[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPWO2015098717A1 - ニトロ化合物の製造方法 - Google Patents

ニトロ化合物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015098717A1
JPWO2015098717A1 JP2015554813A JP2015554813A JPWO2015098717A1 JP WO2015098717 A1 JPWO2015098717 A1 JP WO2015098717A1 JP 2015554813 A JP2015554813 A JP 2015554813A JP 2015554813 A JP2015554813 A JP 2015554813A JP WO2015098717 A1 JPWO2015098717 A1 JP WO2015098717A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
formula
compound represented
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015554813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6365549B2 (ja
Inventor
祐也 吉本
祐也 吉本
達也 鳥海
達也 鳥海
優太 長島
優太 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Publication of JPWO2015098717A1 publication Critical patent/JPWO2015098717A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6365549B2 publication Critical patent/JP6365549B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/27Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by etherified hydroxy groups
    • C07C205/34Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by etherified hydroxy groups having nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings and etherified hydroxy groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C217/00Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C217/76Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings and etherified hydroxy groups bound to acyclic carbon atoms or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

式(2)で表される化合物と、式(3)で表される化合物及び式(3’)で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一つと、式(4)で表される化合物とを反応させることにより、式(7)で表される化合物の製造原料である式(1)で表されるニトロ化合物を製造することができる。〔式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ独立して水素原子等を表し、X1及びX2はそれぞれ独立して塩素原子等を表し、R6、R7、R8及びR9はハロゲン原子等を表し、X1、X2、R6、R7、R8及びR9が全て同じであることはなく、X3、X4及びX5はハロゲン原子を表し、R10はニトロ基等を表し、R5は炭素数1〜12のアルキル基等を表し、Mはアルカリ金属原子を表す。〕

Description

本発明は、ニトロ化合物の製造方法に関する。
WO2013/162072には、有害生物防除活性を有するテトラゾリノン化合物が記載されており、式(7)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表し、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表す。〕
で表される化合物はその製造中間体として使用できる。
また、WO2013/162072によれば、式(7)で表される化合物の代表例である3−メチル−2−メトキシメチル−1−アミノベンゼンは、3−メチル−2−ヒドロキシメチル−1−アミノベンゼンと濃硫酸とメタノールとを混合することにより製造される。
本発明は、式(7)で表される化合物を製造するための原料となる後述の式(1)で表されるニトロ化合物の製造方法を提供する。
本発明は以下の通りである。
[1] 式(2)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
で表される化合物と、式(3)
Figure 2015098717
〔式中、X及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、水素原子又はシアノ基を表す。但し、X、X、R、R、R及びRが全て同じであることはない。また、R及びRは互いに結合してそれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。〕
で表される化合物及び式(3’)
Figure 2015098717
〔式中、X、X及びXはハロゲン原子を表し、R10は水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一つと、式(4)
Figure 2015098717
〔式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表し、Mはアルカリ金属原子を表す。〕
で表される化合物とを反応させる工程を含む式(1)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
で表されるニトロ化合物の製造方法。
[2] 式(2)で表される化合物と、式(3)で表される化合物と、式(4)で表される化合物とを反応させる工程を含む[1]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[3] 式(5)
Figure 2015098717
〔式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表す。〕
で表される化合物と、式(6)
Figure 2015098717
〔式中、Mはアルカリ金属原子を表す。〕
で表される化合物と、式(2)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
で表される化合物と、式(3)
Figure 2015098717
〔式中、X及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、R、R、R及びRはそれぞれ独立してハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、水素原子又はシアノ基を表す。但し、X、X、R、R、R及びRが全て同じであることはない。また、R及びRは互いに結合してそれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。〕
で表される化合物及び式(3’)
Figure 2015098717
〔式中、X、X及びXはハロゲン原子を表し、R10は、水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一つとを反応させる工程を含む式(1)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
で表されるニトロ化合物の製造方法。
[4] 式(5)で表される化合物と、式(6)で表される化合物と、式(2)で表される化合物と、式(3)で表される化合物とを反応させる工程を含む[3]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[5] X及びXが同一である[2]又は[4]に記載の製造方法。
[6] 式(3)で表される化合物が1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン又は1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンである[2]又は[4]に記載の製造方法。
[7] 式(2)で表される化合物と式(3’)で表される化合物と式(4)で表される化合物とを反応させる工程を含む[1]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[8] 式(5)で表される化合物と式(6)で表される化合物と式(2)で表される化合物と式(3’)で表される化合物とを反応させる工程を含む[3]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[9] R10がハロゲン原子である[7]又は[8]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[10] 式(3’)で表される化合物がテトラブロモメタン又はブロモトリクロロメタンである[7]又は[8]に記載のニトロ化合物の製造方法。
[11] [1]〜[10]のいずれかに記載の製造方法により式(1)で表されるニトロ化合物を得、得られた式(1)で表されるニトロ化合物を還元する式(7)
Figure 2015098717
〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
で表される化合物の製造方法。
[12] 式(8)
Figure 2015098717
〔式中、R11が炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数3〜4のシクロアルキル基を表し、R51が炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表す。〕
で表されるニトロ化合物。
[13] R11がメチル基であり、R51が炭素数1〜6のアルキル基である[12]に記載のニトロ化合物。
[14] R11がメチル基であり、R51がメチル基又はエチル基である[12]に記載のニトロ化合物。
まず、式(1)で表されるニトロ化合物(以下、ニトロ化合物(1)という場合がある。)の製造方法を説明する。
式(2)
Figure 2015098717
で表される化合物(以下、化合物(2)という場合がある。)の式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。
、R、R及びRにおけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。
、R、R及びRにおける炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基が挙げられる。好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基及びイソプロピル基である。
、R、R及びRにおけるハロゲン原子を有する炭素数1〜6のアルキル基としては、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペルフルオロプロピル基、ペルフルオロイソプロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフルオロsec−ブチル基、ペルフルオロ−tert−ブチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル基及びトリヨードメチル基が挙げられる。好ましくはトリフルオロメチル基及びジフルオロメチル基である。
、R、R及びRにおける炭素数3〜6のシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。好ましくはシクロプロピル基及びシクロブチル基である。
、R、R及びRにおける炭素数1〜6のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基が挙げられる。好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基及びイソプロポキシ基である。
、R、R及びRにおける炭素数1〜6のアルキルチオ基としては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基及びヘキシルチオ基が挙げられる。好ましくは炭素数1〜3のアルキルチオ基である。
、R、R及びRにおける炭素数1〜6のアルキルアミノ基としては、N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N−イソプロピルアミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基及びN−メチル−N−エチルアミノ基が挙げられる。好ましくは炭素数1〜3のアルキルアミノ基である。
、R、R及びRにおける炭素数6〜12のアリール基としては、フェニル基、ナフチル基及びトリル基が挙げられる。好ましくは炭素数6〜8のアリール基である。
は、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数3〜6のシクロアルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数3〜4のシクロアルキル基であり、さらに好ましくはメチル基である。
、R及びRは、好ましくは水素原子である。
化合物(2)としては、2,3−ジメチルニトロベンゼン、2−メチルニトロベンゼン、2−メチル−3−エチルニトロベンゼン、2−メチル−3−シクロプロピルニトロベンゼン、2−メチル−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン、2−メチル−3−ジフルオロメチルニトロベンゼン、2−メチル−3−クロロニトロベンゼン、2−メチル−3−ブロモニトロベンゼン、2−メチル−3−フルオロニトロベンゼン、2−メチル−3−ヨードニトロベンゼン、2−メチル−3−メトキシニトロベンゼン、2−メチル−3−エトキシニトロベンゼン、2−メチル−3−メチルチオニトロベンゼン及び2−メチル−3−(N,N−ジメチルアミノ)ニトロベンゼンが挙げられる。
化合物(2)は、市販のものを用いてもよいし、例えば、Journal of the American Chemical Society,1940,vol.62,p.141に記載の方法にしたがって、製造してもよい。
式(3)
Figure 2015098717
で表される化合物(以下、化合物(3)という場合がある。)の式中、X及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、水素原子又はシアノ基を表す。但し、X、X、R、R、R及びRが全て同じであることはない。また、R及びRは互いに結合して、それらが結合する炭素原子と共にシクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環等の環を形成してもよい。環を形成する場合、シクロペンタン環又はシクロヘキサン環を形成するのが好ましい。
、R、R及びRにおける、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数1〜6のアルコキシ基としては、上記のものと同じ基が挙げられる。
、R、R及びRにおける炭素数2〜6のアルケニル基としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基及び1−メチル−2−プロペニル基が挙げられる。好ましくはビニル基、アリル基及び1−プロペニル基である。
、R、R及びRにおける炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基及びブトキシカルボニル基が挙げられる。好ましくはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基及びイソプロポキシカルボニル基である。
、R、R及びRはハロゲン原子であることが好ましく、該ハロゲン原子は塩素原子がより好ましい。
、R、R及びRは全て同一であることが好ましい。
及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、X及びXは同一であることが好ましい。
及びXは共に臭素原子であることが好ましい。
及びXが同一であり、かつ、R、R、R及びRがハロゲン原子である場合、R、R、R及びRはX及びXとは異なるハロゲン原子であることが好ましい。
化合物(3)の具体例は、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン及び1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンであり、好ましい例は1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタンである。
化合物(3)は、市販のものを用いてもよいし、例えば、Organic Letters,2004,vol.6,p.2701に記載の方法にしたがって、対応するアルケンとハロゲンとから製造してもよい。
式(3’)
Figure 2015098717
で表される化合物(以下、化合物(3’)という場合がある。)の式中、X、X及びXはハロゲン原子を表し、R10は水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。
、X及びXはハロゲン原子を表す。X、X及びXにおけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。X、X及びXのうちの少なくとも二つが互いに同一であることが好ましく、X、X及びXが全て同一であることがより好ましい。
10は、水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。R10におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。R10におけるハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペルフルオロプロピル基、ペルフルオロイソプロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフルオロ−sec−ブチル基、ペルフルオロ−tert−ブチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、トリクロロメチル基、トリブロモメチル基及びトリヨードメチル基が挙げられ、好ましくは、炭素数1〜3のアルキル基、トリフルオロメチル基及びジフルオロメチル基である。R10における炭素数1〜6のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基が挙げられ、好ましくは炭素数1〜3のアルコキシ基である。R10における炭素数6〜12のアリール基としては、フェニル基、ナフチル基及びトリル基が挙げられ、好ましくは炭素数6〜8のアリール基である。
10は、好ましくはニトロ基又はハロゲン原子であり、より好ましくはハロゲン原子であり、特に好ましくはX、X及びXとは異なるハロゲン原子である。
化合物(3’)としては、テトラクロロメタン、テトラブロモメタン、ブロモトリクロロメタン、トリブロモヨードメタン、ブロモトリフルオロメタン、ブロモクロロジフルオロメタン及びトリブロモニトロメタンが挙げられる。好ましくは、テトラブロモメタン、ブロモトリクロロメタン、トリブロモヨードメタン、ブロモトリフルオロメタン及びブロモクロロジフルオロメタンであり、より好ましくは、テトラブロモメタン及びブロモトリクロロメタンである。
化合物(3)と化合物(3’)とは、両方を用いてもよいし、化合物(3)又は化合物(3’)を単独で用いてもよい。
化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つの使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常0.2〜10モルの割合であり、好ましくは0.5〜5モルの割合であり、より好ましくは1〜5モルの割合であり、さらに好ましくは1〜4モルの割合である。
式(4)
Figure 2015098717
で表される化合物(以下、化合物(4)という場合がある。)の式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表し、Mはアルカリ金属原子を表す。
における炭素数1〜12のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基及びドデシル基が挙げられる。好ましくは、炭素数1〜6のアルキル基である。
における炭素数3〜6のシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基が挙げられる。好ましくは炭素数3〜6のシクロアルキル基である。
における炭素数2〜6のアルケニル基としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基及び1−メチル−2−プロペニル基が挙げられる。好ましくは炭素数2〜3のアルケニル基である。
は、好ましくは炭素数1〜12のアルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基であり、さらに好ましくはメチル基又はエチル基である。
化合物(4)としては、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムイソプロポキシド、ナトリウムプロポキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムイソプロポキシド、カリウムプロポキシド、カリウムtert−ブトキシド、リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムイソプロポキシド、リチウムプロポキシド及びリチウムtert−ブトキシドが挙げられる。好ましくはナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドである。
化合物(4)は、市販のものを用いてもよいし、たとえば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物又はアルカリ金属と対応するアルコールとを反応させる方法により調製して製造したものを用いてもよいし、反応系内で前記方法により調製してもよい。
アルカリ金属水酸化物としては、式(6)
Figure 2015098717
〔式中、Mはアルカリ金属原子を表す。〕
で表される化合物(以下、化合物(6)という場合がある。)が挙げられる。
Mにおけるアルカリ金属としては、ナトリウム原子、カリウム原子及びリチウム原子が挙げられる。好ましくは、ナトリウム原子及びカリウム原子である。
化合物(6)としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化リチウムが挙げられる。好ましくは水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムである。
アルカリ金属水素化物としては、水素化リチウム、水素化ナトリウム及び水素化カリウムが挙げられる。
アルカリ金属としては、リチウム原子、ナトリウム原子及びカリウム原子が挙げられる。
対応するアルコールとしては、式(5)
Figure 2015098717
〔式中、Rは上記と同一の意味を有する。〕
で表される化合物(以下、化合物(5)という場合がある。)が挙げられる。化合物(5)としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、tert−ブチルアルコール、シクロプロパノール、シクロヘキサノール及び2−プロペン−1−オールが挙げられる。好ましくはメタノール及びエタノールである。
化合物(4)の使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常1〜100モルであり、好ましくは1〜10モルである。
ニトロ化合物(1)は、化合物(4)と、化合物(2)と、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つとを反応させることにより製造することができる。反応に際しては、これらを任意の順序で混合すればよい。例えば、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つと化合物(2)との混合物に、化合物(4)を加えてもよいし、化合物(2)と化合物(4)との混合物に、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つを加えてもよい。化合物(2)に、化合物(4)と、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つとを、同時に並行して加えてもよい。
化合物(2)は、一度に全てを混合してもよいし、一部ずつ混合してもよい。
化合物(3)又は化合物(3’)も、一度に全てを混合してもよいし、一部ずつ混合してもよい。
反応は、窒素雰囲気下で行われてもよい。
反応温度は、通常−20〜150℃の範囲内であり、好ましくは0〜100℃の範囲内である。反応時間は、通常0.1〜72時間であり、好ましくは1〜24時間である。
化合物(4)と化合物(2)と化合物(3)又は化合物(3’)との反応は、溶媒中で行ってもよい。溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール及びtert−ブチルアルコールが挙げられる。
ニトロ化合物(1)は、通常、化合物(5)と、化合物(6)と、化合物(2)と、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つとを反応させることにより製造することができる。反応に際しては、これらを任意の順序で混合すればよい。例えば、化合物(2)と、化合物(5)と、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つとの混合物に、化合物(6)を加えてもよく、この場合、化合物(5)の一部を、化合物(6)と同時に並行して加えてもよい。化合物(2)と、化合物(5)と、化合物(6)との混合物に、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つを加えてもよい。化合物(2)に、化合物(5)と、化合物(6)と、化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つとを、同時に並行して加えてもよい。
化合物(3)及び化合物(3’)からなる群から選ばれる少なくとも一つは、一度に全てを加えてもよいし、一部ずつ加えてもよく、化合物(6)も、一度に全てを加えてもよいし、一部ずつ加えてもよい。さらに、化合物(5)も、一度に全てを加えてもよいし、一部ずつ加えてもよい。
化合物(5)の使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常1〜100モルの割合であり、好ましくは1〜10モルの割合である。
化合物(6)の使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常1〜100モルの割合であり、好ましくは1〜10モルの割合である。
反応は、窒素雰囲気下で行われてもよい。
反応温度は、通常−20〜150℃の範囲内であり、好ましくは0〜100℃の範囲内である。反応時間は、通常0.1〜72時間であり、好ましくは1〜24時間である。
反応に伴って生成する副生成物を反応系外に除去しながら反応を実施してもよい。
反応終了後、得られた反応混合物を濃縮することにより、ニトロ化合物(1)を取り出すことができる。必要に応じて、得られた反応混合物に酸又は塩化アンモニウムを添加してもよい。
酸としては、塩化水素及び硫酸が挙げられる。
酸又は塩化アンモニウムは、溶媒と混合して添加してもよい。溶媒としては、水等が挙げられる。酸又は塩化アンモニウムと溶媒との混合物を添加する場合、該混合物中の酸の濃度は通常1〜6規定であり、塩化アンモニウムの濃度は通常1〜6Mである。
得られたニトロ化合物(1)は、洗浄、蒸留、カラムクロマトグラフィー等の通常の精製手段により精製することができる。
ニトロ化合物(1)としては、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−クロロ−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−クロロ−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−クロロ−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−クロロ−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−クロロ−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−ブロモ−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−ブロモ−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−ブロモ−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−ブロモ−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−ブロモ−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−フルオロ−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−フルオロ−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−フルオロ−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−フルオロ−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−フルオロ−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン及び2−(tert−ブトキシメチル)−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−1−ニトロベンゼン及び2−(2−プロペニルオキシメチル)−1−ニトロベンゼンが挙げられる。
式(1)で表されるニトロ化合物の中でも、式(8)で表される化合物が好ましい。
11における炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基及びイソプロピル基が挙げられる。好ましくはメチル基である。
11における炭素数3〜4のシクロアルキル基としては、シクロプロピル基及びシクロブチル基が挙げられる。好ましくはシクロアルキル基である。
11はメチル基が好ましい。
51における炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基としては、Rで挙げられた基が挙げられる。
51は炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、メチル基及びエチル基がより好ましい。
式(8)で表される化合物としては、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−メチル−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−エチル−1−ニトロベンゼン、2−メトキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−エトキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−プロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロプロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロブチルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロペンチルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−シクロヘキシルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン、2−ビニルオキシメチル−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼン及び2−(2−プロペニルオキシメチル)−3−シクロプロピル−1−ニトロベンゼンが挙げられる。
次に、式(7)で表される化合物の製造方法について説明する。
式(1)で表されるニトロ化合物を還元することにより式(7)で表される化合物を製造することができる。還元方法は、遷移金属触媒の存在下に式(1)で表されるニトロ化合物と水素とを反応させる方法が好ましい。
遷移金属触媒としては、ニッケルスポンジ等のニッケル触媒:パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、白金及びイリジウム等の貴金属触媒等が挙げられる。
遷移金属触媒は、担体に担持されていてもよい。担体としては、活性炭、アルミナ、シリカおよびゼオライト等が挙げられ、好ましい遷移金属触媒は、パラジウム−炭素及び白金−炭素である。
本発明において、市販品の遷移金属触媒を用いてもよいし、任意の公知の方法により調製したものを用いてもよい。
遷移金属触媒の使用量は、式(1)で表されるニトロ化合物1重量部に対して通常0.0001〜10重量部の割合であり、好ましくは0.001〜1重量部の割合である。
水素は、水素ガスを用いることもできるし、例えばギ酸等の水素源から、公知の方法により発生させて用いることもできる。水素ガスを用いる場合、その分圧は、通常は1MPa以下であり、好ましくは0.1MPaである。
式(1)で表されるニトロ化合物と水素との反応は、溶媒中で行ってもよい。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、酢酸エチル、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン及び1,4−ジオキサンが挙げられる。溶媒の使用量は、式(1)で表されるニトロ化合物1重量部に対して通常0.1〜50重量部の割合である。
反応温度は、通常−20〜150℃の範囲内であり、好ましくは0〜100℃の範囲内である。反応時間は、通常0.1〜72時間であり、好ましくは1〜24時間である。
得られた反応混合物を濾過し、濾液を濃縮することにより、式(7)で表される化合物を得ることができる。得られた式(7)で表される化合物は、洗浄、蒸留等の通常の精製手段により精製を行うことができる。式(7)で表される化合物を、塩酸等の酸を用いて塩酸塩等の酸付加塩へ変換した後、アルカリ処理することにより、式(7)で表される化合物を精製してもよい。
式(7)で表される化合物としては、3−メチル−2−メトキシメチル−1−アミノベンゼン、3−メチル−2−エトキシメチル−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−メチル−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−メチル−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−メチル−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−エチル−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−エチル−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−エチル−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−エチル−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−エチル−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−シクロプロピル−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−シクロプロピル−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−シクロプロピル−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−シクロプロピル−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−クロロ−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−クロロ−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−クロロ−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−クロロ−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−クロロ−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−ブロモ−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−ブロモ−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−ブロモ−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−ブロモ−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−ブロモ−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−フルオロ−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−フルオロ−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−フルオロ−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−フルオロ−1−アミノベンゼン、2−(tert−ブトキシメチル)−3−フルオロ−1−アミノベンゼン、2−メトキシメチル−3−メトキシ−1−アミノベンゼン、2−エトキシメチル−3−メトキシ−1−アミノベンゼン、2−イソプロポキシメチル−3−メトキシ−1−アミノベンゼン、2−プロポキシメチル−3−メトキシ−1−アミノベンゼン及び2−(tert−ブトキシメチル)−3−メトキシ−1−アミノベンゼンが挙げられる。
(実施例1)
窒素雰囲気下、2,3−ジメチルニトロベンゼン605mg、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン1.95g及び20%ナトリウムエトキシド−エタノール溶液13.6mLを混合した。得られた混合物を、室温で17時間攪拌した。得られた反応混合物を、酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−エトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン588mg(収率75%)を得た。
H−NMR(CDCl)δ(ppm):7.54(1H,d,J=8.0Hz),7.39(1H,d,J=7.1Hz),7.33−7.29(1H,m),4.65(2H,s),3.54(2H,q,J=6.9Hz),2.48(3H,s),1.21(3H,t,J=6.9Hz)
(実施例2)
2,3−ジメチルニトロベンゼン4.0g及び1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン13.0gとメタノール12.0gとを混合し、65℃で加熱した。同温度で、得られた混合物に5Mナトリウムメトキシド−メタノール溶液17.6gを滴下した。さらに1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン1.3gと5Mナトリウムメトキシド−メタノール溶液2.6gとを加え1時間攪拌した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈後分液し、有機層と水層とを得た。得られた水層を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層と先に得られた有機層と合わせ、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン4.3gを含む溶液を得た。
H−NMR(CDCl)δ(ppm):7.57−7.54(1H,m),7.40(1H,d,J=7.2Hz),7.34−7.29(1H,m),4.61(2H,s),3.38(3H,s),2.48(3H,s)
(実施例3)
2,3−ジメチルニトロベンゼン2.0g、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン6.5g及びメタノール8.0gを混合し65℃に加熱した。得られた反応混合物に水酸化カリウム2.6gを加えた。さらに1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン0.9gと水酸化カリウム0.7gとを加え2時間攪拌した。得られた反応混合物を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈後分液し、有機層と水層とを得た。得られた水層を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を得た。酢酸エチル層と先に得られた有機層とを合わせ、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン2.17gを含む溶液を得たことを確認した。
(実施例4)
実施例2で得られた2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン0.1gを、5%パラジウム−活性炭5mg及びメタノール0.5gの混合物を加えて、水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。得られた反応混合物を濾過し、3−メチル−2−メトキシメチル−1−アミノベンゼンを含む溶液を得たことを確認した。
H−NMR(CDCl)δ(ppm):2.33(3H,s),3.36(3H,s),4.12(2H,s),4.54(2H,s),6.55(1H,d,J=8.0Hz),6.58(1H,d,J=7.3Hz),7.00(1H,t,J=7.7Hz)
(実施例5)
窒素雰囲気下、2,3−ジメチルニトロベンゼン2.0g、メタノール6.1g及び28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液10.2gを混合し、ブロモトリクロロメタン5.3gを滴下した後、50℃で15時間撹拌した。得られた反応混合物を酸性とした後、濃縮した。残渣に水及び食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を減圧下で濃縮し、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンを含む褐色油状物2.0gを得た。該油状物を高速液体クロマトグラフィー分析し、得られた面積百分率値をもとにして算出した2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンの収率は、69%であった。
(実施例6)
窒素雰囲気下、2,3−ジメチルニトロベンゼン2.0g、メタノール10.1g及び28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液5.12gを混合し、テトラブロモメタン8.9gを加え、70℃で17時間撹拌して、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンを含む反応混合物を得た。該反応混合物を高速液体クロマトグラフィー分析したところ、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンの面積百分率値は、17%であった。
(実施例7)
窒素雰囲気下、2,3−ジメチルニトロベンゼン25.0gとブロモトリクロロメタン57.5gとの混合物に、70℃で、28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液116.3gを8時間かけて滴下した。得られた混合物を同温度でさらに3時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮した後、残渣に水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を減圧下で濃縮し、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンを含む橙色油状物29.0gを得た。収率:91%。
(実施例8)
窒素雰囲気下、70℃で、2,3−ジメチルニトロベンゼン25.0gに、ブロモトリクロロメタン43.0gと20%水酸化ナトリウム−メタノール溶液167.9gとを同時に8時間かけて滴下し、同温度でさらに3時間撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、残渣に水を加え、トルエンで抽出した。得られた有機層を濃縮し、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼンを含む橙色油状物68.4gを得た。収率:86%。
(実施例9)
窒素雰囲気下で、フラスコに、2−メトキシメチル−3−メチル−1−ニトロベンゼン165.0g、メタノール331.0g及び5%パラジウム−炭素(55%含水品)4.2gを加えた。フラスコ内の窒素を水素に置換した後、フラスコ内の混合物を50℃で15時間撹拌した。得られた反応混合物を濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮した。残渣にトルエンを加え、さらに濃縮を行い、2−メトキシメチル−3−メチルアニリンを含む橙色油状物152.8gを得た。2−メトキシメチル−3−メチルアニリンの収率は、99%であった。
本発明によれば、式(1)で表されるニトロ化合物を製造することができる。式(1)で表されるニトロ化合物は、有害生物防除活性を有するテトラゾリノン化合物の製造中間体として有用な式(7)で表される化合物を製造するための原料になり得る。

Claims (14)

  1. 式(2)
    Figure 2015098717
    〔式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
    で表される化合物と、式(3)
    Figure 2015098717
    〔式中、X及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、水素原子又はシアノ基を表す。但し、X、X、R、R、R及びRが全て同じであることはない。また、R及びRは互いに結合してそれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。〕
    で表される化合物及び式(3’)
    Figure 2015098717
    〔式中、X、X及びXはハロゲン原子を表し、R10は水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
    で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一つと、式(4)
    Figure 2015098717
    〔式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表し、Mはアルカリ金属原子を表す。〕
    で表される化合物とを反応させる工程を含む式(1)
    Figure 2015098717
    〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
    で表されるニトロ化合物の製造方法。
  2. 式(2)で表される化合物と式(3)で表される化合物と式(4)で表される化合物とを反応させる工程を含む請求項1に記載のニトロ化合物の製造方法。
  3. 式(5)
    Figure 2015098717
    〔式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表す。〕
    で表される化合物と、式(6)
    Figure 2015098717
    〔式中、Mはアルカリ金属原子を表す。〕
    で表される化合物と、式(2)
    Figure 2015098717
    〔式中、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルアミノ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
    で表される化合物と、式(3)
    Figure 2015098717
    〔式中、X及びXはそれぞれ独立して、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、R、R、R及びRはそれぞれ独立してハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基、水素原子又はシアノ基を表す。但し、X、X、R、R、R及びRが全て同じであることはない。また、R及びRは互いに結合してそれらが結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。〕
    で表される化合物及び式(3’)
    Figure 2015098717
    〔式中、X、X及びXはハロゲン原子を表し、R10は水素原子、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を表す。〕
    で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一つとを反応させる工程を含む式(1)
    Figure 2015098717
    〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
    で表されるニトロ化合物の製造方法。
  4. 式(5)で表される化合物と式(6)で表される化合物と式(2)で表される化合物と式(3)で表される化合物とを反応させる工程を含む請求項3に記載のニトロ化合物の製造方法。
  5. 及びXが同一である請求項4に記載の製造方法。
  6. 式(3)で表される化合物が1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン又は1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンである請求項4に記載の製造方法。
  7. 式(2)で表される化合物と、式(3’)で表される化合物と、式(4)で表される化合物とを反応させる工程を含む請求項1に記載のニトロ化合物の製造方法。
  8. 式(5)で表される化合物と式(6)で表される化合物と式(2)で表される化合物と式(3’)で表される化合物とを反応させる工程を含む請求項3に記載のニトロ化合物の製造方法。
  9. 10がハロゲン原子である請求項7又は8に記載のニトロ化合物の製造方法。
  10. 式(3’)で表される化合物がテトラブロモメタン又はブロモトリクロロメタンである請求項7又は8に記載のニトロ化合物の製造方法。
  11. 請求項1又は3に記載の製造方法により式(1)で表されるニトロ化合物を得、得られた式(1)で表されるニトロ化合物を還元する式(7)
    Figure 2015098717
    〔式中、R、R、R、R及びRは上記と同じ意味を有する。〕
    で表される化合物の製造方法。
  12. 式(8)
    Figure 2015098717
    〔式中、R11が炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数3〜4のシクロアルキル基を表し、R51が炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基又は炭素数2〜6のアルケニル基を表す。〕
    で表されるニトロ化合物。
  13. 11がメチル基であり、R51が炭素数1〜6のアルキル基である請求項12に記載のニトロ化合物。
  14. 11がメチル基であり、R51がメチル基又はエチル基である請求項12に記載のニトロ化合物。
JP2015554813A 2013-12-26 2014-12-15 ニトロ化合物の製造方法 Active JP6365549B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268642 2013-12-26
JP2013268642 2013-12-26
JP2014038520 2014-02-28
JP2014038520 2014-02-28
PCT/JP2014/083638 WO2015098717A1 (ja) 2013-12-26 2014-12-15 ニトロ化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015098717A1 true JPWO2015098717A1 (ja) 2017-03-23
JP6365549B2 JP6365549B2 (ja) 2018-08-01

Family

ID=53478575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015554813A Active JP6365549B2 (ja) 2013-12-26 2014-12-15 ニトロ化合物の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9561998B2 (ja)
EP (1) EP3088382B1 (ja)
JP (1) JP6365549B2 (ja)
CN (1) CN105849082B (ja)
TW (1) TW201529535A (ja)
WO (1) WO2015098717A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109096294A (zh) * 2018-09-03 2018-12-28 周银平 吡啶化合物的制备方法
CN109293661A (zh) * 2018-10-22 2019-02-01 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 近红外光热激活延迟荧光材料及其制备方法、显示装置
CN109232261B (zh) * 2018-10-31 2021-07-23 江苏中旗科技股份有限公司 一种苄溴化合物的制备方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63192739A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Kureha Chem Ind Co Ltd 新規なニトロベンゼン誘導体およびその製造法
JPH05178795A (ja) * 1987-03-10 1993-07-20 Kureha Chem Ind Co Ltd ベンジルエーテル誘導体、及びその製造方法
JPH09176060A (ja) * 1995-12-18 1997-07-08 Hoechst Ag ブロモアルキル基で置換された芳香族炭化水素化合物の合成方法
JPH11130708A (ja) * 1997-10-30 1999-05-18 Tosoh Corp モノブロモメチル化芳香族化合物の製造方法
JP2006010876A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Shin Sti Technology Kk カラーフィルタの製造方法
JP2008247824A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ube Ind Ltd アラルキルエーテル化合物の製法
WO2012058134A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Merck Sharp & Dohme Corp. Inhibitors of the renal outer medullary potassium channel
WO2013162072A1 (en) * 2012-04-27 2013-10-31 Sumitomo Chemical Company, Limited Tetrazolinone compounds and its use as pesticides

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5001275A (en) 1987-02-05 1991-03-19 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Benzyl ether compound and process for producing the same
DE3786452T2 (de) * 1987-02-05 1993-10-21 Kureha Chemical Ind Co Ltd Benzylether-Verbindungen und Verfahren zu ihrer Herstellung.
JPH0778047B2 (ja) 1987-03-10 1995-08-23 呉羽化学工業株式会社 1,5−ジフエニル−1h−1,2,4−トリアゾ−ル−3−カルボン酸アミド誘導体及び該誘導体を含有する除草剤

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63192739A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Kureha Chem Ind Co Ltd 新規なニトロベンゼン誘導体およびその製造法
JPH05178795A (ja) * 1987-03-10 1993-07-20 Kureha Chem Ind Co Ltd ベンジルエーテル誘導体、及びその製造方法
JPH09176060A (ja) * 1995-12-18 1997-07-08 Hoechst Ag ブロモアルキル基で置換された芳香族炭化水素化合物の合成方法
JPH11130708A (ja) * 1997-10-30 1999-05-18 Tosoh Corp モノブロモメチル化芳香族化合物の製造方法
JP2006010876A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Shin Sti Technology Kk カラーフィルタの製造方法
JP2008247824A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ube Ind Ltd アラルキルエーテル化合物の製法
WO2012058134A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Merck Sharp & Dohme Corp. Inhibitors of the renal outer medullary potassium channel
WO2013162072A1 (en) * 2012-04-27 2013-10-31 Sumitomo Chemical Company, Limited Tetrazolinone compounds and its use as pesticides

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J. CHEM. SOC., PERKIN TRANS. 1, JPN6018020104, 1996, pages 1261 - 1268, ISSN: 0003808415 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6365549B2 (ja) 2018-08-01
US9561998B2 (en) 2017-02-07
TW201529535A (zh) 2015-08-01
US20160318846A1 (en) 2016-11-03
EP3088382A4 (en) 2017-07-26
EP3088382A1 (en) 2016-11-02
EP3088382B1 (en) 2018-07-11
WO2015098717A1 (ja) 2015-07-02
CN105849082B (zh) 2018-07-13
CN105849082A (zh) 2016-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5107267B2 (ja) 置換ビフェニルの製造法
KR20070113268A (ko) 치환된 비페닐의 제조 방법
Ma et al. Steric Hindrance-Controlled Pd (0)-Catalyzed Coupling− Cyclization of 2, 3-Allenamides and Organic Iodides. An Efficient Synthesis of Iminolactones and γ-Hydroxy-γ-lactams
JP6365549B2 (ja) ニトロ化合物の製造方法
JP2016525526A (ja) ハロゲン化されたビフェニルアニリドおよびビフェニルアニリンの改善された製造方法
JP2003292476A (ja) ジアミノレゾルシノール化合物の製造法
KR101653025B1 (ko) 2-아미노-4-트리플루오로메틸피리딘류의 제조 방법
TWI623520B (zh) 製備雙(3-胺基苯基)二硫化物及3-胺基硫醇之方法
Cui et al. The synthesis of N-arylcyclopropylamines via palladium-catalyzed C–N bond formation
JP2019147829A (ja) 5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法
CN103641674A (zh) 一种二芳基砜的制备方法
EP2522648A1 (en) Process for producing difluorocyclopropane compound
KR20220097494A (ko) 알칸 화합물의 제조 방법
JP4032861B2 (ja) β−オキソニトリル誘導体又はそのアルカリ金属塩の製法
CN104860880A (zh) 一种合成8-(硝基甲基)喹啉类化合物的方法
JP5918624B2 (ja) 光学活性含フッ素5,6−ジヒドロピリドン誘導体及びその製造方法
JP5374085B2 (ja) 4−アルキルレゾルシノールおよび4−アルケニルレゾルシノールの製造方法
JPWO2009081872A1 (ja) 6−ハロゲノ−3−アリールピリジン誘導体の製造方法
JP2009149591A (ja) フルオロアルキルアルコールの製造方法
JP6262079B2 (ja) 4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法
JP6409868B2 (ja) ニトロ化合物の製造方法
JP3482786B2 (ja) ジアリールカーボネートの製法
JP4332777B2 (ja) トリフルオロメトキシシクロヘキサン類の製造法
JP2007230939A (ja) 含フッ素ジヒドロキノリン化合物及び含フッ素キノリン化合物の製造方法
JPS58152846A (ja) α−ケトアミド類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180618

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6365549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350