JPS6350003A

JPS6350003A - 磁気共鳴イメ−ジング装置用磁石装置

Info

Publication number: JPS6350003A
Application number: JP61192651A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Takahashi; 良一高橋
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-08-20
Filing date: 1986-08-20
Publication date: 1988-03-02
Also published as: US4779049A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の■的］（産業−１−の利用分野）本発明は、医療診断の分野において用いられる磁気共鳴
イメージング（以ドＭＲＩと称する）装置用磁石装置の
改良に関するものである。

（従来の技術）ＭＲＩ装置ては、−様な静磁場内に被検体を配置すると
共に、これに傾斜磁場を重畳しＨつ励起回転磁場を印加
して、被検体にＭＲ現象を生しさせるようにしている。

そのため、前記静磁場としては、ＭＲ現象を生しさせ得
るだけの高磁場としての条件と、被検体の配置される投
影領域内を均一に保ち得る条件とを満す磁場であること
が要求される。

しかも、この種磁石装置は、本来が大型て且っ重量物で
ある関係上、組立てた状態（稼動時の状態）での運搬及
び据付をすることが出来ず、そのため、設置個所まては
分解して運搬し、据伺の際に、その場て装置を組立て、
静磁場発生用の空心コイル（以下、コイルという）群の
それぞれを、円筒外殻の所定軸線に対してｘ−ｙ−ｚ軸
の方向に位置調節するという作業システムを採らざる得
ない。

（発明か解決しようとする問題点）しかし乍ら、従来の装置にあっては、コイル群を収容す
る円筒外殻か単一体て構成されているため、前述の条件
設定に重要な影響を及ばず円筒外殻へのコイル群の取伺
は作業や、３方向への位置調節等の精密作業を据付時に
行わねばならず、また、組立時の部品点数の多さや構造
の複雑さ等も絡むため、その作業か煩雑となるばかりで
はなく、解体前のコイル位置をｉＥ確に再現出来ないと
いった欠点かあった。

本発明はこの事情に鑑みてなされたものて、コイル群を
その所定位置に保持したままの状態て分解・結合し得る
構成をもち、１１．っ、構成部品の点数の少ない製造効
率のよいＭＲＩ装置用磁石装置を提供することを目的と
する。

［発明の構成］（問題点を解決するだめの手段）この目的を達成するだめの本発明の構成は、ＭＲＩ装置
用磁石装置の円筒外殻を輪切り的に分割して形成すると
共に、装置稼動時にそれらを結合し得る如く構成した複
数のシリンダーブロックと、各シリンダーブロック毎に
設けられたベース群と、前記シリンダーブロック毎に複
数個づつ設置する静磁場発生用空心コイルと、装置稼動
時に結合される際、その両端に位置するシリンダーブロ
ックの外端面に取イ１りる２個の円板と、前記空心コイ
ルのそれぞれと頭部て接してコイル群をシリンダーブロ
ックの軸に対して独立的に３方向に位置調節するため、
前記各シリンダーブロックと２個の円板とに設けられた
３方向調節ボルト機構群と、装置稼動時に前記シリンダ
ーブロック群を結合して円筒外殻となすブロックコネク
ターとから構成するようになしたことにある。

（作　用）この構成に基〈本発明の作用は、従来一体化して構成さ
れていた円筒外殻を、静磁場発生用コイルを内蔵したま
まの複数のシリンダーブロックに分割し、且つ、各ブロ
ック内にコイルの位置調節機構を設けることにより、分
解・運搬・据付組立の正確化・容易化を図るという点に
ある。

（実施例）以下、図示の一実施例に基いて本発明を詳述する。第１
図乃至第３図は９本発明に係るＭＲＩ装置用磁石装置の
一実施例を示す概略図で、それぞれ分解斜視図・横断面
図・第２図の右側正面を表す正面図を示す。

これら図中において、ｌは中心部分か中空状に構成され
た４個の静磁場発生用コイルで、その外周面には、電気
的な接続手段と冷却水供給のための配管継手（共に図示
せず）とから構成される口出し部１ａが、放射方向に突
出するような形で形成される。２は該コイル群ｌを収容
するための円筒外殻を構成するシリンダーブロツつて、
従来は一体化して設けられていた円筒外殻を輪切り的に
分割した一対のものとして形成される。

そして、各ブロック２のそれぞれの両端面から外周壁に
かけては、各２個のコイルｌをそれぞれのシリンダーブ
ロック２内に挿入する際に、前記コイル口出し部１ａと
の機械的干渉を避けるための円周スリット２ａ及び２ｂ
が形成される。尚、両方のシリンダーブロック２の保合
構造については後述する。

３はこの各円周スリット２ａ・２ｂのそれぞれに対応し
て設けられたスリット蓋て、適宜の着脱可能手段により
シリンダーブロック２の外周壁に取付けられる。４は各
ブロック２の結合時におけるそれぞれの開放側端面に取
付けられるリング状の円板、５はこの各ブロック２に対
応してその下側外周面に接するように設置されたベース
群、６は装置稼動時に前記シリンダーブロック２群を結
合して円筒外殻とするためのコネクターて、シリンダー
２の円周上等分の４個所に設けられているが、その具体
的な構造については後述する。

７は、各ブロック２内において前記コイルｌのそれぞれ
をシリンダーブロックの軸に対して独立的に３方向に位
置調節するための３方向調節ボルト機構で、各コイル毎
に４組が、その円周上等分の４個所に各１組づつ設けら
れる。

この調節ボルト機構７は、第２図示のように、それぞれ
の頭部がコイルｌの端面及び周面に接する３木のボルト
７ａ・７ｂ・７ｃと、その内の１木７ｂを螺合的に支持
するブラケット７ｄとから構成される。この場合、端面
に接する２木のポル）−７ａ・７ｂは、「一方か押し」
同時に「他方か引く」という作用によりシリンダー軸」
二の位置調節を行い、周面に接するボルト７Ｃは、対象
コイル−を挟んで相対する他の組の対応ボルト７’ｃと
の間での「一方か押し」同時に「他方か引く」という作
用によってコイル１の放射方向への位置調節を行なう。

尚、ブラケット７ｄに支持されたもの以外のボルト７ａ
・７Ｃは、それぞれ前記円板４及びシリンダーツロック
ｌの外周壁により螺合的に支持される。

第４図（ａ）乃至（Ｃ）は両方のシリンダーブロックｌ
の係合構造図を示すものである。（ａ）図においては、
右側ブロックｌｌの端部外周面を小径に、また、左側ブ
ロック１１’の端部内周面をこれに合せて大径に形成し
て、所謂インロー結合構造になした例て、８は複数本の
連結ボルトである。（ｂ）図は、それぞれの端部に雄雌
のテーパー面を形成して所謂テーパー結合構造になした
例である。

第５図及び第６図は前記コネクター６の具体的数例を示
すもので、第５図（ａ）　・（ｂ）は左右のシリンダー
ブロック１１−１１’の接合部外周面に設けられた例を
、第６図は接合部内周面に設けられた例を示す。

さて、前記ブラケット７ｄの内、少なくとも両ブロック
の分割線部分に設置するブラケットについては、第２図
及び第７図に示すように、「Ｌ字型」・「逆り字型」の
側面形を有するのか好まししい。このようにすることに
より、左右両フロックの分割線を挟んて位置する２個の
コイル１間の間隔Ｓ（第８図参照）を、単なる略直方体
形のブラケット（従来の一体型シリンターの場合におけ
るブラケットの形状は略直方体形てあった）で作る場合
よりも狭くすることか可能となる。

参考まてに、第７図の例について説明すると、２７は前
記３方向調節ボルト機構７に代るコイル支持ユニットで
、その内部には、適宜の歯車機構か収められ、外部入力
軸２７ａの回転運動を支持棒（例えば２７ｂ）の矢印Ｆ
方向の運動に変換して、コイルｌを緊締するようになっ
ているものである。

このような構成であるから、運搬の場合にはコネクター
６の連結ボルト８を外し、円筒外殻を、（イ）所定数の
コイル１を備えたまま（ＩＩ）それらのコイル１に関係する３方向調節ボルト
機構７の調節位置もそのままの状１ルで、複数のシリンダーフロック１に分割してｕ
ｍすることか出来、−［１つ、据旧個所て完全なＭＲＩ
装置として組立てることが可能となる。

従って、該装置の条件設定に重要な影響を及ばず円筒外
殻へのコイル群の増刊は作業や、３方向への位置調節の
精密作業な１確・容易に行うことが出来る。また、各フ
ロック１内に取付けられた機構や構造部品の分解を必要
としないので、従来のように分解のために設置−Ｊられ
る部品か不要となり、製造時の部品点数及び据旧作業時
に取扱う部品点数か減少する。

以」−−−・実施例について説明したか、本発明はこれ
に限定されるものてはなく、その要旨を変更せざる範囲
内て種々に変形実施することか可能である。例えは、シ
リンダーブロックの設定数は必要に応して任意に設定し
得、また、３方向調節ボルト機構やコネクター等の構造
についても適宜の機構を採用し得る。

［発明の効果］以上述べた通り本発明を用いる時は、分解・運搬・据付
組立の際における作業が容易となるばかりではなく、据
付組立時の精度も完全に保持することか出来、加えて、
部品点数も少なくて済むＭＲＩ装置用磁石装置を提供し
得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るＭＲＩ装置用磁石装置の概略分解
斜視図、第２図は第１図の概略横断面図、第３図は第２
図の右側正面を表す正面図、第４図（ａ）乃至（ｃ）は
両方のシリンダーブロックｌの係合構造図て、（ａ）は
インロー構造例の部分断面図を、（ｂ）はテーパー構造
例の部分断面図を、（Ｃ）はそれらの部分平面図を示す
。第５図及び第６図はコネクターの具体的数例を示すもの
で、第５図（ａ）・（ｂ）は左右のシリンダーブロック
１１−１１’の接合部外周面に設けられた例を、第６図
は接合部内周面に設けられた例をそれぞれ示す。第７図
及び第８図はそれぞれブラケットの他側の形状・構造を
説明するための説明図である。１−静磁場発生用コイル２−シリンダーブロック３−スリット蓋　　　　４−円板５−ベース　　　　　　６−コネクター７−３方向調節
ボルト機構８一連結ボルト　　　１１’−右側ブロック１１−左側
ブロック代理人　弁理士　　則　近　憲　佑同　　　　　　　　大　　胡　　典　　夫２シソ、１−
７”７’υ・ンク第２図７’ｃ弔３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の静磁場発生用空心コイルを円筒外殻の内部
に整列配置する形式の磁気共鳴イメージング装置用磁石
装置において、前記円筒外殻を輪切り的に分割して形成
すると共に、装置稼動時にそれらを結合し得る如く構成
した複数のシリンダーブロックと、各シリンダーブロッ
ク毎に設けられたベース群と、前記シリンダーブロック
毎に複数個づつ設置する静磁場発生用空心コイルと、装
置稼動時に結合される際、その両端に位置するシリンダ
ーブロックの外端面に取付ける２個の円板と、前記空心
コイルのそれぞれと頭部で接してコイル群をシリンダー
ブロックの軸に対して独立的に３方向に位置調節するた
め、前記各シリンダーブロックと２個の円板とに設けら
れた３方向調節ボルト機構群と、装置稼動時に前記シリ
ンダーブロック群を結合して円筒外殻となすブロックコ
ネクターと、から構成されたことを特徴とする磁気共鳴
イメージング装置用磁石装置。
（２）前記ブロックコネクターがシリンダーブロックの
周囲壁面外側に設けられているものである特許請求の範
囲第１項に記載の磁気共鳴イメージング装置用磁石装置
。
（３）前記ブロックコネクターがシリンダーブロックの
周囲壁面の内側に設けられているものである特許請求の
範囲第１項に記載の磁気共鳴イメージング装置用磁石装
置。
（４）前記シリンダーブロック間の結合構造がインロー
結合構造である特許請求の範囲第１項乃至第３項のいず
れか１項に記載の磁気共鳴イメージング装置用磁石装置
。
（５）前記シリンダーブロック間の嵌合構造がテーパー
構造である特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか
１項に記載の磁気共鳴イメージング装置用磁石装置。
（６）前記３方向調節ボルト機構群が、シリンダーブロ
ック間の部分をまたいで位置する２個のコイル間隔を小
さくし得るＬ型のブラケットを含むものである特許請求
の範囲第１項乃至第５項のいずれか１項に記載の磁気共
鳴イメージング装置用磁石装置。
（７）複数の静磁場発生用空心コイルを円筒外殻の内部
に整列配置する形式の磁気共鳴イメージング装置用磁石
装置において、前記円筒外殻を輪切り的に分割して形成
すると共に、装置稼動時にそれらを結合し得る如く構成
した複数のシリンダーブロックと、各シリンダーブロッ
ク毎に設けられたベース群と、自身の外周面から放射方
向に突出する口出し部を備え、且つ、前記シリンダーブ
ロック毎に複数個づつ設置する静磁場発生用空心コイル
と、該コイルをシリンダーブロック内に挿入する際に、
前記コイル口出し部との機械的干渉を避けるために、各
シリンダーブロックの両端面から外周壁にかけて形成さ
れた円周スリット群と、装置稼動時に結合される際、そ
の両端に位置するシリンダーブロックの外端面に取付け
る２個の円板と、前記空心コイルのそれぞれと頭部で接
してコイル群をシリンダーブロックの軸に対して独立的
に３方向に調節するため、前記各シリンダーブロックと
２個の円板とに設けられた３方向調節ボルト機構群と、
前記各円周スリットのそれぞれに対応して設けられたス
リット蓋と、装置稼動時に前記シリンダーブロック群を
結合して円筒外殻となすブロックコネクターと、から成
ることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置用磁石装
置。