JPS63318461A - 冷蔵庫の加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、外気温度が低いときに冷蔵庫内のある温度
以下にしたくない区画が必要以上に低い温度になること
を防止し所望温度に維持するために加熱する加熱装置に
関するものである。

［従来の技術１ 家庭用冷凍冷蔵庫等では、冷凍室、チルドルーム、保冷
室、冷蔵室、バターケース、野菜庫等の区画に仕切られ
たものがあり、各区画はそれぞれの使用目的に適応した
温度に維持されなければならない。この温度はその区画
により−２０℃近くから一ト数℃までの範囲にわたって
いるのが通常である。

一方、１１′ＩＪＪの冷蔵庫には１個の冷凍機、冷却装
置が設けられているだけであり、最も低い温度が要求さ
れる冷凍室を冷却するように配設し、他の区画は、低温
区画の冷気を送るとか自然伝熱とかの手段によって、そ
れぞれの区画の所望温度を維持させるようにしている。

ところが、外気温度が比較的低い時には、庫内の所望温
度に維持したい区画（以下、「所望温度区画」という）
への外気からの熱の侵入は少なく、逆にこの所望温度区
画より外気又は他のこの所望温度より低い温度区画（以
下、［低温区画という）へ熱が移出してしまい、所望温
度区画の温度はこの区画の所望温度より低い温度になっ
てしまうという間層があった。

そこで、冷蔵庫内の所望温度区画が低温になり過ぎるこ
とを防止するため、外気温度が低いときにその区画を加
熱して所望の一温度に上界維持させようとしたものはあ
った。

第６図は例えば特ｉ＃ｌ昭６１−１５３３６３号公報に
示された従来の冷蔵庫の加熱装置の電気回路図である。

図において、１は温度調節装置、２は冷却装置の冷媒を
圧縮する圧縮機のモータ、２０は電源である。４はヒー
タであり、所望温度区画を加熱するように配設されてい
る。１０は外気温度検知装置であり、冷蔵庫外の温度を
検出してその温度が所望温度より低い所定温度以下であ
ったときはオンとなり、ヒータ４に通電してその区画を
加熱するものである。１１はオプションのヒータ、１２
はオプションの外気温度検知装置である。

外気温度が非常に低いときはオプションの外気温度検知
装置１２がオンとなり、オプションのし−タ１１に通電
し、ヒータ４と共に発熱し、その区画の所望温度より低
くなってしまった温度を上昇させる。

次に、動作について説明する。電１Ｑ２０から供給され
る電力は温度調節装置１によってオン・オフされ、冷却
装置のファンモータ２及び圧縮機３の冷却運転が制御さ
れ、外気温度が高いときも低いときも、例えば冷凍室の
温度が一定の温度を維持するように作動する。したがっ
て、外気温度が低いときは、前述のように所望温度区画
の温度が低くなり過ぎる場合がある。そこで、外気温度
検知装Ｗｔｌ　Ｏが冷蔵庫の置かれている環境の？！！
度を検出し、その温度が所定の温度以下であった場合は
外気温度検知装置１０はオンとなり、ヒータ４に通電し
、ヒータ４が配設されている所望温度区画の温度を上昇
させ、所望の温度が維持される。

オプションとしてヒータ１１と外気温度検知装置１２が
設けられた冷蔵庫では、外気温度がさらに低くなったと
きに所定温度で外気温度検知装置１２がオンとなり、ヒ
ータ１１に通電され、ヒータ４と共にさらに強く加熱し
、所望温度区画の温度が低下しすぎることを防止してい
た６ ［発明が解決しようとする問題点コ 従来の冷蔵庫の加熱装置は以上のように構成されている
ので、外気温度が低温のとき所望温度区画の温度を高め
ることができるが、その温度特性は第５図に示すように
なり、ヒータがオン−オフする付近の外気温度において
、ヒータがオフであるＡ点さらに０点では所望温度より
庫内温度が低くなり、ヒータがオンであるＢ点さらにＤ
点では庫内温度が高くなり、所望の温度との間にかなり
の差が生じるという問題がある。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、外気温度が低いとき、その外気温度に応じて
加熱してやり、所望温度区画の温度が所望温度からあま
り外れずに安定する冷蔵庫の加熱装置を得ることを目的
とする。

［間組点を解決するための手段］ この発明に係る冷蔵庫の加熱装置は、外気温度に応じて
加熱量を連続的に変化させる加熱調整手段を備えたもの
である。

［作用コ この発明における冷蔵庫の加熱装置は、外気温度に応じ
て加熱量を連続的に変化させる加熱調整手段を備えてお
り、外気温度に応じた加熱量が与えられるので、従来の
ように所望温度との大きな差が生じることはなく、常に
所望温度付近の温度に安定的に維持させることができる
。

［発明の実施例］ 以下この発明の一実施例を図について説明する。

第１図乃至第４図はこの発明の一実施例による冷蔵庫の
加熱装置を示し、第１図は電気回路図、第２Ａ図、第２
Ｂ図は第１図に示す電気回路の作動を説明する加熱電流
の波形図、第３図は冷蔵庫の側面断面図、第４図は庫内
温度を示す線区である。

第１図において、１は温度調節装置、２は冷却装置のフ
ァンモータ、３は冷却装置の圧縮機モータ、１３は第６
図の通常ヒータとオープションヒータ１１とを合わせた
程度の加熱容量を有するヒータ、５はヒータ１３に通電
する電流を制御するトライアック、６はトライアック５
を制御する制御基板、７は外気温度を検出するサーミス
タ、２０は電源である。

第３図において、この冷蔵庫は冷凍室３０と冷蔵室４０
とに区画されており、冷蔵室４０の上部に緩冷蔵室５０
が区画されている。ヒータ１３は緩冷蔵室５０の例えば
床板上に設けられている。

外気温度を検出するサーミスタ７は冷蔵庫外で外気に接
する箇所１例えば冷蔵庫の天板上に設けられている。

温度調節装置１は庫内温度が上がるとオンとなり、電源
２０からの電力はファンモータ２及び圧縮機３に供給さ
れ冷却運転にはいる。庫内温度が低下すると温度調節装
置１はオフとなり、冷却運転は停止する。これを縄り返
して庫内温度は設定された温度に維持される。冷却運転
の際、冷風は冷凍室３０に吹き出すので冷凍室３０は最
も低温となり、冷蔵室４０は冷却が制御されて冷凍室３
０の温度よりは高い温度であり、緩冷蔵室５０はこの冷
蔵室４０よりも高い温度に維持される。

ところが外気温度が低くなると、冷蔵庫内の緩冷蔵室５
０さらに冷蔵室・ｌＯの温度が、前述の理由によって、
低くなり過ぎて不具合となる。そこで、その区画にヒー
タ１３を設けて、外気温度が低温となったとき通電して
加熱してやり、庫内温度を所望温度に維持しようとする
ものである。

次に、この実施例の加熱制御動作について説明する。第
１ＵＡにおいて、トライアックの制御基板６は、冷蔵庫
の外の温度を検出するサーミスタ７からの検出信号によ
って外気温度を知る。外気温度が設定温度以−Ｅであれ
ば、制御基板６からトライアック５ヘパルスは送られず
、トライアック５はオフの状態でありヒータ１３に電流
は流れない。

外気温度が所望温度より低い設定温度以Ｆであれば、ｆ
Ｉ１１御基板６からトライアック５ヘパルスが送られ、
このパルスがトライアック５のゲートに入ると、トライ
アック５は導通状態となりヒータ１３を通って電流が流
れる。サーミスタ７が検知した外気温度が設定温度より
あまり低くない場合は、制御基板６からトライア−７り
５へ送られるパルスの幅は小さく、第２Ｂ図に示すよう
に、通電角は小さくトライアック５が導通している時間
は短いので、ヒータ１３を流れる電流の総量は小さく発
熱量も小さい。サーミスタ７が検知した外気温度が設定
温度よりもかなり低い場合は、制御基板６からトライア
ック５へ送られるパルスの幅は大きくなり、第２Ａ図に
示すように、通電角は大きくトライアック５が導通して
いる時間は長くなり、ヒータ１３を流れる電流のｉ量は
大きくなり、発熱量も大きくなる。

このような加熱制御動作によって、緩冷蔵室５０は、外
気温度に応じて連続的に変化するように調整された電流
が従来以上の加熱容量のヒータ１３に流れて加熱される
ので、第４図に実線で示すように、外気温度が低下して
も所望温度に近いほぼ一定の温度が維持される。なお、
冷蔵室４０もこの影響で適温を保持する効果が得られる
。

なお、加熱調整手段としては、トライアックシステムを
用いることについて説明したが、検出した外気温度の信
号によって可変抵抗器のアームを駆動させ、加熱電流を
連続して変化するように調整する手段もある。

［発明の効果］　　− 以、Ｌのように、この発明によれば、外気温度に応じて
ヒータの通電量、すなわち加熱量が連続的に変化するの
で、過不足なく加熱することができ庫内温度を常に所望
の温度からあまり外れない温度に維持することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１［；６乃至第４図はこの発明の一実施例による冷蔵
庫の加熱装置を示し、第１図は電気回路図、第２Ａ図、
第２Ｂ図は第１図に示す電気回路の電流波形図、第３図
は冷蔵庫の側面断面図、第４図は庫内温度の線図、第５
図は従来例による庫内温度のｌｌ［２ｉｌ、第６図は従
来例による加熱装置の電気回路図である。 図において、４．１１．１３はヒータ、５はトライアッ
ク、６は制御基板、７は外気温度検出サーミスタである
。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外気温度検知手段とヒータとを備え、外気温度が
   低いときにヒータに通電して加熱する冷蔵庫の加熱装置
   において、外気温度に応じて加熱量を連続的に変化させ
   て庫内の温度変化をおさえる加熱調整手段を備えたこと
   を特徴とする冷蔵庫の加熱装置。
2. （２）前記加熱調整手段は外気温度によってヒータへの
   通電角を変化させるトライアックシステムである特許請
   求の範囲第１項記載の冷蔵庫の加熱装置。