのコンテンツリクエストを通信端末601に返信する。通信端末601は、コンテンツリクエストに記載されているコンテンツ(C1とC2)を通信端末604に送信する。その際、送信コンテンツ(C1とC2)のコンテンツ所持者リスト(C1:通信端末601、602 C2:通信端末601)を通信端末604に送信する。通信端末604は、C1とC2を受信すると、自端末のコンテンツDBにC1とC2を記憶させ、C1とC2のコンテンツ所持者リストに通信端末601と通信端末604の端末識別子を追加する。さらに、通信端末604がコンテンツ所持者リストを受信すると、自端末のコンテンツDBのC1のコンテンツ所持者リストに通信端末602の端末識別子を追加する。
通信端末604が通信レンジ61の外に出て、通信レンジ62に入る。通信端末604は、通信端末602のHelloメッセージを受信し、通信端末602が近隣にいることを検知すると、自端末のコンテンツDB内から通信端末602が記憶されていないコンテンツを検索する。通信端末604は、検索結果に基づいて、C2のコンテンツ識別子のみを含むコンテンツリストを送ればよいと判断する。
通信端末604は、判断されたコンテンツ識別子(C2)を含むコンテンツリストを通信端末602に送信する。通信端末602は、受信されたコンテンツリスト内(C2)から、所望のコンテンツを選択し、コンテンツリクエストを通信端末604に送信する。ここでは、通信端末602は、C2を要求したとする。コンテンツリクエストを受信した通信端末604は、コンテンツリクエスト内のコンテンツリストに含まれたコンテンツ識別子に対応するC2を通信端末602に送信する。
その際、通信端末604は、自端末コンテンツDB内のC2のコンテンツ所持者リスト(通信端末601、602)を送信する。通信端末602がC2を受信し、通信端末602のコンテンツDBにC2を記憶させ、さらにコンテンツ所持者として自端末(通信端末602)とコンテンツの送信元端末(通信端末604)を追加する。通信端末602がコンテンツ所持者リストメッセージを受信することで、さらにC2のコンテンツ所持者リストに通信端末601を追加することができる。
以上により、過去に遭遇していない通信端末と遭遇した際にも、既にコンテンツ所持を判断することができ、所持していると判断されたコンテンツのコンテンツリストを送信しないことで、コンテンツ取得の際、通信負荷を抑制することができる。
図30は、本実施形態の通信端末604が通信端末601からコンテンツを取得する動作例のシーケンス図である。本実施形態は、図22と比較して、図30では通信端末601がコンテンツを送信する際に、送信コンテンツのコンテンツ所持者リストも一緒に送信する点が相違する。これにより、通信端末604は、過去に自端末が直接遭遇したことがない通信端末と遭遇した場合でも、遭遇した通信端末がコンテンツを所持するかどうかを判断することができる。そのため、本実施形態は、未所持のコンテンツリストのみを送信することができ、コンテンツリストによる通信負荷を抑制することができる。
このように、本実施形態では、自端末が過去に遭遇したことのない通信端末とすれ違った際に、自端末は所持して相手通信端末も所持するコンテンツのコンテンツリストを送信しない。そのため、本実施形態は、コンテンツ取得に要する通信端末間での通信負荷を軽減することができる。なぜなら、本実施形態では、通信端末がコンテンツを送信する際に、自端末で所持されている送信コンテンツのコンテンツ所持者リストも、送信コンテンツの送信先端末に通知するからである。そのため、本実施形態では、自端末がすれ違った通信端末と過去に遭遇したことが無くても、他の通信端末と情報共有したコンテンツ所持者リストを参照すれば予めコンテンツを所持しているかどうか判断することができる。したがって、本実施形態では、所持の判断結果に基づいて未所持コンテンツリストを送信し、要求された未所持コンテンツのみを送信することができる。
以上、本実施形態の通信端末は、第3の実施形態と同様に、通信相手の所持するコンテンツのコンテンツリストの送信を抑制して通信相手から要求された未所持コンテンツのみを送信する。そのため、本実施形態の通信端末は、通信端末間での通信負荷を軽減して通信端末がすれ違った通信端末の所持するコンテンツを取得することができる。さらに、本実施形態では、要求された未所持コンテンツを送信する際に、要求された未所持コンテンツのコンテンツ所持者リストを送信して通信端末間で共有するので、自端末が直接遭遇していない通信端末が所持するコンテンツ情報を判断することができる。そのため、本実施形態は、通信端末間での通信負荷を軽減したコンテンツの取得をさらに促進することができる。
なお、コンテンツ所持者リスト送受信手段は、要求されたコンテンツを送信する際に、要求された送信コンテンツのコンテンツ所持者リストをコンテンツ所持者リストメッセージとして出力すると説明した。しかし、コンテンツ所持者リスト送受信手段は、相手先通信端末の未保持コンテンツとして抽出されたコンテンツに対応するコンテンツ所持者リストをコンテンツ所持者リストメッセージとして出力してもよい。相手先通信端末が要求しなかった未所持コンテンツの他通信端末での所持状況を共有することができる。
また、図24から30に示したフローチャートとシーケンス図は、本発明に関わる通信端末400の動作例として例示したものであって、本発明の通信端末の動作はこのフローチャートとシーケンス図で示されたものに限定されない。
なお、本願発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することができる。
例えば、上述の各実施形態の通信端末は、相互に通信できる通信方式で通信できるものであればよい。すなわち、通信装置が備える通信機能が使用する通信媒体は、有線や無線、光、音波を使用し、相互に通信できるものであればよい。例えば無線を使用するのであれば、通信装置の通信方式は、無線LAN(Local Area Network)などの一般通信を使用してもよい。
また、上述の各実施形態の通信端末は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、固定電話などの装置で構成される。また、通信端末は、これらには限定されるわけではなく、外部と情報をやり取りする機能を備えたその他の類似装置であってもよい。
また、上述の各実施形態の通信端末による通信制御処理は、通信装置が備えるコンピュータ(図示なし)を用いたソフトウェアによって実行されてもよい。すなわち、通信制御処理を行うコンピュータプログラムが、CPU(Central Processing Unit)によって読み込まれ、実行されることによって実現されてもよい。
なお、プログラムは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等、非一時的な媒体に格納されてもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBと、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
(付記2)
前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストを送信コンテンツ所持者リストとして出力するコンテンツ所持者リスト送受信手段をさらに備え、
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを送信するとき、前記送信コンテンツ所持者リストを前記コンテンツメッセージに含める
ことを特徴とする付記1に記載の通信端末。
(付記3)
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツリストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリストメッセージに含まれる前記コンテンツリストと前記送信元端末識別子を出力し、
前記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子を基に、所望のコンテンツ識別子を選択し、選択された前記コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツの送信を要求するコンテンツリクエストメッセージを送信するコンテンツリクエスト送受信手段をさらに備える
ことを特徴とする付記1または2に記載の通信端末。
(付記4)
前記コンテンツ送信判断手段は、
前記コンテンツリクエスト送受信手段が前記コンテンツリクエストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリクエストメッセージで要求された前記コンテンツを前記送信コンテンツに含める
ことを特徴とする付記3に記載の通信端末。
(付記5)
前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストに前記送信先端末識別子を追加するコンテンツ所持者管理手段をさらに備え、
前記コンテンツ所持者管理手段が前記コンテンツ所持者リストに前記送信コンテンツの前記送信先端末識別子を追加するタイミングが、
前記コンテンツメッセージを送信したとき、
または、前記近隣通信端末から前記コンテンツメッセージの受信完了を通知する確認応答メッセージを受信したときである
ことを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の通信端末。
(付記6)
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを受信したとき、前記コンテンツメッセージに含まれる前記送信コンテンツ、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を出力し、前記コンテンツメッセージに前記送信コンテンツ所持者リストが含まれていれば前記送信コンテンツ所持者リストをさらに出力し、
前記コンテンツ所持者管理手段は、
前記送信コンテンツに対応したコンテンツ所持者リストに、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を追加し、前記送信コンテンツ所持者リストがあるときは前記送信コンテンツ所持者リストの内容をさらに追加し、
前記コンテンツDBは、
前記送信コンテンツと追加された前記コンテンツ所持者リストを対応付けて記憶する
ことを特徴とする付記5に記載の通信端末。
(付記7)
付記1から6のいずれかに記載の通信端末を複数含む
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
(付記8)
前記通信端末間の通信技術が、DTNまたはエピデミックルーティングである
ことを特徴とする付記7に記載のコンテンツ配信システム。
(付記9)
前記通信端末間の通信方式が、無線LANである
ことを特徴とする付記7または8に記載のコンテンツ配信システム。
(付記10)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶し、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力し、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力し、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
(付記11)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBを備えた通信端末のコンピュータを、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段として動作させる
ことを特徴とする通信端末制御プログラム。
(付記1)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBと、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
(付記2)
前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストを送信コンテンツ所持者リストとして出力するコンテンツ所持者リスト送受信手段をさらに備え、
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを送信するとき、前記送信コンテンツ所持者リストを前記コンテンツメッセージに含める
ことを特徴とする付記1に記載の通信端末。
(付記3)
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツリストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリストメッセージに含まれる前記コンテンツリストと前記送信元端末識別子を出力し、
前記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子を基に、所望のコンテンツ識別子を選択し、選択された前記コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツの送信を要求するコンテンツリクエストメッセージを送信するコンテンツリクエスト送受信手段をさらに備える
ことを特徴とする付記1または2に記載の通信端末。
(付記4)
前記コンテンツ送信判断手段は、
前記コンテンツリクエスト送受信手段が前記コンテンツリクエストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリクエストメッセージで要求された前記コンテンツを前記送信コンテンツに含める
ことを特徴とする付記3に記載の通信端末。
(付記5)
前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストに前記送信先端末識別子を追加するコンテンツ所持者管理手段をさらに備え、
前記コンテンツ所持者管理手段が前記コンテンツ所持者リストに前記送信コンテンツの前記送信先端末識別子を追加するタイミングが、
前記コンテンツメッセージを送信したとき、
または、前記近隣通信端末から前記コンテンツメッセージの受信完了を通知する確認応答メッセージを受信したときである
ことを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の通信端末。
(付記6)
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを受信したとき、前記コンテンツメッセージに含まれる前記送信コンテンツ、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を出力し、前記コンテンツメッセージに前記送信コンテンツ所持者リストが含まれていれば前記送信コンテンツ所持者リストをさらに出力し、
前記コンテンツ所持者管理手段は、
前記送信コンテンツに対応したコンテンツ所持者リストに、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を追加し、前記送信コンテンツ所持者リストがあるときは前記送信コンテンツ所持者リストの内容をさらに追加し、
前記コンテンツDBは、
前記送信コンテンツと追加された前記コンテンツ所持者リストを対応付けて記憶する
ことを特徴とする付記5に記載の通信端末。
(付記7)
付記1から6のいずれかに記載の通信端末を複数含む
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
(付記8)
前記通信端末間の通信技術が、DTNまたはエピデミックルーティングである
ことを特徴とする付記7に記載のコンテンツ配信システム。
(付記9)
前記通信端末間の通信方式が、無線LANである
ことを特徴とする付記7または8に記載のコンテンツ配信システム。
(付記10)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶し、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力し、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力し、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
(付記11)
コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBを備えた通信端末のコンピュータを、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段として動作させる
ことを特徴とする通信端末制御プログラム。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2014年12月25日に出願された日本出願特願2014−262061を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
11、12 端末
100、200、300、400、601、602、603、604 通信端末
61、62 通信レンジ
101、201、301、401 近隣端末検知部
102、202、302、402 コンテンツDB
103、203、303、403 コンテンツ送信判断部
104、204、304、404 コンテンツ所持者管理部
105、205、305、405 コンテンツ情報送受信部
106、206、306、406 通信部
207、408 コンテンツ所持者リスト送受信部
307、407 コンテンツリクエスト送受信部
100、200、300、400、601、602、603、604 通信端末
61、62 通信レンジ
101、201、301、401 近隣端末検知部
102、202、302、402 コンテンツDB
103、203、303、403 コンテンツ送信判断部
104、204、304、404 コンテンツ所持者管理部
105、205、305、405 コンテンツ情報送受信部
106、206、306、406 通信部
207、408 コンテンツ所持者リスト送受信部
307、407 コンテンツリクエスト送受信部
Claims (10)
- コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBと、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。 - 前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストを送信コンテンツ所持者リストとして出力するコンテンツ所持者リスト送受信手段をさらに備え、
前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを送信するとき、前記送信コンテンツ所持者リストを前記コンテンツメッセージに含める
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。 - 前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツリストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリストメッセージに含まれる前記コンテンツリストと前記送信元端末識別子を出力し、
前記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子を基に、所望のコンテンツ識別子を選択し、選択された前記コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツの送信を要求するコンテンツリクエストメッセージを送信するコンテンツリクエスト送受信手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。 - 前記コンテンツ送信判断手段は、
前記コンテンツリクエスト送受信手段が前記コンテンツリクエストメッセージを受信したとき、前記コンテンツリクエストメッセージで要求された前記コンテンツを前記送信コンテンツに含める
ことを特徴とする請求項3に記載の通信端末。 - 前記送信コンテンツに対応する前記コンテンツ所持者リストに前記送信先端末識別子を追加するコンテンツ所持者管理手段をさらに備え、
前記コンテンツ所持者管理手段が前記コンテンツ所持者リストに前記送信コンテンツの前記送信先端末識別子を追加するタイミングが、
前記コンテンツメッセージを送信したとき、
または、前記近隣通信端末から前記コンテンツメッセージの受信完了を通知する確認応答メッセージを受信したときである
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信端末。 - 前記コンテンツ情報送受信手段は、
前記コンテンツメッセージを受信したとき、前記コンテンツメッセージに含まれる前記送信コンテンツ、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を出力し、前記コンテンツメッセージに前記送信コンテンツ所持者リストが含まれていれば前記送信コンテンツ所持者リストをさらに出力し、
前記コンテンツ所持者管理手段は、
前記送信コンテンツに対応したコンテンツ所持者リストに、前記送信先端末識別子と前記送信元端末識別子を追加し、前記送信コンテンツ所持者リストがあるときは前記送信コンテンツ所持者リストの内容をさらに追加し、
前記コンテンツDBは、
前記送信コンテンツと追加された前記コンテンツ所持者リストを対応付けて記憶する
ことを特徴とする請求項5に記載の通信端末。 - 請求項1から6のいずれかに記載の通信端末を複数含む
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記通信端末間の通信技術が、DTNまたはエピデミックルーティングである
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ配信システム。 - コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶し、外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力し、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力し、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。 - コンテンツと前記コンテンツを所持するコンテンツ所持者リストを対応付けて記憶するコンテンツDBを備えた通信端末のコンピュータを、
外部信号を受信して近隣通信端末を検知して前記外部信号に含まれる前記近隣通信端末の端末識別子を出力する近隣端末検知手段と、
前記端末識別子に基づいて、前記コンテンツ所持者リスト内を検索して、検索されなかった前記コンテンツ所持者リストに対応する前記コンテンツを未所持コンテンツと判断して、前記未所持コンテンツを送信コンテンツとし、前記端末識別子を送信先端末識別子として出力するコンテンツ送信判断手段と、
前記判断結果に基づいて、前記送信コンテンツと前記送信先端末識別子を含み、自端末識別子を送信元端末識別子としたコンテンツメッセージ、または、前記送信コンテンツのコンテンツリストと前記送信先端末識別子を含み、前記自端末識別子を前記送信元端末識別子としたコンテンツリストメッセージを作成して、コンテンツ情報メッセージとして前記近隣通信端末に送信するコンテンツ情報送受信手段として動作させることを特徴とする通信端末制御プログラムを記録した記録媒体。
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP2014262061 | 2014-12-25 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016103567A1 true JPWO2016103567A1 (ja) | 2017-10-05 |
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